※この記事には精神疾患に関する記述が含まれます。閲覧にはご注意ください。PMDD(月経前不快気分障害)とは何か?生理前の心身の不調は多くの女性が経験しますが、特に深刻な症状を抱える人はPMDD(月経前不快気分障害)かもしれません。では、PMDDとは具体的にどのような状態を指すのでしょうか?今回はPMDDの特徴、症状、そして対処法について詳しく解説します。PMDDの主な特徴〜PMSとの違い〜PMDDの特徴は、月経前に強い精神症状を伴い、別人のようになってしまうことです。とくに、「イライラや怒り」「不安や落ち込み」といった感情の変化が激しいのが特徴。PMS(月経前症候群)と似ていますが、PMDDはその心の症状がより強く、社会生活や日常生活に大きな影響を及ぼす点で区別されます。PMDDの主な特徴〜どんな人がなる?〜思春期前のこどもや閉経後の女性には症状はみられません。そして女性ホルモンにかかわる薬の投与で改善が見られることから、PMDDは女性ホルモンに関わっていると言われています。2013年に「抑うつ症状群」の一つとなり、月経がある女性の1.8~5.8%が該当するそうです。(※1)(※1 DSM-5精神疾患の診断・統計マニュアル; 日本精神神経学会日本語版用語監修, 医学書院: 171-174, 2014)PMDDの症状と日常生活への影響PMDDの症状は個人差がありますが、代表的なものには以下があります。強いイライラや怒り 抑うつ感 不安感 自己批判的な思考や絶望感これらの症状は月経が始まると自然に軽快しますが、症状が出始める生理前3〜10日間、個人の生活に深刻な問題を引き起こすことがあります。家族や職場の同僚にきつくあたってしまったり、仕事や学校に行けなくなってしまうことも。PMDDの対処法PMDDへの対処法は、症状の重さによって異なりますが、一般的なPMSに対する対応策と同じく生活習慣の見直しも一つの方法です。自分の症状の把握どんな症状がいつあったか記録をつける 基礎体温をはかる 月経に関する記録をつけるこうした記録は、専門家へ相談するときにとても役立ちます。現在は月経管理アプリで簡単にメモすることができますので、まだつけたことがない人はぜひ試してみてください。食生活の見直し不安やイライラを抑え、感情の暴発を防ぐホルモンは、セロトニンです。セロトニンは、必須アミノ酸のトリプトファンから作られます。ですのでトリプトファンを多く含むレバーや赤身の魚、大豆製品や乳製品を意識して摂っていきましょう。男性よりも摂取すべき栄養素また日本人女性が不足しがちな鉄分とカルシウムも大切です。とくに鉄分は月経のある女性は男性よりも推奨摂取量が多くなります。月経がある女性の1日の鉄分推奨摂取量10歳〜14歳12.0mg 15歳〜49歳10.5mg男性の1日の鉄分推奨摂取量10歳〜11歳8.5mg 12歳〜17歳 10.0mg 18歳〜49歳 7.5mg※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」P366「鉄の食事摂取基準」より引用このように鉄分は男性よりも月経のある女性の方が常に推奨摂取量が多くなります。1食レバーを食べると、1日の鉄分の1/2を賄えるイメージです。サプリメントなどを上手に活用しながら、3食きちんと鉄分を摂れているかどうか、ぜひ意識してみてくださいね。PMDDの治療法ピルや漢方、抗うつ薬などの薬物療法も適用可能で、医師とともに向き合っていくことで改善していけます。何より重要なのは、心の変化が日常生活に影響を与えている場合は、PMSだけでなくPMDDの可能性も考慮し、早めに婦人科や精神科に相談しましょう。正しい理解をPMDDは、正しく理解して適切な対処をすることが大切です。正直、「病院はいきづらいな」と思うかもしれませんが、「こんなことで相談していいのかな」と思うようなことであっても、大切なあなたの心と体の健康を守るために、必要なサポートを受けてみてくださいね。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2024年07月04日■前回のあらすじなんとかお風呂に入ったものの、ふだんできることがまったくできず。命の危険を感じて湯船から出ようとしても、体が動かなくて…。入浴後は、夫に「休むね」とジェスチャーで伝えることしかできませんでした。夫ありがとう!!基本的に毎日日付が変わる頃に帰ってくる夫なので育児と家事は私のワンオペです。仕事が長引く日は、夫と顔を合わすことがないなんてこともあります。この日はたまたま休みだったのですが、夫がいなかったらマジ詰んでた…。理解者がいてくれるのと、いてくれないのでは全然違う。受け入れてくれる家族には、感謝しかありません。学生時代、社会人時代のうつ症状もかなりしんどかったけど、結婚して子どもができてからは怒鳴ったり、ヒステリック起こしたり、家族に感情をぶつけることが多くなってしまい、そんな状況がすごくしんどかったです。このままだと自分を傷つけたり、誰かに危害を加えてしまうかもしれない。そう考えたらこのまま放ったらかしにするわけにはいかないと考え、病院に行く決意をしました。夫も、私の扱いには相当苦労したと思います。PMDDだとわかる前から、夫に「そんな風になるのはおかしいから、どこか病院行った方がいい」と言われていたのですが、私がずっとそれを拒否していたのです。だってPMSやPMDDの症状は、生理前の一定期間しかないから。生理が来ると症状が消えて、うつだったことなんてすっかり忘れるくらい元気に過ごせるんです。心療内科や精神科に行ったとしても、気持ちの問題だとか、ゆとりだからだとか、自分に甘いからだって、きっとそれで済まされると思っていました。辛い人はずっと辛いけど、私の場合は元気に過ごせる日だってあるから、私はそうじゃないって。まさか、生理が関係あるだなんて思ってもいませんでした。男性である夫には、女性ホルモンの変動とか生理前のしんどさとかは最初ピンとこなかったかもしれませんが、それでも理解してくれました。夫に受け入れてもらったことで、これまで自分のことをないがしろにしていた自分はなんて馬鹿だったんだと反省しました。今でも症状がたまに出てしまうけど、「ママは今しんどい時なんだ」と子どもたちも理解してくれるし、3年間運転できなかった時期は母がずっと病院に送り迎えしてくれてました。みんなの理解のおかげで、私は生きていけています。今回みたいにポンコツになっちゃう時が、またあるかもしれません。そのたびに私は自分が嫌だなって思ったり、家族に申し訳ないって思ってしまうだろうけど、周りのみんなへの感謝だけは絶対に忘れちゃいけない。これからも私は私にできることをやって、目の前のことを一つ一つこなしていけたらいいなと思っています。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。月経前不快気分障害(PMDD)とは、月経前症候群(PMS)の中でも特に精神症状が強いために、日常生活に大きな支障をきたすほどの状態を指します。出典: Medical Note この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。
2022年07月16日イライラしたり、気分が落ち込んだり、不安になったり…、生理前になると出る辛い症状に悩んでいたけど、数年前それは「月経前不快気分障害(PMDD)」であることが判明。症状が出てしまうと、ポンコツになってしまう、私の日常をご紹介します。私はこの状態になっちゃうと、挙動がおかしくなるというか、目の焦点が定まらないというか、ずっと目が泳ぎ続けているというか…。どんな感じかっていうのを自分で伝えるのってなかなか難しいのですが。呼吸も乱れます。油断しすぎたり意識し過ぎると過呼吸になったりするので、気をつけなきゃいけません。夫は私に気を遣って「あとは俺がやるから何もしなくていい。座ったり横になったりしたらいい」と言ってくれたけど、その時の私にはその言葉が逆効果で、まるで役立たずのレッテルを貼られているように感じちゃって…。今回は「いつもできてることができないのが悲しいから私がやりたい」ってきちんと気持ちが言えてるけど、これはかなり珍しいです。いつもだったらひたすら駄々をこねて「ヤダヤダ!」って言ってると思います(苦笑)。「思考力の低下」で、正しい判断ができずに無理をしようとしてしまうのです。月経前不快気分障害(PMDD)とは、月経前症候群(PMS)の中でも特に精神症状が強いために、日常生活に大きな支障をきたすほどの状態を指します。出典: Medical Note この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。次回に続く「PMDDの症状でポンコツ化した私」(全4話)は12時更新!
