2022年12月から始まった、JR東日本によるサービス『どこかにビューーン!』をご存知でしょうか。JREポイントを6000ポイント利用して、おすすめの4つの駅のうち、どこか1駅へお得に旅行できるというサービスです。JREポイントはJR東日本が提供するポイントサービスで、鉄道利用やSuica決済、駅ビルでの買い物などでポイントが貯まります。1ポイントが1円相当のため、このサービスを利用すると、6千円相当で新幹線指定席を往復利用できるとのこと。気になった筆者は、早速このサービスを利用して1泊2日の旅行をしてみました!『どこかにビューーン!』の利用方法JR東日本のウェブサイトにアクセスすると、『どこかにビューーン!』の申し込みができます。まず、発着駅と人数、行きと帰りの新幹線の乗車日、時間帯を設定。発着駅として選択できるのは、東京駅、上野駅、大宮駅の3駅。設定すると、ランダムで選ばれた4駅が行き先として表示されます。「すでに行ったことがある駅ばかりだった…」など、選ばれた4駅がしっくりこなければ、再検索をして駅を選び直すことも可能です。筆者も何度か再検索を繰り返した後、白石蔵王駅、赤湯駅、新潟駅、新青森駅の4駅で申込みをしました。この4駅のうち、どこか1駅が今回の旅の目的地になります。『どこかにビューーン!』で、ドキドキの旅行先が決定!申し込みの2日後に、行き先決定のメールが届きました。ドキドキの旅行先は…新潟駅!行き先決定ページでは、その地域の観光情報も確認できました。今回は親子2人で初めての雪国。観光するよりも、ホテルでゆっくりする旅行にしたいと思っていました。悩んだ結果、4つ手前の駅である越後湯沢駅のホテルを利用することに。『どこかにビューーン!』の乗車券は、途中乗車と下車もできるので、とても助かりました。旅行に行った感想は…万全の準備をして旅行当日を迎えましたが、当日は10年に一度といわれる大寒波の日。新幹線が遅延するトラブルもあって、定刻より40分遅れで越後湯沢駅に到着しました。この日は風が強く、気軽に外を歩けるような天気ではなかったため、『CoCoLo湯沢』という駅直結の商業施設内で、ホテルの送迎バスが来るまでの時間を楽しむことに。まずは、羽釜で炊いた南魚沼しおざわ産コシヒカリを贅沢に1合使用した『爆弾おにぎり』で有名な『雪ん洞』に直行!筆者は写真の塩おにぎりを購入しました。お米はつやつや!塩がお米の甘みを引き立てていて、とてもおいしかったです。続いては、『清酒八海山』を作る酒造の甘酒をたっぷり使ったアイスクリームやドリンクメニューが人気の『糀らって』で『糀ソフトクリーム』を食べました。ほんのりと糀を感じられる濃厚なソフトクリームで、濃厚だけど優しい甘さにスプーンが止まりませんでした。その後、送迎バスに乗りホテルに到着すると、そこには一面の雪景色が!この写真を撮影したのは3階の部屋でしたが、まるで1階の部屋にいるかのように思えるほど、雪が高く積もっています。翌日は天気もよく、子供と雪遊びをして冬の新潟を十分に満喫!新潟県に行ったことがなかった筆者でしたが『どこかにビューーン!』の旅を通じて新潟県を知り、おいしい食事や見たことのない景色を経験することができて、とても充実した旅程を過ごすことができました。気になるお得感を検証!『どこかにビューーン!』で利用できる座席は新幹線の指定席です。今回は東京駅を出発駅として、料金を計算してみました。当初の行き先である新潟駅までは往復2万1520円、越後湯沢駅までは往復1万3580円です。今回は6千円相当で目的地まで行けたので、半額以上もお得に旅行ができました。交通費を節約できたぶんは観光や買い物、宿泊先のランクアップに回してもいいですね。今回は1泊2日で利用しましたが、『どこかにビューーン!』チケットの旅行期間は乗車日含めて7日間のため、日帰り利用や最長6泊7日の旅行を計画することも可能!気になった人は、ポイントを貯めて利用してみてはいかがでしょうか。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2023年03月10日~2月22日(水)相鉄本線 横浜駅にてサービス開始!~○JREベビーカーシェアリング有限責任事業組合(組合員:東日本旅客鉄道㈱、㈱ジェイアール東日本企画)は、子育て世帯が子供たちと気軽に外出できる社会の実現を目的として、外出先でも便利に利用できる、予約可能なベビーカーレンタルサービス「ベビカル」を展開しています。○今回、相模鉄道㈱と連携し、2月22日(水)より、相鉄本線 横浜駅でサービスを開始します。