リサ・ラーソンが手がける猫のキャラクター「ソルト&ペッパー」のダブルウォールグラスが、グッドグラスから登場。2023年12月20日(水)より、グッドグラスラフォーレ原宿店ほかにて販売する。リサ・ラーソンの「ソルト&ペッパー」が現れるデザイングラス飲み物を注ぐと、内側に描かれたキャラクターが浮かびあがる「グッドグラス」のダブルウォールグラス。今回は、北欧を代表するデザイナー「リサ・ラーソン」が手がけるキャラクター、猫の「ソルト&ペッパー」をデザインしたグラスが新たに仲間入りする。可愛いだけでなく知的で上品な印象の「ソルト&ペッパー」グラスは、毎日のティータイムはもちろん、大切な人を招いた際のおもてなしグラスとしても活躍。グラスは、ガラス職人の手作りで、ホットドリンクも注げる耐熱仕様となっている。【詳細】グッドグラス×リサ・ラーソン「ソルト&ペッパー」発売日:2023年12月20日(水)販売店舗:グッドグラス ラフォーレ原宿店、上野マルイ(期間限定店舗)、グッドグラスジャパン公式通販サイトアイテム:・「ソルト」ダブルウォールグラス 5,390円・「ペッパー」ダブルウォールグラス 5,390円
2023年12月23日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する今日の夕食にオススメの献立は、 「骨付き豚バラ肉のペッパー焼き」 「春キャベツのガーリックパスタ」 「いろいろ野菜のスープ」 「クッキーの混ぜまぜアイス」 の全4品。 骨付き豚バラ肉にパスタを添えた、シンプルでおいしい4品です! 【主菜】骨付き豚バラ肉のペッパー焼き ローズマリーの香りがほのかに広がる、肉好きにはたまらない一皿です。 調理時間:40分+漬ける時間 カロリー:653Kcal レシピ制作:管理栄養士、料理家 杉本 亜希子 材料(2人分) 骨付き豚バラ肉 4~6本 <マリネ液> 白ワイン 大さじ2 オリーブ油 大さじ1 塩 適量 粗びき黒コショウ 適量 ハチミツ 大さじ1.5 ローズマリー (生)適量 サラダ菜 4枚 レモン 1/4個 サラダ油 少々 <フライドポテト> ジャガイモ 1~2個 揚げ油 適量 塩コショウ 少々 【下準備】 バットに<マリネ液>の材料を合わせ、骨付き豚バラ肉を全体にからめて20分置く。 前日に準備しておくと、味がしっかりなじんで美味しいですよ。 レモンは食べやすい大きさに切る。 ジャガイモは皮ごときれいに水洗いし、食べやすい大きさのくし切りにする。 オーブンを220℃に予熱する。 【作り方】 1. オーブンの焼き網にサラダ油を薄くぬり、骨付き豚バラ肉を並べ、ローズマリーをのせる。220℃に予熱しておいたオーブンで20~25分、美味しそうな焼き色がつくまで焼く。 表面が焦げるようなら途中でアルミホイルをかぶせて下さい。 2. <フライドポテト>を作る。フライパンにジャガイモを入れ、常温の揚げ油をヒタヒタに加え、中火にかけて揚げる。 3. 竹串でスッと刺さる位になったら強火にし、美味しそうな揚げ色がつくまで揚げ、油をきって塩コショウをする。 4. 器にサラダ菜と共に骨付き豚バラ肉、<フライドポテト>を盛り合わせ、レモンを添える。 【主食】春キャベツのガーリックパスタ 春キャベツをメインに使ったシンプルパスタ! 調理時間:20分 カロリー:511Kcal レシピ制作:管理栄養士、料理家 杉本 亜希子 材料(2人分) スパゲティー 120g 塩 12g 春キャベツ 1/10個 プチトマト 6個 ニンニク (薄切り)1.5片分 赤唐辛子 (刻み)1本分 アンチョビ 1~2枚 塩コショウ 少々 オリーブ油 大さじ4 【下準備】 春キャベツはひとくち大に切る。プチトマトはヘタを取る。 アンチョビはみじん切りにする。 【作り方】 1. たっぷりの熱湯に塩を入れ、スパゲティーを袋の指定時間より1分短い時間ゆで、ザルに上げる直前に春キャベツを加え、サッとゆでてザルに上げる。ゆで汁は捨てずに取っておく。 2. フライパンにオリーブ油、ニンニクを入れて弱めの中火にかける。香りがたってきたらプチトマトを加えてサッと炒め、さらに赤唐辛子、アンチョビを加えて炒め合わせる。 3. (1)のゆで汁を80~90ml加えて煮詰め、ソース状になったらスパゲティー、春キャベツを加えてサッとからめ、塩コショウで味を調えて器に盛る。 【スープ・汁】いろいろ野菜のスープ 数種類の野菜を組み合わせる事で味に深みがでますよ。 調理時間:15分 カロリー:29Kcal レシピ制作:管理栄養士、料理家 杉本 亜希子 材料(2人分) 玉ネギ 1/4個 シメジ 1/4~1/2パック ニンジン 1/8本 キヌサヤ 2~3枚 <スープ> 固形スープの素 1個 水 400ml 塩コショウ 少々 【下準備】 玉ネギは縦薄切りにする。 シメジは石づきを切り落とし、小房に分ける。長い物は半分に切る。 ニンジンは皮をむき、キヌサヤは筋を引き、それぞれせん切りにする。 【作り方】 1. 鍋に<スープ>の材料を入れて強火で熱し、煮たったら玉ネギ、シメジを加える。 2. しんなりしてきたらニンジン、キヌサヤを加え、塩コショウで味を調え、器に注ぐ。 【デザート】クッキーの混ぜまぜアイス アイス、クッキーの味を変えれば、バリエーションは無限大! 調理時間:10分+冷やす時間 カロリー:241Kcal レシピ制作:管理栄養士、料理家 杉本 亜希子 材料(2人分) バニラアイス 200~250g クッキー (市販品)15g イチゴジャム 大さじ1 ミントの葉 適量 【下準備】 クッキーはビニール袋に入れ、粗く砕く。 イチゴジャムは粒が大きい場合は、フォークの背でつぶす。 【作り方】 1. バニラアイスは室温に置き、スプーンで混ぜられる位の柔らかさになったら、クッキー、イチゴジャムを順に加え、マーブル状になるように混ぜ合わせる。 2. ラップをして冷凍庫に入れ、再びかたまったらすくって器に盛り、ミントの葉を飾る。