2022年07月13日「ピル」と聞くと、避妊薬としての役目や、副作用が怖いというイメージがある方も多いかもしれません。最近では、PMSやPMDDなどの月経に関わるお悩みの緩和のためにも服用されています。しかしなかには、PMSやPMDDで悩んでいるけれど、ピルについてわからないことが多く、服用するのは不安という方もいるでしょう。そこで今回はPMSの解説からピルの種類や取り入れ方、副作用などをご紹介します。Contents1.PMS(月経前症候群)の症状2.PMS(月経前症候群)とは?3.月経ともっとラクに付き合えるかも! ピルの取り入れ方4.ピルにまつわるあれこれQ&;A5.ピルも味方につけて、月経と向き合おう1.PMS(月経前症候群)の症状女性約100人に聞いたPMSの症状や対策についてanan Beauty+ clubのメンバーにPMS(月経前症候群)の症状と期間、その対策についてリサーチしました。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。PMSは月経のある人全員に生じるものではありません。まずは、PMSの有無について聞いてみました。PMS(月経前症候群)はありますか?なんと9割以上の方が、何らかのPMS症状を感じているようです!具体的な症状は…当てはまるPMSの症状を教えてください症状は多岐にわたっています。また、その他は…「胸の張り」(33歳・専門職)「体がむくむ」(30歳・その他)というものがありました。具体的な症状と期間を聞いてみました。「生理1週間前くらいから肌荒れがひどく、ニキビができる。そして、生理3日前くらいから眠さ、頭痛、イライラ、落ち込み、怠さ、食べすぎが発動。特に怠さが酷く、在宅ワークだと仕事がはかどりません…これらの症状に生理2日目くらいまで悩まされますが、生理後半になると元気になりはじめ、気持ちがキラキラします」(29歳・会社員)「生理が始まる2日前くらいからイライラして肌が荒れ、食欲が増します。また、ちょっとした動作で立ちくらみを起こすことも。生理前日~生理2日目くらいまでは、異常な眠気があり、起きている間はずっと眠たい状態です。座って事務的な仕事をしていると、眠気に負けてしまい、気づいたらハッと目が覚めることもあります」(32歳・会社員)「頭痛や腹痛で動けなくなることが多々ある。大体生理2日前くらいから生理3日目まで続く」(33歳・会社員)「生理1週間前くらいから、腰痛、イライラ、食欲増進、気分の落ち込み、眠気、怠さ等が日替わりに生理3日目くらいまで続く」(38歳・自営業)多くの方が月経開始後もその症状に悩まされているようです。では、これらの症状に対して何か対策はしているのでしょうか?PMSの症状に対して、何か対策をしていますか?その対策とはどのようなものでしょうか?「GABAのサプリを飲んでいる」(31歳・主婦)「デザートやお酒など、プチ贅沢をして自分を甘やかす」(39歳・会社員)「婦人科を受診して、漢方を服用し以前より症状は和らいでいる気がする。また、体を温めたほうがいいと言われ、生理前から冷えには気をつけるようにしている」(38歳・専門職)「PMSの症状は、メンタルの不調と食欲増加。食欲を抑えるとイライラが止まらなくなるので、その時期だけは何でも好きに食べて良いことにしています。イライラする頻度は少なくなったかなと思います」(29歳・会社員)「命の母ホワイトを飲む。メンタルを落ち着かせるアロマオイルをかぐ。ハーブティーを飲んでから寝る。かなりメンタルが落ち込むので、相当対策をしているほうかなと思っています」(25歳・会社員)病院へ行く、サプリメントを飲む、薬を飲む、自分を甘やかす、とその対策は人それぞれ。また、対策をしていない方の理由を聞いてみました。「その時によって出る症状が変わるから我慢して過ごす」(31歳・会社員)「面倒。耐えようと思えば、耐えられるので」(33歳・会社員)「時が解決してくれるから」(24歳・会社員)「病院に行くか検討したことがあるが、このような症状を何といえばよいのかわからず、対策できていない」(26歳・会社員)PMSのほとんどが、月経がきてしばらくすると症状が消失していきます。終わりが見えているからこそ、“数日我慢すれば…”と思ってしまうのもわかります。文・小田原みみ2021年10月14日配信2.PMS(月経前症候群)とは?だいぶ浸透してきた“PMS=月経前症候群”という言葉。改めておさらいすると、PMSとは、月経前、3~10日の間続く、精神的・身体的な不調のことで、月経が始まるとやわらぐのが特徴。そのメカニズムは、まだすべて解明されてはいないが、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの変動で起こると考えられています。現れる症状は人によって様々。イライラして周囲に八つ当たりしたり、何でもないことで涙が出てきたり…。食欲ひとつとっても、増加する人もいれば、反対に減退する人もいます。日本産科婦人科学会専門医で、聖路加国際病院女性総合診療部に勤務する岡田有香先生に、PMSについて詳しくうかがいました。「症状が幅広く定義しづらいため、自分が気づいていないだけで、実はPMSということも、十分あり得ます。日本では、生活支障をきたすほど強い症状を抱える女性は約5%といわれていますが、月経のある女性の約7割が月経前に何かしらの症状を感じています。不調があるがPMSに当てはまるかどうかわからないという方は、症状がいつ起こるのか、ご自身の月経周期と照らし合わせてみるといいですね。立て続けに3回、生理前に起こっているなら、PMSの可能性が大。諦めてやり過ごさず、婦人科医に相談を。生理痛と同じで、我慢しなくていいんです」PMSと診断された場合の治療法は大きく2つあります。「女性ホルモンの大きな変動により起きるといわれているので、低用量ピルで排卵を止めるのが一つ。もう一つは漢方で、ピルと併用する場合もあります。薬の服用により、グッとラクに過ごせるようになりますよ」。Q. PMSの主な症状って?A. 特に多く見られるのは、イライラと乳房の張り。以下に挙げた症状だけでも、現れ方は様々だとわかるPMS。これ以外にも、肌荒れやニキビ、便秘といった身体的症状や、落ち着かなくなる、周囲に八つ当たりしてしまうなどの精神的症状もあり、その数は200以上ともいわれています。ホルモンの分泌を司る脳への刺激を減らすために、ストレス対策を心がけたいですね。精神神経症状情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害自律神経症状のぼせ、食欲不振・過食、めまい、倦怠感身体的症状腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りQ. PMSとPMDDの違いとは?A. PMSの精神的症状が重症なものがPMDD。PMDDとは、PMSの中でも精神的な不調が深刻で、日常生活を送れないほどの状態になることを指します。月経前不快気分障害とも呼ばれ、暴力的になったり、自己喪失感に襲われたりと感情が著しく不安定になることも。仕事が手につかず、人間関係に支障をきたすなど、日常生活への影響も大きいため、婦人科だけのアプローチでは難しいケースもあります。「私は大丈夫」という思い込みが危険を招くことも…。「生理前の辛い症状を軽視していると、PMSの重症型であるPMDDが潜んでいることに気づけないこともあります。精神の問題に分類されるPMDDは、婦人科だけのアプローチでは難しいケースもあるので、症状があればいち早い対策が必要です」。生真面目で負けず嫌いな人ほど、PMSの症状が現れやすいともいわれており、セルフコントロールしようと頑張りすぎてしまう。婦人科医の助けを求めることも、自分を守るには大切です!取材、文・小泉咲子イラスト・二階堂ちはる※『anan』2021年11月2日号より。3.月経ともっとラクに付き合えるかも! ピルの取り入れ方ここまで、月経痛やPMSなど月経にまつわる不調について紹介してきましたが、その解決策の1つとして前向きに考えたいのが、低用量ピルの服用。服用すると、必要なホルモンが十分足りていると脳が錯覚し、本来のホルモン分泌が抑えられ、その結果、様々なメリットが得られます。「日本ではまだ“ピル=避妊薬”という思い込みが強く、その目的もありますが、のむことで抱かれるイメージを懸念する方が少なくないようです。しかし、ピルは、生理不順の改善、生理痛やPMS症状の緩和などにも使われる治療薬。私自身ものんでいますが、多かった経血量が減って、期間も数日で終わり、快適に生理期間を過ごせています。ただ、ピルは血栓症発症リスクの問題で、40歳以上の方がのみ始めることは基本的にはできません。悩んでいる方は、すぐにでも医師と相談の上、服用を始めてほしいというのが実感です」ピルを飲むとこれだけ変わる!通常、エストロゲン(卵胞ホルモン)は、卵胞が十分に育って排卵すると分泌量が最大になり、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量は、黄体期にピークを迎えます。ピルには、エストロゲンとプロゲステロンが配合されており、女性ホルモンのゆらぎを抑え、それらの分泌量を低く一定に保たせる働きがあるのです。服用期間中は無排卵ですが、服用をやめるとふたたび排卵が始まるしくみになっています。〈ピルののみ方〉自分が決めた時間に28日間のむのがルール。1日1錠を決まった時間にのむ1日ののみ忘れまでは大丈夫半年に1回はクリニックを受診ピルは、1日1回、決まった時間にのむことで効果を発揮するので、のみ忘れない工夫をすることが大切です。