○首都圏を中心に累計115箇所での展開となり、今後も子育て世帯の方々がより気軽に外出できる環境づくりを目指して、拠点拡大およびサービスの拡充を図って参ります。1.概要2.設置場所相鉄本線 横浜駅1階改札内コンコース3.ベビーカーについてCombi 施設用ベビーカーSC51対象月齢:1カ月~48カ月頃 (体重18kg以下)4.ベビカルのご利用方法【ベビカルステーション(無人)】■相鉄グループの子育て世代に向けた、外出促進に関する取組みについて○相鉄線の各駅では、ベビーカーや車いすをご利用されるお客さまがより快適にご利用できるよう、エレベーターを整備しています。○相鉄線の車両の一部には、ベビーカーや車いすのための「フリースペース」などを導入しています。○一部の駅を除く各駅には、子育て中の方にも安心して使っていただけるよう、横幅を広くとり、小さなお子さまと並んで座っていただけるベンチを設置しています。○相鉄グループが提供する「相鉄Styleアプリ」内の「相鉄Navi」では、相鉄線と相鉄バスを組み合わせた経路検索が可能です。相鉄線のリアルタイム運行情報を基に、電車の遅れが検索結果に反映される他、階段などに近い車両の表示、エレベーターの利用を踏まえたルート案内、タクシー配車アプリとの連携などの便利な機能によって、相鉄線沿線での移動をナビゲートします。※WEBサイト: 親子で座れるベンチ ゆめが丘駅■ベビカルについて「もっと気軽に子供と外出できる社会を!」をコンセプトに、子育て世帯が子供と気軽に外出できる社会の実現を目的とした、外出先でも便利に利用できる予約可能なベビーカーのレンタルサービスです。観光や旅行の際はもちろん、お買い物やランチなど短時間でも気軽にご利用いただけます。※WEBサイト: ベビカルでは、ご一緒に子育て世帯の移動をサポートいただける新規ベビカルステーション(有人貸出)を募集しています。観光案内所、ホテル受付、手荷物預かり所など、ご一緒にサポートいただける有人貸出場所を募集しています。店舗の係員さまにご対応いただく有人貸出であれば、初期・ランニング費用なく導入いただけます。ご希望の方は、お問合せフォーム「ベビカル導入について」 からお問い合わせください。リリース@ベビーカーレンタルサービス「ベビカル」相鉄線の駅に初導入!.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月16日最近、買い物などでもらえる「ポイント」を利用する「ポイント投資」が注目されている。そんなポイント投資について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。■一見お得なポイント利息。使い勝手は?ポイント投資は2種類あります。ひとつは、ポイントを現金化し、本物の投資信託などを購入する「ポイント投資」。証券口座の開設が必要ですが、現金を使わずに投資商品が購入でき、それらを売却すれば現金が手に入ります。もうひとつは、投資信託などの値動きに合わせてポイントが増減する「ポイント運用」。いくら増えてもポイントのまま現金化はできませんが、口座開設などが不要で気軽に始められます。こうしたポイントによる投資は、楽天ポイントやTポイント、dポイント、LINEポイント、Pontaポイントなどで行えます。ポイント投資のメリットは、原資がポイントですから、たとえ減ってもふところが痛まないことです。投資に興味はあってもお金が減るのはイヤという方も、ノーリスクで練習できるでしょう。さらに、10月から楽天が「楽天ポイント利息」を始めました。銀行預金のように、手持ちのポイントを100ポイント以上1ポイント単位で預けられ、預入れ期間に応じて利息が付くというものです。利息は年0.108%(月0.009%)と、大手銀行の普通預金金利0.001%と比べると100倍以上。ポイントによる投資と違い、決して減ることがないのは安心です。ただポイント還元率が1%だとしても、1万ポイント貯めるためには100万円分買い物しないといけません。ためた1万ポイントを預けても、1カ月間の利息はわずか0.9ポイント。加えて、毎月付与されるポイント利息は1ポイント単位で、端数は翌月に繰り越されるのがルールです。つまり、1万ポイント預けても1カ月目の利息付与はゼロ。2カ月目で1.8ポイントになると、1ポイントが付与され0.8ポイントが繰り越しといった具合です。元になるポイントが大きくないと利率が多少よくても、どんどん増えるというものではないでしょう。