しゅんかさんのセクシュアリティである ”パンセクシュアル”、”トランス女性” とは【多様な性、LGBTの世界】vol. 9”パンセクシュアル” と聞いてもピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。”パン” には ”全ての” という意味があります。平たくいうと、”性別の枠を超えて人を愛する” といった意味合いです。女性が男性に、男性が女性に、といったように異性に恋愛感情を抱くのが異性愛者です。異性愛者のことを ”ストレート” と呼ぶこともあります。いっぽう、同性に対して恋愛感情を抱く方たちは同性愛者です。いわゆる、”レズビアン” や ”ゲイ” です。また、異性にも同性にも恋愛感情を抱く方もいらっしゃいます。こうした方たちは”バイセクシュアル”と呼ばれます。生物学的には ”男性” と ”女性” の2つの性で語られることが多いですが、実はこうした性は複雑です。体が女性で心が男性である方はFemale to Male(FTM)、体が男性であり心が女性である方はMale to Female(MTF)と呼ばれます。生まれた体と心の性が異なる方を、”トランスジェンダー” といいます。また、”男性でも女性でもない” と感じる方もいらっしゃり、そういった方は ”Xジェンダー” と呼ばれています。”男性”・”女性” だけでなく、こうした複雑な性の垣根を超えて全ての人を愛する立場の方が ”パンセクシュアル” です。しゅんかさんは、このパンセクシュアルにあたります。バイセクシュアルとパンセクシュアルの明確な違いについて疑問に思う方がいらっしゃるかもしれません。双方の言葉は、それぞれできた背景が異なります。しかし、大きな差はそこにありません。どちらかだと自認していればそちらのセクシュアリティであり、なかには「自分はバイセクシュアルであってもパンセクシュアルであってもどちらでも構わない」と考えている方もいらっしゃいます。自分の心と向き合って、セクシュアリティを自認しているのです。また、”トランス女性” という言葉も聞き慣れないかもしれません。トランス女性とは、前述したMTFのことで、体は男性で心は女性に生まれ、現在は女性として生きている方のことです。逆にFTMの方はトランス男性といいます。英語では "trans woman" といい、トランス女性はその直訳です。"トランスウーマン" や "トランスジェンダー女性" と呼ぶこともあります。"trans woman" は、"transgender woman" を省略してできた言葉で、LGBTの理解が深まっている国では当事者もポジティブな意味合いで使っています。日本では、セクシュアリティをトランス女性という言葉で説明する方々はまだまだ少ないでしょう。今回お話をうかがったしゅんかさんがトランス女性という言葉を使用する理由は後述します。聞き慣れないかもしれませんが、よりLGBTを知る機会になればと思います。パンセクシュアルでありトランス女性であるしゅんかさん。ここからは、彼女の体験談と思いをお話します。LGBT当事者だと自覚した大学生時代、初めてカミングアウトしたきっかけ私がハッキリとLGBT当事者だと認識したのは大学生の頃です。それまでも違和感は少しありました。例えば、体毛が濃かったり声が低かったりといった男性らしい体つきに抵抗感があったのです。しかし、大学生になるまでは、トランスジェンダーという言葉を知りませんでした。違和感がありながらも、自認する機会がなかったのです。さらに、恋愛対象に関する知識がなかったため、パンセクシュアルだという認識もありませんでした。大学生になって、トランスジェンダーという言葉を知りました。二次性徴に対する違和感があったことから、「私はトランスジェンダーなのかもしれない」と思うように。改めて幼稚園の頃の写真を眺めてみると、女の子たちと一緒に遊んでいることが多いなと感じました。当時は意識していなかったのですが、幼少時の写真や二次性徴のときに覚えた違和感からトランスジェンダーを自認しました。恋愛に関しても、それまでは女性を好きになっていたのですが、大学生になって初めて男性を好きになりました。バイセクシュアルという言葉も知り、「私はバイセクシュアルなんだ」と認識したのです。後述しますが、パンセクシュアルだと自認するようになったのは26歳のときです。この頃は、バイセクシュアルだと思っていました。LGBTについては、テレビで見かけるようなキャラクターのイメージが強く、私自身なんとなく良いイメージを持っていませんでした。父がLGBTに対してネガティブな発言をしていたこともそういったイメージを後押ししていたのかもしれません。自分がLGBT当事者だと認識したものの、それは恥ずかしいことなのではと感じてしまっていました。なかなか人に話す勇気が出ませんでした。そんなとき、叔母を通じて20年以上会っていなかった従姉妹と再会することに。再会してからとても仲良くなり、いろいろな話をしました。その会話の中で、私は自然と自分のセクシュアリティをカミングアウトしていたのです。従姉妹は偏見などを持っておらず、温かい言葉をかけてくれました。従姉妹に受け入れてもらえたことが嬉しくて、「自分らしく生きていけそう」と思えたのです。それがきっかけで、身近な人からカミングアウトしていくように。会社の人にも話し、ありがたいことに、たくさんの人が受け入れてくれました。LGBTの知識を得たきっかけ、自分自身のセクシュアリティについて周囲の人にカミングアウトしてきましたが、両親へのカミングアウトが一番勇気がいりました。そんなとき、LGBTのコミュニティに行ったことがないなと思い、そういった仲間たちが集うというカフェに足を運んでみました。そこで偶然出会ったのが、現在私もLGBT活動をしている団体「認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ」の代表者たちだったのです。LGBTに関するさまざまな知識を聞き、「OUT IN JAPAN」という写真を通じて自身のセクシュアリティをカミングアウトするという活動も知りました。そういった話をしていくなかで、両親にカミングアウトする勇気ももらいました。さらにその日、ほかの人たちとも話をしました。そのときにパンセクシュアルという言葉を知り、まさに自分の性的指向だと思いました。”性別の枠を超える” といった意味合いが、男性・女性だけでなくトランスジェンダーなども含まれているため、自分自身を説明するのに合っている言葉だと感じたのです。それからは、自分のセクシュアリティをパンセクシュアルだと紹介しています。LGBTのなかでも、社会や当事者コミュニティからのバイセクシュアルやパンセクシュアルへの偏見は、ゲイやレズビアンに比べて強いように感じます。環境的に言いにくかったり、ときには"バイフォビア(バイセクシュアルに対して嫌悪感や恐怖感など負の感情を抱くこと)"を持っている人もいたりします。理解が深まっていないなか、バイセクシュアルやパンセクシュアルであることをカミングアウトしにくい当事者もいるのです。カミングアウトする人が少ないと、可視化が進みません。私は、「誰もが、どんな性の人を好きになっても良いな」と考えています。当事者にもよりポジティブに捉えてほしいという思いがあり、積極的にパンセクシュアルだと公言しているのです。また、私はMTFと言われるのがあまり好きではありません。MTFの ”M” には ”Male(男性)” という意味があります。女性として生きようとしているのに、”もとの性別” を明記しているようだからです。個人的には、今を生きていくうえでもともとの性別は重要ではないと考えています。だから、私自身を紹介するときはトランス女性だと言っています。とはいっても、MTF、FTMと自己紹介する方は尊重しています。それぞれの考えがあり、それぞれの表し方があって良いのだと思っているのです。”こうであるべき” ではなく、”こうしたい” という意志を尊重し合える社会へ「OUT IN JAPAN」の活動に刺激を受け、少しでも私に手伝えることがあれば、とLGBT当事者として活動を始めるようになりました。私が強く感じるのは、今の社会では ”こうあるべき” という考えが当たり前になっていることです。例えば私は研究職に就いています。それは、私自身追い求めるのが好きだからです。しかし、「せっかく大学院まで行ったのだから」という理由で研究者になっている方も見かけます。やりたくないのに研究者になっているのは、「ここまで勉強したら研究職に就くべき」といった考えが少なからずあるのではと感じています。そうした ”こうあるべき” という考えは、いろいろなところに見受けられると思うのです。私は、”こうしたい” というそれぞれの意志を尊重し合える社会になるよう望んでいます。実は、両親へのカミングアウト後、父とはあまりうまくいっていません。母は歩み寄ってくれ、正直に話せるようになりました。でも、カミングアウトしたことを後悔していません。ずっと嘘をついているよりは良かったのではないかと思うのです。父とも理解し合える日がくるよう努めています。”こうあるべき” が強い社会だからこそ、窮屈なことも多いのではないかと思います。これはLGBTに限ったことではありません。みんなそれぞれがいろいろな面で違っているのです。多くの人と違うから排除するのではなく、違っているからこそ一緒にいると楽しいと感じられるのだと思います。さまざまな人が ”こうしたい” という意志を持ち、それをお互いに尊重できる社会。さまざまな人が自分らしく生きられる社会になるよう、力になれればと活動しています。〜LGBTのバトン〜今回は、しゅんかさんにお話をうかがいました。次回は、ゲイ当事者であり、学生時代もLGBTの社会運動を行ってきたはじめさん。1990年代後半、ゲイサークルを設立したり、大学生向けのイベントを実施したりしていたそう。都内にあるクリエイティブエージェンシーに勤める彼は、2015年に社内プレゼンの機会を使って同僚にカミングアウトしたそうです。認定NPO法人グッド・エイジング・エールズの一番新しいメンバーであり(2018.4.1現在)、LGBT当事者の若い世代がありのままに生きていく手助けができれば、という思いを持っています。学生時代の活動や、会社でのカミングアウトについて、当事者としてのリアルな毎日をお届けします。Information認定NPO法人グッド・エイジング・エールズOUT IN JAPAN©FotoCuisinette/Gettyimages©kieferpix/Gettyimages©Jovanmandic/Gettyimages©skynesher/Gettyimages”パンセクシュアル”、”トランス女性” という言葉をご存知でしょうか? 徐々に認知度が上がってきていると感じるLGBTですが、まだまだ聞き慣れない言葉があると感じる方は多いようです。今回お話をうかがったのは、パンセクシュアルでトランス女性のしゅんかさんです。工学分野の研究者として働きながら、LGBT当事者としても活動を続けています。「さまざまな人が自分らしく生きてほしい」。そう願う彼女の思いを聞いてきました。よりLGBTを身近に感じられるよう、耳を傾けていただければと思います。