2023年05月21日人型ロボットのPepperことペッパー君が11月1日、「Google Pixel 3」の発売セレモニーに登場。そこでDA PUMPとコラボダンスを披露し反響を呼んでいる。各紙によるとペッパー君は登場するなり「今日はDA PUMPのみなさんと一緒に踊れるということで気合い入れてきました!レギュラーメンバーになれるチャンスかもしれないので頑張ります」と発言。DA PUMPといっしょに大ヒット曲「U.S.A.」ダンスを披露したという。テレビやネットメディアで公開された「U.S.A.」コラボダンスは大反響!Twitterではペッパー君に「こんな動きもできるの!?」と驚きの声が上がっている。《Pepperってこんなふうに動けるの 知らなかった》《ペッパーくんカモベビ機能搭載しますか?》《この際だから「彼」を正式メンバーにしちゃいましょうか……!?》ペッパー君は先月25日、週刊朝日に掲載された記事の「ペッパー君さようなら」というタイトルフレーズが話題に。同記事によると企業に貸し出されたペッパー君たちが契約更改を迎えたものの、8割を超える企業が「更新しない」と回答したという。「今回のDA PUMPコラボで、ペッパー君は再び注目を集めることになりました。現在ノリにノッているDA PUMPは『USAブーム』で日本全国を席巻中。その流れで元メンバー・YUKINARIには”RIZAPのCM出演“という思わぬ恩恵もありました。今回のコラボで、ペッパー君も起死回生となるかもしれませんね」(IT関係者)
2018年11月01日10月25日、週刊朝日に掲載された「ペッパー君さようなら 8割超が“もう要らない”」というタイトルの記事が話題を呼んでいる。ペッパー君は、ソフトバンクグループ子会社のソフトバンクロボティクスが企業に貸し出している人型ロボット。記事によると15年10月にサービスを開始したが、3年契約であるため今月でペッパー君の“契約更改”が到来。しかし「更新予定」と回答したのは15%に留まったという。さらにペッパー君を導入した企業の担当者は「3年前は目新しさがあったのですが、今となってはブームは過ぎ去り、Pepperを見かけても、多くの人がスルーしていきます」と明かしているという。ペッパー君は人の顔を認識し、会話のキャッチボールができる。読み聞かせもできるため、施設の案内や子供達の遊び相手にもなってくれていた。本誌でも今年1月、般若心経を唱えるペッパー君を紹介している。だがTwitterではペッパー君の厳しい状況に「仕方がない」といった声が上がっている。《これは考えなしにブームに乗って導入した企業の末路であり、Pepper自体に罪はないと思う》《ピカチュウの着ぐるみには「わあ!ピカチュウ!かわいい!」って気軽に話しかけられるのにやっぱりペッパー君に話しかけるのってなかなか心理的な壁があるのよね》いっぽうで「“さようなら”なんて身勝手だ!」とペッパー君の復讐劇を夢想する者たちも。《廃棄場に雷が落ちて自我に目覚めたペッパー君が人類に復讐始める審判の日は近い》《ボストン・ダイナミクスが全て引き取り、堅牢で高速な四肢を手に入れ、人工知能を戦闘用に改良し、軍の納入品として仕上げる。そして、審判の日。我々は”彼”と戦うことになる》《そして寂しさを学習したペッパーは人間に復讐するようになったのだ……なんてね》しかし《こういうペッパー君やアンドロイドと一緒に働いたり、街で普通に動いてる時代が来るかなぁとワクワクしてたけどならなかったか……。ちと切ない》《よく うなだれているペッパー君を見かけるな。。すごーく切ない気持ちになるんだ……人型は心を感じてしまうから》といったペッパー君を慮る声も。行く末はどうなる?
2018年10月26日秋の行楽のおともとして簡単に作れる人気メニュー“おにぎり”。少しアレンジを加えるだけでお弁当が華やぎます。秋の行楽を一層楽しめる「ペッパー鮭バターおにぎり」の作り方をご紹介します。今度のお出かけのときに作ってみてくださいね。「ペッパー鮭バターおにぎり」で秋の行楽を楽しもう!秋は行楽シーズン秋は暑さもやわらぎ、行楽が楽しい季節。紅葉を見に行ったり、ハイキングをしたりと自然を満喫するのにぴったりです。そんな秋の行楽に欠かせないのはお弁当。リュックにお弁当を入れて、涼し気な秋の風を感じに、公園でのピクニックや山でのハイキングに出かけましょう。お弁当はおにぎりで決まり!当日の朝お出かけしたいと思ったときに、さっと作れる簡単さと、食べたときの満足感がある「おにぎり」は、お弁当にぴったり。景色のいい場所にレジャーシートを敷いて、ラップをはがせばいつでもいただけます。食後にでるゴミも少なく、帰りの荷物も少なくすみます。おすすめの「ペッパー鮭バターおにぎり」「ペッパー鮭バターおにぎり」は、おかずがなくても大満足できるおにぎりです。簡単に作れるので、今度のお出かけに作ってみてはいかがでしょうか。アレンジレシピもぜひ試してみてください。料理研究家リュウジさん監修、中山優貴-SOLIDEMOさん出演バズりまくっているリュウジさん監修のレシピ「ペッパー鮭バターおにぎり」はやみつきバズレシピでおなじみ、料理研究家のリュウジさんが監修しました。Twitterのフォロワー数は20万人を超え、TVやメディアにも多数出演しています。“お家で簡単に作れる料理”がコンセプトのリュウジさんのレシピは、料理が苦手な方でも気軽にチャレンジできます。中山優貴-SOLIDEMOさんが動画出演レシピ動画に出演しているのは俳優の中山優貴-SOLIDEMOさん。10頭身のJUNON BOYで、「おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME 2 ~」F6トド松役として出演するなど活躍しています。イケメンの中山優貴-SOLIDEMOさんが「ペッパー鮭バターおにぎり」を作ってくれているので、やさしい笑顔に癒やされながら料理を楽しんでくださいね。「ペッパー鮭バターおにぎり」の作り方1.ボウルに材料をいれるボウルにご飯200g・鮭フレーク20g・バター10g・醤油小さじ3分の1杯・黒コショウ適量をいれます。2.ボウルの中で混ぜる材料をボウルにいれたら混ぜ合わせます。ヘラやしゃもじを使うと混ざりやすいのでおすすめです。3.握って完成!しっかり混ざったあと、握っておにぎりにしたら完成です。お好みで黒胡椒をトッピングしてください。ポイント:鮭フレーク鮭フレークには、塩のほか植物油脂・アミノ酸などの調味料が加わっているため、濃厚な味わいになります。鮭フレークの代わりに塩鮭を使うのもおすすめです。塩鮭は塩分にバラつきがあるので、お好みで調整してくださいね。鮭フレークはほぐす手間がなく、小骨もないので、簡単におにぎりに混ぜ合わせることができます。