ポイントはいまや、お金にとても近い存在です。失効させるのはお金を捨てるようなもの。ポイント利息に預ければ失効の心配はありませんが、それよりも忘れないうちに使うほうがよいのでは。ほかにも失効間近なポイントがないか確認して、今年のポイントは今年のうちに使ってしまいましょう。また、ポイントをためるための買い物にも注意してください。「ポイント〇倍セール」などにあおられ、必要のない買い物をするのは本末転倒です。どうためるかより、たまったポイントをどう無駄なく使うかが大切です。ポイントといえば、政府はマイナンバーカードとキャッシュレス決済や健康保険証、銀行口座とひもづけた方に、マイナポイントの最大2万ポイント付与を閣議決定しました(11月19日)。血税を使っての施策ですから、本当にコロナ禍での経済対策となるのか、議論の行方を見守りたいと思います。
2021年12月17日赤ちゃんのおむつ替えの回数がこんなに多いと思わなかった! 赤ちゃんのお世話をするにつれ、こんな感想を抱く人は多いのではないでしょうか? おむつ替えといっても、おしりふきで拭いて、おむつを新しいものに替えて、汚れたおむつは処分して…と、けっこう手間がかかるものです。さらに、家計的にもおむつ代がかさみ、出産前に予想していた以上に大きな出費となっているという方も多いのではないでしょうか。しかしパンパースなら、おむつを使えば使うほどお得になる仕組みがあるんです! それが、「すくすくギフトポイントプログラム」です。■パンパースはポイントが貯まる!「すくすくギフトポイントプログラム」パンパースの商品には、QRコードと英数字コードが書かれたシールが貼ってあるのにお気づきでしょうか? このシールに書かれているコードを登録することでポイントが貯まります。この貯まったポイントに応じて子育てに役立つグッズやおもちゃ、クーポンやテーマパークのチケットなどに交換できるお得なプログラムなんです。■ポイントを貯める方法3ステップポイントは簡単に貯めることができます!会員登録&専用アプリをダウンロードポイントを貯めるには、まず会員登録が必要です。パンパースのウェブサイトか、もしくは専用アプリをダウンロードした後に名前やメールアドレスなどの登録に必要な情報を入力してアカウントを作ります。アプリはiOS、Androidの両方にあり、無料でダウンロードできますよ。パッケージの内側にあるシールを探すパッケージの内側に貼ってあるQRコードと英数字コードが書かれたシールを探してみてください。初めて探すときはわかりにくいかもしれませんが、パッケージの持ち手の裏あたりにあります。QRコードをアプリで読み取るだけ! 直接入力もOKポイントの登録はアプリが簡単でおすすめです。シールに書かれたQRコードをアプリ内のカメラ機能で読み取るだけでポイントの登録が完了しちゃうんです!そのほか、パンパースのサイト上部「すくすくギフトポイントプログラム」にある「コードの入力」ページから、英数字コードを直接入力しても登録できるので、スマートフォンを持っていない場合でも、しっかりポイントを貯めることができます。■ポイントはどれくらい貯まるの? 対象商品別ポイント一覧と試算▼商品によってもらえるポイントは異なる!対象商品は、「肌へのいちばん」「さらさらケア」(それぞれテープタイプ、パンツタイプ)、「卒業パンツ」です。またパッケージサイズには、「肌へのいちばん」「さらさらケア」それぞれに、スーパージャンボ、ウルトラジャンボがあります。商品とパッケージサイズによってポイントが異なります。なお、市販品のおしりふきや新生児用小さめおむつにはポイントシールがついていないのでご注意を。もらえるポイントは下記の通りです。「肌へのいちばん」(テープタイプ、パンツタイプともに)スーパージャンボ……120ポイントウルトラジャンボ……150ポイント「さらさらケア」(テープタイプ、パンツタイプともに)スーパージャンボ……80ポイントウルトラジャンボ……110ポイント「卒業パンツ」……160ポイント※おむつのサイズは問いません。アプリの初回ログイン時は150ポイント、初めてコードを登録するときは200ポイントのボーナスポイントが加算されます。ちなみに初回ログインでは、登録したメールアドレス宛に子ども専門写真館「スタジオアリス」のクーポンも届くんです。▼1年・3年パンパースを買うとどれくらい貯まる?月齢・年齢はもちろん、体調や個人差もあるので赤ちゃんが使うおむつの数はまちまちです。