突然ですが、みなさん、血は足りていますか?本日発売の『anan』(マガジンハウス)を見て鼻血が止まらない!なんて女子も多いんじゃないかと。だってあの高橋一生さんがヌードグラビアに初挑戦したわけですから。甘く濃厚なキスシーンにベッドシーン!これはたまらん…!■高橋一生ブーム、到来!さて、『おんな城主 直虎』(NHK)、『カルテット』(TBS系)と人気ドラマへの出演が相次ぐ、実力派俳優の高橋さん。その昔『耳をすませば』の聖司くんの声を演じたことでも知られています。以前から映画やドラマ、舞台に数多く出演していましたが(『キル・ビルvol.1』とか!)ここに来て、塩顔男子ブームも相まってか一気にブレイクした感じですよね。ほどよいイケメンだし、カメレオン俳優と呼ばれるほどに演技力が高いし、声もステキだし…と魅力満載ですが、もともとの印象としては知る人ぞ知るタイプの役者さん。まさかこんなにキャーキャー言われる日が来るなんて!と本人も周囲もびっくりしているのではないでしょうか。■高橋一生が持って生まれた星は?いい意味で地味なイケメンである高橋さんは、なぜ今、ここまで世の女性たちに愛されているのでしょう。彼はどんな星の下に生まれたのか…150以上ある星相タイプで性格・相性・運勢が詳しくわかる島田秀平さん監修の占いサイト『星相』で占ってみました。高橋 一生(1980年12月9日生まれ)現在36歳。高橋さんの「基本性格(星相)」は…なんだか不思議な星が並びました。【二重人格】に【大岡越前】?どういうこと??それぞれの星を見ていくと…■【二重人格星】両極端な二面性あり?性質の中で最も強い星は【二重人格星】でした。この星相を持つ人は「両極端な二面性を持っているのが特徴」なのだそう。「とてもまじめに仕事をする」けど「心の奥底では野心がメラメラと燃えたぎっている」…クールで知的なイメージなのに、内に熱いものを隠し持っているの?と思うとドキドキしますね。“取扱い説明書”としては「両極端なので、急にキャラが変わったと感じても慌てないで」とのこと。カメレオン俳優と呼ばれているのは、この星を持っているからこそなのかも?【カリスマ星】30代でブレイクする運命だった?何十年にひとりの逸材となりうる可能性を秘めている【カリスマ星】の持ち主でもあるそうです。・長いものには巻かれない反発心があるため、若い頃はなかなか脚光を浴びない場合がある・独創性を生かして、マスコミやアートの世界で大成功する可能性も!これってズバリ高橋さんのことを言っているように感じます。20代の頃はなかなかオーディションに受からず、役をもらえても理想とはかけ離れたものばかりでいら立っていたという彼。そこでテレビではなく舞台で地道に実力をつけた結果、30代半ばにして特別な輝きを放つ俳優へ…。今や「ゾッとするほど演技がうまい」と評される、唯一無二の存在へと脱皮しましたよね。ちなみに、この星を持つ人が「結婚に求めていること」は・古い結婚の形には違和感があるので、夫婦が対等の立場でいたい・事実婚や別姓でも構わないと思っている過去に熱愛報道が出た女優の尾野真千子さん、田中麗奈さんはいずれもその後、別の方と結婚したわけですが。もしかしたら彼のクールな結婚観を知って「私は普通の結婚のほうがいいな」と思ったのかも。そして今、高橋さんは「結婚願望がない」と公言しているそうな。それが元カノたちの影響なのか、複雑な家庭環境(父親が3人で異父兄弟が4人)によるものなのかは不明ですが。■高橋一生は内面も超イケメン!その他に気になる星は【スター星】【大岡越前星】【スーパーマン星】などなど。【スター星】最強の運気を持っている星相。でもその運の良さにあぐらをかくことなく、謙虚でまじめ、日夜努力することを惜しまない。【大岡越前星】物事を広い視野で捉えることができ常識もわきまえている。年齢に関係なく、多くの人に尊敬の気持ちを抱かせる器の大きな人。【スーパーマン星】誠実で常に一所懸命。専門分野をとことん追求することを好む。子どものように純粋な気持ちで取り組む姿は、多くの人に好かれる要素となる。どの星を見てもイメージ通り。今回のグラビア撮影もお芝居同様、真心を込めて“官能的な高橋一生”を演じきったんだろうなと思うと、鼻血だけでなく目から汁が…。それにしても、見た目のみならず内面も本当にイケメン!こりゃモテるだろうなと思うのに、結婚願望がないなんてもったいない話ですよね。■高橋一生は傷つきやすい?そんな高橋さん、実は【二丁目星】という星も持っています。この星の持ち主はデリケートで裏切られるとひどく傷つき、しばらく立ち直れないのだとか。そこから考えると、結婚願望がないのは、やっぱり過去の恋の影響なのかも。同棲中の彼女が妻子ある男性と不倫旅行をするって相当キツいですし。とはいえ【二丁目星】を持つ人は、決して相手を恨まず、最終的にはつらく悲しい出来事さえキレイな思い出に変えてしまうのだそうです。だからもしカノジョと現場で再会しても、さびしげな笑顔を見せるだけで、露骨に避けたり嫌味を言ったりはしないんだろうな。なんか…なんか、想像するだけで切なくなってくる…!高橋一生が結婚しない理由はこれ?最後に生まれ持った星の強弱を見てみましょう。高橋さんは「仕事」が突出していますね。そして「恋愛」は“弱点以外の星相を持っていない”ことが判明。ええっ!?あ…だから恋愛が上手くいかない&結婚にも興味を持てないのか。過去のインタビューでも「今は恋愛より仕事」と言ってたし。ファン心理としては、これはかなりうれしいですよね。でも、いつまでも一人でいるのも心配になっちゃう?いつか高橋さんのもとに、仕事と同じくらい、いえ、それ以上に運命を感じる相手が現れたらいいのですが。でも、もし電撃結婚とかしたら、「一生ロス」で日本中の女性が仕事を休んじゃうんだろうな…。監修者紹介島田秀平お笑い芸人。2002年、お笑い芸人のかたわら“原宿の母”に弟子入りし、“代々木の甥”を襲名。歌謡界の大御所、お笑い、俳優、アイドル、モデル、政治家、ミュージシャン、アナウンサーなどの手相を片っ端から鑑定し、独自の「島田流手相術」を完成させる。「モテ線」「エロ線」「ギャンブル線」「あげまん線」等、誰もがわかりやすいネーミングが各界で話題を呼び、テレビ雑誌で幅広く活躍中。近年では、新たな誕生日占いを習得しテレビ雑誌で紹介している。
2017年03月01日女優の堀北真希が、2月末日をもって芸能界を引退することを発表。公式サイトでは直筆のコメントを載せ、現在幸せな家庭生活を送っていると心中を告白した。堀北さんは、2003年ごろから女優として活動をスタート。「ケータイ刑事 銭形舞」「電車男」などのドラマ出演を経て、2005年放送のドラマ「野ブタ。をプロデュース」で「KAT-TUN」亀梨和也&山下智久とヒロイン役で共演し大ブレイク。同年の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』での演技が高く評価され、第29回日本アカデミー賞新人俳優賞。その後も数々の映画・ドラマで活躍し、2012年NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」のヒロイン役で幅広い世代からの人気を集めた。最近では、「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」での主人公役が記憶に新しい。女優として確固たる人気を誇るなか、2015年に俳優・山本耕史と結婚。翌2016年には第一子を妊娠・出産を報告した。今回、公式サイトにて「この度、これまでやってまいりましたお仕事から離れることを決意致しました」と芸能界引退を発表。理由については「現在私は母になり、愛する家族と幸せな日々を送っています。このあたたかで、かけがえのない幸せを全力で守っていきたいと思っています」と説明した。「夫とも話し合い、私の気持ちを尊重してくれました。これからも2人で力を合わせ、愛情いっぱいの家庭を築いていきたいと思います」と抱負を述べ、「いつも応援してくださったファンの皆様、お世話になりました関係者の皆様、素晴らしい14年間を本当にありがとうございました」と締めくくった。所属事務所「SWEET POWER」からは、この度の引退について「長い間応援して下さった皆様には、突然のご報告となってしまい大変申し訳ございません。デビュー以来14年、皆様のお陰でたくさんの仕事に恵まれ、感謝の気持ちでいっぱいです」「今後、家庭に専念し暮らしていきたいという本人の思いを尊重して、彼女の人生を温かく応援して頂けますと幸いです」と堀北さんを慮るコメントを寄せた。(text:cinemacafe.net)
2017年03月01日NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』で主演を務める女優の芳根京子(20)が2月28日、自身のブログを更新。同作のオールアップと、20歳の誕生日を迎えたことを報告し、「シアワセです。最高の1年でした」と心境を明かした。「20」と題したブログには、「連続テレビ小説『べっぴんさん』本日、2月28日にオールアップ致しました」と撮了を報告し、「今の気持ちを言いますと、言葉にすることが出来ないってこういうことか、と」と心境を説明。「始まったことも信じられなかったんだけど、信じられる前に終わってしまって、笑終わってしまったことも夢みたいという、もう、混乱状態です。落ち着いたらまたゆっくりお話しさせてください」とつづった。この日は芳根の20歳の誕生日。「10代の最後の1年間をべっぴんさんに捧げると、クランクイン前に言ってましたが、まさか20代初日に終わるなんて思ってもいませんでした。本当に10代最後の1年間を、べっぴんさんで過ごす事が出来ました。シアワセです。最高の1年でした」と感慨深げに記した。そして、「とりあえず、今日は、感謝の気持ちを胸にみなさんと過ごします。。本当に本当に本当に、ありがとうございました」と改めて感謝の気持ちを伝えた。『べっぴんさん』は、4月1日に最終話を迎える。
2017年03月01日NHKで放映中の連続テレビ小説「べっぴんさん」がクランクアップを迎えた2月28日(火)、NHK大阪放送局のスタジオでヒロイン・すみれ役の芳根京子をはじめとしたキャストが出席するクランクアップセレモニーが行われた。この日は芳根さんが出演する最後のシーンを収録。芝居のモニターチェックが終了しスタッフがクランクアップを告げた瞬間、スタジオに紙吹雪が舞うというサプライズ演出で撮影がフィナーレを迎えると、驚きと感動で芳根さんは大号泣。ヒロインの夫・紀夫役を演じた永山絢斗をはじめ、ヒロインの母親を演じた菅野美穂、姉・ゆり役の蓮佛美沙子、ゆりの夫・潔を演じた高良健吾、ヒロインたちが立ち上げる子ども服メーカー「キアリス」の仲間を演じた谷村美月、百田夏菜子、土村芳が次々と登場し、約10か月に渡ってヒロインとしてドラマを引っ張ってきた芳根さんを労った。撮影が終了した芳根さんは「“あなたがヒロインです”と言われた日もすごく驚いて、こうして終わった今日もすごく驚いて、幸せだなぁと、すごく感じています。私は本当にこのチームが大好きです。今日もちょっとずつ、みんなの撮影が終わっていくのが、すごく寂しくて…。こんな未熟な私を支えて下ったキャストの皆さん、スタッフの皆さん、本当に感謝してもしきれません」と語り、撮影が終わった達成感と名残惜しさが混じった複雑な気持ちを表現。また涙で声を詰まらせながらも、セレモニーに参加したキャスト一人一人に感謝の言葉を口にした。約10か月に渡って共演した高良さんは「芳根ちゃんが現場に立っている姿はかっこよかったし、すごく立派でした。自分自身のことよりも芳根ちゃんのことを大切に思えたり、芳根ちゃんに嬉しいことがあったら自分のことのように喜べる、そう思わせてくれる主演俳優でした」とヒロインとしてドラマを引っ張った芳根さんを絶賛。またヒロインを支える良子を演じた百田さんは「撮影中にみんなで出かけることができなくて、京子ちゃんがずっと“食品サンプルを作りに行こう!”って誘ってくれていたんですけど、ずっと乗り気じゃなくって…(笑)。でも撮影が終わったので、いくらでも付き合いますので食品サンプルを作りに行きましょう!」と撮影中の裏話を交えたコメントで、セレモニーの場を和ませた。さらにヒロインの夫役を務めた永山さんは「こんなに可愛い奥さんをもらえるとは思ってなかったので、紀夫はハッピーでございます(笑)。何があっても前を向く芳根ちゃんの姿勢に勇気をもらいましたし、隣で頑張っている芳根ちゃんの姿を見て本当に励みになりました」と若いヒロインに感謝の言葉を贈った。クランクアップを迎えたこの日は、芳根さんの二十歳の誕生日ということで、セレモニーにはサプライズでバースデーケーキが登場。セレモニーに参加したキャスト、スタッフによるサプライズ演出に、またしても芳根さんが感動の涙を流す一幕もあった。(text:cinemacafe.net)