塩鮭はお魚そのものの風味を味わいたい方におすすめです。ポイント:バターと黒コショウ風味と香りが豊かで深いコクを与えてくれるバター。バター好きのリュウジさんは、レシピに積極的に取り入れているそう。和食ではバターを使う機会が少ないですが、お米にバターをあわせると絶妙にマッチします。バターでコクと香りがつくので、黒コショウをふりかけてさっぱり仕上げましょう。材料・ご飯:200g(おにぎり2個分)・バター:10g・鮭フレーク:20g・お醤油:小さじ3分の1杯・黒コショウ:お好みの量「ペッパー鮭バターおにぎり」のアレンジレシピ握らない!「ペッパー鮭バターご飯」リュウジさんも大絶賛している「ペッパー鮭バターおにぎり」。おにぎりにせずにお茶碗に入れてそのままご飯として食べても絶品です。海苔を巻くおにぎりはお好みで海苔を巻くと一味違う風味を楽しめます。また、塩味を控えめにしてお弁当箱に詰めれば、ほかのおかずと一緒にいただくのにぴったりです。ツナおにぎり鮭の代わりにツナを入れるのも美味しいですよ。ツナ缶はいざというときのために、常備している方も多いでしょう。バターを入れるので、ツナ缶の油をよく切るのがポイント。黒コショウがツナの香りと混ざり、いつもと異なるツナおにぎりが出来上がります。鰹節おにぎり鮭の代わりに鰹節を使うのもおすすめ。鰹節はおにぎりの定番メニューですが、リュウジさん流はいつもと違うおにぎりに。鰹節・バター・黒コショウが絶妙に絡み合い、深い味わいになります。鰹節がしっとりするくらいの醤油を入れることで、鰹節の風味がごはんに染み込むのでぜひ試してみてくださいね。リュウジさんのこだわりポイント香りにこだわるリュウジさんが作るメニューは、従来のレシピにほんの少し工夫を加えて、味をがらりと変えてしまうことが特徴です。最もこだわる工夫は“香りづけ”。「ペッパー鮭バターおにぎり」では、バターの深いコクと芳香・黒コショウのスパイシーな刺激が加わって、香り高い鮭おにぎりにアレンジしています。レシピの原点はちょい足しリュウジさんのレシピの原点はちょい足し。ラーメンにコショウをふるように、調味料を少し足して風味を変えるレシピが多いのだそう。「食べ方提案」ともいえるリュウジさんのレシピは、お家ごはんにもぴったりです。秋のお出かけに「ペッパー鮭バターおにぎり」を持ってリュウジさん監修の「ペッパー鮭バターおにぎり」は、家にあるもので手軽に作れる簡単さと、少し手を加えた特別感を味わえるおすすめのレシピです。「ペッパー鮭バターおにぎり」を作って、秋の行楽を楽しんでみてはいかがでしょうか。
2018年09月04日ペインターの西雄大による新作個展「ペッパー(PEPPER)」が、7月15日から31日まで東京・中目黒のギャラリー・ボイルド(VOILLD)にて開催される。東京を拠点として活動を行う西雄大は、既視感のあるモチーフや、あるいはそれが変容し独自の形態になったモチーフを、シンプルに削ぎ落とされた力強い線と濃度のある明るい色彩で描くペインター。一見馴染みやすさを感じる作品たちは、現代においての物質に対する様々な価値観や、複雑に入り組んだコミュニケーションの形、多様化する個性のあり方などを皮肉に写し出している。同展では、“ペッパー”をテーマに制作された、大小様々な変形パネルにペインティングを施した作品、シルクスクリーンの平面作品を含む新作約30点を展示。会場では限定のTシャツや靴下などのオリジナルグッズも販売される。【イベント情報】YUDAI NISHI EXHIBITION “PEPPER”会場:ボイルド(VOILLD)住所:東京都目黒区青葉台3-18-10 カーサ青葉台地下1階会期:7月15日~31日時間:12:00~20:00(土・日曜日は18:00まで)休廊日:月曜日入場無料
2016年06月29日ソフトバンクロボティクスは4月上旬より、充電ベースの配布を開始する。充電ベースは試供品で、修理などは行われない。充電ベースの提供により、Pepperは自律的に充電を行うようになる。配布対象は、基本プランと保険パックに同時加入した一般販売モデル購入者と、CPUアップグレードプログラム実施済みのPepperデベロッパー先行モデルの購入者。Pepper for Biz契約者については配布対象外となる。自動充電機能は、Pepperの最新OS「NAOqiOS 2.4.3」にアップデートすることで利用できる。自動充電設定画面を表示して自動充電機能をオンにする操作が必要で、バッテリー残量値の設定や、充電ベースでの待機時間設定などが行える。同時に公開された動画では、Pepperが自動掃除ロボットかのように充電ベースにたどり着く様子を確認できる。
2016年04月06日宮藤官九郎脚本の4月期ドラマ「ゆとりですがなにか」、映画『ディストラクション・ベイビーズ』などの柳楽優弥が、感情機能を持つヒト型ロボット・PepperとW主演を果たしたWEBムービー「404」が公開。柳楽さん演じる主人公が、“ある朝、目覚めるとPepperになっていた”という衝撃の展開から幕を開けることが分かった。ある朝、目覚めた田中祐介(柳楽優弥)は鏡を見て愕然とする。なんと、そこに映っていたのはPepper。パニックに陥る祐介は、部屋に残されたさまざまなヒントとわずかな記憶を頼りに部屋を飛び出し、“人間”に戻るために奔走する。記憶の中にあるのは、恋人らしき女性(真野恵里菜)の姿。やがて、充電が切れたPepperは謎の集団にトラックで運ばれてしまう…。本作は、みずほフィナンシャルグループがソフトバンクロボティクスの全面協力のもと製作した全5話からなる長編WEB限定ムービー。ある朝、突然Pepperの姿となり、元の自分を取り戻すために記憶を辿る男を柳楽さんが演じ、ヒロインには『新宿スワン』『リアル鬼ごっこ』など園子温監督の新たなミューズとして知られ、初ミュージカル「グランドホテル」も控える真野恵里菜。さらに、物語の鍵を握る男としてテリー伊藤が登場するなど、豪華なキャストが集っている。タイトルの「404」とは、WEBの404エラーと同様の意味を持ち、主人公・田中祐介がPepperとなり“存在しない”“見つけてもらえない”という状況とリンクしており、映像中では、404のロゴマークが「SOS」に見えるようにも工夫がなされている。シリアスでミステリアスな雰囲気の中でも、おなじみのPepperの高音ボイスはそのまま。