仮におむつを「肌へのいちばん」パンツタイプLサイズとして、1日6枚使うとすれば、1ヶ月(30日)で約180枚消費することとなります。「肌へのいちばん」パンツタイプLサイズのウルトラジャンボの枚数は46枚なので、1ヶ月で約4袋購入する計算です。この条件で試算してみると、1ヶ月にもらえるポイントは、150ポイント×4袋=600ポイント 1年間でもらえるポイントは、単純計算で12ヶ月をかけて、600ポイント×12ヶ月=7,200ポイント3年使い続けるなら、7,200ポイント×3年=21,600ポイントとなります。ほかに「ポイント2倍キャンペーン」やおむつの箱買いでもらえるポイントもあるので、得られるポイントはこの試算より多いかもしれません。▼ポイントの有効期限は?ポイントコードには有効期限がありません。購入後しばらくしてからコードを登録することも可能です。ただし、所有ポイントには有効期限があります。コードの入力やギフトとの交換を18ヶ月以上行っていない場合、その時点で保有しているすべてのポイントが失効となってしまうので注意しましょう。▼ステータスによってポイント加算に違いも!もうひとつ、「すくすくギフトポイントプログラム」には貯めたポイント数に応じてアップしていく、「ステータス」があります。実はこれ、パンパースのおむつを使えば使うほどポイントが貯まりやすくなるお得なシステムなんです!1月から12月までの1年間に貯めたポイントが700ポイント以上の場合はブロンズ、2,000ポイント以上はシルバー、3,000ポイント以上ではゴールドというようにランクアップしていきます。そして、初めてステータスが上がった場合には「ステータスアップポイント」としてボーナスポイントが! さらに、ゴールドステータスの人がコードを入力すると毎回10%、シルバーステータスの人は毎回5%のボーナスポイントが加算されるという特典があるんです!ちなみに、ポイントをギフトに交換してもステータスは変わりませんが、1月1日時点の保有ポイントでステータスの見直しがなされます。■ポイントは何と交換できるの?ポイントと交換できる、肝心のギフトにはどんな品が用意されているのでしょうか。一例をご紹介します。クーポン/商品券写真のネットプリント(200ポイント~)、コンビの公式オンラインショップ用クーポン(2,250ポイント~)、富士サファリパークのチケット(25,500ポイント)など育児グッズパンパースオリジナルの抱っこひもカバー(2,000ポイント)、おむつ替えシート(3,500ポイント)、ミキハウスのベビーマグセット(6,300ポイント)おもちゃボーネルンドのベビーシロフォン(13,450ポイント)、ボーネルンドのオリジナル積み木(17,400ポイント)など知育絵本ナビ 名作絵本読み放題andムービー見放題サービス(3,600ポイント~)、学研のワーク3冊セット(4,450ポイント)など抽選パンパース半年分(200ポイント)、ゴールドステータス限定で応募できるDayson空気清浄機(5ポイント)などが抽選で毎月数名に高ポイントのギフトを狙ってポイントを貯めるのも楽しいですし、少ないポイントで交換できるギフトをちょこちょこ申し込むのも、お得感があっておすすめです。ちなみに、ギフト交換を申し込んだ後に変更やキャンセルはできないので、じっくり選んで間違いのないように申し込んでくださいね。■時期によってはポイント2倍キャンペーンがあることも!実は、不定期で「ポイント2倍キャンペーン」が行われています。このキャンペーン期間を有効活用することで、ポイントを効率よく貯めることができるんです!というのも、コードは購入後すぐに登録しなくてもいいので、このポイント2倍キャンペーン中に登録するほうがだんぜんお得なんです。ただし、キャンペーンによっては、「〇枚まで」などと条件がある場合があるので、登録条件をしっかりチェックしておきましょう。お得なキャンペーンの開催日程はウェブサイトやアプリでお知らせがあるので、時々チェックしてみてくださいね。■店舗限定ボーナスポイントもチェック!赤ちゃんがいるとこまめにお買い物に行けないことも多く、おむつは箱で買うという方も多いのではないでしょうか。トイザらスや赤ちゃん本舗など一部店舗では、箱にボーナスポイント300ポイントまたは500ポイントがついています。まとめ買いはポイントが稼げそうなので、要チェックですね。■まとめ赤ちゃんのおむつ替えは毎日のことで、地味にストレスが溜まります。しかし大変なおむつ替えにも、こんなごほうびがあると思うと、少しばかり苦労が報われた気持ちになれますね。パンパースを使っていたのに、いままで「すくすくギフトポイントプログラム」を利用したことがなかったという人でも遅くはありません! ためしにアプリをダウンロードしてみてはいかがでしょうか?※2018年8月時点の情報です。<参考サイト> Pampers|すくすくギフトポイントプログラム iOSアプリ「すくすくギフトポイントプログラム」 Androidアプリ「パンパース:すくすくポイントで、赤ちゃんとママパパへのギフトをもらおう!」 <関連記事>▼おむつの中の湿度も上昇中!「赤ちゃんのお尻かぶれ」のホームケア