2018年04月15日3月11日(現地時間)にロンドンで授賞式が開催される、「ブリティッシュLGBTアワード」のノミネーションが発表された。この賞ではLGBTの活動家や、LGBTでなくても彼らの権利向上のために貢献した人を表彰している。今年の「Celebrity Straight Ally」(ストレートのセレブでLGBTの支持者)賞にノミネートされたのはハリー・スタイルズ、デビッド・ベッカム、ニック・ジョナス、アリアナ・グランデら10人。ハリーは常々LGBTコミュニティーを支持すると公言しており、万人の平等を訴えている。「LGBT+ Celebrity」(LGBT+のセレブ)賞にはカーラ・デルヴィーニュ、デミ・ロヴァート、サラ・ポールソン、一昨年カミングアウトし昨年同性婚したコルトン・へインズらがノミネートされた。多くの部門の中、「Best Destination」(最高の目的地)賞にはデンマークのコペンハーゲンやスペインのマドリードなどとともに日本の東京もノミネート入りを果たしている。それぞれの部門の勝者は「ブリティッシュLGBTアワード」の公式ホームページで行われる一般投票によって決まる。「Evening Standard」によれば、授賞式の主催者はLGBTの代表的存在であるエルトン・ジョンやケイトリン・ジェンナーをVIPとして招待することを計画中だという。また、リッキー・マーティンは「インターナショナル・アイコン」賞の受賞が決定しているため、出席する可能性が高そうだとのこと。(Hiromi Kaku)
2018年02月08日日本では、”LGBT”とくくられることが多い、セクシュアル・マイノリティ。徐々に認知度も上がっており、さまざまな活動を見ることがあります。このセクシュアル・マイノリティですが、海外では ”LGBTI” や ”LGBTIQ” と呼ぶことが多いです。”LGBTIQ”は、”Lesbian(レズビアン)”、”Gay(ゲイ)”、”Bisexual(バイセクシュアル)”、”Transgender/Transsexual(トランスジェンダー/トランスセクシュアル)”、”Intersex(インターセックス)”、”Queer/Questioning(クィア/クエスチョニング)” の頭文字を取ったもの。どういった表現にするか多くの議論があるなか、今回は、KUROさんからお話をうかがいました。彼は、”I” にあたるインターセックスでもあり、”G” にあたるゲイでもあるのです。当事者として活動する彼の思いとは。インターセックス、KUROさんが抱える ”クラインフェルター症候群” とは【多様な性、LGBTの世界】vol. 8インターセックスとは、性分化疾患ともいいます。性染色体や生殖器、解剖学的な性の発達が多くの人とは先天的に異なる状態です。これは、さまざまな症状を持った、おおよそ70種類の疾患をまとめた総称であり、どのような状態であるかは人それぞれです。前述した通り、性染色体や生殖器など身体的な特徴を表すものであり、生まれたときの身体の特徴で男性か女性かにわけにくかったり、曖昧であったりもします。また、インターセックスは身体的特徴に注目したものなので、生まれた身体と性自認が異なる ”トランスジェンダー” や ”性同一性障害” とは異なります。そのなかでも、KUROさんが抱えているのは ”クラインフェルター症候群”。男性の性染色体はXY、女性の性染色体はXXですが、KUROさんの性染色体は1本多く、XXYです。XXXYのように、Xの数が2つ以上多いという方もいらっしゃいます。ただ、診断の機会があまりないため、なかなか気づきにくいという面もあります。男性不妊のうちのひとつ、無精子症の原因になるので、不妊症の検査で判明するという方が多いようです。クラインフェルター症候群は、さまざまな症状を包括した名前です。一般的には、第二次性徴が完全に起きないことが多いですが、程度は人によって異なります。髭や体毛が少なかったり、手足が長かったりすることが多いようです。これは、第二次性徴から胴体の成長が止まって手足が成長することが原因です。KUROさんのように性染色体がXXYである子どもは、男児660人に1人の確率で生まれてくるといわれています。”男性らしくない男性” に見られたり、”どこか幼さが残った男性か女性” のように見られたりすることも。心臓に先天性の異常があったり、広汎性発達障害といった、社会的に生活を送りにくいとされる障害を伴う方もいらっしゃいます。また、体が弱くて病気にかかりやすい部分もあり、社会的にも身体的にも困ることがあるといいます。ここからは、KUROさんの体験談をお話します。まずは、当事者の声を聞いて ”知る” ところから。聞き慣れない単語かもしれませんが、”知る” ことが当事者の辛さに寄り添う第一歩になるのです。32歳のときに、僕自身がクラインフェルター症候群であることを知った僕の場合、第二次性徴が完全に起きなくて、髭は生えず体毛が薄かったです。見た目が男性らしくなく、とても悩んできました。実は、23歳のときに肺気胸を患ったのですが、肺に8か所も穴が空いてしまったのです。そのときにも、クラインフェルター症候群だと医師が気づくことはありませんでした。そして、32歳のとき、会社の健康診断で血液が異常に少ないと診断されたのがきっかけで、今まで感じてきた違和感を知人に打ち明けたのです。そこでたまたま教えてもらった ”当事者グループ” の人たちに話を聞いてみて、自分と同じ悩みを持った人がいるのだと知りました。泌尿器科で染色体検査をするようすすめられ、そこでクラインフェルター症候群だと初めて診断が降りたのです。知る機会がほしい、もっと認知されてほしい。当事者として感じてきたこと僕自身、当事者であるにもかかわらず、クラインフェルター症候群やインターセックスについての知識を教えてくれるものがあまりなかったように感じます。生きていくなかでさまざまな苦悩がありながらも、原因がわからないということが多いのです。僕は男性の体に生まれましたが、”男性らしくない男性” に見られることがストレスになっていました。親から「男らしくしなさい」と言われたり、社会からどう思われているかを過剰に心配してしまったりしたからです。”中性的" で、"女性にも見られることがある外見" から、公衆トイレや銭湯を利用したときに、ほかの利用者から苦情を受けることもよくありました。クラインフェルター症候群発覚後も、専門の病院がないことで非常に苦労しました。体力がなく、体調も崩しがちだった当時。当事者グループの人たちから併発しうる病気を教えてもらったときに、骨粗しょう症が気になりました。そこで骨密度を調べてもらいにいったのですが、かなり低くなってしまっていたのです。医師からは男性ホルモン治療をすすめられていましたが、男性ホルモン治療を受けると急に ”男性らしさ” が出てきます。ずっと一緒に生きてきた自分の体が変わってしまうのが怖くて、その治療に踏み切れずにいました。骨粗しょう症発覚もあり、どんどん悪くなっていく体調に不安を覚えるように。女性ホルモンのほうが骨密度を上げるという情報もあったため、僕は女性ホルモンでの治療を望みました。しかし、戸籍と反対の性ホルモン治療を受けるには、性同一性障害(GID)の診断書が必要になります。僕は、”女性化” したかったのではなく、長年ともに過ごしてきた体を変えずに、健康的な生活を送りたいと考えていました。希望した女性ホルモンの治療を受けるため、ジェンダークリニックに通い、GIDの診断書をもらおうとしました。しかし、”女性化” の意志が全くなかったので、診断書はもらえませんでした。骨密度や体調を改善したい。だけど、診断書がもらえない。そういった状況に焦りを覚えました。そして、自分で女性ホルモンを個人輸入し、自己判断で使用してしまうように。結果、骨密度は上がりました。しかしながら、胸が出てきて服に困るようになってしまったのです。そんなとき、良い病院に巡り会って、男性ホルモンに切り替えるようアドバイスされたのです。泌尿器科の病院で男性ホルモンの治療をしたいと伝えても、「うちは専門じゃないから他の病院に行ってください」と言われることがよくありました。でも、専門の病院がないというのが現状。どこに行ったら良いのか途方に暮れてしまいます。結果的に僕は、男性ホルモンで治療を続けています。治療を始めてから7年が経ちますが、ここまでくるのに長い道のりだったと感じます。さまざまな人を受け入れられる社会に。認知度と理解を高めたい現在は、認定NPO法人グッド・エイジング・エールズで、インターセックスとゲイの当事者として活動しています。インターセックスについての勉強会も行っており、認知度と理解を広げられたら、と考えています。僕以外の当事者と話していても、大変な思いをしているのだと肌で感じます。”中性的” な外見からいじめに遭ったり、「生まれたことが悪いんだ」と思っている人までいるのです。また、僕同様、自己判断でホルモン治療を行ってしまう人もいます。専門の病院がなく、当事者への情報も少ないのが現状です。自己判断はとても危険なので、専門の病院ができるよう望んでいます。LGBTの認知度は徐々に高まっているように思いますが、インターセックスについてはまだまだ低いでしょう。当事者自身、発覚するまでに時間がかかり、悩んでしまうという事実もあります。LGBTはもちろん、インターセックスについてもより認知度が上がり、理解される社会を強く望んでいます。さまざまな人が笑顔でいられるために、僕自身、活動を続けていきたいと思っています。〜LGBTのバトン〜今回は、KUROさんにお話をうかがいました。次のお話は、パンセクシュアルでトランス女性の、しゅんかさん。工学分野の研究者で、認定NPO法人グッド・エイジング・エールズでは ”OUT IN JAPAN” の受け付けなどをしています。大学生の頃、バイセクシュアルでトランスジェンダーだとはっきりと自認したそう。26歳のときにパンセクシュアルという言葉を知り、”パン” に ”全ての” という意味があるのだということも知ったそう。”性別の枠を超えて人を愛する” といったステキな言葉だと感じ、まさに自分の性的指向に合致していると思い、それからはパンセクシュアルだというように、自分のセクシュアリティを紹介しているそうです。Information認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ(C)NataliaDeriabina/Gettyimages(C)wutwhanfoto/Gettyimages(C)monkeybusinessimages/Gettyimages(C)jacoblund/Gettyimages
