人気デュオ・KinKi Kids(堂本光一、堂本剛)の公式ファンクラブが4月末(30日)をもって閉鎖されることが12日、わかった。ファンクラブ向けのメールで発表され、それぞれが会員サイト「ファミリークラブウェブ」上の公式ブログでも報告している。このほど、光一が個人ファンクラブを発足を発表、24日正午にオープンする。3月末でSMILE-UP.を退社していた堂本剛は.ENDRECHERI.名義でファンクラブを所有している。光一のファンクラブは月末に詳細を発表。5月以降のKinKi Kidsに関する情報については、公式サイト、および各個人ファンクラブにて発表される。閉鎖に伴い4月以降の会員有効期間を保有者は年会費過剰分を月割り算出額にて返金。返金に関する詳細は4月下旬に案内される。メールでは「ファンクラブ発足以来、KinKi Kidsの二人とともに歩んできてくださった会員の皆さまに心より感謝申し上げます。それぞれ個人ファンクラブとなりますが、今後もKinKi Kidsに温かいご声援を賜(たまわ)れますと幸いに存じます」と呼びかけている。
2024年04月12日4月10日、STARTO ENTERTAINMENT社が本格始動した。東京ドームで、初イベント「WE ARE!Let’s get the party STARTO!!」を開催し、ファンへの感謝を伝えた。同日に公式サイトも更新し、所属アーティスト一覧のページが新設され、写真やプロフィールなどの閲覧が可能に。「マネジメント契約、エージェント契約、その両方の要素があるハイブリッド契約など、個人やグループごとに違いますが、HPに載っているということは基本的に“STARTO社と契約”したと考えていいでしょう」(音楽関係者)そんななか、異彩を放っているグループが。KinKi Kidsだ。本格始動をファンとともに祝う同イベントには参加していない。前日に開かれた光一が主演を務めるミュージカル『Endless SHOCK』のゲネプロ前開幕記念会見では、共演しているジュニアを「お前ら東京ドーム行きたいと思ってんだろ!」とからかうと、「俺ら呼ばれてないですもん!(笑)」と返され、光一は「俺も呼ばれてねえもん!」と言い、会場を笑われていた。そんなキンキの事務所ホームページに掲載されている“アーティスト写真”は、手描きと思われる堂本剛(44)、堂本光一(45)のイラストで、靴の部分にはそれぞれのイニシャルの“TとD”、“KとD”という文字が。いったいなにがあったのだろうかーー。「剛さんは個人としては3月末をもって事務所を独立しました。一方の光一さんは、舞台の仕事を通して後輩の指導・育成や演出などに携わってきたことから、『彼らを導かないといけない』という思いがあるそうで、独立には至っていません。光一さん個人のプロフィール写真はHPに掲載されています。そして、キンキとしてどうするかは、双方で権利の問題などを含め、いまだ話し合いを続けている最中だといいます。とはいえ、キンキだけがスタート社のHPに掲載が無いとなると、“4月から完全独立したのか”と、誤解を招く可能性があります。そこで、今回はイラストを使用するという“苦肉の策”に着地したのでしょう」(広告代理店関係者)クセがありつつもほっこりするキンキのイラスト。ツーショットに代わる日はくるのか――。
2024年04月11日4月10日、「STARTO ENTERTAINMENT」が公式サイトを更新し、会社として正式に始動した。代表取締役CEOの福田淳氏は同サイト上で、《STARTOの本格稼働が今日から始まります。ここまでくる過程で、我々は、何のためにここに集まり、何を目指しているのか?を考え続けてきました。そして、やはりその答えは『史上最高のエンターテイメントをつくる』この一言に尽きると思います》と綴るなど、コメントを発表した。サイト更新にともない、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)より使用していた「FAMILY CLUB Official Site」が終了。10日の0時に新サイトが公開され、所属アーティスト一覧のページも更新されていたが、KinKi Kidsのアーティスト画像に“異変”が起きていた。TOKIOやNEWSなど他グループでは本人らの写真が掲載されているなかで、なんとKinKi Kidsのみ、手書き感溢れる素朴なイラストに変わっていたのだ。「KinKi Kids」内の堂本剛(45)・光一(45)のプロフィール写真もイラストに変更。髪が長めで右下を向いているイラストが光一のもので、前髪をあげ正面を向いているイラストが剛のものとなっていた。この斬新なアーティスト写真に、SNSでは驚く声が殺到。《キンキ兄さんプロフィールどした??????》《キンキのプロフィールどうなっちゃってんのよWWW》《やばい、スタトロのアーティスト一覧の写真もキンキだけイラストになってるwww》《キンキのアー写、どっちがどっちかちゃんと分かるくらい特徴捉えてるのウケる》《キンキのアー写で1週間笑えそう》
2024年04月10日「堂本剛さん(44)が3月末をもって、事務所を退所しました。堂本光一さん(45)個人は、STARTO ENTERTAINMENT社と契約し、“残留”する見通しですが、グループ・KinKi Kidsとしては事務所から“完全独立”する方向で現在、動いていると聞いています」(芸能関係者)4月1日に本格始動したSTARTO社。4月10日に東京ドームで、5月29日・30日に京セラドーム大阪で“ファン大感謝祭”が催されるが、キンキは“スケジュールの都合”で出演しないと発表されている。「光一さんの仕事で出演が難しいとわかると事務所側は“事前収録をして、後日行われる配信時に動画で出る”という方法を模索したそうですが、キンキは断ったと聞いています」(前出・芸能関係者)■「新たな景色を皆さんと共に」’23年10月のジャニーズ事務所の将来的な廃業が発表された会見後、光一は会員制サイトのブログで、《これから新たな素晴らしい景色を皆さんと共に見られるよう我々なりに答えを見つけたいと思っております》と綴っていた。これまで、ジュニア内のグループが独立したことはあっても、デビュー組が事務所を離れたことはなく、キンキで実現すれば事務所史上初めてのこととなる。広告代理店関係者は言う。「STARTO社としては、グループや各タレントとの契約内容について、東京ドーム公演がある4月10日前後に公表する意向だといいます。キンキは、ユニット名や楽曲の権利についての話し合いに時間がかかっているそうです」事務所はキンキの独立について本誌に「個別の契約内容等については、コメントを差し控えます」と回答したが、前例のない形に光一がこだわるのには理由が――。「すでに契約を終了している剛さんは、キンキの一員としてもTOKIOのようなエージェント契約ではなく、完全独立を望むスタンスだといいます。一方の光一さんは舞台関係の仕事を通して、後輩と関わる機会が多くあり、刺激を受けたそうです。3月放送の『だれかtoなかい』(フジテレビ系)にゲスト出演した際には、『後輩の演出とかをするようになって、(彼らを)導かないとダメだなと思うようになってきた』と語っていました。今後のためにも“STARTO社との関係を断たないほうがいい”と考えているのだとか」(前出・芸能関係者)光一は’23年10月に発売された『日経エンタテインメント』のインタビューで、“株式会社KinKi Kids”の可能性も示唆していた。“キンキ独立”という秘策が炸裂する――。
2024年04月02日KinKi Kidsの堂本剛が3月31日、ファンクラブ内にあるブログ『Love Fighter』を更新。同日で、SMILE-UP.を退所する剛が心境をつづった。剛は、「昔から何気ない景色のなかにみんなのことを強烈に想う時がたくさんあります」「うまく伝えられないけれどいつも僕の胸の中でみんなを感じていることは明日からも変わらない本当にうまく言えてないけれど伝えたかった今日までもたくさんの愛をありがとう」「文字や言葉だけじゃなく胸の奥を見つめ感じていてください本日も一緒にいます空と心は繋がっています」とメッセージを送っていた。今年2月に剛は退所を報告。KinKi KidsはSMILE-UP.所属のまま、今後も活動を続けていく。剛は、1979年4月10日生まれ、奈良県出身。1995年、ドラマ『金田一少年の事件簿』で主演を務め、以降TBS系ドラマ『to Heart ~恋して死にたい~』、『Summer Snow』などの作品に出演。97年、KinKi Kidsとしてシングル「硝子の少年」、アルバム『A-album』の同時リリースでCDデビュー。02年、ソロシングル「街/溺愛ロジック」をリリースしたのを皮切りに、ENDLICHERI☆ENDLICHERIを筆頭に、数々の音楽ソロ・プロジェクトを立ち上げている。プライベートでは、今年1月11日にアイドルグループ・ももいろクローバーZの百田夏菜子と結婚したことを報告している。
2024年03月31日KinKi Kids(堂本剛、堂本光一)が出演し、2014年10月のスタート以来、およそ9年半にわたって放送されてきた『KinKi Kidsのブンブブーン』(毎週土曜前11:21※関東ローカル)が30日、最終回を迎えた。番組最終回に向けて、16日から3週にわたり「ブンブブーンらしく楽しく締めくくりたい」というテーマで番組ゆかりのゲストと“ゆるゆる運動会”を開催。この日はその「ファイナル」が放送された。剛チームと光一チームに分かれ、様々な競技を対決。コンセプトどおり、ゆるい雰囲気のまま勝負に決着がついたところで番組の締めのトークを迎えた。剛は番組最終回の思いについて「久しぶりに番組に出ていただいた方々に集結していただいてチームを組んで、こんなにゆるい運動会が楽しいものになったというのは、本当に幸せなことですね」と感謝のコメントを述べた。光一は「もう剛くんと同じになってしまいますけど、あーこんなことあったよねなんて振り返って話しながら、こんなゆるい…キャッキャしながらやれたのは非常に楽しい、なんか本当に無駄な時間って素晴らしい(笑)」とコメント。思わず出演者全員が笑顔で「おっと!」「褒めてる?」とツッコむと、「無駄な時間ほど贅沢なものはないのよ!」「それくらい僕としては贅沢な時間をみんなから頂いたなと思います」と弁明していた。続いて剛が「本当にこの番組に色んな方々が携わってくださったので、もちろん感謝の気持ちしかありませんし、全国各地で色んな方とつながれたのは本当に幸せ」「ずっと支えて下さった皆さんに、2人から感謝を申し上げます。ありがとうございました」と伝え、剛と光一が丁寧にあいさつした。番組最後は剛が粋な口調で「それでは皆さん。また、いつか、お会いしましょう!」というセリフとポーズで締めくくった。
