東京スカパラダイスオーケストラがデビュー30周年記念の“歌モノ”シングルを8月7日にリリースすることが決定し、ゲストボーカルにロックバンド・Mr.Childrenの桜井和寿を迎えることを発表した。作詞は谷中敦(Baritone Sax)、作曲はNARGO(Trumpet)が担当し、タイトルは「リボン feat. 桜井和寿(Mr.Children)」。同時にスカパラと桜井の10人が、淡いブルーのそろいのスーツを着たビジュアルも公開された。桜井は「『最高、あぁ生きてて良かった。』そう、それがこの曲」「スカパラさんだから説得力がある音と言葉。そこに自分の声で、身体ごと飛び込んでいけた! 最高。音楽やってて良かった」などとコメントしている。谷中は「十数年前に何故かMr.Childrenの打ち上げに誘ってもらった自分は、全員で一緒になって盛り上がったのち、翌朝起きたときは見覚えのない長袖のTシャツを着ていました。こないだお話しした時それが桜井くんのTシャツだったのだと、やっと確認出来たのですが、その夜自分と桜井くんはスポーツ選手のユニフォーム交換のようにお互いのTシャツを交換していたのでした」と明かした。そして、「時は経ち、去年のap bank fesへのスカパラの出演のあと、暫くして『桜井さんがスカパラ三十周年のために何かさせて欲しいと言ってくれています。』と聞いて、みんなで飛び上がって喜びました」と話した。続けて、「桜井くんとのメールでの歌詞のやりとりも! その幸せを皆さんに聴いてもらえるのを自分は今から心待ちにしています。とっても桜井くんで、ものすごくスカパラな曲に仕上がってます 笑」とした。NARGOは「桜井さんからいくつかのアイデアをいただいて曲が完成に近づいた頃、これでアクセルを踏み込む事ができると言っていただき非常にうれしい思いでした」と振り返り、「桜井さんの歌はもちろん、メンバーのアレンジ、谷中さんの歌詞、どれをとっても最高の出来上がりになったと思います」と語った。【桜井和寿コメント】1度アクセルを踏み込んだらスピードはそのまま、急なカーブを何度も右へ左へと、そのG(重力加速度)に耐えながら走り続け、それでもブレーキを踏むことなく、壊れる寸前でギリギリでゴールへと滑り込む。車を静かに停車させた後、ゴールの先で響くファンファーレを浴びながらこう思う。「最高、あぁ生きてて良かった。」そう、それがこの曲。哀しみはデタラメに塗り潰せそのために来たんだ大騒ぎしようスカパラさんだから説得力がある音と言葉。そこに自分の声で、身体ごと飛び込んでいけた!最高。音楽やってて良かった(^-^)
2019年07月02日女優・飯豊まりえ、モデル・emma、アーティスト・佐藤千亜妃がトリプル主演するオンライン映画『CAST:』(キャスト)が、7月31日(水)公開。この度、本編公開に先駆け、予告編と特別インタビュー&メイキングムービーが特設サイトにて公開された。本作は、「Mr.Children」や米津玄師などのMV演出を手掛ける林響太朗監督・脚本による映画。自分らしさに悩む3人の女性が、人生が織りなす不思議なめぐり合わせから出会い、1人の男性を中心に目まぐるしく変わる人生に懸命に向き合っていく姿を描く。主演の3人が演じるのは、仕事も、好きな服も、恋愛スタイルも全く違うキャラクター。「花のち晴れ~花男 Next Season~」「パパ活」などで注目を集めた飯豊さん演じるLISA(リサ)は、薄い顔にコンプレックスを持つ化粧品メーカーに勤務の女性。モデルだけでなく「A-Studio」のサブMCなども務めたemmaさんは、過去のトラウマで甘いものが苦手なパティシエ・ANNA(アンナ)を。「きのこ帝国」のボーカル&ギターの佐藤さんは、本当の自分を表現できずに苦しむミュージシャン・CARA(カラ)を演じる。ある日、突然“彼氏の浮気相手“として偶然出会った3人。映画監督の彼氏に自分との恋愛が勝手に映画にされたことをきっかけに、復讐を誓うのだ。主演のひとり、飯豊さんは「見て下さる皆さんの背中を押す作品になっていると思います。女の子って楽しいなと思ってもらえたら嬉しいです」と本作について語る。また、emmaさんは「私自身も過去に悔しい思いをしてきたこともあるのですが、この映画とともにその思いを解消できたので、すごく前向きになれる作品だと思います」とコメント。佐藤さんも「ファッションが可愛いところや、やり取りの中でキュートなところもたくさん散りばめられてる映画になっていると思います。ぜひ感情移入しながら見て頂けたら嬉しいです」と呼びかけている。本日より公開された予告編では、そんなおしゃれさが垣間見え、佐藤さんが歌唱する場面も収められている。併せて公開中のメイキング映像では、和気あいあいとした現場の様子が伺える。また、険悪なムードを求められるシーンでは、仲の良さが滲み出すぎて何度かNGになる場面もあったとか。インタビューでは、飯豊さんは自身の役柄に共感した部分について「リサが顔が薄くてケバイ化粧をしている設定を知った時、私も相当顔が薄いので、すぐに自分が選ばれたことに納得しました。(笑)」と言い、もし、LISAと同じような経験をしたなら?という質問には「私はスーッとフェードアウトするタイプですね。2人はやり返すタイプだと思いますが、私は相手にもエネルギーを使わせたくないので身を引くと思います。(笑)」と回答する一幕も。一方、emmaさんは「元彼に言われた一言で傷ついた経験は私自身にもあったので、ANNA(アンナ)に共感できる部分も多く、役に入り込めたかなと思います」と印象に残っている恋愛エピソードを告白。本作の注目ポイント“ファッション”に関しては「普段は割とボーイッシュでラフなファッションをすることが多いのですが、今回は可愛い衣装ばかりで新鮮でした!チェックのトレンチコートが周りから評判が良かったのですが、私もそのスタイリングが一番のオススメです(笑)」とコメント。そして、演技に不安を抱いていたという佐藤さんは、「CARA(カラ)の設定や人間性を聞いてかなり共感できる役だったので、CARA(カラ)なら頑張れそう」と語り、自身で作詞作曲したという劇中歌については「林監督と話し合いながら、CARA(カラ)の想いを想像して好きだからこそ憎しみに変わるという感情を歌詞で表現しました。女の子っぽい情念を入れることを意識して、曲で表現出来たかなと思います」と思いを明かしている。『CAST:』は7月31日(水)オンラインで公開予定。(cinemacafe.net)
2019年07月01日トッズ(TOD’S)から、“ユニコーン”チャームがセットになった新作バッグ「トッズ&Mr. Bags ユニコーン D スタイリング」が登場。2019年6月26日(水)より、トッズ 表参道、伊勢丹新宿店、銀座三越、阪急うめだ本店より発売される。「トッズ&Mr. Bags ユニコーン D スタイリング」は、中国のファッションブロガーMr. Bagsとの最新コラボレーションバッグ。Mr. Bagsお気に入りのスカイブルーで彩ったアイコンバッグ「D スタイリング」に、彼がデザインした“ユニコーン”チャームをセットにしている。「D スタイリング」は1997年に発表された「D バッグ」を、独特なカーブを描くクラシカルなハンドルと共に、モダンなシルエットにアップデートしたバッグ。“モカシンステッチ”と呼ばれる特徴的な縫製技術やトッズの伝統的なレザー製作技術はそのままに、今シーズンはより柔らかなレザー素材を用いて仕上げている。コラボレーションバッグはそんな「D スタイリング」のマイクロサイズをスカイブルーに染め上げ、丁寧にハンドペイントしたホワイトのエッジでアクセントを効かせたデザインだ。【詳細】トッズ&Mr. Bags ユニコーン D スタイリング発売日:2019年6月26日(水)販売店舗:トッズ 表参道、伊勢丹新宿店、銀座三越、阪急うめだ本店価格:263,000円+税サイズ:H14×W22×D10.5(cm)素材:カーフレザー【問い合わせ先】トッズ / トッズ・ジャパンTEL:0120-102-578
2019年06月29日女優で歌手の中山美穂(49)が約20年ぶりに音楽活動を本格的に再開することを、各スポーツ紙が報じた。中山は1985年6月に「C」で歌手デビューし、これまでシングル39枚・アルバム21枚を発売。だが99年9月のシングル「Adore」発売以降は、女優業に専念。音楽番組での歌唱はあったが、新曲の発売はなかった。各紙によると歌手活動再開のきっかけは今年3月。94年のTBS系ドラマ「もしも願いが叶うなら」で共演したFLYING KIDSの浜崎貴司(54)のライブだった。客席には感激のあまり涙するファンもおり、その姿を見た制作スタッフがデビュー35周年の記念を迎える節目に歌手活動の再開を提案。そして今回の復帰が決定したという。今冬にはオリジナル曲としては20年ぶりとなる40枚目のシングルを発売。来年3月1日には初コンサートを開催した東京・中野サンプラザで単独コンサートを開催するという。「中山さんにはデビュー時から熱烈なファンが多く、新曲の発売が待ち望まれていました。女優業で経験を積んで感情も表現が豊かになっただけに、新曲でどんな世界観を歌い上げるかが注目されています」(レコード会社関係者)また歌手活動再開にあたって、今後は自らが持つ記録の更新も期待されているという。「フジテレビの月9ドラマ主題歌は、これまで嵐とMr.Childrenがともに6回担当してトップ。それに続くのが中山さんの4回で、女性アーティストとしては1位です。月9主演は07年10月期の『ホーム&アウェイ』が最後となっています。もし記録更新とともに久しぶりに月9返り咲きするとなれば、さらに話題となるでしょう」(芸能記者)
2019年06月21日みはる「新婚だし、とにかく1人は寂しいから、どんなに遠方の仕事でも、2人とも日帰りすることが多いよね」Mr.シャチホコ(以下・シャチホコ)「明日の仕事は北海道で、スタッフさんには『おいしいお店がある』と言われたけど、『妻が待っているので日帰りで』って」そんな仲むつまじいやり取りをみせるのは、ものまね芸人のMr.シャチホコ(26)とみはる(49)。シャチホコは和田アキ子、みはるは天童よしみのものまねを得意とし、互いに“クオリティが高すぎる”と話題になっている。2人は、’18年の10月17日に結婚した“年の差夫婦”。交際がはじまったきっかけは’16年5月。ものまね界の大御所・コロッケから「得意のネタでデュエットしてみては?」という提案があった。シャチホコがMr.Childrenの桜井和寿、みはるが中島みゆきになりきり、『糸』を歌うことに。その後「お付き合いしましょう」と告白することなく、自然と同棲がはじまったという2人。当時、シャチホコは仕事が全くなく、バイト生活を送る日々だった。友達や両親からも「お前はヒモ状態だ」と言われ続けるなかで、シャチホコは“結婚”への意思を固めていく。シャチホコ「警備員のバイトをしているとき、ぼくは朝の4時半起きだったけど、みはるさんは毎朝、僕よりも30分早く起きて、お弁当を作ってくれた。みはるさんもステージ仕事で忙しかったのに」みはる「ある日、『バイトをやめさせてくれ。1年間ものまねやって、全く芽が出なかったら芸人をやめて、普通に働くから結婚してくれ』とプロポーズされて」シャチホコ「『芸で成功したい』という思いと、『みはるさんと一緒にいたい』という気持ちを天秤にかけたときに、後者が勝った。でも、ものまねもめちゃくちゃ好きだったから、この芸だけでみはるさんを幸せにするためには、“人生でいちばんの本気でものまねに打ち込まなきゃ”と思って。プロポーズの言葉は、自分にプレッシャーをかけるためのものだったのかもしれない」みはる「でも、そこからの集中力はものすごかった。食事と睡眠以外は、ずーっとドラマやバラエティ番組のDVD見て、高橋克典さんとか所ジョージさんのものまねを研究して」シャチホコ「思えば、和田アキ子さんのネタも、2人でDVDを見ているときに思いついたネタだった。アッコさんにめちゃめちゃ詳しい先輩芸人さんに、アドバイスをもらったりして」研究に明け暮れた成果もあって、’18年5月『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)に出演。「君は何をされてる方なの?」と、和田アキ子の語り口の特徴を見事に捉えたものまねを披露したところ、大ウケ。これをきっかけに番組出演も増え、今年に入ってのテレビ出演数は150本以上に、多忙を極めるシャチホコだが、夫婦のすれ違いは全く感じさせないラブラブな会話を繰り広げる。みはる「ケンカも、付き合っていたときから全くしていないもんね」シャチホコ「僕は服を脱ぎっぱなしにするから、それで怒られるいっぽうだけど……。あるとすれば、芸についてのことくらいかな。自分で“これはいいかも!”と思ってみはるさんにネタを見せたら、『しっくりこないなあ』なんて」みはる「ハハハ。でも、『ダメだよ』とか否定はしないでしょ。『私の経験を踏まえて、こういうふうにしたらどうですか?』と、たまに言っちゃうけど(笑)」シャチホコ「でも、みはるさんは、僕のネタが似てるときは『あっ、いいじゃん』、似てないときは『うん。なるほど』って言うことに最近気づいたよ」みはる「バレバレだね(笑)。それにしても、シャチホコのものまね研究は“イマドキ”だよね。ユーチューブで桜井さんが歌っているのをスロー再生にしたりして。私たちの世代はビデオを再生しては戻して、の繰り返しだもん」シャチホコ「スロー再生すると、その人の特徴もわかりやすいからオススメだよ。ステージ音楽も、僕はパソコンで編集してUSBメモリに保存するけど、みはるさんはいまだにMDを持ち歩いているよね。MDって、もう絶滅したものだと思っていたよ(笑)」みはる「ベテランの音響さんは『MDのほうがわかりやすい』と言ってくれるからいいの!」シャチホコの活躍は和田アキ子の耳にも届き、’18年9月『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)にて初共演。以来、“本人公認”として、和田主催の飲み会にも参加するなど、プライベートでも付き合いがあるようだ。みはる「入籍は、アッコさんの50周年イベントの『WADA fes』当日、会場に向かう前に手続きしたんだよね。終演後、アッコさんに挨拶にうかがったときは緊張して、『今日入籍したんです!』とは言えなかったけど」シャチホコ「でも、その日にアッコさんから靴をいただいて、“結婚祝い”として重宝してますよ。ヒロミさんとフットボールアワーの後藤輝基さんに婚姻届の保証人になってもらったことがアッコさんの耳に入ったのか、ラジオで『ヒロミと後藤に書いてもらっておまえ、それ、絶対に浮気できへんで。ほんまに』って(和田アキ子の声をまねながら)」売れっ子になったいまでも、和田になりきるときに着る白いジャケットは1着のみ。毎日、みはるが洗濯しているという。シャチホコ「夜中に帰ってくると、近所迷惑なので洗濯機を回せないから、そうすると手洗いしてくれて……ありがたいなぁ。アッコさんも、僕に、衣装をあげようとおっしゃってくださるんだけど」みはる「でも、体がデカすぎて入らないよ。アッコさん、めちゃめちゃ細いもん。20キロくらいは痩せないと入らないかも」シャチホコ「アッコさんのドレスをいただけるように、ダイエット企画をどこかでやってくれないかな!?でも、みはるさんの料理がおいしいから食べちゃうんだよ」みはる「忙しくなって、家でご飯を食べる時間も遅くなってきたから、それで太っちゃったのかな?ダイエット、がんばろうね!」終始みはるに“ベタぼれ”状態だったシャチホコ。ものまねではなく、“ホンモノ”の愛であふれていました。
