たとえ恋人同士であっても、ちょっとした秘密や嘘はあるもの。むしろ、恋人を心配させたくないからこそつく嘘もあるのかもしれません。ですがなかにはバレバレの嘘をつく人もいるようで……。今回は、ライター・牧ぐりこが女性のみなさんに「彼氏がついたとんでもない嘘」について聞いてきました。文・牧ぐりこ「俺の住所がネットでバレた」「記念日前に、ちょっとした喧嘩をしてしまったんです。ささいなことだったのですが、彼氏は想像以上にモヤモヤしていたみたいで。『記念日はお家デートをしようね』と約束していたのに『ごめん、俺の家の住所がネットでさらされていてヤバいんだ。危険だから、会うのはまた今度にしよう』と連絡がきたんです。正直『はぁ!?』と思いましたね。有名人ならいざ知らず、彼はただの会社員。どう考えても真っ赤な嘘なんです。『会いたくない気持ちはわかったから、雑な嘘をつかないで』とハッキリ伝えました。どうしてバレバレの嘘をつくのか、彼の気が知れません……」(29歳・アパレル)嘘に誤魔化されず、しっかり気持ちを伝えているところ、あっぱれです! 「彼の機嫌を損ねるから」とバレバレの嘘を許していると、彼はあなたのことを「いい加減なことを言って、誤魔化しても大丈夫なんだ」と侮ります。保身のためのぞんざいな嘘をつかれたら、その場でビシッと指摘するのがベター。パワーバランスの偏りがないお付き合いを目指したいものです。「出会い系アプリは勉強のため」「彼がスマホを見せてくれたときに、某出会い系アプリを見つけてしまったんです。『なんで出会い系アプリを入れているの、いつから?』と問い詰めたら、目を泳がせながら『中国語の勉強がしたくて! 海外出身の人がたくさん登録しているからさ』と言うんです。苦し紛れの嘘ですよね。特大のため息をついてしまいました。『メッセージのやりとりだけで、浮気はしていない』という彼の言葉を信じて、アプリを消すことでその場をおさめましたが、とっさに『外国語の勉強』なんて嘘が出てくる彼に、呆れてしまいます」(32歳・営業)やましいことがあって問い詰められると、つい嘘をついてしまうことがありますよね。今回はバレバレなので可愛いものですが、ふてぶてしく『本当だよ! 俺の言うことが信じられないのかよ』と怒鳴られたら要注意。嘘の常習犯はそう簡単に治りません。今後も釈然としない気持ちになること間違いなしなので、そういった人には早々に見切りをつけて。「遅刻は有名人のせい」「私の彼は明るくてはつらつとした人です。でも約束を守るのが苦手で、連絡なしで20分以上遅刻してくることも。そして『実は電車で、アナウンサーの〇〇さんを見つけちゃってさ! 見とれていたら、電車を乗り過ごしちゃった』と言い訳するんです。最初は信じていたのですが、2度目の遅刻では『スポーツ選手に遭遇しちゃった』と話すので『さすがに嘘でしょ!(笑)』と怒りました。それ以降はひと言目に『遅れてごめん』と謝ってくれるようになったので、もう怒ってはいません。彼は今でも、謝ったあとに『今日は女優さんを駅前で見かけてさ』などとふざけるので、私も嘘にのっかって『どんな服きてた?』とホラ話を楽しんでいます」(24歳・金融関係)暗黙の了解でわかっていれば、あからさまな嘘でも微笑ましいですね。有名人と会った話をしているカップルがいたら、周りの人は耳をそばだててしまいそう。迷惑のかからない範囲で、ふたりの時間を楽しんでください!いかがでしたか。「彼氏がついたバレバレの嘘」についてご紹介しました。あなたの周りにも、こんな人はいませんか…? まるで子どものような嘘には呆れてしまうばかりですが、無理のある嘘で丸め込もうとする人には要注意! 「見え透いた嘘をついてはいけない」ことをしっかり伝えて、健全なお付き合いを目指して。©AntonioGuillem/Gettyimages©AntonioGuillem/Gettyimages©Andrey Shevchuk/Gettyimages
2021年01月17日次の恋愛では同じ失敗を繰り返さない。そう考えて、自分はコレがダメだ、アレがダメだと、自分を見つめ直す時、いろいろ考えることって多いですよね。それと合わせて、ぜひ気にしてほしいことがあります。それが、「消化できていない感情」の存在なのです。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 104いい恋愛に欠かせない「自分を見つめ直す」って、いったい何すればいいの?いい恋愛をするためには、自分を見つめ直し、過去の経験から学ぶことが大事…なんて、よく言いますよね。言われなくても女性って、失敗や辛い思いをすると自分をいろいろ見つめ直すものです。次はこうしようとか、あれが良くなかったとか、学んで次の恋愛に活かそうと頑張る人って多いと思います。でも、その「見つめ直し方」にもポイントがあります。もちろん考えて答えを出していくことも大事ですが、それ以上に気にしてほしいのが「消化できていない感情」の存在です。みなさんが過去の恋愛をスムーズに消化して次の恋に活かせるように、今回はポイントを2つご紹介します。わかっていてもできないのは「消化できていない感情」がカギ過去の恋愛を振り返るとき、私たちは「あの時ああいう態度を取ったことが悪かった」とか、「あんな風に言ってしまったのが良くなかった」とか、具体的なポイントをあげたりしますよね。そして幸せな恋愛のために「次はそれをやらないようにしよう」と心に決めると思いますが、スムーズに実行に移せない時ってないでしょうか。「わかっちゃいるけどできない」って状態ですが、これは仕組みを解説すると、頭では納得できても感情で納得できてない状態だから起きています。ヒトってどんなに合理的な正解を見せられていても、感情が「わかった!」とならないと、なかなか行動に移せない生き物なんですね。この仕組みを踏まえて過去の恋愛を見つめ直した場合、自分がしてしまった失敗を挙げていくことも大事ですが、その失敗をした時の感情がどうだったかを検証していくことも大切です。悲しかった寂しかった本当は言えばよかった自分は馬鹿だと思って恥ずかしくなったなどなど。本当の感情をそのまま「自分はそう思っていたんだ」と拾ってあげることで、心はその時痛んでいたことを知り、そして自然と癒やされていきます。「心が癒やされる」ってよく言いますが、これは感情がきちんと認識され、そして整理されていくことで自然とそうなります。感情が癒やされていくと、私たちは自然と同じ失敗を繰り返さないように行動できたりします。これが、自分を振り返る際にいちばん大切なポイントです。デメリットにはメリットが隠れている!?「自分を見つめ直す」ということをすると「私のこういうところがダメだ」といったネガティブな側面が見えてくると思います。普通なら「次はやめよう」と考えるだけかもしれませんが、実はこういった一見デメリットしかない選択にはメリットが隠れています。それをきちんと理解すると、次の恋愛では同じような行動を取りにくくなります。具体的に説明すると、例えば彼氏と喧嘩になると、つい感情的になってしまう女性がいるとします。それにより彼は女性とコミュニケーションを取ることに疲れ、女性側はいつまでも理解してもらえてない感覚が残り、結局2人はうまくいかずに別れた…なんて話、ありがちですよね。この場合、女性が取れる改善策は「イラッとしたら感情的にならずに話すこと」だと思います。でもそう自分に言い聞かせるだけで終わりにする前に、「怒りを感情的に相手に表現するメリット」を見つけてほしいのです。自分が責められずにすむ自分の落ち度に向き合わなくてすむ相手を困らせて喧嘩を有利にさせるなどなど。実は感情的に怒るメリットはたくさんあります。彼と話し合いたいと思っていても、本音では自分の痛いところを突かれたくないし、向き合いたくない。そんな風に思っていたら、いつまでも感情的な怒り方のパターンは変えられません。こういった表向きにはデメリットがあるけど繰り返してしまう行動は、隠れたメリットまで見つけてみると、自分の行動のクセを見つめ直しやすくなります。ここまで、自分を見つめ直す際に注意深く見ていきたいポイントを2つ解説しました。これを踏まえて、「自分を見つめ直す」という取り組みをしてみると、わかっていたはずの自分の恋愛のクセが、別の角度から見えてくるかもしれません。恋愛は感情でしているものです。だからこそ、反省も感情ベースを忘れずに。少し取り組んでみられると良いですね。おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©bymuratdeniz/Gettyimages©Kittiphan Teerawattanakul / EyeEm/Gettyimages©bymuratdeniz/Gettyimages
2021年01月14日気になる男性と親しくなりたいと思っても、相手からのアプローチを待っているだけではいつまでも二人の関係は進展しませんよね。かといって、アピールする程の勇気が出ない時もあります。しかし、そんな時に役立つのがヒロイン思考!ラブコメドラマや、恋愛漫画ではヒロインが好きな男性に向かって一生懸命にアピールしようとしていますよね。「えっ」と思うかもしれませんが、あのヒロイン思考が意外と恋愛には役に立つのです。ヒロイン思考で恋愛に積極的になれる方法を3つ紹介します。ヒロインは運命を勝手に感じる恋愛漫画や映画のヒロインにはいつでも運命の相手がいます。というか、好きになった相手を運命の人だと思い込みます。そのため、自信を持って気になる相手にアタックすることができるんですよね。なので、好きな相手がいるなら二人の恋が運命にみちびかれたものだと本気で思い込むことも、ときには大切。これが運命の恋ならば、うまくいく可能性が高いとわかっているので、思い込みが強ければ強いほど相手にも積極的になれるでしょう。実際に自分から積極的に相手と関係を持つことで、うまくいく可能性は本当にあがります。引き寄せの法則だともいえますよね。ただ、相手のことを自分が気になっているだけでは運命の恋とは思い込みにくいですよね。そんな時は相手と自分との共通点を見つけ出すと、相手が運命の人だと思いやすくなります。どのようなことでも良いので、共通点を探し出して、そこを起点に彼に思いきって話しかけてみて。ヒロインもドキドキしながらも、何度も何度もめげずに好きな相手に話しかけて恋を掴みとっていたはずです。ヒロインはいつでも前向きヒロイン思考で恋愛に積極的になるためには、普段から何事もポジティブに考えるようにすることが効果的。失敗することだけを恐れていれば、怖くなって何もすることができなくなってしまうので、恋愛にも消極的になりがちですよね。気になる男性がいても、相手に嫌われることを恐れていてはアピールができないために進展は見込めません。ヒロインは、いつでも自分が主役であるため、どんなことがあってもめげませんよね。落ち込むことがあっても、最後には必ず立ち上がってその前向きな姿勢を見せてくれます。どんなにバカっぽくても前向きなヒロイン思考に意識をチェンジすることで、とにかくやってみようと思うことができるはず。なぜなら、ヒロインが動き出さなければ、話は始まらないからです。自分の人生を前に進めることができるのは自分だけ。物語のヒロインのように、人生という自分のお話を展開させていきましょう。ヒロインは自分に自信を持つ自分に自信を持つこともヒロイン思考には大切な要素。どの物語でも、自信のなかった主人公が最後には自信をつける過程がこと細かに書かれていますよね。あれはお話の中だから…と思わずに、自分も真似をしてみましょう。誰かが想像した話は、現実で起こっていることでもあるので、人は必ず自分に自信が持てるようにできているのです。自分が気になる相手にふさわしい存在だと思えないのなら、話の中のヒロインのように努力をしてみて。努力をする事柄は様々ですが、努力する行為自体が自分に自信をつけてくれます。また、結果が目に見えるような努力の事柄を選ぶのがおすすめ。ダイエットや資格取得など、努力の結果が出たとハッキリわかるとより強く自信がつきます。そして、自分に自信を持てるようになれば、自分から男性にアタックしようと自然と思い始めるはずですよ。 気になる男性がいる場合、積極的にアプローチできるようになるための法則がヒロインの思考です。数多くのヒロインが自分の望みを手に入れているように、ヒロイン思考で運命の恋を引き寄せてしまいましょう。
2021年01月10日自分を大切にしましょう。気づいたらいろんな人から言われることですよね。でもこれ、どういう行動が自分を大切にしていることと言えるか、はたまた大切に扱うことでどんな周りへの影響が起きるのか、説明できるでしょうか。今回は当たり前に言われる「自分を大切に扱う」ということの本質について、紹介します。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 103幸せのコツ「自分を大切に扱う」とは、具体的にどういうことなのか?「幸せになるためには、まず自分を大切に扱っていくことが大事」。なんて、よくいろいろなコラムでも書かれていますよね。でも、自分を大切に扱うって、具体的にどんなことをすれば良いか、答えられるでしょうか。自分の感情に敏感になる自分のしたいことをする自分にポジティブな言葉をかけるなどが思い浮かぶかもしれません。これらの行動はもちろん全部やれたほうがいいのですが、多くの人が意外と忘れていることがあります。また自分を大切にできる女性が恋愛でも幸せになれて、周りからも大切にされる仕組みについても、具体的に説明していきます。1年を振り返ったり、新たな計画を立てたりする今の時期に、ぜひ考えてみると良いかもしれません。なぜ自分を大切に扱う必要があるのか?そもそも当たり前のように「自分を大切に扱うと幸せになれる」と言われていますが、その仕組みを改めて説明していきます。まず、自分を大切に扱えるというのは1つのスキルのようなものです。これがうまい人は、自分も他人もちょうどよく尊重したり、気遣ったりすることができます。逆に、自分を大切にするということがわからない人は、他人に対しても気を配りすぎたり横柄な態度を取ったりと、適切な距離感で相手を大切にするのが難しくなりがちです。その結果、体調を壊したり、苦しくなったりします。また、自分で自分を大切に扱えない人には、もうひとつ問題があります。それは「大切に扱う」という行動を、自分でできないから他人に求め始めるのです。たとえば仕事で忙しい女性がいたとします。自分を大事にする時間をなかなか取れず、いろんな予定に忙殺されてイライラしていた彼女。そんなイライラを彼に「忙しいんだから、少し気を遣ってよ」と、怒りとしてぶつけていたとします。カップルであればよくある話かもしれませんが、このシーンも細かくみていくと、まずは自分で、忙しい自分のケアをして、それから彼にもケアを望むべきですよね。1回ならまだしも、自分を慢性的に大切にするのが下手な人ほど、自分のなかの不足感を他人に要望しがちです。でもそれでは、相手も与え続けることで疲れますし、お互い幸せにはなれません。こうした人とのコミュニケーションを心地よくしていくためにも、自分で自分を大切に扱うことは大切なのです。「自分を大切に扱う」をより効果的な習慣にするために自分を大切にできるから彼のことも大切にできる。そうして、いい恋愛関係に発展する。この循環のためにも、まずは自分の辛さは自分で引き受けたり、疲れた時も自分でケアができたりするように生活していきましょう。ただし、冒頭で紹介したような「自分を大切にする行動」には、多くの人が忘れていることがあります。それはシチュエーションの差です。自分ひとりの時家族の前恋人の前友達の前仕事の場ざっと5つのシーンにわけましたが、多くの人が「自分を大切にする=自分ひとりのときに適切に自分をいたわる」だと思っています。しかし、自分しかいない時に自分を大切にいたわるのって、そんな難しいことじゃありません。むしろ嫌われたくないなーと思う恋人の前や上司の前でこそ、自分に無理が生じていたらきちんと線を引いたり、本音を主張できたりするほうが好ましいのです。ちなみに今回5つのシーンを書きましたが、自分を大切にするのが苦手な人は、「自分