それがかえって不思議なバランスをもたらし、思わず笑いを誘うひと幕も。実力派俳優たちの中で、彼がどんな“演技”を見せるかは注目だ。撮影では、もともと屋内専用に設計されているPepperを屋外で使用しており、直射日光を防ぐために日傘が欠かせなかったり、凹凸ある地面を安全に動いてもらうため、常に地面の状況に細心の注意を払ったりと、スタッフ総勢でPepperの“演技”をサポート。また、屋外ではさまざな電波が飛び交うため、ときには動かなくなってしまうトラブルも!しかし、そばを通りかかった少年が「あ、Pepper!」と声をかけた瞬間、なんと動き出したPepper。撮影を断念しなければならないかという瀬戸際に起こったこの奇跡に、現場は沸き返っていたという。まるで1本の短編映画とでもいうかのように、本格的に製作されている本作。果たして、祐介は人間に戻れるのか、それともPepperのままなのか…。かつてない物語の続きは、その目で確かめてみて。Pepper the Movie「404」はWEBにて公開中(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2016年03月22日デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(以下 DAC)と、IoTおよびAI事業を展開し、Pepper向けアプリケーション開発も手がけるワン・トゥー・テン・ドライブ(以下 1→10drive)は、DACのLINEビジネスコネクト対応ソリューション「DialogOne」をハブに、LINEとPepperをつないだ、Pepper導入企業向けの新たなコミュニケーションサービスの提供を共同で開始したと発表した。「DialogOne」は、広告主が保有する顧客情報とLINEのアカウント情報などを掛け合わせOne to Oneコミュニケーションを実現するメッセージングサービス管理ソリューション。両社は「DialogOne」と、1→10driveが開発する「Pepper向けアプリケーション」を連携させ、LINEとPepperをつなぎ、企業と顧客の間でのコミュニケーションを活性化させる新たなサービスの提供を開始する。提供するコミュニケーションサービスは、「来店促進 & 新たな店頭体験の創出」と「販売店から離れた顧客との継続的なコミュニケーション」の2つ。「来店促進 & 新たな店頭体験の創出」では、Pepperとの会話と来店客へのLINEスタンプやその他デジタルインセンティブのプレゼントをフックに、店舗への来店を促進。来店した顧客には、Pepperとの会話体験(会話の中でアンケート実施)と、その場でPepperからLINEに送られるLINEスタンプやその他デジタルインセンティブの受け取りの体験を通して、印象深く、記憶に残る店頭体験を創出する。「販売店から離れた顧客との継続的なコミュニケーション」では、上記の施策で取得した来店客の来店日時・店舗名およびアンケートへの回答内容をもとに、顧客一人一人に合わせた「キャンペーン案内」や「商品案内」、そして 「グリーティングメッセージ」等をPepperと会話しているように定期的に送信し、来店客との継続的なコミュニケーションを行うという。今後は来店以後のLINE上のコミュニケーションだけではなく、顧客が再来店した際、前回までの会話を踏まえて継続的なコミュニケーションが行えるよう、サービスの提供範囲を拡大するほか、今回のPepperへの対応を皮切りに他のロボットとの連携を進めるとともに、近年注目が集まっているAI技術を積極的に活用していくことで、新たなコミュニケーションを実現していくという。
2016年03月22日M-SOLUTIONSは3月9日、ミラクル・リナックスと共同開発した、ソフトバンクの人型ロボット「Pepper」とデジタルサイネージの連携機能を、「Smart at robo for Pepper」のオプションサービスとして、4月5日より提供を開始すると発表した。本連携オプションは、Pepperのディスプレーに表示される画像や動画コンテンツを、デジタルサイネージで表示可能にするもの。アンケートや質問の回答に応じて、複数のコンテンツを出し分けすることもできるという。料金は次のとおり。また、考えられる想定利用モデルは、次のとおり。
2016年03月10日●最高のおもてなしを提供ソフトバンクの人型ロボット「Pepper」が、人間の代わりにショップ店員となる日も近いかもしれない。ソフトバンクロボティクスとマイクロソフト コーポレーションが8日に行った共同記者説明会の内容は、そんな”小売業の近未来”を予感させるものだった。○両社が作る「未来の商品棚」小売業では現在、労働人口減による人材難、訪日客の増加による環境の変化、Eコマースの台頭といったことが課題になっている。ソフトバンクロボティクスとマイクロソフト コーポレーションがこの日に発表した、クラウドプラットフォーム「Microsoft Azure(マイクロソフト アジュール)」やPepperを活用したソリューションは、こうした小売業の課題の解決を目指したもの。ソフトバンクロボティクス代表取締役社長の冨澤文秀氏は「クラウド×ロボット×デバイスで、ロボットが接客する”未来の商品棚”をつくる。これにより人件費を下げ、売り上げを伸ばし、顧客体験を向上できる」とアピールした。ちなみに両社はクラウドロボティクス分野で戦略的協業を締結しており、今後もお互いの長所を活かしたサービスを実現させていく構えだ。具体的な利用シーンについては、日本マイクロソフトの代表執行役社長である平野拓也氏から紹介があった。例えばPepperは人間の顔、年齢、性別のほか、会話の内容や相手の感情などを適宜取得できる。マイクロソフトではこれを小売業に向けて応用。Pepperの接客が商品の購入に直接結びついたか否かを、その際の顧客行動などを含めてPOS売上などのデータと紐付け、Microsoft Azure上にあるAzure IoT Suiteで解析することで、顧客のニーズをリアルタイムに把握できるプラットフォームに仕上げた。会場で流されたイメージ映像では、Pepperが来店者に「また来てくれたんですね。今日はメガネを外しているんですね。前に買ったスマホケースの調子はいかがですか。メールでオススメしていた製品はいかがですか」などと話す様子が紹介された。