2017年02月28日映画『3月のライオン』で主演を務める俳優の神木隆之介が、2月27日(月)今夜放送される世界の様々なテレビ番組を紹介するバラエティ「世界まる見え! テレビ特捜部」にゲスト出演する。今回は「世界のマヌケな悪い奴ら全員逮捕だ!SP」と題し2時間にわたって放送。今回も番組おなじみとなったラスベガス警察にカメラが密着。世界一の娯楽都市として世界中から様々な人々がやってきてお祭り騒ぎを繰り広げるラスベガスの治安を守るラスベガス・メトロポリタン・ポリス"のパトロールの様子を紹介。また84年にペンシルベニア州フィラデルフィアの大学構内で起こった女子大生殺人事件の真相に迫るほか、衝撃的な事件映像からマヌケな犯行の瞬間まで、警察のカメラが捉えた決定的瞬間。アメリカの刑務所で実際に起きた大胆不敵だけどちょっとマヌケな脱獄劇。こちらも番組おなじみとなった人気の「オーストラリア空港税関」。手法を解説した動画がネットにアップされたりプロの替え玉まで存在するという世界のカンニング事情など、“悪い奴らのマヌケな瞬間”をたっぷりとお届けする。番組MCは所ジョージ、日本テレビアナウンサーの杉野真実。スペシャルパネリストにビートたけし。神木さんのほかゲストに大石絵理、小島よしお、篠田恵里香(弁護士)、志村けん、松居直美、ラブリらを迎える。今夜のゲスト、神木さんが主演する映画『3月のライオン』は、羽海野チカ原作の国民的人気コミックが原作。現在NHKで放送中のTVアニメ化に続き、この度神木さん主演で実写化が決定。2部作として前編が3月18日(土)、後編が4月22日(土)より全国にて公開となる。桐山零(神木隆之介)は、17歳の将棋のプロ棋士。幼い頃に交通事故で家族を亡くし、父の友人の棋士の家に引き取られるが、そこでも居場所を見つけることができず、いまは東京の下町で一人暮らしながら、孤独を抱えてすがりつくように将棋を指し続けていた。しかし史上5人目の中学生プロ棋士になったほど、将棋では天才的な強さに恵まれる零は、同じ下町に住む川本三姉妹との出会いや、ライバル棋士たちとの闘いによって、本物の愛を見つけていく――という物語。神木さんのほか、有村架純、倉科カナ、染谷将太、清原果耶、佐々木蔵之介、加瀬亮、前田吟、高橋一生、伊藤英明、豊川悦司らが出演する。神木さんをゲストに迎える「世界まる見え! テレビ特捜部」は2月27日(月)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:3月のライオン前編 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会
2017年02月27日羽海野チカの人気コミックを原作に、大友啓史監督×主演・神木隆之介で実写映画化する『3月のライオン』。この度、本作の公開に先駆け、3月10日(金)よりオフィシャル写真集「映画3月のライオンビジュアルブック」が発売されることが決定した。中学生でプロ棋士としてデビューした桐山零(神木隆之介)は、東京の下町にひとりで暮らしている。幼い頃に交通事故で両親と妹を失い、父の友人である棋士の幸田に引き取られたが、ある事情から幸田家を出るしかなかったからだ。深い孤独を抱えてすがりつくように将棋を指し続けていたある日、零は近隣の町に住む川本家の3姉妹と出会い、彼女たちとのにぎやかな食卓に居場所を見出していく。いま、様々な人生を背負った棋士たちが、頭脳と肉体と精神の全てを賭けて挑む、想像を絶する戦いが零を待ち受ける――!現在、NHK総合テレビではアニメも放送中の「3月のライオン」が、原作連載10年を迎える年に、ついに実写映画化。親子、兄弟姉妹、友達、師弟…人と人を結ぶ愛を求めて、魂がぶつかり合う感動のエンタテインメントが前後編2部作にて公開される。キャストには、主人公の17歳プロ棋士・零役の神木さんを始め、有村架純、清原果耶、倉科カナ、染谷将太、佐々木蔵之介、加瀬亮、伊藤英明、豊川悦司ら豪華キャスト陣も出演している。このほど発売が決定したのは、『るろうに剣心』『秘密 THE TOP SECRET』『リップヴァンウィンクルの花嫁』などの映画スチールも手掛けたカメラマン・菊池修が撮影した、神木さんをはじめ各キャストの写真で構成された迫真のビジュアルを収めたオフィシャル写真集。巻末には神木さんと大友監督によるコメントや、原作者・羽海野氏によるメッセージイラストも併録されている。オフィシャル写真集「映画3月のライオンビジュアルブック」は3月10日(金)より発売。『3月のライオン』前篇は3月18日(土)より、後編は4月22日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:3月のライオン前編 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会
2017年02月27日相談できない、共感してもらえない…凸凹っ子育児の孤独出典 : 我が家の小5長男は、ADHD、自閉症スペクトラム、学習障害の診断を受けています。小さいころから私は「この子はどうしてこうなんだろう?」という、もやもやとした不安を抱えてきました。外出すれば必ず迷子になる、公園に行けば遊具に見向きもせず石ならべ、「絵を描こう」「絵本を見よう」と誘っても、頑として自分でやろうとしない…などなど。ですが、長男は小さいころからおしゃべりが達者で人なつこかったので、周りからは「しっかりしてるね」「いい子だね」と言われてきたものですから、父親である夫でさえ、私が不安を訴えても「男の子はこんなもんだよ、大きくなったら変わるから。気にしすぎ!」と真剣に受け止めてくれませんでした。「じゃあ、この子がこうなのは、私の子育てが悪いのかな…?」「どうしたら、みんなと同じように遊んだり勉強したりできるようになるのかな…?」誰にも聞けず、相談もできず、6年間苦しい思いをしてきました。だから長男に「ADHDの疑いがある」との診断を受けた時は、心からホッとしたんです。「ああ、原因がわかった。きっとどうすればいいかがわかるはず!」と。なのに結局、孤独な子育ては続いたのです。周りのママ友には「うちの子、ADHDなの。」と話す勇気もなく、言っても理解してもらえる自信もなく…病院ですら、話は聞いてくれても「こうしたらいいですよ」という具体的なアドバイスはほとんどもらえませんでした。私を子育ての孤独から救ってくれたある存在とは…出典 : そんな私を救ってくれたのは、長男が通い始めた通級学級の「親の会」の存在でした。そこに行けば、同じような悩みを持つお母さんたちがいて、子育ての話をすると「わかる!」「うちもだよ~」と共感してもらえました。うちの子だけじゃない、私だけじゃない。そのことに、どれだけ励まされ、元気づけられたことか!独りでもんもんと悩んでいたことが、ここでは笑い話のように気楽に話せました。そして、先輩ママから実体験を通してのアドバイスをもらうことができました。発達ナビのみんなのアンケート「【発達ナビ1周年!】使って良かったことや、感想、この1年のみなさんの変化をおしえてください! 」の回答を拝見すると、私と同じように「誰にも相談できずに苦しかった。でもここで共感してもらい、みんなで励まし合って子育てをできるようになって救われた。」という親御さんが本当に多いことを実感したのです。【発達ナビ1周年!】使って良かったことや、感想、この1年のみなさんの変化をおしえてください!独りで抱え込まない子育てをサポートするために誕生したNPO法人かたつむりそんな中、「NPO法人かたつむり」の存在を知り、理事長の西村さんからお話を伺う機会をいただくことができました。法人かたつむりUpload By みくたくママNPO法人かたつむりは、でこぼこっ子の親が独りで抱えこまず安心して話したり情報交換ができる「カフェ☆かたつむり」などの保護者サポートや、でこぼこを抱える小中学生のための学習&ソーシャルスキルサポート「キッズラボ」、幼児の療育を行いながらその間にお母さんの相談を受けることができる児童発達支援事業「わんぱくキッズ」など、幅広いサポート事業を行っているNPO法人です。NPO法人かたつむりの母体となるグループの始まりは、幼稚園のママたちで時々集まってはおしゃべりするママ友会のようなものだったそうです。それが、自分たちの子どもが小学校にあがったら小学校のママたちに広がり、それが近隣の小学校のママたちにも広がって…いつか、市内だけでなく近隣の市からも参加者が来るほどに広がっていったそうです。そんなママ友会のようなものだったところから、いろんな協力してくださる方たちから後押しを受け、2007年に「かたつむりの会」として発足。その後は、講師を招いての学習会や講演会、就学や進路、自立についての情報交換会、子どもたちやきょうだい児も交えてのファミリーレクリエーション、近隣の小学校の先生との交流会…と、どんどん活動の幅が広がっていきます。そして2013年にNPO法人として発足しました。でこぼこっ子の親本人たちが企画するからこそ、今親御さんたちが必要な情報や求めている支援を理解して、それを提供することができるのでしょう。さまざまなサービスを提供しているNPO法人かたつむりですが、その中でもかたつむりの特色と言えるのが「ピアメンター」の存在です。ピアとは「仲間」、メンターとは「良き助言者」という意味で、先輩ママの中から特に経験豊かでカウンセリングマインドを持った方たちが、個別相談を受けたり、時には病院や学校の面談に付き添って精神的に支えたりするサポートを行っているそうです。親を独りにせず、寄り添い、共に歩いて子育てを支えるサポートができるのは、やはり同じでこぼこっ子の親だからこそできることだと、お話を聞いていて強く感じました。辛さを乗り越えた私たちだからこそ、できることがある出典 : このような大きな事業を、普通のお母さんたちが立ち上げ、長い間続けている。そのことが私には本当に驚きでした。実際、ここまで来るには、いろんな苦労があったそうです。なぜ、そこまでできるんだろう?それは、テレビに出演されたときの西村さんの言葉でわかった気がしました。「この人は私の10年前と同じだ、という方がいっぱいいます。少しでも(お父さんお母さんの)笑顔の時間が増えるように、お子さんにとってもいい時間になるようにと思っています。」(NHK Eテレウワサの保護者会「子どもの発達障害~学校とのつきあい方」より)ウワサの保護者会2016.12.2「子どもの発達障害Part3学校とのつきあい方」自分が苦労したから、辛かったから、孤独だったから…それを乗り越えたからこそ、今の自分がある。だからこそ、もし先輩ママの経験が役に立って、同じつらい思いをしなくても乗り越えられるパパママが増えるなら。自分があんなに辛い思いをしたのも、きっと意味があるのではないか…これは今、自分の市で親の会を立ち上げようと動いている私の気持ちです。きっと、西村さんも、他のかたつむりの皆さんも、同じ気持ちで動かれたのではないかと思います。親の自己肯定感を高めることが、きっと子どもたちの自己肯定感を高めてくれるUpload By みくたくママちょうど西村さんにお会いした日は「カフェ☆かたつむり」があり、その様子も見学させていただきました。たくさんのママたちが、時には熱心に、時には笑い声をあげながら、おしゃべりに花を咲かせていました。ちょうど「就学支援シート」について話し合っているグループもあり、真剣に情報交換をしていました。ここにはたくさんの、そしていろんなタイプのママが集まり、初対面の人同士が話すこともあります。そんな中でも、参加してくれた人全員が話をできてスッキリした気持ちで帰れるように、グループごとにファシリテーターとしてピアメンターのママが入ってサポートしているそうです。あるピアメンターのお母さんが、こんなことを話してくれました。「お母さんも、自己肯定感を高めることが大事なんです。ここで自分の体験や情報を話すことができて、その話が他のお母さんを励ましたり、必要な情報だったりして感謝してもらえる。そうするとうれしいし、自分が役に立ったという自信になりますよね。」すごく納得できて、うんうんと何度もうなずいてしまいました。よく「子どもに自己肯定感を持たせないといけない」なんて言われますが…その前にまず、お母さん自身が自分に自信を持てること、自分の人生を愛おしいと思えること。それがそのまま、子どもが「自分は愛されて生まれてきたんだ、必要な存在なんだ」と思える自己肯定感につながっていくように思います。でこぼこっ子たちが、一番身近な存在であるお父さんお母さんに、自分たちの可能性を信じてもらい、見守られながら「幸せな大人」に成長していくために。お父さんお母さんをサポートする「かたつむり」のような場が、もっともっと増えていくことを、心から願います。