「服用時間は予定が変わりがちな昼間は避け、朝イチや就寝前などルールを決めておくといいですね。のみ忘れて1日以内なら、思い出した時にのめばOK。それ以上時間が経ってしまったら、1週間の休薬期間が必要になります」〈ピルの3つのメリット〉ピルは月経のお悩みの救世主!1.月経痛緩和2.PMS症状の改善3.肌荒れ防止ホルモンバランスを整えるピルをのむと、月経そのものが軽くなり、出血量も減って月経痛も緩和します。また、女性ホルモンのゆらぎが原因と考えられているPMSの症状も、ゆらぎがゆるやかになるため、軽くなると言われているのです。男性ホルモンと似た働きをするプロゲステロンの働きも抑制されるので、肌の状態も整っていきます。取材、文・小泉咲子イラスト・二階堂ちはる※『anan』2021年11月2日号より。4.ピルにまつわるあれこれQ&;AQ. ピルの副作用って何かありますか?A. 最初の数か月は軽いトラブルも。子宮頸がん&;血栓のリスクはアリ。メリットが大きいピルですが、もちろん副作用もあるので、しっかりそこは押さえておきたいですよね。「服用を始めて数か月は、頭痛や気持ち悪さ、不正出血などの軽いトラブルが起こる方もいますが、症状は自然と消えます。また、子宮頸がんのリスクは若干高まりますので、年1回の検診を受けてください。1万人に2~5人ほどの割合で、血管の中に血の塊ができる血栓症の発症リスクも」Q. 薬が合わない場合はどうしたらいいの?A. 合うタイプがきっと見つかる! 諦める前に医師に相談を。現在、日本で処方されている低用量ピルには、ジェネリック医薬品を含めて10種類以上。「それぞれ含まれているエストロゲンとプロゲステロンのバランスが違うので、最初に処方されたピルが合わない人もいます。しかし、複数種類あるということは、合うものもあるはず。薬が合わないと辛くて、服用を諦めてしまいそうになりますが、やめる前に一度、婦人科医に相談してみてください」Q. ピルのオンライン処方って、本当に安全なの?A. オンライン処方でも定期的な対面受診と組み合わせれば大丈夫。オンライン処方は、定期的に通院する必要がなく便利なシステム。「のみ始めて1~2か月は血栓のリスクが高いので、対面で診察を。それ以降も、オンライン上で医師の問診があり、気になることは相談できますから、安心して利用してください。半年に一回は、対面で受診するとベストです。ただし、内膜症がある人は、3か月に一回のペースで、エコーで経過を診る必要があります」スマルナ 累計60万人(2021年9月現在)に使用されている、ピルのオンライン診察サービス。問診受付は24時間対応可能。オンライン処方の4STEP教えてくれたのは…お話を伺った方:岡田有香先生日本産科婦人科学会専門医。聖路加国際病院女性総合診療部に勤務。自身のインスタグラム(@dr.yuka_okada)でも月経困難症や、不妊治療などに関する情報を発信。取材、文・小泉咲子イラスト・二階堂ちはる※『anan』2021年11月2日号より。5.ピルも味方につけて、月経と向き合おうピルと聞くと“避妊するためだけのもの”と思っていた人もいるかもしれませんが、現在では月経に関する悩みを緩和するために服用している人も多くいます。月経痛やPMS、PMDDに悩んでいる方などは、一度専門家の先生に相談して体にあったピルを見つけることで、月経に関する悩みを緩和できるといいですね。©Image Point Fr/shutterstock©Boris Jovanovic/Getty Images文・小田原みみ、小泉咲 再編集・Nana
2022年06月20日月経前になるとイライラや倦怠感、腹痛、肌荒れといった症状に悩まされていませんか?それらの不調、実は「PMS(月経前症候群)」が原因になっているかも。PMSについて、言葉だけは知っているけれど、詳しいことはわからないという方も多いでしょう。周期的に訪れる憂鬱な月経前の期間を少しでも楽に過ごせるように、今回はPMSの具体的な症状や対処法、セルフケア術をご紹介します。1.PMS(月経前症候群)の症状月経に加え、それに伴うPMS(月経前症候群)に悩まされている人も少なくありません。そして、その症状や期間、対策の有無は人それぞれ。anan Beauty+ clubのメンバーにPMSの症状とその対策について聞いてみました。PMSの症状と期間、対策についてanan Beauty+ clubのメンバーにPMS(月経前症候群)の症状と期間、その対策についてリサーチしました。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。PMSは月経のある人全員に生じるものではありません。まずは、PMSの有無について聞いてみました。PMS(月経前症候群)はありますか?なんと9割以上の方が、何らかのPMS症状を感じているようです!具体的な症状は…当てはまるPMSの症状を教えてください症状は多岐にわたっています。また、その他は…「胸の張り」(33歳・専門職)「体がむくむ」(30歳・その他)というものがありました。具体的な症状と期間を聞いてみました。「生理1週間前くらいから肌荒れがひどく、ニキビができる。そして、生理3日前くらいから眠さ、頭痛、イライラ、落ち込み、怠さ、食べすぎが発動。特に怠さが酷く、在宅ワークだと仕事がはかどりません…これらの症状に生理2日目くらいまで悩まされますが、生理後半になると元気になりはじめ、気持ちがキラキラします」(29歳・会社員)「生理が始まる2日前くらいからイライラして肌が荒れ、食欲が増します。また、ちょっとした動作で立ちくらみを起こすことも。生理前日~生理2日目くらいまでは、異常な眠気があり、起きている間はずっと眠たい状態です。座って事務的な仕事をしていると、眠気に負けてしまい、気づいたらハッと目が覚めることもあります」(32歳・会社員)「頭痛や腹痛で動けなくなることが多々ある。大体生理2日前くらいから生理3日目まで続く」(33歳・会社員)「生理1週間前くらいから、腰痛、イライラ、食欲増進、気分の落ち込み、眠気、怠さ等が日替わりに生理3日目くらいまで続く」(38歳・自営業)多くの方が月経開始後もその症状に悩まされているようです。では、これらの症状に対して何か対策はしているのでしょうか?PMSの症状に対して、何か対策をしていますか?その対策とはどのようなものでしょうか?「GABAのサプリを飲んでいる」(31歳・主婦)「デザートやお酒など、プチ贅沢をして自分を甘やかす」(39歳・会社員)「婦人科を受診して、漢方を服用し以前より症状は和らいでいる気がする。また、体を温めたほうがいいと言われ、生理前から冷えには気をつけるようにしている」(38歳・専門職)「PMSの症状であてはまるのは、メンタルの不調と食欲増加。食欲を抑えるとイライラが止まらなくなるので、その時期だけは何でも好きに食べて良いことにしています。イライラする頻度は少なくなったかなと思います」(29歳・会社員)「命の母ホワイトを飲む。メンタルを落ち着かせるアロマオイルをかぐ。ハーブティーを飲んでから寝る。かなりメンタルが落ち込むので、相当対策をしているほうかなと思っています」(25歳・会社員)病院へ行く、サプリメントを飲む、薬を飲む、自分を甘やかす、とその対策は人それぞれ。また、対策をしていない方の理由を聞いてみました。「その時によって出る症状が変わるから我慢して過ごす」(31歳・会社員)「面倒。耐えようと思えば、耐えられるので」(33歳・会社員)「時が解決してくれるから」(24歳・会社員)「病院に行くか検討したことがあるが、このような症状を何といえばよいのかわからず、対策できていない」(26歳・会社員)PMSのほとんどが、月経がきてしばらくすると症状が消失していきます。終わりが見えているからこそ、数日我慢すれば…と思ってしまうのもわかります。文・小田原みみ2021年10月14日配信2.PMS(月経前症候群)とは?だいぶ浸透してきた“PMS=月経前症候群”という言葉。改めておさらいすると、PMSとは、月経前、3~10日の間続く、精神的・身体的な不調のことで、月経が始まるとやわらぐのが特徴。そのメカニズムは、まだすべて解明されてはいないが、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの変動で起こると考えられています。現れる症状は人によって様々。イライラして周囲に八つ当たりしたり、何でもないことで涙が出てきたり…。食欲ひとつとっても、増加する人もいれば、反対に減退する人もいます。日本産科婦人科学会専門医で、聖路加国際病院女性総合診療部に勤務する岡田有香先生に、PMSについてより詳しくうかがいました。「症状が幅広く定義しづらいため、自分が気づいていないだけで、実はPMSということも、十分あり得ます。日本では、生活支障をきたすほど強い症状を抱える女性は約5%といわれていますが、月経のある女性の約7割が月経前に何かしらの症状を感じています。不調があるがPMSに当てはまるかどうかわからないという方は、症状がいつ起こるのか、ご自身の月経周期と照らし合わせてみるといいですね。立て続けに3回、生理前に起こっているなら、PMSの可能性が大。諦めてやり過ごさず、婦人科医に相談を。生理痛と同じで、我慢しなくていいんです」PMSと診断された場合の治療法は大きく2つあります。「女性ホルモンの大きな変動により起きるといわれているので、低用量ピルで排卵を止めるのが一つ。もう一つは漢方で、ピルと併用する場合もあります。薬の服用により、グッとラクに過ごせるようになりますよ」。PMSの主な症状って?A. 特に多く見られるのは、イライラと乳房の張り。以下に挙げた症状だけでも、現れ方は様々だとわかるPMS。