2021年01月07日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第61回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その20をお届けします。1. 若い女性を目で追う男【結婚引き寄せ隊】vol. 61それは20代から30代の男女が集まる、婚活パーティでのこと。パッと見る限り、男性はほぼ30代、女性は20代と30代が半々ぐらい集まっている印象。婚活パーティを開催している会社によって、同じような年代で区切るパーティであっても、集まる人たちの年齢やタイプに違いがあることを、すでにいろいろな場に顔を出していた私は感じていました。また多分同年代であろう女性も多そうで、ちょっと安心しながら、いざ本番へ。会場にいる人たちと短時間で自己紹介をしていきます。何番目かにまわってきたのは、ややもすると40代ぐらいに見える、茶髪の男性でした。プロフィール用紙を交換し、まず言われたのが「え! 30代後半に見えないな〜」というひとこと。あからさまではあるものの、最初は褒めているつもりなのかな……と思っていましたが、すぐにそうではないことがわかりました。こちらと話している間も、ちらちらと20代の若い女性に目線がいくのです。ほんの数分間も待てず、目の前のアラフォーと会話しても身が入らなくて、つい横にいるピチピチの20代女子に、顔を向けてしまう茶髪の男性。ああ、これはアカンやつやな……と、話すのも面倒でひたすらお茶を飲んでいたら、時間が来て次の人にチェンジしました。次の人からはちゃんとした男性ばかりで、安堵したことは言うまでもありません。2. 顔に自信のある男それはある飲み会に参加したときのこと。職業も年齢もバラバラで、「友達の友達に紹介されて来ましたー!」という、友達つながりでの場でした。すぐに彼氏! 彼女! という具合に出会いにガツガツせず、飲みながら普段の生活では知り合わない、違う業種の人たちの話を聞いているのは、新鮮でした。そんななか、やたらと自分の前髪を気にしている男性がいました。片手でビールを飲みながら、もう片方の手は髪をいじる……。その仕草を一度発見してしまうと、気になってしまい、つい何度も見てしまいます。やはり、髪をさわるのがクセなのか、会話しながらもちょいちょい前髪をさわる男性。あるとき、じっと見ていたことに気づいた男性が、ハッとした顔をした後、こちら側の席に移動してきました。ニコニコしていて人当たりはいいので、嫌な感じはしませんが、どうやら気があるから見つめていたと勘違いされてしまったようで……。「俺ってけっこう整った顔って言われるからさ、つい見ちゃったんだよね?」と、笑顔で聞かれましたが、はあ? とも言えず、とりあえず「たまたまだよ」と返しておきました。でも男性はどこかご満悦。そしてどうやら髪をいじるのは、自分の顔の良さをより髪型で際立たせたいからということもわかってきました。なんといってよいやら言葉も見つからず、前髪をさわる男性と反対側の男性とも会話したりしながら、とりあえずその場を乗り越えました。あのクセと、自画自賛するところがなければ、いい人そうなのになあと思ったのでした。3. やさしすぎる男それは婚活サイトで知り合った男性と会うことになったときのこと。自営業をしているという、同年代のその男性は、会う前のメールでの連絡のときから、親しみやすい雰囲気を醸し出していました。実際に会っても、その印象はそのままで、運ばれて来た料理を小皿に取ってくれたり、こちらの話も「うん、うん」とよく聞いてくれるやさしいタイプ。でも、ふと気づくと、なんだか手応えがないな……と思ってしまいました。なぜなら、こちらがどんな話をしても、「そうだね。僕もそう」とかえってきます。たまに自分の話が出たと思っても、「こういうことがあったけど、どう思う?」と聞かれ、「〇〇〇じゃないかな」と言うと、「うん、そうだよね、僕もそうかなと思ってた」とどの話をしても即、同意。いえ、御意という感じです。こちらの話を否定され続けると不愉快ではあるものの、なんでも肯定されすぎるやさしさは、ちょっと違和感が。自分の意見を持っている男性のほうが、もしかしていいのかもしれないなと思ったのでした。婚活していると、普段は知り合わないようないろいろなタイプの人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、すてきな人を見つけてくださいね。©Westend61/Gettyimages©Westend61/Gettyimages©SrdjanPav/Gettyimages
2021年01月05日夫の浮気に気づいたとき、怒りの矛先は夫だけでなく不倫相手にも向かうもの。不倫をしていた女性が、相手の妻からの怒りをLINEで受け取ったというお話をうかがいました。そもそも不倫がダメなことなのですが、あえて不倫していた側の立場になって聞いてみると、ゾッとしてしまうものもありました。文・西田彩花生活できないようにしてやる「私の場合は何の前触れもなく、相手の妻からLINEが来たので、寝耳に水状態でした。いわゆる”匂わせ”なんかも一切やっていなかったし、なぜバレたのだろうと思ったくらい。怒り狂った内容が次々と来るのって、本当に怖いですよ。『泥棒』だとか『人間じゃない』だとか、ここでは言えないような罵詈雑言も…。最初は驚いていましたが、彼のツメが甘かったのかと幻滅し、その後はどうでもよくなってしまいました。だからスルーしていたんですけど、『お前の職場や家も夫に吐かせる』『職場にも家族にも暴露して、生活できないようにしてやる』『一生追いかけるから他の地域に引っ越しても無駄』といった脅しのような文面がずらり。これを見たときは、血の気が引きました。怒り狂っているぶん、本気でやりかねないと思ったんです。結局そういったことはなかったですが、不倫の怖さを知りましたね…」(マキ«仮名»/32歳)確かにこの内容だけを読むと、恐ろしいものがあります。だけど、その恐怖の原因を作ったのはこの女性自身ですよね。十分に反省して、二度と過ちを繰り返さないでほしいです。慰謝料の金額は用意しておいてください「不倫がバレたとき、相手の妻から来たのは淡々とした内容のLINEでした。不倫していた期間や会っていた頻度などが書かれていて、探偵を雇ったのかと思いましたよ。『こちらには家族があります。きちんと慰謝料を請求しますので、用意しておいてください』と、具体的な金額まで。とてもでもないけど、私に払えるような金額ではなかったんです。このまま借金をするかもと頭に過ぎり、一気に不安が押し寄せてきました。後からわかったのですが、彼女はLINEやSNSを細かくチェックしていて、探偵は雇っていなかったようです。ある程度正確だったから、金額も本気にしてしまいましたが、そこは大きく見せていたようです。とはいえ、人生で一番痛い目を見たような出来事です。軽く考えていましたが、もう不倫はこりごりですね」(アカネ«仮名»/35歳)淡々としているからこその、恐怖心なのでしょうか。相手が冷静だと、逆に焦ってしまうのかもしれません。この女性のような、最初は不倫を軽く考えるといった人が減れば良いのですが…。遊び相手にしかならない女性で可哀想「不倫相手の妻からLINEが来たときは、私もカッと来てしまって。当時彼のことを愛していたのは事実なので、正直ウザいとまで思ってしまいました。彼女から来たのは質問攻め。『どこで出会ったの?』『何歳なの?』『相手は他にいないの?』といった内容。私が軽い気持ちで交際していると勘違いされたと思われて、ずっと返信していました。最終的に返ってきたのは『思ったとおりだわ。あなたみたいな女性だと、遊び相手としか思われなくて可哀想ね。夫が本当に愛しているのは私だし、家庭も大切にしてくれている。あなたのことを愛していたら、とっくに私と別れているはずだし』といった内容でした。彼が離婚すると言いながら全然行動に移さなかったことなど、目を背けたかったことを言われて、とても悲しくなりました。過去のうまくいかなかった恋愛とも重ねて、私は愛されない人間なんだと、しばらく自己否定に走っていました」(レイ«仮名»/33歳)その妻は、制裁として計算したLINEを送っていたのかもしれませんね。そもそも彼女がやっていたのは不倫。非難されてしかるべきです。不倫関係でなければ、愛されることだってあるだろうに…と思ってしまいます。©Motortion/Gettyimages©sam thomas/Gettyimages©sestovic/Gettyimages
2021年01月02日彼といつも同じような喧嘩をしている。いくら言っても分かってもらえない。実はそれ、喧嘩の仕方、怒りの伝え方に問題があるかもしれません。喧嘩は2人の親密度をアップさせるチャンス!ぜひ良い喧嘩のしかたを覚えていきましょう。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 102恋愛が良くなる喧嘩と、悪くなる喧嘩の違い彼に対してイラッとした時、あなたはどんな風に話し合ったり喧嘩をしたりしますか? 感情をきちんとぶつけていく。お互い時間がたって話し合えるまで待つ。収まるまでだんまりを貫く。などなど、喧嘩のやり方もカップルごとに違うと思います。でも喧嘩って、2人の関係を壊すことも深めることもできるチャンスだったりします。それには、関係が深まる“良い喧嘩”をする必要があり、どういったアプローチをしていくと喧嘩が良い恋愛につながっていくのか、ご紹介していきます。喧嘩のコツは感情と要望を混ぜないこと喧嘩をするとき、だいたいの人が感情をワ―ッと出してしまい、相手に怒っている意図が伝わらないってことはありませんか? 喧嘩を建設的なものにするには、「感情」と「要望」を混ぜないで伝えることがポイントです。例えばやりがちな失敗として、彼の遅刻に苛立った彼女が「時間通り来ないのに、連絡の1本も入れられないとか、本当ありえない!」みたいにプリプリ怒っていたとします。でもここには、感情と要望の2つが混ざっています。感情:連絡が来ないで遅刻されたことに、不安と怒りを感じている要望:遅れるなら1本連絡をきちんと入れてほしい。or そもそも遅れないでほしいこれらを同時に伝えると、彼からすると要望を叶えられるか検討すればいいのか、それとも感情が出きるまで待てば良いのか、判断に迷います。感情と要望をごっちゃにしたままだと、いくら時間をかけて言葉にしても、相手とのコミュニケーションの改善にはつながりにくいのが現状です。よく男性が「あいつは怒りだしたら収まるまで待つしかない」と言っているのは、要望なのか感情なのか、どっちにどう対処したら良いかわからないからとりあえず放置なんです。まずは彼と喧嘩になったり自分がイラっとした際、相手にしてもらいたい事と自分の中にある感情、それぞれを意識し、そして彼に伝えるなら別々に伝えるようにしてみましょう。あなたはどう? 悪い喧嘩に共通する10項目では、自分たちがよくやる喧嘩は、良い喧嘩と悪い喧嘩、どっちに当てはまっているでしょう。今回悪い喧嘩に共通する10個の項目をご紹介します。該当すればするほど、喧嘩をきっかけに関係がよくない方向に進んでいる可能性があります。ちょっと振り返ってみましょう。悪い喧嘩喧嘩の際はどちらか一方がずっと言い分をしゃべっている喧嘩が起きても話し合いをせず、数日たったら何となく一言謝って戻ることが多いいつも同じような理由の喧嘩を繰り返している気がする喧嘩の際、片方だけが泣いたり落ち込んでいたりすることが多い口喧嘩の際負かす or 負かされたと感じることが多い怒ると彼 or 自分が、その場から避難して話し合いにならないことが多い怒ると彼に直接話すのではなく、友達に不満を聞いてもらうことが多いいくら思っていることを言っても相手に伝わっている感じがしないもともと自分は不満を溜め込みやすい性格だと思う彼氏との喧嘩別れを、過去に複数回したことがあるいかがでしょう。この10個の項目は、先程ご紹介した悪い喧嘩によくある具体的な行動です。感情と要望をごっちゃにしている人もいれば、そもそも不満をアウトプットせず、その場から立ち去ってしまう人もけっこういます。また、喧嘩は本来理解を深め合う機会なのですが、それを勝ち負けで考える人もいます。というか、筆者は過去そんな喧嘩をよくしていたような(笑)。こうなるといかに相手に自分の主張を理解させて通すかがゴールになりますが、いつもそれをしていたら良い関係に発展することは難しくなります。自分と彼、それぞれのクセを振り返ってみましょう。相手と自分の境界線を意識すると、喧嘩は愛を深めるきっかけになる喧嘩は親密な関係であるほど、避けられないことです。できればフラットに対応できる自分になれたら、良いですよね。そこでひとつ意識しておくとよい、彼と自分の対話の距離が変わるコツをご紹介します。それは「アサーション」という考え方です。アサーションとは、人には自分の思っていることや要望を伝える権利があり、また相手にも同じ権利があり、また受け取ることも受け取らない権利も持っているという考え方です。つまり、「こうしてほしい!」と伝える権利はあっても命令権がないことを理解したうえで、お互いを思いやって気持ちを伝えていくのがアサーションです。先程待ち合わせに遅れる彼に、彼女がプリプリ怒った事例で解説します。この時伝えるべきは「不安でイライラした」という感情と、「遅れるなら一報が必ずほしい」という要望です。しかし、これも「遅れるなら絶対事前にLINEを入れて!」と命令することはできません。要望を伝える権利があなたにあるように、聞き入れるかの権利は彼が持っています。あくまでも彼の責任範囲なので、逆に聞き入れられないといった場合は彼の考えを聞いてみると良いでしょう。「遅刻するって思うと、怒ってるのがわかるから連絡できない」とかって本音が実はあるかもしれません。このように、感情や要望をお互いが伝えあっていくことを繰り返すと、2人の関係は喧嘩を通してより親密なものになっていきます。これが恋愛にプラスになる良い喧嘩の仕組みなのです。不満や怒りを覚えた時の反応って、自然と身につけていると思われがちですが、人それぞれ特徴があります。出す人、隠す人、はたまた感じてないと思い込む人。どれが正解とかはありませんが、感情の取り扱いがうまくなると恋愛も今よりも良くなっていくものです。ぜひ彼との喧嘩の仕方を、ちょっとだけ見直してみませんか。おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Vincent Besnault/Gettyimages©franckreporter/Gettyimages©JAG IMAGES/Gettyimages©Uwe Krejci/Gettyimages
2020年12月31日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第60回は、自分が本命彼女だと思っていたら、他にもいたというゾッとした女性のエピソードを3つご紹介します。1.突然彼の家に行くと中に入れてもらえない女性【結婚引き寄せ隊】vol. 60出会いを探した末、すてきなパートナーを見つけて恋愛中にもかかわらず、自分が本命彼女だとばかり思っていたら実は、浮気をされていたほうだったなんて知った日には愕然としてしまうと思いませんか。今回はそんな女性のお話をご紹介していきましょう。それはイケメンの彼氏がいる20代のAさんのこと。つきあって1年というふたりは、同世代だけあってぶつかるときも多いものの、ケンカしてもしばらくするとまた仲直りするという日々が続いていたそうです。付き合い当初は、「何月何日はどこそこへデートに行こう」と、日付を決めて会っていましたが、いまではなんとなくお互いの家を行き来して、そのときの気分でぶらりと出かける感じだそう。そんなある休日の昼下がり、彼の家がある駅の近くに用事があった彼女は、「そういえば今日はどうしているのかな」と、思い立って彼の家に行ってみました。ピンポーン。玄関カメラには、彼女の姿が映っているはずですが、返事はありません。「おかしいな……」と思い何度もピンポーンと押しても応答なし。彼女は、スマホを取り出し電話すると、部屋の中から聞き覚えのある着信音がするではありませんか。あれ?と思ったとき、ガチャっとドアを開いたら渋い顔をした彼がそこに立っていたそうです。でも、しっかりとドアチェーンはしたまま。なぜチェーンをかけているのか、中に入れないのか聞いても、「とにかく今日は都合が悪いから帰ってくれ」の一点張り。妙な気配を感じたものの、中の様子を窺い知ることはできなかったAさん。数日後、彼の友人から、「この前彼女が部屋にいたらしいよ」と聞かされたAさん。なんと、知らない間にAさんとは「うまくいっていないから別れた」ことになっていて、新しい彼女に乗り換えていただことが判明。衝撃的な事実に愕然としたAさんですが、きちんと別れも告げずに新しい女性を部屋に引っ張り込むような不誠実な男性なんて、別れて正解だなと思ったのでした。2.仕事と聞いていた日に彼を見かけた女性30代前半のBさんは、同じ会社の別の部署で働く彼氏と付き合って、半年ほど経っていました。バリバリと働く少し年上の彼氏のことをずっと見ていて、憧れていたBさんは、会うたびに彼が「かわいいね」と言ってくれる言葉がとてもうれしかったそうです。あるとき、デートの約束をしてた週末に「仕事が入っちゃってゴメン!」と、直前になってドタキャンされたBさん。ですが、彼の仕事の忙しさを遠くからでもわかっているつもりだったので、そういうときにワガママを言って困らせてはいけないと思い、笑顔で「がんばってね」と応援していました。デートのはずだった日、一緒に行くはずだったお店に、時間もあるしひとりでランチに行ってみようと思い立ったBさん。お店は混んでいて、予約していないと入れない状態。あきらめて、やっぱり今度彼氏とふたりで来たらいいかと思っていたBさんですが、店を後にしようとふと店内を何気なく見回したとき、遠目にも彼氏だとわかる男性が奥の席で女性とふたり、仲良く食事をしているではありませんか。見間違いではないかと何度も見直したものの、どこからどう見ても、彼氏にしか見えません。浮気されているとショックを受けたBさんですが、聞かずにはいられないと、後日彼にそのことを話すと、「ああ、彼女だよ」とあっけらかんと返事する彼。「え? 一度でも付き合おうって言ったっけ?」と逆ギレされそうになり、よく考えたら、「かわいい」と甘い言葉を吐くものの、付き合おうとか、他の友人に紹介されるとか、そういったことがまったくありませんでした。しかも「社内だから秘密にしようね」と言われて、仕事上の理由だと思っていたものの、実は本命彼女が他にいたという事実に打ちひしがれたBさんは、同期の友人たちになぐさめられてなんとか失恋を乗り越えたそうです。こういう男性って、最悪ですよね。3.実はいっぱいいる「一番」のひとりだった女性アラサーのCさんは、婚活で出会ったエリートサラリーマンと意気投合し、正式に付き合うことにしたそうで、楽しく毎日を過ごしていました。なんでも仕事柄、海外に行くこともあるという彼氏は、月の半分ぐらいしか日本にいないので、会える時間が限られているのだとか。もっと一緒にいられればいいのにと思うCさんでしたが、「もうちょっとしたら仕事が落ち着くから」という彼の言葉を信じて、そして挨拶代わりのようにいつも彼が言ってくれる「君が一番だよ」という甘いささやきに酔いしれ、会えない時間も我慢していました。そんなある日、彼と出会った婚活にCさんと同じように参加していて連絡先を交換していた女性から、合コンのお誘いが。「ごめん、実はあのときに出会った男性と付き合っていて……」と話すと、「え!」 私も口説かれて、君が一番だよって言われたよ!何度か参加している人に聞いたら、あの人いろいろな女性を口説いて、みんなに一番って言ってるらしいからすぐ縁を切ったほうがいいよ!」と衝撃的な事実が。よく考えたら、もしかすると月に半分は海外へ行っているという彼の話も、疑ってしまうCさん。それからほどなくして、“みんなに一番男”とはスッパリと別れたのでした。恋活や婚活をしていると、いろいろなタイプの男性に会うこともあるかもしれません。さまざまな人たちとの出会いを糧に、みなさんもよりいっそうの良い出会いがありますように!©sasacvetkovic33/Gettyimages©LuckyBusiness/Gettyimages©skynesher/Gettyimages