2019年06月21日「君は何をされている方なの?」。和田アキ子の“口癖”を見事にとらえ、大ブレークしたMr.シャチホコ。大活躍の原動力は、23歳離れた姉さん女房への無限大の愛情だった!Mr.シャチホコ(以下・シャチホコ)「今日はみはるさんの故郷の茨城県で、ものまねショーの仕事だった。みはるさんのご両親が、いちばん前の席で見てくれていたよ」みはる「あら!驚かせようと、私に内緒でチケットを買ったのかしら?」シャチホコ「楽屋にも挨拶に来てくださって。『これ、持って行って』と、渡されたのがまさかのお米5キロ(笑)。ぶっちゃけ重かったけど、ありがたいね」みはる「ハハハ、次は送ってもらおうか。明日からさっそく食べようね!」そんな仲むつまじいやり取りをみせるのは、ものまね芸人のMr.シャチホコ(26)とみはる(49)。シャチホコは和田アキ子、みはるは天童よしみのものまねを得意とし、互いに“クオリティが高すぎる”と話題になっている。2人は、’18年の10月17日に結婚した“年の差夫婦”。交際がはじまったきっかけは’16年5月。ものまね界の大御所・コロッケから「得意のネタでデュエットしてみては?」という提案があった。シャチホコがMr.Childrenの桜井和寿、みはるが中島みゆきになりきり、『糸』を歌うことに。シャチホコ「2人でカラオケボックスに練習しに行ってから仲よくなったのを覚えてる」みはる「何回か会うたびに、『あ、ちょっと好きかも』と思うようになって。何かと、“好き好きビーム”を出していたの(笑)」シャチホコ「初めて“大先輩”からの好意に気づいたのは、ショーパブでのステージからの帰り。急に雨が降ってきて、傘を持っていない僕に『私の傘を、持っていって大丈夫だから』って渡してくれたんだよね」みはる「『私は、そこのコンビニで買うから。じゃ!』って」シャチホコ「大学時代(日本体育大学出身)の友達に“これって好かれてるのかな?”と相談したら、『大先輩の女性をぬれたまま帰らせるなんて、ありえないぞ!』とむしろ怒られたけど(笑)」みはる「東京で家を探しているあなたに『ないんだったら、決まるまでウチにいたら』と、話したのがダメ押しだったかな」「お付き合いしましょう」と告白することなく、自然と同棲がはじまったという2人。当時、シャチホコは仕事が全くなく、バイト生活を送る日々だった。友達や両親からも「お前はヒモ状態だ」と言われ続けるなかで、シャチホコは“結婚”への意思を固めていく。シャチホコ「警備員のバイトをしているとき、ぼくは朝の4時半起きだったけど、みはるさんは毎朝、僕よりも30分早く起きて、お弁当を作ってくれた。みはるさんもステージ仕事で忙しかったのに」みはる「ある日、『バイトをやめさせてくれ。1年間ものまねやって、全く芽が出なかったら芸人をやめて、普通に働くから結婚してくれ』とプロポーズされて」シャチホコ「『芸で成功したい』という思いと、『みはるさんと一緒にいたい』という気持ちを天秤にかけたときに、後者が勝った。でも、ものまねもめちゃくちゃ好きだったから、この芸だけでみはるさんを幸せにするためには、“人生でいちばんの本気でものまねに打ち込まなきゃ”と思って。プロポーズの言葉は、自分にプレッシャーをかけるためのものだったのかもしれない」みはる「でも、そこからの集中力はものすごかった。食事と睡眠以外は、ずーっとドラマやバラエティ番組のDVD見て、高橋克典さんとか所ジョージさんのものまねを研究して」シャチホコ「思えば、和田アキ子さんのネタも、2人でDVDを見ているときに思いついたネタだった。アッコさんにめちゃめちゃ詳しい先輩芸人さんに、アドバイスをもらったりして」
2019年06月21日中島みゆきの名曲「糸」に着想を得た映画『糸』が、菅田将暉×小松菜奈を迎え、2020年8月21日(金)に公開。また8月12日(水)の1日限り、映画の公開に先がけ全国350館にて特別先行上映が実施される。中島みゆきの名曲「糸」映画化へ2000年以降、映画『涙そうそう』や、『ハナミズキ』、『雪の華』といった、名曲をもとにした話題作がヒットを記録。それらに続く形で今回映画化されるのは、中島みゆきの名曲「糸」だ。1992年にアルバム「EAST ASIA」内に収録された後、1998年2月に、「命の別名」と「糸」の両A面でリリースされた。中島みゆきが、知人の結婚式を祝して作った「糸」は、糸を人に見立て、男女の出逢いの奇跡と絆の大切さを歌った楽曲だ。ドラマや数多くのCMに起用された後、2004年にMr.Childrenの桜井和寿が率いるbankbandがカバー。クリス・ハート、森山直太朗、JUJU、福山雅治など120組にも及ぶアーティストが次々にカバーしたことでも注目を集めた。平成生まれの男女2人の壮大な愛の物語映画『糸』では、平成元年生まれの男女が出逢い、別れ、そして平成の終わりに再びめぐり逢うまでの18年間を、「生活者の視点から見た平成史の変遷」とともに描く。楽曲「糸」に乗せ、壮大な愛の物語が、雄大な北海道をはじめ、東京・沖縄・シンガポールを舞台に映し出されている。菅田将暉×小松菜奈 W主演高橋漣役 - 菅田将暉北海道で育ち、13歳の時に園田葵(小松菜奈)と恋に落ちる。遠く引き離されてしまい、その後、チーズ工房で働く。『糸』の主人公の高橋漣を演じる菅田将暉は『帝一の國』、『銀魂』シリーズ、ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」、『アルキメデスの大戦』と幅広い役柄を演じ、『あゝ、荒野』では第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞などを受賞した菅田将暉コメント「誰もが通る巡り合わせの遊歩道、糸。時に険しく、時に愉快な人間の性を、原曲へのリスペクトを忘れずに、仕合わせを掴み取る気持ちで挑んでいきたいなと思います。初めましての瀬々監督と、何度も共に闘ってきた小松菜奈というカップリングも純粋に楽しみです。どうか、良いめぐり逢わせでありますように。」園田葵役 - 小松菜奈もう1人の主人公、園田葵。13歳の頃、養父からの虐待に耐えかねて、町から逃げ出しす。一度は高橋漣(菅田将暉)と駆け落ちを決行するものの上手くはいかず、母親に連れられて北海道から移ることなる。大人になると世界中を飛び回って活躍することを望む。演じる小松菜奈は『渇き。』で鮮烈なデビューを飾り、『バクマン。』、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』、『恋は雨上がりのように』、『来る』、『沈黙 -サイレンス-』、『さよならくちびる』といった話題作にも出演する。小松菜奈コメント「曲の世界観を大切に、中島みゆきさんの歌詞を心の中に感じながら、これからの撮影に臨みます。菅田さんとは何回か共演させていただき、過酷な撮影も一緒に乗り越えて来ました。そんな同志のような2人だからこそ紡ぎだせる空気感を大事に、一意奮闘しながら、丁寧に描いていきたいと思います。」脇を固める豪華キャスト脇を固めるキャストも豪華で榮倉奈々、斎藤工、山本美月、倍賞美津子、成田凌など映画の主役級キャストたちが集結した。桐野香(榮倉奈々)高橋漣(菅田将暉)が働くチーズ工房の先輩で後に恋愛関係となる。演じるのは『余命1ヶ月の花嫁』で主演を務めた榮倉奈々。水島大介(斎藤工)園田葵(小松菜奈)と恋愛関係になるファンドマネージャー。斎藤工は、来る2021年に主演作『シン・ウルトラマン』の公開を予定している。高木玲子(山本美月)葵の同僚で親友。やがてシンガポールで一緒に事業を始める。村田節子(倍賞美津子)子どもに温かい食事を無償で提供する「子ども食堂」の女主人。佐々木(片寄涼太)ファンドマネージャー水島の部下。片寄涼太はGENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカルとして活躍し、近年では俳優業でも存在感を発揮するが起用される。成田凌:漣の幼馴染の親友、良き理解者である竹原直樹。二階堂ふみ:竹原直樹の二番目の妻・山田利子。高杉真宙:葵・玲子と共にシンガポールで一緒に事業を始める冴島亮太。馬場ふみか:葵・漣とも幼馴染で、直樹の最初の妻になる後藤弓。永島敏行:榮倉奈々演じる桐野香の父・桐野昭三。竹原ピストル:葵の叔父・矢野清。松重豊:漣が働くチーズ工房の工房長でチーズ作りの師匠・富田幸太郎。田中美佐子:桐野香の母・桐野春子。山口紗弥加:葵の母親・園田真由美。監督は、『64-ロクヨン- 前編/後編』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』など、骨太な社会派ドラマから感動の恋愛物語まで、多岐にわたるジャンルを手掛けてきた人間ドラマの名手、瀬々敬久が務める。そして原案・企画プロデュースは、『黄泉がえり』、『余命1ヶ月の花嫁』などの平野隆、脚本は『永遠の0』の林民夫が手掛ける。また、作品を彩る音楽は、東京事変の復活で2020年早々に話題をさらった亀田誠治が担当している。『糸』ストーリー―めぐり逢う、ふたつの物語。13歳、初恋。二人は遠く引き離された。21歳、再会。過ぎた時間は取り戻せなかった。31歳、現在。もし、もういちどだけ、あなたとめぐり逢えたなら…。平成元年生まれの高橋漣と園田葵。北海道で育った二人は13歳の時に出会い、初めての恋をする。そんなある日、葵が突然姿を消した。養父からの虐待に耐えかねて、町から逃げ出したのだった。真相を知った漣は、必死の思いで葵を探し出し、駆け落ちを決行する。しかし幼い二人の逃避行は行く当てもなく、すぐに警察に保護されてしまう。その直後、葵は、母親に連れられて北海道から移ることになった。漣は葵を見送ることすらできないまま、二人は遠く引き離された…。それから8年後。地元のチーズ工房で働いていた漣は、友人の結婚式に訪れた東京で、葵との再会を果たす。北海道で生きていくことを決意した漣と、世界中を飛び回って自分を試したい葵。もうすでに二人は、それぞれ別の人生を歩み始めていたのだった。そして10年後、平成最後の年となる2019年。運命は、もう一度だけ、二人をめぐり逢わせようとしていた…。【詳細】映画『糸』公開時期:2020年8月21日(金) 全国東宝系ロードショー特別先行上映:8月12日(水)1日限定、全国350館にて上映監督:瀬々敬久脚本:林民夫原案・企画プロデュース:平野隆音楽:亀田誠治出演:菅田将暉、小松菜奈、山本美月、高杉真宙、馬場ふみか、倍賞美津子、片寄涼太、永島敏行、竹原ピストル、二階堂ふみ、松重豊、田中美佐子、山口紗弥加、成田凌、斎藤工、榮倉奈々