これ以外にも、肌荒れやニキビ、便秘といった身体的症状や、落ち着かなくなる、周囲に八つ当たりしてしまうなどの精神的症状もあり、その数は200以上ともいわれています。ホルモンの分泌を司る脳への刺激を減らすために、ストレス対策を心がけたいですね。精神神経症状情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害自律神経症状のぼせ、食欲不振・過食、めまい、倦怠感身体的症状腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りPMSとPMDDの違いとは?A. PMSの精神的症状が重症なものがPMDD。PMDDとは、PMSの中でも精神的な不調が深刻で、日常生活を送れないほどの状態になることを指します。月経前不快気分障害とも呼ばれ、暴力的になったり、自己喪失感に襲われたりと感情が著しく不安定になることも。仕事が手につかず、人間関係に支障をきたすなど、日常生活への影響も大きいため、婦人科だけのアプローチでは難しいケースもあります。「私は大丈夫」という思い込みが危険を招くことも…。「生理前の辛い症状を軽視していると、PMSの重症型であるPMDDが潜んでいることに気づけないこともあります。精神の問題に分類されるPMDDは、婦人科だけのアプローチでは難しいケースもあるので、症状があればいち早い対策が必要です」。生真面目で負けず嫌いな人ほど、PMSの症状が現れやすいともいわれており、セルフコントロールしようと頑張りすぎてしまう傾向に。婦人科医の助けを求めることも、自分を守るには大切です!教えてくれたのは…お話を伺った方:岡田有香先生日本産科婦人科学会専門医。聖路加国際病院女性総合診療部に勤務。自身のインスタグラム(@dr.yuka_okada)でも月経困難症や、不妊治療などに関する情報を発信。取材、文・小泉咲子イラスト・二階堂ちはる※『anan』2021年11月2日号より。2021年12月12日配信【PMSの基礎知識】月経前の不調を“当たり前”にしないこと。 正しい対処でいつだって自分らしく!3.PMS(月経前症候群)の対処法ーとはいえ、婦人科受診は少々ハードルが高いと感じることも。では、具体的にどのようなPMSの症状があったら受診すべきなのでしょうか。「のぞみ女性クリニック」院長で産婦人科医の内山心美さんにうかがいました。PMSで婦人科を受診する目安は?内山さんご自身がその症状によって生活の質(QOL)の低下を感じたら、相談されるとよいと思います。薬物療法には副作用などデメリットもあるので、メリットをより強く求める状況があるとよいのではないでしょうか。しかしながら、ご本人が「このくらいなら、受診するまでもない」と思う程度でも、自覚する症状があれば、漢方薬を処方することが可能なケースは多いので、迷われたらぜひ相談されることをおすすめします。PMSには精神症状もありますが、イライラ、攻撃傾向が強くなると、家族や職場の人間関係にも摩擦が生じ、退職や離別につながる恐れもあります。またうつ症状が強くなると「死にたい」と考えるようになることもあります。このような場合は早めに相談してください。PMSで婦人科を受診するとどんな治療を受けるの?ーPMSの症状から婦人科を受診すると、どのようなメリットがありますか。内山さん低用量ピルを処方した場合、比較的早い段階で効果が期待できますし、漢方薬だけでも十分改善することもしばしばあります。ー実際、どんな治療を受けられるのでしょうか。内山さん生活指導では、症状を記録してもらい、月経周期との関係性を確認し、疾患への理解を深めます。また規則正しい生活、運動も指導します。そして家族への理解を求め、自分だけで問題を抱えず、つらいということを伝えサポートしてもらうよう促します。薬物療法では、鎮痛剤、精神安定剤などのほか、漢方薬、経口避妊薬(OC)および低用量エストロゲン、プロゲスチン配合薬(LEP)、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という抗うつ薬などを処方します。ー患者それぞれの背景によって治療法は異なりますか。内山さん独身、または妊娠の希望がないケースでは、PMSによる不調はおもに排卵周期によるホルモン変動と排卵後の黄体ホルモンが原因なので、経口避妊薬(OC)および低用量エストロゲンやプロゲスチン配合薬(LEP)を勧めることが多いです。一方、ピルに対し副作用のリスクが高い、もしくは抵抗や心配がある方、今後妊娠を希望される場合には漢方薬や抗うつ薬(SSRI)を選択します。うつ症状がより強い「PMDD(月経前不快気分障害)」では抗うつ剤、ピルを選択するか精神科の受診を勧めます。4.PMS(月経前症候群)のセルフケア術ー婦人科を受診するまでもない軽度の場合には、セルフケア術を身につけたいものです。自分でできる方法を内山さんにアドバイスいただきました。睡眠と食事を見直す内山さん睡眠と食事を見直してみましょう。理想の睡眠時間は人それぞれ異なりますので、心地よく起きられて活動的になれる睡眠時間を確保して、しっかりと睡眠をとりましょう。食事は栄養が偏らずバランスよくとることが大切です。趣味や運動でストレスを発散する内山さんストレスを趣味に没頭して発散する、運動する、ヨガやマインドフルネス、瞑想をするのもおすすめです。カラオケやスポーツ観戦など、大声を出せるような状況もいいですね。ただしコロナ禍なので十分、感染対策を考慮してください。オンラインなどを駆使して極力、人と話すようにすることもストレス解消につながります。自分だけで我慢しない。不調や悩みを共有してもらう内山さんまず自身がPMSの病態についてよく理解すること。低調なときもあり、それが悪いわけではないと受け入れ、低調なりに無難にこなすという術を得ることが大切ではないでしょうか。ただ、PMSの場合は病態を周囲の人に理解してもらえないことが多いです。家族、職場など可能なかぎり、PMSにより不安定な状況にあることを理解してもらい、協力してもらうことが重要です。教えてくれたのは…内山 心美さんのぞみ女性クリニック院長 産婦人科医。女性に関するさまざまな病気、トラブルを最小限にして笑顔で過ごしてほしいとの願いから2020年9月に産婦人科・漢方内科「のぞみ女性クリニック」を開業。のぞみ女性クリニック文・椎原茜2022年2月8日配信5.PMS(月経前症候群)の知識を身につけて、症状にあった対策をPMSと一口に言っても症状は人それぞれ。PMSについて正しい知識を身につけて理解するだけでなく、自分はどのような症状に悩まされているのかをしっかり把握することも自分を守るためには大切です。その上で、自身の症状や生活習慣に合わせたセルフケアを取り入れて、PMSとうまく付き合っていけるといいですよね。また、PMSで婦人科を受診することに抵抗を感じている人もいるかもしれませんが、一度受診し、医師の指示のもと適切な治療を受けることも検討してみてください。©Boris Jovanovic/Getty Images©goffkein.pro/Shutterstock文・小田原みみ、小泉咲子、椎原茜 イラスト・二階堂ちはる 再編集・Nana
2022年06月07日【PMDDの症状でポンコツ化した私 第8話】PMS(月経前症候群)のなかでも、特に心の症状が悪化しやすいPMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルなどのホルモン剤を服用しているなおたろーさん。PMDDの症状と向き合いながら、家族で過ごす日常生活を描いたマンガです。全8話完結。PMDDの症状でポンコツ化した私第8話前回、PMDDの症状に悩まされながらも夫に家事や育児を手伝ってもらい、つらい1日をどうにか乗り切ったなおたろーさん。今回は最終話ということで、なおたろーさんの過去から現在までを振り返ります。 ーー学生や社会人時代にうつの症状が出ても、誰にも相談できないまま。結婚して子どもが生まれてからは家族に感情をぶつけてしまったりして、すごくしんどくなりました。「もう自分が死ぬか誰かを刺してしまうかもしれない」と考えるようになり、ようやく病院に行く決心がつきました。PMDDだとわかってからは、夫、母、子どもがいろいろ協力してくれました。子どもも幼いながらに「ママ今はしんどいときなんだ」と理解してくれます。周りに理解してくれる人がいてくれるのといてくれないのでは、全然違います。たまにポンコツになってしまい迷惑をかけることもあるけど、自分なりにできることを今後もやっていきたいと思います。ーー なおたろーさんは自身の体験を振り返り、そう語っています。本作を描き始めた理由も、当時ネットにPMDDの情報があまりにも少なく、同じように悩む人の参考になればという思いから。なおたろーさん夫婦のように「それくらいのことならやっておくよ」「別に大丈夫だよ」とやさしい言葉をかけてくれる理解者がいるだけで、PMDDの方々は安心できますよね。これからPMSやPMDDの一般認知度が高まり、1人でも多くの方がラクに過ごせるようになればいいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2022年01月21日【PMDDの症状でポンコツ化した私 第7話】PMS(月経前症候群)のなかでも、特に心の症状が悪化しやすいPMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルなどのホルモン剤を服用しているなおたろーさん。PMDDの症状と向き合いながら、家族で過ごす日常生活を描いたマンガです。全8話完結。