今回ご紹介する一冊は、『 Five Little Monkey Jumping on the bed 』/Eileen Christelow(著)です。5匹の子猿がママ猿の目を盗んで調子に乗っている、とってもとっても楽しい絵本ですが、もとはマザーグースの歌です。 5匹の子猿が、寝る時間になってもなかなか寝ないで、ベッドの上を飛び跳ねています。そのうち1匹がベッドから落ちて怪我。ママ猿がお医者さんを呼んで手当をしてもらいます。お医者さんからも、「もうベッドの上で飛び跳ねちゃだめだよ!」を注意されたにも関わらず…。期待を裏切らない展開が心地よい絵本です。こりない子猿たちの繰り返しの行動を見て、読み聞かせられた子ども達は大喜び。もともとは歌なので、リズムよく読めますし、テンポに乗って小さい子でもフレーズを覚えてマネしてすぐ言えるようになります。シンプルな内容ですが覚えやすいので、読み聞かせ初期には外したくない1冊です。■英語で『Five Little Monkey Jumping on the bed』を読み聞かせるポイントベッドでジャンプするところでは、一緒に飛び跳ねてみたり、ベッドから落ちて頭をぶつけるところでは痛がるリアクションをしてみたり、慌ててドクターに電話するママ猿や、注意するドクターのマネをしてみたりと、体全体を使って音読してみましょう。オリジナルの手遊びを考えて、リズム読みしてみるのもいいですね。そのほか、メロディに乗せて歌うのも楽しいですよ。動画サイトでもさまざまなバリエーションのメロディが公開されているので、そうした曲にのせて、歌詞を味わってみてください。子どもは歌が大好きです。曲に合わせて体を動かし、歌詞を歌えば、通常の絵本読み聞かせとはまた違った雰囲気を楽しむことができますよ。ねんねの赤ちゃんから、自分で絵本が読める小学生まで、それぞれの年齢でさまざまな楽しみ方のできるお楽しみ絵本です。一度歌うと耳に残る楽しい歌詞を味わってみてください。
2015年02月23日