2019年06月13日様々なアーティストたちがカバーし、幅広い世代に親しまれている中島みゆきの名曲「糸」に着想を得た映画の製作が決定。菅田将暉と小松菜奈をW主演に迎え、平成元年生まれの男女が出逢い、別れ、そして平成の終わりに再びめぐり逢うまでの18年間を描く。ストーリー13歳、初恋。2人は遠く引き離された。21歳、再会。過ぎた時間は取り戻せなかった。31歳、現在。もし、もういちどだけ、あなたとめぐり逢えたとしたら…。人は奇跡のような確率で、誰かとめぐり逢っている。これは、運命に引き離された2人が、再びめぐり逢うまでの壮大な愛の物語。JUJU&福山雅治らがカバー! 名曲「糸」『キセキ -あの日のソビト-』『雪の華』『小さな恋のうた』と、近年、名曲をモチーフにした映画の公開が続き、『ボヘミアン・ラプソディ』『さよならくちびる』といった音楽映画もアツい。そんな中、今回映画のモチーフ曲となる「糸」は、中島さんが知人の結婚式を祝して作り、1992年10月に発表されたアルバム「EAST ASIA」収録曲を経て、1998年2月に「命の別名」と「糸」の両A面でリリース。糸を人に見立て、男女の出逢いの奇跡と絆の大切さを歌った楽曲は、ドラマや数多くのCMに起用。2004年に「Mr.Children」桜井和寿が率いる「Bank Band」がカバーしさらなる注目を集め、これまでJUJU、福山雅治など多くのアーティストたちがカバーしている。今回映画は、ある男女の出逢い、別れ、そして再びめぐり逢うまでを、「生活者の視点から見た平成史の変遷」と共に描きだす、壮大な愛の物語。名曲「糸」に乗せ、北海道をはじめ、東京、沖縄、シンガポールを舞台に描き、ロケも舞台となる各地で7月~9月、冬に敢行予定だ。主演は菅田将暉&小松菜奈主人公の男女、高橋漣と園田葵を演じるのは、『あゝ、荒野』『銀魂』など、俳優だけでなく歌手としても活躍する菅田さんと、『沈黙 -サイレンス-』ではハリウッドデビュー、『さよならくちびる』で見せる歌唱も話題の小松さん。『溺れるナイフ』やCMなど、これまでも共演経験のある2人がW主演を務める。監督は『64-ロクヨン-』『8年越しの花嫁奇跡の実話』の瀬々敬久。原案・企画プロデュースは、『黄泉がえり』『余命1ヶ月の花嫁』の平野隆。脚本は『永遠の0』林民夫という強力布陣が揃った。菅田将暉「原曲へのリスペクトを忘れずに」誰もが通る巡り合わせの遊歩道、糸。時に険しく、時に愉快な人間の性を、原曲へのリスペクトを忘れずに、仕合わせを掴み取る気持ちで挑んでいきたいなと思います。初めましての瀬々監督と、何度も共に闘ってきた小松菜奈というカップリングも純粋に楽しみです。どうか、良いめぐり逢わせでありますように。小松菜奈「同志のような2人だからこそ紡ぎだせる空気感を大事に」多くの人々に愛され続けてきた「糸」、今回その物語の一部として参加できることを嬉しく思います。曲の世界観を大切に、中島みゆきさんの歌詞を心の中に感じながら、これからの撮影に臨みます。菅田さんとは何回か共演させていただき、過酷な撮影も一緒に乗り越えて来ました。そんな同志のような2人だからこそ紡ぎだせる空気感を大事に、一意奮闘しながら、丁寧に描いていきたいと思います。劇中2人はそれぞれの人生を歩みながら、出逢いと別れを繰り返します。流れゆく時間の中で、仕合わせとは何か。その瞬間をしっかりと感じて、私らしい園田葵を演じられたらいいなと思います。今回の作品で私たちが、どんな糸で、どんな布を織りなすことができるのか、とても楽しみです。中島みゆきからコメント到着!「 糸 」 は、とても素朴な曲ですから、いろいろな方々に歌っていただく度に、さまざまな色があらわれて、いつも驚かされています。この度は映像の世界に用いていただくこととなり、ありがとうございます。また新たな「 糸 」に出会えるのを、楽しみにしています。『糸』は2020年、全国東宝系にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年06月10日ロックバンド・Mr.Childrenの桜井和寿とラッパーのGAKU-MCによるユニット・ウカスカジーが、8月に全国ツアー「WE ARE NOT AFRAID!!」を開催することが決定した。ウカスカジーはサッカーが縁となり、桜井とGAKU-MCが結成したユニット。2014年には日本サッカー協会公認 日本代表応援ソング「勝利の笑みを 君と」を発表し、2大会連続で公認応援ソングに採用されている。3月から放送されている、菅田将暉と小松菜奈が出演するCMソング「言葉」をはじめ、ツアー開催に向けて新曲を制作中とのことだ。■「ウカスカジー TOUR 2019WE ARE NOT AFRAID!!」8/19(月)福岡サンパレスホテル&ホール8/23(金)仙台サンプラザホール8/26(月)大阪フェスティバルホール8/27(火)名古屋国際会議場センチュリーホール8/29(木)広島上野学園ホール
2019年06月09日ロックバンド・Mr.Childrenのライブツアー「Mr.Children Dome Tour 2019 "Against All GRAVITY"」が、6月1日、2日の沖縄公演で終わりを迎えた。ここでは、5月19日に行われた東京ドーム1日目のライブをレポートする。オープニングでは、田原健一によるギターから始まり、続けてサポートメンバーのSUNNYと世武裕子、そして鈴木英哉(JEN)、中川敬輔といったメンバーも登場。しかしまだ桜井和寿の姿はステージにはない。スクリーンには、桜井がステージへと歩いていく後ろ姿が映し出され、そのままステージ前方に伸びた花道から登場すると、会場からは大きな歓声があがった。1曲目は「Your Song」。前回のツアー「Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸」では、大トリを飾った曲がいきなり演奏され、会場のボルテージはさらに高まった。続いては、「Starting Over」。イントロで桜井は「さあ、行くよ! 東京ドーム!」と呼びかけ、スクリーンにはMr.Childrenメンバー4人の姿が大きく映された。「himawari」では桜井が鬼気迫る表情を見せ、さらにはステージの端から端までダッシュするなど、序盤からトップギアのパフォーマンスを見せる。続いてJENのドラムが鳴る中、桜井が「いいぞー、その感じ! もっとちょうだい! サイコー、東京ドーム! 準備はいいですか、ついてきて!」とファンを煽り、「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」のイントロが鳴らされる。MCでは、桜井が「どうもありがとう」と感謝を述べた後、「元気そうじゃないか、東京ドーム! 5万人だぞー! 広いからね、後ろの人はすごい遠いでしょ。だけどちゃんとそこまで届くようにやりますから」と宣言。そして「平成のヒット曲をやります。もう1回、もう1回、もう1回!」と叫び、「HANABI」を演奏。さらには、こちらも"平成のヒット曲"である「Sign」を続けて披露した。「Sign」が終わると、メンバー全員がいったんステージを降り、その後桜井だけが登場した。今回のツアータイトル「Against All GRAVITY」について、「すべての重力に抵抗していこう」という意味で、ここで言う"重力"はただの重力のことではなく、願っているものと逆に働くエネルギーのこと。それと闘っていこうという意味だと説明した。「年はとりたくないわよねー(笑)。そう思っている人はたくさんいると思いますけど、その場合は、時間というものが"重力"なんです」とも話していた。「令和になりました。変わっていった方がいいものと変わらない方がいいものがありますが、Mr.Childrenはそのどちらなんでしょう。そういったことを自問自答しながら、この曲をお届けします」と言い、「名もなき詩」をアコースティックギター1本で演奏し、歌い始めた。曲の途中からJEN、中川、田原が登場し、花道へと歩いていき、1番のサビから3人のドラム、ベース、ギターの音も加わった。2番に入ると、メンバー 4人がお互い向き合って演奏する様子が印象的だった。左から田原健一、鈴木英哉、中川敬輔その後のMCで、「続いての曲は2005年にリリースしたアルバムに入っている曲です」と桜井。「2004年にBank Bandという、Mr.Childrenとは違うバンドで演奏、ライブをしました。素晴らしいミュージシャンたちのすごい実力、演奏技術に圧倒されました」とリスペクトを込めた前置きの後で、「でもなんかちょっと違う。サッカーで例えるなら、僕は1個のボールに10人ぐらいがぐちゃぐちゃ集まっている小学校のサッカーが好きなんです。技術よりも思いの方が強くなりすぎて、うまく伝えられない。そんな様が大好き」と明かした後、「CANDY」を歌った。「旅立ちの唄」の後、「ロードムービー」を披露したのだが、桜井は「ロードムービー」が「僕が1番好きな曲」という。その理由を、ミレニアム問題で揺れていた2000年の元旦にできた曲で、明け方、頭の中に歌詞がパーッと浮かんできて目が覚めたという。浮かんだ歌詞を書いていくと、新しい世紀に歓迎された気分で、「まだまだ21世紀も音楽を続けていていいぞ」と言われたような気分になったから、とMCで明かした。「addiction」では、花道がせり上がり、JEN、中川、田原が一段高いところから演奏。「Dance Dance Dance」の後の「Monster」でも、花道が上がり、その上で桜井が熱唱していた。次は、Mr.Childrenの大規模ツアーでの演奏は初となる「SUNRISE」。「Sunrise brightens up」と歌う後ろのスクリーンには、地平線から太陽が昇る映像が映し出された。Mr.Children史上最大のヒット曲である「Tomorrow never knows」が歌われた後、桜井は「いつもステージ上で思っていること。音楽という船に乗せて、悲しみや苦しみ、退屈から、みんなをできるだけ遠い場所に運んで行きたい」と語りかけ、「Prelude」を奏でた。ライブ終盤だが、「さあいくぞ!まだまだ!まだエネルギーはあまってますか?」と観客を煽り、「innocent world」を。そして「海にて、心は裸になりたがる」で締めくくった。「innocent world」の大サビでは、スクリーンに観客の顔が映し出されたが、みな歌詞を口ずさんでいた。改めて、Mr.Childrenの残し続けた曲の知名度、影響度を感じる。アンコールで再びステージに現れたのち、「SINGLES」「Worlds end」を届けた。桜井は「最後の曲の前に、少しだけ話をさせてください」と切り出し、最近の朝起きた後の日課がネットニュースを見ることだと明かす。そして「『あの人、お亡くなりになったんだ』、『あの人、大きい病気にかかっちゃったんだ、闘っているんだ』、『あの選手、ちょっと前までめちゃくちゃカッコ良くプレーしてたのに、引退してしまったんだ』とか、そういうニュースが目に飛び込んできて、ついつい自分もいったいあとどのくらいできるのかなと考えたりします」と心境を吐露した。続けて「でも結論は、もし明日声が出なくなっても、バンドがどうにかなっても、きっと後悔はしないだろうなと思っています。なぜなら、こんなに長くやっているのに、いまだにこんなに多くのリスナーが足を会場に運んでくれて、一緒に歌を歌ってくれて、こんなに幸せなことはないと思っています。日本一幸せなバンドじゃないかと思っています」と語ると、会場からは大きな拍手が起きた。さらに桜井は、「だから、これ以上多くのことを求めるとバチが当たるんじゃないかと思っています。でも、バチが当たるかもしれないけど、歌えなく、続けられなくなる前に、少なくともあと10曲は、この5万人を1つにできるようなすげえ歌をつくりたい」と思いを語った。「僕らはこのツアーが終わったら、ロンドンにレコーディングに行ってきます」と明かし、「みなさんに再会できることを心から願って最後にこの曲を送ります」と言い、「皮膚呼吸」を最後に歌い上げた。時代は平成から令和へと変わった。平成を彩ったスーパースターの中には、平成の終わりとともに現役を退いた者もいる。Mr.Childrenもまた、平成を代表するスーパースターであるが、平成の時代の終わりとともに、総括される気はさらさらなさそうだ。Mr.Childrenにとっての"重力"は「年齢」や「時間」といったものであり、だからこそ桜井もMCで「自分もいったいあとどのくらいできるのかなと考えたりします」という心境を明かしたのだろう。しかしMr.Childrenは、これからもすべての"重力"に抗い、さらなる新しい音楽を追求し続けるのだろう。「Mr.Children Dome Tour 2019 "Against All GRAVITY"」は、ロックバンド・Mr.Childrenが、令和になっても第一線で闘い続ける決意表明であると感じたライブだった。(撮影:渡部伸)
2019年06月07日女優・趣里が主演を務め、菅田将暉と共演する芥川賞作家・本谷有希子原作の映画『生きてるだけで、愛。』。この度、本作のBlu-ray&DVDリリースに先駆け、趣里さんと菅田さんのコメント動画が公開された。安室奈美恵、「Mr.Children」など人気アーティストのMVを手掛ける関根光才が監督を務める本作は、自分という存在を誰かにわかってほしい、他者とのつながりを求める現代の若者たちの心情をリアルに綴る、新たな傑作ラブストーリー。趣里さんが、自分にも他人にもうそがつけず、真っすぐすぎる言動に走ってしまうヒロイン・寧子を、菅田さんが恋人・津奈木を演じている。そのほか、津奈木の元恋人・安堂役で仲里依紗、寧子が働くカフェバーの店長夫妻役で田中哲司と西田尚美、津奈木の上司役で松重豊らも参加している。そんな劇中で恋人同士の2人が登場する動画が公開。今回本作は、Blu-ray豪華版と通常版、そしてDVD通常版がリリース。Blu-ray豪華版には、外装封入特典のアウターケースやフォトブック(28ページ)、特典ディスクがついており、特典ディスクにはメイキングやキャスト登壇の舞台挨拶の映像が収録されている。『生きてるだけで、愛。』Blu-ray&DVDは6月4日(火)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:生きてるだけで、愛。 2018年11月9日より新宿ピカデリーほか全国にて公開ⓒ 2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会