2017年02月27日芸人で作家の又吉直樹に密着したNHKスペシャル「又吉直樹第二作への苦闘」が2月26日(日)今夜21時~NHK総合で放送され、続く23時からは同じくNHK総合で又吉さん初の長編小説をドラマ化した「火花」も放送開始となる。お笑いコンビ「ピース」として活躍しながら、小説家として発表した初の長編「火花」が第153回芥川賞を受賞。大きな話題を呼んだ又吉さん。その後ニュースキャスターなど活動の場を広げてきたが、ついに待望の小説第2作「劇場」が3月7日(火)発売の文芸誌「新潮」4月号(新潮社)に掲載&発表されることになった。単行本253万部、文庫30万部で累計283万部の大ベストセラーとなった「火花」に続く第2作ということで、各界から大きな注目を集める「劇場」だが、本作は原稿用紙300枚という規模の作品となり、内容も恋愛小説になるという。今回NHKでは売れっ子芸人として多忙なスケジュールのなか、限られた執筆時間で魂を削りながら「劇場」を執筆する又吉さんの姿に密着。普段見ることのできない作家としての又吉さんの姿を追うことで、ひとつの作品が生まれるまでの苦闘を映像に記録した。そんな「又吉直樹第二作への苦闘」のオンエア後には、又吉さんの処女作をドラマ化、昨年6月から「NETFLIX」で配信された「火花」が地上波初放送される(全10回)。売れない芸人の徳永は、営業で行った熱海の花火大会で先輩芸人の神谷と電撃的に出会い、強く惹かれ、弟子入りを申し出る。神谷は天才肌であり、かつ人間味に富んだ人物。神谷は自分の伝記を書くことを条件に、徳永を受け入れるのだった。以降、徳永と神谷は頻繁に会っては酒を酌み交わし、神谷は徳永に笑いの哲学を伝授しようとする。吉祥寺の街を彷徨いながら、さまざまな人々と触れ合い、なんでもない、でもキラキラと輝く時間を共有する2人。だが、それぞれの歩みは次第に、そして決定的に異なっていく…。キャストには主人公の若手芸人・徳永役に林遣都、その先輩芸人・神谷役に波岡一喜、同棲相手・真樹役を門脇麦、そのほか好井まさお、村田秀亮、菜葉菜、徳永えり、高橋メアリージュンといった顔ぶれがそろった。NHKスペシャル「又吉直樹第二作への苦闘」は2月26日(日)今夜21時~、ドラマ「火花」は23時~、NHK総合にて放送。(笠緒)
2017年02月26日神木隆之介が演じる主人公・桐山零のダッフルコートをはじめ、映画の衣裳や小道具から、アニメの原画・設定資料などを一堂に集めた「3月のライオン 映画とアニメの展覧会」が開催されることになった。中学生でプロ棋士としてデビューした桐山零は、幼いころに交通事故で両親と妹を失い、父の友人である棋士の幸田に引き取られたが、ある事情から幸田家を出ることに。東京の下町にひとりで暮らし、深い孤独を抱えてすがりつくように将棋を指し続けていたある日、零は近隣の町に住む川本家の3姉妹と出会い、彼女たちとのにぎやかな食卓に居場所を見出していく。いま、さまざまな人生を背負った棋士たちが、頭脳と肉体と精神の全てを賭け、将棋に挑んでいく――。羽海野チカ原作の国民的人気コミックを、『るろうに剣心』シリーズや『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史監督が、神木さんを主演に迎え、連載10年を迎える年に実写映画化する『3月のライオン』。親子、兄弟姉妹、友達、師弟――人と人を結ぶ愛を求めて、魂がぶつかり合う感動のエンタテインメントは、前後編の2部作で公開される。昨年10月よりNHK総合テレビにて放送されていたTVアニメも、いよいよクライマックスを迎える中、このほど、双方の魅力を堪能できる展覧会の開催が決定。男女・年代を問わず幅広い読者層の心を掴み、深く長く愛され続けている羽海野チカが描く世界を、映画、アニメそれぞれの監督と、そこに集ったスタッフ・キャストたちは、何を感じ、どんな想いを注いだのか…。アニメの原画・設定資料ほか、映画に登場する桐山零(神木さん)や川本3姉妹(倉科カナ、清原果耶ら)、棋士たち(佐々木蔵之介、染谷将太ら)の衣装や小道具をはじめとする貴重なアイテムから、「3月のライオン」の“2つの世界”を体感できるようになっている。「3月のライオン 映画とアニメの展覧会」は3月16日(木)~3月28日(火)まで、あべのハルカス近鉄本店 ウイング館4階 第2催会場にて開催。『3月のライオン』は「前編」3月18日(土)より、「後編」4月22日(土)より全国にて2部作連続公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:3月のライオン前編 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会
2017年02月25日ミュージカル『パジャマゲーム』の制作発表会見が2月24日、都内にて開催された。宝塚星組トップスターとして人気を誇り、昨年11月に歌劇団を退団した北翔海莉(ほくしょうかいり)の女優デビュー作。演出は日本で上演した『タイタニック』『グランドホテル』も話題となった英国の若き鬼才トム・サザーランドが手がける。宝塚時代は歌・ダンス・芝居の三拍子揃った実力派スターとして知られていた北翔。「21年宝塚に在籍し、女優としては初舞台です。不安はありますが、トムさんや共演者の方々からたくさんのことを学んでいきたい。演じるベイブは仕事に命をかけていて、仲間を守る正義感があり、恋に不器用な女性。まだまだ“可愛い女性”という引き出しがないので(笑)、今の男から女に変わるなんとも言えない状況の私にぴったりかな」と笑うも、この日披露された劇中歌では美しいソプラノボイスを聴かせていた。北翔の相手役となる工場主任シドは新納慎也。昨年のNHK大河ドラマ『真田丸』の豊臣秀次役の好演が記憶に新しいが、ミュージカル界では“ひとクセ”ある役どころを数々演じてきたベテランだ。今回の役柄については「よしきた、二枚目!」と思ったそうで、「この役は“ハンサム”なんです。いつも三枚目ばかり演じてきましたが、やらせてくれれば僕も二枚目が出来るというところを見せたい」と意気込みを。また、女装役も多い新納、「北翔さんより自分の方が女性役を多くやっている。なんなら(今までの)半分くらいは女性役です(笑)。ドレスさばきなど、北翔さんにお教えしますので、逆に二枚目のしぐさなどを教えてほしい」と話し、北翔とふたりで「たまに役を入れ替えてやっちゃいましょうか!?」と盛り上がっていた。なお『パジャマゲーム』は1954年の初演以来ブロードウェイで1000回以上も上演され、1957年には映画化もされた傑作ミュージカル。7セント半の賃上げを望むパジャマ工場の労働者と雇用者の闘いと、その中の恋をコミカルに描いた作品だ。演出のトム・サザーランドは「昔の作品だけれども今観ても新しい。音楽も振付もすべて素晴らしい作品。“モダン・ミュージカル”の原点です」と作品の魅力を語る。また本作は『シカゴ』『キャバレー』等を手がけた伝説の振付家ボブ・フォッシーのデビュー作としても知られるが、「今回は『フォッシー』ロンドン公演オリジナルキャストであり、いま英国で5本の指に入る振付家、ニック・ウィンストンに参加してもらいます。フォッシー抜きでは語れない作品ですので、フォッシーへのオマージュがあり、アイコニック(象徴的)なショーになる」と話した。ダンスシーンにも期待しよう。ほかに出演は大塚千弘、上口耕平、広瀬友祐、栗原英雄ら。公演は9月25日(月)から10月15日(日)まで東京・日本青年館ホール、10月19日(木)から29日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて。チケットは5月27日(土)に一般発売開始予定。
2017年02月24日NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』でヒロイン・すみれを演じている女優の芳根京子が23日、自身のブログを更新。坂東家の女中・喜代役の宮田圭子、執事・忠一郎役の曽我廼家文童、すみれの姉・ゆり役の蓮佛美沙子との4ショットを公開し、宮田と曽我廼家への思いをつづった。芳根は「愛。」というタイトルで更新し、4ショット写真を公開。「だいすきなだいすきな喜代さん、忠さん。今頃、2人でどこを旅してるのかな。元気かなぁ。」と、本作で旅に出た2人への思いを書き出し、「すみれの心の支えでした。すみれより長い長い坂東歴のおふたりです。言葉通り、すみれの全てを知ってる人でした」と記した。そして、「前室で『京子ちゃん!』と呼んでくださる宮田さん。『お嬢様!』と呼んでくださる文童さん」と撮影現場でのやりとりも明かし、「私の心の支えでもありました」と感謝。「たくさんの愛をもらいました。たくさん背中を押してもらいました」と続け、「苦しい時代、喜代さんがいてくれたから乗り越えられた。すみれもそう、わたしもそう。宮田さん、文童さん、本当に、本当に、ありがとうございました」と思いを伝えた。さらに、「おふたりが終わりの時にね、さくらがスタジオに来てくれました!」と、すみれの娘・さくらの幼少期を演じた河上咲桜も駆けつけたことを明かし、河上との写真を公開。「大きくなったね!さくら!この前会った時は、しゅみれママ!って抱きついてくれました。少し時間が経ったら、人見知りになってました。笑あー、可愛い可愛い」と愛情たっぷりにつづった。
2017年02月24日野田村は、岩手県北部の太平洋に面した小さな村。人口約4,400人。NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』で一躍有名になった三陸鉄道北リアス線が海沿いを走っている。その陸中野田駅から徒歩5分。どこか懐かしい街並みの一角に、村で唯一の寿司店「藤乃寿司」はある。 藍染めののれんをくぐると、カウンターの奥から小柄なおばあちゃんが、「いらっしゃい。どうぞ」と、招き入れてくれる。店主の斉藤トミエさん(77)だ。チェックのかっぽう着がかわいらしい。身長150センチあるかないかのトミエさんは、女性では珍しい寿司職人。寿司を握り続けて半世紀。77歳にして現役だ。 長女の明美さん(51)は奥のキッチンで煮物、焼き物などの調理を担当。母と娘で切り盛りする寿司店は今年で創業53年になる。 「人生は七転び八起き。昔の人はよくそう言いましたよ」 これがトミエさんの口癖だ。失踪して行方知れずの夫が残した借金を完済し、借地だった土地を購入して、店舗兼自宅を建て替えたのは55歳のとき。そのローンも10年ほどで完済し、寿司を握り続けているさなか、’11年に東日本大震災が発生する。太平洋沿岸の野田村にも最大約18メートルという津波が来襲。死者は37人、建物流出・全壊は311棟と甚大な被害がでた。 3月11日、大きな揺れのあと、近くに住んでいる明美さんはすぐにトミエさんを車で迎えに来て、高台にある自宅に避難させた。だがテレビもラジオもない状況だったため、避難の直後に津波が村を襲ったことは、後で知ったという。 後日、店に戻ってみて2人は驚いた。冷蔵庫は倒れ、畳とテーブルが折り重なって、足の踏み場もない。泥がいたるところに入り込み、店内はめちゃくちゃな状況だった。藤乃寿司のある地区は、家屋の倒壊こそ少なかったが、1〜3メートルの浸水被害に遭っている。いまでも入口のサッシには、1メートル80センチほどの高さのところに津波の跡が残っている。灯油がいたるところに流れ出し、未開封の酒まで灯油臭くて飲めなくなっていた。 「どれほどの水の強さだったのかと思いますね」(トミエさん・以下同) だが、トミエさんには意気消沈している暇はなかった。頭に浮かぶのは、少しでも早く寿司店を再開することだった。野田村の銀行は津波で流されてしまっていたため、久慈市の銀行に相談に行くと、「野田村が復興するかどうかもわからないのに、再開資金なんか融資できませんよ」と言われて泣きたくなったが、トミエさんは再び自分に言い聞かせたという。 「人生は七転び八起き!」 トミエさんのために、なじみの大工さんや家族、親戚も片付けを手伝ってくれて、藤乃寿司は震災発生から49日という驚異的な早さで営業再開を果たした。 「村にある店では(再開)第1号でしたね。村のみんなが集まるところがないと大変じゃないかな、と思って急いだんです」 座敷の畳も間に合わず、代わりにマットを敷くしかなかったが、店に明かりがともると、ぬくもりに引きつけられるように続々と客がやってきた。自宅を失った人も、家族を亡くした人も集まって、お互いの無事を確認し、震災の経験を語り合い、慰め合った。そんな客たちをカウンター越しに眺めながら、トミエさんは寿司を握った。 「皆さん、すごく不安だったと思います。皆で話す場所がほかになかったから。早く再開できて本当によかった」 トミエさんはことあるごとに「お客さんが店を育てた」と、村の人に感謝する。客も「かあちゃんに話を聞いてもらって、ホッとした」と、感謝する。だから藤乃寿司は温かい。常連客の1人は「ここは野田村のオアシスなんですよ」と話した。 「できる限りがんばりたいと思います。動けるうちはなんとかね。寿司を握りながら死にたいと思ってますよ。あれ、かあちゃん、昨日まで稼いでいたっけが?というふうに」 トミエさんはこれからも寿司を握り続ける。野田村を見守りながら。
