12月19日、NHKは今年のNHK紅白歌合戦に安室奈美恵(40)が出場すると発表した。 今年9月、残り1年で引退することを発表していた安室。NHKサイドは「引き続き出演を交渉する」としてきたが、出場の可能性については絶望視する声が多数だった。 そのため今回の出場決定報道を受け、ネットでは歓喜の声が続出。Twitterでも「安室奈美恵」がトレンド入りしている。また絶望的状況を覆したNHKをほめたたえる声もあった。 《安室奈美恵 紅白出場キタ…》《安室奈美恵、紅白出るってよ》《グッジョブ!NHK》《受信料払ってて良かった~》 安室の出場は“特別出場歌手”となっており、紅組としての出場ではないとみられているという。 詳細は今のところ不明だが、《一つ大きな時代の節目が始まった気がしますね》と“最後の紅白”に感慨深い思いを抱いているファンも多いようだ。 歌姫は、年の瀬にいったいどんな感動的なステージを見せてくれるのだろうか。
2017年12月19日「有村実樹の幸せ美人になる方法 秋冬スペシャルメイクレッスン」開催概要2017年11月19日(日)、NHKカルチャー 青山教室において、「有村実樹の幸せ美人になる方法 秋冬スペシャルメイクレッスン」が開催される。人気モデルの有村実樹が、1人1人の個性を活かしたスキンケア、ベースメイク、ポイントメイクを丁寧に指導していく。開催時間は、10:00から13:00まで。同レッスンは女性限定で、定員は15名。受講料は、NHKカルチャー会員が16,178円(税込み)、一般は16,848円(税込み)。別途、教材費3,780円(税込み)が必要になる。申し込み方法や、当日の持ち物の詳細は、NHKカルチャー 青山教室のウェブサイトを確認。有村実樹のプロフィール栃木県出身の有村実樹は、1986年2月26日生まれ。身長168cm、バスト83cm、ウエスト60cm、ヒップ83cm。アロマコーディネーター、ホリスティックビューティー検定2級アドバイザー、ジュニア野菜ソムリエの資格を保有し、ビューティーに関する知識が豊富なことで知られる。現在は、女性ファッション誌「美的」、「Oggi」を中心に活躍。Instagramのフォロワー数は、77,000人を超える。(画像は有村実樹 オフィシャルブログより)【参考】※NHKカルチャー 青山教室※有村実樹 オフィシャルブログ※有村実樹 Instagram※プロマージュ
2017年09月18日好評放送中の連続テレビ小説「ひよっこ」で主題歌を手がけている歌手の桑田佳祐が、8月24日(木)今夜NHK総合でオンエアされる「SONGSスペシャル」に出演。最新アルバム「がらくた」からいくつかの曲をテレビ初披露するほか、「ひよっこ」のキャスト陣もライブ会場に現れる。今年でソロ活動30周年を迎える桑田さん、今回は8月23日(水)にリリースされたばかりの最新アルバム「がらくた」から、「ひよっこ」の主題歌でもある「若い広場」や「オアシスと果樹園」に加え、今回ソロ30周年を記念して特別に「波乗りジョニー」や「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」なども披露。今回がテレビ初披露の曲も複数あるのでファンならずとも見逃せない内容になっている。またライブには「ひよっこ」でヒロインの谷田部みね子を演じる有村架純が登場。有村さんのほか助川時子役の佐久間由衣、秋葉幸子役の小島藤子、兼平豊子役の藤野涼子、青天目澄子役の松本穂香、夏井優子役の八木優希ら「元向島電機乙女寮」の面々が集結。有村さんらは「若い広場」の合唱に参加。主題歌を提供する桑田さんとドラマ出演者たちが肩を組んで歌った“奇跡のシーン”をお見逃しなく。さらに有村さんら乙女寮の面々が桑田さんの楽屋を訪問。それぞれの方言や訛りを駆使してトークを展開する。番組のナレーションも「ひよっこ」でナレーションをしているスポーツジャーナリストの増田明美が担当。「SONGS」を通して桑田さんと「ひよっこ」の世界観が融合した今回だけのスペシャルコラボが繰り広げられる1時間となる。桑田さんが主題歌を担当、有村さんが主演を務める連続テレビ小説「ひよっこ」は現在21週目を迎えている。今回桑田さんのライブに参加した佐久間さん、小島さん、藤野さん、松本さん、八木さんらのほか、竹内涼真、菅野美穂、沢村一樹、木村佳乃、古谷一行、峯田和伸、シシド・カフカ、島崎遥香ら豪華キャストが顔を揃え、集団就職で上京した有村さん演じる“金の卵”谷田部みね子の波乱万丈青春ストーリーの後半戦が放送中だ。平成29年度前期連続テレビ小説「ひよっこ」は、毎週月曜日~土曜日、8時~NHK放送ほかにて放送。桑田佳祐を迎えた「SONGSスペシャル」は8月24日(木)22時~NHK総合にて放送。(笠緒)
2017年08月24日先週末(2017年5月21日)、NHKスペシャルで発達障害の特集が放送された。( NHKスペシャル「発達障害 ~解明される未知の世界~」 )番組内では、最新の脳科学研究や当事者への聞き取りにより、発達障害の人にはどんな風に世界が見えているのかを映像化したり、発達障害の人がどんな悩みを抱えているか、ひとつひとつの事例を丁寧に紹介。発達障害でない人にとっても、とてもわかりやすい形で解説していた。筆者は発達障害の子を持つ親として放送を楽しみにしていたが、期待を裏切ることのない、とても良い内容だったと思う。当事者の親として私なりの感想をまとめてみた。■やっぱり映像の力はすごい!まず、「おぉ!」と思ったのは、発達障害当事者の視点を再現した映像力だ。発達障害は外見からはわかりにくい障害だ。それゆえ、よく「我慢が足りない」「わがまま」などと言われ、なかなか理解してもらえないことも多い。だが、今回の番組の映像化により、一般の人にとっても発達障害の人が見ている世界がどんなものかわかり、ずいぶんと認識が変わったのではないだろうか。■もしかして、あれが息子の見ている世界なの…?私自身も、大きな発見があった。自閉症スペクトラムでADHDの傾向もありと言われている筆者の4歳の息子は、集団に向けた一斉指示が入りにくい傾向がある。確かに同世代と比べると、言葉の理解度は低いところもある。だが、決して言葉の意味が分からないというわけでもない。その証拠に、療育などで先生が目の前で1対1で説明すれば、指示に従うことができる。番組では、教室でいろいろなものが気になってしまい黒板に集中できない女の子の例や、カフェの雑踏の中で相手の話がうまく聞き取れない女性の例などが紹介されていたが、あれが息子が見ている世界なのかもしれない……と考えさせられた。今、保育園のクラスで集まる時、息子はたいてい後ろではじっこの方に配置されている(おそらく、もう一人の先生がフォローに入りやすいという配慮でこの場所になったのだと思う)。