PMDDの症状でポンコツ化した私第7話時間が経つにつれてPMDDの症状が重くなるせいで、もう何も気力が湧かないなおたろーさん。うまく喋れないのでジャスチャーで「先にあっちで寝ておくね」と夫に伝え、ベッドに入ります。 基本的に夫は日付が変わるころに帰宅するため、普段、家事と育児はワンオペだというなおたろーさん。この日はたまたま休みで手伝ってくれたけど、今日みたいにPMDDの症状がひどいとき、彼がいなかったらどうなっていたことか……。夫がいない日は子どもたちが家事を手伝ってくれるものの、やはり協力してくれる大人がいるほうが安心できるそうです。そして次回はいよいよ最終回! 「誰かを刺してしまうかもしれない……」。なおたろーさんの壮絶な過去とは!? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2022年01月20日【PMDDの症状でポンコツ化した私 第6話】PMS(月経前症候群)のなかでも、特に心の症状が悪化しやすいPMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルなどのホルモン剤を服用しているなおたろーさん。PMDDの症状と向き合いながら、家族で過ごす日常生活を描いたマンガです。全8話完結。PMDDの症状でポンコツ化した私第6話湯船に浸かっていると頭がボーッとしすぎて命の危険を感じ、どうにかお風呂を出て脱衣所に脱出したなおたろーさん。しばらく脱衣所で座り込んでしまいますが、なんとか着替えも済ませて家族のいるリビングに戻ります。 いつもなら夜遅くまで遊んでいる子どもや夫に怒鳴っているのに、今日はそんな元気もない……。「もうすべてを夫に任せて寝よう」。うまく言葉も話せないので、ジャスチャーで夫に「先にあっちで寝ておくね」と伝えます。やはり今日は気圧の関係で、生理前のPMDDの症状がいつもよりひどくなっているようです。婦人科の先生いわく、なおたろーさんはホルモンにとても敏感な体質だとか。ピルをもらいに婦人科に定期的に通っているのですが、心や体の状態を相談できる専門家がいるだけで、すごく安心できるそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2022年01月18日【PMDDの症状でポンコツ化した私 第5話】PMS(月経前症候群)のなかでも、特に心の症状が悪化しやすいPMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルなどのホルモン剤を服用しているなおたろーさん。PMDDの症状と向き合いながら、家族で過ごす日常生活を描いたマンガです。全8話完結。PMDDの症状でポンコツ化した私第5話うまく頭が働かないなか、コンビニにアイスを買いに行って必要ない物まで大量買いしてしまったなおたろーさん。帰宅するとさらにPMDDの症状が悪化。どうにかお風呂に入ろうとしますが……。 湯船に浸かっているとボーッとしてきて命の危険を感じたため、なんとか出ようとしますが……体が動かない……! なおたろーさんは自分がPMDDだと自覚しているので「これはまずい」と思ったら自傷行為を抑えようとするのですが、この日は少し腕を甘噛みしてしまいます。そしてようやく脱衣所に脱出しましたが、一度座り込んだら動けなくなってしまいました。 もう無理せず寝て!と言いたくなってしまいますが、このあとリビングに戻り……。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2022年01月15日【PMDDの症状でポンコツ化した私 第4話】PMS(月経前症候群)のなかでも、特に心の症状が悪化しやすいPMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルなどのホルモン剤を服用しているなおたろーさん。PMDDの症状と向き合いながら、家族で過ごす日常生活を描いたマンガです。全8話完結。PMDDの症状でポンコツ化した私第4話 まともに頭が働かないせいで、どもって喋れなくなってしまったなおたろーさん。「アイス買ったよ」のひと言ですら伝えられない状態です。こうなってしまったら、筆談かジェスチャーでしか会話できないとか。なおたろーさんいわく、PMDDの症状が出てしまったらと考えると、会社に働きに出る自信がないそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2022年01月13日【PMDDの症状でポンコツ化した私 第3話】PMS(月経前症候群)の中でも、特に心の症状が悪化しやすいPMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルなどのホルモン剤を服用しているなおたろーさん。PMDDの症状と向き合いながら、家族で過ごす日常生活を描いたマンガです。全8話完結。PMDDの症状でポンコツ化した私第3話 PMDDのせいで頭がうまく働かないなおたろーさん。それでも何か役に立ちたいと思い、夫の提案で近所のコンビニにおつかいに行くことに。最初はアイスだけ買って帰ろうと思っていたものの、気づけばカゴには大量の商品が! 値段も見ずにただただボーッとしながら買ってしまったそうです。次回、帰宅すると症状がさらに悪化し……。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2022年01月10日【PMDDの症状でポンコツ化した私 第2話】PMS(月経前症候群)の中でも、特に心の症状が悪化しやすいPMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルなどのホルモン剤を服用しているなおたろーさん。PMDDの症状と向き合いながら、家族で過ごす日常生活を描いたマンガです。全8話完結。PMDDの症状でポンコツ化した私第2話 前回、夕食を食べたあたりでPMDDの症状に襲われた、なおたろーさん。頭がうまく働かず今は家事をこなすのも難しいのに、「家事は全部自分がやる!」と夫に言い張ります。確かに、いつもできていることができないと悲しくなりますよね。ただ、症状が出るたびに駄々をこねる姿に慣れているのか、夫は「わかった。じゃあアイス買ってきてよ」となおたろーさんに提案。「いいよぉ!」どうやら話し合いはまとまったようです。その後、なおたろーさんがコンビニにアイスを買いに行きますが……。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2022年01月05日【PMDDの症状でポンコツ化した私 第1話】PMS(月経前症候群)の中でも、特に心の症状が悪化しやすいPMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルなどのホルモン剤を服用しているなおたろーさん。PMDDの症状と向き合いながら、家族で過ごす日常生活を描いたマンガです。全8話完結。PMDDの症状でポンコツ化した私第1話 ※作者は普段PMDDの症状を抑えるため、ピルの休薬期間中に別のホルモン剤を服用しています。 PMDD(月経前不快気分障害)によって、普段からうつ、パニック、焦燥感、不安感などに悩まされている、なおたろーさん。PMDDの症状を少しでも抑えるために、以前から低用量ピルなどのホルモン剤を服用しているものの、この日は気圧の変化もあって思考力の低下や、頭がグワングワンと回る感覚に襲われてしまいます。「夫は何もしなくていいと言ってくれるけど、役立たずと思われそうでつらい……」。なおたろーさんは無理して、どうにか家事をこなそうとしますが……。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2022年01月01日起業家として忙しく過ごす中で、PMDDと気づかないまま生理前の気分の不調に悩んでいたゆうこすさん。周囲の人たちに背中を押されて婦人科と精神科を受診したことが、辛い状態を脱出するきっかけに。突然怒りっぽくなるのは、自分の性格だと思っていましたSNSで美容情報などを発信するインフルエンサーとして活躍し、起業家としても知られるタレントのゆうこすさん。いつも明るく、オープンな人柄で人気だけれど、以前は、生理前になると感情が暴走してしまうことに悩んでいたそう。「3年ほど前、ちょうど会社を立ち上げた頃でした。いきなりアグレッシブになったかと思えば、突然涙が出てきたりして。一番“被害”を受けたのはパートナーでした。にこにこしている顔を見るだけでなぜか無性に腹が立って、暴言で傷つけたくなってしまうんです。今考えると本当にひどいですよね」そんなゆうこすさんを見かね、「PMSでは?」と受診をすすめてくれたのは、他ならぬその彼だった。同時期にツイッターで「生理前が辛い」とつぶやいたところ、フォロワーからも同じ指摘があったそう。「それまで婦人科は何となく敬遠していたんですが、いろいろな人たちに背中を押されて思い切って診察を受けたら、『PMDDかもしれませんね』と。そんな病気があるんだ、と初めて知りました。それで精神科で相談してみたら、果たしてその通りの診断だったんです」処方された抗うつ剤と、低用量ピルで数か月治療を続けたところ、「驚くほど調子が良くなって。今は精神科での投薬は終え、ピルだけをのんでいます。いつもニュートラルな気持ちでいられて、本当にラク。感情が高ぶっている時にSNSに投稿してしまい、後で悔やむ、ということもなくなって。もっと早く治療すればよかった(笑)」以来、ピルの服用に加えて、体を冷やさない、体調や気分の変化を日記アプリにメモする、鉄分やプロテインを摂る…といったセルフケアにも心を配るようになった。