2017年02月23日ONE OK ROCK(ワンオクロック)が、新アルバム「Ambitions」を提げ全国アリーナツアー「ONE OK ROCK 2017 ”Ambitions” JAPAN TOUR」を開催。2017年2月18日(土)の静岡エコパアリーナを皮切りに、16都市を巡る。国内では、約2年ぶりとなる全国ツアー。過去最大規模となる16都市で計32公演を行う。2017年1月にリリースされたアルバム『Ambitions』には、NHKサッカーのテーマソングにもなっている「We are」や、アヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)とのフィーチャリング曲「Listen」など14曲が収録されている。ツアーでは、それぞれの都市ごとに1組のスペシャルゲストを招待。2月18日(土)、19日(日)に開催される静岡エコパアリーナ公演では、熊本出身のロックバンド「ワニマ(WANIMA)」が登場する。他の公演では、Mr.ChildrenやSuchmos、9mm Parabellum Bulletなどの国内バンドだけでなく、海外からFall Out Boyを招いている。日本を代表するロックバンドへと成長した、ONE OK ROCKの勇姿を是非目に焼き付けてみては。【詳細】ONE OK ROCK 2017 ”Ambitions” JAPAN TOUR・静岡エコパアリーナ Special Guest:WANIMA2017年2月18日(土) OPEN 17:00、START 18:002月19日(日) OPEN 16:00、START 17:00・和歌山ビッグホエール Special Guest:SiM2月22日(水) OPEN 17:00、START 18:00・大阪城ホール Special Guest:Don Broco2月25日(土) OPEN 17:00、START 18:002月26日(日) OPEN 16:00、START 17:00・宮城セキスイハイムスーパーアリーナ Special Guest: SUPER BEAVER3月04日(土) OPEN 17:00、START 18:003月05日(日) OPEN 15:00、START 16:00・アスティとくしま Special Guest:The BONEZ3月08日(水) OPEN 18:00、START 19:003月09日(木) OPEN 18:00、START 19:00・日本ガイシホール Special Guest:OKAMOTO’S3月14日(火) OPEN 17:00、START 18:003月15日(水) OPEN 17:00、START 18:00・神戸ワールド記念ホール Special Guest:coldrain3月18日(土) OPEN 17:00、START 18:003月19日(日) OPEN 16:00、START 17:00・さいたまスーパーアリーナ Special Guest:Fall Out Boy3月25日(土) OPEN 15:30、START 16:303月26日(日) OPEN 15:00、START 16:00・朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター Special Guest:Crossfaith3月31日(金) OPEN 18:00、START 19:004月01日(土) OPEN 17:00、START 18:00・幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール Special Guest:To Be Announced4月08日(土) OPEN 16:30、START 18:004月09日(日) OPEN 15:30、START 17:00・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ Special Guest:9mm Parabellum Bullet4月15日(土) OPEN 17:00、START 18:004月16日(日) OPEN 16:00、START 17:00・横浜アリーナ Special Guest:Aimer4月20日(木) OPEN 18:00、START 19:00・横浜アリーナ Special Guest:Mr.Children4月22日(土) OPEN 17:00、START 18:004月23日(日) OPEN 16:00、START 17:00・マリンメッセ福岡 Special Guest:ReN4月29日(土) OPEN 17:00、START 18:004月30日(日) OPEN 16:00、START 17:00・沖縄コンベンションセンター Special Guest:MONGOL8005月04日(木) OPEN 17:00、START 18:005月05日(金) OPEN 16:00、START 17:00・熊本 B.9 V1 5月11日(木) OPEN 18:00、START 19:00 5月12日(金) OPEN 18:00、START 19:00・広島 グリーンアリーナ Special Guest:Suchmos5月16日(火) OPEN 18:00、START 19:005月17日(水) OPEN 18:00、START 19:00※熊本公演を除くアリーナツアー各公演にて1アーティストのスペシャルゲストの出演あり。
2017年02月23日2月22日(水)NHK放送センターにて、平成30年前期の連続テレビ小説の作品・脚本家発表が行われた。第98作目のタイトルは「半分、青い。」、脚本は北川悦吏子が担当する。ヒロインの台詞から取られたという印象的なタイトルは、90年代~00年代にかけて「あすなろ白書」、「ビューティフルライフ」など、数々の大ヒットドラマを生み出した、通称“恋愛の神様”と呼ばれる北川さんが名付けた。大阪万博の翌年、1971年。岐阜県東濃地方のとある町の小さな食道に、鈴愛(すずめ)という女の子が生まれた。元気な子だったが、小学生のとき、病気で方耳を失聴してしまう。そんな彼女を励ましたのは、両親と同じ日に同じ病院で生まれた幼馴染の男の子だった。高校卒業後、持ち前のユニークな感性を生かして少女漫画家を目指し、鈴愛はバブル真っ只中の東京に出る。やがて結婚してひとり娘を授かるも、離婚。シングルマザーとして故郷に戻った鈴愛は、思わぬ転機を迎えることになる。北川さんは1989年、ドラマ「月曜 女のサスペンス」の一篇「赤い殺意の館」で脚本家デビューを飾った。その後、安田成美と中森明菜のW主演で女の友情を描いた「素顔のままで」、大学生の男女の恋愛模様の「あすなろ白書」、山口智子と木村拓哉の年の差恋愛で社会現象を巻き起こした「ロングバケーション」など90年代を席巻。脚本以外では近年、映画監督としても活動し、『ハルフウェイ』、『新しい靴を買わなくちゃ』など、マルチな才能を見せ、満を持してのNHK連続テレビ小説への挑戦となる。「半分、青い。」というタイトルについて、北川さんは「私はタイトルから浮かんだ物語を作ることが多々あって、今回もそうです。片方の耳が聞こえない女の子の話で、雨の日に傘をさすと、左側は聞こえないので、右側しか雨が降らないと。傘を閉じたときに、ヒロインが半分、青いと言ったら素敵だと思いました」と、目を輝かせて説明した。そして、自身も方耳を失聴したことがあると明かし、「不謹慎かもしれませんが、考え方によってはロマンチックなエピソードが思い浮かべやすく、創作魂みたいなものに火がついたのが、とっかかりです」と、北川ワールドへの期待がかかる言葉を残した。ベテランの脚本家人生の中で、初挑戦となる連続テレビ小説。長く原稿を書くことについて、北川さんは「4~5年前ですけど、企画を思いついたときに、朝ドラで書かせてもらえないかと思いました。自分の人生を生き直す気持ちで書いています。自分が経験してきたこと、感じたことをぎゅっと凝縮して、ドラマの中に光るようにリアルなものが流し込んでいけたらと、熱を持って書いています」と、自分が生んだ鈴愛というキャラクターにすでに愛着が湧いている様子だった。平成30(2018年)度前期 連続テレビ小説 「半分、青い。」は2018年4月2日(月)~2018年9月29日(土)全156回放送予定。(cinamacafe.net)
2017年02月22日国民的人気番組、NHKの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」でヒロイン(高畑充希)の妹を演じて以来、一躍有名になったと勘違い(!?)している若手女優・相楽樹が、初主演ドラマの役作りのために純喫茶をめぐり、3組の3人娘にコテンパンにやられながらも成長していくセミドキュメントドラマ「こんにちは、女優の相楽樹です。」が3月に放送されることになった。本作は、2007年3月の開始以来、友情・家族・夫婦など、さまざまな人と人との“絆”をテーマにしてきたテレビ東京×電通による「Friend-Ship Project」の第14弾。「とと姉ちゃん」にレギュラー出演して以来、一躍その名前と顔を世の中に轟かせ、現在乗りに乗っている若手女優の1人だと自負する(?)相楽さんが本人役を務め、昭和感あふれる純喫茶を舞台に、テンポのよい会話劇で進んでいく全3話のコメディドラマ。注目は、相楽さんが通う3つの純喫茶にはそれぞれ、“可愛い・色気・朝ドラ”とタイプの違う3人娘がいること。また、相楽さんに純喫茶めぐりを言いつける鬼監督役に「とと姉ちゃん」で共演した“ハマケン”こと浜野謙太、相楽さんに無理難題を吹っ掛けるマネージャー役に塚本高史、相楽さんが憧れ、いつか共演したいと願う女優役に名取裕子が本人役で登場するなど、キャスト陣にも注目。脚本は、いま演劇界で若手注目度ナンバー1といわれる女性劇作家・根本宗子が連続テレビドラマ作品に初挑戦する。1話では、「とと姉ちゃん」に出るまでは必要なかったサングラスにマスク、街中で気づかれると騒がれて迷惑がかかってしまうので移動もタクシーにしている…という相楽さん。そんな彼女のもとに初主演のオファーが来る。役柄は純喫茶の店員。マネージャーの天城(塚本さん)がプロフィールの趣味欄に「純喫茶めぐり」 とテキトーに書いたのが理由だった。それでも初主演を喜ぶ相楽さん。しかし、現場に入ると、粘り出したら妥協しないことで有名な吉田根羽流(よしだ・ねばる)監督(浜野さん)に「可愛い」が足りないとダメ出しされ、監督行きつけの「可愛い」店員が働く純喫茶で役作りを学んでくるように命じられる。そこには、アイドル並みに自分の可愛さをあざとく見せることが上手な3人娘が働いていた…。その3人娘には、佐々木彩夏(ももいろクローバーZ)、生田衣梨奈(モーニング娘。’17)、藤江れいな(NMB48)と現役アイドルがゲスト出演する。また、2話では、「可愛い」を無事クリアした相楽さんが、今度は「色気」がないと根羽流監督にダメ出し。そこで、色気のある店員が働いていると評判の銀座の純喫茶「天国」へ。そこには和服の上からでも巨乳と分かる店員や、コーヒーの淹れ方がやけにセクシーな店員が、愛人のように優しく微笑みながら働いていた。相楽さんは思い切って、自分に色気がないことを相談してみるが、それは地獄のダメ出しの始まりだった…。純喫茶「天国」の3人娘には、壇蜜、MEGUMI、おのののかが扮している。そして、3話。役作りのために「可愛さ」や「色気」を身につけようと純喫茶めぐりをしていた相楽さんは、どこに行っても罵詈雑言を浴びせられる。その上、根羽流監督のダメ出しも日に日にエスカレートしていき、ついに心が折れた彼女は、「とと姉ちゃん」の撮影時に通っていたNHK近くの純喫茶へ。そこには相楽さんがほのかに想いを寄せているイケメン店員が働いているのだ。だが、行ってみるとお目当てのイケメン店員はおらず、代わりにいたのは「とと姉ちゃん」のオーディションに落ちた女優志望の3人の店員だった。彼女たちに目をつけられた相楽さんは、今日もとんでもない目にあってしまう…。演じるのは、「あまちゃん」で注目を集めた足立梨花、「とと姉ちゃん」の川栄李奈と趣里という“朝ドラ”3人娘だ。相楽さんは、「今回、ドラマ初主演で本人役をやることになるとは全く思ってもみなかったので、どこかリアルでどこかファンタジーな不思議な世界にいる気がして、とても楽しみながら撮影しています」と、初主演に謙虚にコメント。「1話ごとにゲストが変わるんですが、脚本の根本さんの書くキャラの濃い登場人物も見どころです。可愛らしくて、滑稽な姿を、見ていただける皆さんも一緒に楽しんでもらえたらなと思います。どうぞお楽しみに~」とメッセージを贈る。一方、マネージャー役を務めた塚本さんは、シーン的にあまり絡みはなかったとはいえ、「初めてとは思えないくらいキャッチボールのできるいい女優さんだなと思いました」と相楽さんを絶賛。また、共演経験がありながら、相楽さんにダメ出しを連発する監督を演じた浜野さんは、「なんか樹ちゃんを怒るのも心が痛いし、でもなんか、楽しかったですね。あんまり朝ドラのときに樹ちゃんと絡むこともなかったから、嬉しかったですね」と感想をコメント。「劇中のセリフで色気がないとか言ってたけど、色気はもうずっと出てますよね」と語り、「壇蜜さんくらい出てます、最初に会ったときから。それに負けないようにやりましたけど。ちょっとやっぱり、おじさんのデヘヘみたいなの出ちゃいますね(笑)ちょっと気持ち悪い感じですいません(笑)」と暴露する。相楽さんの憧れの女優を本人役で演じた名取さんは、「すごく楽しいですね、彼女の成長が見れて。これから先どこかで樹ちゃんと共演出来るのかなとか楽しみになりました。私もデビューしたぐらいの年頃だったので。彼女を見ていて『私の年まで女優やるの大変よ』っていいながら、これから気になっていくんだろうなと思います」とエールを贈る。舞台で1度組んだことがあるという脚本の根本さんは「とにかく“巻き込まれる役”が本当に似合うなという印象」と相楽さんを評し、「さまざまな状況に相楽さんが置かれて理不尽な目に遭いながら巻き込まれていくドラマが観たいなと思って、自分が相楽さんで一番観たいと思うドラマを書きました」と明かしている。「こんにちは、女優の相楽樹です。」は3月6日(月)、13(月)、20(月・祝)深夜1時~テレビ東京にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年02月22日恋人に気の利かないセリフを吐いてしまったがために逆鱗に触れた、という経験は男性なら誰でもあることでしょう。今回ご紹介するのは、瞬(@eyxIS3OxqUAM1nq)さんがTwitterに投稿して話題となったそんな一幕。バレンタイン前夜に彼女さんがクッキーを作っていたそうなのですが、それを見た瞬さんが放った一言が原因でクッキーはお預けになったそうです。そのクッキーがこちら。【画像はこちらからもご覧いただけます→】すごくかわいらしいクッキーですが、皆さんこれが何のキャラだか分かりますか?瞬さんはこれを見て、「このゴロリのクッキーかわいいなー」と言ったそうです。「なるほど!ゴロリか!」と納得する人も多いでしょう。※ちなみに、ゴロリはNHKで放送されていた『つくってあそぼ』に登場するキャラクターです。念のため。しかし、彼女さんが作っていたのはなんと“チップとデール”のクッキーだったのです!たしかに画像を見返してみると…………いや、やっぱりゴロリにしか見えない笑善意で言ったセリフによりお預けをくらった瞬さんには、『これはゴロリです』『食べ物版「つくってあそぼ」ですね』『これはゴロリ満場一致』などのフォローのコメントが相次いで投稿されています。しかし、一方では『どう見てもチップじゃないですか!』『チップアンドデールに見えた!』『4歳娘があっ、チップとデール!と見た瞬間言いまして』などと普通にチップとデールに見えたという人も……。人によって見え方が違うようですね。ちなみに、こういったクッキーを作るのはかなり難易度が高く、かなり手間ひまがかかるようです。何に見えるかはひとまず置いておいて、彼女さんにこんなクッキーを作ってもらえるなんて、瞬さんは幸せ者ですね!●文/パピマミ編集部