2024年03月30日歌手の西川貴教が21日、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」のバラエティ番組『ニシナナステーション』に出演。KinKi KidsやNEWSのライブに訪れたことを明かした。○■NEWSの増田がいて…自身の近況について振り返るなか、西川は「KinKiのライブに行って、終わってから、みんなで『また来年ね』なんて話していたら、そこにNEWSの増田(貴久)がいて。『僕らも今度、20日・21日にドームでライブをやるんで、来てくださいよ』って言われたから、昨日行った」と明かしつつ、「ちょうどNEWSも20周年だったりして。みんなのああいうライブを観るとね、年の暮れを感じたりして……」としみじみ。続けて、「僕らも30周年が近づいてまいりますので、あんな感じで、みんながハッピーな気持ちで周年を祝ってくれるようなライブができたらなと思わせていただきました」と気持ちを新たにし、「今日もNEWSがライブをやってて、盛り上がってる最中じゃないかなと思いますけど。ああやって、友だちのライブを観たりすると、いいもんですね」と感じ入っていた。【編集部MEMO】『ニシナナステーション』は、西川のソロプロジェクト「T.M.Revolution」のデビュー25周年の節目である2021年に開始したライブ配信番組『西川貴教のニシナナLIVE』が配信開始から丸2年を迎え、大幅にリニューアルした番組。西川やゲストタレントとのトークはもちろん、さまざまな企画に挑戦するほか、今年6月に「17LIVE」からデビューしたVライバーガールズユニット・戦国武将「武士来舞(BUSHILIVE)」のメンバーがサブMCを務める。
2023年12月30日KinKi Kidsが年末年始に行う恒例コンサートツアーをドームで開催。ツアータイトルは、最新アルバム『P album』の“P”がキーワードになる『KinKi Kids Concert 2023-2024 Promise Place』。“約束の場所”に集まった5万5千人に愛が溢れる感動のメッセージを届けた12月17日(日)東京ドーム公演の模様をレポートします。ふたりでステージに立っている光景がすべて――。KinKi Kidsが東京ドームで語った25年目からの未来『KinKi Kids Concert 2023-2024 Promise Place』は、KinKi Kids25周年を彩る、ジャンルレスなpiece=音楽が散りばめられたアルバム『P album』を引っ提げたツアー。毎年、年末年始にKinKi Kidsとファンが集う“約束の場所”がドームだ。ふたりの登場を待ちわびた会場に始まりの合図を知らせたのは、軽快に鳴り響く車のクラクション。オープニング曲は、12月27日リリースの最新曲『シュレーディンガー』から。クラシックなオープンカーが次々とステージに現れると、メタリックなグリーンのアメ車に堂本剛さん、眩しく眩いホワイトのアメ車に堂本光一さんが乗って登場する姿は、華々しくゴージャスだ。最初に口を開いた光一さんが、「ブチ上がって参りましょう!」と叫ぶと、声を出して湧き上がる2万5千人。ノスタルジックなサビのフレーズが印象的なシティーポップスで会場の熱気を一気に高めると、オープンカーでアリーナの客席を走行して、ファンの目の前へ。コロナ禍のルールがない久々のステージとあって、「こういう雰囲気が久しぶりなので、ちょっと戸惑っていますけど。でも、ブチ上がってくれていますね、オープニングから」(光一さん)とファンの大歓声に笑顔がこぼれる。ここでオープニングから3曲を共に駆け抜けたオープンカーの話題に。「剛くんさ、これ買っちゃいなよ!?」と、冗談交じりに煽る光一さんに「いや、アメ車が好きやからって、『ああ、いいなぁ』って白菜みたいに買わないですよ?(笑)」とテンポの良い軽快な掛け合いトークを繰り広げるふたり。光一さんの乗ったアメ車は5千万円、ステージに登場したアメ車は全部合わせて3億円すると知らされると、会場から驚きの声が上がる。ちなみに剛さんの車のナンバーは、“244”(つよし)、光一さんは、“51”(こういち)と細かい所まで遊び心たっぷり。ワクワク感が高まるオープンカーの演出が、ショーの始まりをインパクト満点に彩った。続いては、『P album』収録曲から、堂島考平作詞作曲の『X-Day』『BANANA』『アン/ペア』など、アグレッシブな最新ナンバーが続くブロック。20年以上KinKi Kidsの楽曲を生み出し続けている堂島のナンバーには、“らしさ”がありながらも、新しい表情を届けるような視線な驚きもある楽曲たち。26年目からのKinKi Kids最新の姿をふたりが更新していく。最新アルバムの曲を披露した後は、「私まだ、(最新アルバムを)買ってないっていう人?」と光一さんが尋ねると、チラホラ挙手をする会場。「正直、引っかかります(笑)」と剛さん。「ビックリするくらい『はーい!!』って(堂々と返事をする)声が…。いいんです、買うタイミングはそれぞれなんでね」と光一さんのお馴染みのファンイジリが炸裂する場面も。光一さんが会場入りする時、警備員に何年経っても呼び止められる話や光一さんの衣装の“股ゴム”の話など、爆笑のトークショータイムが続く中、前日に気になって眠る前にも思い出したという話を止まらない勢いで語り出した剛さん。「マネージャーと会場を出る時、『ゆっくり休んでください』ってスタッフさんに声をかけられたんで、『ありがとう』と言おうとしたんですよ。なのにマネージャーが僕より早く『ありがとうございます』って言ったから、言いそびれてしまって…。いや、『俺ちゃう?』と思って。(中略)めっちゃ気になったから、『昨日さ、僕がもらった言葉を横取りしたよね?あの言葉は、絶対僕にやったよね?』って(笑)」と、マネージャーに確認をしたそう。光一さんが「いやいや、おふたりへの言葉ですよ」と笑うと、「いや、おふたりでも良かってんけど、そのマネージャーは、僕だけへの言葉みたいな感じの『ありがとうございます』やったんですよ。で、言ってくれたご本人に聞いたら、俺は剛に言ったよっていう話だったんですよ。それの検証ね、30分くらいやってました(笑)」と、些細なことが気になる剛さんの面白近況トークに笑いっぱなしのMCに。「去年はドームで健康診断の話をここでした記憶が…。続いてはバラードを聴いていただきます。バラードの途中で、股ゴムの話や健康診断の話を思い出さないように(笑)」と仕切り直しつつ、笑わせる光一さん。そんな和やかな空気の中、『もう君以外愛せない』へ。美しいピアノの音色が流れると、一瞬でキリリとした雰囲気に豹変するふたり。ピアノアレンジのロマンティックなバラードをまっすぐに歌う姿に引きこまれる。幻想的な世界観を生み出すブルーのレーザー光線が光る中、歌った『銀色 暗号』など、ドラマティックな世界観を紡ぐふたりのハーモニーは言うまでもなく、プレシャスで極上だ。KinKi Kidsの『A album』に収録されていた『kissからはじまるミステリー』(1997年リリース)で懐かしい空気に包まれた会場。「KinKi Kids、一番最初に東京ドームでライブをやったのはいつか覚えてます?」と光一さんが聞くと「覚えてないです!」とキッパリ即答する剛さん。「覚えててくださいよ」と言いつつも、「我々が一番最初にやったのは、デビュー前の日本武道館。あの時、最後の挨拶で『僕はこの瞬間を一生、忘れません』みたいなことを言ってたんですけど、全然覚えてない(笑)」と光一さんも覚えてない様子。そして、初めての東京ドームは、デビュー翌年の1998年だったという話に。コロナ禍を除いて、98年から毎年ずーっとやってきて今日が66回目の公演、1千万人が来場と判明し、拍手に包まれる一幕も。この後、2020年に行ったクリスマス限定配信ライブの際に『フラワー』で共演した花咲徳栄高等学校の吹奏楽部のOB、OG&現役生と『シンデレラ・クリスマス』を披露することに。3年ぶりに顔を合わせる吹奏楽部のメンバーたちがステージに登場すると、「配信の時もそうやったんですけど、昨日もそう。皆さんを見てると、泣けてくるんですよ」と、しみじみ語る光一さんに「純粋な愛、キラキラが体から出まくってるから」と同意する剛さん。すると、「俺にはそれがないって言うこと!?」と突っ込みを入れつつ、キラキラの衣装の生地と照明でみずからのキラキラを補っていると言い放ち、笑わせる光一さん。さらには、吹奏楽部のメンバーの顔ぶれをみつめて、ホルンの青年の肩をポンと叩き、「高校生だったのに…もう21歳? 大人になったねぇ」と声をかける姿もあり、ほっこりした空気に。そして、「素晴らしいご縁の中で、また一緒にやらせていただきます」と曲紹介をして、感動的な『シンデレラ・クリスマス』を。続いてのトークの話題は、KinKi Kids楽曲は、全部で何曲あるか。360曲くらいと判明し、次に冬の活動が多いKinKi Kidsは夏の曲か冬の曲、どちらが多いかという話に。剛さんは、「クイズに出るということは、意外と夏なんじゃないの?」とニヤリ。結果、「これね、冬のほうが多い」(光一さん)と判明。膨大の曲の歌詞をチェックして、夏か冬の曲なのか選定して大変だったという裏話も明かされた。今回のツアーでは、前日のライブでスタッフが味をしめたという日替わり曲コーナーも。この日歌うことになったのは、2011年リリースのアルバム収録曲『さよならのエトランゼ』。リリースした楽曲が多いだけに全部の詞とメロディーを覚えているのは至難の業。突然、曲が流れて歌えるか、ドームでいきなりチャレンジするという罰ゲームのような遊び心たっぷりな企画だ。タイトルが発表されると、「エトランゼって何?(笑)」という光一さん、剛さんは、「健康ランドみたいなこと?」。「この曲知っている人」と会場のファンに挙手を求めると、知らない人が大多数だったため、「じゃあ、自信もってやろう」と気を取り直すふたり。しかし、途中でリズムと音程をとれず、笑ってしまう。歌唱後、「うわ、大事故や!」と、思わずしゃがみこむ光一さん。「これは難しかったなぁ」とお手上げ状態という展開に。後半は、KinKi Kidsの愛されてきた名曲ブロックが『愛のかたまり』からスタート。眩しいほど真っ白な照明が照らされるとリフトアップステージにブルーの衣装を着たふたりが登場。会場のペンライトも待ち構えていたかのように激しく揺れる。どんどん会場の温度が加速していく中、『スワンソング』では、久しぶりにふたりで踊る姿が…!