2018年08月24日●駅ビル単位で存在していたポイントを一本化東日本旅客鉄道(JR東日本)はアトレやボックスヒル取手といった駅ビルが各自で展開していたポイントサービスを統合し、新たに「JREポイント」を立ち上げた。同社グループには24種類ものポイントが存在していたが、それらを一本化する方向に舵を切った格好だ。共通ポイントへの集約が進むなか、あえて独自のポイント経済圏を形成しようとするJR東日本の狙いとは。○Suicaポイントも統合JR東日本は首都圏の駅ビルが個別に発行していたポイントを統合し、JREポイントとして運用を開始した。今後はJREポイントの加盟店を順次拡大していく。将来的にはSuicaを買い物で利用した際に溜まる「Suicaポイント」や、JR東日本子会社が発行するクレジットカード「ビューカード」の利用で溜まる「ビューサンクスポイント」といったポイントもJREポイントに統合する予定だ。加盟店で買い物する際にポイントカードを提示するとJREポイントが溜まる。付与率は100円(税抜き)の買い物につき1ポイント。既存ポイントは商品券に交換して使うのが主流で、実店舗での支払いには使用できなかったが、JREポイントは加盟店で買い物・飲食をする際に1ポイント=1円で使える。鉄道博物館入館券や東京ステーションホテル利用券といった特定の商品券に交換することも可能だ。ポイントがレジで使えるようになるのは便利だが、対象がJR東日本の駅ビルに限られるとすれば、使用シーンも限定的になる。JREポイントの加盟店がJR東日本グループの外に広がっていく可能性はあるのだろうか。●駅ビルのクロスユース促進効果も○あえて加盟店を限定JR東日本の執行役員で事業創造本部部長の松崎哲士郎氏によると、グループ外の企業からJREポイントに加盟したいとのオファーがあった場合は、そのつど検討するという。ポイントの利用は基本的に自社グループ内に限定し、顧客の囲い込みを図っていくのが同社の狙いだ。JR東日本のポイントサービスをサポートする野村総合研究所上級コンサルタントの安岡寛道氏は、自前のポイントサービスを展開して顧客の囲い込みを図るJR東日本の取り組みを「逆張り」という言葉で説明する。共通ポイントの拡がりで「数の争い」(安岡氏)の様相を呈するポイント業界において、自前のポイントを自社グループ内に絞って展開するのは確かに特徴的だ。共通ポイントに参加すればポイント経済圏は広がるが、参加企業が増えることで各社の囲い込む力は相対的に弱まる。JR東日本はポイントサービスを閉じる方向に決断を下した。○ビッグデータをどこまで利用するかは不明ポイントサービスの展開により取得できるビッグデータを、JR東日本はどのように活用するのだろうか。JREポイントの会員規約には市場調査や商品開発といった文言が並んでいる。Suicaの移動情報と駅ビルでのカード利用情報を組み合わせるなど、データの活用方法は広がっていきそうだが、現時点で具体策は聞こえてこない。JREポイントの加盟店が拡大していけば、JR東日本が取得できるデータ量は確実に増えていく見込み。駅ビル間でデータ共有が進めば、テナントや商品の選定にも影響が出てくる可能性がある。○囲い込み以外の狙いはビッグデータの利用については不明な部分も多いが、JR東日本がポイントを統合する狙いは他にもある。ポイントサービスの動向に詳しい「ポイ探」の菊地崇仁代表によると、JREポイントの登場により、JR東日本グループでは駅ビルのクロスユースが増える可能性があるという。例えば蒲田に住んでいる人が品川にJRで通勤しているケースを考えた場合、これまでは品川のアトレと蒲田のグランデュオで2種類のポイントカードが存在したのだが、今後はJREポイントのカード1枚で両駅の駅ビルをカバーできるようになる。JREポイントへの一本化により、加盟店の間では相互の送客効果が見込めるわけだ。複数の駅で共通のポイントが溜まる利便性により、JR東日本の駅ビル事業には一体感が生まれる。集客力にもプラスの効果が見込めそうだ。鉄道利用客にとってみれば、JREポイントは駅ビルを利用する動機付けの1つとなる。ただし、現時点で駅ビルを利用していない顧客が、わざわざカードを作ってまでJREポイントを溜めるようになるかどうかは未知数。あえて共通ポイントの流れに逆行するJR東日本の戦略が試されそうだ。