「生理やメンタルのことを語るのはネガティブなイメージがあるけれど、どちらも大切なこと。そう思って、PMDDのことを当事者としてYouTubeで発信したら、思いのほか反響があった。女性たちの関心が高まっていると感じます。体や心に関する話題を、これからもっとインフルエンスしていきたいです」1994年、福岡県生まれ。タレント。KOS代表。「モテクリエイター」としてSNSを中心に活躍。等身大の発信が支持され、フォロワーは190万人を超える。近著に『ゆうこすビューティー 最近自分の見た目が好きすぎるかも。になれる本』(KADOKAWA)。ワンピース¥26,400中に着たキャミソール¥6,600(共にハニー ミー ハニー03・5774・2190)イヤーカフ、上¥7,700下¥9,900(共にジュエッテ0120・10・6616)ゆうこすさんのセルフケア例体を冷やさないよう、部屋では必ずルーズソックス。「寒い時は上げて、暑くなったら足首に。温度調整が簡単。履いたまま寝ても、自然に脱げます」女性誌とコラボしてプロデュースした、鉄分&プロテインドリンク。毎日1杯を習慣にして、体も心もしゃっきり。「ミルクティー味でおいしい」女性の体に必要な栄養素を、周期に合わせて組み合わせた「チケットサプリ」も愛用。「手軽で続けやすい。パッケージも可愛くて、気に入っています」写真・小笠原真紀 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) 取材、文・新田草子
2021年12月26日なおたろーさんのPMDD体験談第35話。PMDD(月経前不快気分障害)により、子育てしながらうつ症状や自傷行動に苦しんだという2児の母、なおたろーさん。異変に気付いてから現在までの経緯をマンガでご紹介します!「PMS(月経前症候群)」より精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」持ちのママ、なおたろーさん。イライラしたり、不安になったり、うつ症状が出たり……。そんな重いPMDDを体験したエピソードです。 こんにちは、なおたろーです。最終回である今回は、私が伝え続けたいことについてです。 約1年半描き続けたこのPMDD体験談、今回で筆を置かせていただこうと思います。ここまで描き続けることができたのは、たくさんの読者の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。 最初のころ、あのつらかった日々を思い出しながら描くのが、実はつらかったんです。今でもあのときのことは思い出すとつらいです。PMDDで豹変してしまう自分、そしてイヤイヤ期の息子のワンオペ育児の日々……。もしも自分がPMDDだと気づけていなかったら、本当にどうなっていたことか……。 たくさんの方に読んでいただけたこともうれしいし、私自身も、この漫画を描くことでさらに自分自身と向き合うことができ、自分がこれからどうすべきかがハッキリしました。私はこの経験を伝え続けなければなりません。孤独に打ちのめされている女性がいる限り……。 あと私、単純に頭が悪いので……完結できるかどうか不安でした(笑)。長編の漫画を描くのも生まれて初めてだったし、自分の語彙力と表現力の乏しさを痛感して悲しかったし……。でも、なんとか最後まで持っていけてよかったです!PMS・PMDDで悩んでいる方も、そうでない方もお願いです。もっと自分の心と体に向き合って、自分のことを大切にしてあげてください。目に見えないホルモンを相手にするのは、気合いではどうにもなりません。自分のことを後回しにしてたら、絶対に後悔するから。 PMS・PMDDは生理がくるとパタッと症状が落ち着くから、それで「たいしたことない」って思いがちです。でも日常生活に支障をきたすレベルの症状は、立派な病気です。 私も最初は「生理なんて、みんなもくるものだし……、私ひとりがつらいわけじゃない……、これを病気とは言えない……」と思っていましたが、今ははっきりと「これは病気だ」と言っています。ぜひ自分に合った治療法を探してみてください。動けば変わる!私はこれからも、PMS・PMDDの認知度を広めるための活動をしていきたいと思っています。なので体験談としてはここで筆を置きますが、今後もPMS・PMDDについての漫画や記事は描いていこうと思います。また、性教育についての漫画も今後もっと描いていきたいと思います。本当に、本当にありがとうございました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2021年01月17日イラストレーター&漫画家として活動中のモー子さん。高校生くらいから、生理前に情緒が不安定になるという症状が出ていたそう。婦人科を受診したこともあり、「PMS(月経前症候群)かな……」と思っていたところ、再受診で、PMSよりも精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」であることを診断されたそうです。 このマンガでは、診断がつく前の様子から診断までの様子を描かれています。今回はついに最終話。前回、婦人科を再受診し、PMDDであることが判明。低用量ピルを飲み始めたことで、生理症状は軽くなったモー子さんでしたが……。 モー子です。20代後半にバセドウ病が判明し、在宅で仕事をいるアラサー女子です。基本的に、なんとかなるだろ精神で生きてるんですけど、生理前はドン底気分からはい上がれません……。年々悪化してるのでタチ悪いです。そんな私のPMDDの判明マンガです。 ※この漫画は実話に基づいた体験談で、個人の印象・意見になります。すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 2回目の低用量ピルの服用が始まったものの、まだまだ体調は安定しない様子のモー子さん。でも、それ以上に、12月のバセドウ病通院と1月のPMDD通院で、毎月採血されることがわかり、ブルー期以上に憂うつな自分になったそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター モー子
2021年01月16日なおたろーさんのPMDD体験談第34話。PMDD(月経前不快気分障害)により、子育てしながらうつ症状や自傷行動に苦しんだという2児の母、なおたろーさん。異変に気付いてから現在までの経緯をマンガでご紹介します!「PMS(月経前症候群)」より精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」持ちのママ、なおたろーさん。イライラしたり、不安になったり、うつ症状が出たり……。そんな重いPMDDを体験したエピソードです。 こんにちは、なおたろーです。今でも休薬期間にPMDDの症状が出ることがある私。怖くてたまらない私を抱きしめてくれたのは、かけがえのない人でした。 子どもたちが抱きしめてくれたんです。 この日のことを思い出すだけで、私はずっと頑張れます。 この日、私は症状が出てしまって、子どもたちに申し訳ないと思って寝室にこもっていました。早く落ち着いて、子どもたちを安心させなくちゃと思い、必死に呼吸をととのえていたのですが……。「ママ、大丈夫だよ」と言いながら、子どもたちが私が落ち着くまで抱きしめてくれたり、背中をポンポンと叩き続けてくれたんです。孤独でずっとずっとつらかった。自分と向き合う覚悟はできたけど、これからもずっと薬を飲みながらひっそりと治療をしていくんだろうなって思っていました。私のこのPMDD体験談の読者さんは、女性だけでなく男性の方もたくさんいらっしゃいます。「奥さんがPMS・PMDDです」「彼女が…」「娘が…」どう支えてあげればいいのか、手探りでネットで検索をされています。 PMDD当事者の私としては……、「受け入れてほしい」です。正直、症状のせいでかなり振り回してしまうので、こんなお願いはおこがましいのかもしれないのですが……。 「愛する人が受け入れてくれる」 これだけで本当に救われるんです。 私は低用量ピルのヤーズフレックスという薬を飲んでいますが、治療法は人それぞれです。ピルが合う人もいるだろうし、ピルはピルでもいろんな種類があるし、漢方が合う人もいるだろうし、市販薬が合う人もいるだろうし、抗うつ剤、カウンセリングが必要な人もいるだろうし……。 本人にあった治療法を、寄り添いながら一緒に見つけてあげてほしいです。もちろん病気なので、愛だけではどうにもなりません。正しい知識が必要です。きっとその正しい知識は、大切な人を守ることができると思います。早いうちに、この知識があれば、防ぐことができたり、対策も取りやすいと思います。 どうか私みたいな女の子が、1人でも多く減りますように。誰にも相談できず、1人で涙する女の子が減りますように。ちなみに、今回の漫画を描いているところを4歳の次男に目撃されたのですが「ママ、泣いたらダメ! ママ、かわいいんじゃけぇ、ニコニコしたお顔にしてぇ!」って言われちゃいました。ほんと、そうだよね! 次回で、私のPMDD体験談は最終回になります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2021年01月16日なおたろーさんのPMDD体験談第33話。PMDD(月経前不快気分障害)により、子育てしながらうつ症状や自傷行動に苦しんだという2児の母、なおたろーさん。異変に気付いてから現在までの経緯をマンガでご紹介します!「PMS(月経前症候群)」より精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」持ちのママ、なおたろーさん。