2020年12月29日相手が浮気しているのがわかったら…。あるいは、自分の浮気がバレたら…。浮気発覚後は夫婦間でも修羅場状態になることが多いでしょう。そもそも不倫が悪いことなので、穏便に済ませられるケースのほうがレアかも。浮気がわかった後、関係修復する夫婦もいれば、そうでない夫婦もいます。浮気発覚後にどうなったか、3パターンのお話をうかがいました。文・西田彩花不倫相手を呼んで泥沼三者面談「怪しいなと思う言動が増え、夫が入浴している間にスマホを見たんです。LINEには、知らない女性とのやり取りがびっしり。疑っていたから覚悟はしていたものの、ショックでした。怒りや悲しみに任せて、気がついたらその女性への通話ボタンを押していました。夫だと思い込んだ女性の高揚した声色が腹立たしく、『〇〇(夫)の妻です。今すぐ家まで来てもらえますか?』と言いました。悲鳴のような声が上がった後、沈黙状態に。その時に風呂から上がった夫が、自分のスマホを使われていると気づき、焦り始めたんです。『人のスマホで勝手に電話するな』『早く返せ』などと言っていましたが、『この女に来てもらうよう伝えて。そうしないとあなたの両親や会社にも話して離婚します』と言うと、血の気が引いた様子で電話を受け取り、不倫相手に頼み込んでいました。結局その女性が来て、経緯を2人に話させました。理由も行為も全て身勝手で、最終的に許すことができず…。別居状態を経て、離婚しました」(イオリ«仮名»/37歳)話を聞けば納得できる部分があると思ったのかもしれません。しかし、不倫自体が身勝手なこと。そのまま許せないというのも、わかる話です。乗り越えようと前向きに考えられた「再婚同士だったこともあり、今度は失敗したくないという気持ちが強かったんです。夫も同じ気持ちだと信じていたので、浮気していたことがわかったときはショックでした。相手の女性とは、飲み会後成りゆきで…といった感じみたいです。その後良い雰囲気になっている様子もなく、一夜限りと話していたのも嘘じゃないように思いました。帰るときは必ず連絡する、休日に出るときは何の用事かを言うようにするなど、細かい約束をしてもらいました。しばらく経ってもそれを守ってくれたのが、安心要素になったのかもしれません。人間誰しも過ちはあるかと考えられるようになり、その件に関しては夫婦仲を深めるために乗り越えようと前向きに捉えました。ただ、だからといって必ず浮気をしない保証はないですし、二度目はないと思っていますが…」(ツグミ«仮名»/34歳)一夜限りだからといって許される行為なわけではないですが、その後の態度で見直す部分があったのかもしれませんね。二度目はないと言っているとおり、改心していることを願います。ATMだと割り切った「夫の浮気発覚後に別れていない理由は、子どもが2人いるのが大きいように思います。私自身は冷めていて、気持ちは二度と戻らないんじゃないかと感じるくらい…。言い方は悪いですが、ATMだと割り切るようにすると、心が楽になりました。今のところ、自分がシングルマザーになっている姿を想像できないんですよね。割り切ったまま過ごすほうが、平穏な気もして…。ただ、夫との会話は最低限になっていて、子どもに悪いなと本当に思っています。それでも以前のように仲良く話す気になれないし…。もやもやした気持ちを抱えながら、生活を続けています。いつかは私の考えも変わるかもしれません。夫婦仲が子どもに悪影響を与えていると感じたら、離婚を選択するでしょう。もしかしたら夫への気持ちが戻るかもしれませんが、こっちの可能性は低いように思います…」(ヨシノ«仮名»/34歳)子どものことを思うと、本当に難しい問題です。夫婦仲が良くなるのが良いのでしょうが、気持ちはなかなか変わらないところもあります。最初から夫の不倫がなければ…と考えてしまいます。文・西田彩花©looknow/Gettyimages©Extreme Media/Gettyimages©fotostorm/Gettyimages
2020年12月25日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第59回は、なぜか恋愛できないのは“非モテ”グセがあるからかもしれない、そんな非モテの特徴を3つご紹介します。あくまでも、男性にはウケにくいだけで、行動自体を否定するものではないことをご理解くださいね。1.自分磨きをしすぎる【結婚引き寄せ隊】vol. 59恋活や婚活をしていても空振りが続いたり、そもそも好きな人もできなかったり、「いい出会いがない」「努力しているのになんで彼氏ができないんだろう?」と思っている女性は、少なくありません。意外にも、実は“非モテグセ”があるから、恋が遠くなっていることも。たとえば、自分磨きをしすぎる人。向上心にあふれているタイプや努力家の女性は、相手にだけ求めるものが多いのではなく、きちんと自分自身もそれなりの資質を持っていようと、がんばることもあるようです。そのこと自体はとてもいいことですし、自分自身をブラッシュアップすることが、さらに魅力を輝かせることにつながることだって、あるでしょう。ただ、何事にも、ほどほどが一番。気合の入りすぎたヘアメイクやファッション、もしくは趣味にもよりますが、その世界に周りが見えなくなるほどのめり込む、などは、実はそんなに男性ウケはよくありません。自分を磨くことと、恋愛できることはイコールではないのです。恋愛は相手あってのもの。自分磨きや勉強のように、自分ががんばれば結果が出てくるものとは違って、相手の気持ちは移ろいやすいものでもあるかもしれないという認識を忘れなければ、彼氏ができない原因を自分磨きだけにぶつけることも少なくなるのではないでしょうか。2. 女性らしさを意識しすぎる出会いがなかったり、気に入った人とうまくいかなかったりするとき、「あまり女性らしくないから、彼氏ができないのかな?」と、考える場合もあるかもしれません。でもそんなときに、トレンドを取り入れた最先端のファッションや、いかにも女の子といったスタイルでまとめてしまうなら、よりいっそう男性との距離が離れてしまうかも。トレンドを意識しすぎた服装は、おしゃれに敏感な男性や同性にはウケるかもしれませんが、一般的にはそれほど男性は流行りを気にしません。むしろ、毎回トレンド感を出すためにお金をかけているのかな、とマイナスの印象になることも。そして自分の持つ雰囲気は、人それぞれ。かっこいい系の服装が似合う女性もいれば、ボーイッシュな服装のほうが良さが引き立つ女性だっているでしょう。間違った方向性でファッションやヘアスタイルをまとめてしまうと、実際の顔立ちなどとのアンバランスさが目立ってしまう可能性もあります。それに、どこかちょっと“ぶりっ子”してしまうような仕草が、女性らしさではありません。むしろ、どこか媚びた印象を与えてしまう可能性大。女性らしさを意識しすぎて迷ったときは、思ったことをストレートに言ってくれる女友達にアドバイスを求めるのもいいですね。きっと、役に立つ言葉を投げてくれるはず。3. 恋愛マニュアルに没頭しすぎる巷にあふれている恋愛についての本。わかりやすく書かれているものから、学術的にまとめられているようなものまで、バリエーションにあふれていますよね。そのときどきの恋愛の悩みに合わせて、そういった本をチョイスして、読んでみるのは参考になりますし、いいことに違いありません。なのですが、偶然出会った一冊の恋愛マニュアル本にハマってしまい、そのマニュアル通りに進まない恋愛を除外してしまうようにまでなると、ちょっとやりすぎ。素直な人ほど、書かれている通りに、恋を進めようとして、予想外の展開になると何もできなくなることも。本に書かれていることが、そのまま現実のすべてのパターンに当てはまるわけではないものの、つい鵜呑みにしてしまうと、恋愛に詳しくなるはずが“非モテ街道”まっしぐらという残念なことになってしまいます。本に頼りすぎずに、なるべくそのとき、その場で感じた対応を、その瞬間を大切にして過ごしていけるといいですよね。恋活や婚活をしていると、悩んだり迷ったりすることもあるでしょう。でもそれも、いつか来る幸せな未来のためのほんの序章。みなさんがすてきな未来を歩んでいますように!©Image Source/Gettyimages©Yifei Fang/Gettyimages©mediaphotos/Gettyimages
2020年12月25日空気を読むって、できる人とできない人がいますよね。でも、できるできないだけでなく、誰のためにやっているかで、恋愛に効果的かどうかが違ってきます。今回は、付き合う前でもお付き合い中でも役に立つ、本当に大切な空気の読み方です。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 101なぜか都合のいい女になる「読みすぎの空気」と「読むべき空気」空気が読めるって、基本的に良いこととして表現されますよね。でも空気の読み方にも、良いものと悪いものがあります。悪い空気の読み方をすると、一見相手に気遣っているように見えても、なんとなく相手は居心地の悪さを覚え、結果として良い関係性にならなかったりします。それが仕事や友達関係ならまだやり直しが効きますが、恋愛になると気を遣われたほうは、気を遣ったほうへの好意を抱かなくなる場合もあります。つまり、振られてしまうわけです! それは大変…ということで今回は恋愛における良い空気の読み方と悪い空気の読み方の違いについて、ご紹介します。「空気を読む」は誰のためにやっているのか?空気を読むとは、その場の雰囲気や目の前の人の要望や気持ちを察すること全般を指すと思います。もちろん得意かどうかは人によりますが、実は空気を読むという行動には、2つの目的が隠れていたりします。1つは、「自分を守るために空気を読む」という防衛の行動です。例えば、場の雰囲気がなじめなくて居心地が悪いから空気を読むとか、彼の機嫌が悪くなったら嫌だから空気を読む。こういった守りを目的にした空気の読み方は、全て相手のためと見せかけて自分を守るためにおこなっています。2つめは、「相手を気遣うために空気を読む」という優しさの空気読みです。相手のコンディションを気遣ってお酒をすすめるとか、相手が働きやすい環境を整えてあげるとか。そういった、相手のプラスを願っておこなう空気読みです。どちらが良い悪いというわけではありませんが、恋愛においては「自分を守るために空気を読む」という選択をすると、2人の関係には良い働きをしません。なぜかというと、空気を読んだほうは自分を守ることに無意識に精一杯になり、読まれたほうは変に気を遣われるために、妙な居心地の悪さを覚えるからです。また、気を遣われたほうは、相手が妙に下手に出たことで無意識にバランスを取り、無自覚に横柄な態度を取り始めることもあります。彼に嫌われたくないから空気を読んだ結果、彼からさらに雑な扱いを受けては元も子もないですよね。このように、空気を読むことには落とし穴も隠れています。あなたが普段やっている空気読みは、どっちだったでしょうか。自分の空気読みがどっちかを見分けるポイント3つ空気を読むことの種類をご紹介したところで、自分が普段どっちの目的で空気を読んでいるか、3つのポイントから紐解いてみましょう。意外と相手のためにやっていると豪語していても、振り返れば自分のためだったということもあります。しかし良い恋愛のために空気を読むなら、当然「相手を気遣うために空気を読む」ことをしなくてはいけません。自分の普段の生活を振り返りながら、考えてみましょう。空気を読むこと自体で安心している自分がいる彼と一緒の時、空気を読んで気遣った際気持ちはどんな感覚でしょうか? 彼が楽しそうにしているのが嬉しい? はたまた空気を読んだことで平和に過ごせていることに安心と安堵を覚えるでしょうか。この時安心感を覚えるようなら、それは自分の安全を守るために空気を読んで彼を気遣っているのかもしれません。相手が心地よく過ごしているのを見ると嬉しくなる? ホッとする?自分がした行動で相手が喜んでいると、嬉しくなると同時にホッとする感覚はないでしょうか。このホッとするという一瞬の安堵があるということは、場合によっては相手の機嫌を損ねることを怖がっている自分がいる証拠かもしれません。もちろん、彼の体調が悪そうだったから空気を読んだとかなら、安堵があるのも当然です。しかし常に一緒にいて空気を読んで、そのつど嬉しさと合わせて安堵があるようなら、それは自分の中に緊張や恐れがちょっとだけあるのかもしれません。もともと家族間では空気を読む役をよく買っていた自分を守るために空気を読むという行動は、ある種クセのようなものです。元を正すと、家族間で空気を読むクセが昔からあった人は、彼氏など特別親しい人に対しても同じように空気を過剰に読んでしまう傾向があります。自分の、空気を読むという行動の目的はどこにあるのか、3つのポイントをご紹介しました。自分を守ることが悪いとは思いませんが、彼に愛されたくて大事にされたくてやっているなら、それはよい選択とは言い切れません。少しだけ自分の行動は本当に彼との関係を良くすることにつながっているのか、振り返ってみると良いかもしれません。自分を守る空気読みをやめるコツ自分を守るために彼と一緒の時に空気を読んでも、彼からすると感謝する理由もないし、今以上に愛されるようにもなりません。もし、彼との関係をもっと良いものにしていきたいと思うなら、守るための空気読みを少しだけ控え、相手のためだけに行動できるように自分をアップデートしていきましょう。そのコツを1つお伝えすると「彼を心から信じてみる」と、なんともシンプルな結論です。自分を守るために空気読むとは、裏側には相手を信じてないから守らなくてはいけないという思い込みが隠れています。つまり、勇気を出して彼を信じて心を預けてみると、信頼している彼のために自然と空気を読むという行動ができたりします。空気を読めるというスキルは、とても繊細で素敵な力です。だからこそ、それを自分のためだけに使うか、彼のために使うかを選ぶのはあなた次第なんです。恋愛で良い関係づくりをしていきたいなら、ちょっとだけ見直してみるのも良いでしょう。おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©fStop Images – Adam Burn/Gettyimages©PhotoAlto/Laurence Mouton/Gettyimages©PeopleImages/Gettyimages
2020年12月24日勉強もできたし仕事も頑張っている。容姿も普通かそれ以上。でも、恋愛はいつも1年生。好きになる人みんなとうまくいかなくて…いざ好きな人の前に出ると、緊張して自分らしくいられない。そんな悩み、実は幼少期のトラウマが原因かもしれません。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 100仕事や勉強もできるし美人なのに、恋愛でいつも失敗する女性に共通すること見た目も美人で仕事もできる。性格も悪いわけではないし、コミュニケーション力も普通にある。誰がどう見ても恋愛で大苦戦するようには見えないのに、なぜか恋愛ベタっぷりを発揮している女性っていませんか。いや、この記事を読んでいるあなたがそうだったりするのでしょう。例えば、いつもちょっとダメ男と付き合っていたり、好きになる人には遊ばれてばっかりだったり。はたまた恋愛してそうなのに全然彼氏がいなかったり。周りが感じるいい女感とは真逆の恋愛状況にある女性には、根本的な愛情の感じ方、求め方に問題があったりします。今回は隠れ恋愛ベタ女性が抱える、負のループに陥る仕組みを紐解きます。パッと見「デキる女」なのに恋愛ベタ! 共通する3項目恋愛ベタといってもそのタイプはさまざまいます。今回は「彼氏途切れなさそうだよね」「モテそうだよね」なんて言われ、周りからは精神的にも自立していそうに見られる。でも実際の恋愛事情は、遊ばれたり振られたり、都合のいいポジションに置かれたりと、さんざんな状況にある隠れ恋愛ベタ女性たち。まずはそういった隠れ恋愛ベタ女性に共通する3つの特徴を解説します。つい好きな相手には都合のいい女になってしまう仕事や友人関係では普通に振る舞えるのに、なぜか気持ちを注いでいる相手には強く出られない。そんな不思議なカラクリを抱えていたりしませんか。表面的には尽くすのが好きだから…と理解していたとしても、実は根底には都合よく相手に合わせることで、嫌われたくないとか、自分を必要としてもらいたいといった感情が隠れています。付き合うと自分が出せず、つまらない女になってしまうことがある好きな相手にだけ普段通りに振る舞えない女性は、好きな相手と付き合えたとしても、本来ある魅力を発揮できません。その結果付き合った後に、彼に「こんなタイプだと思ってなかった」とか「実はつまらない人」といった不本意な判断をもらうことがあります。でもそれ、あなたが悪いんじゃありません。心にへばりついた恋愛ベタの仕組みが、自然とあなたを恋愛がうまくいかない方向へ仕向けているんです。いろいろな失敗から「好きな人とは付き合えない」というジンクスを持っているこういった恋愛への失敗を繰り返した結果、「恋愛はできるけど、好きになる相手とは付き合えない」といった思い込みを持っている人はけっこう多いです。でもそれは、好きになった相手と付き合えない(うまくいかない)のではなく、好きな相手を前にすると、うまくいかないような振る舞いを自動的にあなたがしてしまうことにあります。その仕組みを知るだけでも、もしかしたらその恋愛は変わっていくかもしれません。自立した女性が恋愛ベタなままの本当の理由仕事や普段の人間関係では、特に問題なく自分で考え自分の意見も言えるのに、好きな相手になると、自分が引っ込み、そして緊張や不安から過度にしおらしくなってしまう。そんな悪いギャップを抱えた恋愛ベタな女性の心の中にあるネックとはどんなものかをご説明していきます。実はそれは、小さい頃の愛情の注がれ方と受け取り方に関係しています。私達人間は、誰しもコミュニケーションの基本を小さい頃の親や養育者とのやり取りの中で、自然と覚えていきます。この時、安心できる十分な愛を受け取れないと、心の中には愛情不足の感覚がたまっていきます。そして漠然と「私は大好きな人から愛情がもらえない人間なんだ」といった思い込みを抱えて成長してしまうのです。こうして無意識レベルで「私は大好きな人から愛情がもらえない」といった思い込みを抱えて恋愛を始めようとすると、そもそも相手から好かれない原因は自分の不完全さにあると思い、努力で補おうとします。もちろん恋愛のために努力することは大事なことですが、結果として容姿や学力、仕事ができるといった自分を磨いて高めることで、足りなかった愛を注いでもらおうと頑張る仕組みができあがるのです。パッと見て容姿もかわいくて頭も良くて、コミュニケーション力もあるのに、恋愛だけがうまくできない。そんな女性は、実は根本にある愛情への欲求をそれ以外の努力で補おうとした結果、やっぱり愛情不足が埋まらず、好きな相手には自信のある自分でいられない。そんなジレンマの中にいるだけかもしれません。恋愛ベタから脱するための取り組み改めて考えてみると、自分は愛されるには不完全だから努力する。この考えと行動は、本当に正しいのか疑問が残りますよね。しかし、実際心にしっかり根づいたこれら思い込みは、どうやって変えていけば良いのでしょう。その1歩目は「自分の中にはいつも愛情不足な気持ちがあって、今のまま愛されることに不安がある」ということを、まずは理解してあげてください。そして完璧ではない自分を許し、頑張って努力してきたことを認めてあげることから変化は始まります。今までは不完全な自分を認めず、努力に努力を重ねていたと思います。ですが自分の不完全さを仕事やコミュ力など別の努力で補おうとしても、それは別の努力でしかありません。今起きている恋愛ベタの状況は、土台になっている愛情不足の感覚や不完全な感覚を見直すしか、解決方法は無いのです。愛情不足による心の不安感は、努力ではなかなか抜け出すことはできません。その代わり、過去の自分を受け入れ、そして心の思い込みを消化できれば、一気に相手に緊張したり、過剰に気を使いすぎない自分になったりすることは可能です。自立しているからこその落とし穴、あなたは思い当たる節がありましたか? ぜひ今までの自分の頑張りをたたえつつ、本当の心の声に耳を傾けてみませんか。おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©PhotoAlto/Eric Audras/Gettyimages©Jamie Grill/Gettyimages©Westend61/Gettyimages