2019年05月28日俳優の佐藤健が、20代最後の日となった20日、地元・埼玉にある三郷市文化会館で「佐藤健 30th ANNIVERSARY EVENT」(~21日)を開催。ファンとの交流を楽しみ、落語や歌声も披露した。イベントは、佐藤の配信番組『たけてれ』風に幕開け。ステージ上に番組のセットが再現され、佐藤は「いつもの『たけてれ』のようなゆるい感じでいけたらと思います」と話した。そして、「今日徹夜なんですよ。朝の10時まで動画の編集で。全然寝られてないんですけど」と告白。ファンから「寝ていいよ」と声をかけられると驚き、「ありがとう! 限界がきたら言いますね」と返した。そして、『たけてれ』でおなじみの、視聴者から寄せられたハッピーなことを紹介する「ちょいハピニュース」企画を行い、ファンが投稿した“ちょいハピ”を紹介。選ばれたファンと会話をしながら、和やかな雰囲気で進んでいった。その後、親交のあるお笑いコンビ・千鳥のノブからのビデオメッセージが流れ、佐藤愛用のボディクリームのブランドが明かされた。また、佐藤健公式LINEにて寄せられた1万通を超えるファンからのお祝いメッセージをデザインした巨大なメッセージアートがサプライズで披露され、ファンの思いに感謝。さらに、映画『るろうに剣心』の撮影が熊本で行われて以来、親交は続いているという親友、くまモンもサプライズで駆け付け、「お誕生日おめでとうだモーン!」とお祝い。くまモンにハグされ、佐藤は「うれしいですよ。ぬくもりを感じました」と喜んだ。その後、ステージに落語のセットが登場し、主演映画『億男』の劇中で披露した「死神」をフルで生披露。落語の世界へとファンを誘い、演じ切ると大きな拍手が沸き起こった。終盤はライブパフォーマンス。バンドをバックにRADWIMPSの「スパークル」、Mr.Childrenの「Simple」、さらに、アンコールで親交のある高橋優の「8月6日」を歌唱し、見事な歌声でファンを魅了した。最後にファンとともに記念撮影を行った佐藤。「会いたいなって思うもので…直接みなさんの顔を見て、こういう方に支えられて仕事ができているんだなと今日改めて思いました」としみじみと語り、「今後ともよろしくお願いします。またお会いできる日を楽しみにしております」と呼びかけた。
2019年03月21日「嵐」大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の5人がゲストとトークやゲームで盛り上がる「嵐にしやがれ」。3月9日(土)今夜放送回は放送中のドラマ「家売るオンナの逆襲」から北川景子と松田翔太がゲスト出演する。2003年放送の「美少女戦士セーラームーン」から女優のキャリアをスタートさせた北川さんは、昨年、大河ドラマ「西郷どん」に篤姫役で出演したほか、映画では『パンク侍、斬られて候』『響 -HIBIKI-』『スマホを落としただけなのに』の3作品に出演。常に一線で輝き続けている。いまだ語り継がれる「花より男子」シリーズの西門総二郎役やこちらも人気シリーズとなった「LIAR GAME」の秋山深一役をはじめ、「ディアスポリス 異邦警察」の久保塚早紀役や、北川さんも出演した大河ドラマ「西郷どん」の徳川慶喜役など、数々の作品で鮮烈な印象を残してきた松田さん。今夜、北川さんと松田さんを迎えてお届けするのは「上京グルメデスマッチ」。地方や海外で人気となり東京に進出したお店が続々登場。果たしてどんな対決になるのか?また相葉さんはくっきーと井戸田潤と共に千葉へ真冬の日の出ツーリングに繰り出すほか、和田アキ子のモノマネで大ブレイク中のMr.シャチホコも登場、櫻井さんに「Mr.Children」桜井和寿のモノマネを伝授する。さらにうわさの23歳年上奥様も登場し夫婦モノマネSPコラボも。今回ゲスト出演する北川さんが主演、松田さんが共演するドラマ「家売るオンナの逆襲」は、北川さんが“家を売りまくる”伝説の不動産屋・三軒家万智を演じる人気シリーズの第2シーズン。松田さんは今作から登場した万智の小学校時代の同級生で現在はフリーの天才不動産屋・留守堂謙治役で出演。前回の放送では小学生時代から万智に抱き続けてきた留守堂の想いが“勘違い”であることが判明、3月13日(水)放送の最終話では復讐に燃える留守堂と万智の最終対決が繰り広げられる模様。「家売るオンナの逆襲」最終回は3月13日(水)22時~日本テレビ系で放送。「嵐にしやがれ」は3月9日(土)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年03月09日ロックバンド・Mr.Childrenの桜井和寿とラッパーのGAKU-MCによるユニット・ウカスカジーの新曲「言葉」が、8日より新CMソングとして起用されることが明らかになった。菅田将暉と小松菜奈が出演し、アートディレクションを森本千絵氏が務める、ライフブランド・「niko and …」によるムービー『あ、ハル』を公開され、「言葉」が使用される。また、3 パターンあるテレビCMも同日より放送される。「言葉」はウカスカジーのライブで披露されたことがあるものの、発売は未定となっている。ムービー内で菅田と小松が演じる2人は、何でも話せる同志。そんな2人は小さなころ、秘密基地にしていた丘で、宝物を小さなカプセルに入れたりと楽しい時間を過ごしていた。大人になりそんな日々のことも忘れかけていましたが、何かに呼ばれたかのように、小さなカプセルを握り締めた2人は秘密基地にたどり着く。そこには自分たちと同じように、時を経て成長した巨大なカプセルマシーン『Space Time Capsule』があった、というストーリーだ。タイムカプセルをやったことがないと話す菅田に、小松は「え!?小学生のころとかやったことないの?」と驚き、「(私は学校でやったことがあって)成人式のときに開けてみたら、手紙とかが入っていて、書いてあったことがちょっと恥ずかしかったです。(その恥ずかしい手紙の内容は)好きな人のこととか…。結構楽しいですよ」と語っていた。
2019年03月08日「活動休止発表後、参拝客がかなり増えました。今日来られた女性は『絶対戻ってくるよね。神主さま、戻ってくるようにお願いしてください』と言っていました」そう“異変”を語るのは、福岡県糸島市にある「櫻井神社」の禰宜・外山貴寛さん(41)だ。20年末で活動休止し、それぞれの道を歩む嵐の5人。その背中を追いかけるかのように、ファンもまた聖地巡礼の旅に出ていたーー。まずは、冒頭の櫻井神社。櫻井翔の名前と縁があるとして、巡礼スポット化しているという。また糸島付近には、櫻井神社以外にも嵐ゆかりの地がある。二宮和也(35)の名と縁のある「二宮神社」と、松本潤(35)の名前と同じ漢字が使われている「潤神社」だ。そのため、糸島はファンの間で特別な地となっているのだ。二宮神社と潤神社を管理している、産宮神社の禰宜・岡本国夫さん(53)はこう語る。「もともとは地元の人がお参りにくるだけのひっそりとした神社。鎮守の神さまを祀っていて、何か特別なご利益があるというわけでもありません。しかし最近はいろんなところから若いファンの方が来ていただいているようです」そして三社参りとして、ファンは残りの櫻井神社を参拝するという。前出の外山さんが続ける。「櫻井さんは共演者が次々と結婚していくことから “縁結びの神様”と呼ばれているそうですが、うちも縁結び神社。また彼がテレビで『嵐は五角形』と言っていたのを見たことがありますが、うちの絵馬も五角形。そのため、ゆかりがあると言われているみたいです。『櫻井勝守』というお守りがあるのですが、『しょうまもり』と解釈されて身につける方が多いです」ファンはみな、絵馬に願いを書き込んでいく。きっと嵐の再始動を願って……と思いきや、神頼みの内容はもっと切実なものだった。「もちろん嵐の再始動を願って絵馬に書かれる方もいます。しかし8割は『コンサートチケットが当たりますように』といった内容ですね。ファンの間で『参拝したらチケットが当たった』との口コミが広がったらしくて。北海道から沖縄まで、全国からいらっしゃいます。さらには、中国や台湾、韓国からの参拝客も。三社参りツアーが組まれたこともありました。最近ではMr.Childrenの桜井和寿さん(48)のファンが当選祈願にいらっしゃいました。また他のジャニーズグループや三代目 J SOUL BROTHERSなど、まったく関係ないアーティストのファンもお見かけするようになりました(笑)」滋賀県栗東市にある「大野神社」は、大野智の名前と縁があるとして話題だ。しかも禰宜の大宮聡さんは、大野智の「大」「さとし」に二宮の「宮」が名前に入っている。それもあって、ファンが殺到しているのだ。大宮さんはこう語る。「休止発表からファンや取材が殺到。もともと地元の人だけが来るような神社なのですが、すでに5万人以上いらっしゃっています。大野神社だけあって、これまでは大野さんのカラーである青色のお守りがダントツで人気でした。しかし、休止発表会見の際に『櫻井くんが大野くんをかばった!』と話題になったらしくて……。最近では、櫻井さんのカラーである赤色のお守りも好評ですね」また東京・新宿区の「赤城神社」も話題となっている。18年10月期のドラマ『僕とシッポと神楽坂』(テレビ朝日系)のロケで相葉雅紀(36)が訪れた人気スポットだ。「放送期間中は普段の倍以上の参拝客がいらっしゃっていました。その後は落ち着いていたのですが、休止発表後はまたファンの姿がみられますね」(神社関係者)そして嵐が16年にJALのCM撮影で訪れた福岡県福津市の「宮地嶽神社」にも、多くの人が。ここは2月と10月だけ夕日が賛同を照らす、“光の道”が現れる。そんな奇跡の光景を、ファンは5人の未来になぞらえているようだ。
2019年02月15日●モノマネ誕生秘話「ひどいなと思いながらも…」2018年に歌手・和田アキ子のモノマネで大ブレイクしたお笑い芸人・Mr.シャチホコ。和田の"歌モノマネ"ではなく、「何をされてる方なの?」などといったフレーズが印象的な"しゃべりモノマネ"で、数多くの番組に出演した。そんなシャチホコの、ブレイクに至るまでの経緯や和田本人との交流、そして2018年に印象的だった仕事などについて明かした。○■YouTube投稿がきっかけだった初テレビ出演――経歴を拝見しましたら、日本体育大学を卒業されているんですね。中高はバレーボールや水泳、テニス、柔道など色々とやっていました。体育教師を目指していたので、日体大に進学し、大学ではボクシング部に入りましたね。――それでは、大学入学までは芸人さんになりたいと思ってなかったのですね。まったく考えてなかったです。大学のボクシング部を途中で辞めて、バレーボールのサークルに入ったんですが、部活と比べると味気ないなと思って、YouTubeへの投稿を始めました(笑)。1本目にアップしたのが、Mr.Childrenと桑田(佳祐)さんの「奇跡の地球」を1人2役でモノマネして歌う動画だったんですが、それがきっかけで日本テレビの特番に呼ばれました。モノマネをやっている素人を集め、『ニコ生』のユーザーが似ているかどうか審査するという内容だったんですが、本気でモノマネ芸人をやりたいと思ったのはその番組がきっかけでしたね。――その番組に出演された後、プロとして活動されるまでどのような経緯があったのですか。大学4年生になった頃に、(ものまねショーパブの)『そっくり館キサラ』のオーディションを受けたんですが、落ちてしまいました。どうやったらプロになれるのかと考えた結果、音響のアルバイトを始めたんです。モノマネ芸人さんが営業でネタをするときに、照明やマイクの手助けしながら、ネタを見て勉強していました。その後、大学卒業してすぐに、『キサラ』のオーディションに合格して、ミスチルの歌モノマネをずっとしていました。「Mr.シャチホコ」の"Mr."はMr.Childrenからですし、"シャチホコ"は「Tomorrow never knows」の仮タイトルである「金のシャチホコ」からとっています。――そうなんですね。プロになってからの初テレビ出演はいつだったんですか。1年後の2016年春、『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦』(フジテレビ系)ですね。当時は今より20kgくらい痩せていたので、ミスチルの桜井(和寿)さんに見た目もかなり寄せて出演したんです。今は嫁のみはるの料理が美味しいこともあり、幸せ太りの限度を超えてしまっています(笑)。○■"しゃべりモノマネ"誕生の影にあった想い――Mr.Childrenのモノマネが中心だったわけですが、現在の代名詞ともいえる和田アキ子さんのモノマネをやり始めたのは何がきっかけだったんですか。みはるとは昨年に結婚しましたが、それ以前もずっと婚約状態が続いていました。桜井さんのモノマネでモノマネ番組には呼んでもらっていましたが、歌モノマネだったので、バラエティ番組には呼ばれるわけではなく…。そういった状況で、「俺はこのままだったら収入も少ないし、この先、みはるを支えていけるのかな」と。そこで「売れたい」という気持ちがさらに強くなり、しゃべりのモノマネを極めて、その人でずっとトークができる状況を作りたいと思ったんです。だから、根底には誰かのしゃべりモノマネをやりたいという理想があって、「アッコさんのモノマネをしよう」という決め打ちではなかったんですよ。2017年の年末にSNSで「結婚します」という発表をしたこともあって、2018年は自分の中で新しいMr.シャチホコの年にしたいと思いました。――実際に2018年に大ブレイクされたのですから、その言葉通りになりましたね。2018年は殻を破りたいという思いが強かったです。そんな折に『アッコにおまかせ!』(TBS系)を見ていたら、確かガンバレルーヤさんがゲスト出演したときに「ちょっとごめんなさいね、君らってさ、そもそも何をされてる方なの?」とアッコさんがおっしゃって、ネタをやらせた後に「あーはいはい。それは見たことあるから分かってんねんけど」と(笑)。そのときにひどいなと思いながらも、これを取り上げてモノマネしたら面白いんじゃないかなと思いました。――では和田さんのモノマネはたまたま生まれたんですね。そうですね。そして、まちゃまちゃさんのお店によく飲みに行くんですが、まちゃまちゃさんがアッコさんにすごく詳しくて、昔のCDを貸していただいたり、「番組でこういうことを言ってたよ」と教えていただきました。――そこから本格的に和田さんのモノマネをスタートされたんですね。まずは『キサラ』などで試したんですが、実は最初は反応があまり良くなかったんです。