2017年02月21日「Mr.Children」の「HERO」MVやNHK Eテレのプチプチ・アニメ「森のレシオ」などで知られる村田朋泰が手がける、児童文学の名作「陸にあがった人魚のはなし」のコマ撮りアニメーション(パイロット版)制作のため、本日2月21日(火)よりクラウドファンディングがスタート。山下敦弘監督ら公式アンバサダーからコメントも到着した。「陸にあがった人魚のはなし」は、米国の詩人ランダル・ジャレルが1965年に発表した童話。むかしむかし…。離れ小島に1人で暮らす狩人。ある日、海から聴こえる歌声に引かれ、人魚と出会う。人間の世界は、人魚の世界にないものばかり。好奇心旺盛な人魚は、狩人と一緒に暮らすようになる。やがて小熊、山猫、ひとりぼっちになった人間の男の子が、狩人と人魚に出会い、1つの家族となった。違う動物同士、一緒に暮らすといろいろな事件が起きたが、みんながお互いを好きで、理解して愛したいと思っていた。そうして何年も経ち、やがて人魚は、海ではわからなかった感情を知るように。見た目の違いは、問題ではない。これは、お互いの存在と違いを思いやる、ある1つの家族の物語――。今回のクラウドファンディング目標金額は、350万円(税込)。達成しなかった場合は制作をしない“ALL or NOTHING”方式となる。また、支援者へのリターンは共作性を重視。エンディングロールへの名前記載、制作日誌お便り、制作・撮影現場への招待、第1回制作会議への参加など、支援者と一緒に作品を製作する内容となっている。担当者は、現代にも通じるこの物語に「まるで私たちに深い問いを投げてくるようです」と言う。「この可愛らしくかつ斬新な表現で愛の在り方を示唆するファンタジーを、国内外から注目を集める村田朋泰氏によってコマ撮りアニメーション化したいと思います。映像化にあたり内容的にも世界観的にも村田氏のコマ撮りアニメーションほど合っているものはないでしょう」と期待を込める。「しかし、コマ撮りアニメーションは時間もコストもかかり実現が容易ではないため、今回、本プロジェクトに共感していただける皆様とクラウドファンディングを通して、まずはパイロット版を作成することにいたしました。なお、完成したパイロット版を持って本編制作の資金を募っていきますが、もし達成しなければパイロット版の制作はありません…!完成への第一歩を一緒に踏み出しませんか?応援をよろしくお願いいたします!」と語り、支援を募る。さらに、『ぼくのおじさん』『オーバー・フェンス』などで知られる山下敦弘監督や、『チェブラーシカ』『ちえりとチェリー』の中村誠監督をはじめ、応援者からの激励コメントも到着している(順不同)。■山下敦弘(映画監督)2017年、現在において人形アニメーションを作り続けている村田さんは本当の変態だと思う。自分みたいに「映像なら何でもやります!」というスタンスでドラマやCMなど何でも引き受けるチャラ男とは違い、人形を一コマ一コマ動かし、シコシコと撮影する村田さんは生粋の変態だ。“変態、変態”と連呼してるけど、ここで言う変態とは自分にとって最大の褒め言葉だ。作品作りにおいて変態ほど信用できる人間はいない。そんな村田さんが長編を作る。変態が作る長編人形アニメーション。つまらない作品になるはずがない。ただただ楽しみだ。■中村誠(映画監督)村田朋泰さんの作品は、音が少ない。登場人物たちが話さない。音楽も控えめだ。その背景美術の見事な広がりに対して、パペットの作りとアニメーションは言ってみればとてもプリミティブだ。静かで、素朴な作品群。しかし「路」シリーズや「森のレシオ」から伝わってくるこの言葉に出来ない激しい感情は何なのだろう。僕の勝手な憶測なのだが、村田さんはそれをこそ、伝えようとしているのではないだろうか。無理やり言葉にすれば、それはかつて誰もが通過したはずの「記憶」だ。心の片隅に忘れられ転がっているその記憶を村田さんの作品は揺り動かす。そして僕たちはそれが心の片隅にあったことを痛烈に思い出すのだ。静かな作品が揺り動かす激しい感情。それこそが、村田さんの作品の魅力なのだと僕は思っている。「陸にあがった人魚のはなし」で、今度はどんな記憶を揺り動かされることになるのか、僕は楽しみに待っている■秦俊子(アニメーション作家)可愛さの中に哀愁が漂う人形や、感情がうまく表現されている照明、引き画の広々とした空間と美しさなど、村田朋泰さんの人形アニメーションは画面に映るものすべてが魅力的です。また、登場キャラクターの記憶や関係の変化が、丁寧に作りこまれたモチーフを通じて展開していくところにも心を惹かれます。村田さんの作品を観ると、モチーフに込められた思いというものを表現する上で、人形アニメーションは最適な表現方法だと気付かされます。「陸にあがった人魚のはなし」の映像化に大いに期待しております。制作の実現を心から応援しています!■森和美(漫画家)地に弾ける雨粒、風に流され雪上を滑る木の枝、陽射しに揺れる水面、うつろう影、輝く樹液や粘菌、瞬く星、賑やかな森。瞳に花を閉じこめた少 女、毛むくじゃらの優しい生き物、初めて見るのに懐かしい異形のものたち。村田さんのアニメーションは画面の彼方此方に小さな命が溢れています。コマ撮りという作業を思えば、なんという積み重ねかと溜息が出るほどです。彼らはたいてい言葉を発してくれないのですが、目を凝らして彼らと出会う時、私たちは新しい友だちを得る事が出来るのです。知らない筈の世界と人をいつの間にか慕わしく思ってしまうー「陸にあがった人魚のはなし」でも、きっとそんな体験をさせて貰えるのではないでしょうか。■武田一義(漫画家)手作りの風景とキャラクターが、起こる出来事が、みんな可愛くて可笑しくて、ぽーっと見惚れて声出して笑って、ちょっと切なくなって、終わる頃には心の中に愛おしさが溢れている。村田朋泰さんが創る世界が好きです。新たな世界の誕生を心待ちにしています。「陸にあがった人魚のはなし」パイロット版(約3分間)制作のクラウドファンディングは2月21日(火)~5月8日(月)まで「Makuake」にて募集。(text:cinemacafe.net)
2017年02月21日NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』で主演を務めている女優の芳根京子(19)が19日、自身のブログを更新。最後のロケが終了したことを報告するとともに、徐々に終わりに向かう本作への思いをつづった。「ロケ。」と題したブログで、「昨日から神戸にいました。びゅーーん。今日でべっぴんさんのロケは最後かな?」と報告。昨年5月25日にクランクインし、同年10月3日から放送開始、今春4月1日放送に最終回を迎える本作について、「1日1日、最後だね。って言葉が増えて来て いろいろなところでもうすぐ終わるんだなーって実感」とつづった。続けて、「なんて呑気なこと言っても 最後まで容赦なく、笑スケジュールに『すみれ』の『す』の字が途切れることなくズラーっと並んでます」と、まだまだ撮影が詰まっていることを明かし、「朝ドラのヒロインってすごいな、すごいなって思ってる今日この頃です。笑」と感慨深げに記した。そして、「1日1日、必死に必死に。1日終わるごとにいろんなもの削ぎ落とされてる日々な感じですが、笑 ここで負けず、踏ん張って、這いつくばってでも、最後まで完走したいと思います。します。させます。するんです」と決意を新たにし、「ここからはどれだけ楽しめるかだと思ってます。ワクワクします。ドキドキします」と前を向いた芳根。最後は「書きたいことまた溜まって来た、、喜代さんのお話も、、また今度」と締めくくった。ファンからは「京子ちゃんが無事にクランクアップされることを願っております」「最後まで無事に完走できますように」「大変だけど…頑張って。。。」「素晴らしい作品、最後の最後まで... 全力投球で頑張って完成させてくださいね」「ゴールを笑顔で走り抜けてくださいね」「べっぴんさんもあと少しって考えると悲しいです…」「春が待ち遠しいけど べっぴんさんとの別れは 嫌」など、たくさんの応援メッセージや、早くも"べっぴんさんロス"の声が寄せられている。
2017年02月20日生田斗真がトランスジェンダーの女性を演じ、「第67回ベルリン国際映画祭」でも絶賛を受けている『彼らが本気で編むときは、』。本作のメガホンをとった映画監督・荻上直子と、主演の生田さん、生田さん演じる主人公の母親役を演じた田中美佐子、女装パフォーマーのブルボンヌが、NHK EテレのハートネットTV「LGBTを“当たり前”に」に出演することになった。母親(ミムラ)に家出され、ひとりきりになった少女トモ(柿原りんか)が、叔父であるマキオ(桐谷健太)、マキオと同棲している美しいトランスジェンダーの女性・リンコ(生田さん)という新しい“家族”と触れ合い、自分の居場所と本当の幸せを見つけ出していく物語。食卓を彩る美味しい手料理や、生まれて初めてのキャラ弁、髪を可愛く結んでくれることなど、母が与えてくれなかった家庭の温もりを初めて知ったトモは、自分に愛情を注いでくれるリンコに少しずつ心を開いていく。その一方、世間の無理解や偏見から「普通じゃない」と言われてしまうリンコ。でも、そんな悔しいことや悲しいことがあっても、彼女は編み物を編むことで、ネガティブな感情を全部「チャラ」にしていくと語り…。映画『かもめ食堂』(’05)で一躍脚光を浴びた荻上監督。出産・育児をへて5年ぶりに発表した新作『彼らが本気で編むときは、』は、トランスジェンダーの女性が主人公の物語。荻上監督がアメリカから帰国後、日本ではセクシュアル・マイノリティの人々と出会わなくなった日常に “違和感”を覚えたことから生まれた作品だ。本来は“当たり前”にあるはずの光景をただ描きたかったという荻上監督。映画では、生田さん演じるトランスジェンダーの女性の日常が淡々と描かれていく。誰もが“当たり前”に暮らすにはどうすれば良いのか。荻上監督と、トランスジェンダーの女性役に挑んだ生田さん、わが子を大きな愛で支え続ける母親役を演じた田中さん、女装パフォーマーとして活躍するブルボンヌさん、山田賢治アナウンサーと共に語り合う。ハートネットTV「LGBTを“当たり前”に映画監督・荻上直子と語る」は2月28日(火) 20時~、NHK Eテレにて放送。(text:cinemacafe.net)■関連作品:彼らが本気で編むときは、 2017年2月25日より新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか(C) 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会