2020年12月17日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第58回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その19をお届けします。1. 香水のにおいが強烈な男【結婚引き寄せ隊】vol. 58それは飲むことが好きだという人たちが集まる飲み会に参加したときのこと。30代が中心となっていることもあり、飲み会は落ち着いた雰囲気で進んでいきました。はしゃぎすぎる人がいることもなく、変わった人がいることもなく、ほどよくバランスの取れた飲み会に、リラックスしていたのです。ですが、1時間ほどしてから、「遅くなってごめんね!」とやってきた男性がいました。奥のほうの席に座っていた私は、その男性が座った席とはもっとも遠い席に座っていたので、とりあえずの自己紹介が終わったあとはほぼ近くで話をすることもありません。しばらくして、遅れてきた男性の隣にいた女性が「……席替えしませんか?」と提案してきて、そのときはなんとなく流れに乗って席を代わったのですが……。におう! かなり強い香水のにおいがするではありませんか。遅れてきた男性の隣に座ることになった途端、なかなかの強すぎる香水のにおいが鼻をつきました。そうなんです。遅れてきた男性は、ものすごく強い香水をつけていて、隣に座っていると食事がまずくなるレベル。席替えを提案してきた女性は、この香水臭に耐えられなかったようで、いまではすっかり解放された表情に。そこからは適当に話をして、遅れてきた男性とは反対側の男性と会話していました。香水をつけている本人は気合を入れすぎてつけすぎたのか、それともにおいに強いのか不明ですが、少し使う程度なら良い香りのものも、やりすぎると避けられる原因になってしまうのになあと思ったのでした。2. あきらかにやる気のない男それは20代から30代までの男女が集まる婚活パーティに参加したときのこと。同じように年代別で区切るパーティは多数ありますが、婚活を行う会社によってカラーが違って、ここでは女性は20代のギャルっぽい雰囲気の人が多く、男性もギャル男もしくはちょっと遊びなれていますといったタイプが多いパーティとなっていました。初めてこの会社の婚活パーティに参加した私は、年相応の清潔感ある服装で参加していたものの、ショートパンツを履いていたり、ゴージャスな茶髪の女性がたくさんいるなかで、かなり地味。「ちょっと場違いだったかな」とまわりの様子を見ていました。そのうち、席に座ったままの女性のもとを男性がひとつずつ隣の席へと移動していく、回転寿司形式のフリータイムが始まりました。話す時間も数分とあって短いため、急ぎ足で自己紹介しなくてはなりません。すると、長い前髪をカチカチにセットしたギャル男風の男性が目の前に来て、チラッとこちらを見てすぐ名前を言ったら、その後はひたすらその長い前髪をねじねじとしているではないですか。こちらから話しかけるにしても、共通点がなさすぎて、なんと言っていいのか……と思っているうちに、前髪ねじねじ男性は、隣の席へ。隣の女性は盛った茶髪のギャルっぽい女性でしたが、目の前に座っていたときとは打って変わって、突然おしゃべりになっている様子を見て、「あ、やる気なかっただけか」と気づきました。似た者同士って、やっぱり外見にも出てくるものですよね。求めるものもなく、求められるものもなく、この会社のパーティはその後婚活リストから速攻外したのでした。3. パジャマで来る男それはある少人数での個室お見合いに参加したときのこと。年収万以上という括りで男性は参加していて、それなりにしっかりとした経済基盤のある人たちが集まる場所となっていました。区切られた部屋に待っている女性のところに、男性が順番に入って会話をしていく進行のため、まわりのことを気にせず会話できて本気度の高い人が集まるはずなのですが……。「どうも」と、笑顔で来たその男性は、トレーナーにジーンズ姿。髪は寝ぐせなのか、ピョンッと飛び出たハネた髪が気になります。トレーナーもよく見ると、首のあたりがゆるゆるしていて、けっこう長く着ているお気に入りの服なのかなと思ってしまうほど。ただ、その男性の会話の内容はちゃんとしていて、手がけている仕事のことをしっかりと話してくれます。ふと、カジュアルな服装ですねと話すと、「ああ、これですか? 今日パジャマで来ちゃって」と言う男性。へ? と思い聞き返すと、遅刻しそうだったからパジャマにしているトレーナーはそのままで、下だけジーンズに履き替えて急いで来たと発言。どおりで、寝ぐせがついているわけだ、と納得。人当たりはよく、無難な印象ではあったものの、さすがにパジャマで来る男性はちょっとなあと思ったのでした。婚活していると、普段は知り合わないようないろいろなタイプの人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、すてきな人を見つけてくださいね。文・かわむらあみり©SIphotography/Gettyimages©zodebala/Gettyimages©Damir Khabirov/Gettyimages
2020年12月11日夫や妻の言動が怪しい…。そんなときに見つけた不倫の証拠。それを突きつけたときの相手の態度によっては、さらに腹立たしかったり、悲しかったりすることも。開き直られた後、泥沼バトルというケースもあるようです。不倫するだけで最低なのに、開き直るなんてあり得ないですが…。開き直られた話をご紹介します。文・西田彩花スマホを勝手に見る最低な奴は、もう帰ってくるな「うちは共働きで、子どもはいません。結婚3年経ってもラブラブで、問題ないと思っていたのですが…。夫は土日休み、私はシフト制です。その日は私も日曜日が休みで、夫も家にいたんですね。私は疲れが溜まっており、リビングで寝ていたようです。夫がブランケットをかけてくれていました。起きたときは、感覚的に昼ごろ。何時だろうとスマホを探していたら、寝ぼけ眼で夫のスマホを手にしていたんです。時間を見るくらいなら大丈夫かと思って見てみると、明らかに女性からのLINE通知が。そのまま開いて見ましたよ。完全にクロでした。その場で言い出せず、後日LINEで『他の女性と会ったりしてない?』と聞いたんです。しらを切ろうとする様子に腹が立ち、『スマホ見たんだけど』と言うと、夫が逆上。『は? 人のスマホを勝手に見るなんてマジ最低なんだけど』『最低な奴はもう帰ってくるな』と。連投でスタンプや罵詈雑言が送られてくるので、しばらく実家に帰ったんです。そうしたら『本当に悪かった。あれは本気じゃない。愛してるのはヒナだけだから』と、謝罪が入りました。その後は直接話し合い、やり直すことにしましたが…。一生忘れませんよ」(ヒナ«仮名»/27歳)面倒だから回りくどいのはやめてくれない?「出産後、育児が忙しいのもあり、夫の夜の期待に応えられないこともありました。だけど、育児と家事をしている私を目の前で見ているはずだし、わかってもらえると思っていたんです。おかしいなと思ったのは、以前は知らないようなお店の名前を出したとき。私と行ったこともないし、デートスポットには疎いはずなのに…。違和感を覚えたまま生活していました。そんなとき私に届いた誤爆LINE。『ごめん! 残業で1時間くらい遅れそう! せっかくの誕生日なのにごめんね!』って。『誰の誕生日なの?』と返してみると、私だと気づいたらしき夫が『あれ? 早とちりしちゃった』と。『待ち合わせなんかしてないですけど?』と送ると、『そういう回りくどいのやめてくれない? 面倒くさいから』と、まさかの開き直り。『私も面倒だわ。バカらしくなってきたから、もうその女のところに行ったら?』と返しました。しばらく返信がなかったのですが、『今帰ってます。申し訳ございません』と、改まったLINE。夫の帰宅後、性生活での不満などを明かされました。私は育児への理解を求め、一応は一件落着を見ていますが…。裏切られてからは、どうしても監視してしまいたくなります」(シオリ«仮名»/33歳)だから信用できないんだよな…「スマホを持っている時間が長く、どうも怪しかったんです。夫はもともとゲームが好きなので、変わらないといえば変わらないのですが。はたから見ていると、ゲームをしているような動きに見えなかったんですよ。その時は残業も多くなっており、とにかく変でした。そこで、残業中だという時間に、LINEを送ってみたんです。『さっき女の人と歩いてるのを見たんだけど、人違いかしら?』って。そしたら『あれは上司だよ! 勘繰るなよ』という返信。ちょうど女性と一緒だったみたいなんですよね。疑惑が確信に変わり、言い訳がましく聞こえて腹が立ちました。『上司と腕組んで歩くわけ? 道端でキスとかするの?』って、不倫している前提の内容を送りつけました。そうすると、『そんなことしてないって! カマをかけてたわけ? だから信用できないんだよな』とか言い始めるんですよ? 『信用をなくす行為をしているのはどっち? とりあえずすぐに帰ってきて』と返しました。夫の帰宅後は大げんか状態でしたが、結局不倫してたのはあっちなので…。最終的に、今後はいろんな私の要望を聞くという条件で、許しました」(ホノカ«仮名»/34歳)そもそも不倫自体がダメなのに、発覚後に開き直るなんてもってのほかです。相手が許したのであれば、しっかりと反省し、改心してほしいものです。©pixdeluxe/Gettyimages©Christopher Ames/Gettyimages©DaniloAndjus/Gettyimages
2020年12月10日恋愛で大事なのはモテること!多くの人が思うからこそ、モテテクなどはたくさん情報があふれています。もちろん1つ1つは有効ですが、本当に幸せな恋愛のためには、モテテクだけではちょっと心配です。なぜなら、モテることと、いい恋愛をすることは、同じ能力ではないからです。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 99モテることを気にすると、実は恋愛下手になる「モテる人」って、どういう人だと思いますか?男性から告白されまくる人。老若男女全ての人から慕われる人。はたまた、好きになった異性とちゃんと相思相愛になれる人。実は「モテ」と一言で言っても、その幅は広いものです。多くの恋愛コラムでは、好きになった人から好かれるための“モテテク”が書かれており、ひとつひとつはある程度有効です。でも、モテテクばかりを追いかけていると、ちょっとだけその後の恋愛でつまずくことがあるかもしれません。なぜなら、モテること(相手に好きになってもらうこと)と恋愛で幸せになることは、同じではないからです。また、好かれることだけを追いかけ続けると、実は恋愛の落とし穴にハマる可能性もあります。今日は今の恋愛をより良いものにするために、モテテクを追いかける女性が陥りやすい罠について紹介していきます。「モテる」って、いったいどんなこと?モテる人とひと言で言っても、その意味は人によりバラバラです。本来モテる人を想像したとき、私達は「誰からも慕われる人」と「異性から好かれやすい人」などのタイプを想像しがちです。でもモテる人の中には「男性からはモテるけど、女性からはモテない(人望がない)人」や「誰からも好かれるけど好きになった人からはモテない女性」も存在します。つまり、私達が思うモテる人って、実はすごく曖昧な存在だということを覚えておいてください。また、本来いい恋愛をして幸せになりたいと願うなら、好きになった異性から好かれることはひとつのゴールでしかありません。その先には「好きな彼と幸せな恋愛をして幸せな人生を歩むこと」がもっと大事なゴールであり、恋愛を頑張る本当のモチベーションだと思います。こうして本来忘れがちな「恋愛する理由」のようなものからモテを考え直してみると、テクニックだけを追いかけて特定の異性にだけモテる行動を取ることは、否定はしないけどちょっとだけ危険な気がしてきませんか。例えば無駄に駆け引き上手になった結果、付き合えたとしても、その後、彼に素の自分を見せられないジレンマに陥ったり、はたまた彼には好かれても周りからの自分の評価が悪くて気まずい、なんてパターンもあるでしょう。恋愛のテクニックや駆け引きを否定するわけじゃありません。しかし本当に信頼し合えて幸せにつながる恋愛を目指すなら、男性の気を引くことに特化したモテテクだけで恋愛を成立させようとすると、どこかでつまずく可能性があるのです。男性からのモテだけを気にすると起きる問題異性からのモテ力(好かれること)だけが突出して高くなると、その後の恋愛でいくつか問題が起きやすくなることがあります。でもこれって、なぜ起きるかわかるでしょうか? 私達はよく恋愛がうまいとか下手とか、モテるとかモテないとかって言いますが、そもそも付き合う前と付き合い始めた後では、使うコミュニケーションの種類が違うことを、あまり理解していません。恋愛には、付き合う前にモテる力(相手を引きつけたり距離を縮めたりする)である「ハンティング力」と、付き合った後にお互いがいい関係を築くための「ブリーダー力」の2つが必要です。あまり意識することはありませんが、好きな人に好かれて付き合う力と、好きあった者同士がより良い関係を築く力は別物なのです。しかし、モテだけを過剰に意識してテクニックだけを身につけていくと、当然ながらハンティング力だけが高くなり、付き合った先での身のこなしや気持ちの伝え方はまったく成長しないままです。その結果、付き合ったそばから彼に「こんな性格だと思わなかった」とガッカリされたり、はたまたいつも彼氏はいるけど恋愛が長続きしなかったり、いつもダメな男とばっかり付き合ってしまう。なんて恋愛の落とし穴にハマってしまうのです。恋愛のバランスを考えるさらに大変なのは、こういった恋愛には異なる2つの力が必要だということを知らないまま恋愛で失敗すると「じゃあもっとテクニックを磨いていい男性と付き合えばいいんだ!」と、永遠にモテテクだけに走ってしまう女性もいます。でも本当に必要なのは、相手と人間関係を築くブリーダー力なので、そういった女性が幸せで安定した恋愛にたどり着くまでは長い道のりになってしまいます。これがモテることばかりを追いかける女性が陥る、大きな大きな落とし穴です。では、このモテに走り続けることをちょっと緩め、本当に良い恋愛をするための一歩としてできることは何があるか。最後に1つだけご紹介します。ブリーダー力を上げるために1つだけ始めるのであれば、ぜひ「自分から与える」ことを意識してみてほしいです。褒められたかったら、自分からまず褒める。気遣われたかったら、自分がまずは相手を気遣う。愛されたかったら、自分が思う愛をまずは相手に与えてみる。シンプルだけどこれだけです。私達はどうしても幸せになりたい、愛されたいと思うと、相手から満たしてもらおうとします。でも人生って、何事も自分から行動を起こすことで、ほしいものがポンと手に入ったりしますよね。恋愛も忘れがちですがこれの繰り返しです。自分から与えるコミュニケーションを取っていくと、相手に好かれる、相手の気を引くといった、もらうばかりの恋愛から一歩抜け出すことができたりします。恋愛におけるモテも大切ですが、ちょっとだけ自分の恋愛はどうだったか、冷静な目線で見てみると、発見があるかもしれません。おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©EmirMemedovski/Gettyimages©Guido Mieth/Gettyimages©JGI/Jamie Grill/Gettyimages