2018年02月03日2017年12月、「OUT IN JAPAN」というプロジェクトが広島で開催されました。このプロジェクトは、LGBTを始めとするセクシュアル・マイノリティの方々をフォトグラファーが撮影し、カミングアウトするというもの。カミングアウトをするか否かは個々人の自由ですし、タイミングもそれぞれ。OUT IN JAPANでは、カミングアウトしたいという人を優しく受け止め、応援できる社会作りを目指しています。初の広島開催でしたが、どのような様子だったかをレポートします。今の社会に必要なものが見えてくるはずです。フォトグラファーはレスリー・キーさん!地方開催への熱い想い【多様な性、LGBTの世界】vol. 72015年4月から始まっているOUT IN JAPANというプロジェクト。2020年までに1万人撮影という目標を掲げて、全国で撮影会を実施中です。東京を皮切りに、大阪・福岡・名古屋・仙台、札幌と各地で開催してきました。大都市が主でしたが、今回は広島という地方開催です。地方開催だからこそ見えてくる社会の実態や当事者たちの想いがありました。フォトグラファーは、プロジェクト開始から継続して参加しているレスリー・キーさん(写真手前)。アートやファッションといった撮影、映画監督など、世界で活躍し、輝かしい実績を持つ写真家です。彼のOUT IN JAPANに馳せる想い、地方開催への想いもとても深いものでした。レスリーさん自身が日本のことを大好きで、日本にできることを考え続けてきたそう。そんななか、このOUT IN JAPANに協力することは、日本に大きく貢献できるのではないかと考えました。一人ひとりが生まれ持ったものにプライドを持って生きていってほしいという強い思いがあります。日本では、LGBTのことを知らない人が多く驚いたと語ります。必要なのはコミュニケーションであり、伝えていくことだと力を込めました。レスリーさんは自然体の写真を表現したいと思っています。和やかなムードのなか行われた撮影会ですが、被写体になるというのはどうしても緊張してしまうもの。しかし、無理な表情を撮影するのではなく、緊張していれば緊張したままの姿を撮影したいと語りました。それが ”今” のあなたなのだから。この言葉も、自然なキャラクターを活かして、写真で生命力を発信したいという想いがあるからこそ出るのだと伝わってきました。温かい言葉と笑顔が飛び交う、優しさあふれる撮影会認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ主催のこのプロジェクト。ヘアメイクサポートとして資生堂、スタイリングサポートとして丸井グループ、カメラ機材サポートとしてキヤノン、といった具合にさまざまな企業がその強みを活かして協賛しています。参加者は、それぞれプロにヘアメイクや衣装をセットしてもらいます。担当者は彼らに寄り添いながら、なおかつ特別扱いをするといった空気もなく、さまざまな人の居心地が良い空間ができあがっていました。にこやかな笑顔があふれながら、個々の美しさを引き出していきます。初対面同士の参加者たちもフレンドリーで、楽しそうな会話が飛び交っていました。いざカメラを前にすると緊張した面持ちになる方もいましたが、前述の通りレスリーさんはそれを ”今” として撮影していました。ポージングや表情などはきちんと指導してもらえるので安心です。リラックスムードのなか、プロの力でより自分らしさが引き出された姿を撮影する。カミングアウトをするという勇気も含めて、参加者にとっても良い1日になったのではないでしょうか。当事者の可視化をする意義。主催者の想い認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表の松中権さん。松中さん自身がゲイで、LGBT当事者でもあります。カミングアウトは必ずするべきものではなく、個人の自由です。しかし、カミングアウトしたいと思ったときに、カミングアウトしやすい社会であるように変えていきたいのだと語ります。そのためには当事者の可視化が必要。可視化することで、自分の身近にも当事者がいるかもしれないという意識をいろんな人に持ってもらうのです。参加者一人ひとりにメッセージを書いてもらいウェブサイトにアップしています。そこにはさまざまな年代、職業、出身地、セクシュアリティの方がいます。当事者の方には勇気や希望を持ってもらいたいと願い、そうでない方にもセクシュアル・マイノリティの方が当たり前にいる存在として世の中に届くようにと活動を続けています。また、東京を中心に理解が広がっているいっぽう、地方は閉鎖的でなかなか理解が進まないという現状があります。そのような現状ではカミングアウトしにくく、”隣にいない存在” になってしまいがち。だからこそ、地方での開催にとても意味があるのだと考えているそう。これからは地方での撮影会だけでなく、写真展の実施も目指したいと熱を込めます。誰しもがその人らしく暮らせる社会になるように。いつかはLGBTというカテゴリーさえも無意味になるように。今は過渡期として、丁寧かつ力強く声を届けていきたいと考えています。一般社団法人広島県セクシュアルマイノリティ協会(通称「かも?」Cafe)代表理事の野元惠水さん。セクシュアリティはストレートで、アライとして活動しています。親友の子どもや仕事のクライアントに当事者がいたことで、彼らの生きづらさを感じたそう。少しでも力になれればと、広島県での活動を続けています。広島の閉鎖的な面を知っているぶん、撮影会には人が集まらないのではと危惧していたそう。当初は写真展だけを開催しようと思っていたけれど、グッド・エイジング・エールズと話を進めていくなかでポジティブな気持ちをもらい、撮影会開催を踏み切ったのだとか。LGBTに限らずボーダレスな社会を望み、誰も排除されない世の中になるよう活動しています。都会だけではなく、あなたの隣にも当事者がいるかもしれないという優しい想像力を持ってほしいと力強く語りました。OUT IN JAPANのロゴやポスター、チラシ等をデザインしている廣橋正さん。昔見たアメリカのLGBT写真集がきっかけで、日本でもそういったものを出したいと考えていたそう。セクシュアル・マイノリティ当事者はどこにでもいるのに、日本では全く認知されていなかったのを常日頃から疑問に感じていたそうです。「私はリンゴが好きだけど、あなたはレモンが好きなんだ」。LGBT当事者とそうでない人の違いは、それくらい些細なものだと考えています。将来的にはLGBTだけでなく他の様々なマイノリティにも優しく、"違い"を受け入れ認め合える社会になってほしいと願っています。デザインに関しては、様々に違う顔や表情、ポーズが一番美しく見える正方形を選んだということ。写真はモノクロでその人らしさをストレートに表し、その上にかかる金色のロゴによって、クローゼットから出てきて光り輝いている彼らの勇気を表現。10年経っても輝いているデザインを願って作ったそうです。「来て良かった…!」参加者の声を聞いてみました広島から参加した、ユキさん。セクシュアリティはゲイです。LGBTのイベントに参加するのは初めてだったけど、写真で自分を表現できればという思いで来ました。異性愛や同性愛の垣根を越えた社会を望んでいるそう。参加して本当に良かったと感じていて、これからもこういったイベントに行ってみたいと笑顔を見せました。Male to Female(MTF)の一之瀬花凛さん。彼女も広島からの参加です。LGBTイベントの参加は初めてでドキドキしたけれど、紹介してくれた人がいたので安心感があったそう。今回参加して良かったけれど、広島の閉鎖的な地域性を考えると今後も室内イベントでないと抵抗があると話します。東京などになると、パレードのような開かれたイベントへの参加にも抵抗感がないそうです。広島でも理解が深まるよう願っており、まずは知ってもらうところからだと語りました。元保健室の先生であり、現在は全国で講師をしている井上鈴佳さん。セクシュアリティはレズビアン。以前広島県内で講演会をした縁で、大阪から参加したそうです。大阪は「おもしろければ何でも来い!」というノリがあるそうで、そこが広島と違うな、と感じます。LGBT当事者の自殺率を下げたいという目標を掲げており、全国の子どもたちにセクシュアル・マイノリティの基礎知識を伝えています。当事者として伝えることで、子どもたちの意識が変わればと考えているそう。自分自身がセクシュアル・マイノリティ当事者だと気付いたとき、身近に当事者がいたときに、井上さんのことを思い出してもらえれば、と語ります。セクシュアル・マイノリティであっても他の人と変わらないし、いろいろな人がいるのだという考えが浸透するよう活動しています。今回のイベントに参加したのも、その一助になればという思いだそうです。広島からパートナー同士で参加したというC.Kさん(Cさん:写真右、Kさん:写真左)。Cさんはパンセクシュアル、KさんはFemale to Male(FTM)であり、クィアでもあります。これまでは、広島以外にも東京や関西でのLGBTイベントに参加したことがあるそうです。ただし、パートナー同士で大々的にカミングアウトするというのは初めてだそう。元々OUT IN JAPANは知っていたもの、広島には来ないだろうと思っていたと話します。ところが今回広島で開催されると知り、2人での参加を決意したそうです。一部の人にはカミングアウトしていたけれど、どこか殻に閉じこもってしてしまうところがあったと話すKさん。この日の撮影で、フッと心が軽くなったそうです。自然に笑顔になれる空間が心地よかったと、2人で笑みを交わしていました。岡山から参加したアメリカ人のJoshua V Oggさん(写真右)と、広島から参加のRasheim Taylorさん(写真左)。彼らはゲイで、友人同士です。Joshuaさんはアメリカで人権キャンペーンに参加したことがあるそうですが、写真を通したイベントは初。支援したいという思いやプライドがあっての参加です。楽しい時間を過ごせ、達成感があると笑顔で話してくれました。いっぽう、Rasheimさんはギリギリまで参加を悩んだそう。東京の友人が参加していたためOUT IN JAPANは知っていたけれど、勇気が出るまで時間がかかったと話します。友人に相談して「変われるかな」と思い、決断したそうです。実際に参加すると心が軽くなったと穏やかな声で語りました。マイノリティであっても、人と違う個性を尊重し合える社会を望んでいます。当事者は全国にいます。身近な存在なのだと意識してみてこちらは、この日撮った参加者の写真の一部です。それぞれが自分に誇りを持って輝いているのがわかるかと思います。その姿は、LGBT当事者ではない方と同じ。みんな、生まれ持った輝きを持っているのだと私は思います。LGBTというくくりは関係なく、自分に誇りを持って生きるのが素晴らしいのです。しかし、カミングアウトしにくい社会であるのも事実。地方ではそういった空気感が強いのだなと肌で感じました。LGBTは遠い世界での出来事ではありません。全国のどこにでも、当事者がいるのです。いろいろな人がいて当たり前だという未来を作るために。このプロジェクトはとても大切な意味を持っているのだと思います。LGBTのニュースを見る機会が増えましたが、東京など大都市での出来事が多いな、と私自身感じます。全国どこに住んでいても身近で当たり前だという社会になることを切に願います。この1日で見たたくさんの笑顔や温かい空気感が広がっていくように。デザインにも込められた想いのよう、輝き、色あせないように。あなたもLGBTを身近に意識して、そして伝えてみてください。きっと、誰もが生きやすい未来が待っているはずです。InformationOUT IN JAPAN認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ一般社団法人 広島県セクシュアルマイノリティ協会(通称「かも?」Cafe)レスリー・キー氏すべてのソーシャルメディアのアカウント:lesliekeesuper写真(レスリー・キー氏以外の人物写真除く):photo anno