そんなウケないので、「やっぱり違うのかな」と思っていたところ、ステージに一緒になった芸人の皆さんが「普段のアッコさんのモノマネをする面白いヤツがいる」とすごく広めてくれて。そういう口コミのおかげもあり、『ものまねグランプリ』(日本テレビ系)に出させていただき、そこから『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)に出させていただきました。『ウチガヤ』で披露したところ、共演した芸人さんにめちゃくちゃウケましたね。――芸人さんは一般の方よりも和田さんに関する前提知識があるので、より面白さが伝わったんでしょうね。そうだと思います。あとはスタッフさんも面白がってくれましたね。アッコさんの芸能界における繋がりのすごさが今の自分を作り上げてくれたと言いますか、周りの芸人さんが面白がってくれたのが、自分にとっては1番大きいです。○■和田アキ子との初共演はドッキリ「泣いちゃいました」――その後、多くの番組に出演されることになりますが、印象に残っている番組はありますか。やはり9月に『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)でアッコさんと共演したことですね。収録後にはアッコさんが僕との2ショット写真をインスタにあげてくれて、周りも「公認になったんだ」と。それ以降は、ありがたいことに出演オファーがさらに増えました。――『初耳学!』では、シャチホコさんは「和田さんがモノマネを認めずに怒っている」というドッキリを掛けられていましたね(笑)。いや~、怖かったですよ、あれは(笑)。まさか初対面でドッキリだとは思いませんでしたし。アッコさんが振り切って、「お前、テレビ出さへんからな!」と言ってくだされば、おかしいなと気づいたかもしれませんが、僕があまりに怯えすぎてしまって。アッコさんは本当はすごく優しい方なので、そんな僕の表情を見て、怒りながらも「でも優しそうな顔してるよね」などとちょくちょく挟んできたんですよ(笑)。――(笑)。和田さんも心の葛藤があったんでしょうね(笑)。ネタばらしの後、アッコさんからは「せやから私、やりたくないって言うたんや。ホンマごめんな」と言っていただきましたが、怖すぎて泣いちゃいました。●和田アキ子からのプレゼント――そんな和田さんから言われてうれしかった言葉はありますか。22日に放送される『ウチガヤ』の収録の際に、攻めたネタをやったんです。収録後に「わたし、あんなこと言う?」とおっしゃったので、「ヤバい、怒られる」と思って謝ったところ、「いやいや、めっちゃおもろいわ」と褒められて、ホッとしましたし、うれしかったですね。最初の頃はアッコさんに「シャチホコ、ちょっと惜しいのはイントネーションがね、違うんですよ。ずっと聴いてたら、私は大阪にいましたから、分かるんですよね」と言われていましたから(笑)。――モノマネも快く認められていますし、和田さんはやはり器が大きいんですね。「モノマネをやっていいよ」と認めてもらえているのが、自分にとってすごく後押しになっていますし、本当にありがたいです。10月の『WADA fes』(和田フェス)で館内放送を担当させていただいたのですが、そのときに靴をいただきました。「サイズ合わへんかったやろ。無理して履かんでいいからね。ちっちゃいと思うから」とおっしゃっていたんですが、ピッタリでした。ただ、そのオーダーメイドの靴には26.5cmと書かれていたのですが、僕の足のサイズは27cm。アッコさんは女性ですので、もしかしたらサイズを小さく書いていたのではと思ってます(笑)。――とはいえ、足のサイズがピッタリというのも何かのご縁ですよね。アッコさんも照れ隠しで「別に私、あげようと思って用意したとかじゃなくて、見てみたら私が履かへんタイプの靴やったから。あんた、靴ださかったからさ、ちょっとあげるわ」とおっしゃって。本当に大事に履かせていただいています。○■手ごたえがあった『サンジャポ』『脱力タイムズ』――その他に、2018年のお仕事で手ごたえがあったものはありますか。いくつかありますが、まず1つは『サンデー・ジャポン』(TBS系)が大きいですね。アッコさんに自分の存在を知ってもらったきっかけとなった番組です。アッコさんいわく、普段テレビを見られないそうですが、『サンジャポ』は『おまかせ!』前ということもあり、楽屋で絶対にご覧になっていて。『サンジャポ』のスタッフさんは、アッコさんをよく知る方が多かったので、ワードの引き出しもそこで増えました。――ワードの引き出しというと、『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)でのよゐこ・濱口(優)さんとの掛け合いも印象的でした。「ずっとしゃべることもできるんだ」と他の芸人さん方からの評価も上がったので、この回も自分の中では印象に残っていますね。濱口さんも途中で「いつまでやってるんだよ」ということもなく、ずっと最後までアッコさんとして接してくださって、ありがたかったです。――シャチホコさんを見ていて感じることですが、その場のアドリブにもかかわらず、和田さんが言いそうなことでずっと会話を続けられるのがすごいですよね。題材がアッコさんじゃなかったら、アドリブであそこまでしゃべれないと思います。毎日研究していく中で、アッコさんの要素が自分の中に潜在的に入っていて、自然と出ているような感じです。○■先輩芸人とのやり取りは「いまだに緊張」――そういったやり取りの中では、シャチホコさんは"和田アキ子"として接するため、先輩にもひどいことを言う場面もありますよね(笑)。その点についてはいかがですか。やはり不安やドキドキはあります。でも僕がものすごく若いということもあってか、先輩方にはすごく可愛がっていただいていますし、面白がってくれていますね。――確かにシャチホコさんはまだ25歳ですので、共演するほとんどの芸人さんは年上ですよね。いまだに緊張はしますが、大前提として「振り切ってやらないと面白くならない」という覚悟があります。初めてお会いする方に対しては、嫌な気持ちになるんじゃないか、「アッコさんになりきって調子に乗ってる」って思われたらどうしようと頭をよぎることもあります。でも自分が折れてしまったら、芸人さん方にも救ってもらえないだろうし、実力ある方だらけなので、せめて振り切ってやっちゃおうと。そこで変な空気になってしまっても、本当に皆さんに救っていただいています。○■妻・みはるとの"掛け合い"で「応用力がついた」――プライベートでは昨年、みはるさんと結婚されました。みはるさんはモノマネ芸人の大先輩でもありますが、やはり助けられている点はありますか。それこそアッコさんのしゃべりモノマネも、最初はどういう風にやっていくかのイメージもわかず、自分1人でしゃべって完結させるという"自己完結型"の枠しかありませんでした。誰かとの掛け合いでの面白さというのは、家で僕とみはるがモノマネの掛け合いをするなかで応用力がつき、身についたものです。――それでは、自宅での掛け合いが練習となり、テレビ等の実践の場で活かされたんですね。そうですね。みはるはこれまでに何度もテレビにも出ていたこともあり、教えてもらって助けられた部分はかなり大きいです。――それでは最後に、2019年の抱負をお聞かせください。まずは、アッコさんのモノマネをさらに掘り下げて追求したいと思います。それに加えて、アッコさん以外で、新しい形でのモノマネの出し方、「これとこれを組み合わせたら、こういう出し方ができるんだ」という実験を重ねていきたいですね。アッコさんのしゃべりモノマネのように、王道のネタの中でも新しい着眼点で出していくことをMr.シャチホコのカラーにしたいです。■『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系 毎週火曜23:59~)22日の放送では、「芸能生活51年! 和田アキ子のTV初体験SP!」と題して、和田アキ子のテレビ初体験をガヤ芸人が奪う。「アッコとシャチホコが入れ替わり!和田アキ子ひな壇初体験でまさかのモノマネ披露!」「ガヤ恒例ビリビリマシンvs和田アキ子人生初体験」など。
2019年01月21日安室奈美恵、宇多田ヒカル、椎名林檎、浜崎あゆみ、aiko……偉大な女性シンガーが数多く誕生した平成のミュージックシーン。歌姫の隆盛の陰でこの30年間、フィジカルからデジタルへと大きく舵を切った音楽の“聴き方”の変化が浮き彫りになりました。1992年~「小室+沖縄=安室奈美恵の躍進」平成の女性シンガーの系譜は、‘92年の安室奈美恵デビューとともに動きだす。「彼女は、後にSPEEDらも輩出する沖縄アクターズスクール出身。その看板を背負いつつ、‘95年の『Body Feels EXIT』から、当時隆盛を極めていた小室哲哉プロデュースの一員に。芸能音楽界の2大ムーブメントの象徴となることで、安室奈美恵は‘90年代のトップシーンをひた走ることを運命づけられたんです」(音楽・映画ジャーナリスト・宇野維正さん)。その一方、オルタナティブシーンからは王道へのカウンターも。「‘80年代までとは違う女性像を表現したCharaやUA、Coccoら“歌姫(ディーヴァ)”が続々登場しました」1998年~「すべての風景が変わった、‘98年」人気絶頂だった‘97年に安室奈美恵は結婚・妊娠を発表する。「彼女が産休のため不在となった‘98年にデビューしたのが、宇多田ヒカル、椎名林檎、浜崎あゆみ、aiko、MISIA、モーニング娘。ら。その後20年の重要な女性シンガーたちがほぼここで出揃ってしまうというビンテージイヤーとなりました。とりわけ、シンガーソングライターとしての存在感を平成が終わる現在までキープし続ける宇多田、椎名、aikoの音楽家としての持続力は特筆すべきものです」。また、ファッションアイコンとして“アムラー”と対をなしたという意味では、浜崎あゆみの存在も忘れてはいけないとも。「突出した影響力を持った彼女たちの登場により、それ以降の女性シンガーは誰もがそれぞれのフォロワーとなる傾向も強まった。また、アヴリル・ラヴィーンのブレイクもあり“ギタ女”ブームが起きてYUIや木村カエラらが登場したほか、大塚愛や中島美嘉といった同性の支持を集める女性シンガーも多く輩出しましたが、‘98年組のような“不動のブランド価値”を築けず、人気のピークはいずれも数年間にとどまってしまいました」2004年~「CDから、着うたへ」時代は徐々にCD不況へ。音楽のDL(ダウンロード)化が進む中、‘04年、ガラケー市場を狙った“着うた”がブームに。「西野カナや青山テルマら、世代感を持つ歌姫を生み出す結果となりますが、スマホの登場によりその流行はあまりにも短かった。また、‘08~‘09年にかけてICONIQなどTV、雑誌、広告など大規模なメディアミックスが展開された例も。が、ネットの普及もあって、芸能事務所やレコード会社が仕掛けようとした流行に乗るのではない、より自由な音楽選択の時代へと移行していった時期」2010年~「ストリーミング時代に突入」‘17年には再び安室奈美恵がスポットを浴びる。「引退の表明で、平成の初期も末期も彼女一色になりましたが、‘00年以降の女性シンガー空白期間を埋めたのはAKB48やももいろクローバーZといったアイドルだったと思います」。そんな中、ストリーミング時代の新星といえるのがあいみょん。「突き抜けた存在が誕生しないなか、最後の最後に決定的な才能が現れたといえるのでは。音楽的にはそこまで新しいところはないのですが、だからこそ新たな国民的シンガーになりそうな気がします」うの・これまさ音楽・映画ジャーナリスト。‘98 年組にスポットを当てた『1998年の宇多田ヒカル』(新潮新書)著者。新刊は『日本代表とMr.Children』(ソル・メディア)。※『anan』2019年1月16日号より。取材、文・梅原加奈©portishead1(by anan編集部)