2020年12月10日「なんで?」と目が点になるほど理解できない相手、いわゆる「相性の悪い」相手っていますよね。みなさんも多かれ少なかれ「ないわー」とため息が出るような男性と知り合ったことがあるのでは。そこで今回は女性のみなさんに「もう会いたくないと思った男性」について聞いてきました!あるあるエピソード満載です。文・牧ぐりこ興味がないのに質問する「初対面の男性から『その口紅、どこの?』『今日着てる、肩の出たニットって流行ってるの?』と質問されたときはゾクッとしましたね。『知ってどうする!?』って感じです。別に化粧品会社の人でも、マーケティングの人でもないんですよ。極めつけに『俺、アニメとか興味ないんだよね』と言いながら、人気映画の見どころについて質問してきたんです。『俺は見ないけどさ、どういうところが魅力なの?』だなんて、答える気も起こりません。早く帰りたくてたまりませんでした」(27歳・マスコミ)ムスッとしたり、無口になる人よりマシですが……。明らかに「興味がない」様子で話を掘り下げるのはやめてほしいですね。「見た目を褒める」「相手のことを知ろうとする」といった恋愛Tipsを履き違えているように思います。例えば「その口紅、似合ってるね」と言ってくれれば悪い気はしません。あるいは「その口紅、どこの? 実は妹にあげるプレゼントを探していて…」と理由のある質問なら、むしろ好ましく感じることもあります。場をつなげるだけなら、もっとオーソドックスな質問をすればいいのに……。悪い人ではなさそうですが「会話が苦手なんだな」と感じられるエピソードでした。ボディタッチがわざとらしい「マッチングアプリで知り合った男性がいました。話が合うし、顔もタイプだし…と、ごはんに行く約束をしたんです。でも実際に会ってみたら、中途半端なツッコミとボディタッチをしてくる、面倒な人でした。話は面白いんですけど生理的に無理で、あれ以来連絡をとっていません」(31歳・公務員)時々いますよね、ちょっとしたボディタッチが気持ち悪く感じられる人……。ボディタッチは「言葉と同時」なら自然ですが、「言葉の後」に触ってくるのはわざとらしくなりがち。「嘘だろー!」とつっこむとき、一音目より先に体が動いていればナチュラルですが、言い切ってから触られるのはどうにも不快だと思いませんか。全部しゃべってから体を動かすのは、お辞儀だけで十分。何より、初対面でベタベタ触ってくるのは論外です。女の子が嫌がっていることに気づいて!否定から入る「大人数の食事の席で、とにかく否定ばかりする男性がいました。『エビ頼むの? 俺は食べられないけど』『好きな芸能人? 俺全然知らないけど』『これからダーツ? 俺できないけど』といった具合です。私は『できなくても知らなくてもいいから、心の中にとどめて。黙って!』と思っていました。ですが同席していた誰も、彼の言動は気にならなかったそう。私の気にしすぎで、どうやら彼と相性が悪かっただけのようです」(29歳・メーカー)ちょっとした言葉遣いのせいで、心のシャッターが降りることがありますよね。人柄によっては許されるのかもしれませんが、お話を聞いた限りでは「そんな人にはもう会いたくないよね」と共感してしまいました。とにかくエラそう「よくある話ですけど、お店の人に威張る男性って格好悪いですよね。この間知り合った人は、店員さんにも自分の友達に対しても偉そうで。『社長気分なの!?』と心の中で思いつつ『もう会いたくないな』って、ひしひしと感じました」(25歳・飲食)「自信のある人が好き」という女性もいますが、一歩間違うと「偉そうだな…」とマイナスな印象を持つもの。命令口調で話したり、心配りの足りない人とは距離を置きたくなるのも道理です。自称「俺、格好いい」「『自分のこと、格好いいと思ってるんだろうな』と感じる男性に会ったことがあります。実際きれいな顔をしてたんですけど、キメすぎてることに引いちゃって。日曜日なのに、まるでスーツみたいな黒いジャケットのセットアップを着てきたり、暇さえあればショーウィンドウを見つめて髪を直していたり。『あ、私には合わないな』と感じたので、会ったのはそれが最初で最後です」(30歳・IT系)見た目へのこだわりが強い人は苦手、という意見もよくわかります。きっと、同じように身だしなみにこだわる女性とうまくいくのでしょう。服や髪型に気を配らない男性は嫌、という女性もいますし、まさに「相性」ですね。いかがでしたか。誰もが「こんな人は嫌…」と感じる男性もいましたが、「私はあまり気にならないかも」というエピソードもあったのでは。「どうしてこんなに合わないんだろう!」と仰天する相手にも友達や元恋人がいるわけですから、突き詰めれば「相性」の問題なのかもしれません。ギョッとするような男性のことは笑い話にして忘れて、次の相手を探してみてください!文・牧ぐりこ©jhorrocks/Gettyimages©anyaberkut/Gettyimages©Prostock-Studio/Gettyimages
2020年12月09日今の彼氏のことを友達に話すと、けちょんけちょんに言われる。なんか女子会に出ると、もう彼氏とか恋愛とかどうでもいいかもって思えてくる。そんな本音で話せたり気楽に付き合えたりする女友達ってあなたの周りにいませんか?でも彼女たちとの女子会、もしかしたら恋愛にネガティブな影響を及ぼしているかもしれません。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 98恋愛がうまくいく、良い女子会と悪い女子会の違い仲良しの女性同士が集まり、あーだこーだと言い合う女子会。特別話したいことがあるわけじゃないけれど、集まるとつい気持ちが緩んでしゃべり過ぎちゃう…なんて人もいるでしょう。実はあの楽しい会が、自分の恋愛にプラスになることもあればマイナスになることもあるって、考えたことはあるでしょうか。なぜ女性同士で話すことが恋愛に間接的に影響するのか。順を追ってご説明します。女子会が持つ効果そもそも女子会って、どんな効果があると思いますか? 「ストレス発散」「話すことで頭の整理ができる」「近況を知ることができて安心」などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。それももちろん正解ですが、ひとつ忘れないでほしいことがあります。それは、女子会には「共感力が生み出す数のパワー」があるということです。たとえばひとりだったら自信が持てない話も、友達に話して「それはその通りだよ!」なんてリアクションが返ってくると、すごく安心できて、その後思い切った行動を取れたりしませんか。はたまた腹の中で抱えた怒りを話したら一緒に怒ってもらえてスッキリした。なんてこともあるでしょう。これって共感力が自分の気持ちを大きく包みこんでくれるから起きること。ひとりではできないことです。女子会には、共感力という数のパワーが思っている以上に存在し、それを正しく使うと、そこで話される恋愛にも良い影響が生み出されます。逆に共感のパワーの使い方を間違えると、恋愛にあまりいい影響を与えず、逆に人生の進みを遅くさせてしまうこともあるかもしれません。良い女子会と悪い女子会の違い女性同士が盛り上がることで生まれる共感力という数のパワー。恋愛にプラスになる女子会には、この共感力のパワーがプラスに働いています。逆に、悪い女子会と表現できるものには、共感力を使うことで、偏見や批判を産み出し、結果として恋愛にもよくない影響が出てしまうものです。では実際どんな女子会だと、良い悪いと判断できるのでしょう。具体的な特徴を3つ紹介していきます。何でも言い合える会になっている良い女子会は、相手に過剰な気を遣う必要がありません。彼氏ができたとか別れたとか、先に結婚が決まっても昇進が決まっても、きちんと喜びあえる空気感があります。こういった良い関係性がある女子会は、そもそも根底に過剰な比較がなく、お互い心地よい距離感が保てています。前向きな共感や応援があることで、例えば恋愛の悩みも冷静に話して整理ができ、ひとりに戻っても良い判断や行動ができる場合もあります。逆のパターンでは、これは話せるけどこれは言いにくい、嬉しい報告をしたら違和感のある返しがあったなどがあげられます。話題を限定したり、相手のリアクションを探ったりしながら話をしなくてはいけない会は、根底には比較や強すぎる気遣いがあります。それでは良い共感力を発揮してお互い幸せになっていくのは、ちょっと難しいものです。もし、今よく行く女子会を良いものにしたいと思ったら、まずは勇気のいる話題を話してみることで、前向きな変化につながることもありますよ。建設的な質問と答えがある何でも言い合えると同時に、恋愛に良い効果をもたらす女子会には、建設的な質問と答えが自然とやり取りされています。例えば、あなたが今の彼に対して悩みを吐露した時、「どうしてそうなったの?」「相手はなんでそうしたと思う?」といった状況が整理されるような質問が飛ぶ場合は、建設的な会になっていることが多いです。逆に「あんたの彼氏最悪!」「あんたも見る目が無いよ」「いつもそんな悩みばっかじゃない?」などなど、誰のための指摘か曖昧なツッコミが続く女子会は、あまり良いものとはいえません。これは先ほど紹介した共感力のパワーが負の作用をしている代表例です。あなたは普段友達の話を聞くとき、どんなリアクションを返していますか? 親しい関係だからこそ、意味のない勝手な意見は必要なのか、少し考えてみたいところです。集まるごとに全員何か良い変化がある良い女子会というのは、悩みが友達の力によって、共感されたり整理されたりして、本人の新しい気づきや良いスッキリ感につながっています。その結果、ひとりに戻ると行動や考えは少しずつ良くなり、女子会を繰り返すごとに全員何かしら人生に前向きな進展が起きていることがよくあります。恋愛でいえば、気づいたらこのメンツで集まるようになってから彼氏ができて〜結婚が決まって〜と、トントンと決まったりする不思議な会が世の中にはあります。集まる前提として、全員が前向きであることが必須なのですが、まずは本音で言い合えて応援しあえる人間関係を目指すことで、巡り巡って自分の恋愛にもプラスになるような良い人間関係、良い女子会が行えるようになるでしょう。大事なのは誰とやるかよりどうなっていきたいか何か話したいと、気軽に話せるメンツに声をかけて「飲もうよ〜」ってなりがちです。ただお互い好き勝手話したいだけで集まった人間関係って、実は何でも話せても、現状維持の力が強く働くので、恋愛にプラスになるかと言われれば難しい部分があります。人間関係や女子会の参加を今日明日ですぐに変えるのは難しいかもしれませんが、もっと幸せになりたいと思うなら、居心地がなんとなく良いだけの人間関係から一歩出てみる勇気を持つことが大事かもしれません。おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©martin-dm/Gettyimages©Westend61/Gettyimages©gilaxia/Gettyimages
2020年12月04日不倫をやめたいと決意したときでも、相手がやめたくないと思っているシーンは多々ありそうです。そこで今回は、既婚男性から別れを切り出された女性の話をご紹介します。寝耳に水で怒りを感じる人もいるみたいですが、不倫自体が悪いことなので、身勝手な話です。文・西田彩花最初から遊びだって気づけよ「数年前に不倫経験があります。いつも男運が悪く、彼と出会った当初も振られたばかりでした。彼はとても優しく励ましてくれて、既婚者だとわかっていたのに本気で好きになってしまったんです。『離婚しなくても良いからずっと一緒にいて』と何度も言っていたし、彼もそれに頷いていました。だけど、別れは突然でした。ひとこと、『もう会えないから』というLINEが来たんです。『妻にバレたの?』と聞いても返信はなく…。翌日『もし誰かにバレたとしても、私がなんとかするから大丈夫』と送りました。それでも数日既読スルー。痺れを切らして『もう愛してないの?』と送ってしまったんです。今思えば重たかったかなと…。やっと彼から返信があったと思いきや『愛? 最初からそんなのないって(笑)。俺には家庭があるんだけど。家族を愛してるよ。こっちは結婚してるんだから、遊びだって気づけよ』という内容。不倫だったにしても、あまりにもひどいと思います。私にも心はあるのに…。やっぱり男運が悪いなとも思いましたね」(アズサ«仮名»/30歳)これが不倫でなければひどいなと共感できるのですが、女性も身勝手ではないでしょうか。男運が悪いと片付けるのではなく、不倫関係を反省したほうが良いのでは。相手の家族が傷つくのはすぐにわかりますよね。家族を裏切った男性も男性です。もっと良い相手が見つかったんだ「相手は既婚者だとわかっていたので、私も割り切るよう努めていました。その人とは、とにかく身体の相性が良かったんです。連絡がこまめじゃなかったり、平気でドタキャンしたり。平気だと思い込んでいましたが、今思うと、痛みを我慢していただけです。違和感を覚えたのは、これまで以上に返信率が低くなってから。どんなに忙しくても、月に一度は会っていたんです。その連絡すらスルーされるようになり…。もうダメなのかなと思っていたある日、『もう終わりにしよう』とLINEが。覚悟はしていたものの、傷つきました。理由を聞くと『もっと良い相手を見つけたんだよね。今までありがとう』とだけ。家族を大切にしたいとかなら、私もまだ納得できたかもしれませんが、この人はないなと思いました。今まで我慢していた分、天罰が下れば良いとさえ…。家族もかわいそうです」(ミワ«仮名»/33歳)この女性自身、不倫だとわかっていながら関係を続けていたわけです。割り切るも何もありません。その関係は持つべきではなかったのです。天罰が下れば良いというのは、特大ブーメランのような…。家族がかわいそうかわいそうという意見には同意します。全てが重くて嫌になった「相手は出張で私が住んでいる地域によく来ていて、そのたびに会っていました。結婚していたのは知っていましたが、本気になってしまったんです。彼が来るたびに凝った手料理を用意して待っていました。いつか私が本命になれば良いのにとも…。『しばらく出張がなくなった』とLINEが来て、仕事の関係だから仕方ないと思っていたんです。寂しさを感じていた夜、彼がスーツ姿の男性たちと歩いているのを見つけてしまいました。出張はないのではと、後日LINEで問いただしました。すると、『あのときは偉い人もいたから』『毎回言わなくたって良いだろ』といった返信。言い訳がましく聞こえ、『出張がないって嘘つくことないじゃない!』と、感情的になってしまいました。しばらく返信がなかったので『会えない理由を教えてくれたほうが、誤解を招かないと思うの。今度からそうして?』と、冷静になってもう一度LINEを送ったのですが…。『全てが重いんだよ。重い関係は望んでないんだよね』って。なんだかすごく虚しくなりました。本気になっていた自分もバカらしいし…」(チヒロ«仮名»/29歳)相手が既婚者でなければ、存分に尽くしても良いと思います。本気になっていたのがバカらしいというのも、筋違いです。女性からすると「冷酷」なお別れLINEかもしれませんが、本来あってはならない関係です。開き直るのではなく、反省するのも大切なのではないのでしょうか。文・西田彩花©AntonioGuillem/Gettyimages©AntonioGuillem/Gettyimages©SimonSkafar/Gettyimages
2020年12月01日上司から連絡が入ったと思ったら、どこか変…?異性から不自然なLINEが来て、それが不倫の誘いだとわかったときにゾクッとした経験がある方もいるようです。どういった内容だったのか、お話を聞いてみました。文・西田彩花2人きりで酔わせたいな…「会社の飲み会に行ったときのこと。疲れが溜まっていたためか、普段よりも酔いが回ってしまったんです。取引先の人もいたので、席を立って少し休んでいたんですね。そこで声をかけてくれた男性がいたんです。その男性も取引先の人で、申し訳ない気がしたのですが…。お水を買ってきてくれたり、隣に座って様子を見てくれたりして、助かったんです。そのおかげもあってか、少し休むと回復し、何度もお礼を言いました。後日、彼から突然のLINEが。『サユリちゃんってお酒弱かったんだね』と、なぜか唐突に下の名前で呼ばれていて、タメ口。違和感は覚えましたが、『あの日は助かりました。本当にありがとうございました』と、再度お礼を言ったんです。すると、『酔ったサユリちゃん、可愛かったなぁ。今度は2人で飲みにいかない?』って。彼、既婚者なんですよ? 2人きりで酔わせたいって、本当に気持ちが悪い! 下心があって介抱してくれていたのかと考えると、さらにゾッとします」(サユリ«仮名»/28歳)妻がいない部屋で飲まない?「自粛期間後、前の会社の男性上司からLINEが入ったんです。『元気にしてるか?』と、心配する内容でした。私もいろいろな人が心配だったため、こういうLINEが来るとホッとしていたんですよね。『私は元気ですよ。〇〇さんはどうですか?』と返しました。そういった確認で終わると思っていたら、『俺は元気だよ。近々家に飲みに来ない?』と、なぜか宅飲みの誘い…。その上司は家庭を持っていますが、職場に近いところに別で家を借りているんです。仕事が忙しいときはそこを使っているとは聞いていましたが、今私がそこに行く必要はないと思ったんです。おかしいなと思って『他に人が来るってことですか?』と聞くと、『他には呼ばないけど』って。既婚者の家に2人きりとか、ただでさえあり得ないのに、時期も時期だったから、それ以上話す気になれなくて。何度か同じようなLINEが来ましたが、しつこいしスルーしました」(スズ«仮名»/32歳)仕事終わり、ひと晩一緒にいたい「毎日残業が続いていた時期があったのですが、同時期に同フロアで残業している男性がいたんです。残っているのは私と彼だけというシーンもちょくちょくありました。たまに一緒に駅まで歩くことも。仕事が一段落した頃、『最近は夜見かけないですが、お仕事は落ち着いたんですか?』といった内容のLINEが。仕事の心配をしてくれているのだと思い、『やっと落ち着いたんです。お気遣いありがとうございます』と返したんです。しかし、その返信は『一緒に帰れなくて残念です』だったんですよね。どういう意味かと聞くと、『今度一緒に帰れたら、もっと長くいたいなと思っているんです』と、意味不明な回答。『長くいるってどういうこと?』と聞くと、『ひと晩一緒にいるとか…』と返ってきて、開いた口がふさがらない状態。ちなみに私は既婚者で、それは会社でも知られています。『私、結婚していますよ』と言っても『知ってます』と、始終おかしな返信。そんな人だと思っていなかったです…」(キョウカ«仮名»/30歳)こうしたLINEが来るときは、違和感がありつつも最初は親切心などかと思ってしまうケースも少なくないよう。実は不倫の誘いなのかもと気づいたときは、背筋が凍るような思いでしょう。どうしてこのようなLINEを送れるのか、理解に苦しむところです。文・西田彩花©fizkes/Gettyimages©AntonioGuillem/Gettyimages©Onfokus/Gettyimages