2016年02月24日●dポイントで注目したいキャリアフリーNTTドコモが12月1日から新たに提供開始したポイントプログラムの「dポイント」。従来からある「ドコモポイント」をリニューアルしたサービスとなるが、注目したいのは、ドコモ契約者ではなくとも、手軽に利用できるキャリアフリーになったことだ。顧客の"囲い込み"を目的としたようにも見えるポイントプログラムだが、dポイントの仕組みとキャリアフリーの意味を考えると、ドコモの別の顔が見えてくる。新サービス「dポイント」の特徴は、ローソンやマクドナルドなどのパートナーと手を組み、「ポイントをためる」「ポイントを使う」範囲を広げたことにある。ドコモではもともと、「競争から協創へ」という方針のもと、従来の顧客獲得競争から外部の企業とのコラボレーションを通じた戦略に転換しており、ポイントプログラムの外部連携を行うdポイントもその方針の一環となるものだ。そのdポイントで注目すべきは、キャリアフリーなこと。dポイントカードを作れば、自分が契約する携帯電話会社がどこでも、dポイントをため、dポイントを使うことができる。サービス開始当初は、ポイント還元率の高い各種キャンペーンが展開され、注目のポイントプログラムとなりそうだ。○かつての狙いは"囲い込み"では、"協創"により、ドコモのポイントプログラムのビジネスモデルは、どう変わるのか。まずは旧ドコモポイントの位置づけについて考えたい。旧ドコモポイントは、顧客の囲い込みを重視した戦略として機能していた。ポイントプログラムを活用して、ドコモとの契約、サービスを継続利用してもらう。これによって、他のキャリアへの流出を防ぐ効果が見込めたわけだ。実際、旧ドコモポイントは、「ポイントをためる」「ポイントを使う」のいずれをとっても、ドコモのサービスを中心とした色彩が濃かった。ドコモのサービスの利用でポイントがたまり、ドコモの機種代金、修理への充当が行えるなど、ざっくりと言えば、ドコモユーザーのためのポイントプログラムだった。仮にドコモがポイント費用を負担してでも、メリットがあるものとなっていた。dポイントでも、旧ドコモポイントの利用者にとって、ポイントの利用先が増えるメリットがあり、一定の囲い込み効果を発揮するが、キャリアフリーになることで、不可解な点も見えてくる。それは、キャリアフリーになった場合、ドコモがポイント費用を負担するのは割にあわなくなることだ。もちろん、ポイントを目当てに、新たなユーザーの獲得の可能性はある。しかし、面倒なMNP(ナンバーポータビリティ)を利用しようとしたり、ドコモのサービスを活用しようとしたりする人がどれだけいるか、という疑問は当然残る。それでもキャリアフリーにするのは、ほかに収益の見込みが立っているからだ。●dポイントで何を狙うか○dポイントの狙いその1:ポイントの販売まずはポイントの販売による収益。ポイントの販売は、全日本空輸のマイレージサービスやCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)のTポイントなど、一部のポイント・マイル提供元が行っているビジネスモデルだ。たとえば、1ポイント1円で使えるポイントがあるとして、そのポイントにわずかな利益を乗せて企業に販売。それによる収益を上げる。ドコモではdポイント加盟店に対して「ポイント発行手数料(仮称)」として、ポイント進呈量に対して、一定の利用率を掛けた手数料を加盟店から徴収する。この手数料がドコモにとっての利益になる。この利用率は、加盟店により異なり、dポイントの利用者数が増えれば増えるほど、ドコモにとって有利な料率を設定できる可能性があるという。つまり、キャリアフリーにして、dポイントの利用者を増やせば、収益アップが見込めるわけだ。○dポイントの狙いその2:購買データの活用二つ目が購買履歴だ。dポイントクラブ規約には、ポイント提供対象サービスの注文内容、利用金額などについてドコモが利用できるとしている。その情報を特定の利用目的、つまり、商品、サービスの案内やサービスの利用実態分析などに活用するとある。