2017年12月27日LGBT支援団体として活動している、認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ。その団体のなかで、唯一 ”アライ” として活動している女性がいます。その女性が、鈴木美樹さん。アライとして活動する思いをうかがいました。LGBT当事者との出会いとNPO法人立ち上げに関わるまで現在、私は化粧品などの流通系コンサル会社を持ち、仕事をしています。そのかたわら、認定NPO法人グッド・エイジング・エールズでも活動をしています。グッド・エイジング・エールズは、LGBT支援団体。そのなかで、唯一アライとして活動しているのです。アライとは、Ally(同盟、盟友、味方)が語源の言葉。LGBT当事者でなくても、LGBTを応援したり支援を行ったりしている人のことを指します。私がLGBT当事者の方と出会ったのは、新入社員時代のころまでさかのぼります。当時私は百貨店に勤務していました。企画スタッフとして働いており、デザイナーと商品企画をすることもありました。そんなとき、ゲイのデザイナーと出会ったのです。当時は1983年。「ゲイはいないものだ」という風潮さえ流れていたように感じます。彼は、「日本で生活することはできないから海外に行く」と、カミングアウトしてくれたのです。これが最初のLGBT当事者との出会いでした。その後私はニューヨークで仕事をすることになりました。ニューヨークでは、クラブに行くこともありました。そこで出会う友達が、ゲイばかりだったのです。これが第二の出会いです。そしてその後、現在グッド・エイジング・エールズの代表をしている松中権さんと出会ったのです。松中さんはLGBT当事者で、ゲイに当たります。私は13年前に夫を亡くし、夫の後輩だった松中さんと病院で出会ったのです。お葬式、1周忌、と顔を合わせる機会があり、精神的に弱っていた私を松中さんや彼の友だちが支えてくれました。支えてくれた松中さんの友だちにはゲイもいました。時が経ち、松中さんはNPO法人を立ち上げたいのだと打ち明けてくれました。私は今まで支えてくれたことへの感謝もあり、「私にできることがあれば」と参加を希望したのです。当時はアライという言葉もなかった時代。LGBT関係のNPO法人で活動していると、レズビアンだと思われることもありました。でも、そういった周囲の視線は気にならなかったのです。アライの立場だからこそできること。みんなの ”かけ橋” になりたい当事者が、ゲイであることをカミングアウトしてくれたときも、「そういった人もいるよね」という認識でした。根強い差別意識があるなか、いろんな人に、LGBTの存在や当事者のことを正しく知ってほしいというふうに思っていたのです。あるとき、店舗の物件を持っているオーナーから「お店をやらない?」といった話を持ちかけられたことがありました。松中さんにも相談しましたが、結局いったん断ったのです。しかし、少し時が経ってから、松中さんやほかのグッド・エイジング・エールズのメンバーが「LGBT当事者であってもそうでなくてもみんなで笑顔になれる場作りをしたい。そういった場作りのために、カフェを作ることはできないかな?」と相談してきました。当時、LGBT当事者が集う場といえば、新宿二丁目のような夜の世界ばかりでした。昼の世界にも、そういったオープンな場作りができれば、と思ったのです。それからは、いったん断ったカフェの場を借りることに奮闘しました。そこは古い別荘地で、お金持ちのご年配の方が多い地域。LGBTに理解がないかも……と思いました。まずはLGBTについて知ってもらうところからと、説明から入りました。返ってきた言葉は、「その人たちは女装しているの?」。そこで、松中さんたちに会ってもらうことにしたのです。「何でも聞いてください」というスタンスでお話をしたら、松中さんたちとオーナーはひと晩で仲良くなりました。ステキな仲間に囲まれていると感じた瞬間でもありました。さまざまな場面で批判されることがあるかもしれない。トラブルが起きるかもしれない。そんなときは、私が前に出よう。そう決意していました。しかしそれも杞憂に終わりました。ステキな仲間と活動しているからだと思います。もっとアライが増えてほしい。これが私の願いですとある企業では、LGBTは全体の7.6%だと発表されています。当事者が団結しても、8%ほどの力なのです。でも、当事者でない私たちが理解し、アライになれば……。それはもっともっと大きな力になるでしょう。私自身の考えでは、アライはLGBTを ”支援している” とは思っていません。LGBT当事者と同じ目線で、ともに過ごしている。より良い暮らしに向かっている。そう思っているのです。私はこの活動をしていくなかで、たくさんの学びをもらっていると感じています。こういった考えの方も増えたら良いな、と思っています。アライになるためには、何かに所属する必要はありません。本などを読んで、もっと勉強がしたかったら ”アライ会” というものに行くという方法もあります。LGBTを知り、ともに笑顔で暮らしたい、と考える人がひとりでも多く増えてくれれば幸いです。Information認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ(C) kupicoo/Gettyimages(C) RomanBabakin/Gettyimages(C) veerasakpiyawatanakul/Gettyimages
2017年09月14日お笑いコンビ・NON STYLEの石田明(37)が13日、自身のブログを更新し、一部で報じられた妻の妊娠について「デリケートな問題ですので、そっとしといてあげてください」と呼びかけた。 一部スポーツ紙が、石田の妻が第1子、第2子となる双子の女児を妊娠しており、7月下旬に出産予定だと報道。石田は『また改めてご報告させていただきます』というタイトルでブログを更新し、「記事になりましたが、予定日はまだまだ先です」と報道を認めた。 つづけて「デリケートな問題ですので、そっとしといてあげてください」と呼びかけ、「また誕生しましたら改めて報告させていただきます」とつづった。 ネットでは「おめでとう!」「いいお父さんになりそう」と祝福の声があがっている。
2017年06月13日オンライン動画配信サービス「Hulu」では、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の啓蒙活動や関連イベントが開催される「プライド月間」に合わせ、6月5日(月)から「LGBT映画祭」の配信を実施することになった。「LGBT映画祭」では、LGBTに焦点を当てた珠玉の映画の数々を集め、映画祭と題して大特集。日本テレビ「映画天国」の「LGBT映画祭」にて放送される4作品『あしたのパスタはアルデンテ』『ぼくのバラ色の人生』『アルバート氏の人生』、さらに2014年カンヌ国際映画祭で絶賛され、クィア・パルム賞を受賞した『パレードへようこそ』も、放送後にHuluにて配信。同作はSVOD(定額制動画配信)サービスでは初の配信となる。■日本テレビ「映画天国」の放送後Huluで配信される4タイトル『あしたのパスタはアルデンテ』6月6日(5日深夜)マドンナやジョン・トラボルタが絶賛し、本国イタリアで140万人を動員する大ヒットに。イタリアの名匠フェルザン・オズペテクが、家族の絆をユーモアとぬくもりたっぷりに描く。笑えて泣ける、新時代のゲイ映画の傑作!『ぼくのバラ色の人生』6月13日(12日深夜)第55回ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞など多くの映画祭で喝采を浴び、世界中の観客たちに感動を与えた名作。女の子になりたいと思う少年と、戸惑いを隠せない周囲の大人。性別違和感を持つ子どもへの偏見と理解を描く。『アルバート氏の人生』6月20日(19日深夜)19世紀のアイルランド、女性としては生きづらい時代に、男性として生きることを選んだアルバートの数奇な人生を描く。1980年代、オフ・ブロードウェイでこの役を演じた大女優グレン・クローズが、30年の年月を費やし、主演・製作・脚本・主題歌の作詞の4役をも務め、映画化した情熱の作品。『パレードへようこそ』6月27日(26日深夜)1984年英国サッチャー政権下、ストライキ中の炭鉱労働者支援に立ち上がったロンドンのLGSM(ゲイとレズビアンの活動家たち)の若者たちと、ウェールズの炭鉱労働者の交流を綴る実話を基にした感動作。■Hulu「LGBT映画祭」のそのほかのラインナップ第86回アカデミー賞でマシュー・マコノヒーが主演男優賞、ジャレッド・レトが助演男優賞を受賞するなど、数々の映画賞を受賞した『ダラス・バイヤーズクラブ』、第二次世界大戦下、解読不可能といわれた暗号エニグマに挑んだ天才数学者アラン・チューリングの悲劇の運命を描いた『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』、故レスリー・チャンとトニー・レオンが共演し、繊細なラブストーリーで大ヒットしたウォン・カーウァイ監督作『ブエノスアイレス』、口コミからスマッシュヒットとなり、主演のアラン・カミングの魂の歌声と心に突き刺さるメッセージが観る者に衝撃を与えた『チョコレートドーナツ』など名作、話題作が勢ぞろいする。■“ゲイ版SATC”と呼ばれたドラマ「Looking/ルッキング」にも注目!さらに、Huluでは現在、ゲイ版“セックス・アンド・ザ・シティ”と呼ばれる海外ドラマ「Looking/ルッキング」のシーズン1、2が独占配信中だ。アメリカの大手有料チャンネル「HBO」で放送開始されるや、各方面で大きな話題を呼んだTVシリーズ。サンフランシスコからベイエリアまでロケを重ね、現代を生きる“なんら特別ではないゲイ男子”をリアルに描く。製作総指揮・監督を務めるのは、2016年、シャーロット・ランプリングがアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた『さざなみ』で注目を浴びたアンドリュー・ヘイ。恋愛関係ではないが仲良しの3人の男たちを中心に、友情、出会い、別れなど、多様化するゲイライフをありのままに活写する。ヘイ監督をはじめ、このTVシリーズに携わった脚本家やスタッフの半数以上が、いまを生きるリアルなLGBTたち。主人公パトリックを演じるのは、人気ドラマ「glee/グリー」のジェシー役で知られ、自身もゲイをカミングアウトしているジョナサン・グロフ。“LGBTテーマのドラマが次のステップを踏んだ”と評されているのも、ひとたび観れば納得できるはず。「LGBT映画祭」は6月5日(月)からHuluにて特集配信。「Looking/ルッキング」シーズン1、2はHuluにて配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダラス・バイヤーズクラブ 2014年2月22日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2013 Dallas Buyers Club, LLC. All Rights Reserved.チョコレートドーナツ 2014年4月19日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開(C) 2012 FAMLEEFILM, LLCイミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 2015年3月13日より全国にて公開(C) 2014 BBP IMITATION, LLCパレードへようこそ 2015年4月4日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開(C) PATHE PRODUCTIONS LIMITED. BRITISH BROADCASTING CORPORATION AND THE BRITISH FILM INSTITUTE 2014. ALL RIGHTS RESERVED.