もちろん先生方がいろいろ考えた上での場所であり、それもありがたいのだが、先生が遠くなると先生の声はますます聞きとりにくくなってしまうし、注意も向けにくくなってしまう。番組を見て、例えば、集まりの時は思い切って席を先生のど真ん前に配置したら、注意力が変わってくる可能性もあるのでは? などと、息子をとりまく環境について、改めて見直すきっかけをもらった気がした。「この子には無理」「この子はやる気がない」ではなく、子どもの状態に合わせて環境を変えてあげれば、解決できることがもっとあるかもしれない。そして、息子ももっと今より楽しい生活が送れるようになるかもしれない。■みんなが楽になれる配慮は、障害にかかわらず真似したいまた、番組にはモデルの栗原類さんをはじめ、発達障害と診断された当事者たちが出演していた。みな、なんらかコミュニケーションに苦手を抱えており、スタジオのセットをより心地よい環境に変えたり、ずっと相手の目を見ないで話してもOKというルールを作ったり、ぬいぐるみを抱っこして気持ちを落ち着かせるという工夫もされていた。これ、発達障害にかかわらず、もっと広げてもいいのでは?だって、程度の差こそあれ、健常の人だってコミュニケーションで苦手なことを抱えていると思うのだ。健常の人だって、思った以上にコミュニケーションで必死に気をつかって戦っていると思うのだ。■どこからが個性で、どこからが障害?自閉症スペクトラムのスペクトラムとは、連続体のことだ。よく、虹に例えられる。虹は微妙に色が変わっていくが、その境界線ははっきりせず、基本的には連続している。 「今(番組で)見てきたような特徴は、どんな人でも多かれ少なかれありますよね。問題は、それがどのくらい程度が大きいのかということと、一番重要なのは、それによって自分やまわりの人にどれくらい生活に支障があるかということだと思うのです。逆に言うと、本人に特徴が強くても、まわりが全面的に受け入れてくれるような生活環境ならばあまり苦痛にならない場合もあるんです。(中略)本人と環境との関係というのが大きいですよね」出典: (NHKスペシャル「発達障害 ~解明される未知の世界~」番組出演者・本田秀夫医師のコメントより) このことは、以前取材した放課後デイを経営されている(株)アイム代表の佐藤典雅さんの「発達障害の子育ても健常児の子育ても、本質的には何ら変わりはない」や「普通って何だろう?」という話に通じるところがあった。 参考:【連載】大変だけど、不幸じゃない。発達障害の豊かな世界 出演者たちも、「発達障害というものでひとくくりにしないでほしいこと。一人一人の特徴は違うということ」を繰り返し伝えていたように思う。発達障害に目を向けるということは、一人一人の特性にきちんと目を向けるということ。それはすべての人へとっての、生きやすい環境作りにつながるのではないだろうか?■「社会の役にたつから認めるっていうのは、ちょっと違う気がする」今回の番組では、自分のことをきちんと話せるような高機能な人たちを中心に、発達障害が紹介されたように思う。後半では、発達障害の人の能力に注目した就労支援の話にまで展開した。もちろん、その取り組み自体はとても素晴らしいことだと思う。だが、今回はあまり紹介されなかったが、発達障害の中にはどんなにがんばっても就労が困難な人たちもいるのに…と、ちょっとモヤッとしたところで、有働由美子アナウンサーのこのひと言。「(発達障害の)能力が注目されると、能力があって社会の役にたつから認めるっていうのがあって、それもまた違うのかな…?と思って」ちょっとめでたしめでたしで終わりそうな流れの中、こういう意見をしっかりはさんでくれる有働さんのコメント、個人的にとてもうれしかった。NHKが1年かけて取り組んでいくという「発達障害プロジェクト」、今後はぜひ、自己表現がまだうまくできない子どもや、知的障害を伴う発達障害、コミュニケーションをとることが難しいような重度の自閉症の世界なども、取り上げてほしいと思っている。そして、司会はぜひ有働由美子アナウンサーとイノッチのコンビに続けてほしいと願っている。文:まちとこ出版社N 【発達障害についての連載一覧】大変だけど、不幸じゃない。発達障害の豊かな世界(全4回)「うちの子、発達障害かも!?」と思ったら(全9回)
2017年05月26日大人も社会科見学!アニメの舞台裏へ♪渋谷にあるので気軽に遊びに行くことができる「NHKスタジオパーク」。スタジオパーク内の数あるコンテンツの中から、“大人でも楽しめるアニメーション体験”をテーマのおすすめコンテンツをご紹介します。自分の記憶力に挑戦! 「NHKクエスト」「NHKクエスト」は、タッチパネルで答えるクイズです。NHKで放送されていたアニメに関するクイズも。出題するアニメを選択できるので、子どものころによく観ていた、懐かしいアニメのクイズに挑戦してみて。声優気分でアフレコ体験! 「アニメファクトリー」アフレコスタジオや、アニメが出来るまでの制作過程の解説映像、なつかしの作品のポスターが展示される「アニメファクトリー」。アフレコ体験では、声優になりきって映像に出てくるキャラクターにセリフを吹き込んでいきます。録音が終わるとシーンが再生され採点結果が表示。録音された自分の声を聞くことができ、貴重な体験を楽しめます。アニメ作りを体験! 「クリエイティブラボ」映像素材のカード、音楽素材のカードを自由に組み合わせて、オリジナルの映像ストーリーを作ることができます。作品が完成した時の達成感を味わえるのも嬉しいポイント。懐かしのアニメにふれると、不思議と思い出も蘇ってきます。放送の世界の裏側に密着し、貴重な体験を楽しみましょう。取材・文/中野さゆみスポット情報スポット名:NHKスタジオパーク住所:東京都渋谷区神南2-2-1 NHKスタジオパーク電話番号:03-3485-8034