イライラしたり、不安になったり、うつ症状が出たり……。そんな重いPMDDを体験したエピソードです。 こんにちは、なおたろーです。PMDDの私を支えてくれる人々についてです。 治療を続けて、私は生きなくちゃいけない。 何度も何度も、消えたいと思った。こんな私がいたら、みんなの迷惑になってしまうって。 でも夫に「逃げるな」と怒られた。周りには支えてくれる人や、やさしい人たちがこんなにもいるのに……。 当時の私にはその言葉すら凶器のようで、つらくてたまらなかった。けれど、死という道に逃げるのは違う。私を支えてくれた人たちのためにも、私は「死にたい私」を殺さなければならない。 私は治療を続けて、自分らしく生きなくてはならない。 治療を始めたばかりのころは、まだ死にたい気持ちは変わらなかったけど、治療を続けることによって、自分の心と体と向き合える余裕ができてきた。次回に続きます。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2021年01月05日イラストレーター&漫画家として活動中のモー子さん。高校生くらいから、生理前に情緒が不安定になるという症状が出ていたそう。婦人科を受診したこともあり、「PMS(月経前症候群)かな……」と思っていたところ、再受診で、PMSよりも精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」であることを診断されたそうです。 このマンガでは、診断がつく前の様子から診断までの様子を描かれています。今回は第4話。前回、生理のスタートとともに始まる、暗黒の日常を送るモー子さんの姿をご紹介しましたが、今回ついに、婦人科を再受診。そこでわかったのは……。 モー子です。20代後半にバセドウ病が判明し、在宅で仕事をいるアラサー女子です。基本的に、なんとかなるだろ精神で生きてるんですけど、生理前はドン底気分からはい上がれません……。年々悪化してるのでタチ悪いです。そんな私のPMDDの判明マンガです。 ※この漫画は実話に基づいた体験談で、個人の印象・意見になります。すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 PMDD(月経前不快気分障害)のチェック項目がほぼ埋まり、PMDDであることが確定したモー子さん。恐る恐る低用量ピルの服用をスタートしました。そして、見えてきた希望の光……! 次回へ続く! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター モー子
2021年01月04日イラストレーター&漫画家として活動中のモー子さん。高校生くらいから、生理前に情緒が不安定になるという症状が出ていたそう。婦人科を受診したこともあり、「PMS(月経前症候群)かな……」と思っていたところ、再受診で、PMSよりも精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」であることを診断されたそうです。 このマンガでは、診断がつく前の様子から診断までの様子を描かれています。今回は第3話。前回、過去最高に重い生理痛に苦しみ、仕事をストップして、眠りについたモー子さん。さて、どんな日常が始まるのでしょう。 モー子です。20代後半にバセドウ病が判明し、在宅で仕事をいるアラサー女子です。基本的に、なんとかなるだろ精神で生きてるんですけど、生理前はドン底気分からはい上がれません……。年々悪化してるのでタチ悪いです。そんな私のPMDDの判明マンガです。 ※この漫画は実話に基づいた体験談で、個人の印象・意見になります。すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 最悪の寝起き、栄養バランスとか無視で鎮痛薬のための食事、そして部屋を真っ暗にして、再び眠りに落ちる…。そして夕方を迎えるも、薬が効いている感じは皆無……。モー子の生理期間は、これが2~3日が繰り返されるのであった……。 次回へ続く! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター モー子
2021年01月03日なおたろーさんのPMDD体験談第32話。PMDD(月経前不快気分障害)により、子育てしながらうつ症状や自傷行動に苦しんだという2児の母、なおたろーさん。異変に気付いてから現在までの経緯をマンガでご紹介します!「PMS(月経前症候群)」より精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」持ちのママ、なおたろーさん。イライラしたり、不安になったり、うつ症状が出たり……。そんな重いPMDDを体験したエピソードです。 こんにちは、なおたろーです。今回は、PMDDの認知度についてのお話です。 もっと早くPMDDのことを知っていれば、私の人生、変わっていたかもしれない。あんなに自分を責めなくてもよかったかもしれない。あんなに自分のことを傷つけなくてもよかったかもしれない。自分のことをもっと好きでいられたかもしれない。 次回に続きます……。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2021年01月02日イラストレーター&漫画家として活動中のモー子さん。高校生くらいから、生理前に情緒が不安定になるという症状が出ていたそう。婦人科を受診したこともあり、「PMS(月経前症候群)かな……」と思っていたところ、再受診で、PMSよりも精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」であることを診断されたそうです。 このマンガでは、診断がつく前の様子から診断までの様子を描かれています。今回は第2話。前回、生理管理アプリから「生理7日前」のお知らせとともに、PMS症状が現れたモー子さん。果たして、どんな地獄の1週間が待っているのでしょうか……。 モー子です。20代後半にバセドウ病が判明し、在宅で仕事をいるアラサー女子です。基本的に、なんとかなるだろ精神で生きてるんですけど、生理前はドン底気分からはい上がれません……。年々悪化してるのでタチ悪いです。そんな私のPMDDの判明マンガです。 ※この漫画は実話に基づいた体験談で、個人の印象・意見になります。すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 生理7日間前のお知らせで、繊細モードになっていた理由が判明して、少しだけ気持ちはラクになったものの、生理症状は過去最高の重さ!頭痛、腹痛、腰痛、吐き気、そして倦怠感MAX!!!! さらに貧血症状まで! …ということで、締め切りを3日後に控えつつも、2日後の私に頑張ってもらうことにして、体を休めることにしたモー子さんでした。 次回へ続く! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター モー子
2020年12月30日イラストレーター&漫画家として活動中のモー子さん。高校生くらいから、生理前に情緒が不安定になるという症状が出ていたそう。婦人科を受診したこともあり、「PMS(月経前症候群)かな……」と思っていたところ、再受診で、PMSよりも精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」であることを診断されたそうです。 このマンガでは、診断がつく前の様子から診断までの様子を描かれています。 モー子です。20代後半にバセドウ病が判明し、在宅で仕事をいるアラサー女子です。基本的に、なんとかなるだろ精神で生きてるんですけど、生理前はドン底気分からはい上がれません……。年々悪化してるのでタチ悪いです。そんな私のPMDDの判明マンガです。 ※この漫画は実話に基づいた体験談で、個人の印象・意見になります。すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 あんなに朝から絶好調だったのに、突然PMS(生理前症候群)の症状が現れたモー子さん。そして、時を同じくして生理管理アプリからも、生理7日前の通知が……。 次回へ続く! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター モー子