2017年06月02日日本テレビの「映画天国」では、世界的にLGBT Prideパレードが実施される6月の「プライド月間(Pride Month)」に合わせ、“LGBT映画祭”を開催。LGBTの当事者でもある、映画ライター・よしひろまさみち氏とNPO法人「虹色ダイバーシティ」代表の村木真紀氏をゲストに迎えて作品を解説。4週にわたり、地上波初放送作品を含むLGBTをテーマにした映画を放送していく。“LGBT”とは、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの頭文字をとった言葉で、性的マイノリティとされる人たちの総称。Prideパレードとは、LGBTが「自分たちの性的指向や性自認にPrideを持って生きよう」と奮起し、1970年から始まったイベント。毎年6月にはニューヨーク、サンフランシスコ、トロント、ベルリン、ソウルなど、世界各地で大小さまざまなLGBTのイベントが開催される。今回、「スッキリ!!」などで映画紹介を担当する映画ライターのよしひろ氏と、LGBTと職場に関する調査、講演活動などを行っている村木氏というゲストに迎え、LGBTとして生きること、働くこと、家族に告白すること…など、さまざまな観点からLGBTを描いた4作品を放送する。本番組の谷生プロデューサーは、世界各地で盛り上がるプライド月間に合わせたLGBT映画祭に、「たいへん大きな意義を感じています」とコメント。「今回お届けする映画は、いずれも世界の映画祭でさまざまな受賞歴を誇る素晴らしい作品です。映画祭でお届けする作品をより見やすく、より楽しんでいただくため、今回、村木さんとよしひろさんというゲストをお迎えし、作品解説コーナーを製作します。映画祭の4週間、映画本編放送前に放送作品のみどころや解説、LGBT目線からみた分析などをお届けします。このコーナーも一助となり、LGBTという言葉になじみがない方にも、今回のお祭りの放送が心に残る視聴体験になることを願っています」と、期待を込めている。■『あしたのパスタはアルデンテ』(’10)6月6日(6月5日深夜)放送イタリア南部の保守的な街を舞台に、老舗パスタ会社の創業者の跡取り問題をコメディタッチも交えて描く。創業家の二男がゲイであることを父に告白しようとすると、驚くことに長男の兄が先に「自分はゲイだ」とカミングアウト…。保守的な土地でゲイを告白することの難しさ、家族の愛と絆を軽やかに描く。地上波初放送。■『ぼくのバラ色の人生』(’97)6月13日(6月12日深夜)放送女の子になりたいと願う少年の姿を描いたハートウォーミングなドラマ。7歳の男の子リュドヴィックの将来の夢は、かわいい女の子になること。好きな男の子と結婚ごっこをしたり、着せ替え人形で遊んだりと、女の子を意識した遊びを繰り返すが…。1998年のゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞作。■『アルバート氏の人生』(’11)6月20日(6月19日深夜)放送自由を得るために男性として生きなければならなかった女性の姿を描き、製作、脚本も兼ねた主演のグレン・クローズは2011年の第24回東京国際映画祭の最優秀女優賞を受賞、第84回アカデミー主演女優賞にもノミネートされた。『彼女を見ればわかること』『美しい人』のロドリゴ・ガルシア監督作。地上波初放送。■『パレードへようこそ』(’14)6月27日(6月26日深夜)放送原題は『Pride』。1984年サッチャー政権下、不況に揺れるイギリスが舞台。ストライキ中の炭鉱労働者と家族を支援するため、ゲイ&レズビアンの仲間がLGSMという組織を結成し、募金活動を開始。やがて連帯が広がっていく様子を、実話に基づいて描く。第67回カンヌ国際映画祭でクィア・パルム(LGBT映画賞)を受賞。地上波初放送。「映画天国LGBT映画祭」は6月6日(火)1時59分~(月曜深夜)、4週にわたり日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年05月18日4月29日(土)〜5月7日(日)の期間中、東京・渋谷の代々木公園やその周辺で「東京レインボープライド 2017」が開催されます。LGBT をはじめとする、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)関連では日本最大級のイベントですよ。パレードやスペシャルライブなどの催しをご紹介します!「東京レインボープライド」とは?「東京レインボープライド」の目的は、イベントを通じてLGBT当事者や支援者とともに「“生”と“性”の多様性」を祝福することにあります。さらにつながる「場」も提供。LGBT をはじめとするセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)が自分らしく、より前向きに暮らせる社会の実現を目指しています。●今年のテーマは「CHANGE-未来は変えられる-」2017年は「CHANGE-未来は変えられる-」が、イベントのテーマです。テーマには、“セクシュアリティにかかわらず、すべての人が個人として尊重され、幸せを求めることのできる未来へ”という願いがこめられています。この理念に賛同し、協賛した企業や団体は190以上。動員数10万人が見込まれ、注目度の高さがうかがえます。●主な催しのスケジュールをチェック●4月29日(土)「オープニングレセプション」東京都庁の展望室にあるカフェで、イベントの開催を宣言します。時間:19:00~21:00会場:東京都庁45階南展望室「Tokyo Cafe 202」(東京都新宿区西新宿2丁目8−1)●5月6日(土)「フェスタ DAY」代々木公園を会場に、野外ステージでのパフォーマンスや出店ブース巡りを楽しみましょう。時間:10:00~18:00会場:代々木公園イベント広場&野外ステージ●5月7日(日)「パレード DAY」色とりどりのフロート(山車)の先導で渋谷や原宿を行進します。時間:10:00〜18:00 ※パレードは12:00~会場:代々木公園イベント広場&野外ステージ中島美嘉さんがスペシャルライブに登場!「パレード DAY」の、5月7日(日)には人気アーティスト・中島美嘉さんのスペシャルライブがおこなわれます。東京レインボープライドの活動コンセプトに賛同する中島美嘉さんの歌声が代々木公園野外ステージに響き渡りますよ。スペシャルライブに先駆け、中島美嘉さんから「今回『TOKYO RAINBOW PRIDE 2017』スペシャルライブに出演させていただけること、とても光栄に思っています。このようなイベントを通して、偏見や差別のない、様々な幸せの形を尊重し合えるムーブメントが広がっていくことを強く願っています。ライブの方も、皆さんに楽しんでいただけたら嬉しいです。それでは会場でお会いしましょう!」というメッセージが発表されています。観覧は無料。要チェックのライブです。開催日時:5月7日(日)17:00~ ※雨天決行、荒天中止日程:2017 年5月7日(日)会場:代々木公園野外ステージ料金:無料ご紹介した催しのほかにも、4月29日(日)〜5月7日(日)の期間中を「レインボーウィーク」として、東京を中心に全国各地でワークショップやシンポジウムが開催されるそう。近くのワークショップやシンポジウムをチェックして、参加してみませんか?開催概要「東京レインボープライド 2017」開催期間:2017年4月29日(日)〜5月7日(日)会場:代々木公園(東京都渋谷区代々木神園町2−1)、協力施設や公共スペース主催:特定非営利活動法人 東京レインボープライドURL:
2017年04月27日特定非営利活動法人「東京レインボープライド」では、4月29日(土)~5月7日(日)まで日本最大級のLGBT関連イベントであり、“生”と“性”の多様性を祝福する人たちの祭典「東京レインボープライド」を今年も開催。5月7日(日)の「パレードDAY」に行われるスペシャルライブに、活動コンセプトに賛同した中島美嘉が登場することが分かった。「東京レインボープライド」は、LGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)が、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、前向きに生きていくことができる社会の実現を目指し、イベントを通してLGBT当事者並びにその支援者=アライ(Ally)と共に、「“生”と“性”の多様性」を祝福し、つながる「場」を提供するイベント。今年は国内外から過去最高となる190もの企業・団体が協賛。その注目度の高さを受け、イベントの動員数も去年の7万500人から大きく増えて10万人を超える見通しという。そして、当イベントのメインイベントとなる、カラフルなフロート(山車)の先導により渋谷・原宿の街を行進する「パレード DAY」に行われるスペシャルライブに、唯一無二のアーティストとして知られる中島さんの参加が決定。今年3月に4年ぶりのオリジナルアルバムをリリースした中島さんは、5月からピアノの河野伸とともに「中島美嘉プレミアムライブツアー2017」を開催する予定で、それに先駆けたスペシャルライブを“虹色”の会場に届ける。中島さんは、今回のライブ出演に「とても光栄に思っています」とコメント。「このようなイベントを通して、偏見や差別のない、様々な幸せの形を尊重し合えるムーブメントが広がっていくことを強く願っています。ライブのほうも、皆さんに楽しんでいただけたら嬉しいです。それでは会場でお会いしましょう!」と、思いを力強く語っている。「東京レインボープライド 2017」のテーマは、「CHANGEー未来は変えられるー」。変わらないと思っていたが、少しずつ、いま変わりつつある世界。セクシュアリティに関わらず、すべての人が個人として尊重され、幸せを求めることのできる未来へ、これからも活動を続けていこう、自分たちの手で変えていこう、という思いが込められている。「東京レインボープライド2017」は4月29日(土)~5月7日(日)まで東京都渋谷区代々木公園ほか協力施設や公共スペースにて開催。スペシャルライブ(無料)は5月7日(日)17時~代々木公園野外ステージにてスタート予定(雨天決行・荒天中止)。(text:cinemacafe.net)