2017年03月28日NHKの番組制作の舞台裏を覗けたり、最先端の映像技術を目の当たりにできたりと、放送の世界の探検ができるNHKスタジオパーク。渋谷にあり、入場料も18歳以上200円で気軽に遊びに行くことができます。特に、本場さながらのスタジオのセットに入り、実際にカメラがまわりながらニュースキャスターの体験ができる「スタジオパークNEWS」は、手に汗かくほどの緊張感を味わえます。本場さながらの体験でドキドキ!「スタジオパークNEWS」スタジオのセットに入り、カメラを向けられると、本当にニュースキャスターになったかのような気持ちになります。実際に原稿を読んで、数分間の番組が出来上がります。たった数分の番組でも、何人ものスタッフさんが動き、見守られながらのニュースキャスター気分は緊張しながらも、なんだか楽しいものです。改めてテレビで、噛まずに流暢に話すニュースキャスターを見ると、尊敬せざるをえません。ちなみに、ニュースキャスターの他に、リポーター、お天気キャスター、カメラマンなども体験できます。降水量、風速の強さを疑似体験! 豪雨暴風体験マシーン「HERASEON」自分の姿が映し出される画面上で、どんどんと時間が経つごとに降水量と風速が強まっていきます。降水量と風速の強さに合わせて、モノが飛んできたりするので、だんだんとポーズを変えていくのが楽しい。このネーミングは災害を“減らせ!”という意味も込めてあり、災害について、今いちど危機感を見直したくなります。「フカヨミ模型」で解説者ごっこ! 「週刊ニュース深読み」名物の「フカヨミ模型」の直近で放送されたものと、録画された放送の様子が展示されているので、見比べながら復習を。動かすこともできるので、解説者ごっこはいかが?今まで見えなかった部分を知ることで、見る世界が広がり、視点が変わっていく。それをまさに体感できるのがこのNHKスタジオパーク。大人になったからこそ分かってくるものを求めて、大人の社会科見学にいかがでしょうか?取材・文/中野さゆみスポット情報スポット名:NHKスタジオパーク住所:東京都渋谷区神南2-2-1 NHKスタジオパーク電話番号:03-3485-8034
2017年03月15日『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 12月31日19:15~23:45)の制作統括を務める矢島良チーフプロデューサー(CP)が29日、東京・渋谷のNHKホールで行われたリハーサルで取材に応じ、年内で解散するSMAPが出演しない今年の紅白について、「素晴らしい紅白になると感じています」と自信を見せた。矢島CPは「スタッフの部分も含めておおむね順調に進んでいる」と話し、「素晴らしい紅白になるのではないかと自信を持っています」と手ごたえ。SMAP不出場という状況での自信も尋ねられると「もちろん」と即答し、「46組の歌手のみなさま一人ひとりすばらしいアーティストさん。本当によい紅白になると信じています」と語った。また、SMAPに対し「未練はない?」と聞かれると苦笑し、「ないです」と答えた。さらに、SMAPについて「以前、経緯をご説明した通り、お手紙をいただきまして、そのお気持ちを尊重させていただいた」と説明。「そこはそこで、われわれとしては、今年の46組の歌手のみなさまやゲストのみなさま、本当にすばらしい方々がお集まりいただいていると思いますので、その番組をしっかりとお届けするという、今はもうその気持ちです」と語った。今年の紅白のテーマは「夢を歌おう」。紅組司会を有村架純、白組司会を嵐の相葉雅紀、総合司会は武田真一アナウンサーが務める。出場歌手は紅組23組、白組23組の合計46組。昨年は紅組が4年ぶりに勝利し、通算成績は紅組30勝、白組36勝。
2016年12月29日今年およそ6年ぶりにアーティスト活動を本格的に再開した宇多田ヒカルが、9月22日(木・祝)に放送されるNHKの音楽番組「SONGSスペシャル」に出演。朝ドラ「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」をはじめとする最新楽曲を初披露する。1998年12月に国内デビューすると、1stシングルがダブルミリオンを記録。当時若干15歳ながら音楽シーンの“台風の目”となり、続いて翌年春リリースの1stアルバム「First Love」がCDセールスの日本記録を樹立。一躍トップアーティストの仲間入りを果たした宇多田さん。その後も精力的に音楽活動を展開。2007年には「Flavor Of Life」がダウンロード世界記録を樹立するなど数多くの記録を打ち立ててきたが、2010年“人間活動”を宣言し活動を一時休止。日本から離れ音楽活動と距離を置いてきた。そんな宇多田さんが今年に入りアーティスト活動を本格的に再開、4月にNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」を発表、9月28日(水)には約8年半ぶりとなる新作オリジナルアルバムのリリースも予定されている。今回の「SONGSスペシャル」では再び音楽シーンに帰ってきた宇多田さんが最新アルバムから収録曲3曲を初披露。10月1日(土)に最終回を迎える「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」もテレビ初披露する。糸井重里との初対談では活動休止に至った経緯から、活動休止によって“初めて手にした”という「日常」と再びアーティスト活動を開始した現在の創作活動について語るほか、3年前に亡くなった母親、藤圭子への強い思いと、去年生まれた第一子の存在が影響を与えたという「いままでになく率直で、いままでになく肉体的になった」新作のコンセプトまでをたっぷりと語る。番組後半では宇多田さんの歴代の代表曲を当時の映像を交えながらふり返り、自らの歌詞や歌声、創作の変遷を辿るトークコーナーや井上陽水による「宇多田ヒカルの魅力を語る」コメントVTRもオンエア。なお番組のナレーションを「とと姉ちゃん」で主演を務める高畑充希が担当。こちらもお聞き逃しなく。青春時代に音楽シーンのトップを走り続けた宇多田さんが、6年の人間活動によって手にしたものとは何なのか?いまの宇多田ヒカルにしか歌えない歌と語れないことが凝縮された放送になっている。「SONGSスペシャル」は9月22日(木・祝)22時~NHK総合にて放送。(笠緒)
2016年09月22日NHKは3月27日、NHKスペシャル「ママたちが非常事態!? 2~母と"イクメン"の最新科学~」を放映。赤ちゃんの「人見知り」や「イヤイヤ」についての対処法、それに「イクメン」になる方法を脳科学で解明した。○「人見知り」などの対処法を脳科学から考える同番組でははじめに、「人見知り」や「イヤイヤ」の対処法を脳科学から解明。「人見知り」の原因については、赤ちゃんが生後半年頃から身近な人以外の顔を認識して関心を持つようになることが背景にあるとした。動物は基本的に相手を威嚇するような時しか目を合わせないことから、目が合うと反射的に恐怖が起こり、警戒心が高まる。脳が発達している人間の大人はその恐怖を抑えることができるが、赤ちゃんは脳が未発達なため、知らない人に関心を持ち、目を見つめてしまうことで、途端に恐怖を感じて泣いてしまうのだという。対処法としては、赤ちゃんから人見知りされる人が、赤ちゃんの母親と仲良くしている姿を見せることがあげられていた。赤ちゃんは母親の表情を見て、「恐怖を感じなくても大丈夫」と判断できるという。また、子どもの「イヤイヤ」についても対処ができるとのこと。