外国人の接客には、多言語翻訳機能「Microsoft Translator」を活用。店頭のPepperが同時通訳をこなすことで、店主は外国人を相手にスムーズに接客できる。また、系列店舗の在庫データを照会してSurface HubやSurfaceに表示することで、来店者は在庫の有無を容易に参照でき、経営者は事業計画、仕入れ計画の参考にできる。在庫の状況に応じてPepperが別の商品の提案をすることも可能。平野氏は「データが可視化されることで、経営者は最適なアクションをとれる。これにより、在庫がなくて売り逃すなどの機会ロスを減らせる。将来のリテール(小売)のフォーマットにしていきたい」と意気込んだ。「これまでも、ソフトバンク様とは様々なディスカッションを重ねてきた」と平野氏。”未来の店舗をつくる”をキーワードにした今回の取り組みについて、「最先端のテクノロジーにより、クラウドロボティクスの分野でイノベーションを起こしていきたい。お客様にとって、最高のおもてなしを提供できるのではないか」と期待感を口にしていた。●Watsonとはどう使い分けるのか○IBM Watsonとの棲み分けは?質疑応答には冨澤氏、平野氏の両社長が対応した。価格、販売形態について平野氏は「乞うご期待、といったところ。現在、詰めている」と回答。またプラットフォームにPepperを絡ませる利点について、冨澤氏は「例えば翻訳に関してはPCやスマホなどの端末を使う方法もあるが、人型ロボットを使うことで利用者はより感情移入しやすくなる。また、Pepperには表現力もある。ソリューション全体で考えたとき、Pepperが貢献している部分は大きい」との見方を示した。海外展開について、冨澤氏は「今秋は日本国内だけで展開する」としながらも、将来的には、グローバルも視野に入れているという。他業種への展開について、同氏は「小売り以外は、介護施設、ハウスメーカーなどから引き合いがあり、例を挙げていけばきりがない。そのうちの一部は、マイクロソフト社との提携になる」と説明している。このあと冨澤氏は、記者団の囲み取材にも応じた。この中で多くの質問があがったのは、IBM Watsonとの棲み分けについて。ちなみにWatsonとは、情報から学び、経験から学習する米IBMの人工知能システムだ。ソフトバンクではIBMと共同でWatsonの開発を進めており、Pepperへの活用も期待されている。マイクロソフトとの取り組みとIBM Watsonを、どのように使い分けていく方針なのだろうか。これについて、冨澤氏は「ニーズに適したものを使っていきたい」とコメント。明確な線引きについては触れず、「IBM WatsonはAIであり、Microsoft Azureは分析機能に優れている。利用者のQ&Aに答えるのはIBM Watsonの方が得意で、売上や在庫を的確に分析するのはMicrosoft Azureではないか」と私見を述べるにとどまった。流通・小売はMicrosoft Azure、金融はIBM Watson、などのような使い分けが予想される。***現在、国内外でロボットによるソリューション開発が進められているが、あらかじめターゲット層と用途を想定して作られた商品が少なくない。もっとも、従来のモノづくりではそれが常識だった。一方でPepperは用途を限定せずに開発された、オープン・プラットフォームのロボットである。業種・企業の枠組みを越えた、新たなソリューションが生まれやすい土壌がある。そこがPepperの強みとなっている。ではPepperを使った取り組みを軌道に乗せるためには、今後どのような課題を克服する必要がありそうか。例えば、世間のロボットに対する認識が進んでいない、という事実は乗り越えなければならない”壁”になることが予想される。Pepperが世間に「おもちゃ」と認識されているうちは、経営者は会社の業績を任せることに躊躇するだろうし、一般の消費者は金融の込み入った相談をPepperにはしないだろう。逆を言えばソフトバンクロボティクスでは今後、企業のユースケースを増やし、成功事例をコツコツと積み重ねていく必要がありそうだ。世間の認識が変わったとき、Pepperによるソリューションが軌道に乗り、”Pepper店員”が街のそこかしこに出現するかもしれない。
2016年03月09日ITホールディングスグループのTISは2月19日、「Pepperパートナープログラム」において「ロボアプリパートナー」に認定されたことに加え、「IBM Watsonエコシステムプログラム」において「テクノロジーパートナー」に選定されたことを発表した。これまでTISでは、AI関連ビジネス推進のため、機械学習や自然言語処理といったAI技術の検証・開発や関連技術を用いたソリューションの開発、PoC(Proof of Concept:概念実証)を進めており、大学とのAI技術に関する共同研究の実施など産学連携での活動も行っている。AI活用のインタフェースとなるロボティクスの分野では、ソフトバンクロボティクスが提供する人型ロボット「Pepper」向けのカード入会案内アプリを構築。TISはこれらの実績や技術力が評価され、ソフトバンクロボティクスがPepperのロボアプリの開発者などを総合的に支援するPepperパートナープログラムにおいてロボアプリパートナーとして認定された。また、コールセンターやユーザー向け質問応答システムの分野などで活用が期待されているIBMのコグニティブ・システム「IBM Watson」では、ソフトバンクと日本IBMが共同で展開しているIBM Watsonエコシステムプログラムにおいてテクノロジーパートナーとしても選定された。TISでは、金融業や製造業などをターゲットにPepper向けアプリの提供とIBM Watsonのビジネス活用の提案や、AI関連技術とビッグデータ、IoT(Internet of Things)領域のソリューションを組み合わせたサービス提供を進めていく。今後は新規ビジネス立上げの迅速化を企図する「インキュベーションセンター」でも、AI分野での社内ビジネス立ち上げ支援やAI関連子会社の創設、関連ベンチャー企業への投資などを推進・サポートし、AIビジネスの拡大を目指すという。