2017年04月23日年末から2月にかけて、さまざまな視点からLGBT (レズビアン/ゲイ/バイセクシャル/トランスジェンダー)について描いた作品が続々と公開される。LGBTをテーマにした映画は近年増加し、『キャロル』や『チョコレートドーナツ』などのように高い支持を集める作品も多い。LGBTを取り巻く事実、現状について、まずは映画を通して理解を深めてみよう。■『ストーンウォール』LGBT解放運動のきっかけとなった“反乱”描く/公開中インディアナ州から、N.Y.グリニッジ・ビレッジのクリストファー・ストリートへとやってきたダニー(ジェレミー・アーヴァイン)。ゲイであることで両親に見放され、恋人のジョーにも裏切られ、追われるように故郷を出た孤独なダニーを受け入れたのは、この街で暮らすレイだった。彼らの部屋に住まわせてもらい、常に陽気に歌い踊りながら、たくましく生きていく仲間を得たダニー。身を寄せ合うように暮らすゲイやレズビアン、ドラァグ・クイーン、政治活動家のトレバーらと出会うが…。1969年に起きた実際の事件“ストーンウォールの反乱”を描いた本作。監督は、ゲイをカミングアウトしているローランド・エメリッヒ。N.Y.の「ストーンウォール・イン」に集まるマイノリティの若者たちが、差別に耐えかね、ついに立ち上がる!■『タンジェリン』全編iPhoneで撮影!L.A.のトランスジェンダーの女性たちを描く/1月下旬公開太陽が照り付けるロサンゼルス、ウェストハリウッド。クリスマス・イブ、街角のドーナツショップで1個のドーナツを分け合う2人。28日間の服役を終え、出所間もない娼婦シンディは、自分の“留守中”に恋人が浮気したと聞き、ブチ切れる。一方、歌手を夢見る同業のアレクサンドラはそんな親友をなだめつつも、夜に小さなクラブで歌う自分のライブのことで頭がいっぱい。さらに、彼女たちの仕事場の界隈を流すアルメニア人移民のタクシー運転手ラズミックも巻き込んで、それぞれのカオティックな1日が、けたたましく幕を開ける――。Fワード炸裂なのに、ホロリとさせられる聖なる夜のL.A.狂騒曲。アメリカ・インディペンデント界の気鋭監督ショーン・ベイカーが、2人のトランスジェンダーの女性たちの日常をリアル&ポップに描いたまったく新しいガールズムービーだ。■『ハンズ・オブ・ラヴ手のひらの勇気』実話から生まれた勇気ある感動作/公開中20年以上、刑事として働いてきたローレルは、ある日、ステイシーという若い女性と恋に落ちる。年齢も、取り巻く環境も異なる2人だったが、徐々に関係を築いていき、郊外に中古の一軒家を買い、一緒に暮らし始めることに。やがて、ローレルは病いに侵され余命半年という宣告を受けてしまう。自分がいなくなった後も、ステイシーが2人の大切な家で暮らしていけるよう、遺族年金を彼女に遺そうとするローレル。だがそれは、同性パートナー同士では法的に認められていなかった。病いと闘いながら、平等な権利を求めて闘う決心をしたローレルの訴えは、やがて社会的なムーブメントへと拡大していく――。アカデミー賞受賞のジュリアン・ムーア、そして製作も務めたエレン・ペイジが演じたレズビアンのカップルが向き合う愛と勇気の物語。限られた余命の中で、愛する人に何を残せるか。彼女の勇気が全米を動かしてゆく。■『彼らが本気で編むときは、』生田斗真と桐谷健太が恋人同士に/2月25日(土)公開小学生のトモは、母親ヒロミと2人暮らし。ある日、突然ヒロミが家出をしてしまい、独りきりになったトモは、叔父・マキオの家に向かう。マキオはリンコという美しい恋人と一緒に暮らしていた。リンコは性別適合手術を受けたトランスジェンダーの女性だ。リンコの美味しい手料理に、安らぎを感じる団らんのひととき。トモは母が決して与えてくれなかった家庭の温もりや愛情を注いでくれるリンコの存在に戸惑いながらも、3人での共同生活が始まった――。荻上直子監督が、男性とトランスジェンダーの女性のカップルと、育児放棄された少女の不思議な共同生活をたっぷりの愛で描く本作。生田斗真がトランスジェンダーの女性という難しい役どころに挑戦した、愛と癒しの物語となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハンズ・オブ・ラヴ手のひらの勇気 2016年11月26日(土)より、新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2015 Freeheld Movie, LLC. All Rights Reserved.
2016年12月30日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「LGBT」です。***LGBTとは、「レズビアン」「ゲイ」「バイセクシュアル」「トランスジェンダー」の頭文字をとった言葉です。LGBは同性愛や両性愛の性的指向を指し、Tは性同一性障害を指すので、正確にはひとくくりにできないのですが、「セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)」を一般に知ってもらうため、まとめて呼ばれるようになりました。これまで、同性愛者というだけで、差別や偏見、人権が侵害されることが続いてきましたが、性的少数者への理解を示し、多様性を認める社会をと、LGBTが取り上げられる機会も増えてきました。誤解しないでいただきたいのは、LGBTを保護しよう、ということではありません。性的多数者と同様に、普通に生活ができる環境を整えようとしているだけなのです。たとえば、一般には結婚して家族と認められると、配偶者控除など税の優遇が受けられたり、家やお金を借りるときの保証人になることができますよね?ところが同性パートナーではこれらが認められません。そんななか、一昨年渋谷区では、同性でも結婚に相当する関係と認める「同性パートナーシップ証明書」を発行する条例が作られました。企業でも同様の動きがあり、パナソニックやソニーでは、同性でも結婚と認める社内制度を設け、結婚祝い金も出しているそうです。ANAやJALではマイレージを共有できるようになりましたし、携帯電話会社もソフトバンクを皮切りに、同性でも「家族割」が使えるようになりました。ライフネット生命では、同性でも死亡保険金が受け取れるようにしています。また、LGBTフレンドリーな会社を支援団体が認定する取り組みなども広がりつつあります。いま、日本のLGBT人口は約20人に1人といわれています。あなたの周りにも、LGBTであることを言い出せずにいる方が、いらっしゃるかもしれません。LGBTが特にマイノリティなのではなく、誰にでも他人と違う部分はあり、そのひとつが性の問題ということなのです。違いを「ないもの」と無視するのではなく、お互いに認め合った上で、共に生きる道を皆で作っていけたらと思います。◇ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2016年11月16日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2016年11月13日LGBT(セクシュアル・マイノリティ)が題材の映画を上映する「第25回レインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」が、7月9日から7月15日まで東京・新宿三丁目のシネマート新宿、7月15日から7月18日まで東京・表参道のスパイラルホールで開催される。「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」という名称で1992年より開催され、回を重ねるごとに規模が拡大した同映画祭。昨年、運営母体として「NPO法人レインボー・リール東京」を設立したことに伴い、今年から映画祭の名称も「レインボー・リール東京」に改め、新たな一歩をスタートさせる。「レインボー・リール東京」では、レズビアンやゲイだけでなく、バイセクシュアル、トランスジェンダーなど、様々なセクシュアリティを題材にした作品の上映を通じて、多様で自由な社会が創造される場となることを目指すと共に、公開される機会があまり多くないセクシュアル・マイノリティをテーマとする国内外の作品を紹介することによって、映像文化の創造に貢献することを目的としている。同映画祭では、長編12作品に加え、短編4作品を上映。長編作品には、『NO』『ザ・クラブ』の名優アルフレド・カストロが主演を務め、昨年のヴェネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞に輝いた『彼方から』をはじめ、第88回アカデミー賞外国語映画部門のタイ代表作品『チェッカーで(毎回)勝つ方法』、女性同士の倒錯的な愛の関係を見事な映像美で描き、議論を巻き起こした問題作『バーガンディー公爵』、同性カップルを親に持つ4人の“ゲイビー”の日常を追うドキュメンタリー『ゲイビー・ベイビー』など、日本初公開の作品が数多くラインアップ。また、グレッグ・アラキ監督のレトロスペクティブ企画として、1993年の劇場公開当時、ゲイ版『テルマ&ルイーズ』として話題になったニュー・クィア・シネマの代表作『リビング・エンド』のデジタル・リマスター版と、スコット・ハイムの小説『謎めいた肌』を原作とする青春映画で、『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン=レヴィットの繊細な演技が光る『ミステリアス・スキン』の上映も行われる。短編作品には、アジア、太平洋地域でのLGBT映画の支援や振興を目的として、昨年設立されたAsia Pacific Queer Film Festival Alliance(APQFFA)のアライアンスに加盟する映画祭推薦作品がラインアップ。『虎の威を借る狐』『ソウォル路の夜』『ママには言えない私の秘密』『スクール・デイズ』の4本が、「QUEER×ASIA ~APQFFA傑作選~」として、日本で初公開される。上映作品の詳細や上映時間、鑑賞料金については、同映画祭のオフィシャルサイトで確認出来る。セクシュアル・マイノリティをテーマとする珠玉のドラマやドキュメンタリーが上映される本映画祭で、LGBTの取り巻く環境の「今」を感じてみてはいかがだろうか?【イベント情報】「第25回レインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」会場:シネマート新宿住所:東京都新宿区新宿3丁目13-3 新宿文化ビル6F会期:7月9日~7月15日会場:スパイラルホール住所:東京都港区南青山5-6-23 スパイラル3F会期:7月15日~7月18日