2019年01月11日●あまり語られてこなかったMr.Children昨年発売された書籍『日本代表とMr.Children』(2018年11月28日発売/ソル・メディア)。この本は、1998年のワールドカップ初出場を機に国民的コンテンツとなったサッカー日本代表と、モンスターバンドとして90年代から席巻し桜井和寿が大のサッカー好きでもあるMr.Childrenの関係性を、音楽・映画ジャーナリストの宇野維正氏と音楽ブロガー・ライターのレジー氏が読み解くという内容だ。共著者の1人であるレジー氏に、桜井和寿とサッカーとの出会いや、ミスチルの楽曲がサッカー選手に支持される理由などについて聞いた。○■『日本代表とMr.Children』書籍化の経緯は――まず、書籍化の経緯をお聞かせください。『日本代表とMr.Children』というタイトル通り、サッカー日本代表とMr.Childrenの関係性を分析する内容となっています。ロシアワールドカップのベルギー戦が終わり、キャプテンを務めてきた長谷部(誠)が代表引退を表明して、あの世代の日本代表が一区切りついた感がありました。そして、大のミスチルファンでもある長谷部がキャプテンに就任した2010年くらいから「自分たちのサッカー」というのが日本代表を取り巻くキーワードになっていて、それがミスチルの歌ってきた「自分らしさ」とつながる部分があるなと。そんな話をツイッターでつぶやいたところ、共著者の宇野(維正)さんと話が広がり、そのやり取りを見ていたソル・メディアの方からお声がけがあって、結果的に書籍化に至りました。――本書では、長谷部キャプテンを中心とした日本代表を「ミスチル世代」と呼んでいますね。レジーさんご自身もミスチルがお好きとのことですが、ミスチル好きになったきっかけをお聞かせください。最初は小学生のときに聴いた「CROSS ROAD」ですね。今まで自分が聴いてきた音楽とは雰囲気の違うことをやっているバンドが出てきたなと思いました。決定的だったのは、「innocent world」です。中学校のクラスの友達もみんな聞いていましたね。それに関連して言うと、今回の本を書く上でのモチベーションとして、90年代に世間の人が最も接しているコンテンツのひとつとしてミスチルがあるはずなのに語られることが少ない、そういう状況に風穴をあけたいという思いが個人的にはありました。――確かに「小室ファミリー」などについてはよく語られていますが、ミスチルについてはあまり語られてこなかった印象です。人気が落ちておらず、いまだに"現役"であるがゆえに、振り返られないんでしょうね。今回の本の大きなテーマでもある「自分探し」に関連する文脈だと、『エヴァンゲリオン』が90年代の精神性を語るうえでよく話題に挙がるじゃないですか。でも僕の体感としては、『エヴァ』を見ていた人より、ミスチルを聴いて影響を受けていた人の方がたくさんいるような気がするんです。○■重要だった桜井和寿とサッカーの出会い――書籍化にあたり、過去のインタビューなども多く調べたそうですが、なにか発見はありましたか。桜井(和寿)さんがサッカー好きであることはもちろん知っていましたが、こんなにいろんなところでサッカーの話をしてるんだ!というのは改めて驚きました。本の作業を始めた当初は長谷部や名波(浩)といった代表選手がミスチルから影響を受けている、いう話が中心になるのかなと思っていたんです。でも、今まで思っていた以上に桜井さんのサッカーへの思い入れは強烈でしたね。桜井さんのインタビューでは、「サッカーをやっているときは色んなことから解放され、普通の人になれる」という話題がたびたび出ていました。周りが考えるよりもずっと、ご本人の中ではサッカーが大事なものなんだなと。アルバム『深海』『BOLERO』を経て、ミスチルが活動休止したタイミング、ある意味で1人の人間としての"桜井和寿"をやり直そうというタイミングでサッカーと出会ったのは、すごく重要だったんだろうなと思います。――その一方で、サッカー選手をはじめとしたアスリートには、ミスチル好きが多い印象です。レジーさんはその理由をどのように分析されますか。いろいろ理由はあると思いますが、特にアスリートがよく好きな曲に挙げる「終わりなき旅」の「高ければ高い壁の方が登ったとき気持ちいいもんな」という歌詞への共感が強いんだろうなと思います。実際はミスチルはあの時点で高い壁に登った後であり、上に上に目指していこうという歌ではないのですが、アスリートの多くが競技を極めるうえで必要な上昇志向に読み替えて受け取っているのではないでしょうか。また、「終わりなき旅」の本来のメッセージは上昇志向というよりも「自分の中にあるものに対して打ち勝っていく」という話だと思うんですが、それもアスリートの「最大の敵は自分」という考え方とリンクして鼓舞されるんでしょうね。――特にサッカー選手はミスチル好きが多いですよね。これまでの日本代表選手のなかで、桜井さんと似ている面があると感じる方はいますか。やはり長谷部じゃないですかね。一見すると、良い人そうで真面目そうだけど、強烈なエゴのようなものがあり、どちらも天才的というよりはバランスの良さを感じます。桜井さんもすごいソングライターであり、ボーカリストですけど、たとえば宇多田ヒカルのようなアーティストと比べると“天才”というよりも“普通感”があるなと。長谷部も天才肌のプレーヤーというよりは「バランス」「努力」といった言葉が似合うと思うので、そういう部分が共通しているかなと思います。○■2010年以降のMr.Children――確かに桜井さんは、『モヤモヤさまぁ~ず』や『ゴッドタン』を見ていることを明かしたりと、“普通感”がありますよね。そんな長谷部選手は2010年から日本代表キャプテンを務めていましたが、レジーさんは2010年以降のミスチルをどうとらえていますか。桜井さんはあるインタビューで、「『彩り』はあの歌詞があるからあの曲になるけど、『エソラ』はあの歌詞じゃなくても曲のメッセージが伝わるはずだ」というようなことを言っていました。この発言が象徴的だと思いますが、2010年代のミスチルは言葉と音楽の融合について試行錯誤していたフェーズだと思うんです。歌われるテーマについても、「自分探し」は終わり、大量消費されるスーパーマーケットであっても良い(=アルバム『SUPERMARKET FANTASY』)というレベルまでいった後に震災があったりして、ミスチルとして何を歌うかというピントが定まり切らない時期だったんだろうなと。――桜井さんも雑誌『MUSICA 2015年1月号』のインタビューでは「(曲を)当てにはいっているが、難しい」「投げてもすり抜けていく感覚がある」と告白していましたね。そうですね。ただ、10年代の後半の楽曲、「ヒカリノアトリエ」や「himawari」からは何かを掴んだのかなという印象も受けました。今はバンドとして過渡期だと思うので、まだまだもっとすごいのが来るんじゃないかなと期待しています。――最近、Mr.ChildrenはRADWIMPSやくるりなどと対バンをやったり、ホールツアーを行ったりしましたよね。そういった活動でなにか掴んだものがあったんでしょうね。きっとそうなんでしょうね。「大会場で弾けるミスチルが見たいのに何で今さらホールツアーなんてやるんだろう?」とか文句を言ったりもしたんですけど(笑)、ミスチルにとって必要なプロセスだったんだなと思います。●批評することの難しさと重要性○■プロデューサー・小林武史から離れたMr.Children――そして2010年以降のミスチルで大きな出来事といえば、ブレイク前からの関係であるプロデューサー・小林武史から離れたことだったと思います。その点についてはいかがでしょうか。もちろん良し悪しあるんでしょうけど、バンドとして新しい一歩を踏み出すきっかけにはなったんだと思います。個人的には、今のような状況だからこそ「小林武史っぽい曲」をセルフプロデュースでやってみてほしいなと。ちょっと話が逸れますが、最近サザンオールスターズのアルバムをすべて聴いたんですけど、世の中の人が「サザンっぽい」と思っている音の多くは80年代後半~90年代前半に作られていて、それらの楽曲をプロデュースしていたのが小林武史なんですよね。つまり、世の中の人が「サザンっぽい」と思っている音は「小林武史っぽい音」でもあると言えると思います。――「真夏の果実」「希望の轍」「涙のキッス」などは小林武史プロデュースですね。歌謡曲からJ-POPに時代が移り変わるタイミングを小林武史と乗り切ったのは、サザンとしても本当に大きかったんだなと実感しました。小林武史は、桑田佳祐のブルース的というか、土着的な感覚を華やかなものに落とし込むのが得意だったんだと思います。それと同じように、浜田省吾や甲斐バンドに影響を受けていた桜井さんの音楽性をよりポップな方向に開花させたのが小林武史と言えるのかなと。――確かに小林武史はミスチルの初期には、桜井さんに楽曲制作のイロハをマンツーマンで教えていたそうですしね。はい。今のミスチルはそういう「小林武史的なもの」ではない、より生々しいバンドサウンドをやりたいんだと思うんですけど、桜井さんの根底には小林武史とともに培ってきた「ポップソングを作るセンス」みたいなものが今もあると思います。バンドとして身軽になった今だからこそ、僕としては「エソラ」とか「Marshmallow day」のような、ストリングスやホーンががっつり入ってメロディも派手な曲、いわゆる「小林武史っぽい曲」であり「ミスチルっぽい曲」をやったらどうなるのか聴いてみたいです。――色んな経験を積んだ今、改めての「ミスチルっぽい」ですね。そうですね。きっとまたこれまでのミスチルとは違う、でもミスチルらしい、素晴らしい曲ができるんじゃないかなと。桜井さんは『MUSICA』(2018年11月号)のインタビューで、「2020年の東京オリンピックの時に日本を代表するミュージシャンとしてもし僕らの名前が挙がった時に…」と、東京オリンピックに関する話をしていました。五輪のことを挙げるということは、時代の真ん中で色んなものを背負うことに対して自覚的なはずなので、またそういうモードが前面に出てきたときにミスチルがどういう曲を生み出すのか楽しみです。○■ワールドカップ直前に監督交代したサッカー日本代表――2月にミスチルは台湾で初の海外単独公演も予定していますし、新たなステージに進もうとしているのではという感じはありますよね。そして本書のもう1つのテーマ、日本代表の話題でいいますと、今年はワールドカップ直前で監督が交代するというゴタゴタがありました。しかし決勝トーナメント進出を果たしたことで「結果良ければすべて良し」となっている感もありますが、こちらについてはいかがでしょうか。一言でいうと、ちゃんと引き継いでほしいなと思っています。ポジティブな面では、森保一監督は西野ジャパンでコーチをしていた人なので、ワールドカップ後の監督人事としては今までで一番継続性がある人選になっていると思います。ロシアワールドカップでは結果を残して、日本はこういうサッカーをやれば良いんだと見えたものもあったので、それを森保監督がさらに発展させてくれるといいなと思っています。その一方で、大会直前という意味の分からないタイミングでハリルホジッチをクビにして、本来は監督を評価すべき西野(朗)技術委員長が監督になるというおかしなことが起きました。にもかかわらず、16強に進出したことで、そういった経緯が不問になってしまっているようにも思います。その点については、「森保ジャパンいいよね」という話とは別に、引き続きウォッチして何かあれば声をあげなければ、また同じことが起きてもおかしくないなと思います。――「声をあげる」ということはすなわち、「批評する」ということだと思います。しかし、レジーさんは宇野さんとの対談で、「(世の中が)批評が機能しない構造にどんどんなっている」と話していました。「批評が機能しない構造」というのをもう少しかみ砕くと、「本人の発言以外は興味ない」というような風潮、そして何かについて掘り下げて語ること自体への忌避感ということになると思います。前者については、当事者がSNS等で直接発信できるから、当事者の言葉が教典化してしまう。後者は脊髄反射的に反応しがちなツイッターと考察という行為の相性の悪さを感じます。「何難しいこと言ってるの、感じることが一番だよね」とか「本人が話してないから考えても仕方ないよね」というような意見はよく目にしますし、一方でそういうことを言う人たちのことを考察する側の人たちがバカにするような構造もあると思います。そういった分断を少しでもつなぐことはできないものか、というのは文章を書くうえでいつも考えていることです。テーマがメジャーで多くの人にとって自分ごと化しやすい本書を通して、いくつかの出来事を結びつけて考察を深めることって面白いんだなと感じてくれる人が1人でもいればいいなと思っています。いわゆる「批評」を読んだことがなかった人が、論じるって楽しいと思ってくれたらうれしいですね。■レジー1981年生まれ。会社員兼音楽ブロガー・ライター。2012年に立ち上げた「レジーのブログ」での音楽シーン分析が話題となり、その後は一般企業勤めと並行して複数の雑誌やウェブメディアに寄稿。著書に『夏フェス革命 ー音楽が変わる、社会が変わるー』。
2019年01月09日ロックバンド・Mr.Childrenは今年10月、アルバム『重力と呼吸』をリリースし、10月6日から『Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸』と題したツアーを実施している。12月23日の大阪城ホールがアリーナツアー国内最終公演となり、来年2月にはバンド初の海外単独公演となる台湾公演も予定している。(総動員数は約20万人を予定)。ここでは、11月29日に行われた神奈川・横浜アリーナ2日目のライブをレポートする。Mr.Childrenのライブオープニングでは、ビジョンに趣向を凝らした映像が流れることが多い。しかし今回はシンプルなSEが流れる中、サポートメンバーのSUNNYと世武裕子、そして鈴木英哉、中川敬輔、田原健一に続いて桜井和寿が登場し、会場から大きな歓声があがった。1曲目の「SINGLES」のイントロが流れると、会場のボルテージはさらに高まり、それにつられるかのように、桜井も手を上に広げ、「来い来い」という仕草で煽っていった。2曲目の「Monster」の後、早くも「himawari」を披露。荒々しいサウンドと桜井の熱唱に、会場は聴き入っていた。そして「幻聴」のイントロが流れると、桜井は「さあ始まったぞ、横浜アリーナ! ついてきて! Mr.Childrenです!」と叫び、そして「さあ、横浜アリーナ! でっかい声を聴かせて」と桜井が呼びかけると、会場は「オーーオーー!」の大合唱となった。MCでは、桜井は会場の横浜アリーナについて「Mr.Childrenが1番、ライブをしている会場です。なので、ホームグラウンドだと思っています」と明かす。そして「(Mr.Childrenのライブに来たのが)初めての人いる?」と問い、手が挙がると、「そういう人を大事にしていきますよ」と話した。そして「何回も来ている人も初めての人も、僕らと皆さんの出会いを祝してこの曲を送ります」と「HANABI」が演奏された。映画『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の影響もあり、改めて注目された同曲。今回、ステージの床にもライトや映像が映っており、ビジョンにはステージ真上からの映像が流れるなど、演出面で新たな試みがあった。続いて桜井が「Mr.Childrenの骨格の音です」と評するJen(鈴木英哉)のドラムソロから、「NOT FOUND」を披露。次にSUNNYのピアノから始まる「忘れ得ぬ人」をしっとりと歌い上げると、会場は水を打ったように静かに。これに対して、桜井は「すごいシーンとしている。