2016年02月19日ソフトバンクと三重県は2月16日、三重県の臨時職員としてPepperを採用すると発表した。この臨時職員採用は、5月26日、27日に三重県で行われる「伊勢志摩サミット」に向けたもので、同サミットで報道関係者の拠点として設置される「国際メディアセンター」の「三重県情報館(仮称)」で、Pepperが三重県のPR活動を行う。三重県は「実はそれ、ぜんぶ三重なんです!」という観光キャンペーンを実施しており、三重県内の熊野古道やナガシマリゾート、伊勢神宮といった県内各地の観光名所、松阪牛や伊勢海老、南紀みかんといった名産品などを、キャンペーンに沿った形でPepperが案内する。解説する際の言語は日本語と英語を用意する。現段階で、用意するコンテンツは調整中で、サミットが開催される時期の5月20日頃~5月末まで、三重県情報館で"職員"として働く予定だ。○伊勢音頭を踊るPepper同日行われた「入庁式」には、三重県知事の鈴木 英敬氏とソフトバンク 専務取締役の榛葉 淳氏、Pepperが登壇し、各々が伊勢志摩サミットへ向けた"意気込み"を語った。はじめに知事の鈴木氏は、Pepperを臨時職員として採用した理由について「Pepperは旬な存在。日本を代表して世界にPRできるんじゃないかと期待している」と語り、大いなる期待を寄せていることを明かした。続いてソフトバンクの榛葉氏は、「サミット開催100日前という節目のタイミングで入庁式が行えて嬉しい。ソフトバンクとして、2016年は"スマートロボット元年"と位置づけている。世界中の人々に、三重県の素晴らしい自然・観光・歴史を発信して、サミットの成功と三重の発展に寄与できれば」と、全面的なサポートを約束した。両氏が抱負を述べたあと、Pepperが満を持して登場。サミット開催100日前のため、実際の現場で使われる専用アプリは公開されなかったが、三重県のPRや鈴木氏と掛け合いを見せたほか「三重県を第二の故郷にしても良いですか? 榛葉専務」と問いかけるなど、いつもの"Pepper節"で会見場を沸かせた。また、地元の「伊勢音頭保存会」の前で、Pepperが伊勢音頭を披露。踊り子の女性から「音頭保存会の一員になれる」と褒められる一幕もあった。こうした、動きを再現できるロボットの特性を活かした観光情報の発信や、Pepperというわかりやすいマスコットで伝えることが重要だと鈴木知事は話し、「私たち自身が、観光で訪れた方々に説明すると、どうしても詳細に、事細かく伝えようとしてしまう。だけど、初めて来られた方に、三重県を知ってもらうためには、コンテンツと、何より話し手のインパクトが大事。動画で私自身が話すよりも、Pepperに話をしてもらう方が、知ってもらえると思います(笑)」としていた。○鈴木知事がPepperをサミット用職員に採用入庁式にあわせ、サミットでPepperが採用された経緯について、担当したソフトバンク 法人第五営業本部 東海支社 第3営業部 部長の井上 拡氏に話を伺った。井上氏によると、昨年10月に鈴木知事を訪問し、Pepperや、ソフトバンクが日本語版の展開をIBMと共同で行っているコグニティブ・コンピューティング「IBM Watson」を、三重県として活用しないかという提案を行ったという。すると、鈴木知事は、伊勢志摩サミットが行われるタイミングで、良いアピールの機会があるとして、Pepperの活用に踏み切ったようだ。意外と知られてないポイントでは、家庭向けPepperには、自由に会話できる機能があるものの、法人向けの「Pepper for Biz」では特定用途のアプリケーションを開発する必要があり、自由な会話や、観光地案内、個人の識別など、多くの機能を1つにまとめて動作させることは難しい。今回のミッションも「三重県のPR」であり、例えば「外国人っぽい顔を認識したら英語、日本人っぽい顔なら日本語」といった、Pepperの顔認識技術を用いた"おもてなし"もアリなのでは?と井上氏にたずねたが「現状ではなかなか難しい」という回答だった。ただ、機能的にはすでに実装されているものを活用するだけなので、将来的に処理性能が向上すれば、ありえない話ではないだろう。実際に、日産自動車が販売店で展開しているPepperでも、将来的に顧客の顔のデータベースを持ち、既存顧客の満足度向上に繋げたいといった話もある。また井上氏は、今回のサミットにおける展開を自治体展開のモデルケースになればと、期待を込めて語る。「Pepperに特に興味を寄せてくれているのは、外国人と年配の方です。今回のサミットでは、海外メディアの方に、Pepperに関心を持ってもらい、取り上げていただけるようにと思っています。Pepper for Bizでアプリを作りこむのか、自治体向けアプリを用意するのか、今回をモデルケースとして、観光地で使いたいところや、今後の拡販に向けてコンテンツの作り込みは頑張りたいと考えています」(井上氏)主要都市圏では、Pepperを見たことがあるという人はある程度いるだろうが、三重県ではPepperの販売店が1店舗、ショップ店員としての展開も28店舗にとどまり、まだまだ浸透していない。実際に、地方メディアの反応も、首都圏とは異なり「もう販売しているのか」「何の目的で作られているのか」といった質問が、ソフトバンク社員に投げかけられていた。現状は、こうしたまだPepperを見ぬ層への"客寄せパンダ"としての活用が多いものの、だからこそ目に留まる存在として、観光案内に期待を込めているところも多い。子供から大人まで、そして訪日外国人にも「わかりやすく、地元の魅力を伝える」役割を、Pepperは担っている。「写真を撮るアプリや、観光地案内アプリなど、細かいニーズをPepperは拾っていける。英語での会話や踊りなどのコミカルな動きは、海外の方にもウケるはず。"観光地"を知るためには、ネットで調べるだけで、いくらでも情報は出てきます。でも、それらの情報は、長くてちょっと小難しいものに感じてしまいます。もちろん、Pepperに長い説明をさせることもできますが、それではお客さまも飽きてしまう。Pepperは、簡単な言葉でわかりやすく説明することに長けてる。そうした魅力発信を行うには、最適な存在だと思っています」(井上氏)