2020年11月27日「この前のデート、割り勘だったんだけど!」。そんな不満を話す女性って、一定数いるものです。確かに1円単位で割る人は細かすぎて困りものですが、逆に絶対おごってもらわないと嫌だと主張する女性も、ちょっと大変かもしれません。なぜなら、おごるということにこだわりすぎて、愛を見失う可能性があるからです。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 97「おごってくれないと嫌」頑なな女子が恋愛で苦戦する理由婚活していたり恋愛相手を探していたりするけど、相手には経済的にゆとりがあって、きちんと自分を女性として扱ってほしい。割り勘なんてありえないし、デートも全額出してほしい…そんな主張をする女性っていますよね。毎回デート代は全額出してとまでは言わないけれど、付き合う前に割り勘にしようものなら「ありえない!!」と女子会で不満をぶちまけていたり…このような女性を完全に否定はしません。でも、頑なに「おごられること」にこだわり続けると、巡り巡って自分が損をする可能性もあります。今日はその理由と、気持ちを整えていく方法についてご紹介します。絶対おごって! は男性を見る目を狂わせる「おごってほしい」「おごらない男はありえない」などなど、お金のやり取りに対して思うことは人それぞれあるでしょう。でもそういう人ほど、頑なにおごってもらうことで起きる裏側の問題に気づいていません。その裏側の問題とは「相手にしてもらう行為で、自分が大事にされているかを判断してしまう」ということです。おごってもらうという行為は、そもそも自分が大事にされていることとイコールではありません。おごる、おごらない、という価値観は本来その人の金銭感覚がどうかなだけです。でもおごってほしいと望む女性の多くは、割り勘にされたことで「自分が大事にされていない」「軽んじられている」と感じ、不満を懐きます。果たしてその不満は、本当に正しいのでしょうか。お金を基準に物事を見ることによって、相手を低く評価しすぎたり、逆に過剰に高く評価をしてしまうことがあります。相手にニーズを求めると、自分もニーズを求められる「彼氏にはおごってもらい、エスコートしてもらいたい」。これって、女性なら誰もが理想として一度は抱いたことがあるかもしれません。でも、相手に何かを求めると、同じように相手からもあなたは何かを求められます。鏡の法則なんて表現する場合もありますが、例えば年収の高い男性を望むと、相手は若い女性を望んでいた……なんてことも。これってお互いが条件で相手を見ており、本質的な相手の魅力を認めていない状態です。たとえニーズがマッチし合ったとしても、片方がそのニーズを満たせなくなったら、関係は破綻してしまう可能性を秘めています。つまり、おごってほしいと願ったあなたは、相手にも譲れない条件を突きつけられている可能性があります。例えば女性らしさとか、彼を褒めて立てることとか。それって最初は些細なことかもしれませんが、本質ではあなた本来の魅力を肯定してないこととイコールです。そんな相手に、本当におごってもらえたりエスコートしてもらえたりするだけで、心を委ねることができるでしょうか。おごるということを体験していますか?おごってもらったり、プレゼントをもらったりしたい。男性に抱くそんなニーズは、どうやって落ち着かせたらよいのでしょう。そもそも根底に「自分は男性に大事にされたい」という願望があるからこそ、過剰に相手に金銭でのケアを望んでいる心の流れがあります。まずは、この「自分はもっと大事にされるべき存在だ!」といった不満を感じてみましょう。そして同時に、現実世界でも一度相手の立場に立ってみてほしいのです。具体的には、そんなにおごってもらうことを望むなら一度誰かをおごりましょう! もちろん意中の男性でも良いのですが、周りの友達でもいいです。いつも自分が望む価格帯と同じお店に行き、全額自分で支払ってみるのです。おそらく、おごられたいと望んでいる女性の多くは、おごるという逆の立場に慣れていないと思います。そんな人がおごってみると、「金額が高いな」「大変だな」と感じるのではないでしょうか。その感覚をしっかり味わってほしいのです。あなたは男性に大変だなと感じる行為を期待し、それを超えた人だけが自分を大事に思っていると考えています。これってある種の“カセ”を相手に押し付けていることであると気づいてほしいのです。愛情とか優しさは、何かのカセを超えたから証明されるものではありません。それに自分が平然とやれないことを、相手に望むのも対等とはいえないですよね。こういった期待の押しつけから抜け出せると、本当に自分と相性がいい人、本当に自分を大切にしてくれる人がどんな人か、見えてくるかもしれません。お金で愛を見失わないような恋愛をしていきましょう。おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Vincent Besnault/Gettyimages©Westend61/Gettyimages©Teo Lannie/Gettyimages
2020年11月26日彼のことが好きだと、つい考えてしまうのが彼との甘い妄想です。でもその妄想には、実は良い妄想と悪い妄想があるのをご存知ですか?場合によっては現実にも悪い影響を与えてしまう悪い妄想。いったいどんなものなのでしょう。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 96妄想力で恋愛がうまくいく? 成功率を高めるコツ好きな人ができると、ついしてしまうのが彼との甘い妄想です。でも、妄想ってちょっと危険だったりもします。なぜなら、その想像力の働かせ方で、恋愛にプラスにもなるしマイナスにもなるからです。そもそも頭の中の空想が現実に影響することを、多くの人は知りません。ではどうしたらプラスに働き、どうしたらマイナスに働くのか、それぞれ解説してきます。恋に効く! 良い妄想、悪い妄想の違い妄想というのは、わかっていることだと思いますが、頭の中で繰り広げられる勝手なイメージです。考えるだけならタダだし、誰にも迷惑はかけない……と思われがちですが、実は想像した張本人に大きな影響を与えます。では良い影響を与える妄想と悪い影響を与える妄想の違いについて、まずはご紹介していきます。悪い妄想悪い妄想とはズバリ「リアリティのない妄想」です。例えば好きな人がいたとして「彼がある日突然自分のことを好きだと告白してきた」とか「ある日突然彼からデートに誘われて、突然告白されて」といった、自分にとって都合のよい展開に作り上げられた妄想は、全部悪い妄想です。なぜこれらが悪いのかというと、現実味がないことを考えると、意識はそれに引っ張られてしまうから。結果として彼を都合よく解釈したり、今の状況を歪んで理解してしまったりします。プラスの妄想ならまだ見ていて救いようがありますが、ネガティブな現実味のない妄想はさらに悲惨です。でも、女性なら誰しも考えたことはあるのではないでしょうか。例えば「彼から連絡がない。きっと今頃別の女とデートしていて、きっと彼はその人のことが好きで……」なんてネガティブかつ現実味のない妄想を展開してしまうことってありますよね。その結果「彼は私のことは好きじゃない」とか「私は彼の都合の良い女だ」といった思い込みを持ってしまう女性がいます。でもこれは、現実の彼と向き合って出した答えではないので、全く意味がありません。意味がないどころか、歪んだ解釈をしたまま現実の彼と向き合うと、結局歪んだ解釈を裏付ける証拠探しに走ってしまうことも。最悪の場合、妄想が原因で現実の関係が悪くなってしまうため、リアリティのない妄想は良くないのです。良い妄想では逆に恋愛にプラスになる良い妄想にはどんなものがあるのでしょう。それは「リアリティのある妄想」です。悪い妄想の真逆ですね(笑)。恋愛においてリアリティのある妄想は「もし彼とデートすることになったら、こんな感じの格好で、こんな会話をして、彼はこんなリアクションするかな。私はこんなふるまいをするかな…」と、現実的な自分と彼を当てはめて想像を広げていくことが、リアリティのある妄想です。そもそも良い妄想とは、現実を踏まえたほしい未来をシミュレーションしている状態です。脳内でリハーサルをすることで、来る未来に着実に備えることもできますし、逆に等身大の想像をすることで、事前に「実は好きじゃないかも」といった意外な本心に気づけるかもしれません。また「もし好きな人と付き合えたら〜」といったハッピーな妄想を等身大にすると、当然気持ちはウキウキし、笑っちゃうような幸福感を得られます。これは引き寄せの法則など夢を叶える方法論的にいうと自分の発するエネルギーを良くする行為で、基本中の基本だそうです。つまり、等身大の嬉しい妄想はどんどんしていったほうがよいのです。妄想する時のポイント良い妄想と悪い妄想をご紹介しました。どちらの想像を巡らせるにしても、ポイントがいくつかありますので、まとめていきます。等身大の彼とシミュレーションする頭の中で都合よく彼の性格を作り込んだり、展開を自分の都合のよいように思い描いたりする妄想は、全く意味がありません。とにかく彼とのことを考えるときは、リアリティのある妄想をすること。それは妄想というより、シミュレーションに近いです。ニヤニヤするほど軽やかに楽しく想像する感情を込めた等身大の妄想は、より体感として現実味を帯びたものとなって脳や無意識に記憶されます。これはアスリートが試合前におこなう本番への成功シミュレーションと根本原理は同じです。彼らはニヤニヤしたり感動して泣くほど成功した自分のイメージを脳内でシミュレーションすることで、実際の本番の成功率を上げるということをしています。この軽やかで幸せな妄想を、恋愛にも取り入れていくイメージです。非現実的で自分に都合のよい展開は考えない等身大の妄想をすることの反対の行為が、自分に都合のよい展開を考えることです。例えば彼が突然自分に告白するとか、彼と自分が急接近する出来事が起きるとか。ご都合主義な妄想は全く意味をなしません。そういった夢見がちなものは現実世界の理解も歪んだものにしてしまうので、一旦やめてリアリティのある妄想をしていきましょう。頭の中で考えることって、原理を知らないと軽んじてしまう人も多いものです。しかし、強く想ったことは意識に強く刻まれ、そして現実に反映されていきます。ネガティブな発想も過大な妄想も取扱いに気をつけたほうが恋愛にはプラスに働きます。今日から良い妄想をして、恋愛を思いっきり幸せなものにしていきましょう。おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©AleksandarNakic/Gettyimages©PeopleImages/Gettyimages©PhotoAlto/Frederic Cirou/Gettyimages©Jamie Grill/Gettyimages
2020年11月19日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第57回は、年下男性が惹かれた「素敵な年上女性」のエピソードを3つご紹介します。1. 年齢を隠さない【結婚引き寄せ隊】vol. 57今回は、「年上女性が好み」だという年下男性に、年上女性の魅力を聞きました。「年齢を隠さない」女性に魅力を感じるという、20代半ばの営業マン、Aさん。さらにどういうことか聞いてみると、合コンなどに行っても、女性に年齢は聞きにくいから、まず自分の年齢を言うとだいたいは相手からも「〇歳」と返ってくるのだとか。でもそのときに、年上の女性はだいたいが年齢を聞き流したり、「内緒」と言ってきたりするのだそう。だからなのか、妙にかわしたりせず、「私は〇歳」と年齢を隠さず言う女性は好感度が高くなるというのです。また、「歳が上とか下とかより、話していて楽しいかどうか」しか見ないというAさんは、年齢自体ではなく、年齢を隠すうしろめたさのようなところが苦手なのだとか。アラフォーになっても婚活していた筆者からすると、若い女性もわんさか婚活市場に参戦していて年齢を言いにくい環境があることを知っているだけに、すすんで歳の話はしたくないよねえと思うんですが、どうせバレることなので聞かれたら隠さず堂々と言うほうが潔いのだなと思ったのでした。2. 包容力がある「包容力があるから大人の女性がイイ」と言うのは、20代前半のIT系に勤務する、Bさん。もともとは年下女性のほうが遊んでいて楽しいと思っていたそうなのですが、あるとき知り合った女性ととてもウマが合い、親しくなってから年齢を聞くとけっこう年上でビックリした経験があるのだとか。Bさん自体が自由奔放なタイプで、それまでに付き合った年下女性はけっこう束縛してくるタイプが多くてうんざりしていたところ、年上女性のおおらかさに触れてハマったそうです。確かに、ちょっとやんちゃな感じのする年下男性の行動は、大目に見てあげられるぐらいの余裕が年上女性にあるかもしれませんよね。これって、年下女性が年上男性に憧れる部分でもあり、男女が逆になっても「包容力」というのは、モテる要素のひとつなのだなあと思ったのでした。3. 自立している「自立している女性はカッコいい」と言うのは、20代半ばのサラリーマン、Cさん。Cさん自身、仕事が大好きだからか、男性同様にバリバリ働く女性はすてきだと言います。まわりにも颯爽と仕事をこなす年上の女性がいるそうで、ひとつのことにコツコツと打ち込む姿に魅力を感じるのだとか。また、以前は頼ってくる年下女性を彼女にすることが多かったというCさんですが、たまたまなのかこれまでは食事でもお茶でも、男性側のCさんがごちそうしてばかりだったとのこと。それが、とくに恋愛関係ではないちょっと年上の知人女性とお茶をしたときに、きちんとお会計を支払う姿が良かったそうです。経済的にも自分の足で立てて、自分のことは自分でできるという女性だと、一緒にいて居心地がいいことに気づいたのだとか。それからは、年上女性にばかり目が向いてしまうようになったと言います。以上、年上女性エピソードをご紹介しましたが、彼らの好きになった相手がたまたま年上だっただけであり、これら、特に2つ目、3つ目は年齢で括られるものではありません。年下の女性でも、包容力があり、さまざまな面で自立している人もいるでしょう。このような特徴の女性を好む男性もいる、ということをご承知おきくださいね。恋活や婚活をしていると、いろいろなタイプの男性に会うこともあるかもしれません。さまざまな人たちとの出会いを糧に、みなさんもよりいっそうの良い出会いがありますように!文・かわむらあみり©elenaleonova/Gettyimages©Jasmina007/Gettyimages©Luis Alvarez/Gettyimages
2020年11月18日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第56回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その18をお届けします。1. 身元をあやしむ男【結婚引き寄せ隊】vol. 56それは30代の男女を中心としたある飲み会に参加したときのこと。いかにも「出会いを探しています!」という人たちではなく、「飲むのも好きだし出会いもあったらラッキー」ぐらいのライトな感覚の人が多く、誰でも参加しやすいフレンドリーな会でした。そんななかで、しょっぱなから「何歳?」「なんの仕事やってるの?」「それってどういうことなのかな、具体的に知りたい」などと、けっこう相手の女性にグイグイ突っ込んで質問ぜめにしている、真面目そうな男性がいたのです。ゆるい雰囲気の飲み会だったため、ガツガツとしたその男性は目立っていました。あるとき、その真面目そうな男性が私の横に座ることになり、さっきまで横で聞いていた、質問ぜめを今度は体験することに。初対面にしてはがっつり聞いてくるんだなあと思いながら、聞かれたことにこたえていた私。ですが、やっぱり女性に年齢を聞いたりやたらと詳しく普段の様子を聞いてきたりするのは、ちょっとどうかなと思ったので、「なんでそんなに知りたいの?」とストレートに疑問をぶつけてみたのです。すると、しばらく下を向いて何かを考えたのち、意を決して顔をあげ、「だまされたから」とポツリ。絶賛婚活中のその真面目な男性は、飲み会で以前出会った女性といい感じになって付き合っていた(と思っていた)ものの、聞いていた仕事や年齢が嘘っぽいことがわかってきて、ある日突然音信不通になったという苦い経験があったそうです。だから相手のことを最初から細かく聞いてしまうのだとか。だから、相手の女性のことを怪しんで、最初からなんでも聞いてしまうんだなあと腑に落ちましたが、初対面から根掘り葉掘り聞きすぎると引いてしまう女性も多いのにと思ったのでした。2. ほぼ説教モードの男それはある婚活パーティに参加したときのこと。30代と40代がメインのそのパーティでは、落ち着いた雰囲気の男女がたくさんいて、真剣に結婚相手を探しに来ている人が多い印象でした。ひとりずつ自己紹介をしていく時間が過ぎ、フリータイムでそれぞれ自由に動いてよい時間になったとき、きっちりとネクタイを締めてスーツを着た40代後半ぐらいの男性と目が合い、なんとなくふたりで会話することになったのです。「今日はどこから来たんですか」などと、最初はたわいもない話をしていましたが、だんだんと顔が険しくなってくる男性。「休みの日は何をしてるんですか?」と聞かれて「友達と会ったり趣味の時間に使ったり」と言うと、「もういい大人の女性なんだから、遊んでる時間はないんじゃないですか」と言い出します。さらに「結婚したら仕事はどうしようと思ってるんですか?」と聞いてくるので、「仕事は好きなのでもちろんずっとやっていきたいです」とこたえると、「女性は家庭に入るべきでしょ」と吐き捨てるように言い、だんだんと説教モードになっていきます。うわ、これはちょっとと思い、適当に切り上げてそそくさとその男性のもとから逃げました。人それぞれ、結婚相手に求める理想や条件はあるでしょうが、ほんの短い時間でも自分の考えを押しつけるようなことをすると、印象が悪くなって逆効果なのになあと思ったのでした。3. 勢いで結婚したがる男それはある合コンに参加したときのこと。「シングル同士で飲もう」というかけ声のもと集まった、20代後半から30代後半までの男女で、おたがいの趣味や仕事のこと、恋愛話などでおおいに盛り上がっていました。そんななか、20代のサラリーマンの男性が、「やっぱり勢いしかないからね!」とお酒のせいもあるのか、大きな声で持論を展開していました。話を聞いてみると、その男性の親も若くして結婚したため「20代ですぐに結婚したい」ということのようです。そういった親の影響はあるとは思うので、なるほどなと思ったのですが……。続いて話した理由は「生活が楽になるからねー」と言っていて、目が点に。その男性の会社の給料が安いから、「なるべく働き者の女性を見つけて早く結婚したい」んだとか。いや、好きな気持ちがあふれて結婚したいといった純粋な思いは全然ないんだなあとシラケました。楽をさせてくれる女性探しをしているなんて、そしてそのために勢いだけで結婚しようとするなんて、どうかしてるなあと思ったのでした。婚活していると、普段は知り合わないようないろいろなタイプの人たちに会うこともあるかもしれません。くれぐれも、みなさんもお気をつけて、すてきな人を見つけてくださいね。文・かわむらあみり©RapidEye/Gettyimages©PhotoAlto/Gabriel Sanchez/Gettyimages©gradyreese/Gettyimages