子どもが何かを欲したときに「我慢する理由」を与えると、未発達な子どもの脳でも前頭前野が活発に働き、我慢ができるようになるという。前頭前野は欲求を我慢するための「抑制機能」を持っていて、これは育てることができるのだとか。結果として我慢することができたら、思いっきりほめてあげることも大切だ。○ママが父親にイライラしてしまう理由前回の放送では、Twitter上で「父親の姿が見えない」といった感想が多く寄せられていた。これを受けてか今回は、男性と女性の脳の違いについても解説している。イタリアの研究によれば、育児経験の有無に関わらず、男性に比べて女性の方が、赤ちゃんの鳴き声に対する反応が強いという。さらに日本の研究でも、育児中の母親には赤ちゃんの泣き声に対して即座に体が反応できるよう、特別な脳の回路が生まれていることがわかっている。これについては、「母親と父親で子どもの声に対する反応が違うので、即座に反応できない父親に母親がイライラしてしまうのではないか」と分析している。一方で、男性でも訓練をすれば、育児に対応できる脳を育てられると番組は主張した。実験では、育児経験のない男子学生が3カ月の間、定期的に育児体験を続けたところ、体験をする前と比べて「子どもに愛着を感じる」部分など、複数の脳の場所が活性化することがわかった。またイスラエルの研究によれば、父親がわが子と触れ合うだけで、父親も子どもも、愛情ホルモンと言われる「オキシトシン」の分泌が増加。さらに「オキシトシン」は子どもへの愛情を深めるだけでなく、男性がパートナー以外の女性にアプローチする意欲を抑える働きもあることも証明されているという。「子育てに関わるほどオキシトシンが増え、家族の絆が深まるという仕組みが男性にも備わっていた」と結論付けている。○私たちが目指す新しい子育ての形は?これらの放送を受けて、前回に引き続き今回も、Twitter上では多くの意見がつぶやかれていた。中でも多かったのは、「オキシトシン」と呼ばれるホルモンに言及するもの。子育てに関するさまざまな機能に感動する声や、「オキシトシンの分泌を増やしたい」といった声も寄せられていた。また父親の育児については、「男性は脳の働きで後れを取りやすい」という事実を踏まえた上で、前向きに育児に取り組みたいという父親や、夫にこの事実を理解してほしいという母親の声が相次いだ。さらに男性と女性の脳の違いを指摘するだけでなく、「父親が育児に参加する社会環境づくり」も必要だといった意見が散見された。番組では最後に、「女性も男性も私たちの誰もが、子育てに深い喜びを感じる仕組みを脳に備えている」というメッセージを発信。「互いにそれを知り、支えあえたときに、それぞれの新しい子育ての形がみつかるはずだ」とまとめている。男女の脳の違いを理解した上で、どうしたら子どもたちが安心できる子育て環境を作ることができるのか。問われているのは私たちだ。※写真と本文は関係ありません
2016年03月28日NHKは2月20日、「私たちのこれから Our future #超少子化」と題したNHKスペシャルを放送した。番組では日本におけるこれまでの少子化対策、それに海外や地方自治体の先進的な事例を紹介。「保育園義務教育化」を主張している社会学者の古市憲寿さんなど8人の論客と一般参加者が「少子化」をテーマに議論した。○"若者の草食化"で総括できる問題ではない番組でははじめに、日本における合計特殊出生率の変遷について紹介。第1次ベビーブーム期にあたる1949年には4.32%だった出生率が、1989年には1.57%に減少している。これは「1.57ショック」と呼ばれ、国は当時から「女性の社会進出が進む中、仕事と育児を両立できる環境が不十分」な点をその原因と分析していたが、具体的な対策は打たれなかったという。その後、経済状況の悪化から非正規労働者が増え、結婚しない若者も増加。男性の非正規雇用が与える少子化への影響が叫ばれていたが、「大きな課題になっていかなかった」と分析されている。2005年の出生率は1.26%まで低下。このまま少子高齢化が進めば、2.3人の労働者が1人の高齢者を支える現在の状況はさらに悪化し、2040年には1.5人の労働者で1人の高齢者を支えなければならなくなってしまうと警鐘を鳴らした。議論に参加していた67歳の一般男性は、少子化の一因とされている未婚率の高さについて「男の男らしさがなくなり、優しさばっかりで、なんとかしようという気概がない」と、その理由を分析。これに対し社会学者の古市憲寿さんは、「若者の草食化と言われがちだが、そこだけじゃない。社会的、経済的な事情で結婚・出産に踏み切れないという人は多いと思う」と主張した。また家族社会学を専門としている中京大学の松田茂樹 教授は、「結婚や子育てはある程度の負担がかかる。しかしそれだけ負担をかけても、報いるものが少なくなってきたというのが現在。子どもを多くうみ育てたほうが、経済的にも非経済的にもよくなっていくというのがない社会であるというのが、通底する問題だと思います」と述べた。○「子育て支援税」があってもいい次に紹介されたのが、近年めざましい出生率の回復を果たしたフランスの家族政策だ。番組によれば、子どもをうめばうむほど、その家庭の減税額は増えていき、子どもが20歳になるまでの減税額は1人で600万円、2人で1,900万円、3人では3,900万円にのぼるという。さらに出産手当、基礎手当、新学期手当などの行政による補助も豊富で、2人目以降は家族手当と呼ばれる補助も新たに追加される。これについて、日本総研の池本美香 主任研究員は、「多く子どもがうまれても、離婚したり仕事を失ったりしても、国がお金を出してくれるという安心感がある。国民が"全ての子どもには平等に育つ権利がある"ということに合意しているからだ」と述べた。続けて番組では、出生率2.81%を達成した岡山県奈義町の取り組みにも触れ、医療費、保育料、住宅支援など、同町の幅広い子育て支援が功を奏したと解説した。議論は、「もし国全体でこのような政策を行う場合、国民がどれだけ負担を許容できるか」というテーマに発展。松田教授は「子育て世帯だけでなく、シニアにも同じように負担していただく"子育て支援税"があってもいい。世論の合意は不可能ではないと思う」と主張した。これに対し、政策研究大学院大学の松谷明彦 名誉教授は「国民的なコンセンサスが得られるかどうか疑問だ」と指摘。一方、古市さんは日本の社会保障のあり方を、義務教育の年齢を下げ、幼児教育を充実させる「事前配分」に変えるべきだと提案した。「事前配分」とは、格差がうまれる前の子どものうちに、国民から集めたお金やサービスを配分しようという考え方。現在の政府の施策は、低所得者や生活保護者に対しての補助など、大人になってからうまれた格差を埋めるための支援が中心だ。