ヘッドフォンをしながら踊る剛さんのパフォーマンスに感動に包まれる会場。『愛されるより 愛したい』では、切れ味たっぷりな光一さんのダンスとゆるさと強さが共存する剛さんのダンスが一緒に見られる光景にドームはこの日最高潮の盛り上がりに。今に辿り着くまでの歩みに思いを馳せながら見つめるファンの熱気と大きな喜びの感情が会場中に溢れるのが伝わってきた瞬間だ。ラストソングは『フラワー』。皆で一体となってハミングをして、花のような笑顔が会場に咲き誇る。愛という名の花を今年もドームで咲かせてくれたKinKi Kids。「どうもありがとう」と手を振るふたりに割れんばかりの拍手が贈られる。アンコールで登場した光一さんは、日替わり曲をアンコールしてきたファンの勢いを振り返り、「さっきの方が、息が合っていたから、もう一回、オープニングからやり直す?料金2倍で!(笑)」とドSな表情でジョークを飛ばす、絶好調ぶり。「オープニングではダンスでは見せなかったですが、『シュレーディンガー』は、振付もありますので、皆様に完全体でお見せしようと思います」(光一さん)と、アンコールへ。切なくヒリヒリする運命の関係を歌うパフォーマンスは胸が高鳴る色っぽさ。完全体の新曲披露に酔いしれる。そして、アンコールを3曲披露した後、今の想いをファンに向けて愛情たっぷりに語ったふたり。「我々としましては、こうしてまた今年もこのドームのステージに立てることを本当に嬉しく思っております。 今、ちょっと不安に思うこともある時期かと思いますが、こうやってふたりでステージに立っていること、今、この光景がもうすべてだと思ってください。これからも、皆さんとの時間っていうのを、1ページ、1ページを、また刻めたらいいなという風に思っております」と胸張る光一さん。剛さんは、「本当に皆さんとこうして一緒にいる時間をどうすれば繋ぐことができるのか…。本当に毎日、一生懸命頑張ります」と声を震わせながら宣言。「そして、強い気持ちの中で…」と言葉を紡ごうとした途中で後ろを向き、込み上げてくる強い感情を落ち着かせようとする。そして、目を潤ませ、言葉を詰まらせながら続けたのは、「皆さんと一緒に美しい未来へ行けたら」という熱い想い――。25年から先の未来もファンと共に歩む未来を思い描いているふたり。“Promise place”というタイトルにふさわしい、愛たっぷりに未来を約束した感動のステージとなった。写真・くさかべまき、取材、文・福田恵子
2023年12月22日12月17日に行われた『KinKi Kids Concert 2023-2024 Promise Place』は、2人にとってなんと66回目となる東京ドーム公演!彼らの26年の歴史とファンへの思いがつまった公演の様子を徹底レポートします。開演時間を迎えると、会場に響き渡る大きなエンジン音。すると、ステージ上に何台ものオープンカーが登場した。中央の2台に乗り込んでいたのは、KinKi Kidsの堂本剛(44)と堂本光一(44)。さっそく、新曲の『シュレーディンガー』をハイテンションに歌い上げると、車に乗ったままアリーナへ降りていく。通路を周回しながら後方ステージに向かうのだが、観客と目線の高さがほぼ同じで、さらに距離もかなり近い!いつもファンサービスが丁寧な剛はもちろん、ふだんはクールな光一も手を振っていて、ファンの興奮が伝わってきた。後方ステージに到着すると、KinKi Kidsのコンサートでは恒例の曲の合間に何度も差し込まれるショートMCタイムへ。さっそくオープンカーの話題になったのだが、購入するとなんと総額3億円もするのだとか。光一が「剛くん、買っちゃえばこれ?」と振ると、剛が「すごい好きやな、僕に物を買わすのが」と返し、2人ならではのゆるい空気感に思わず笑みがこぼれた。オープニングから一気にぶち上がったテンションで進むステージも、『Before Dawn』で空気が一変。『Through the night』や『アン/ペア』といった、切ない大人の恋愛ソングが続く。その後のメインMCタイムでは、光一の「股ゴム話」や剛の「マネージャーの勘違い話」など、漫才のような時間が続く。最後の話題はまさかの「検尿」だったのだが、続く『もう君以外愛せない』では、歌い出しからガラッと感動的な雰囲気に。MCタイムとは別人のように、しっとりとバラードを歌い上げるのは、さすがとしか言いようがない。『銀色 暗号』や『硝子の少年』といった名曲が続くなか、この季節にぴったりな『シンデレラ・クリスマス』を2020年の配信コンサートで共演した吹奏楽部のOB、OG、現役生たちとともに披露。光一いわく、彼らのような若者の姿を見ていると「なんか泣けてくる」とのこと。ダンサーも大勢登場し、クリスマスらしい豪華で温かいステージだった。また、この日1番の爆笑をさらったのが、日替わり曲のコーナー。スタッフがKinKi Kidsには秘密で選んだ楽曲をステージ上で発表。2人が、すぐに歌えるかどうかをチャレンジするという内容だ。この日、選ばれたのは『K album』に収録されていた『さよならエトランゼ』。発表された瞬間から、光一は「エトランゼって何?」と混乱、剛は「健康ランドみたいなこと?」と答えるなど、不安たっぷり。結果は、2人が「これは大事故や……」とうなだれるほど散々たるものだったが、観客からは笑いと拍手が巻き起こっていた。続く『世界中にI LOVE YOU』は、剛が「令和昭和ポップを目指して、アイドルらしく振り切った」と作詞した新曲。曲中で会場中が同じ振りで盛り上がるシーンもあり、どんどん一体感が高まっていく。そして『愛のかたまり』から、いよいよクライマックスに突入。『スワンソング』や『やめないで,PURE』など過去の名曲は、2人が当時の振り付けでダンスする場面も。ラストは『フラワー』を会場中で合唱し、まさに「大団円」といえる終幕だった。しかし、楽しい時間はまだ終わらない!観客のアンコールに答えるかたちで、スタンドマイクを持った2人が再び登場。新曲の『シュレーディンガー』を再度披露すると、トロッコに乗り込み、東京ドームを一周。『Amazing Love』を歌い上げ、最高潮の盛り上がりのなか、終幕を迎えた。そして2人からの最後の挨拶。昨今の複雑な状況にも触れ、こんなコメントを残してくれた。光一「今ちょっと不安に思うこともある日々かと思いますけど、こうして2人でステージに立っていること、この光景がすべてだと思ってください。これからもみなさんとの時間を、1ステージ1ステージ、大切にしていきます」剛「みなさんと一緒にいられる時間を、どうしたらつなぐことができるか。毎日、一生懸命考えています。みなさんと一緒に美しい未来に行けたらなと思っています」剛はコメントの途中に一瞬、涙で言葉をつまらせてしまったのだが、そんな姿を「俺もそういう風にすればよかった(笑)」と光一が茶化す。2人は、彼ららしい明るく朗らかな雰囲気のままステージをあとにした。今回の公演を通して感じたのは、東京ドームという大きな会場でありながら、まるで小さなライブハウスのような一体感とアットホーム感。これは、KinKi Kidsとそのファンだけにしかできない、絆の証なのではないだろうか。
2023年12月21日Go!Go!kidsの羽村仁成が29日、都内で開催中の「第36回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われた映画『ゴールド・ボーイ』(2024年春公開)の舞台挨拶に、星乃あんな、前出燿志、金子修介監督らとともに登壇した。「ガラ・セレクション」部門に選出された本作は、中国のベストセラー作家・紫金陳(ズー・ジェンチン)の小説『坏小孩(The Gone Child)』の実写化作で、殺人犯と少年たちの心理戦を描く。岡田将生が主人公・東昇役で狂気あふれる殺人犯を怪演。作品の鍵を握る少年たち役で羽村仁成、星乃あんな、前出燿志が出演する。羽村は「岡田さんと僕たち3人が心理戦を繰り広げる映画なんですけど、岡田さんと共演するシーンが非常に多くて、岡田さんからたくさんのことを学ばせていただいて、岡田さんと共演できたことが本当にすごくうれしかったです」と笑顔でコメント。23日に行われたレッドカーペットに参加した感想を聞かれると、「最初すごく緊張していたんですけど、すごく楽しくて、いい経験になったなと思いました」と振り返った。星乃は「映画の撮影が初めてだったのですが、初めての映画でレッドカーペットを歩くことができてとてもうれしく思っています」とにっこり。「撮影期間も初めてのことがたくさんあって勉強になることがいっぱいあったなと思います」と感想を述べた。前出は「レッドカーペットではとても緊張していたんですけど、皆さんが『絶対見に行くね』って応援してくださったおかげで緊張がほぐれていって、最後まで楽しく歩くことができました。ありがとうございます」と感謝。また、「主演の岡田将生さんは作中でとても美しく尊いです。存分に将生さんに惚れちゃっていただければと思います」とアピールした。
2023年10月29日Go!Go!kidsの羽村仁成が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。「ガラ・セレクション」部門に出品された映画『ゴールド・ボーイ』に出演している羽村は、星乃あんな、前出燿志、金子修介監督らとともにレッドカーペットに登場。赤いシャツが華やかなスーツ姿を披露し、フォトセッションではカメラに向かって笑顔で手を振っていた。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』の初日前会見が8日に都内で行われ、堂本光一が登場した。○堂本光一「何よりも被害に遭われた方が救われなきゃいけない」故ジャニー喜多川元社長による性加害問題について、堂本は「葛藤はありました。自分のWebではファンの皆さんにはお伝えしたりはしているんですけけど、自分の知っている彼と違ったりする部分もあったりはするんですよね。ですけど、認めなきゃいけないのだろうなと思いますし、何よりも被害に遭われた方が救われなきゃいけないと思っていますので、自分もこれまでのことで改めなきゃいけない部分は改めて、自分の中にあるエンターテインメントをどう育てていけるのかを今後、行動を持って示していかないといけないと思います」と語る。堂本自身も「いろんなことを報道やテレビで知ることもあったりするんですよね。それを見た時に『なんなんだこれは』と思うこともあったり。被害者の方の言葉を見たり聞いたりすると、『なんてことが起きてたんだ』と言葉を失うようなことが起きています」と心境を吐露。