なにかの事故かと思いました。楽しんでる? 大丈夫? 聴き入ってたということ? ありがとうございます」といじり、さらに観客について「今日は荒々しい、男の声がすごい飛んでる」と漏らし、「その力をキープしておいて」と呼びかけた。そしてサポートメンバーのSUNNYと世武を紹介。世武はMr.Childrenのツアーに今回から参加しており、「新たなすごい才能を見つけてしまいました。"セビー"と呼んでいます」と桜井から紹介された。「花 -Mémento-Mori-」では、Mr.Childrenのメンバー4人が花道の縦に並んで演奏。さらに花道の中央には幕が降り、そこにも映像が映し出される。MCでは、1994年に大ブレイクした後、人気が"下り坂"になることへの恐怖があったことを告白し、その恐怖を払拭するかのように音楽制作に没頭していた中で完成した曲だと明かされた。「addiction」でJenのドラムと世武のピアノの掛け合いによる、2人の"セッション"で盛り上げたのち、田原のギターフレーズが印象的な「Dance Dance Dance」へ。次の「ハル」では一転して、空中にカーテンのようなものがフワフワと揺れ、桜の吹雪が舞う演出で、幻想的な雰囲気を誘う。さらに「and I love you」「しるし」を、しっとりと歌い上げた。「さっきの男、荒くれ者ども出番だぞ!」という桜井の煽りで始まった「海にて、心は裸になりたがる」は新曲ながら、会場の盛り上がり・一体感はかなりなものになった。曲中の「Oh~! Oh~!」では桜井が中川にマイクを向け叫ばせ、その後の「可愛げのないあなたにも」という歌詞を中川を指さしながら歌って笑顔を浮かべるなど、仲の良さがうかがえる場面も。そして、「擬態」「Worlds end」を演奏後、MCで「僕らはまだまだやりたいこと、憧れ、理想がある。まだたどり着いてないけど、今からでも遅くない。1歩ずつたどり着いていきたい」とアルバム『重力と呼吸』制作の想いを語り、「ティーンエイジャーじゃなくても、まだ伸びしろがあると信じています」と、「皮膚呼吸」で締めくくった。アンコールで再びステージに現れたのち、「here comes my love」「風と星とメビウスの輪」と立て続けに披露。アンコールに感謝しつつ、「この季節(秋)が大好きです。公園のベンチに座るような気持ちでこの曲をお届けします」と「秋がくれた切符」を歌った。「僕らの情熱と愛情をこの歌にのせてお届けします。みんなの、みんなへの歌です!」と最後に演奏されたのは「Your Song」。全曲を終えると、メンバーとサポートメンバーはファンに深々と頭を下げた。そして桜井は「どうもありがとね~~! ちょっと早いけど良いお年を~! バイバイ!」とファンに別れを告げ、去っていった。撮影:渡部伸
2018年12月23日世界で1億9,100万人のユーザーが利用している音楽ストリーミングサービスSpotifyが、2018年の音楽シーンを振り返るランキングを発表。日本国内で最も再生されたアーティストはBTS(防弾少年団)。2018年8月にリリースした「LOVE YOURSELF」シリーズの最終章となるリパッケージアルバム『Love Yourself 結 ’Answer’』は日本国内で最も再生されたアルバムランキングでも1位を獲得している。また日本国内で最も再生されたアーティスト3位にはTWICEもランクインしており、日本国内でのK-POPの人気はますます高まっているいえるだろう。BTS(防弾少年団) に続く2位は、昨年Spotifyで国内アーティスト初となる累計再生数1億回突破を記録したONE OK ROCK。勢いそのままに2年連続で、海外で最も再生された国内アーティスト部門の1位にも輝いた。また、2018年2月に配信リリースされた「Change」は日本国内で最も再生された楽曲ランキングでも3位を獲得。そのほか、日本国内で最も再生された楽曲の1位はDAOKO × 米津玄師の「打上花火」で、2017年リリースにもかかわらず、昨年から人気を落とすことなくロングヒットを記録中。また日本で最も再生されたプレイリストには、平成最後となる今年にぴったりな、平成の30年間をヒット曲とともに振り返った『平成ポップヒストリー』が1位となった。また、SNSなどで話題になった楽曲をランキングにまとめたSpotify Japanバイラルチャート年間ランキングにはDA PUMP「U.S.A.」がトップ。日本国内で最も再生されたアーティスト1. BTS(防弾少年団)2. ONE OK ROCK3. TWICE4. 宇多田ヒカル5. Mr. Children日本国内で最も再生された楽曲1. 打上花火 / DAOKO × 米津玄師2. Shape of You / エド・シーラン3. Change / ONE OK ROCK4. Wherever you are / ONE OK ROCK5. 愛をこめて花束を / Superfly日本国内で最も再生されたアルバム1. Love Yourself 結 ’Answer’ / BTS(防弾少年団)2. ÷ (Divide) / エド・シーラン3. ALL SINGLeeeeS ̃& New Beginning̃ / GReeeeN日本国内で最も再生されたプレイリスト1.平成ポップヒストリー2. Spotify Japan急上昇チャート3. On Replay -メガヒット・リプレイ-4. Sleep5. Top Hits JapanSpotify Japan バイラルチャート 年間ランキング1. U.S.A. / DA PUMP2. ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- / Division All Stars3. HANABI / Mr.Children4. La Cintura / Alvaro Soler5. Eastside (with Halsey & Khalid) / benny blanco(集計期間:2018年1月1日〜11月29日)毎日気になる面白い音楽プレイリスト情報を配信。あなたの音楽ライフをより楽しく。プレイリスト専門webマガジン「DIGLE MAGAZINE」
2018年12月14日ダンス&ボーカルグループ・DA PUMPの29thシングル「U.S.A.」が、世界で1億9,100万人以上に利用されている音楽ストリーミングサービス・Spotifyのバイラルチャート(国内)で年間1位に輝いたことが4日、明らかになった。バイラルチャートはSpotifyが独自の調査に基づき、SNSで話題の曲をランキング化したもの。DA PUMPは3年半ぶりのリリースとなる「U.S.A.」が大ヒットし、年末の第69回NHK紅白歌合戦への出場が決まったほか、「2018ユーキャン新語・流行語大賞」にも「ダサかっこいい/U.S.A.」がノミネートされた。Spotifyが4日に発表した2018年の年間ランキングによると、同曲は国内バイラルチャートでトップ。2位以下は、「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- / Division All Stars」「HANABI / Mr.Children」「La Cintura / Alvaro Soler」「Eastside (with Halsey & Khalid) / benny blanco」。また、国内で最も再生されたアーティストはBTS(防弾少年団)、楽曲は「打上花火 / DAOKO × 米津玄師」、アルバムは「Love Yourself 結 ’Answer’ / BTS(防弾少年団)」。海外で最も再生された国内アーティストは昨年に続いてONE OK ROCKだった。
2018年12月05日ミュージシャンの世武裕子が、29日に都内で行われた『Yahoo!検索大賞2018』プレ・イベントに出席し、ロックバンド・Mr.Childrenに対して感謝の気持ちを述べた。「Yahoo!検索」のデータをもとに、前年と比べ検索数が急上昇した人物、作品、製品を発表・表彰する同大賞。12月5日の開催に先がけて、プレイベントでは「流行語部門賞」と、検索データから現在のトレンドや今後の傾向を分析した「Yahoo!検索トレンドマップ2018」から「ネクストブレイク」が発表された。ミュージシャン篇の「ネクストブレイク」として選出された世武は、「なんで私が選ばれているんだろうと思ったんですけれど」と本音を漏らしつつ、「映画のサントラを8本やったりとか、Mr.Childrenさんの影響力もあったりとか、広島カープ戦で国歌斉唱したりとか、色々やっていたので、おかげさまでありがとうございます」と感謝した。世武は現在開催中の、Mr.Childrenのツアー「Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸」にキーボードで参加している。ヤフーの検索トレンドアナリスト・池宮伸次氏は「自身のTwitterをやられていて、Mr.Childrenのツアーに参加される発表をしたタイミングで検索が非常に伸びました。さらに年間通して非常に検索されており、10月のニューアルバム発売の際にも、検索が伸びました」と分析した。また、世武は「普段仕事をやっていく中で、出会う人から影響されるというか、尊敬するところがあります。一緒に仕事していると、立ち振る舞いや哲学など、深いところまで見ることができるので育てられています」と明かし、「ネットとかでは、リスナーの方とコミュニケーションをとれるような場になればと思っていたので、うれしいです」と受賞を喜んだ。「ネクストブレイク」のお笑い芸人篇はジソンシン、アイドル篇はKissBeeが選出され、「流行語部門賞」には「大迫半端ないって」が決定した。
2018年11月29日歌手のナオト・インティライミが、17日に自身のインスタグラムを更新し、事務所の大先輩でもあるMr.Childrenの桜井和寿に感謝の気持ちを述べた。ナオトが12月12日にリリースするアルバム『「7」』では、桜井とのコラボ曲 「Amor y sol with 桜井和寿」が収録される。過去には「ap bank fes ’08」より、Mr.Childrenのライブにコーラスとして参加していたナオト。インスタで「10年越しの夢が叶ったの。いや、コーラスをやらせていただいてた時からは10年だが、 Mr.Childrenを聴き始めてからって考えたら、 25年だ。。 ⠀」と喜びを語った。さらに、コラボの経緯を「誰かが一緒にやったらいいのでは?でもなんでもなく、 ご飯を初めて一緒に食べたお寿司屋さんのときの話しから、 二人の間で自然と進んでいったもの」と明かした。そして桜井を「音楽の大先輩であり心優しい兄貴であり、日本のレジェンドであり」と評し、「光栄すぎます」と振り返った。さらに曲についても、「めちゃいい感じに仕上がったかと。ww」と明かしていた。
2018年11月18日Mr.Childrenが本日11月17日と明日18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナにて『Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸』を開催する。本ツアーは、10月6〜7日の広島公演を皮切りに、全13カ所25公演を行うアリーナツアー。ツアーが始まる直前の10月3日には、前作『REFLECTION』以来、約3年4カ月ぶりとなるニューアルバム『重力と呼吸』を発売した。本作には、『himawari』(映画『君の膵臓をたべたい』主題歌)、『here comes my love』(フジテレビ系ドラマ『隣の家族は青く見える』主題歌)、『SINGLES』(テレビ朝日系ドラマ『ハゲタカ』主題歌)を含む全10曲を収められた。昨年のドームツアーをはじめ、ここ数年は毎年ツアーを開催するなど、積極的にライブに取り組んでいるMr.Children。楽曲も、鍵盤やストリングス、ホーンなどのアレンジを取り入れながらも、バンドサウンドを生かした作風が特徴的だ。5月には過去にリリースしたシングル全37枚、アルバム全21枚の収録曲全曲が各配信サイトにてダウンロード配信およびサブスクリプション配信され話題になったMr.Children。また『重力と呼吸』と同時に、詩集『Your Song』(文藝春秋刊)も発売された。この詩集には、1992年のデビューアルバム『EVERYTHING』から最新作まで、すべての楽曲の歌詞を収録。2018年、あらためてMr.Childrenのこれまでの楽曲を振り返ることになり、その魅力に注目が集まった。ツアーは、このあと12月に国内公演を終え、2月には、初の海外単独公演となる台湾公演を開催。アルバム収録曲、そして往年の名曲たちが披露されることにも期待だ。公演情報『Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸』会場:さいたまスーパーアリーナ11月17日(金)開場/16:00開演/17:0011月18日(土)開場/15:00開演/16:00