古市さんによれば、「事前配分の方が社会にとってお得」で、例えばアメリカで行われた研究では、貧困家庭の子どもに教育を施すと、将来一定以上の収入を得る人が増え、より多くの税金が納められることが証明されているという。このあと「少子化対策に新たな負担はあり? なし?」というテーマで、視聴者を対象としたデジタル放送上の投票が行われたが、「あり」と回答した人は82.6%にのぼった。○仕事、家事、出産育児、介護を全部やるのは無理番組のタイトルにハッシュタグが付けられていることもあり、Twitter上ではさまざまな意見が寄せられた。「子どもは家族が育てるものではなく国家で育てるもの」「高齢者にわたっているお金を子育て世帯にまわすべき」「妊娠、出産、育児の費用がかかりすぎでそれを補う施策は絶対に必要」といったように、子どもに対する施策により多くの税金を使ってもいいのでは、という声が多かった。加えて「現金給付ではなくて、教育の無償化をすべき」「共働き前提の社会にするなら保育園を増やすべき」など、その使い道に対しても議論があった。さらに子育て中の親からは、「女性の社会進出と同じくらい男性が家庭進出すればいい」「社会進出、家事、出産・育児、親の介護を女性に全部やれというのは無理」「保育園にも入れず、夫も育児に参加できず、仕事しながら子育てなんてできない」といったような、現状の苦しさを訴える声もあがった。番組の最後では論客の多くが、"育児を社会で支えていく"という考えの大切さを訴えていた。少子化対策は待ったなし。国や社会全体の本気度が試されているようだ。※写真と本文は関係ありません
2016年02月22日NHKは1月31日、「ママたちが非常事態!? 最新科学で迫る ニッポンの子育て」と題したNHKスペシャルを放映した。母親たちが抱えている子育ての悩みや不安を、科学の視点からひもといた同番組。Twitter上では、番組内容に共感する声や、実際に子育てを経験した親ならではの指摘が数多く寄せられていた。○子育てのつらさは「ホルモン」が原因!?同番組は、日本の母親たちが抱える子育ての深刻な悩み、不安などの原因を最新科学で探るというもの。「子育てが孤独で耐えられず、不安ばかり募ってしまう」「子どもの夜泣きやイヤイヤ期はどうして起こる? 」「出産後、夫に対してイライラがとまらない」などのテーマについて、ホルモン分泌や脳の働きからその理由を解説している。番組によれば、産後の母親が孤独や不安を感じやすいのは、「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンの分泌が、出産後に急減するからだという。また、人類の進化の過程において、母親は「みんなで協力して子育てする」=「共同養育」のスタイルをとるようになっていると指摘。母親は本能的に「仲間と共同養育したい」という欲求を感じているにも関わらず、核家族化が進む現代環境でそれがかなわない、という事態に陥っているそうだ。また、子どもの夜泣きやイヤイヤは、生まれたときの子どもの脳が成人に比べて非常に未発達なことが原因であり、「子育て方法が間違っている」ということが理由ではないとした。さらに、出産後に夫に対してイライラしてしまう原因も、「オキシトシン」と呼ばれるホルモンにあるとのこと。出産時や産後の授乳時、自分の子どもと触れ合っているときなどに多く分泌され、愛情を強める働きをするが、同時に「他社への攻撃性」を強める作用もあるという。○結局、子育てにおける最後の砦は母親これらの内容について、Twitter上では多くのツイートが見られた。「番組内容もすごく勉強になったし、心が軽くなったけど、何より隣で主人も真剣に見て考えてくれていたのがうれしかった」との声や、「夫が録画予約をしてくれていて驚いた」といったように放送前から注目している人も多かった様子だ。また、不安や悩みの理由がわかったことで、救われたという意見も目立った。過去の育児を思い出し番組に登場する母親たちの思いに共感する人、人間や母体の仕組みに感動する人、それに「子育ては助け合いが必要」といった親以外の人の声もあった。一方で、母親以外の人の育児協力について言及が少ないといった批判も多かった。「協力して子育てができないから苦しい」「結局、子育てにおける最後の砦は母親」「イライラする原因はホルモンだけでなく、睡眠不足や夫が協力しないことにもある」といったような意見だ。○夫や家族、社会に理解してほしいさらにこれらの指摘から派生し、母親たちが周囲や社会に求めているものを浮き彫りにするような声も散見された。父親の育児については、「父親に番組をみてほしい」「父親も含めた解決策が知りたい」「母親が非常事態なのは、父親が長時間労働で育児をしないから」という趣旨のツイートが続いている。加えて、「日本の子育ての現状は、生き物としての本能や進化の過程と逆行している」「夫や家族、社会に対しての言及がないので何も解決しない」といった社会に対しての訴え、それに「義務教育で教えて誰もが理解すれば、社会全体も子や母に優しくなれる」という内容の提言もあったのだ。母親の抱えるつらさ、その背景については母親自身だけでなく、周囲や社会の理解も求められている。社会全体が理解したうえで何ができるのか、考え行動する人が少しでも増えてくれたらと願う。※写真と本文は関係ありません
2016年02月01日1月1日(金)にNHK-FMにて放送される毎年恒例の音楽特番「坂本龍一 ニューイヤー・スペシャル」に坂本龍一が復帰!ゲストとして、坂本氏が音楽を担当した『母と暮せば』から監督の山田洋次と女優・吉永小百合が出演することが明らかとなった。故・井上ひさしの遺志を継ぎ、名匠・山田監督が脚本を執筆、「嵐」の二宮和也と大女優・吉永さんが親子役で初共演を果たすことで大きな注目を集めた映画『母と暮せば』。山田洋次監督の83作目にして最新作である本作で、昨年より病気療養中だった坂本氏が仕事復帰第1弾として音楽を担当。日本を代表する名匠同士が初めてタッグを組み、優しく泣けるファンタジー作を創りあげた。そんな坂本氏が、毎年元旦に放送するのが恒例の本番組。昨年は坂本氏の病気治療のため、タブラ奏者のU-zhaanがパーソナリティを担当。来年の放送では、はれて仕事復帰となった坂本氏がパーソナリティとしても復帰を果たす。ゲストには、『母と暮せば』が公開中の山田監督と吉永さんが登場し、映画や音楽の魅力がたっぷりと語られるという。豪華3人による鼎談はファンならずとも必聴だ。さらに番組では、坂本氏のスタジオピアノ演奏も復活。年明けには坂本氏が音楽を手がけ、ゴールデングラブ賞にノミネートされた『レヴェナント:蘇りし者』の公開を控え、”教授”こと坂本氏の復帰後の活動にさらなる注目が集まりそうだ。