今後の体制について「まだ明言できない状態」としつつ、「自分たちとしては30年以上ファンの皆さんと歩んできたものがありますので、ファンの皆さんが1番大事だと思っていますし、ファンの皆さんも応援することだけで誹謗中傷を受けたりするパターンもあると思うんです。ファンの皆さんも救われなければいかないと思いますし、そのためには自分たちが活動をもって示していかないといけない。(堂本)剛くんと一緒に話し合いもしなきゃいけないですしね。一歩ずつ進んでいかなければいけないと思っています」と考えを示した。今後の契約問題について聞かれると、「すごく難しい問題」と苦笑しつつ、「KinKi Kidsは音楽を中心にやってきたグループでもあるので、それの権利がどういう形になってしまうかとか、そういった説明もまだ聞いていないんです。ですからその辺がポイントになってくるのかなと思ってます」とポイントも。さらに「剛くんと1度話した時は、『名前を変えなきゃいけないグループもいるよね』という時に、『KinKi Kidsも変えてもいいんじゃないか』というところまで出ました。だけど音楽活動をしているグループとしては我々が1番上になっているので、我々が変えてしまうと、その下の『そこまで考えなくてもいいのに』という子たちもみんなも考えなければいけなくなる。そういうことまでも考えないといけなくて、慎重にやっていかなければいけないなというのは話しています」と明かす。自身の活動については「僕らには、それしか表現方法がないんです。エンターテインメントの力を信じて今までやってきましたので。手放したくなるような瞬間もありましたけど、自分にはそれしか生きる道はないので、そこでどう示していけるかを考えていかなければいけないと、今は思っています」と今後への気持ちも。「本当にいろんなことが急激に変わっていったり、急に知ったりするので、明日言うことがまた変わったりするかもしれない。それくらいの激動の中にいるんですが、だから自分たちが大変だというのも違うと思うし、何よりも大変な思いをされたのは被害に遭われた方なので、それを念頭において、自分たちに何ができるか考えていかないといけないと思っています」と語った。
2023年10月08日アイドルデュオ・KinKi Kidsの最新音楽映像作品 『KinKi Kids Concert 2022-2023 24451〜The Story of Us〜』が、27日発表の「オリコン週間映像ランキング」にて、初週売上DVD:2.6万枚、Blu-ray Disc(以下 BD):7.3万枚で、「週間DVDランキング」と「週間BDランキング」ともに初登場1位を獲得した(オリコン調べ・集計期間7月17日~7月23日)。同作は、音楽作品のDVDとBDを合計した「週間ミュージックDVD・BDランキング」においても、2021年4月に発売された前作『KinKi Kids O 正月コンサート 2021』の初週売上8.8万枚を上回り、初週売上9.9万枚で初登場1位に。KinKi Kidsはこれで、9作連続・通算9作目となる映像3部門同時1位獲得となった。KinKi Kidsのデビュー25周年を記念して開催されたコンサート『KinKi Kids Concert 2022-2023 24451〜The Story of Us〜』から、大阪・京セラドーム公演2日間の模様をミックスした同作。本編では、1997年7月28日付「オリコン週間 シングルランキング」で1位を獲得したデビューシングル「硝子の少年」から、2023年1月30日付の同ランキングで1位を獲得した最新シングル「The Story of Us」まで、25年間の人気楽曲を幅広く披露している。
2023年07月27日上原剣心(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)が初主演、冨岡健翔(ジャニーズJr.)が出演する舞台「恐怖コレクター」が2023年5月13日(土)に開幕。初日を直前に控え、ゲネプロ取材会が開催された。「学校の怪談」や「都市伝説」を描いた本作の原作は佐東みどり・鶴田法男による角川つばさ文庫の超人気ホラーシリーズ「恐怖コレクター」。2022年12月に20巻が発売され、累計部数は80万部を突破、コミックスも絶賛発売中の、文字通り“みんな読んでる”ホラー作品として、小中学生の間ではおなじみの存在となっている作品だ。今回の舞台化では、脚本・演出に畑雅文を迎え、主人公・千野フシギ役を上原が、その相棒で呪いによって人面犬にされてしまったジミーを冨岡が演じる。「GHOST HOUSE」「SEVEN DAYS」「ESCAPER」「DEATH TWEET」「CHERRRY BLOSSOMS」の5つのエピソードから構成された今回の物語は、ある学校に通う中学生たちを巻き込んだ「都市伝説」にまつわる物語が綴られる。心臓が跳ね上がるシーンや背筋が寒くなるような展開もあるが、ジミーや学生たちの明るさが恐怖の緩和剤になり、ホラーが苦手な人でも楽しめる作品に仕上がった。特に後半は、ほっこりするやり取りや涙を誘う切ないエピソードも用意されており、あっという間の100分間となっている。また、プロジェクションマッピングの使い方も効果的で、「都市伝説」の世界を見事に視覚化していた。囲み取材には、上原、冨岡、寺山武志、脚本・演出の畑が登壇。舞台初主演となる上原は「主演をいただいて、とっても嬉しくて、色々と(演出の)畑さんに聞いて頑張ったので、楽しみにしていただけたら嬉しいです」と笑顔を見せた。稽古について聞かれると、「毎日の稽古は大変だなと思っていたのですが、(稽古場に)着くと畑さんが面白いことを言ってくれるので、楽しく稽古に挑むことができました。」と振り返った。そして、「僕は普段からじっとできないのですが、フシギはじっとしないといけない役なのでそれが大変でした」と役作りの苦労も明かした。人面犬・ジミーを演じる冨岡は「稽古で積み上げてきたものを出していけるように最後まで頑張っていきたいと思います」と挨拶すると、「ホラーテイストで怖いシーンもありますが、登場人物一人ひとりに青春物語があるので、総合してとても面白い作品になっていると思います。是非ともご期待いただければ」と胸を張った。寺山は「都市伝説を扱っているので怖いシーンもありますが、ストーリーが進むにつれて、フシギとジミーの関係性にほっこりしたり、笑いを感じられます。生徒たちの関係も深まっていくので、舞台を通して見ていただけると嬉しいです」とコメントした。また、畑は「今作の見どころは、役者・上原剣心の決めポーズです。彼が演じるフシギが呪文を唱えるシーンがいくつかあるのですが、その都度、決めポーズが違います。原作者の方から、決めポーズを撮ってほしいと言われて、慌てて二人でああしよう、こうしようと話し合って作ったので、それを見てほしい」と明かした。続いて、「剣心くんが腹式呼吸をできているかもポイントです。腹式呼吸のやり方を冨岡さんがお腹を自ら出して教えていたので、その成果を本番で発揮できるか、注目してください。物語の中で(上原が演じる)フシギがちょっとずつ成長していくので、そのちょっとしたお芝居の違いも見どころです」とアピールした。最後に上原は「僕は表情の演技が大事だと思っているので、そこを意識したいと思います。主演としてやるべきことは多いですが、しっかりと覚えてミスをしないように頑張ります」と力強く話して、会見を締めくくった。こわくて面白い都市伝説の世界をぜひとも生の舞台で味わってもらいたい。【公演概要】タイトル:舞台「恐怖コレクター」原作:佐東みどり・鶴田法男 「恐怖コレクター」(角川つばさ文庫 刊)脚本・演出:畑雅文 監修:鶴田法男日程:2023年5月13日(土)~21日(日) 全12回 会場:草月ホール出演:千野フシギ役 上原剣心(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)ジミー役 冨岡健翔(ジャニーズJr.)有村役 小林輝隼池谷役 米本奏哉内山役 室伏佑哉榎本役 寺内勇貴大島役 北原十希明笠松役 川口調木咲役 りきまる池谷兄役 佐藤匠斉藤役 寺山武志ヒミツ役 上田琳斗ナノカちゃん役 山本恵大声の出演 葵あずさチケット:9,500円(全席指定・税込・前売&当日共)※3歳未満入場不可 チケットに関するお問い合わせ: information2@pia.co.jp (平日10時〜18時)公式サイト: 公式Twitter: (@kyocolle_stage)主催:舞台「恐怖コレクター」製作委員会【原作情報】「恐怖コレクター」シリーズ作:佐東みどり・鶴田法男絵:よんKADOKAWA/角川つばさ文庫都市伝説のウワサが広がる町では、フード姿の子供が目撃されているという。「赤い手帳を持っていた」という人もいれば、「子供には顔がない」という人がいたりと、その情報はさまざまだ。どうやら、「赤い手帳」を持っているのは千野フシギという少年で、彼は都市伝説の呪いを「回収」しているようだけれど——!?そう、都市伝説は現実に起きているのだ!都市伝説の呪いを追う少年・千野フシギと、都市伝説を具現化する少女・千野ヒミツ。この鬼ごっこの結末は――!?そして「呪い」に隠された驚きの真実とは!?怖いのにやめられないと超話題、ノンストップ・ホラーミステリー! 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月13日映画『リボルバー・リリー』(8月11日公開)のお披露目会見が28日に都内で行われ、綾瀬はるか、長谷川博己、羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、ジェシー(SixTONES)、豊川悦司、行定勲監督、長浦京(原作)、紀伊宗之プロデューサーが登場した。同作は長浦京による同名小説の実写化作。1924年の東京を舞台に、女スパイの小曽根百合(綾瀬はるか)の活躍を描くアクション大作となる。この日はお披露目会見ということで、キャスト陣がランウェイで登場。ほか佐藤二朗、吹越満、内田朝陽、橋爪功、石橋蓮司、板尾創路、阿部サダヲ、野村萬斎が出演することが明らかになった。各キャストの役などは今後明らかになる。幼少期から俳優としてキャリアを積んできた羽村は「初めての映画出演で、行定監督や綾瀬さんをはじめとした、そうそうたる共演者の皆さんとお芝居をご一緒させてもらうということで、ワクワクの気持ちで胸がいっぱいでした」と語る。「アクションシーンや二転三転するストーリー展開、どのシーンも本当に印象に残るシーンばかりでした。すごくかっこいい映画になってると思います。完成がとても楽しみです」と期待を寄せた。