2018年11月17日日本テレビ系ドラマ『獣になれない私たち』(毎週水曜22:00~)の主題歌で、シンガーソングライター・あいみょんの「今夜このまま」が、音楽ストリーミングサービス・Spotifyの国内チャートで10月28日から1位をキープしている。『獣になれない私たち』は新垣結衣と松田龍平がダブル主演を務め、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)、『アンナチュラル』(TBS系)などで知られる野木亜紀子氏によるオリジナル脚本。仕事と恋に悩む深海晶(新垣)と、世渡り上手な毒舌男・根元恒星(松田)が、仕事終わりのクラフトビールバーで偶然出会ってしまったことから物語が展開する。同曲はあいみょんがドラマのために書き下ろしたもので、「曲が完成した時は本当に達成感がありました。今までの自分にない新たな楽曲を作れたのも、台本を読ませて頂いた中で得られた、もどかしい男女の関係性や感情の変化、台詞から滲み出るように浮かぶ表情。そういったものがうまく私の五感を刺激してくれたからだとも思います」とコメント。10月24日に配信を開始し、1.8万308ダウンロードで初登場3位(オリコン11月5日付「週間デジタルシングル単曲ランキング」)。シングルは、11月14日にリリースされる。Spotifyでの1位は11月5日集計時点で9日連続で、2位と3位にはMr.Children「HANABI」、DA PUMP「U.S.A.」が続く。あいみょんの月間リスナーは36万人に達し、11月5日発表のチャートでは、「今夜このまま」のほか、100位圏内に「マリーゴールド」「君はロックを聴かない」「愛を伝えたいだとか」「貴方解剖純愛歌~死ね~」がランクインしている。
2018年11月07日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。【シネマの時間】第46回は、趣里X菅田将暉で贈る今を懸命に生きる、不器用な男女のエモーショナルなラブストーリー!映画『生きてるだけで、愛。』をお送りします。原作は小説家、劇作家、演出家などマルチな活動で活躍する芥川賞作家・本谷有希子が発表した同名小説。鬱が招く過眠症のせいで引きこもり状態の寧子と、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れながら寧子との同棲を続けている津奈木。そこへ津奈木の元カノが現れたことから、寧子は外の世界と関わらざるを得なくなり、ふたりの関係にも変化が訪れるのですが……。リアルとバーチャルが交差する社会の中で、自分という存在を誰かにわかってほしい、他者とのつながりを求める現代の若者たちの心情をリアルに綴る、エモーショナルなラブストーリーです。メンタルに問題を抱え、鬱状態で過眠症の主人公・寧子役は、『ブラックペアン』などの印象的な演技で活躍目覚ましい趣里が演じ、危うくも美しい圧倒的な存在感で魅力的です。また、寧子に寄り添う出版社に勤める恋人・津奈木役には、今年第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた菅田将暉が等身大の男の佇まいを優しさと色気を滲ませ演じています。このふたりのタッグというだけでもワクワクするのですが、津奈木の元・恋人で津奈木を取り戻そうとする安堂に『ホリデイラブ』での“サレ妻”キャラなどでも話題になった仲里依紗。寧子が働くカフェバーの店長夫妻に演技派俳優の田中哲司と西田尚美、津奈木の上司に『孤独のグルメ』の松重豊、同僚には『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の石橋静河らが脇を固め見応え十分。監督には、数々のCMやAKB48、Mr.ChildrenなどのMVなどを手がけ、カンヌ国際広告祭でグランプリなどを受賞、最近ではドキュメンタリー映画『太陽の塔』も手掛けた関根光才の長編劇映画初監督作品です!”ほんの一瞬だけでも、分かり合えたら”彼らの心の叫びはあなたの心の声かもしれません。11月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー!■映画『生きてるだけで、愛。』あらすじー他者とのつながりを求める若者たちの心情をリアルに綴る、 エモーショナルなラブストーリーある飲み会で知り合い、同棲して三年になる寧子(趣里)と津奈木(菅田将暉)。もともとメンタルに問題を抱えていた寧子は鬱状態で、バイトも満足に続きません。おまけに鬱による過眠症のため、家にいても家事ひとつできず、敷きっぱなしの布団の上で寝てばかり。姉との電話やメールでのやり取りだけが世間との唯一のつながりでした。一方の津奈木も、文学に夢を抱いて出版社に入ったものの、週刊誌の編集部でゴシップ記事の執筆に明け暮れる日々。仕事にやり甲斐を感じることもできず、職場での人間関係もままなりません。それでも毎日会社に通い、家から出ることがほとんどない寧子のためにお弁当を買って帰ります。津奈木は寧子がどんなに理不尽な感情をぶつけても、静かにやり過ごして喧嘩にすらなりません。それは優しさであるかに見えて、何事にも正面から向き合うことを避けているような態度で、むしろ寧子を苛立たせますが、お互いに自分の思いを言葉にして相手に伝える術は持ってないのでした。ある日、いつものように寧子がひとりで寝ていると、部屋に安堂(仲里依紗)が突然訪ねてきます。かつて津奈木とつき合っていた安堂は彼に未練を残しており、寧子と別れさせて彼を取り戻したいと言います。まるで納得のいかない話ですが、寧子が津奈木から離れても生きていけるように、なぜか安堂は寧子の社会復帰と自立を手助けすることに。こうして寧子は安堂の紹介で半ば強制的にカフェバーのバイトを始めることになります。カフェバーではマスターの村田(田中哲司)とその妻である真紀(西田尚美)をはじめ、引きこもりの過去を持つ莉奈(織田梨沙)も働いており、寧子を全面的にサポートするというのです。最初は戸惑いつつも、思いがけないチャンスを得て、寧子は今の自分と生活から抜け出そうと次第に前向きになっていきます。そんな寧子の変化と挑戦に耳を貸す余裕もなく、相変わらず否定も肯定もせず受け流す津奈木。会社では気の進まない仕事を大量に押しつけられ、「ゴシップ誌は皆さんの下半身でメシを食っている」と割り切っている編集長の磯山(松重豊)とは話が通じません。ただひとり、同じ葛藤を抱えている後輩の美里(石橋静河)だけはさりげなく彼を気遣っていましたが、記事の無断差し替えが発覚したことをきっかけに、疲労とストレスの限界に達した津奈木はついに爆発してしまいます。同じ頃、寧子は遅刻や無断欠勤を繰り返しながらも、見守ってくれる村田たちのおかげで、みんなの仲間入りができるかのように思えていました。しかしそれも長くは続きません。些細な会話の行き違いから、彼らとのどうしようもない断絶を痛感した寧子は、店を飛び出してしまうのですが……。■映画『生きてるだけで、愛。』作品紹介映画『生きてるだけで、愛。』は、11月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー!公式サイト:監督・脚本:関根光才原作:本谷有希子『生きてるだけで、愛。』(新潮文庫刊)製作・プロデューサー:甲斐真樹製作:松井智、藤本款、板東浩二、新井重人、森原俊朗、前信介、 上田豊、水戸部晃アソシエイトプロデューサー:佐藤公美、金井隆治協力プロデューサー:高口聖世巨、白川直人撮影:重森豊太郎照明:中須岳士音楽:世武裕子美術:井上心平録音:山本タカアキ編集:田巻源太衣裳:立花文乃ヘアメイク:田中マリ子助監督:久保朝洋制作担当:中村哲也スチール:久保田智製作年:2018年製作国:日本上映時間:109分映倫区分:G製作幹事 :ハピネット、スタイルジャム企画・制作プロダクション:スタイルジャム配給:クロックワークス©︎2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会■映画『生きてるだけで、愛。』キャスト趣里=寧子菅田将暉=津奈木田中哲司=村田西田尚美=真紀松重豊=磯山石橋静河=美里織田梨沙=莉奈仲里依紗=安堂【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2018年11月06日日本テレビ系ドラマ『獣になれない私たち』(毎週水曜22:00~)の主題歌「今夜このまま」を配信中のシンガーソングライター・あいみょん。ドラマを通じて多くの人に歌声が届き、音楽ストリーミングサービス・Spotifyではその他の楽曲にも注目が集まっている。あいみょんは、Spotifyが新進気鋭アーティストをプレイリストやライブイベントを通じてバックアップするプログラム「Spotify Early Noise」(17)に選出され、2017年1月にプレイリスト「Spotify Early Noise 2017」にエントリーされてから約半年で1日あたりのリスナー数が10倍になった。同年9月に「Spotify Early Noise Night」のライブショーケースに出演すると、さらに急増。現在、月間リスナー数は36万人に達し、先週のSpotify(日本)で最も聴かれたアーティストのランキングでは、Mr.Children 、BTS(防弾少年団)、TWICE、ONE OK ROCK に続く5位に。先週の楽曲ランキングでも、トップ50内に6曲が入った。リスナーは男女ほぼ半々で、年齢層は10代がやや多いものの40代まで満遍なく広がっている。あいみょんの楽曲では、「君はロックを聴かない」が最もよく聴かれ、2位以下は「愛を伝えたいだとか」「マリーゴールド」「生きていたんだよな」「貴方解剖純愛歌~死ね~」。
2018年10月29日女優・土屋太鳳と俳優・北村匠海が、音楽ユニット「TAOTAK」を結成し、Mr.Children桜井和寿とラッパーGAKU-MCによるユニット・ウカスカジーの楽曲「Anniversary」をカバーすることが決定した。11月16日に配信限定でリリースされる。土屋と北村はドラマ『鈴木先生』(11年・テレビ東京)で共演して以来、親交がある。そして土屋は自身が主人公の声を務めたアニメーション映画『フェリシーと夢のトウシューズ』の主題歌を歌った経験があり、北村もダンスロックバンドDISH//のギター・ボーカルとして活動している。そんな2人が、ライフブランド・「niko and …」のタイアップ曲でもあるウカスカジーの「Anniversary」をカバーする。土屋は「今回のお話は身に余り過ぎて、今も、震えます」と語り、「『Anniversary』もメディアやイヤホンを通して力づけてくれる曲だった」と明かす。そして北村について「匠海は声をかけあってきた戦友で、ずっと音楽を真剣にやってきた人。ストリートライブを応援に行った7年前、ファンの方々の向こうで歌う姿は今よりずっと少年でした」と評し、「まさかこんな日が来るとは…でも挑戦出来るからには、心を込めて届けたいと思います」と決意を述べた。北村は「まだ中学生だった頃から知り合いの太鳳さんのまっすぐで透き通った歌声を僕の持てるものすべてで届けたいという気持ちでレコーディングしました」と明かし、「『Anniversary』という曲のもつ前向きで明るいパワーを、TAOTAKで精一杯伝えます!」と話した。また、プロデュースを担当するのは、これまでにも椎名林檎やいきものがかりなど数多くのプロデュースを手がけていた亀田誠治。亀田は「2人とも歌に対する姿勢がとても真摯で一生懸命。初めてのラップに挑戦したり、二人でハモったり。レコーディングは快調で楽しい思い出ばかりです」と振り返り、「誰もが思わず口ずさみたくなる、キラキラした青春のデュエットソングの誕生です」とコメントした。
2018年10月26日今週発表された最新10月29日付オリコン週間アルバムランキング(集計期間10月15日~10月21日)において、Mr.Childrenのオリジナルアルバム『重力と呼吸』が週間2.1万枚を売り上げ、10月15日付、22日付に続き3週連続の1位を獲得した。アルバム同一作品による3週連続1位は、今年度(17年12月25日付よりスタート)のオリコンランキングでは初となる。また、Mr.Childrenとして3週連続1位を獲得するのは、ベストアルバム『Mr.Children 2005-2010』(12年5月10日発売)以来、6年5か月ぶりとなる。『重力と呼吸』には、「here comes my love」(フジテレビ系ドラマ『隣の家族は青く見える』主題歌)、「SINGLES」(テレビ朝日系ドラマ『ハゲタカ』主題歌)、「himawari」(映画『君の膵臓をたべたい』主題歌)のタイアップ曲3曲に加え、「docomo 25thanniversary キャンペーン CM」で"未発表曲 DEMO"として採用された楽曲の完成型「皮膚呼吸」などが収録されている。
2018年10月23日オーガニックカフェ「Mr.FARMER」木更津にオープン「美と健康は食事から」をテーマに、産地直送の新鮮野菜を使ったヘルシーメニューを提供するオーガニックカフェ「Mr.FARMER」が、2018年10月26日(金)、千葉県・三井アウトレットパーク木更津店にオープンする。2014年に1号店としてオープンした原宿店をはじめ、新宿、六本木など都内に5店舗を構える同カフェ。今回6店舗となる木更津店で、千葉県への初進出となる。こだわり野菜たっぷりのヘルシーメニュー同カフェの料理には、全国に約100軒ある契約農家から仕入れる、自慢の新鮮野菜がたっぷりと使われている。またドリンクや調味料なども極力オーガニックのものを採用。化学調味料は一切使用せず、素材本来の美味しさを活かした、身体が喜ぶメニューを楽しむことができる。一番のおすすめは看板メニューでもある「サラダ」。季節毎に新メニューが登場し、飽きが来ないよう工夫されている。たっぷり野菜でボリュームも満点。手作りドレッシングと合わせてどうぞ。また植物性食材を使用しない”ビーガン”や、小麦を代表するグルテンを含まない”グルテンフリー”にも対応している。ダイエット中の方やアレルギーに悩む方でも、安心して楽しめるのが嬉しい。「Mr.FARMER」のこだわりメニューで、身体の中からキレイを目指してみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社クリエイト・レストランツのプレスリリース※「Mr.FARMER」公式サイト
2018年10月20日