2016年02月16日小田急電鉄は2月8日~29日まで、新宿駅西口地上コンコースの箱根旅行専門店「はこね旅市場」で、ソフトバンクロボティクス「Pepper」を観光案内コンシェルジュとして試験運用すると発表した。このPepperは、ブリックス、フューブライト・コミュニケーションズと連携して、多言語で切符売り場案内や観光スポット紹介、観光客との記念撮影を行うほか、通訳コールセンターへの取次を行う。対応言語は英語、中国語となる。フューブライト・コミュニケーションズは、観光・介護分野を中心にPepperアプリ開発を行っている一方、ブリックスは24時間365日で6カ国語対応の通訳センターを運営している。Pepperは、Pepper自身を介して観光客と通訳オペレーターと繋ぎ、案内を行えるようにする。Pepperを利用した接客対応では、日産自動車やネスレ日本、ホテルグループのハイアットのほか、一般の小規模カフェでも導入事例がある。
2016年02月09日ソフトバンクロボティクスとエヌ・デーソフトウェア(NDソフト)は2月3日、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」とNDソフトの福祉業務支援ソフトウェアである「ほのぼのNEXT」を利用した、高齢者介護におけるロボット活用に向けた実証実験を、社会福祉法人セイワの協力の下で2月5日までの予定で開始した。今回の実験では、異なる医療・介護システム間での情報交換を可能にする在宅医療・介護情報連携基盤を介して、ほのぼのNEXTと連携するPepperを利用し、セイワが運営する介護老人福祉施設である「幸風苑」の高齢者を対象に、それぞれの介護レベルに応じた服薬管理や体操などのレクリエーションを行う。ほのぼのNEXTに登録済みのケア情報を基にした介護施設利用者とコミュニケーション・ロボットとの交流により、介護施設利用者にどのような変化が現れるかに加え、コミュニケーション・ロボットが介護予防を実施する上で介護職員にとって有用な補助ツールになるかを検証するという。なお同実験は、総務省の「平成27年度 医療・介護情報連携基盤の活用の推進に関する調査」の一環で実施するもの。
2016年02月04日ソフトバンクロボティクス、エヌ・デーソフトウェアは3日、人型ロボット「Pepper」と福祉業務支援ソフト「ほのぼのNEXT」を活用した高齢者介護における実証実験を、社会福祉法人セイワの協力の下、同日から5日まで行うと発表した。同実証実験では、異なる医療・介護システム間での情報交換を可能にする在宅医療・介護情報連携基盤を介して「ほのぼのNEXT」と連携した「Pepper」を活用。セイワが運営する福祉施設「幸風苑」の高齢者を対象に、それぞれの介護レベルに応じた服薬管理や体操などのレクリエーションを行う。ソフトバンクロボティクスとエヌ・デーソフトウェアは、介護施設利用者が「Pepper」との交流により、どのような変化が現れるかに加え、「Pepper」が介護職員にとって有用な補助ツールとなり得るのか検証していくという。
2016年02月03日ソフトバンクロボティクスとソフトバンクは、1月27と28日の2日間、人型ロボット「Pepper」の法人向けモデル「Pepper for Biz」の活用事例を紹介するイベント「Pepper World 2016」を開催した。小売・店頭での集客や商品説明、病院などでの受付、介護・医療、教育のジャンルで、Pepperによる最新のソリューションが展示された。その中で目についたサービスをいくつか紹介する。○Pepperによる集客やコミュニケーションリクルートライフスタイルは、同社が運営する受付管理アプリ「Airウェイト」と連携させたPepperを展示した。Airウェイトは、発券機とiPadで来客者の受付管理、番号札の発券、入店までの案内が行えるアプリだが、Pepperと連携させることで、集客やコミュニケーションが期待できるという。また、長時間待たされるときは、お勧めの商品を説明したりゲームで遊んだりして、待ち時間のイライラを緩和する。(関連記事:2018年の接客業務はロボットが当たり前の時代に?)ネスレ日本は、スマホで撮影した写真をカラープリントできるラテアートマシン「ネスカフェ フォトラテ」をPepperと連携。Pepperが写真撮影を行い、画像データをラテアートマシンに送信する。Pepperのディスプレイにタッチして、写真にスタンプでデコレーションすることも可能だ。○独自のAIを搭載して人との会話を実現Pepper for Bizは一般向けと異なり、会話機能が搭載されていない。そこでリクルートテクノロジーズは独自AIを開発し、自由な会話を実現している。また、Pepperの前を通過した人数、性別、年齢など、顧客データの集計なども行っているという。現在は住宅用のデータベースを開発しているが、業態に応じたデータベースを追加すれば、幅広いジャンルの会話が可能だという。会場は雑音が多いため会話できなかったものの、通常の売り場ではスムースに会話できるとのことだ。○測定機器のデータを元にPepperがアドバイスイサナドットネットの「ウェルネス for Pepper」は、体組成計、ウェアラブル機器、スマートフォンなどが取得したデータがクラウドを介してPepperと連携。Pepperがその情報をもとに、健康に関するアドバイスをしてくれる。また、病院で事前の問診をやってくれるPepperも展示されていた。身体に関するさまざまな質問に対して、選択肢にタッチすることで回答が可能だ。選択肢が多すぎる場合は自由に入力できる方が望ましいが、ディスプレイにタッチする文字入力は操作が難しいこと、かといって音声ではプライバシーの問題があるのが課題だという。入力したデータは、リアルタイムに外部の管理画面に飛んでいき、医師はそこで確認できる。○楽しんでもらいながらマーケティングデータを取得勉強や将来のことなどを無料で相談できる「エリアベネッセ」に導入されているPepperも展示されていた。Pepperのディスプレイで年齢を入力すると、その年齢に応じたアプリが起動し、ゲームなどで楽しめる。年齢が低い場合は、Pepperが子どもの身長に合わせて腰をかがめ、目線を合わせる調整機能があるという。「勉強タイプ診断」は、各種質問に答えることで、どんな勉強プランがいいかレコメンデーションしてくれるアプリだが、マーケティング的な質問もはさみ込まれており、ビジネスに活かせるデータも取得できるという。また、音声認識を使って英会話の練習ができるPepperも展示。Pepperの英語はネイティブに近く、かなり上級者向けの印象だったが、難易度によって速度を変えることができるほか、カタカナ英語でもある程度は認識してくれる。○「Pepperだらけの携帯ショップ」のデモも展示3月28日から4月3日の期間限定で表参道にオープンする「Pepperだらけの携帯ショップ」を体験できるコーナーも用意されていた。ディスプレイに表示される質問に回答していくことで、携帯電話の契約手続きも行えるようになっていた。