2017年02月20日グラビアアイドルで女優の柳ゆり菜が19日、東京・新宿の福家書店新宿サブナード店で写真集『ひみつ』(発売中 2,700円税抜き 講談社刊)の発売記念イベントを行った。2014年にNHKで放送された連続ドラマ小説『マッサン』でヌードポスターに起用されて一躍話題を集め、以降はドラマやグラビアなど様々なフィールドで活躍している柳ゆり菜。そんな彼女の2枚目となる同写真集は、オーストラリア・シドニーでロケを行い、持ち前の可愛らしい笑顔はもちろん、バストのトップをぬいぐるみで隠した衝撃のショットを披露するなど、彼女の魅力が詰まった1冊となっている。多くの報道陣を前にして被っていたカツラと帽子を脱いだ柳は「髪の毛を40cm切りました。昨年の12月にヒロインを務めさせていただいた映画があり、そこで切らせていただきました。ベリーショートは人生で初めてですが、自分の性格にはこっちの髪の方が合っているので、"ニュー柳ゆり菜"として受け入れてもらえたら嬉しいです」とあいさつ。その経緯を「その作品を全身全霊で向き合いたかったので、女優魂を見せようとスキンヘッドでも何でもしようと思いました」と明かしつつ、「いざ切ってみると首輪が外れたような感じで、可能性が広がったし、自分にフィットしたような心地良い髪型です」と胸を張った。2年ぶりに発表された写真集については「表紙に載っているぬいぐるみでバストのトップを隠した写真は、セクシーでトップになると思い、マネージャーと相談しました。自分でプロデュースしたような表紙になりましたね」と自信。また、今回は"お尻推し"の写真が多いといい、「自分としては曲線のキレイさがお気に入りで、大きなお尻が武器だと思っています。以前は胸でしたが、今回はお尻が新たな魅力だと思い、お尻が多めになっています」と説明しつつ、「網タイツはハムみたいになると思って着ませんでしたが、いざ着てみるとお尻が綺麗に見えました。新たなお気に入りのアイテムになったので、ぜひ見ていただきたいです」とアピールしていた。
2017年02月20日2018年卒の就職活動、エントリー、企業説明会の開始まであと1週間ほどとなりました。これまでは、業界・企業研究や自己分析など、人と対面せずPCや書籍類、自分と向き合う作業が多かったはず。しかし、来年3月以降将来の就職先となる方と、直接顔を合わせる機会が格段に増えます。外見は、第一印象を左右する重要なパーツです。従って、就職活動向けのメイクも研究が必要です。2018就活スケジュール2018年卒業生の就活。エントリー、企業説明会の開始となる3/1まであと1週間ほどとなりました。マイナビ・リクナビをはじめとする大手就活情報サイトがオープン。そこから順次セミナーや会社説明会、ES(エントリーシート)の受付が始まり、筆記試験・面接、と進行していきます。就活メイクの極意中には、すでに志望の業界を絞っている方もいるかもしれません。金融業界を目指す人・航空業界やマスコミ業界を目指す人・アパレル業界を目指す人では、メイクの種類が大きく変わります。だけど、まずはじめに行われるのはさまざまな企業が集合している合同説明会。こちらに参加しているうちに志望業界が180度方向転換することは少なくないので、まずは「どんな業界の方にも好印象」なメイクを心がける必要があります。就活メイク=地味メイクではない「就活」と聞くと、「華美なメイクやトレンドを追ったメイクはNG」というイメージを最初に持つのではないでしょう?もちろんそれはある意味、正解。カラコン・まつエク・つけまつ毛・目の下チーク等は、業界によっては、印象が悪くなってしまうこともあります。しかし、だからと言って「地味」でもいけないのが難しいところ。地味ではなく、清楚そして控えめだけど目を引く。それが程よいバランスです。就活メイクのお手本はNHKのアナウンサーモテメイクを表すときに「女子アナ風」なんて言葉が良く使われていますが、それは民放アナウンサーのこと。就職活動で参考にすべきはNHKのアナウンサーです。控えめなのに地味過ぎない。かといって悪目立ちはしない。きちんとメイクをしているけれども「メイクしてます」感を全面に押し出してこない。このバランスが素晴らしいので、ぜひ、メイクの参考にしてください。「おはよう日本」のキャスターをしていらっしゃる和久田真由子さんは、1988年生まれとNHKのアナウンサーの中でも比較的就活生の皆さんに年齢が近いため、参考になるのではないでしょうか。万人受けには「清潔感」どの企業の方にも、つまりすべての方に良い印象をもってもらうために必要不可欠なのは「清潔感」です。そのためには綺麗な肌と髪、歯・歯茎が最重要。ヘアトリートメント・丁寧な洗顔とスキンケア・ホワイトニングなどを行うことで、メイクをする前のベースを美しく整えましょう。就活メイクにおける「綺麗」とは、外見・造形の美しさを指す美容的な意味ではなく、あくまで清潔さを意味することをまずは頭に叩き込んで。一緒に働きたい人材に求める「健康」清潔感の次に大切なのは健康的さです。これから長く一緒に働く人材には心身ともに健康であって欲しいと願うのは、採用する側の当たり前の心理。ですから、「メイク感のないメイク」を意識するあまり、顔色が悪くなってしまうという失敗だけは、絶対に避けなけれななりません。就活メイクの方法極意がわかったあとは、いよいよその方法に参りましょう。ベースメイクはコントロールカラーを使って顔色を調整することナチュラルなメイクが基本の就活メイクでは、ファンデーションの厚塗りももちろ厳禁。そこで活躍するのがコントロールカラーです。透明感を出したい場合は器具済を抑えてくれるパープル、顔色を良く見せたいときは血色感を出してくれるピンクを使って!赤みを抑える効果のあるグリーンや、パープルと同じく透明感を出す効果のあるブルーは、使用料が多過ぎるとかえって顔色を悪く見えてしまうので、メイク初心者さんには不向きです。<エチュードプレシャスミネラルマジカルエニークッション>2,160円(税込)出典:@cosmeよりクッションタイプのため、メイクに慣れてない就活生の方でもムラになることなく綺麗に顔全体に伸ばすことができます。UVカット・保湿もできるから紫外線が出だすもののまだ乾燥が気になる春にぴったり。生活が就活中心になる、アルバイトを休みがちな大学生でも手が届くお値段も魅力です。 アイラインは細く、短くが鉄則!人が「アイメイクが濃い」と判断するのはアイシャドウの色ではなくアイラインの太さや濃さ、長さです。従ってアイラインは、上まつ毛の間を埋めるだけ程度がベストです。間違っても下までがっつり囲み・目尻をハネ上げる・タレ目風に引き下げる。なんてことはしないでくださいね。小粒な目がコンプレックスと言う方は、ブラウンのアイシャドウで代用を。下まつ毛のマスカラは塗らないくらいで良い下まつ毛の存在感が強いと、一気にケバい印象を与えてしまいます。マスカラは一度塗り程度で十分です。なお、初めのうちの「就活メイク」にまだまだなれないうちは、塗りすぎを防ぐためにあえて塗らない意識で十分です。ブラックではなくブラウンを選んでも良いでしょう。メイベリン ニューヨーク ラッシュニスタ02 パーリー ブラウン1,200円(税抜)出典:@cosmeよりブラシが細く、下まつ毛にも塗りやすい形状です。ダマになりにくく滲みにくいためメイクに不慣れの方でも使いやすいはず。また、お湯で簡単にオフできるため、こちらもまだまだポイントメイク落としのテクニックが不十分のかたでも安心ですよ。チーク・口紅は血色感を足す程度就活用のメイクでもっとも悩ましいのはチークや口紅の色選びではないでしょうか?ここで再度、NHKのアナウンサーのお顔を思い出してくださいね。トレンドの赤チークやブドウ色のルージュを施している人など一人もいないのがわかります。悪目立ちをする可能性を秘めた色はご法度です。かといって、チークなしにベージュの口紅では、顔色が失われて不健康に見えてしまうため、こちらもNG.ピンクベージュやサーモンピンク、コーラルピンクなど肌馴染みが良く、さりげない血色感をプラスできるカラーをチョイスして。また、唇には多少のツヤは必要ですが、チークはラメやパールを含んでないマットなタイプのほうが良いでしょう。 レブロン マット パウダー ブラッシュ全6色/1,600円(税抜)出典:@cosmeよりブラシとミラーがセットinされた便利なチーク。マットで薄付きな発色のため、普通につけるだけで理想通りのナチュラルカラーに頬を染めてくれます。色選びに迷った場合は、108番114番が特に肌馴染みが良いためおすすめです。コフレドール ルージュエッセンス全10色/2,500円(税抜)出典:@cosmeよりカサつきがちな唇も美しく見せてくれ、なおかつ潤い・色モチに優れているこちらのルージュならば、頻繁にリップメイクのお直しができない就活中でも安心です。こちらはどの色を使っても悪目立ちの心配がなく品のある唇に仕上がるので安心ですよ。また、コフレドール公式サイトには、お肌の色別に合うカラーがグラフで説明されているので、色選びに困ったときは、コフレドール公式サイトを参考にしてみてはいかがでしょうか。就活とは、大学卒業以降の人生を決める重要な選択です。「別に一生その企業に勤務するわけでもないのに大げさな」と今は思うかもしれません。だけど、新卒採用での就職先によって今後の転職先も決まりますし、人間関係も変化します。出会う人や交流する人が変わるということは、当然友人や結婚相手も変わります。なので、努力次第でいくらでも変えられるメイクは、ぜひとも今から時間を見つける度に練習に励んで、就活を成功させましょう。
2017年02月20日杉山純と宮澤謙一によるアーティストユニット・マグマ(magma)の個展「ストップザタイム(STOP THE TIME)」が、3月3日から31日まで東京・中目黒のアートギャラリー・ボイルド(VOILLD)にて開催される。マグマは、樹脂や廃材、電動器具、木などを手作業で組み合わせた作品を得意とし、広告美術から空間演出、家具、プロダクトまで幅広く手掛けるアーティストユニット。これまでにゆずのミュージックビデオやステージセットなどの他、木村カエラやサカナクション、きゃりーぱみゅぱみゅなどのミュージックビデオへの作品提供や、NHKの音楽番組「Music Japan」の番組セットなども手掛けている。昨年開催された「SYMVOL」に続く3度目の新作展となる同展では、オブジェやスカルプチャーなどの立体作品を中心に、コラージュやペインティングの平面作品など約30点を展示。その他、新作キーホルダーなどの限定グッズや伊勢丹新宿店とのコラボレーションしたTシャツやパーカー、バッグなどの販売も行われる。【展覧会情報】magma「STOP THE TIME」会場:VOILLD住所:東京都目黒区青葉台 3-18-10 カーサ青葉台 B1F会期:3月3日~31日時間:水~金12:00~20:00、土・日12:00~18:00休廊日:月・火・祝日
2017年02月19日映画『種まく旅人~夢のつぎ木~』やHuluオリジナルドラマ「代償」などで活躍する女優の高梨臨が、藤原晶による人気漫画のドラマ化「恋がヘタでも生きてます」で主演を務めることが決定。共演に田中圭、土村芳、淵上泰史を迎え、高梨さんは最長2か月しか恋が続かないという不器用な“恋ヘタ女子”を演じる。本作は、小学館「プチコミック」で連載されていた藤原晶の同名漫画をドラマ化。恋がヘタな主人公たちの不器用すぎる恋愛模様を描き、恋愛へのあくなき願望はもちろん、人生設計やセックスにまつわる赤裸々なガールズトークも交え、女性の理想と本音が入り乱れた大人が楽しめるラブコメディとなっている。約4年ぶりの連ドラ主演となる高梨さんが演じるのは、新興スマホゲーム会社で働くキャリアウーマンの茅ヶ崎美沙役。会社の経営トップに立つことを目指す一方、恋は最長2か月しか続いたことがなく、「恋より仕事」と突っ張って生きている。また、「東京タラレバ娘」にも出演中の田中さんは、NY帰りの経営のプロ、雄島佳介役に。仕事も恋愛もパーフェクトに見えるが、強引な恋のアプローチのウラには実は乗り越えられない過去が…。NHK朝ドラ「べっぴんさん」の注目女子、土村さんが演じるのは、家事上手な清純派お嬢様の受付嬢、榎田千尋役。美沙のルームメイトでもある千尋は婚約するが、衝撃的な理由でなんと浮気されてしまう。「ダブルミンツ」(原作:中村明日美子)実写映画の出演でも話題の淵上さんは、美沙と同じ職場で働くライバルの橋本司役。女は体の関係だけでOKと割り切って生きている男を演じるという。第1話では、ルームシェアする美沙と千尋に人生最大の恋の転機が訪れる。ついに次期社長の座に就くことが決定的になった美沙は、朝の公園をジョギング中、雄島佳介と偶然出会い、積極的すぎるアプローチに戸惑う。一方の千尋は、交際4年の彼氏についにプロポーズされることに。お互いに喜んだのも束の間、美沙の社長就任の夢はなんと佳介によって奪われ、千尋は婚約者の浮気を目撃し、「男の本音」を知ってしまう…というストーリー。高梨さんは、“仕事ができて上昇志向の強いが、恋には不器用”という美沙役について、「彼女はとにかく、いつも必死。仕事のためにはプライベートも睡眠時間も削って働く、とってもかっこいいキャリアウーマンだと思います」と分析し、「仕事の場面ではプライドも高く、自分に自信を持っていて。恋の部分での自信は皆無で、ドギマギしてしまうようなところを少しコミカルに、美沙の不器用さを面白く演じられればと思っています」と意気込みを語る。そんな美沙との共通点について「作品に入っているときは、時間に追われて、プライベートの時間もほぼなくなりますし、必死なので、そういう面では似ている環境で仕事をしているのかなと思いました。また、仕事を終えて帰宅するや否や、ゴローンとソファーに行くあたりはそっくりです(笑)」。また、佳介役の田中さんについては、「ニューヨーク帰りのハイスペック男子の佳介を、田中さんがどう演じてくださるのか、そして、私の演じる美沙と、どのようなラブストーリーが出来上がっていくのか、いまからとても楽しみです」とコメント、淵上さんには「とても優しそうなイメージの方なので、ちょっとSっ気のある司を演じると、どのように変わるのか、とても楽しみです」とも明かしてくれた。さらに「恋でも仕事でも、頑張っている女性を応援できるようなドラマになればいいな」と語りながら、「男性の方には、こういう恋ヘタ女子のことを知ってもらって、もっと女心を知ってもらえたらいいなと…(笑)」と期待を込めている。一方、相手役の“NY帰りの天才営業マン。絵に描いたような王子様”を演じる田中さんは、「『こういうのありそう!』と『こんなん無いだろ!?』がうまいバランスで存在している」と絶賛しつつも、「17年俳優をやらせてもらっていますが、ここまで自分にないものだらけの構成をされているキャラクターもなかなかない」とコメント。「モヤモヤしたり、共感することがたくさん詰まっていると思うので、ぜひお気に入りのキャラクターや恋愛を見つけて一緒に楽しんで下さい!」とメッセージを贈る。美沙だけでなく、そろいもそろって“恋ヘタ”な登場人物に時々笑って、モヤモヤして、ツッコんで、「あ、でも自分も…」と思わず共感してしまう、そんなドラマとなりそうだ。新・プラチナイト木曜ドラマ「恋がヘタでも生きてます」は4月6日より、毎週木曜23:59~放送開始。(text:cinemacafe.net)