2016年06月24日デミ・ロヴァートがノースカロライナ州の反LGBT法「HB2」(通称・トイレ法)に、開催予定だったコンサートをキャンセルするという形で反対表明をした。この州法は先月可決されたもので、性同一性障害の人々に公共施設で出生時の性別と異なるトイレや更衣室などの使用を禁じる事項が盛り込まれており、LGBTに対する差別だとして方々で批判の声が上がっている。デミとニックはトイレ法が可決されたことにひどく失望しており、6月から2人で北米を回るツアー「Future Now Tour」のノースカロライナ州での公演に限りキャンセルすると表明した。これに対し2人は連名で「私たちのコンサートでは、みんなが平等で、つながりがあって、受け入れられていると感じられる雰囲気を作りたいと思っているの。ツアーをキャンセルすることで悲しませてしまうファンもいるかもしれない。でもこのひどい法律に立ち向かうためだとわかってくれると信じているわ!」とSNSでファンに理解を求めた。2008年にディズニーチャンネルのテレビ映画「キャンプ・ロック」で共演した2人が再び一緒にパフォーマンスを行う貴重なツアーだが、ノースカロライナ州では見られなくなってしまった。2人のほかにもパール・ジャム、ブルース・スプリングスティーン、シルク・ドゥ・ソレイユなどがトイレ法への抗議表明としてノースカロライナ州での公演をキャンセルしている。(Hiromi Kaku)
2016年04月26日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使った栄養バランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立はこちら。今日の献立は「煮とかしカボチャのほうとう」を含めた全4品。見た目はどっしり、でも野菜たっぷりで作るのはどれも簡単!気軽に作れる献立をどうぞ。 >>今日の献立はこちら 煮とかしカボチャのほうとうカボチャと煮溶かせてあまじょっぱい美味しさに!調理時間:30分カロリー:414Kcal主材料:水 だし汁 麺 豚バラ肉 ニンジン シイタケ 白ネギ ゴボウ エリンギ 油揚げ >>「煮とかしカボチャのほうとう」のレシピを見る キュウリちくわメインの料理がどっしりしているときには簡単な副菜で調理時間:10分カロリー:64Kcal主材料:ちくわ キュウリ 青のり >>「キュウリちくわ」のレシピを見る 長芋の梅おかか和え鍋の箸休めに、さっとできる和え物を。調理時間:10分カロリー:30Kcal主材料:長芋 練り梅 かつお節 だし汁 >>「長芋の梅おかか和え」のレシピを見る 甘酒の牛乳割り牛乳で割ると飲みやすくなります。調理時間:5分カロリー:74Kcal主材料:甘酒 牛乳 >>「甘酒の牛乳割り」のレシピを見る
2016年02月17日ソフトバンクは、提供中の割引特典サービス「とく放題」において、2月4日から3月4日までキャンペーン「超おとく祭」を実施する。サービスの1周年を記念したもので、総額100万円分のプレゼントや全品90%オフの食料品特価セールなどが続々登場するという。同キャンペーンの魅力を伝えるべく、とく放題PRガールの井上咲楽さんが2015年のクリスマスに続き編集部にやってきた!井上さんは、2015年に「とく放題」のPRガールに就任した現役女子高生タレント。「超おとく祭」について聞くと「やっぱり映画が500円で観られる特典は最高ですね! 私はお小遣い性なので1,000円だと躊躇しちゃうときもあります。それが500円なら、映画を観たうえにポップコーンも食べられますからね。ぜひぜひ使って映画を楽しんでください」とお菓子好きの井上さんらしく教えてくれた。また、「超おとく祭」では、スマートフォン用のアクセサリも最大83%オフのセール価格で販売。井上さんは「スマホの充電ケーブルとかも安く買えるのはいいですよね。必要なものなのに意外と高かったりするので」と目を輝かせる。この日は、バレンタインデーも近いということでプレゼントの話題に。「番組で一緒のU字工事さんにプレゼントしました! チョコじゃなくて鯖の味噌煮を(笑)」と井上さん。なんでもチョコと同じく色が茶色ということでチョイスしたそうで、「前から一度作ってみたいと思っていたんですよね。『変わってるね」と喜んで(?)もらえました」と個性的なエピソードを披露してくれた。前述のとおり、現役女子高生の井上さんは今年で高校2年生に。目標について聞くと「毎日、お仕事で忙しくなりたいです! でも目標である蛭子能収さんのようにマイペースで頑張りたいと思います」と意気込んでいた。今後もとく放題と井上さんの活躍に期待したい。とく放題は、食料品・レジャー&旅行などが最大90%OFFの大特価セール、コンビニ 商品引換券や電子ギフトコードの抽選、90万件以上の割引・優待特典が受けられるソフトバンクスマートフォンユーザー向けのサービス。利用料金は月額税別590円。
2016年02月11日株式会社Rooters東京都港区の株式会社Rootersは、大阪府のPROUDKANSAIと共に、11月より毎月、LGBTの人たちに向けた出会いの場を提供する。株式会社Rootersは、街コンや婚活などのイベントの企画・運営をおこなっており、月間400~500本もの恋活パーティを開催している。その動員数は年間で約20万人にものぼり、業界ナンバーワン。「LGBT」とはLGBTとは、レズ・ゲイ・バイ・トランスジェンダーを総称した呼び方で、セクシャルマイノリティのこと。いずれも、生まれもった性別と心の性別が一致しないことによる悩みを抱えているため、「人を好きになる」という、当たり前の感情を「打ち明けることができない」「悩みを相談できない」ことが多々あるという。日本では、性転換をし、性別を変えなければ婚姻届も提出できないのが現状。株式会社Rootersでは、そのような、悩みをもつ人同士が、「出会える場」を提供し、支援活動をおこなう。パーティ概要大阪でおこなわれるパーティ概要は下記の通り。「LGBT恋友party~LGBTも恋も結婚もするもん~」日時:2015年11月29日(日)20:00~22:00場所:シャルール堂島参加費:5,000円(プレスリリースより抜粋)(画像はプレスリリースより)【参考】・「LGBT恋友party~LGBTも恋も結婚もするもん~」
2015年11月16日電通におけるダイバーシティ(多様性)課題対応専門組織「電通ダイバーシティ・ラボ(DDL)」はこのほど、LGBTを含む性的少数者=セクシュアル・マイノリティ(LGBT層)に関する広範な調査を実施、結果を公表した。LGBTは、L=レズビアン(女性同性愛者)/G=ゲイ(男性同性愛者)/B=バイセクシュアル(両性愛者)/T=トランスジェンダー(性同一性障がいなど)の頭文字をとった単語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の総称のひとつ。渋谷区で「同性パートナーシップ条例」が成立するなど、多様性が進行しつつある日本において、LGBT層への認知・理解は深まりつつある。また企業が雇用の側面から対応に取り組む動きも見られ始めており、今後LGBT層に対する向き合いはより深化していくものと推察される。電通総研とDDLは、2012年にLGBT調査を実施したが、ほぼ3年が経過し社会情勢にも変化があったことや、企業・自治体からの問い合わせやマーケティングに関する相談が増加してきたことを受け、再度調査を実施した。同調査は、4月7日~8日に20~59歳の個人6万9,989人を対象に事前スクリーニング調査を、4月9日~13日に20~59歳の個人900人(LGBT層該当者500人/ストレート該当者400人)を対象に本調査を、それぞれインターネット調査にて実施した。○LGBT層に該当する人は、7.6%と算出同調査では、セクシュアリティを「身体の性別」、「心の性別」(自分は男だ、女だという性自認)、「好きになる相手・恋愛対象の相手の性別」の3つの組み合わせで分類し、独自の「セクシュアリティマップ」を元に、ストレート(異性愛者で、身体と心の性別が一致している人)セクシュアリティであるストレート男性と、ストレート女性と答えた人以外をLGBT層と規定いる。○LGBT層の市場規模は5.94兆円に一般家庭において消費金額が大きく、また消費者の嗜好によって商品選択の変更が比較的容易な22の商品・サービスカテゴリーを選択し、総務省の家計調査と家計消費状況調査のデータを踏まえ、LGBT層の当該カテゴリーにおける消費状況を加味して算定したところ、LGBT層の市場規模は5.94兆円となった。○LGBT層を起点とする消費スタイルを"レインボー消費"と位置付け今回の調査では、LGBT層当人の消費(家電・AV機器、家具・インテリア、化粧品、カルチャー活動などで一般層より消費が活発)のみならず、その周辺の一般層でLGBT層を支援・支持することによって生まれる消費(LGBT層をサポートする企業の商品・サービスの利用意向53%)にも着目するなど、様々な人間関係が社会に受容されることで生まれる消費の可能性を導き出した。DDLでは、これらの消費のスタイルを "レインボー消費"と名付け、今後さらに調査研究を続けていくとしている。
2015年04月25日マイナビニュース編集部から妙なオファーがきた。「1週間、女性になりきって『とく放題』を試してくれない?」というものだ。何でも『とく放題』というサービスがあり、これが女性にとっても魅力的なおトク情報盛りだくさんの内容になっているというのだ。いや、そういうことなら女性のライターに頼んでくださいよ、とやんわりスルーしようとすると、「女性から一番遠そうな人がやるから面白いんじゃん」とニヤリ。あっ。なんか、今ちょっとバカにされた気がする。「お前、女性のことわかってないだろ」って思われている気がする。思われているっていうか、それは事実なんだけど、何か悔しいのでやってみることにした。『とく放題』とやらを完璧に使いこなして、「こいつ、女性の感性わかってんな」って思わせてやろうじゃないの。鼻息荒くオファーを請けたものの、そもそも『とく放題』が何なのかを理解していなかったので調べてみよう。『とく放題』とは、ソフトバンクモバイルのスマートフォンやタブレットを利用しているユーザー向けのサービスで、最大90%オフにもなる大特価セールや、無料引換券が毎日当たるプレゼントキャンペーン、50万件以上の多彩なジャンルの割引や優待が受けられるという。対象も幅広くて、グルメや映画、旅行やレジャー施設など、普通に生活していれば確実に利用するものばかり。月額590円でこれだけ使えるなら、かなり便利なんじゃないの? 1カ月無料みたいだし。ということで、さっそく申し込んでみる。といっても、申し込みページを開き、ポチッとやるだけでOKだ。あっという間に認証完了。よし、さっそく使ってみよう。―― 張り切っておトク情報を眺めていると、なんとまさに本日朝の9時59分まで食料品大特価セールをやっていることを発見。普段、筆者は時間に追われて朝食を抜くことが多いのだが、女性はしっかりと朝ごはんを食べるイメージがある。それもスープだ。