2023年02月28日アイドルデュオ・KinKi Kidsのシングル「The Story of Us」が、27日発表の「1/30付オリコン週間合算シングルランキング」にて17.3万ポイント(17万3,102ポイント)で1位を獲得した(オリコン調べ・集計期間1月16日~1月22日)。同作は、昨年3月発売の「高純度romance」、7月発売の「Amazing Love」に続く、KinKi KidsのCDデビュー25周年記念第3弾シングル。同日付の「オリコン週間シングルランキング」においても、初週売上17.3万枚で初登場1位を獲得しており、CD売上枚数のポイントのみでの「合算ランキング」1位、今作で通算7作目の1位獲得となった。
2023年01月27日アイドルデュオ・KinKi Kidsの最新シングル「The Story of Us」が、24日発表の「オリコン週間シングルランキング」にて、初週売上17.3万枚で初登場1位を獲得した(オリコン調べ・集計期間1月16日~22日)。KinKi Kidsにとって、1997年7月28付で1位を記録したデビューシングル「硝子の少年」から46作連続のシングル1位となり、歴代1位の「デビュー(1st)からのシングル連続1位獲得作品数」を自己更新。1997年度から今年度(2023年度)まで27年連続でシングル1位を獲得しており、歴代1位の「シングル連続1位獲得年数」も自己更新した。堂本光一と堂本剛が作曲を手掛けた同曲は、「#キンキ 25円で CM出演」キャンペーンのイメージソング。「高純度 romance」「Amazing Love」に続く、25周年記念第3弾シングルとなっており、「今この時代を共に闘い、共に新しいStoryを描いて行こう」というメッセージが込められた楽曲だ。また、25周年を記念し、初回盤Aは少年隊の「グッバイ・カウント・ダウン」、初回盤Bは光GENJIの「…。」をリアレンジバージョンで収録。そして、通常盤には新曲「Endless Promise」、「妙なMotion」の2曲が収められている。
2023年01月24日昨年のクリスマスから年始にかけて行われたジャニーズコンサートをプレーバック!KinKi KidsとHey! Say! JUMPのアニバーサリー公演、そして初のドーム公演開催を発表したSixTONESのステージをリポートします♪■12月25日「KinKi Kids Concert 2022-202324451~The Story of Us~」クリスマスに開催されたKinKi Kidsのデビュー25周年コンサート。暗闇のなか、ツアータイトルにもなっている最新曲『The Story of Us』を歌う2人の声が響きわたり、音楽の盛り上がりとともに明転するという印象的な登場だったが、裏ではハプニングが起きていたそう。周りが暗すぎて、足元に用意した歌詞カードが読めず、2人とも這いつくばるような姿勢で歌っていたのだとか(笑)。実は前日の公演後に、光一が「オープニングもっと暗くして!」と指示していたという裏話を剛が明かすと、会場は爆笑の渦に包まれた。また、『KANZAI BOYA』では、2人で故・ジャニー喜多川氏のモノマネをするという演出も。アニバーサリー公演にふさわしい、終始笑いの絶えない公演だった。■1月1日「Hey! Sɑy! JUMP 15th Anniversary LIVE TOUR 2022-2023」Hey! Sɑy! JUMPのデビュー15周年を記念したコンサートは、元日の東京ドームで行われた。巨大なスクリーンに映像を流すことで、まるでステージ上のセットが次々と変わっていくように見えるダイナミックな演出は圧巻。また、最新アルバムに収録されている『サンダーソニア』では、迫力満点の花火が打ち上がり、パフォーマンスに花を添えていた。さらに、デビュー当初、例年出演していた『SUMMARY』を彷彿とさせるJr.マンションの映像演出や、印象的なヒット曲をつめこんだスペシャルメドレー、Hey! Sɑy! 7とHey! Sɑy! BESTの懐かしい楽曲に、アンコールのラストはデビュー曲『Ultra Music Power』で締めくくるという、彼らのこれまでの軌跡を振り返るのにふさわしい内容に、胸が熱くなった。■1月4日「SixTONES LIVE TOUR 2023 慣声の法則」SixTONESらしい、独特なツアータイトルには、「ファンの声が作用して前に進む」という意味が込められている。登場は、舞台上部に設置された巨大な顔=「フェS(フェイス)」の口の中から。しかも、全員がサングラスをかけているという、ほかのグループにはまねできない幕開けが印象的だった。その後も、スモークやレーザーを使った演出や、重低音が響く音楽で、コンサート会場というよりも、ナイトクラブにいるかのような雰囲気。そして、中盤のMCで追加公演が彼らにとって初となるドームで開催されることが発表されると、ファンの興奮は最高潮に。アンコールでは、声出し解禁のため久しぶりにJr.時代からの代表曲『この星のHIKARI』を会場全体で合唱し、大盛り上がりのまま幕を閉じた。
2023年01月20日例年以上にジャニーズの話題に事欠かなかった2022年も残すところあと少し。そこで、『ジャニーズは努力が9割』の著者であり、自身も大のジャニーズファンである霜田明寛さんに、今年とくに活躍がめざましかったグループを3つ挙げてもらった。■KinKi Kidsは頼もしい限りCDデビュー25周年イヤーということで、例年以上にKinKi Kidsの存在感が大きかったですね。多くの歌番組で、あの美しいユニゾンやハーモニーを聴けたのが幸せでした。新曲のリリースやYouTubeチャンネルの更新、アニバーサリー企画など、ユニットとしての活動がいつもより活発だったにもかかわらず、剛さんはシンガーソングライターとしての20周年を記念した活動、光一さんは『Endless SHOCK』や後輩の舞台の演出と、ソロ活動の手をまったくゆるめなかったのもすごいですよね。ジャニーズタレントの1つの目指すべき姿を体現してくれている気がして、とても頼もしい限りです。■やっぱり外せないSnow ManCDセールスがダントツだったSnow Manはやっぱりハズせないですね。デビュー前から、先輩やファンのなかでは定評があったパフォーマンス力が、世間でもしっかり評価されるようになったのが、人気の秘訣の1つなのかなと思っています。また、ラウールさんのパリコレデビュー、目黒蓮さんの出演ドラマの大ヒット、佐久間大介さんの声優挑戦などをはじめ、メンバーそれぞれのソロ活動が多岐にわたっていて、話題に事欠かなかったことも、知名度を上げる一因になっているのではないでしょうか。来年は、自分たちで主演と演出を務める舞台『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』も上演予定ですし、勢いはどんどん増していくんじゃないかと思います。■デビュー1年目のなにわ男子も大健闘!なにわ男子は、今年デビュー1年目でしたが、すでにメンバー間の知名度や人気にかたよりがないのがすごいですよね。メンバーそれぞれが、自分の武器や役割をわかっている気がして、個人としてもグループとしても、今後どんどん人気を伸ばしていくのではないでしょうか。なにわ男子の活躍ぶりを見ていると、このメンバーを選抜した、ジャニー喜多川さんのセンスは、やっぱり天才的だったんだなと改めて感じます!
2022年12月31日デビューから現在までに東京ドームでコンサートを開催した公演数は64公演、総動員数は、352万3,000人にもなるというKinKi Kids。聖なるクリスマスの日、2022年12月25日に東京ドームで行われた『KinKi Kids Concert 2022-2023 24451 ~The Story of Us~』の模様をお届けします。同じ時代を生きる目の前のファンと出会えた奇跡を感謝するコンサートに2022年7月21日にCDデビュー25周年を迎えたKinKi Kids。お祝いムードだったこの1年を締めくくるラストステージを行ったのは、12月25日のクリスマスの東京ドーム。コロナ禍になってから久しぶりに行動規制のないクリスマスということで街がイルミネーションで色づくなか、会場は堂本光一さんのイメージカラーである赤と堂本剛さんのイメージカラーである青色のペンライトの2色の美しい光に包まれ、幻想的な空間に――。KinKi Kidsを意味するふたつの“K”の巨大アルファベットが開くと、眩いスポットライトに照らされながら現れた光一さんと剛さん。1曲目は、来年1月18日にリリースされるCDデビュー25周年イヤー第三弾シングル「The Story of Us」から。ピアノの旋律が美しく音色を奏で、オーケストラが厳かな雰囲気で盛り上げるなか、ふたりの伸びやかなハーモニーが会場いっぱいに響き渡る。今この時代を共に闘い、共に新しいストーリーを描いていこう……というメッセージが込められたバラードソングは、KinKi Kidsの真骨頂ともいうべき壮大なナンバー。スクリーンには地球の映像が映し出されている。“新しい1ページを歩こう”と誓いの歌で聖なるクリスマスの幕開け。ドラマティックな「硝子の少年」のイントロが流れると、剛さんが「メリークリスマス! 今日は皆さんと楽しいクリスマスにしようと思っております」、光一さんは、「皆さんメリークリスマスです。今日という大事な日を僕たちのために使ってくれてありがとうございます。素敵なクリスマス共に過ごしましょう」と、しっとり挨拶。赤と青のペンライトの光がより一層、激しく揺れるなか、時おり目を閉じながら、情熱的に歌うふたりの歌声に酔いしれる。KinKi Kidsのライブといえば、光一さんと剛さんの絶妙な掛け合いで繰り広げるロングタイムのMCが楽しみのひとつ。楽曲のブロックごとにMCを挟むスタイルで届けた今回のトークは、光一さんの「こんなに大事な日にね、我々のライブに使って頂いて本当にありがとうございます。街はイルミネーションがキレイですけど…」とクリスマスに集ってくれたファンへのお礼の言葉からスタート。剛さんが「それこそ2年前くらいに比べたら、街の彩がいいですね」と、しみじみ語ると、「今日はファンの皆さんのペンライトというイルミネーションが僕の目に焼き付いています」と、低音の渋すぎる声で、まるで台詞のように言う光一さん。すかさず、剛さんが「嘘ついている?(笑)」と突っ込みを入れ、漫才コンビのよう。ふざけていたかと思えば、光一さんが「コロナ禍になって2、3年。その時代にあった見方を皆さんがしてくれて。コンサートの雰囲気を皆さんが作ってくれてありがとう」と、改めて感謝の思いを口に。