ドコモでは、個人情報を特定しない形で、ある一定のエリアの購買情報や利用者の居住エリア、性別などの情報を分析し、アプリケーションやメールなどを活用して、加盟店の商品の品揃えや販促施策などのマーケティングに利用することを検討している。ここでも、キャリアフリーにし、利用者を多くすることで、送客人数を増やすことが可能になる。○dポイントは巨大ビジネスに旧ドコモポイントの保有者は5400万人。この数値はTポイントの利用者数(約5600万人)に匹敵する数値だ。楽天スーパーポイントが約1億人、Pontaが約7200万人と上には上がいるが、ローソン、マクドナルドなどの外部の企業と手を組むことで、ドコモポイント経済圏が新たに誕生するといっても過言ではない。そして、ドコモは旧ドコモポイントの顧客基盤を活かし、新たなdポイントでキャリアフリー化をすすめることで、活用できる情報を増やし、マーケティング能力をパワーアップさせることができる。キャリアフリーに焦点をあて、ビジネスモデルを探ることで、巨大マーケティング企業ドコモの姿が見えてくる。
2015年12月01日JR東日本は7月14日、「グループ経営構想V~限りなき前進~」で掲げる一体感のあるグループ経営を進めるため、JR東日本グループの共通ポイント「JRE POINT(ジェイアールイー・ ポイント)」を開始すると発表した。同サービスでは、加盟店での利用金額100円(税抜き)につき1ポイントたまり、有効期限は利用した日から自動延長で2年間有効となる。ポイントは、加盟店で1ポイント当たり1円として利用できるほか、鉄道関連商品との交換などにも利用可能。ポイントサービスは2016年2月より順次開始される。初めに、アトレ、ボックスヒル、グランデュオ、シャポー、テルミナのポイントを共通化し、その後、他の駅ビルのポイントも共通化する。さらに、ビューカードの決済で貯まるビューサンクスポイントや、Suica電子マネーの決済でポイントが貯まるSuicaポイントとの共通化を目指す。
2015年07月15日JPCERT/CCは10月15日、OracleのJava SE JDKとJREに複数の脆弱性があるとして注意喚起を行なった。これらの脆弱性を攻撃者が悪用した場合、Javaを不正終了させたり、任意のコードをリモートで実行する可能性がある。Oracleはすでに脆弱性を修正した新バージョンをリリースしているため、JPCERT/CCはソフトウェアアップデートを行なうよう呼びかけている。対象となるJava SE JDK/JREの製品バージョンは、7 Update 67とそれ以前、8 Update 20とそれ以前。また、すでにサポートを終了している5、6についても脆弱性の影響を受けるため、インストールされているPCを利用している場合には注意が必要だ。新バージョンは、Java SE JDK/JREの7 Update 71と8 Update 25。なお、7 Update 71については、クリティカルパッチアップデートとして提供されているが、不具合以外のバグを修正した累積パッチ「7 Update 72」が同時に公開されている。
2014年10月15日SBIポイントユニオンはこのほど、「SBIポイント」と東日本旅客鉄道が発行する「Suicaポイント」とのポイント交換提携サービスを開始した。SBIポイントは、同社が運営するポイントサイト「EGサテライト」からSBIグループのさまざまなサービスを利用したり、同社が提携するWebサイトでのショッピングや各種サービス利用にによって貯まるポイント。貯まったポイントは、「SBIポイントパーク」に掲載されている商品との交換や、現金交換、提携する他のサービスとのポイント交換などに使用できる。今回、ポイント交換提携サービスが開始されたとSuicaポイントは、「Suicaポイントクラブ」に登録した「Suica」を使い、Suicaポイント加盟店にて買い物すると貯まるポイント。ポイント交換には、Suicaポイントクラブへの会員登録(無料)と、Suicaポイント口座番号が必要となる。「My Suica(記名式)」「Suica定期券」「EASYモバイルSuica」のみでSuicaポイントクラブに登録している場合は、事前にSuicaポイントクラブにてポイント交換に関する手続きも必要。ポイントの交換は、「EGサテライト」のサービスページにて申し込みが行える。交換レートや交換単位は下記の通り。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月10日