2017年02月18日「孫たちが生まれたときに、私は『自分の命をつなぐことができた』としみじみ思ったんです。自分は2人の子どもを産んだけれど、次につないでくれた。私の血だけではないけれど、次へ受け継がれていったことがうれしくて」 そう語るのは、隔週連載『中山秀征の語り合いたい人』第75回のゲスト・女優の三田佳子さん(75)。明るく朗らかな笑顔で「今日はよろしくねー!」と颯爽とスタジオ入りした三田さん。革ジャンにロングスカート、高めのヒールのブーティーという若々しいファッションもとってもお似合い。エイジレスな魅力たっぷりの三田さんと中山が語り合いました。 中山「三田さんは’84年の映画『Wの悲劇』で各映画賞を受賞し、’86年にはNHK大河ドラマ『いのち』主演、’89〜’90年には『紅白歌合戦』の司会も務められます。多数のコマーシャルに出演し『CMの女王』になり、高額納税者番付4年連続1位(俳優・タレント部門‘91〜’94年)。日本を代表する女優に上り詰めていきますよね」 三田「でもね、あのころは『どうしてこうなっちゃうんだろう』と毎日泣いていたんです。私は自分なりに試行錯誤したり、本を読んで勉強したり、先輩たちから教えてもらったりしながら、ただ目の前のことを一生懸命やっていただけだったんです。『もっと有名になりたい。天下を取ってやろう』なんて思ってもいなかった。そのあともいろいろ苦労しましたね」 中山「いっときご家族のことで、ご苦労されていますよね」 三田「当時、私は会見で受けたフラッシュは色が違ったし、それまでとは全然違うものに感じました。それはすごかったですね……。私は女優として、虚構の世界の他人の人生を、自分の感性や肉体を絵筆にして描いてきましたが、今度は現実。もちろん泣きたいようなつらさもありました。けれど一方では、これもまた人生。すべてが血となり肉となり、もう20年以上過ぎて……。今は大丈夫ですよ」 中山「三田さんはいつも客観的にご自身を見つめていらっしゃるんですね」 三田「そうかもしれません。’94年の大河ドラマ『花の乱』で、2回目の主演を務めました。ただ、そのオファーをされたときは、息子たちもまだ中学生と大学生で思春期真っ最中、母の体調もあまりよくなかったので、家を空けたくなかったんです。1年間ほとんど休みはありません。でも、どうしてもと懇願されて、やらざるをえなかった。やるからにはと、必死でやりました。そうしたら、大河主演の2年後、’96年には子宮がんに……」 中山「災難が降りかかりますね……」 三田「『50代になったら、ちゃんと検診を受けたほうがいい』と知人の医師に説得されて、渋々検査に行ったら、見つかったんです。すぐに治療に入りました。『入院するなら、おいしい物も食べられないから』と、友人たちがおすしを取ってくれたのですが、みんなは胸がいっぱいなのか、全然箸が進まない。それなのに私ったら全部食べたんですよ(笑)」 中山「精神力がハンパないですね(笑)」 三田「私は神がかってポジティブなのね(笑)。『私の人生も捨てたもんじゃない。がんという病気にも出合い、経験できるんだと思った。私の人生はドラマチックに盛り上がった』と病室で書いて。マネージャーの口から伝えるより、自分できちんと伝えたくて手紙を託しました。これっぽっちも死ぬなんて思ってなかったんですけど、本当は危険な状態だったのにね〜」
2017年02月18日「私は神がかってポジティブなのね(笑)。『私の人生も捨てたもんじゃない。がんという病気にも出合い、経験できるんだと思った。私の人生はドラマチックに盛り上がった』と病室で書いて。マネージャーの口から伝えるより、自分できちんと伝えたくて手紙を託しました。これっぽっちも死ぬなんて思ってなかったんですけど、本当は危険な状態だったのにね〜」 こう語るのは、隔週連載『中山秀征の語り合いたい人』第75回のゲスト・女優の三田佳子さん(75)。’84年の映画『Wの悲劇』で各映画賞を受賞し、’86年にはNHK大河ドラマ『いのち』主演。’89〜’90年には『紅白歌合戦』の司会も務めた。また、多数のコマーシャルに出演し『CMの女王』になり、高額納税者番付4年連続1位(俳優・タレント部門‘91〜’94年)。日本を代表する女優に上り詰めた。そんな女優として絶頂期を迎えた’96年、子宮体がんが見つかる。だが、三田さんは真正面から病気に立ち向かって行った。彼女が語る、三田佳子流“逃げない”人生哲学とはーー。 ■人生とは、自分の肉体という絵筆で描くもの! 「私が女優として生きてきたのは『人生というものを自分の肉体という絵筆で描きたい』から。それが私の人生の哲学。下手、上手はキャリアにもよるけれど、命がけで一生懸命演じるのは当たり前。私は一度も演技に手を抜いたことはありません。だから、ものすごくパワーを使うんですよ」 ■逃げない、ブレない、引きずらない! 「私はいろいろな役を演じてきていますが、自分の根幹は全然ブレないんです。何事にもいつも真正面から対峙して、逃げない。家族の件でかなりバッシングされましたし、『女性自身』にもひどく書かれましたが、あのときはあのとき(笑)。今はもう大丈夫ですよ。私、引きずらないんです」 ■死ぬときは死ぬ。それまでは精いっぱい! 「寿命というのは決められていて、生まれたら必ず死ぬもの。私も死ぬときがきたら、ポンッと逝くんだろう、今は生かされているんだとつくづく思うんです。だから、それまでは精いっぱい生きればいい。すべては自分の人生。苦もあり楽もある。やっぱり生きるってすばらしい」
2017年02月18日「私は自分の容姿に関して本当に適当なの。あまりにも何もしないから、周りから叱られて、たまにフェイシャルエステに行くくらい。それでも1年に1回とか」 そう語るのは、隔週連載『中山秀征の語り合いたい人』第75回のゲスト・女優の三田佳子さん(75)。明るく朗らかな笑顔で「今日はよろしくねー!」と颯爽とスタジオ入りした三田さん。革ジャンにロングスカート、高めのヒールのブーティーという若々しいファッションもとってもお似合い。エイジレスな魅力たっぷりの三田さんと中山が語り合いました。 中山「プロフィールを拝見したのですが、三田さんは現在75歳。驚異的な若さですね!今日はあらためて三田さんの女優になったきっかけを伺いたいと思います」 三田「女優になるきっかけは、中学生のときに森繁久彌さんの娘役でラジオに出演したこと。もう60年以上も前の話だから、詳細は省くわね。そんなところまで話していたら、夜が明けちゃうから(笑)。ラジオ全盛の時代からテレビが出てきて、まずNHKが試験放送を始めて、そこで女学生AやBなどをやっていました。『こんにちは』と言うだけでも緊張して、言葉が出てこなかったんですよ。『あ、自分の番なんだ、しゃべらなきゃ』となると、台詞が出てこなくて」 中山「三田さんにもそういう時代があったんですねー!」 三田「そのうちテレビも民放ができて、そういう道を進むことになった。森繁先生にはとてもお世話になって、『佳子、今度は正月のこういう番組に出なさい』って、次の役を用意してくださって。そんななか、コマーシャルガールをやることになったんです」 中山「当時のコマーシャルは生放送ですよね。いわゆる“生コマ”というものですね?」 三田「そうそう。私は相変わらずで、『トチリの佳子ちゃん』って呼ばれていたの。今でも忘れないのは、旭化成の新製品『カシミロン』のコマーシャル。30秒なり90秒なり、製品の説明をしないといけないのに、全然台詞が出てこない。スタジオでは、ターリーという大きなランプがついたらカメラが回って始まるんだけど、私は『電波に乗って、全国に私の姿が流れていくんだ』という事象のほうに興味を持ってしまって、真っ白になっちゃって……」 中山「それはダメですね(笑)」 三田「逆にそれがかわいかったのよー(笑)。『あ、カシミアタッチのカシミロン。うふふ、あ、あの……』ってニッコリ笑って、バタバタして90秒経過。コマーシャルにならないから、やめさせるしかないということになったんだけど、視聴者が『明日はどこまで言えるか楽しみ』と逆に人気が出て、全国から『あのコをやめさせないで』という投書が殺到したんですって」 中山「それで、続けられたんですね」 三田「そのあと『週刊サンケイ』でのコマーシャルガールの特集企画があって、その表紙を飾ったことでスカウトが来て、高校卒業後に東映に入社したんです」
2017年02月18日ジャニーズJr.内のユニット・SixTONESのジェシーと、関西ジャニーズJr.の西畑大吾が17日、東京・新橋演舞場で行われた『東(SixTONES)×西(関西ジャニーズJr.)SHOW合戦』の会見に登場した。同舞台は、東と西でそれぞれジャニーズの次世代を担うグループによって行われるコンサートで、同劇場でジャニーズJr.のコンサートが行われるのは初。花道を使ってのパフォーマンスや新曲披露、合同コント、ジャニーズJr.によるローラースケートパフォーマンスなどが行われる予定だという。NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』『あさが来た』出演などで活躍する西畑は、会見に現れたものの「(自分は)関西では面白くない方」と自虐。しかし、関西を中心に活躍するからこそ「お笑いでは負けたくない」と闘志を燃やした。一方のジェシーも「負けてはないですね。みんな馬鹿なんでメンバーも一人一人がほぼアドリブですね」と”東の笑い”をアピールした。西畑は「SixTONESはパンチが強いんですよね。お笑いというかガツンとくる感じが強くて」と印象を語り、「もっと強い力で返さないといけない」と苦笑した。観客は西の笑いと東の笑いのどちらが好きなのか反応を気にするものの、ジェシーが「南に行っちゃって、とか」と新たな方向性を示すと、その場に笑いが生まれていた。「関西で取材があるときは2~3人しかいない」とさらに自虐する西畑は、会見の場に緊張している様子。緊張をほぐすために一発芸対決を行うことになり、西畑は「ピッチャー、投げターン」という芸を披露した。一方ジェシーは「バッター、うちに帰ります」という一発芸を披露。周囲は温かな笑いに包まれたものの、西畑は「(関西ジャニーズJr.の)向井康二のギャグで滑ったのが申し訳ない」と顔を覆っていた。関西愛の強い西畑は、「向井康二はムードメーカー、大西流星はすごいかわいくて癒やし、(室)龍太くんは特にないんですけど」とメンバー紹介でボケつつ、最終的には「(室は)最年長なんですけど、いじられ役で包み込んでくれる」とフォロー。アウェーとなるが「関東を関西にするくらいの、全国が関西みたいになるように、そういう活動をしていかないといけない」と大きな野望を見せ、ジェシーも驚いていた。
2017年02月17日「和尚さんの腕におとなしく抱かれていてかわいい」「ちゃんとお芝居している感じが愛おしい」と、お茶の間をほっこりさせているのは、大河ドラマ『おんな城主直虎』(NHK総合・毎週日曜20時〜ほか)で、小林薫演じる南渓和尚が抱っこしている茶トラねこさん。 特に役名はないのだが、現場では“にゃんけい”と呼ばれ、親しまれている。そんな人気者に意外な事実が!実は“にゃんけい”はのんさん(1歳・日本ねこ)、りのさん(推定6歳・日本ねこ)という2匹のねこさんが演じているというのだ。 さっそく取材を進めると、見た目はそっくりの2匹だが、性別も性格も正反対のタレントねこさんであることが判明。男のコののんさんは人が大好きな甘えん坊で、本作がドラマデビューとなる新人ねこさん。女のコのりのさんは、やんちゃで遊び好き、毛づくろいも大好きなおしゃまさんで、『最後から二番目の恋』などのドラマにも出演しているベテランねこさんだったのだ。 「出演者たちが、ねこちゃんたちに触って癒されています。特にご自身もねこを飼われている柴咲コウさんがいちばんお世話をしてくれていますね。小林薫さんは、ねこちゃんたちのことを『共演者』と表現なさっています」(ドラマスタッフ) 収録現場では、同じようにかわいがられ、演者として認めてもらえている2匹。これからも南渓和尚が出演する限り、“にゃんけい”のかわいい姿も見られるのだそう。のんさんとりのさん、どちらが出演しているのかを見分けられるようになったら、あなたはもう立派なスターねこマニアなんだニャ!