「坂本龍一 ニューイヤー・スペシャル」は、1月1日(金)22時~0時NHK-FMにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月22日NHKは、放送開始90年そして戦後70年を迎えたこの一年のしめくくりとなる『第66回 NHK 紅白歌合戦』にて、戦後から平成にかけて子供たちに夢や感動を与えた人気アニメのキャラクターたちが大集合する、一夜限りのスペシャルステージ「アニメ紅白」を開催する。「アニメ紅白」の司会は、子供たちに人気のアニメキャラクターが担当。紅組司会は、『ちびまる子ちゃん』から「まる子」、対する白組司会は『妖怪ウォッチ』から「ウィスパー」が登場する。さらに紅白歌合戦司会の綾瀬はるかと井ノ原快彦も加わり、まる子とウィスパーとの豪華コラボ司会も実現。そして「アニメ紅白」の見どころは、出場歌手によるアニソン対決。その応援には『妖怪ウォッチ』『ちびまる子ちゃん』を筆頭に、『鉄腕アトム』『巨人の星』『ゲゲゲの鬼太郎』『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』『機動戦士ガンダム』『北斗の拳』『美少女戦士セーラームーン』『ポケットモンスター』『新世紀エヴァンゲリオン』など、人気アニメキャラクターの数々がステージスクリーンに登場し、アニソン対決を盛り上げていく。紅白歌合戦初となる、アニメキャラクターたちによる「アニメ紅白」。はたしてどんな夢のステージとなるか? 『第66回 NHK 紅白歌合戦』は、NHK総合・ラジオ第1にて、12月31日(木) 19:15~23:45放送予定。(C)L5/YWP・TX(C)さくらプロダクション/日本アニメーション
2015年12月18日大反響を呼んだ「映像の世紀」から20年。このたび、NHK放送開始90年を機に、新たな映像で100年の時を追体験していく「新・映像の世紀」のシリーズ放送が決定。また本番組のナレーターを俳優の山田孝之が務めることが明らかとなった。全6回に渡り放送される本シリーズ。「百年の悲劇はここから始まった」と題した第一集では、30か国を超える国家が巻き込まれ、犠牲者は民間人をふくめ3,800万人に及んだ第一次世界大戦に関わった人間ドラマを描き出す。あのアインシュタインが天才と呼んだ、ドイツの科学者フリッツ・ハーバー博士は、画期的な肥料開発につながる研究でノーベル賞まで受賞しているが、大戦中、人類史上初めての化学兵器・毒ガスを発明。ロシア革命を成し遂げ、世界で初めて共産主義国家を樹立したレーニンは、恐怖政治の創始者でもあった。砂漠の英雄として映画化もされているアラビアのロレンスは、新たなエネルギー・石油を狙ったイギリスの情報将校としてアラブ社会に食い込み、裏切った。今にいたる中東紛争のきっかけはロレンスだったとも言われる――。世界の映像アーカイブスの整備と情報公開が進み、未公開映像が続々と発掘されたことに伴い、20年ぶりの復活を果たす「新・映像の世紀」。同番組では、歴史を動かした主役、脇役たちの人間ドラマに焦点を当てていく。ナレーターは『闇金ウシジマくん』『新宿スワン』『バクマン。』などでその演技力の高さに評判が集まる山田さん。今回、同番組のナレーターを体験した山田さんは「かなり衝撃的な映像が多くて、まっすぐ見るには結構精神的に来そうな映像が多いなと思いました」と吐露。また本作について「世界中でいろいろなひとを描いているので、なにか、より真実を知れた」とコメント。さらに「多くの人にしっかり伝えなきゃいけないと思いました」と語りを体験したうえでの使命感を語っている。「新・映像の世紀」は10月25日(日)21時~NHK総合にて放送開始(全6集)。(text:cinemacafe.net)
2015年10月23日たまに弱音を吐きたくなることもあるけれど、愛しいわが子のためなら何でもできちゃう、子育てって不思議です。とくに人間の母親は、あらゆる生物の中で、これほど献身的な子育てをする生物はいないといわれているそうですよ! 強くて深い「母の愛情」って、一体どこから湧いてくるものなのでしょうか。 6月7日(日)夜9時に放送される、 NHKスペシャル「生命大躍進」 の第2集によると、その謎を解くヒントは、2億年以上前に私たちの祖先に起きた、「母乳」と「胎盤」の思いがけない進化にあるといいます。■母乳による子育てが、母親の愛情の始まり番組内で紹介されているのは、生きた化石とも呼ばれる原始的な哺乳類「ハリモグラ」。驚くことに、哺乳類にも関わらず卵を産み、汗のように湧き出す不思議な母乳で子育てをします。しかもこの母乳、赤ちゃんの栄養になる以前に、卵を雑菌の繁殖から防ぐ殺菌液の役割も果たしていると考えられるのだそう。そこから科学者たちが導き出したのが、「母乳はもともと、殺菌物質を含む汗のような液体だった」という大胆な新説! およそ3億年も昔に、私たちの祖先の体内で異変が起こり、卵を守る汗が母乳に変わってしまったというのです。母乳の起源が汗とは衝撃的。そして、母乳の役割がそもそも「子を守るもの」であったということに、深い愛情を感じます。ハリモグラの授乳シーンでは母子が触れ合うきっかけとなっている母乳の素晴らしさが改めて感じられます。ちょっと意外な授乳方法ですが、ママとしては感慨深くもあるシーンではないでしょうか。■子を身ごもる期間が、母親が我が子への愛情を育む期間そして、もうひとつ“母の愛”を一段と深めることになったのが、「胎盤の誕生」。この胎盤ですが、じつはこれも進化の中で突然生まれたものなのだそう。 いまから2億5000万年前に起きた天変地異。それにより、地球上の生物の96%が絶滅するという大事件が起こりました。そこを生き延びた末に現れた私たち哺乳類の祖先が、「ジュラマイア」。ネズミほどの小さな体に、胎盤を備えるようになったのだとか。恐竜の時代には、敵に襲われた時に卵を置き去りにせざるを得ないこともあったはず。それがあるとき、思わぬことがきっかけで、胎盤をつくる新しい遺伝子を手に入れ、やがて体のつくりが劇的に変化。母親の免疫が抑えられ、体内にいるわが子を異物と認識して攻撃せず、身ごもることができるようになったそうです。そんな不思議な遺伝子を祖先はどうやって獲得したのか、その驚くべき理由が番組で明かされます。 自分以外の「別の生物」を体内にとどめ、育てていくことができるという、母子の奇跡ともいえるこの現象は、想像を絶する天変地異や絶滅の危機に襲われた末に私たちの祖先にもたらされた、大切な宝物だったというから驚きです。そのおかげで、大変ではありながら、深い愛情に満ちた私たち人間ならではの子育てが生み出されていくことになるのです。■新垣結衣さんが、一人二役で姉妹を演じ、ユーモアたっぷりに番組をナビゲートこの興味深い進化の物語が満載の NHKスペシャル「生命大躍進」 は、2015年5月からスタートし、人間が誕生するまでの壮大なドラマを3回シリーズで描いています。 ナビゲーターは、女優の新垣結衣さん。生命進化を学んだ情熱的なアーティストの姉と、科学はちょっと苦手な妹の「一人二役」で番組を進行します。4K高精細CGで再現された超リアルな古代生物たちが出現するなど、映像技術の粋を集めて制作された、CGとは思えないシーンの数々も見どころです。数億年にもわたる壮大な“母の愛”の物語。子育てがちょっと楽しく、なんだか神秘的なものに思えてきます。・ NHKスペシャル『生命大躍進 第2集 こうして“母の愛”が生まれた』 総合テレビ 2015年6月7日(日)午後9時