2020年11月17日3か月〜半年に1回。忘れた頃に声がかかる異性からのご飯のお誘い。そんなつかず離れずな関係ってありませんか。大好きってわけじゃないし、すごく会いたいってわけじゃないけど、なんとなく近況報告しあう関係。でもそれ、幸せな恋愛においては不要な関係かもしれません。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 95「最近どう? ご飯行こうよ」季節のご挨拶男子の本音と関わってはダメな理由友達の距離感にはいろいろあるものですが、なかには3か月〜半年に1回くらい「ご飯いかない?」と突然誘ってくるような、つながりは薄いけど定期的に声をかけてくる異性の友達っていないでしょうか。すごく親しいわけでもないし、会うとめちゃくちゃ盛り上げるというわけでもない。でも会う頻度が緩やかなので、話すことはある。恋愛にもしかしたら発展するかも……という淡い期待がないわけではないけど(もしくはその相手は元カレもだったりもする)、でも今のところ恋愛にという感じではなさそう。そんな男性との関係って、実はこれから真剣に恋愛をしていこうと考えるならちょっと見直したほうがいいかもしれません。なぜなら、あなたの中にある恋愛に向かうエネルギーが、その異性と会うことでムダに消費されてしまうからです。季節のご挨拶男子の本音とは「季節のご挨拶男子」と表現しましたが、別に男性に限らず、女性が男性に声をかける場合もあります。ただ男女どちらも、「なんとなく久々に会いたくなって声をかけた」という動機のもとは「寂しさ」です。それは周りに人がいない寂しさではなく、自分が人生のスピード感に取り残されていないか、という不安感が募ってのさみしさです。1年ぶりに誘った女友だちが1年前と変わらないノリで応じてくれる。いつ会っても変わらないという状態は、思っている以上に私たちを安心させてくれます。しかしこれは、同類という愛しさはあれど、異性としての愛しさはありません。2人の関係が前は恋人だったとしても、です。むしろ恋人関係だったほうがタチは悪く、この場合ワンチャン期待の結果のお誘いであることも多い。そんな雑な関係のために声をかけられるのって、心外ではないでしょうか。久々の誘い、乗るまえにチェックしたい3項目では、季節のご挨拶男子からの誘いは断ったら良い……とわかっていても、後ろ髪を引かれるのが人間ですよね。ただきちんと相手との時間を有意義にするためには、これからご紹介する3点を改めて感じて、それから決めても良いかもしれません。本当に話したいことがあるか「久々だからご飯行きたい」これも目的としては良いのですが、そもそも会って話したいこと、会って知りたいことがあるか、本人に会いたいのか、もう一度心に聞いてみましょう。明確に話したいことがあるなら会う意味はあります。でも、なんとなく久々だから〜という気持ちで会うと、その会はだいたい「久々に会えてよかった」以上の楽しさが生まれないものです。そのために数千円のお金と時間を使うの、本当に見合っていますか?相手は私に会いたがっていると感じるか「あなたに会いたい」これもとても大切な動機のひとつです。でも、誘ってきている相手は本当にあなたに会いたいのでしょうか? たとえば日程調整のタイミングで、うまく日付が合わないと「それならまたにしよー」とサッと引いていく男性はいませんか? はたまた「今夜暇?」といった軽い誘いで、ダメといったらサッと引いていく方など。こういった誘いは、基本的に「仲いい人とご飯が食べたい」という目的を叶えるために行動しているわけで、あなたに会いたいわけではありません。そんな適当な誘い文句にエネルギーを割くほど、あなたは敷居の低い女性で良いのでしょうか。彼と会ったら楽しくて幸せな気持ちになれるかもちろん相手が適当な対応でも、あなたの中で彼に会いたいという気持ちがすごくあるなら、誘いに応じればよいと思います。ただ、ここで考えてほしいのが「彼と会ったら楽しくて幸せな気持ちになれるのか」という点を、もう一度感じてみてほしいのです。彼とお酒を飲んだら淡い恋が芽生えるかも…。そんな中途半端な期待で時間を使うと、結局大きな変化はなく、淡々といつもどおりの空気感で宴は進みます。「空いているから誘いに応じる」のではなく、「行きたいから、会いたいから応じる」とすることで、時間や幸福感の濃度を高めることができるのです。寂しいを自分で解決できるかは、いい恋愛への第一歩そもそも、こういった寂しいという気持ちをきっかけに人と会うと、中途半端に寂しさは満たされます。でも寂しさは本来、自分で乗り越えたい感情です。また自分ひとりで無理なら、恋人と幸せな関係を築くことで、2人で成長して乗り越えたい感情です。それを適当な友達で適当に濁すと、結局自分の本当の目的(幸せな恋愛)ではないところに使ってしまうことになります。だからこそ、季節のご挨拶的なお誘いには本当に行きたいと思ったものや、本当に自分に会いたがっている人以外の誘いは、男性だけでなく全部整理していけたらいいですね。幸せな恋愛のためには、時間の使い方も整理できるのが、素敵な女性に備わっている1つのスキルかもしれません。おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Westend61/Gettyimages©Plume Creative/Gettyimages©Tara Moore/Gettyimages
2020年11月13日彼から急に「しばらく距離を置きたい」と言われたら、すごく不安で悲しい気持ちになってしまうことでしょう。だからちょっとしたらLINEを送ったり、彼に迫ったりしてしまう女性もいますが、これは絶対やってはいけないことです。そもそも距離を置きたいと言う男性の本音はどういったものなのか、少し考えていきましょう。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 94「ちょっと距離を置きたい」と言う男性の本音大好きだった彼から、「悪いけど、しばらく距離を置きたい」と言われたら、すごく悲しいですよね。でも、別れるわけじゃないし、少し距離を取って時間がたったら戻れるかも……なんて、好きな気持ちがある方は考えてしまいがちです。ただ、悲しい現実をお伝えするなら「ちょっと距離を置きたい」と言われたら、それは十中八九別れの挨拶です。そもそもなぜ、男性は「別れる」ではなく「ちょっと距離を置きたい」と言うのでしょう。また、言われたほうはどう受け止め、対処したら良いのでしょう。なぜ男性は「ちょっと距離を置きたい」と言うのか? その本音3つ「まだ別れるって言われてないし」と、距離を置きたいと言われた側は、彼からの告白に途方にくれてしまうものです。そもそもこの距離を置きたいという曖昧な表現の本音は、どこにあるのでしょう。まずは3つ、彼の中の本当の気持ちをご紹介します。とりあえず今のストレスを軽くしたいとにかく物理的なコミュニケーション量を減らしたい。希望の1つは、やっぱり今の関係がストレスであり、その負担を減らしたいという気持ちです。あなたからすると「ちょっとしたLINEのやり取りすらも?」と思うかもしれませんが、人によって負担になるコミュニケーション量は異なります。それに、別れを考えるほどなのですから、蓄積された悩みや不満は相当なものでしょう。別れるって言って向き合ってさらに疲れたくない別れを告げられるのは心に負担がかかりますが、実は別れを切り出すほうも、かなり心には負担がかかります。今その負担を背負うのがシンドイからこそ、人は「ちょっと距離を置かない?」と恋人に提案するのではないでしょうか。そもそも、バッサリ別れる=戻れない決断をする、ということです。決断は後で後悔するリスクをはらんでいるので、勇気がいります。勇気がない人ほど、距離を置こう…というひと言を言ってしまうのです。別れるかどうか、1人になって考えたい「嫌いになったわけじゃないけど、負担ではある」と感じている関係を、人は終わらせるべきか迷います。もしかしたら、自分の状態が良くなったら後悔するかも。もしかしたら、相手と距離を取ったら相手の良さがわかってくるかも。そう思ったら、人は終わりという決断を取れなくなります。ひとりになって考えたいというのは人の弱さなのですが、弱い人ほどいったん保留の選択を取りがちです。3つ理由をご紹介しましたが、はっきり言って、これは全部彼側のワガママです。でも、悲しいけれど、大好きなら受け入れるしかありません。まずはその気持ちを尊重してあげてください。そして尊重したうえで、尊重されていない自分で良いのか、大事にされていないのに本当に好きなのか、考えてみてほしいのです。彼の事情は彼の事情。あなたの事情はあなたの事情です。切り分けて考えることが重要なのです。別れたくない女性がやってはダメなこと彼から距離を置かれると、女性としては不安が募り、またいつまで待ったら良いのか、何をしたら関係がよくなるのか考えてしまいますよね。でもはっきり言って、ここで「待つ」という行動を取るのはご法度です。なぜなら、向こうからしたら、そもそも別れたい気持ちが募っていて、でも決断ができないから保留という選択肢を取っているのです。それは限りなく別れに近い状態といえます。そんな相手に対して、待つという行動をあなたが取ったらそれは負担にしかなりません。こっちも苦しいという場合には、距離を置きたいという提案に対して期限を決めてほしいと伝えれば、お互いこの日までに答えを出すという前向きな保留にできるでしょう。もしそんな提案すらもできない関係であれば、それは付き合いとして、あまり良い関係とは言えないかもしれません。また、待ってはいけないことと合わせて、やってはいけないことが2つあります。それは「連絡を不用意にしてはいけない」「彼の視界に入るような行動はしてはいけない」という2大アクションです。よく距離を置かれた女性側が「1か月経ったから連絡してみたけど返ってこない」と悩んでいる姿を目にします。これって相手からすると、別れた気分でいるから、彼女からの突然の連絡(それも日常的な連絡)はただウザいだけなのです。だからこそ、距離を置くときは期限を決めてしっかりとON/OFFをつけたほうがいいのですが、そうではないならいったん連絡は取らず、取るときは「結論を出すために話し合いたい」とするべきです。連絡を取る勇気がない女性が次にやりがちなのが、共通の知り合いに探りを入れたり、SNSや一緒に遊んでいるゲームアカウントのログイン履歴などをたどることです。彼は距離を置いて考えてくれていると思ったら、楽しそうに日々を送っている、なんて現実に、あなたは打ちのめされていませんか?でもこれも、彼からしたら負担が減った状態なので、楽しそうにしているのは当然なのです。だからこそ、あなたは探りを入れず、彼の視界にも入らないよう行動したほうがいいのです。距離を置かれたら、結局どうすればいいのか?彼視点とあなた視点で考えてみた「距離を置きたい」という問題。言われてしまったらどうしたら良いのでしょう。ケースバイケースではありますが、まず期限の決まっていないものに関しては、別れたと同じ感覚で行動したほうがいいです。むしろ別れたと思って生き生きと自由にあなたがしていたら、彼が焦って戻ってくる可能性が高まります。期限つきで彼と距離を置いた場合は、その日まで彼との接触は一切絶ち、そのうえであなたは彼への未練や執着を取り払い、本当に彼が大事か、自分の気持ちを振り返りましょう。この時「彼がどうしたらもう1回自分に戻ってきてくれるか」と考えてしまいがちですが、こういった彼中心の考え方で迷うと、どうしても都合の良い女になってしまいます。ちょっと大変かもしれませんが、これを機にお互いが良い関係、良い成長をするためにも、しっかり自分と2人のために考えてみましょう。そうすると、最善の答えが見えてくるものです。おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©zoranm/Gettyimages©Westend61/Gettyimages©Maskot/Gettyimages
2020年11月05日気になる人がいると「もっと知りたい」「理解したい」と感じますよね。ところが、相手に関心があるからこそ、NGな言動を見たときに一気に冷めるリスクもあるみたい。いい人と出会ったときのために、なにをするとダメなのか男性目線で知っておくことはとても重要です。今回は一発で恋愛対象外になるNG言動を5つご紹介していきます。無意識にやってしまう人も多いため、当てはまっていないかチェックしてみましょう。■ 過去の恋愛話をする男性は、自分以外のほかの男性をライバル視しやすい傾向があります。過去の恋愛話をするだけでもメラメラと嫉妬することもあるため、どうしても話さないといけない状況でない限り、ほかの男性の話題は出さない方が良いでしょう。とくにNGなのは、「この場所、元カレと来たことある」「むかし、大好きだった彼がいたんだよね」など、過去の恋愛の思い出を語ること。もう終わった恋愛だと分かっていても、男性は「元カレより微妙だったらどうしよう」「元カレと比べられてる……?」といった不安を感じてしまうもの。そういった不安や嫉妬から一気に脈なしになってしまうこともあるので、やめておいたほうが無難です。■ 「男って〇〇」と決めつける「男って〇〇だよね」「みんな絶対こう思ってるよ」など、決めつけた言い方をしてしまうのもNGです。あなたに「決めつける意思」があってもなくても、その発言をされた途端に「この人に本音を話すのは難しそう……」と心を閉ざす男性は少なくありません。自分の意見を伝えるのはOKですが、必ずしも相手の男性が「男って◯◯」に当てはまるわけではないため、「俺はそうじゃないのに」と思われてしまうかも。「〇〇君はどう思うの?」と相手の考えを聞く姿勢でいた方が、話は弾みやすくなるはずですよ。■ まだ親しくないのにボディタッチ恋愛上手な女性は、タイミングを見極めたうえで、巧みにボディタッチをしているもの。それは、ボディタッチのタイミングを誤ると逆に引かれてしまうことを知っているから、なのかもしれません。恋人からのボディタッチは嬉しくても、まだ親しくない相手からのボディタッチは「下品」に見てしまいます。また、あまりに慣れた様子で触ると「他の男にも同じことをしているのかな?」と思われやすくなります。■ 恋愛に対する理想が高い恋愛に対する理想が高いと、当然、恋人への期待が膨らんでいくもの。しかし、期待された側からすると、「失敗したらマズい」「頑張らないと」とプレッシャーに感じることもあるでしょう。いっそのこと「思った通りにならないのが自然」と考えて、過度に期待しすぎない方がベターです。期待するとダメな部分が気になりますが、期待を緩めるとちょっとした優しさや親切に気付く余裕も生まれます。恋愛経験のある男性ほど、こうしたプレッシャーを瞬時に察知して、フェードアウトしていくものです。相手への期待は言動の節々に表れるため、「今、期待してるかも」と思ったら目の前の彼に意識を向けましょう。■ ネガティブな言葉が多い相手が頼りになる男性だと、ついつい愚痴や弱音を言いたくなりますよね。しかし、「うんうん」と笑顔で聞いてくれている様子でも、内心は「しんどいな……」と思っているケースも少なくないようです。男性の多くは、ポジティブな言葉で前向きにしてくれる女性を好みます。……とは言っても、誰しも落ち込んだり弱気になったりするのは自然なこと。落ち込んでいるときほど、好きな人に話を聞いてもらいたい、と思うのも自然なことです。相手に嫌がられるのはどのあたりからか、という見極めをしっかり行い、ネガティブな発言をする時は短く済ませて、何度も言わないように意識してみましょう。我慢しすぎると良くないため、自分のなりにストレスを解消できる方法を見つけられるとベストです。■ NG言動に気を付けつつ楽しもう恋愛対象として見られるには、男性目線で「居心地が良い」と思ってもらうことがポイント。「〇〇してはいけない」と思うと恋愛が息苦しくなってしまうため、「相手の居心地を良くしよう」というプラスの思考で接しましょう。前向きな気持ちで行動すると、自然と良い雰囲気が流れるようになりますよ。(岡あい/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年10月31日大好きだった彼に振られてしまった。