盛り上がったのは、“緊急事態”だったと振り返る、この日のオープニングの照明の話。「昨日は、ボヤーンと明るくて全然問題なかったけど…」(剛さん)「今日はド暗転だったんです。歌詞が『ヤベー!!』ってなって(笑)」(光一さん)。なんと1曲目の「The Story of Us」の照明が暗すぎて、用意されていた歌詞が見えないというアクシデントが発生したそう。その時の姿勢をステージの床にはいつくばって再現するふたり。視線を見下ろして“見上げた空”と歌い、“心が迷子”と歌いながら、自分たちが迷子状態だったと笑わせる。照明が前日よりも暗くなったいきさつについては、「昨日、終わってからダメ出しをして。光一が『ちょっとオープニングにしては、この明かりは明るいな』って、めっちゃオコ!! (怒って) 確かに配慮したほうがいいわな、で終わったから(笑)」と、剛さんが説明すると、観客は声を出して爆笑。「もう一回、頭からやり直しません?」という光一さんの提案でオーケストラも加わり、歌い直す場面も。1曲目の「The Story of Us」は、作詞作曲をKinKi Kidsが担当した曲。剛さんいわく「歌詞は変更を重ねるうちに。えーっと…なんだっけなって現象が起きやすい。自分の書いた詞あるある(笑)」とのこと。「すごく疲れました。オープニングでこんな疲れるんやなぁ…」と2曲目の「硝子の少年」の時も引きずってしまったと、グッタリする剛さん。一方、光一さんは「最高のスタート!」「ああ、面白かった!!」と大爆笑。ライブを見に来た後輩くんに『今日楽しみにしています』って言われて、まぁ、見ててや!!(と、恰好良く言ったのに…)」とボヤく剛さんに光一さんは「こうなったらダメっていう見本だね(笑)」と笑いが止まらない。そんな楽しい掛け合いに会場はほっこり笑顔に。クリスマスムードを高めるドラマティックな楽曲や冬のこの時期にぴったりな珠玉のバラードソングなど、想いを込めて歌うふたり。作詞作曲を剛さんが担当した「KANZAI BOYA」。この曲はジャニーさんに「YOUたちにカッコいい名前思いついたんだよ! KinKi Kidsだよ!」と命名された時のエピソードから生まれた曲。グレーのジャケットに黒のキャップをかぶったジャニーさんに変装したふたりがコミカルに歌い上げる。今までも光一さんがジャニーさんに扮装したことはあったが、「剛がジャニーさんをやったのは初!!」とスペシャル感を煽る場面も!?楽しく盛り上げたと思えば、しっとり真面目に語り出す、その緩急も絶妙なKinKi Kidsのトーク。ツアータイトルに『The Story of Us』と込められたその思いを語る場面では、会場が感動的な空気に包まれる。「『The Story of Us』というタイトルもついておりますけど。ああ、この1人1人に物語があって、この広い宇宙の中、今、同じ時代を生きて。長い歴史の中で今っていう1秒1分を共にしているのはすごいこと」と、東京ドームに集ったファンを見渡しながら、感慨深げな表情を覗かせる光一さん。今、この時代を共に生きるファンと同じ時間を過ごせる奇跡を噛みしめながら、目の前の光景をみつめる。その思いが伝わったと言わんばかりにドームが大きな拍手に包まれる。25周年という長い歴史の中で、「昔の曲をライブでやると当時を思い出しながら歌ったりする。そうすると歌詞にも目がいくようになって。昔はそこまでだったけど、『この曲、改めてこういう曲だったんだなって噛みしめながら歌うように』」と、寄り添ってきた楽曲との向き合い方も変化してきたと語る光一さん。そこからこの日、披露した作詩を剛さん、作曲を光一さんが担当した合作曲「銀色 暗号」の歌詞の話になり、“唇噛む”というワードと“アスファルトを足で撫でた”というワードを「どういう状況かな?」と再現して見せるふたりの姿に笑わされっぱなしだ。光一さんが「今までの歴史の中で多くの方に支えてもらっていたんだなと感じる25周年でした」と語っていたが、KinKi Kidsが東京ドームでコンサートを行うのは、この日のコンサートで64回目。「今までの集客数は今回でだいたい1千万人。本当に長いこと、デビュー前から応援して下さる方もいらっしゃるでしょう。こんな私たちについて来て下さって……」と光一さんが言うと、「コロナ禍の今の時代でライブができるのを叶えて下さっているのは、皆さん」と感謝の思いで会場を見つめていた剛さん。そんな優しい愛に溢れた空間で、最後は、「皆さんと素敵なクリスマスを過ごせて幸せでした」(剛さん)。「オープニングからね、いろんなことがあった2022年12月25日のクリスマスでしたけれども、今日こうして皆さんと過ごせたことが素晴らしい物語となるように、これからも大事にしていきたいと思っております」(光一さん)と感動的に締めくくった。25周年からこの先も続いていく物語――。それはKinKi Kidsと彼らの楽曲を愛するひとりひとりの人生の物語とリンクして、永遠に歌い継がれていく物語。ときに愛に溢れ、ときに切なく、私たちの人生を彩ってくれるハーモニーを、これからも歌い続けてほしいと願わずにはいられない。The Story of Us。写真・小池理恵 取材、文・福田恵子
2022年12月28日KinKi Kidsが毎年恒例の冬のドームライブの東京公演を開催した。今年は12月24、25日に東京ドーム、そして1月1、2日に京セラドームにて実施される。今回は12月25日に開催された「KinKi Kids Concert 2022-2023 24451 ~The Story of Us~」東京公演2日目をレポートする。今年7月21日にCDデビュー25周年を迎えたKinKi Kids。7月と8月には25周年記念イベント「24451 ~君と僕の声~」を開催し、8月7日に行われたファイナル公演では、ラストに「皆さんまた冬にここで会いましょう!」と堂本光一が予告したことは記憶に新しい。その約束が満を持して果たされた。開演を待ち侘びるファンが手にしているのは今回のツアーグッズのペンライト。赤と青の2色に切り替えられるが、赤は光一、青は堂本剛のメンバーカラーを意味している。そしてステージの両端を華やかに彩るのは、デビューからこれまでのライブなどで着用された衣装の数々。一部ではあるが展示された衣装の総数は200着。膨大な量と衣装のコンセプトに、2人が歩んできた25年間の重みを感じられた。ちなみに、夏のイベントでもこのように衣装が飾られていたことから、今回のライブはあくまで夏のイベントと地続きであることも実感させた。会場が暗転し、まず場内に響き渡ったのは剛の歌声。1月18日にリリースされる46枚目のシングル「The Story of Us」の一節だった。この曲は「#キンキ25円でCM出演」のCMソングであることから、リリース前とはいえ馴染み深く感じている人も多いのではないだろうか。「It’s your Story闘おう/It’s my Story共に/手を繋いだら笑おうほら/咲かせようThe Earth」この曲はKinKi Kidsとして光一と剛が作詞作曲を手がけており、「今の時代を共に闘いながらも新しいStoryを描いていこう」という力強いメッセージが込められている。その後もデビュー曲「硝子の少年」など、KinKi Kidsを語る上で欠かすことのできない不朽の名曲たちによって、会場は熱く、そして感動的な空気に包まれていく。クリスマスということで、「僕たちが君たちのサンタさんだよ」と剛が観客に語りかけると、すかさず「真面目に言ってますか?」とツッコむ光一。それに対して「ご想像にお任せします」と返す剛。爆笑必死のMCタイムの幕開けだ。そのままクリスマスならではの話題を展開するかと思いきや、開演時に発生したプチ事件をカミングアウト。24日の初日公演後、ダメ出しを行った際に光一が「開演時の照明が明るいのでは?」と指摘したことから、より観客へのサプライズ感を強いものにするため、昨日よりもかなり照明が落とされていたという。しかし、思いのほか真っ暗な状態で、足元に貼られていた「The Story of Us」の歌詩がまったく読めなかったという。そのため、どうにか目を凝らして歌詩を見ながら歌ったそうで、その時の様子を2人が再現したのだが、暗闇の中で四つん這いになり、床に貼られた紙に顔を近づけて読む様はなんともシュールだった。さらに1人は「(The Story of Usの)歌詩に『迷子になった』ってあるけど、俺らが迷子やん」と自虐的なツッコミを入れたりもした。続いて披露されたのは、「欲望のレイン」といった懐かしい楽曲の数々。特に「欲望のレイン」はジャニーズの後輩たちがカバーすることも多く、根強い人気を誇っているが、ライブで披露されるのは実に10年以上ぶりだという。あの頃とは違う深みや哀愁が感じられたりと、今の2人が歌うことで、過去の曲が時を経てまた育っていくことを感じさせた。再びMCに入ると、またもやプチ事件を回想。2人揃ってこの事件に気持ちを引きずられているようで、MCをコンパクトに収めなければいけないタームであるにも関わらず、なかなか次の楽曲に行こうとしない。この日、2人は「KinKi KidsのMCは生産性がない」と語っていたが、ゆるやかなテンポが魅力的であり、阿吽の呼吸で魅せる軽妙な掛け合いは、25年、それ以上の時間をかけて2人が観客を楽しませるために試行錯誤してきた努力の賜物だろう。その後、2人はステージの両端に用意されていたフロートへと乗り込み、合作曲「銀色暗号」といった冬を象徴する曲たちを美しいハーモニーで奏でていく。2人は外周をゆったりとした速度で回りながら歌唱しつつ、観客に手を振ることも欠かさない。物理的にも心理的にも、2人とファンの距離が近づいていくような温かな光景が眼前には広がっていた。外周を回り終え再びステージに到着すると、否応なしに聴く者の体を動かすようなファンクサウンドが鳴り響く。故・ジャニー喜多川氏に想いを馳せて剛が制作した楽曲「KANZAI BOYA」だ。この曲では光一がジャニー喜多川氏を意識したコスプレを披露するのが定番だったが、今回のライブでは剛も同様に変身。ステージ上にジャニー喜多川氏が2人もいるというカオスな光景に、思わず度肝を抜かれた。曲を終えるや否や、「You、誰?」「Youこそ誰?」「僕は僕だよ!」とジャニー喜多川氏の口調を再現。その寸劇からは、KinKi Kidsの生みの親であるジャニー喜多川氏への深い愛情と感謝の思いがひしひしと伝わってきた。2人が深く感謝しているのは、ファンに対しても同じだ。この日はコロナ禍におけるライブの観方についても話題を展開。「隣の人と会話をする程度であったり、不意に歓声が漏れる分には問題ない」という新たなルールが設けられていたものの、「声の大きさは人それぞれだから判断が難しいよね」と切り出す光一。それに対して「(ルールに対しては)ナチュラルでいいですよ」と剛も言葉を続ける。そして「薔薇と太陽」を披露しようとするも、剛が「薔薇と太陽」というタイトルになぞらえて、曲名を「パンとバター」「マントヒヒ」「とてもじゃないけどそれは無理よと同僚が言った」「なんと19,800円」など、間に「と」を挟むという小ボケで畳み掛けていく。冒頭のプチ事件のおかげか、この日はいつも以上に笑いに走る2人がいたように思う。しかし完璧に気持ちを切り替えた2人によるパフォーマンスは圧巻で、瞬く間に妖艶な空気で会場を包み込んでいく。その後は間髪入れずに、「Anniversary」といった数々の名曲を惜し気もなく披露していく。「Anniversary」では、2人の手書きによる歌詩がモニターに映し出されていた。「何気ない今日と云う日が/ボクらの記念日」この会場にいる全ての人が、この一節を今日という一日に重ねていたに違いない。ラストを飾ったのは、山下達郎が作曲を手がけ、光一と剛がKinKi Kidsとして作詩を手がけた「Amazing Love」。「君と僕の声が/僕と君の声が/ここから始まるよ/Our Love!」祝祭感に満ち溢れたメロディに乗せて力強く歌った。なお、今回12月25日の公演開催でKinKi Kidsは自身の持つ東京ドームでの公演記録を64公演に伸ばし、記録を更新。また1994年より開催しているライブの総動員数が1000万人を超えた。