2015年06月05日放送90年記念の大型番組として5月10日(日)から6月・7月の全3本で放送されるNHKスペシャル「生命大躍進」のナビゲーターを、新垣結衣が務めることが明らかになった。何億年も昔のさまざまな古代生物から、今の私たち人間に進化するまでに起きた「知られざる激動のドラマ」を描き出すNHKスペシャル「生命大躍進」。初回放送の10日から、毎月1回放送の全3回で放送される本番組だが、新垣さんがNHKスペシャルのナビゲーターとして登場するのは初となる。物語仕立ての本番組では、新垣さんは、生命進化に詳しい情熱的なアーティストの姉と、どちらかといえば科学は苦手な妹の、“一人二役”を演じる。最新のDNA研究によって明らかになってきた生命進化の驚くべき物語を、リアルな4K高精細コンピューターグラフィックスで体感しながら、軽妙な姉妹の会話を軸に番組が展開されていく。番組の見所としては、まるで本物のような古代生物のCGと、新垣さん演じる姉妹との不思議な“共演”だ。何億年も昔の古代生物たちと、今の私たち人間との意外な接点が浮かび上がってくるような内容になっている。10日夜9時放送のシリーズ第1回では、私たちが日頃当たり前のように使っている「目」が、進化の過程でどうやって誕生したのかという謎に迫る。今からおよそ5億年前、それまで目を持たなかった祖先たちが、突如さまざまな目を持つようになった理由は、これまで生命史上の大きな謎とされてきた。それが今、私たちのDNAの最新分析から、思いもよらないところから手に入れた「新たな遺伝子」のおかげで生み出されたということが明らかになってきている。番組ではなんと、超リアルなCG映像と共に、生物の進化の謎を解くべく5億年前の世界へのタイムトラベルも!新垣さん演じる姉妹と、奇妙きてれつな古代生物が“共演”する壮大な科学エンターテインメントにぜひ注目してみて。NHKスペシャル「生命大躍進」・第1集「そして“目”が生まれた」5月10日(日)夜9時から放送・第2集「こうして“母子愛”が生まれた(仮)」6月7日(日)夜9時から放送・第3集「ついに“知性”が生まれた(仮)」7月5日(日)夜9時から放送(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日NHKは、4月5日21:00~21:49にNHKスペシャル「新アレルギー治療~鍵を握る免疫細胞~」を放送する。同番組では、「アレルギーを根本的に治す治療の鍵」として注目を集めている免疫細胞「Tレグ(制御性T細胞)」に着目。「Tレグ」のメカニズム解明によってアレルギー根治の可能性を探る。1960年代以降から患者数が増加し、予防も根本的な治療も不可能だと言われてきたアレルギー。国民病の花粉症や、重度の場合は死に至る危険性のある食物アレルギー、アトピー性皮膚炎や鼻炎、ぜんそくなど、先進国では今や3人に1人が何らかのアレルギーに苦しんでいるとも言われている。ところが、日本の研究者が発見した「Tレグ」と呼ばれる免疫細胞が、「アレルギーを根本的に治す治療の鍵」として注目を集め、アレルギーの予防・治療が大きく変わりはじめている。免疫の過剰な攻撃を押さえ込む役割を持つ「Tレグ」をコントロールすれば、免疫力を下げることなく、アレルギーを抑え込めることが明らかになったのだ。2014年10月から始まった花粉症の舌下免疫療法では、効果の差に「Tレグ」が関わっていることが分かっている。また、農水省が2020年に販売を目指している、花粉成分を含む遺伝子組み換え米「花粉症緩和米」を食べることで、「Tレグ」を増やし花粉症を根治させる試験も始まった。番組では、自身や家族がアレルギーに悩む当事者が出演。悩みや願いなどについて話しつつ、最新のアレルギー研究・予防や治療を見て、率直な感想や意見を交わしたり、専門家に対し疑問をぶつけていくアレルギー座談会も行われる。また、ピーナツオイル入りスキンクリームを使った赤ちゃんが、次々とピーナツアレルギーを発症したロンドンでの事件をレポート。「皮膚からアレルゲンが入ると、アレルギーが発症」というロンドン大学の研究と併せて、意外なアレルギー発症の原因が判明したことも紹介する。出演者は、MCに、マンゴーアレルギーの加藤浩次さんと、花粉症の鈴木奈穂子アナウンサー。ゲストに、娘が卵・ゴマアレルギーの松嶋尚美さん。専門家として、Tレグ発見者の大阪大学教授 坂口志文さん、国立成育医療研究センターからアレルギーの予防や治療が専門の大矢幸弘さんを迎える。NHKスペシャル「新アレルギー治療~鍵を握る免疫細胞~」は4月5日21:00~21:49に総合テレビにて放送する。
2015年04月03日「アンリアレイジ(ANREALAGE)」の森永邦彦が来年1月から放送されるNHKスペシャルの新シリーズ「ネクストワールド 私たちの未来」の衣装を担当する。12月2日、東京・江東区の日本科学未来館で記者会見が開催された。5回に渡って放送される「ネクストワールド 私たちの未来」は、ビジネス、医療、娯楽などの分野で日々出現する新しいテクノロジーが生活をどう変えていくのかを紹介するもの。世界の科学者への取材などの最新のドキュメンタリー映像と、コンピューターの進化によって人工知能が人間の脳を上回ると言われている2045年を舞台にした近未来ドラマの2部構成で放送する。神木隆之介が番組ナビゲーターを務め、番組のドラマでの未来の若者役を演じるほか、サカナクションが番組テーマ曲「グッドバイ」リミックスバージョン、アンリアレイジの森永邦彦が衣装デザイン、ライゾマティクスの真鍋大度がテクニカル演出を、それぞれ担当。森永は神木の衣装や、1月3日の第1回「未来はどこまで予測できるのか」の中で登場する、モーションコントロールカメラとAR(拡張現実)による最先端の映像技術とインタラクティブ演出などで2045年のライブパフォーマンスを再現したサカナクションのライブ「ネクストワールド ライブ」の衣装などをデザインする。