2020年12月28日なおたろーさんのPMDD体験談第31話。PMDD(月経前不快気分障害)により、子育てしながらうつ症状や自傷行動に苦しんだという2児の母、なおたろーさん。異変に気付いてから現在までの経緯をマンガでご紹介します!「PMS(月経前症候群)」より精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」持ちのママ、なおたろーさん。イライラしたり、不安になったり、うつ症状が出たり……。そんな重いPMDDを体験したエピソードです。 こんにちは、なおたろーです。今回は、PMDDの体験談を書いてきて感じたことを振り返ります。 しくみを知るってやっぱり大事だな!って思いました。 私のマンガの読者さんは子育て中の主婦の方が多いということもあり、「二人目を希望しているので、低用量ピルが飲めません」という方もたくさんいらっしゃいます。私も初めてPMDDで婦人科を受診したときは二人目を希望していたので、漢方薬(加味逍遥散)を飲む選択をし、その後すぐにこさぶろーを妊娠したので服用を中止しました。PMDDの治療としてすぐに効果を感じられたのはどっち?と聞かれたら…低用量ピル!って答えます。「低用量ピルを飲んだあと、効果は感じられましたか?」とよくDMをいただくことがあるのですが、そういうときは「私の場合ですが、すぐに効果を感じ、飲んでいなかった時と今じゃ全然違います」とお答えさせていただいています。でも、低用量ピルは妊娠を希望されている方以外にも、飲むことができない人がいます。・ピルでアレルギーになったことがある人・乳がんや子宮がんなど、エストロゲン依存症のがんの疑いがある人・高血圧の人・喫煙中の人・BMIが30以上の人などなど…また、私のように低用量ピルを飲み続けて、体を常に妊娠と同じ状態にしておく治療を「偽妊娠療法」というのですが、それによって食欲が増加したり、体がむくんでしまうという場合もあります(ちなみに私もピルを飲み始めてから食欲がものすごいです…^^;)。むくみがひどくて低用量ピルの服用を中断したという方の話も聞いたことがあります。低用量ピルを飲めない人、体に合わなかった人、いろんなタイプの方がいらっしゃいます。漢方薬も、PMSやPMDDの治療のひとつとして、覚えていただけたらなぁと思います!漢方薬での治療は、私自身は即刻性を感じることが出来なかったのですが、日記帳や手帳を用いた体調管理だったり、カフェインをとりすぎないようにしたり、体を冷やさないようにしたり、PMSやPMDDの期間は無理をしないようにするなどの対策を取られるといいかもしれません。あと私、物忘れが多くて……。1日3回漢方を飲むってなかなかできなかったんですよね……(笑)。低用量ピルは1日1回なので、そういう意味でも私に合ってたと思います^^; ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2020年12月21日なおたろーさんのPMDD体験談第30話。PMDD(月経前不快気分障害)により、子育てしながらうつ症状や自傷行動に苦しんだという2児の母、なおたろーさん。異変に気付いてから現在までの経緯をマンガでご紹介します!「PMS(月経前症候群)」より精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」持ちのママ、なおたろーさん。イライラしたり、不安になったり、うつ症状が出たり……。そんな重いPMDDを体験したエピソードです。 こんにちは、なおたろーです。今回は、PMDDの体験談を書いてきて感じたことを振り返ります。 我慢したところでなにも解決しない。この漫画を描き始めてから、PMSやPMDDに悩んでいる多くの方の話を聞く機会が増えました。 みんな……我慢したり、周りと比べすぎだよーーー!( ;∀;)気持ちはわかるけどね……私も周りと比べて我慢してたからわかるけどね……!! でも、PMSやPMDDで悩んでいる方って、もう何年も毎月のように苦しんできた方たちだと思うんです。十分みんな頑張ってるよ。いっぱい我慢してきたよ。 だから周りと比べないで、もっと自分にやさしくしてあげよ。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2020年12月17日PMDD(月経前不快気分障害)により、子育てしながらうつ症状や自傷行動に苦しんだという2児の母、なおたろーさん。異変に気付いてから現在までの経緯をマンガでご紹介!「PMS(月経前症候群)」より精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」持ちのママ、なおたろーさん。イライラしたり、不安になったり、うつ症状が出たり……。そんな重いPMDDを体験したエピソードです。 こんにちは、なおたろーです。前回、PMDDと向き合って治療し続けると決心したところまでお話ししました。 みんながみんな一緒とは限らない。生理は病気じゃないって言われるし、女の子はみんな生理になるんだから!って言われるし……。でも症状は人それぞれ。生理痛が毎月来る人、そうでない人。生理痛が重い人、軽い人。PMSやPMDDが毎月来る人、たまに来る人、まったくない人。出血量が多い人、少ない人。いろんなタイプの人がいるんだから、一括りにしたらいけないなぁって思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2020年11月14日「PMS(月経前症候群)」より精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」持ちのママ、なおたろーさん。イライラしたり、不安になったり、うつ症状が出たり……。そんな重いPMDDを体験したエピソードです。 こんにちは、なおたろーです。前回、私の病気をちゃんと理解してくれている夫の存在をありがたく思ったことをお話ししました。 全部ひっくるめて、私なんだ。 私が私と向き合ってあげないと。私が私を大切にしないと、家族が悲しんでしまう。 私はPMDDな自分の何が嫌だったかって、家族とまともに会話ができなくなったり、関係のない家族にイライラをぶつけたり、自分のことを殴ったり、引っ掻いたりするのが嫌だったんだ。死にたいと思うことが嫌だったんだ。 だからPMDDと向き合って治療し続けるんだ。 それが私なんだ。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2020年11月12日「PMS(月経前症候群)」より精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」持ちのママ、なおたろーさん。イライラしたり、不安になったり、うつ症状が出たり……。そんな重いPMDDを体験したエピソードです。 こんにちは、なおたろーです。前回、薬を2日間飲み忘れてPMDD症状が再び現れ、自分はPMDDなんだということを再認識したところまでお話ししました。 5年前、私が一番欲しかったものは理解者だった。でも、そのときは、ちょうど夫も人生で一番しんどい時期だったんです。お互いが人生で一番つらいときが重なって、ぶつかり合った時期でした。私はPMDDによるうつで、長男のイヤイヤ期とワンオペ育児で育児ノイローゼで、自傷行為真っ最中。夫との会話も過呼吸になりながら、震えて号泣しながらだったので、まともな会話もできなかった。 割と本気で、これ以上夫婦生活を続けることは難しいと考えていました。 正直、あの時期の事はあまり思い出したくないです(笑)。でも、そのあと病院に行ってきちんと診断を受け、治療を続け、そして今こういった活動を続けていることで、夫はかなり理解してくれるようになりました。生涯共に生きたいと願ったパートナーに理解してもらえないというのは、本当につらいこと。今、PMSやPMDDに苦しんでいる方の中でも、家族や友だち、職場での理解が得られずつらい思いをしている方が多いのではないかと思います。相手を理解するには想像力が必要です。しかし想像力には限界があります。夫は男性なので生理になることはない。だからPMDDのつらさを実感・体感することができない。理解してもらいたい。受け入れてもらいたい。その一心で病院で診察してもらって、PMS/PMDDの仕組みを勉強しました。理解してくれた夫には感謝です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2020年11月05日「PMS(月経前症候群)」より精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」持ちのママ、なおたろーさん。イライラしたり、不安になったり、うつ症状が出たり……。そんな重いPMDDを体験したエピソードです。 こんにちは、なおたろーです。前回、再び感情のコントロールが効かなくなり、死の感情が襲ってきた理由は、完全なる「低用量ピルのの飲み忘れ」だったことまでお話しました。 薬を飲み忘れたら、また症状が出てくる……。私はPMDDなんだと改めて実感しました。自分が薬を飲み忘れたことによって、家族に迷惑をかけてしまったことも悲しい。仕方がないことなんだけど、自分のことを自分でコントロールできない歯がゆさも悲しい。いろんな悲しさが重なって、私は家族の前で泣いてしまいました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2020年10月15日「PMS(月経前症候群)」より精神的症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」持ちのママ、なおたろーさん。イライラしたり、不安になったり、うつ症状が出たり……。そんな重いPMDDを体験したエピソードです。 こんにちは、なおたろーです。前回、長らく落ち着いていた「死の感情」が再び襲ってきたところまでお話しました。 イライラの原因はピルの飲み忘れでした。 私の場合、PMDDの症状を抑えるために飲んでいる「ヤーズフレックス」の休薬期間にはPMDDの症状が出てしまうので、その間はホルモン剤を飲んでいます。 そのときにイライラした症状が出ても「休薬期間中だもんな…」と受け入れることはできるのですが…。このときは、自分がどうしてイライラして感情のコントロールがきかないのかわからなかったので、さらにパニックになってしまっていたのです。 しかし、結果は完全な飲み忘れでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:イラストレーター なおたろー任天堂とニチアサが大好きな転勤族主婦、2男の母。女系家族育ちだったので男児育児にてんてこまいになっています。PMDD(月経前不快気分障害)のため、低用量ピルを服用中。PMS・PMDDへの理解が広まりますように!
2020年10月11日