2022年12月26日アイドルデュオ・KinKi Kidsが、2023年1月18日に46thシングル「The Story of Us」(初回盤A・B:1,650円、通常盤:1,210円)を発売することが6日、わかった。堂本光一と堂本剛が作曲を手掛けた同曲は、「#キンキ 25円で CM出演」キャンペーンのイメージソング。「高純度 romance」「Amazing Love」に続く、25周年記念第3弾シングルとなっており、「今この時代を共に闘い、共に新しいStoryを描いて行こう」というメッセージが込められた楽曲だ。また、25周年を記念し、初回盤Aは少年隊の「グッバイ・カウント・ダウン」、初回盤Bは光GENJIの「…。」をリアレンジバージョンで収録。そして、通常盤には新曲「Endless Promise」、「妙なMotion」の2曲が収められる。さらに、特典映像として初回盤Aには、大自然の中で全編撮影された「The Story of Us Music Video & Making」、初回盤Bには「The Story of Us」を作詩・作曲するKinKi Kidsにカメラが完全密着した「Documentary of Us ~The Story of Us が生まれる瞬間~」を収録する。
2022年12月06日アイドルデュオ・KinKi Kidsとアイドルグループ・King & Princeの岸優太が出演する、プレミアアンチエイジング・DUOの新CM「楽園のケアナケア」編が、29日から放送される。新CMでは、堂本光一と堂本剛が扮するデュオ本兄弟が、ハワイアンミュージックに乗せて同商品の効能を歌い上げ、それを盛り上げるようにキシボー役の岸が情熱的なダンスを披露する。これまで同CMシリーズで、昭和歌謡、フォーク、演歌、ラテン、EDMと、様々な曲調の楽曲にチャレンジしてきた光一と剛。今作のハワイアンミュージックのテイストに光一は「こういうパターンもあるのか」と驚いた表情を見せ、剛も「攻めてきましたね」とうなずいた。また、先輩であるKinki Kidsの後ろでキシボーダンサーズを率いて盛り上げる岸は、素早い動きが特徴的な難易度の高い振り付けを、さすがの身のこなしで次々とクリア。その様子を見た光一から「しかし鍛えてるね。ホットだね!」と声を掛けられると、「ありがとうございます。毎日ホットです!」と笑顔を見せた。撮影終了後のインタビューで今最も“ホット”なことを聞かれると、剛は「観葉植物かな。昨日は三鉢の引っ越し(植え替え)をしました。大きい鉢に植え替えてあげようと思って」と回答。すると光一と岸は「(観葉植物と)会話はするの?」と興味津々の様子で、剛は「しますよ。ごめんね~。はい、行くよ~。はい! 新しいお家ね〜」と植え替えの様子を再現して見せた。その姿に岸も「植物も人間の声がわかるっていいますもんね」と納得し、盛り上がっていた。
2022年09月29日KinKi Kidsのデビュー25周年記念イベント『24451~君と僕の声~』。3時間の公演で披露したのは14曲。全体の半分以上にも及ぶMC時間の長さはKinKi Kidsならでは!その模様を本誌記者がお届け♪舞台上には、25年分のステージ衣装がずらりと並び、堂本光一(43)と堂本剛(43)の2人の軌跡を一緒にたどっていくような公演だった。セットリストは、『FRIENDS』や『Kissからはじまるミステリー』といったJr.時代の楽曲から、『硝子の少年』や『愛のかたまり』といった、多くの人に愛されている名曲まで、KinKi Kidsが歩んできたこれまでの年月に、思いをはせることができるもの。また、曲の合間のMCでは、過去の思い出や裏話など、2人の息の合ったトークに会場も大盛り上がりだった。そして、終始温かい雰囲気で進んだ公演を締めくくるのは、最新曲『Amazing Love』。会場中の観客が色とりどりのサイリウムを持ち、メロディに合わせて手を振ると、まるで大きな虹がかかったように見えた。剛と光一の絆、そしてファンの思いが一つになった、25周年記念にふさわしいフィナーレだった。
2022年08月29日アイドルデュオ・KinKi Kidsの堂本光一と堂本剛が出演する、小林製薬・アンメルツゴールド EX NEOの新CM「サムライ」編が、19日から放送される。CDデビュー25周年を記念し、25円で企業CMに出演するキャンペーン「#キンキ 25円でCM出演」を展開中のKinKi Kids。47都道府県1,094件の応募の中から選ばれた16社のCMが順次公開される予定で、CDデビュー日である7月21日に第1弾として10社のCMが公開された。和装のサムライ姿で、光一と剛が登場する新CM「サムライ」編。小林製薬は、KinKi Kidsと「関西」が共通点であることに縁を感じ、2人を通して「新しいカタチで『日本の皆様におつかれさまです』」を届けたいという思いから企画に応募した。コメントは以下の通り。■KinKi Kids今回のCMは、この企画では初めての和装での撮影となりました。KinKi Kidsはライブや音楽、舞台など、様々なエンターテイメントに関わっているわけですが、アンメルツは、そんなエンターテイメントのビフォー&アフターケアのそばに常にある商品ではないでしょうか。アンメルツとともに、これからもエンターテイメントを生んでいきたいと思います。
2022年08月19日1997年にデビュー曲「硝子の少年」で鮮烈なデビューを飾り、今年CDデビュー25周年を迎えたKinKi Kids。2022年8月7日、記念ライブイベント「24451 ~君と僕の声~」を東京ドームで開催したステージでは、最後の挨拶を含めてMCは9回。これまで歌ってきた大切な楽曲への愛が感じられる2人の曲紹介コメントを交えながらレポートします。ライブタイトル、「24451」の意味とは?堂本剛さんの244(ツヨシ)と堂本光一さんの51(コウイチ)を数字で表現したライブタイトル、「24451(ニーヨンヨンゴーイチ)」。ふたりの美しいハーモニーが彩る名曲ぞろいだった“~君と僕の声~”のイベントは、これまでのCDジャケット写真やライブ映像のコラージュがまるで絵画のようにスクリーンに映し出されるところから始まった。ステージに数えきれないほどの2人の衣装がマネキンに飾られズラッと並ぶなか、そのうちの1体が光一さんと剛さんだったことに気づく。予想もしない登場の仕方に驚いていると、ふたりが高らかにハイタッチを交わして、1曲目の『FRIENDS』を。この曲は運命的な出会いに思いを馳せるバラードソング。光一さんは「デビュー当時の我々は、もっとカッコイイ曲やパンチのある曲がやりたいなと思っていたんですけど…。すごく素敵な曲」、剛さんは「当時は素通りしていた歌詞も人生を重ねて、そういう時間があったなって投影してしまう。ホントにいい曲。ピュアでまっすぐな歌詞で」と、ジャニーズJr.時代から歌ってきた楽曲の魅力を改めて再確認したと語るふたり。2曲目から4曲目は、山下達郎さんが手掛けた名曲『Kissからはじまるミステリー』『硝子の少年』『ジェットコースター・ロマンス』と3曲続けて披露。ふたりが『Kissからはじまるミステリー』がデビュー曲の候補曲だったことを知ったのは、最近だったそう。剛さんは「25周年を迎えて達郎さんとお話する機会があって。その時に教えてもらった新事実。『あ、ジャニーさんそんなこと言っていたんですか?』って…」と、驚くのと同時に腑に落ちる感覚もあったのだとか。光一さんが「歌えば歌うほど、達郎さんの曲の難しさを感じる」と言えば、剛さんも「本当に難しい」と口をそろえる。『ジェットコースター・ロマンス』を歌った後には「めちゃめちゃパワーがいる。皆さん、『ジェットコースター・ロマンス』をリリースしたことないでしょ?1回、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんに『ジェットコースター・バカンス』っていう曲を作ってもらって、家で歌ってみて? 今の僕たちの気持ちがわかるので(笑)」とお茶目にボケる剛さんに「(達郎さんの楽曲の難しさは)”共感あるある”話にならないから!」と、光一さんが笑って突っ込む場面もあったのでした。25周年のその先の未来を問われることもあるというふたり。「偶然と偶然が重なって、形になっていくことが多いからね。頭で考えるより、出会うものすべてを僕たちらしく形にしていけたら」と、これまでのスタイルと変わらず、あゆみ続けたいという剛さん。光一さんも同じく、その瞬間、その瞬間で目の前のことと向き合ってきての今だと語ります。山下達郎さんの楽曲はもちろん、この日披露した竹内まりやさんに「Midnight Rain」を楽曲提供してもらったことについても、「ひとつひとつの出会いが奇跡」と、しみじみ…。25年間のこれまでのたくさんの出会いに感謝し、振り返る素敵な時間に――。25周年のイベントに来られなかったファンの皆さんのために公式YouTube用の収録が行われたのは、『Hey! みんな元気かい?』。「クラップを一緒に!」と呼びかけ、リズムをとる手拍子でひとつに。