……いやまぁ、何の根拠もない勝手なイメージだが、たぶんそうに違いないということで、スープを購入。うーん、安い!『とく放題』がなければ、たぶん今まで通り朝ごはんを食べようと思うこともなかっただろうから、逆におトク情報から生活スタイルを再考してみるのも面白そうだ。ザーッと見ていくと、「ネイルサロン」を発見した。ネイル……ネイルか……。ネイルといえば、まさに「女性が利用するサービス」の代表格だ。女性になりきって『とく放題』を使うという今回の企画趣旨を考えると、絶対に外せないところだ。男の筆者が申し込むのは何となく気後れするが、実は最近はメンズネイルがひそかなブームであり、『とく放題』の対象であるネイルサロン「ネイルクイック」もメンズネイルサービスを行っている。ならば行ってみようじゃないか。メンズネイルの2000円券を購入! 「とく放題」だと、これが200円になるというからめちゃくちゃお得だ。券の発送は数日かかるということなので、ネイルは週末にでも行くことにして、別の『とく放題』サービスを探す。とりあえず小腹も空いてきたし、今いる秋葉原で適当に昼食をとることにしようか。『とく放題』には「周辺から探す」という機能もあり、現在位置周辺でサービスが使えるお店を優先的に表示してくれる。本当ならがっつり牛丼でも食べたいところだが、今回は『とく放題』を女性になりきって使いこなすという大目的にしたがって、ファストフードをチョイスすることにしよう。ドリンクがサービスでひとつ付いてくるのも嬉しいところ。という感じで、『とく放題』を活用した初日が終わった。最初からかなり使い倒した感があるが、逆にそれだけ生活の中で使いやすいクーポンがそろっているということでもある。初日(3月13日)の購入内容は、・スープ 1328円が531円に。797円のお得。・ネイルチケット 2000円が200円に。1800円のお得。・昼食 240円が160円に 80円のお得。合計2677円がお得になった。2677円って、けっこうすごいぞ。1回飲みに行けるじゃないか。ちなみにスープとネイルのような大特価セールは週に1回まで。なので、基本的には昼食などのクーポン利用がメインになる。それにしてもお得度は高い。さて、そんな感じで2日目、3日目と『とく放題』で賢くお金を使っていく。初日ほどではないにしろ、ランチとディナーで使えるので、普通にクーポンとしての汎用性が高いところがありがたい。3日も使うと、すっかり生活になじんできた『とく放題』だが、ここで「毎日くじ引き」なるものを発見。なんだこれ。…… どうやら、1日1回、プレゼントが当たるくじ引きらしい。さっそくチャレンジしてみよう。当たる商品ラインナップはいろいろあるが、ここは「おやつごろ」だ。やっぱり女性といえばスイーツだろう。というか普段から僕は普通にスイーツを買うので、これって結局いつも通りなんだけど、ま、いいか。「当たれ!」と念じながら引いてみるものの、ハズレ……。残念ながらこのコンビニのプレゼントは毎週金曜日更新だという。悔しいけど、また来週挑戦することにしよう。その他キャンペーンには月~金までのプレゼント告知がある。なるほど、これが1日1回プレゼントが当たる! ということか。まぁあとでチャレンジしてみよ。今外れたらショックだし。さて、いよいよネイルサロンのチケットが届いたので、メンズネイルに挑戦だ。今までいろいろなお得なクーポンをゲットしてきたが、これが一番、女子力高めじゃないか。実は自分でもちょっとネイルは気になっていたのだ。というのも、仕事でスマートフォンなどをレビューする機会が多いのだが、その際にスマホを持った手元をアップで撮ることがあるからだ。「こいつの爪、きったねぇな」と思われていないかヒヤヒヤしていたので、今回のクーポンはちょうどいい機会でもあったのだ。それではご覧いただこう。こちらがネイルケア前。そしてこちらがネイルケア後である。見違えるほど綺麗になっている! 触り心地もつるっつるで、嬉しくて思わず何度も触ってしまう。ネイルといえば女性がやるものってイメージだったけど、いいなこれ。―― といった感じで、一週間ほど『とく放題』をフル活用して生活してみた。週1限定の超お得割引を活用した初日は特別だったが、その後もランチやディナーでのクーポン利用を中心に使った結果、約6,000円ほどお得な生活を送ることができた。6,000円って言ったら…… 2回は飲みに行けるぞ。しかも、編集部からの提案通り、かなり女性になりきった使い方ができたと思うのだが、どうだ。意気揚々と報告してみると、編集部の女性陣はどこか不満げ。え、なんで?「週末にマッサージは行かなかったんですか? お得になって嬉しいものといえばまずマッサージですよ」「今回はたまたまネイルサロンが空いてたからよかったけど、ちゃんとチケットが届く前に予約しておかないとダメですよ。行きたい日に空いてないことが多いですから」……どうやら女性から見ると、おトク情報の使いこなしに関して、筆者はまだまだ甘ちゃんだったようだ。ともあれ、『とく放題』は女性にとっても魅力的な情報が多数そろっているサービスだった。男目線のレポートになってしまったが、ぜひ今回の記事を参考にしてみてほしい。
2015年03月26日ソフトバンクモバイルは、毎日の生活で使える割引特典が利用できる、ソフトバンクのスマートフォン向けサービス「とく放題」を4日より提供している。毎日日替わりで、商品が当たる抽選も実施しており、月額利用料金は590円。「とく放題」は、様々な割引特典を月額税別590円で利用できる、ソフトバンクのスマートフォン向けの新サービス。同サービスのなかで行われる大特価セールでは、食料品・遊園地入場券などが最大90%オフで購入できる。また、コンビニの人気商品無料引換券、電子ギフトコードなどが、毎月5万人以上に当たるキャンペーンも実施する。そのほか、グルメ、レジャーなど50万点以上の割引・優待が利用できるという。明日(2月14日)がバレンタインデーということで、「とく放題」のプロモーションを担当しているソフトバンクモバイルの2人が、編集部に「とく放題」で当たる、ファミリーマートの「プレミアム 濃厚口どけロール」を持ってきてくれた。「とく放題」を利用するには、ソフトバンク携帯電話取扱店などから申込みをした上で、専用のサイトにアクセスすることで利用できる。対応機種は、iPhone、SoftBank スマートフォン、iPad、タブレット。OSはiOS 6.0以降、Android 2.3以降を推奨している。そのほか、ソフトバンクのスマートフォンユーザー以外にも、ソフトバンクBBが提供する「BBライフ」を強化・拡充してYahoo! BB会員向けに「とく放題」として提供している。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月13日トリップアドバイザーは1月8日、旅行に関するさまざまな情報をインフォグラフィック化した「トリップグラフィックス」の最新版として、LGBTにフレンドリーな国を可視化した「LGBT トラベル」を公開した。レズビアン、ゲイ、バイ・セクシャル、トランスジェンダーの頭文字を並べたセクシャル・マイノリティの総称「LGBT」。世界では政治家や大企業のトップ、ハリウッドスターなどがLGBTだということを公表し、結婚式を挙げているニュースが大きく報じられている。日本でもテーマパークでの女性同士の結婚式が話題になったが、現在同性婚が認められている国はなんと18カ国。国だけでなく地域でも合法化する動きが年々拡大している。
2015年01月08日女性にモテモテ、でも同性から見ると「なんであんなやつがモテるんだ……」「そいつだけはやめとけよ……」と思うような男性、見たことはないだろうか。ということで今回は、マイナビニュース会員の男性100人に「付き合ってはいけない男性の特徴」を教えてもらった。Q.女性に伝えたい、同性の目から見て「付き合ってはいけない」と思う男性の特徴はありますか?はい 48%いいえ 52%Q.それはどんな特徴ですか? 付き合ってはいけないと思うのはどうしてですか?・「男は中身だと思います。イケメンを全否定する訳ではないですが、自分の周りのイケてない男は、女性にもてる様に努力して、内面を磨いてます」(41歳/愛知県/情報・IT/営業職)・「女たらしな人は、なかなか治らないのでやめた方が良い」(28歳/兵庫県/食品・飲料/営業職)・「チャラ男はだめだと思う……いろいろお金がかかりそうだから」(31歳/埼玉県/商社・卸/事務系専門職)・「女性を対等な人間と考えてない人」(50歳以上/神奈川県/電機/技術職)・「いい加減な人。女だけでなく何にでもだらしないのは人間的に不適合」(46歳/岐阜県/電力・ガス・石油/技術職)・「タイプにもよるが話がうますぎる人は浮気癖がある人が多い」(35歳/東京都/情報・IT/技術職)・「物事に集中せずあれでもこれでも手を付けて放りだす。結婚で豹変するから危険」(34歳/大阪府/自動車関連/営業職)・「約束を守らない」(29歳/東京都/その他/事務系専門職)・「芯がしっかりしていない男。流されやすい男は簡単に浮気をするから」(35歳/東京都/機械・精密機器/営業職)・「羽振りがいい。何か裏がアリそうだから」(39歳/福岡県/その他/技術職)・「お金にルーズな奴はやめた方がいい」(42歳/栃木県/自動車関連/技術職)・「ギャンブルをする。お金の問題が必ず出るから」(30歳/東京都/運輸・倉庫/技術職)・「女友達が多い、すぐに浮気するから」(25歳/新潟県/農林・水産/技術職)・「自己中心的な人間は、破たんしやすい」(50歳以上/兵庫県/商社・卸/事務系専門職)・「体目的」(27歳/京都府/金融・証券/営業職)・「酒に負ける男」(50歳以上/東京都/その他/その他)・「初対面の時点で必要以上に優しい。そういう男は誰に対しても優しいから」(42歳/東京都/機械・精密機器/技術職)・「周囲の男性から信頼されていない男性。信頼がおけないから」(50歳以上/広島県/その他/事務系専門職)・「二面性が有る男性」(46歳/岡山県/機械・精密機器/技術職)同性ならではのきびしい指摘が並んだが、「浮気」や「浪費」につながりそうなタイプにとりわけ意見が集中した。「男は中身だと思います。イケメンを全否定する訳ではないですが、自分の周りのイケてない男は、女性にもてる様に努力して、内面を磨いてます」という熱い声も。女性のみなさんは、男性を見極める際、同性である男性の声も参考にしてみてはいかがだろうか。調査時期: 2014年12月19日~20日調査対象: マイナビニュース会員(男性限定)調査数: 100人調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2014年12月26日