番組の公式サイトでライゾマティクスが開発した視聴者の好みを学習し、最適なスタイリングやリミックスを提案するA.I.(人工知能)「SYMPHONY」を使った視聴者参加も特徴。「SYMPHONY」が各視聴者の好みを推測しアンリアレイジがデザインしたアバターの服のスタイリングを提案。アバターはバーチャルオーディエンスとして「ネクストワールド ライブ」に参加することが出来る。また、「SYMPHONY」は視聴者の好みを推測しサカナクションによるテーマ曲のリミックスも提案し、テーマ曲はカスタマイズして、より自分の好みにリミックスすることも出来る。森永氏は「これまでに無い服を創り出すチャンス。2045年には装うという意味も変わっていると思う。今回は光をキーワードに、光を纏うようなものになるが、まだどうなるかわからない」とした上で、「サカナクションの衣装は1度作ったことがあるが、今回は全員違うものにするつもり。また、神木さん、サカナクションの衣装とも、新素材を使うだけでなく、ARとインタラクティブ演出によって現在の技術ではまだ出来ない、未来のデザインを表現したい」と話した。第4回「人生はどこまで楽しくなるのか」のドキュメンタリー部分ではアンリアレイジのパリコレクショの様子なども放送される予定だ。また、神木氏は「未来について考えるきっかけになれば」、サカナクションのボーカル山口一郎氏は「音楽はテクノロジーで進化してきたが、未来の音楽がどんなものになるのかを考えきっかけをもらった。音楽は進化しても歌は残ると思う」と挨拶。真鍋氏は「テクニカル演出は現在開発中だが、30年後も感情や感動は残るし、人の手が入らなければ作品は完成しないということは変わらないだろう」と語った。
2014年12月03日「スペシャルティコーヒー」という言葉をご存知だろうか。その名の通り、スペシャルなコーヒー、高品質なコーヒーと認識している人も多いだろう。今回は、スペシャルティコーヒーのきちんとした定義について、島根県松江市のカフェ「CAFFE VITA」オーナーである門脇裕二さんに解説していただく。○80点以上のコーヒー豆が「スペシャルティ」最近、「CAFFE VITA」でも「ここの豆はスペシャリティーですか」とよく聞かれます。さてこのスペシャルティってどういう意味なのでしょうか。実はコーヒー豆には項目ごとに点数表のようなものがあって、大別すると5項目程度となります。これらの評価で100点満点中80点以上の豆のみが、スペシャルティコーヒーと呼べるわけです。その評価の内容はというと、以下のようになります。アロマ(香りの表現): 香りが強いほどいい評価アッシディティー(酸味の表現): フルーツのような酸味がいい評価ボディー(コクの表現): コクの強さを表すアフターテイスト(後味の表現): 後味のキレの良さがいい評価クリーン(味のきれいさの表現):きれいな味、えぐみや渋みのないのがいい評価これらに加え、総合評価が入ります。この基準は、「SCAA」と呼ばれるアメリカのスペシャルティコーヒー協会が主導で決めています。豆を選んでいると、結果としてスペシャルティコーヒーばかりにはなりますが、例えば甘みが強くてバランスが悪く、評価としては78点の豆でスペシャルティコーヒーと呼べないとしても、僕は買うと思います。お客さんにとってはわかりやすい味わいですし。スペシャルティコーヒーという名前だけにこだわる必要はないと思います。自分の好みのコーヒー豆を買って、それがたまたまスペシャルティコーヒーだったというぐらいの方が、個人的にはいいと思いますよ。
2014年10月17日(画像はプレスリリースより)老舗2番組がコラボ!料理コミュニティサイト「みんなのきょうの料理」では、NHK「きょうの健康」とNHK「きょうの料理」の制作チームが協力した健康レシピの特設ページ「健康キッチン」を2013年11月8日(金)に公開しました。充実の100レシピを公開。テレビ放送45年の歴史を持つNHK「きょうの健康」と55年の歴史を持つNHK「きょうの料理」がタッグを組み企画された当コンテンツは、プロが100レシピを厳選し、「減塩レシピ」「エネルギーオフレシピ」「美肌レシピ」「骨強化レシピ」「快腸レシピ」と、現代女性が気になる5つのカテゴリに分けられて公開されています。また、レシピごとにエネルギー、塩分、食物繊維、カルシウムなど14項目のデータを分析し、さらに日本人の食事摂取基準(厚労省)に基づいた「おすすめ度の評価」と「お悩み別アドバイス」が付いており、見やすく充実した内容となっています。コンテンツの監修は「きょうの健康」でおなじみの、女子栄養大学松田早苗教授です。このレシピを参考にして毎日の料理を作れば、美しさを保ちながら健康的なダイエットが実現できるかもしれません。【参考】▼みんなのきょうの料理▼「健康キッチン」プレスリリース肌荒れ、倦怠感、貧血・・・原因不明の「ちっちゃい体トラブル」は、まとめてポイ! 再び注目されている成分とは?たったの1週間でスリムボディを叶えてくれる驚異的なダイエット方法とは?パンパンの足がシュっと劇的変化! 1日3粒でムチッとBODYとはサヨナラ!1日3粒、運動も食事制限も無し!! 酵素サプリでダイエット
2013年11月14日5月スタートの連ドラに主演女優の木村佳乃が出産後初めての出演作として、5月にスタートするNHK連続ドラマ「はつ恋」に主演することが分かった。NHKでの連続ドラマ主演は彼女にとって9年ぶりと、久々の作品になる。復帰第一作として注目を集めそうだ。NHKとのタッグは久々ながら、主演デビューを飾ったのもNHKドラマであり、ある意味では新たなスタートとしての縁も感じさせるところ。キャリアを重ね、また母となって、新たな強い輝きを見せる演技が期待される。愛のはざまで揺れる大人のドラマストーリーは、息子をもつヒロインと夫、そしてヒロインの初恋の男性の3人を中心に、それぞれのかたちの愛、そのはざまで揺れ動く個々の心模様を描くもの。複雑に絡み合う大人の恋が展開される。木村が演じるのは、ヒロインで言語聴覚士の村上緑。年下の夫と息子とのあいだで幸せな家庭生活を築いていたが、あるとき肝臓がんに侵されていることがわかる。その手術の執刀医として、偶然にも初恋の人、三島に再会。手術は成功し、1年後家庭での穏やかな生活を取り戻した緑の前に、事故で言語障害を負った三島があらわれ……。絡み合う大人の三角関係を復帰作で演じる彼女。自身も家族をもち、新たな境地で挑むこの役は大きなものとなりそうだ。4月から東京近郊および静岡ロケでクランクインしているというこのドラマ。あらためて彼女の美しさや魅力を感じることができるだろう。放送はNHK総合にて、5月22日、火曜22:00スタート。元の記事を読む
2012年04月03日