『Hey! みんな元気かい?』というタイトルからは明るいナンバーと思えるが、この曲は悲しみに心が支配され、いつしか心が動くことのなくなった日々の中で、この雨はいつか止むのかと友に問う曲。コロナ禍の今の時代に偶然にもマッチした心に染みる曲を届け、「YouTubeでも届いてくれたらいいな」(光一)。願いを込めて歌っていたからこそ、ちょっぴり閉ざしていた心に優しくノックされているような歌声に感じられる。オレンジ色の照明が夕陽のように眩しく照らされた空間で、どこか寂し気で、切ない歌声を響かせたのは、2001年2月にリリースした『ボクの背中には羽根がある』。「この曲はジャニーさんが亡くなってから、どうしてもジャニーさんを思い出してしまって…。羽をくれたのはジャニーさんだなと思います」と、近年この曲と向き合うたびに感じる想いを熱く語る光一さん。それだけでなく、「我々は『ターニングポイントってどこですか?』って聞かれたら、楽曲で言うと『ボクの背中には羽根がある』と口をそろえて言っています。音源的に枝を増やしてくれた楽曲です」(光一)と語る姿からKinKi Kidsの音楽の可能性を広げてくれた大切な楽曲のひとつだという想いが伝わってくる。剛さんがバンドと一緒にアコースティックギターをかき鳴らし、光一さんが情熱的に舞い踊ったスタイルで披露したのは、『薔薇と太陽』。炎の特攻が舞い上がるなか、ダンサーさんと激しいダンスを踊った光一さんは、歌い終わった途端、衣装のジャケットを脱ぎ、「暑い!」と叫ぶ。中に着ていた白シャツの袖をまくりながら、「僕ばっかり見ないでよ~!」とくしゃくしゃな笑顔を見せる一コマも。後半は息ぴったりにふたりでギター演奏しながら歌った『全部だきしめて』から始まるラブソングメドレー。『好きになってく ―愛してく』『恋涙』『愛のかたまり』と珠玉の名曲でこれでもか…というくらい恋心をドラマティックに盛り上げていくナンバーで畳みかけていく。盛り上がりも最高潮な会場の熱気が伝わってくるなか、フロートでファンの目の前へ。「コロナ禍だけど、ライブイベントで皆さんの近くに行くのはどうすればいいか考えました。声は出せないけど、だいたい近づいても皆さんじぃぃぃーっと見ているだけだから。難しいことではないですよね?(笑)」と光一さんによる恒例の長年連れ添うファンへの愛のあるいじりも健在です。光一さんは凛とした表情で、剛さんは大きくゆっくり手を振りながら歌ったのは『Anniversary』。残念ながら、20周年のタイミングではふたりで歌うことがかなわなかった楽曲。それでも皆が歌ってくれたから剛くんにも伝わっていたはずと光一さん。今回は声こそ出せないけれど、「心の中で歌ってください」というふたりの言葉通り、KinKi Kidsへ溢れる愛の大合唱が聴こえてくるような心地良い温かさに包まれる。ラストは山下達郎さんが手掛け、KinKi Kidsが共同作業で詩をのせた自身45作目となる最新シングル『Amazing Love』。25周年の記念すべきアニバーサリーソングとして誕生した楽曲。コンサートの景色を想像して描かれたという歌詞と、現実が重なった瞬間の景色は、レインボーの輝き。ファン全員に配られた色とりどりのサイリウムが生み出す虹色の光が放つ光景は、この日、この瞬間しか生まれないもの――。それはKinKi Kids の25周年を祝福するかのような美しい奇跡だった。最後の挨拶では、「こうして昨日と今日、東京ドームに5万人を超える皆さんに集まって頂いて、この形ならこういう状況でもできると皆さんが僕らに示してくれました。安心してステージに立つことができたので、我々から拍手を送りたいです」と、誇らしげな光一さん。剛さんは「来られなかった皆さんも含め、たくさんの皆さんの人生が僕たちの人生と繋がっているんだと深く、深く感じながら、4日間過ごさせて頂きました。大変な時代の中で、これだけのたくさんの人たちが自分たちに会いに来てくれる、そういう人生を送れる喜びと幸せを噛みしめたい。声を出せないからこそ、ホント痛いほど皆さんの愛を感じました。皆さんと一緒にこれからまた新しいステージをもっと作っていけたら」。そして、去り際にふたりでKinKi Kidsの頭文字であるKを指で作ると鳴りやまない拍手の嵐が――。再び、東京ドームで集う約束をして、また共に奇跡の瞬間を生み出せるという希望に満ち溢れる25周年イベントになった。写真・小池理恵、取材、文・福田恵子
2022年08月12日アイドルデュオ・KinKi Kidsの最新シングル「Amazing Love」が、5日発表の「オリコン週間合算シングルランキング」で、週間23.6万PT(23万5,744PT)で1位を獲得した(オリコン調べ・集計期間7月25日~7月31日)。KinKi Kidsはこれで、2018年12月24日付からスタートした「オリコン週間合算シングルランキング」で通算6作目の1位獲得となった。なお週間23.6万PTは、2020年6月29日付での「KANZAI BOYA」を上回る自己最高週間ポイントにして自己最高累積ポイントを記録した。
2022年08月05日アイドルデュオ・KinKi Kidsの最新シングル「Amazing Love」が、2日発表の最新「オリコン週間シングルランキング」にて、初週売上23.5万枚で初登場1位を獲得した(オリコン調べ・集計期間7月25日~7月31日)。KinKi Kidsはこれで、1997年7月28日付で1位を記録したデビューシングル「硝子の少年」から45作連続でシングル1位を獲得。歴代1位の「デビュー(1st)からのシングル連続1位獲得作品数」を自己更新した。なお、前作「高純度romance」の1位獲得(3月28日付)により、1997年度から今年度(2022年度)まで26年連続でシングル1位を獲得しており、歴代1位の「シングル連続1位獲得年数」も自己更新している。
2022年08月02日7月21日にCDデビュー25周年を迎えたKinKi Kids。これまで数々の楽曲を発表し、その歌声は多くの人々を勇気づけてきた。『LOVE LOVE あいしてる』『堂本兄弟』(フジテレビ系)で共演して親交の深い吉田建(ミュージシャン、プロデューサー)が堂本光一(43)、堂本剛(43)について語ってくれた。ミュージシャンでプロデューサーの吉田建(72)は、『LOVE LOVE』の収録後に恒例で行っていた焼き肉店でのことを振り返る。「彼らはタン塩レモンでご飯を食べるんです。僕たちにとってはタン塩レモンってお酒のつまみなのに、未成年だった彼らにとってはおかずなんですよね。2人は『うまいですよ、食べてみてください』と勧めるんだけど、確かにご飯に合うんだよな(笑)」音楽面でKinKiに関わり続けてきた吉田氏。光一が作曲、剛が作詩した『愛のかたまり』は吉田氏が編曲を担当。ファンによる人気投票では1位を獲得したこともある楽曲だ。「光一から『こんな曲をやりたいんだけど、建さんに編曲をお願いしたい』と持ち掛けられたんです。『俺たちには冬の曲がないから冬っぽくしたい』と最初にイメージを伝えられた覚えがあります。それまでKinKiには元気な感じの夏の曲が多かったんです」光一が先に作った曲に対し、剛が後から歌詞をつけたのだという。「光一の『冬っぽく』というイメージを知ってか知らずか、剛の詩には『クリスマスなんていらない』というフレーズがあったんです。2人は本当に以心伝心しているなと、驚きましたね」『愛のかたまり』以外にも自ら作詩作曲を手掛けた曲は多く、音楽的な才能も知られるKinKi。しかし、『LOVE LOVE』開始時にはこんなこともあったという。「当時の2人は分刻みのスケジュール。『LOVE LOVE』の収録のために朝9時に集まったら、眠そうな顔をして『さっきまでドラマの撮影だった』とかね。だから十分な練習もできていないときもあって、『もう少し練習できる時間を作ってあげられたらなあ』と思うことも正直あった。2人の楽譜にギターのコードの絵を描いて教えたこともあったんですよ。『ジャーン』と弾いてほしいところなら楽譜にも『ジャーン』と書き込んだりもしました」吉田氏はKinKiのコンサートでバンドマスターも務める。KinkiのMCが長すぎて吉田氏が文句を言ったという逸話もあるが……。「たしかに一回くらいは『しゃべりが長いよ!』って言ったことはあるかもしれない(笑)」だがKinKiがMCで話したことで、吉田氏の心に残っている言葉があるという。「『建さんのベースがすごくエロくていい』と光一が言うと、剛も『色っぽいっていうことかな?』と言ってくれたんです。面と向かってそんなことを言われることはないから、涙が出るほどうれしかったです」
2022年07月21日7月21日にCDデビュー25周年を果たしたKinKi Kids。ファンはもちろん、彼らの魅力は共演者も虜にしていた。『LOVE LOVE あいしてる』『堂本兄弟』(フジテレビ系)で共演して親交の深いブラザートムが堂本光一(43)、堂本剛(43)について語ってくれた。「学生服姿でスタジオに入ってくるのが印象的だった」と話すのはブラザートム(66)。「いつも疲れた顔をしてやってくるんだけど、ギターを弾いたりしているうちに元気になっちゃうんですよ。『LOVE LOVE』の時間は、彼らはいい意味で仕事をしていなかったと思う。趣味の時間であり部活動のような時間だったんじゃないかな」収録後の打ち上げではこんなことがあったという。「彼らは当時未成年で酒を飲めなかったけど、拓郎さんはわざとベロベロに酔ったふりをするんですよ。それを光一と剛がおんぶして連れて帰る。若い2人が、吉田拓郎という神様をやっと普通の人間として地面に降ろしてくれたんだと思いますよ」悩んだことも多かったのでは、と振り返る。「周囲から吸収するパワーが強すぎて、逆に自分を見失ってしまうこともあったと思う。2人の関係も、『フラワー』(’99年発売)ぐらいまではお互いが悩んで近寄ったり離れたりを繰り返している感じがしました」契機となったのは“曲作り”だった。「曲を自分たちで作り始めてから、それぞれ独特のセンスが出てきたんですよね。人に合わせたりまねたりするのではなく、自分らしくやるのがいいとわかったんじゃないかな。2人がそれぞれ独自の路線を見つけ出したときは『面白いな』と思いました」いっぽうで、トーク面での成長は「ゼロ!」と笑う。「人への気遣いがないんですよ(笑)。僕とも年が離れているけど、『トムさん、なんですか!』と対等な感じで突っかかってきたりもする。あいつらは遠慮がないんです。でも嫌みもないから、面白いんですよね」25年間を全部だきしめて、2人の歩みはこれからも永遠に続いていくーー。
2022年07月21日