それは誰しもあることです。しかし、フラれた後彼から「でも友達ではいたい」と言われたら、あなたはどうしますか?実は応じることで、あなたには多くのデメリットがあるんです。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 93「別れても友達でいたい」言う側の本音と、応じるとめっちゃ損な理由悲しい別れ。ただでさえそれを受け入れるのは辛いのに、相手から「でも嫌いになったわけじゃないから、友達でいさせてほしい」って言われたら、あなたはどうしますか?数秒前まで彼氏だった人に、友達になりたいと言われる。そりゃあ冷静に「わかった」って受け入れられないですよね。そもそもカップルの別れの後に友達になるのは、もともと長年友達で、その後別れて友達に戻るパターンと、もともと付き合うまでは友達でもなかったのに、別れた途端友達に降格を図ろうとするパターンの2つがあります。前者はまだ友達に戻りたいという気持ちが出るのもわかるのですが、どちらにせよ、別れた直後に友達に戻りたいって、それは本音なのでしょうか。今回は「友達に戻りたい」と話す側の心理と、フラれた側がどう受け止めたらいちばん自分にとって幸せになれるかを考えます。男性が友達に戻りたいという時「別れたいけど縁は切る勇気が持てない」。それが、別れて友達に戻りたいと言う側の本音の部分でしょう。人は捨てたり手放したりという行動には、全て勇気が必要です。それは人間関係の取捨選択でも同じこと。彼女と別れるという行為は、フラれた側にだけ負担がかかると思いきや、実は振る側にも迷って決断して行動するというさまざまな精神的負担がたくさん発生しています。この精神的な負担を少しでも和らげたい。別れた後「やっぱり違ったかも」と不安になった時の補償を残しておきたい。そう考えたとき、人は選択肢を残しておきたいと考え、「別れても友達でいさせて」という一言が出てくるのではないでしょうか。でも、そんな心のキープとしての友達って、よくよく考えたらフラれた側に対してとても失礼です。今もし誰かに別れを告げられ、そして友達扱いを受けている女性がいたら、本当にあなたは「友達として相手から大事にされているか」を、一度考えてみませんか。フラれた相手とすぐに友達に戻ってはいけない理由相手に振られ、未練や悲しみの感情が残っているのに、言われた通り友達に戻ろうと頑張る女性はよく見かけます。でも、それはあなたの人生にとってマイナスが大きいので、できれば避けたいところ。ではどんなマイナスがあるのか、3つご紹介します。そもそも、彼女には戻れないフラれても縁が切れていなければ、また付き合えるかも。そう考える人は多いですが、友達に戻ってまた彼女に昇格してということはあまり期待できません。よく別れた直後に復縁になるケースもありますが、そのほとんどは「友達に戻ろう」なんてきれいごとを言う余裕すらないほど、グチャグチャ揉めたりお互いが迷ったり、勢いで関係をぶち切ったりしているのがほとんど。「友達に戻ろう」宣言は、彼女候補に入っていない宣言であることを覚えておいてください。立場の上下があなたの存在を軽んじさせる振る側、フラれる側。本来そこに上下はないのですが、どうしても恋愛は好きになったほうが下という空気が生まれがちです。友達に戻ろうという提案をフラれた側が受ける流れは、この上下の空気をよりはっきり感じさせます。お互い意識していなくても、振った側は振られた側のあなたを軽く扱ってしまうこともしばしば。そんな関係で、あなたは自分の自尊心を高められるでしょうか。体こそ許していなくても、都合よく時間や思考を割くあなたは、都合の良い女といえるかもしれません。未練というエネルギーが次の出会いの壁になるフラれること、別れることは仕方のないことです。別れたら新しい未来への一歩を踏み出すしかありません。でも、一歩を踏み出す際に未練を抱えた状態では、次の出会いやチャンスに気づくエネルギーが残っていません。エネルギーの器には、人それぞれ大きさがあります。そこに空白があるから、人は新しいチャレンジや出会いに応じることができるのです。彼との友達関係を残しておくことは、このエネルギーの器に未練を入れておくようなもの。新しいチャンスを引き寄せたいなら、まず器を空っぽにすることが大事なのです。「友達に戻ろう」を断れない時どう言う?友達に戻るデメリットはよくわかったけど、相手に面と向かって「無理!」と言いづらい人もいるでしょう。その時は、きちんと相手と自分に境界線を引き、要望を受け取り、自分の要望を伝えることで、正しい人間関係を築き直すことができます。具体的に言うと、「友達に戻りたいという気持ちはわかった。でも、私はフラれて今傷ついていて、友達に戻れない。だから戻っても良いなと思ったタイミングで、戻らせてもらうね」と伝えればいいのです。相手の戻りたいという気持ちを尊重したうえで、自分は今は戻れない、友達になりたくないという希望をきちんと伝えるのです。これに対して怒りや反論をしてくる男性や「じゃあ気にせずご飯誘うわ…」なんて全然言葉を理解していない人がいたら、それは図々しい感じがしませんか?本来コミュニケーションとは、1つ1つの人間関係を通してきちんと距離感を自分で作っていき、そのうえで大切だなと感じる人との関係を残していくことが大切です。「フラれた」という出来事は、とてもショックだと思います。でもそれすらも、長い人生にとっては愛や人間関係について学ぶチャンスなのです。どうか傷ついた自分を責めたり、無理に相手の都合のいい存在に収まるのではなく、自分を大切にしてみませんか。おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©fizkes/Gettyimages©izusek/Gettyimages©bymuratdeniz/Gettyimages
2020年10月29日不倫はダメなこと。そうわかっているのに、なぜ不倫を始めてしまうのでしょうか。過去に不倫経験があるという方に、お話をうかがってみました。まさか自分がこんなことをするなんて…と思っていた人もいるようです。文・西田彩花家庭がうまくいっていないときに頼られて…「今まで自分のことを一途な人間だと思っていました。浮気経験ももちろんないですし、妻を裏切るなんて考えてもいませんでした。だけど、妻が育児に大変だったとき、不倫をしてしまったんです。育児が大変だということはわかっているつもりでした。自分なりに協力しようと努力もしたはずです。それでも、日に日に妻は自分に冷たくなって…。ときに怒鳴られることも。疲弊している僕に気づいたのか、同じ職場の女性から『最近元気なさそうですけど大丈夫ですか?』とLINEがあったんです。人の優しさに触れたのが嬉しくて。結局家庭の悩みは打ち明けられず、彼女の相談を受ける形に。『数年前に婚約者と破局して、恋愛するのが怖いんです』『あなたみたいな男性がいると、私も立ち直れそう』といった具合に、自分への好意を送ってくるんですね。『もっと話を聞いてください』と、食事の誘いがあり、頼られていることが嬉しくて、行ってしまったんです。そのまま流れでホテルに行き…。関係は数か月続きましたが、ある日子どもの寝顔を見て我に返りました。関係を絶った今でも、罪悪感はなくなりません」(ヒロユキ«仮名»/43歳)家族関係が常に良好とは限りません。だからといって、その間に他の相手と関係を持つのは間違っています。家庭があることをきちんと自覚してほしいものです。軽率な行動で家族が傷つくのは言うまでもありません。既婚者だと聞いたときには好きになっていて…「彼と出会ったのは合コン。婚活をしている仲間で集まったので、まさか既婚者がいるとは思いませんでした。良い感じになった男性は、既婚者だったんです。それに気づいたのは、交際を始めてから。『実は俺、結婚してるんだ』と、突然の告白LINE。もちろん驚きましたけど、もう彼のことを好きになってしまっていて。『妻とはいずれ別れるつもりなんだ。リユのこと大切にするから、今は我慢してほしい』って。私は離婚するのを信じて、彼と交際を続けようと決意しました。だけど彼は、一向に別れる気配がないんです。結局都合の良い女として扱われていたのだと気づき、バカバカしくなって別れました。付き合った期間の時間を返してほしいです」(リユ«仮名»/34歳)自分を正当化しているようですけど、既婚者だとわかって関係を続けたのは事実ですよね。自分自身の人生も大切ですが、他人にも人生があります。不倫自体が身勝手なものだと気づくべきでしょう。マンネリ化した夜の生活の中、火遊びのつもりで…「若い頃はよく遊んでいたので、もう気が済んだかなと自分で思っていました。妻との関係も良く、不倫する理由もありませんでした。だけど、夜の生活がマンネリ化していて、少し不満があったんですよね。そんなとき、趣味で定期的に行っているジムに、若い女性が入会してきたんです。はっきり言うとひと目惚れというか、タイプの女性で。ノリで連絡先を聞いて、やり取りをするように。『かわいいよね〜』『超タイプなんだよね〜』とLINEで言っても、まんざらでもない様子。『モテるでしょ?』と聞いたとき、『好きな人にモテないと意味なんてないですよ。カツヤさんが結婚してなければ良いのに』という返信が。『確かに俺は結婚してるけど、やっぱりそれじゃダメかな?』と聞くと、『それでも良いです』って。正直自分としては火遊びのつもりだったんです。だけど、マンネリ化していた分燃えてしまい…。その後妻にバレて、こっぴどく叱られました。もう不倫は懲り懲りです」(カツヤ«仮名»/35歳)火遊びのつもりというのは、家族だけではなく不倫相手にも失礼な見方だと思います。だけど、不倫相手の女性も、家庭がある相手と接近するのは間違っています。この男性は、妻に許してもらっただけありがたいのかもしれません。本当に大切なものは何か、きちんと考えてほしいものです。©Inside Creative House/Gettyimages©petekarici/Gettyimages©wera Rodsawang/Gettyimages
2020年10月24日不倫している人の心理は理解に苦しむものがあります。全く悪びれないどころか、相手の自慢をしてくる人も中にはいるようです。そうした痛いLINEを受け取ったという人のお話をお伺いしました。即縁を切りたくなるような内容ばかりです…。文・西田彩花なぜか夫のスペックと比べてくる「既婚で、子どもがいない私。周りも既婚者が多いのですが、育児で大変な友人も増えてきました。以前のように頻繁に会うことができず、私は夫婦2人での生活を大切にしています。そんななか、学生時代からの友人から、突然LINEがあったんです。飲みに行くほどの仲だったのですが、しばらく連絡が途絶えていました。『サヤって結婚してるよね?』といった質問から始まったのですが、夫のスペックを細かく聞いてくるんです。『どうしたの?』と言いつつ返信していたのですが、最終的に彼氏を自慢し始めたんです。『学歴が高いと会話のレベルも違うよ』だとか『仕事の愚痴に付き合って大変ね。私の彼はホワイト企業勤めだから、残業少ないのよ。仕事の話をしてる彼って輝いてるの』だとか。話を聞いていると、なんと相手は家庭持ち。言葉を失いましたね。既婚者の友人が増えて、自尊心を保ちたかったのでしょうか。あれ以来距離を置きましたが、不快感しか残っていません」(サヤ«仮名»/30歳)彼氏がいない私をバカにしてくる「2年ほど彼氏がいないんですが、個人的には充実した毎日を送っています。相手がほしいなとは思いますけど、無理に合わない人と付き合うこともないし…。職場に苦手な女性がいるんですけど、彼女が上司と不倫しているのは噂で聞いていたんですよね。なるべく関わらないようにしようと思っていたのですが、同じチームになって。仕事の相談から入ってくる彼女のLINEは、いつも私をバカにして終わります。『ミズキさんは仕事人間だから。自分磨きすればきっと素敵な彼ができますよ?』みたいなことを言ってくるんです。『私なりに人生を楽しんでいますので』と返しても、『いつも強がりますよね。愛されていないと性格がひねくれるのかしら』といった感じです。マウントを取っているつもりなんでしょうかね。あなたがしているのは不倫でしょうと何度言いたくなったか。仕事でなければ縁を切ってますよ」(ミズキ«仮名»/34歳)デートの報告を詳細に送ってくる「断れない性格でしばらく困っていたんですが、不倫している知人から定期的にLINEが来ていたんです。いつもデートの話で、本当にうんざりしていました。『昨日は彼が高級レストランを予約してくれてて、私は遅刻しちゃったんだけどね。それでも優しくしてくれるから、愛を感じるの』といった具合に、詳細な内容を送ってくるんです。ときには『夜景がキレイなホテルで、ロマンティックな一夜だった』みたいな内容も。『妻には愛情がないって言うのよね。マンネリ夫婦なんて別れれば良いのに』と、愚痴が来ることもありました。『良かったね』くらいしか返せない自分にも嫌悪感を覚えるので、本当に辛かったんです。今ではブロックして一切連絡を取っていませんが…。周りを不幸にしているのに気づかないんですかね?」(ヒカリ«仮名»/28歳)堂々と言える関係ののろけ話ならまだしも、不倫相手の自慢をするなんて、感覚が麻痺しているのではと思ってしまいます。罪悪感が存在しないのでしょうか。こんなLINEが届いたら、すぐに関係を切ってしまいたくなりますよね。自分が何をしているのか、自覚してほしいものです。©tommaso79/Gettyimages©fizkes/Gettyimages©Johner Images/Gettyimages
2020年10月18日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第53回は、恋活や婚活をしているなかで見聞きした“女性のダメなクセ”エピソードを3つご紹介します。1. 男友達が多い女性【結婚引き寄せ隊】vol. 53出会いを探す女性のなかには、本人は決して遊び人ではないのに、密かに男性から軽く見られることをしてしまっていたという“ダメなクセ”を持つ女性がいるようです。そんな女性のひとりが、20代後半のAさん。スポーツインストラクターのAさんは、いつもハキハキとしていて笑顔が印象的な女性。職業柄もあってか、誰とでもフレンドリーに対応する性格のため、気づくと男友達がたくさんいたそうです。ただ、彼氏ができても「今度は誰と会ってくるわけ!?」と言われて恋は長続きしないという、Aさん。話を聞いてみると、彼氏が束縛しがちということでもなく、仕事終わりに職場の同僚男性と飲みに行ってデートの約束をつい忘れてしまったり、彼氏が休みの日でも、男友達に誘われるとすぐ出かけてしまったりしていました。彼氏ができても、女友達だけでなく、男友達に対しても対応がよすぎるAさんに、相手がうんざりしてしまうようです。それに、「女の子ならわかるけど、男にまでいい顔するなんて軽すぎる」と言われたこともあるAさんですが、まったく悪気がないため「べつに男女の関係じゃないからね」とあっけらかんと話すのです。でも、それを嫌がる大事な人がいるなら、せめてお付き合いしている人がいるときは、男友達との遊びの誘いを減らすほうがいいのではと思ったのでした。2. 誘われたらすぐ出かける女性それは営業職をしている30代半ばのBさんのこと。仕事柄、フットワークの軽いBさんは、もともと家でじっとしているのが苦手だという、行動派。それにひとりでいるより、誰かと一緒にいるほうがいいという考えがあるようで、毎日なにかしらのスケジュールが入っているという女性です。そんなBさんは常々「誰かいい人いたら紹介して〜」と言って出会いを探していたり、婚活にも精を出しているのですが、残念ながら出会いが結婚へと結びつくところまではいたらないのが悩みでした。とはいえ、アクティブなBさんのことを気に入る男性も多く、いろいろなところからお声はかかるのです。すぐ行動するBさんなので、たとえ夜遅くのお誘いであっても、「ま、いいか」とひょいっと外出。でもその結果、相手の男性から「呼んだらすぐ来るんだね」などと言われてしまうこともあったとかで、Bさんとしてはなんとか恋につなぎたい一心での行動が、知らないうちに“誘うといつでも会える”女性になってしまい、逆に本命から遠ざかっているようでした。そのフットワークの軽さは、お付き合いするまではちょっと控えめにしておいて、付き合ってから本領発揮すると、きっと彼氏もうれしいのかもしれないなぁと思ったのでした。3. ついボディタッチしてしまう女性それは事務職をしている30代後半のCさんのこと。職場ではベテランといわれるようになってきたCさんは、後輩の指導もする頼り甲斐のある一面を持ちつつも、寿退社に憧れているという、かわいらしい女性です。ただ、Cさんは、うっかりボディタッチをしてしまうところがありました。とくにお酒が入っている場合ではなくても、カフェで男女でお茶を飲んでいて「頑張ってね」と言いながら、ぽんっと男性の肩を触ったり、歩いているときでも横にいる男性の腕をつかんでしまったり。触られたほうの男性は、「気があるのかな」とちょっとドキッとしてしまうらしいのですが、Cさんはまったくそんな気はありません。そうです、本人にとってはただのクセなのですよね……。無意識だからこそ、止められないのか、飲みの席だとさらにボディタッチの頻度がアップ。もしも、気になる男性がCさんのそのボディタッチの様子を見ていたら、間違いなくドン引きするであろうことを忠告されたCさん。知らずのうちにうっかりボディタッチしてしまっていたCさんは、そのクセが縁遠い原因だとまずいと感じ、タッチしていたらまわりに教えてもらうようになり、少しずつ改善されているようです。真剣に結婚したい男性に「遊ぶだけならいいけど」と、見られてしまいがちなボディタッチ多めのクセは、なるべくなら封印できるといいのになあと思ったのでした。いい恋に巡りあえないのは、タイミングのせいかもしれないですし、もしかしたら“ダメなクセ”のせいかもしれません。でも、原因さえわかれば、傾向と対策を練って、よりよい出会いがすぐそこに待っているのではないでしょうか。©pixelfit/Gettyimages©Westend61/Gettyimages©GlobalStock/Gettyimages
2020年10月16日