2017年02月17日“殺しても死なない”“何度でも命をリセットできる”というセンセーショナルな設定が話題を呼び、劇場版アニメ3部作も大ヒットとなった人気漫画を、佐藤健と『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督の初タッグで実写化する『亜人』。このほど、佐藤さんの前に立ちはだかる“新人類最凶の不死身男”として綾野剛の参戦が決定、さらに玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、山田裕貴、浜辺美波といった最旬の人気&注目キャストの参加が明らかになった。2017年東京。病の妹を救うため、研修医として日々勉学に励む永井圭はある日、交通事故に遭い死亡。しかし直後、肉体が復活し、生き返る。絶対に死なない新人類【亜人】となった圭は、警察や懸賞金目当ての人間に追われ亜人研究施設に監禁される。そんな圭に同じく【亜人】の佐藤という謎の男が、救いの手を差し伸べる。佐藤は亜人としてこの国で生きていくため、国家転覆を図り、人類の大量虐殺を繰り返すテロリストだった。同じ亜人として、佐藤の思い描く未来に共感できない圭。そんな圭に対し、佐藤の怒りの矛先が向かっていく。【人間でいたい亜人】vs【亜人を救いたい亜人】の交わることも終わることもない、エンドレス・リピート・バトル。果たして【亜人】の未来は、どこへ向かうのか――。【亜人】とは、人間と姿かたちは同じだが、“死ぬことがなく”、どれだけ傷ついても絶命と共に再生を始める、死を超越した特殊な能力を持つ新人類。佐藤さんが演じる主人公・永井圭は、亜人というマイノリティーとなったことで、世界の差別や隔絶を経験しながら「自己」「生きる道」を懸命に模索し、国家権力や同じ種族の亜人と戦うことになる。そんな圭に、同じ亜人でありながら敵対する“最強最悪の不死身男・佐藤”を演じるのが、温厚な産婦人科医から歌舞伎町のスカウトマンまで、常に幅広い役柄に挑戦し続ける綾野さん。国家転覆を図り、大量虐殺を繰り返すテロリスト役であり、原作の元軍隊上がりというキャラクターを強く意識、撮影4か月半前から食事コントロールと筋肉トレーニングで強靭な肉体を目指したそうで、髪も銀色に染め、ビジュアル面からも亜人・佐藤に迫っていったという。「原作のイメージや印象はできればまんま一緒にしたいくらい大切にしたい」という綾野さんは、「ハンチングなどのアイテムもそうですが、進化した佐藤を実写の中で表現するべく、肉体作りもコミュニケーションやあらゆることを惜しまず、本当に魅力的な、ただ怖いだけではなく、妙にチャーミングさと軽快さもある新しい佐藤の造形を『亜人』という原作に敬意を払いながら作ることができました」と手応えを覗かせる。その役作りには撮影スタッフも驚くほどで、これまでの線の細い綾野さんのイメージからほど遠い姿に「(筋肉が)CGのようだ」と表現するスタッフも!戦いで致命傷を負うと、すかさず自分の持っているナイフや銃で自らを殺し、リセットして生き返る。亜人であることを最大限に生かした戦闘を行い、非常に高い戦闘能力を有するキャラクターを生き生きと、説得力たっぷりに体現してみせている。『るろうに剣心』以降の2度目共演となる佐藤さんは、「僕もですが、彼(綾野さん)もすごく漫画が大好きで読んでいて、漫画の実写化の難しさを重々わかっている人だったので、佐藤という役をやることの重さや、『亜人』という漫画の実写化について同じものをシェアできていて、同じ目線でいれたので、あとは必死にやるだけで、もちろん俳優としてもすごく信頼しているので、そっちは任せた、こっちはこっちでやるという安心感がありました」と、綾野さんとの信頼関係が作品に良い効果をもたらしたことを明かしている。さらに、綾野さん演じる佐藤と行動を共にする亜人の田中功次役に城田さん、奥山役に千葉さん、高橋役に山田さんとイケメン俳優が揃い踏み。佐藤と共に、国家転覆を図るため暗躍する。綾野さんとの撮影シーンが多かった城田さんは、「綾野さんは、作品のことや役のことを深く考えているのが、随所に現れていました。撮影中もいろんなことに気付いては、監督に報告したり、提案したり、本当に今回は佐藤役の綾野剛さんが亜人チームをまとめたというか、まとめようとしてまとめただけじゃなく、態度や行動で示して、先陣切って現場でも大活躍でした。圧倒的に強い佐藤という役に合っていたと思います」と、役柄同様の綾野さんのリーダーシップに絶賛を贈った。また、その亜人組織と対峙する厚生労働省・亜人管理委員会の戸崎優役には、玉山さんが決定。NHK連続テレビ小説「マッサン」などの熱い演技が印象的な玉山が、今回はクールな表情で、研究のためには亜人の非人道的な虐待を見ても顔色ひとつ変えない超ドS官僚に。原作でも人気のキャラクターであるだけに、「僕が感じた原作の戸崎の男っぽい、かっこいい部分と、ちょっとセクシーな部分、クレバーな部分をバランス取りながら、いろいろと試行錯誤して考えて表現したつもりです」とコメント、「僕が感じた戸崎のSな部分は、増長してやらせていただきました」とも語っている。そして、亜人でありながらもその正体を秘密にする代わりに、戸崎の秘書兼ボディーガードを務める下村泉役には、女優としての活躍著しい川栄さん。ロングの髪を原作キャラクターに近づけるべくボブにカットし、舞台「あずみ」で魅せたアクションを銀幕でも見せつける。「原作の泉ちゃんのファンはたくさんいらっしゃるので、恰好からでも近づけたらなという思いで髪をバッサリ切りました。玉山さん演じる戸崎さんのボディーガードという役でしたが、守れたと思います…守ったつもりです」と、笑顔でコメントを寄せた。本編では、身長152cmの川栄さんが、身長190cmの城田さんと約40cm差のアクションシーンにも挑戦。城田さんは「丸2日かけて撮ったのですが、2日目の後半は記憶がほとんどないくらい集中していましたし、結構限界が来ていました(笑)」と語り、川栄さんは「撮影自体は2日間ですが、1週間かのように長く感じました」と怒涛の撮影をふり返っている。なお、主人公・圭の妹・慧理子役として、『君の膵臓をたべたい』など今年ブレイクが予想される注目の美少女・浜辺さんも参戦。まさに演技派からフレッシュなキャストまで、幅広いキャストたちが揃う中、佐藤さんと綾野さんの作品に対するストイックな姿勢が、他キャストにも伝播していった様子だ。すでに撮影は、1月10日に都内でクランクアップを迎えており、スタントなしでアクションシーンに挑んだ佐藤さん同様、綾野さん率いる亜人チームや玉山さんら、ほかのキャストもスタントなしのガチのアクションシーンを体験。内外から高い評価を受けた『るろうに剣心』のアクションチームのもと、手応えあるアクションシーンに仕上がったとの声も上がっている。実写版『亜人』は9月30日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月17日「今は職業欄に、あまり抵抗なく『俳優』と書いていますが、書くのが恥ずかしい時期もあったし、若いころは『自由業』と書いたこともありました。『俳優』と書くだけの自信が、まだなくて。そのころは風呂なし共同便所の、4畳半の安アパートに住んで、もがいていましたね」 そう語るのは、俳優の遠藤憲一さん(55)。映画やテレビドラマで大活躍の6人の名脇役。遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研(=五十音順)が「本人役」で出演している連続テレビドラマ『バイプレイヤーズ〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜』(テレビ東京・金曜深夜0時12分〜)が「おもしろすぎる!」「おじさんたち、かわいい!」と視聴者の間で大きな反響を呼んでいる--。 遠藤さんは’61年6月生まれで、東京都出身。高校を中退後劇団に入り、’83年、連続テレビドラマ『壬生の恋歌』(NHK)でデビュー。その後、映画、テレビドラマ、CMなど幅広く活躍。また、ドキュメンタリー番組やCMのナレーターとしても活躍している。私生活では、’90年に、元タレントで、現在所属事務所の代表兼マナージャーを務める昌子さん(56)と結婚した。 遠藤憲一(以下=憲一)「女房との出会いは25歳のとき。かつて所属していた劇団時代の知り合いが自主公演をやることになって、脚本と演出を任されました。その芝居に看護師役があって『こういうコがいるけど』と紹介されたのが女房です。それがきっかけで4年間付き合って、29歳で結婚しましたが、結婚しようと思ったのは本当に突然でした。付き合い始めてしばらくは『結婚』が頭にありましたけど、時間とともにその思いがだんだんと薄れていって。『もう結婚はないのかな……』と思っていたときに、彼女と映画を見に行った。ボクサーが主人公の『どついたるねん』という、結婚とはまったく関係ない映画でしたが。その帰りに居酒屋に寄って、その場で突然『結婚しちゃおう』と思って、彼女に『結婚する!』と宣言したんです」 「あのとき、なぜ突然結婚しようと思ったのか、いまだによくわからないですね(笑)」と話す遠藤さん。「俳優」としてのターニングポイントは、’07年に個人事務所を立ち上げたことだった。 憲一「その数年前に、21歳のときからお世話になっていた事務所の社長に、高齢と病気を理由に『事務所は私一代でおしまい』と言われて。自分のことをいちばん知っているのは女房だし、うちは子どももいないので『マネージャーをやってくれないか』と言ったら、『絶対いや!』と。それでもお願いにお願いを重ねて、3年目にやっと『OK』をもらいました。そのとき彼女が言ったのは『これからは、私のやりたいようにやらせてもらいます』。だから、独立してからは自分の意見はほとんど通らない。女房に乗っかってここまできたという感じです(笑)」 遠藤昌子(以下=昌子)「事務所を立ち上げて最初にいただいた大きな仕事はNHK『風の果て』(’07年)という連続ドラマでした。それを見て『相当芝居ができる人だ』と見直して(笑)。これだけの表現ができるのに、これまでいただいてきたような役では見る人が限られている。もう少しいろんな人たちに見てもらえる役をやらせてあげたいと思いました。それまでは東映のVシネマやヤクザものが多くて、本人はやりがいを感じていたようですけど、私としては、たとえワンシーンの出演でも、見た方に『おっ、こんな役でもできるんだな』と思ってもらおうよと。同時にどんどんテレビに移行していきました。最初はずいぶん衝突しましたけれど『この前の役よかったよ。次はこの役でどう?』と言ってくださる方が増えてきて、役柄も広がっていきました。それからですね、私の言うことを素直に聞いてくれるようになったのは(笑)」 憲一「結婚して今年で27年になりますけど、女房は自分のことを『手間のかかる甥っ子』だと言うんです。『夫や息子と思えば腹が立つけど、甥っ子と思えばさほど腹は立たない』と言って(笑)。女房と自分をつないでいるのは、ある部分で信頼し合っているからだと思います。そういう意味では、おいそれとめぐり合えない間柄、自分にとって、彼女はそうはめぐり合えない人。ある種、奇跡の出会いでした。女房はどう思っているかわかりませんけど(笑)」 昌子「昔は、飲みに行って三日三晩音信不通になったこともあって『結婚相手を間違えたかな』と思ったこともありました。また、私に干渉したり、依存度が高かったら『もう私の手に負えない』という気分になったかもしれないですけど、ここまでやってこれたのは、2人の間にある程度の距離感があるからじゃないかな、と。こういう関係でいられる人はなかなかいないと思うし、相性というか『縁があって出会った人かな』という気がします」
2017年02月17日