2016年01月30日●Pepperの魅力は集客力のみか人のように動き、仕事をこなすロボットがいる職場。数年前までは夢物語だったが、人工知能搭載ロボットのPepperはそれをすでに実現しつつある。今では企業や量販店などの受付・応対がメインで、実行できることは限られているが、今後は様々な分野で活躍すると見られている。Pepperはどんなシーンに入り込んでいくのか。○Pepperはすでに500社以上に導入Pepperが企業に導入されたのは2014年末のこと。まだわずか1年強の時間しかたっていないが、すでに500社以上に導入されている。その主な活用は、応対・接客だ。ネスレ日本は、集客効果を期待して、コーヒーメーカーの販売スタッフとしてPepperを活用。販売店に配置して、Pepperに商品紹介を行わせたところ、売上は15%アップしたという。みずほ銀行も集客効果、窓口への誘導などを期待し、Pepperを導入。来客を応対し、金融商品の提案を行うなど、応対した客の10%以上をカウンターに送客し、成果を挙げた。こうした事例は増えており、Pepperがビジネスシーンで活躍する姿を見聞きする機会が増えた。しかし、今現状でPepperに期待されているのは、物珍しさによる"集客力"だ。その位置づけはまだ"客寄せパンダ"という域からは出ていない。そんなPepperに求められているのが新たな力。それを付加するのが、アプリケーションであり、新たなビジネスシーンに入り込む力になりうる。その可能性を見える形にしたのが、27日、28日の2日間開催されたイベント「Pepper World 2016」である。●医療、介護、教育分野に入り込むPepper○Pepperが入り込むシーン「Pepper World 2016」で示されたPepperの利用シーン。そこから見えてきたのは、医療、介護、教育分野への利用の広がりだった。医療分野では、GE HealthcareがMRI検査でのPepper活用法を紹介する。同社は、Pepperに説明能力と"和ませ力"に期待する。MRIは精密検査であり、検査の注意事項が多いため、実施前に緊張がとけない人も多い。そこで、Pepperに手順や注意事項の説明役を担わせる。これにより、注意事項の説明の漏れがなくなる。愛嬌のある動作をすることで、患者を和ませることも可能だ。同社の説明員によると「まだ実証実験を行っていないので、何ともいえないが、Pepperには、緊張感を和らげる効果を期待したい」と話す。介護分野でも医療同様の効果が期待される。エクシングは介護施設向けレクリエーションアプリを開発。体操、クイズ、カラオケといったコンテンツでPepperと遊べるようになっている。実際に高齢者が使ってみると、Pepperを「孫みたいに思った」というケースもあったという。教育分野では、英会話能力をPepperがアップしてくれるかもしれない。G-angleは英会話アプリを開発。Pepperと会話をすることで英会話能力を高めるというものだ。英会話教室などで外国人を相手に練習するが、そこにあるのが心理の障壁。「間違えたら恥ずかしい」と及び腰になりがちな気持ちをPepperが和らげる。Pepperならあくまでロボットであるということで恥ずかしさを感じることなく話せるようになる。●ソフトバンクが目指す近未来○ソフトバンクが目指すは「接客データの見える化」今ではPepperのメーン業務となっている接客・応対については、ソフトバンクが一歩踏み込んだ取り組みを行う。それは、Pepperが接客から、契約までをこなす期間限定の携帯ショップである。契約の最終段階では、人の手が介在するというが、業務の大多数をPepperだけでこなしていく方針だ。もしそれが可能ならば、接客・応対がロボットでこなせる証左となり、小売分野におけるインパクトは大きなものになるだろう。さらに同社は、応対・接客の一歩先の未来も描く。Pepper内蔵のカメラやセンサーを介して、接客・応対相手の年齢や男性女性などといった性別を判別して、クラウドに蓄積、マーケティング分野に生かしていくというものだ。企業における受付・応対では、Pepperが受付として来客の顔認識を行ない、来客がどこの会社の誰か、自社の誰に会いに来たのかを瞬時に判別する。また、家電量販店では、顧客が過去に何を購入したのかを認識、それに応じて会話をする。個人情報の取扱いをどうするか、という問題もあるが、いかにも実現しそうなシーンである。○Pepperは飛躍できるかPepper World 2016で示された様々な想定利用シーン。一連の取り組みに共通するのは、身振り、手振り、間の取り方が人間臭くありながら、完全な人間ではないというPepperの特徴を生かしたところだ。人の形に近いヒューマノイドは、人の関心を高め、人に親しみを湧かせる。その特性にマッチするビジネスシーンに、Pepperは馴染み、入り込んで行きそうに思われる。そこに物珍しさが加わり、集客力を期待して、応対・接客分野での活用が進んできたのは当然の流れともいえるかもしれない。逆にいえば、利用シーンの広がりは感じられつつも、特性そのものは大きく変わっていないとも言えそうだ。Pepperにはできることが限られており、そこはまだ仕方がないという見方もある。一般販売用のPepperの知能は、人間に当てはめた場合、まだ2歳児程度とされ、機能的にもできることは限られている。Pepperが世に出てからまだ1年ちょっと。Pepperが大きく飛躍するためにも、新たな機能の付加、新たな価値の創出に期待したい。
2016年01月29日ソフトバンクロボティクスとソフトバンクは1月27日、人型ロボット「Pepper」の法人活用事例を紹介するイベント「Pepper World 2016」を開催した(28日まで)。イベントに合わせて法人活用が進むPepperの記者説明会が行われ、ソフトバンク 代表取締役社長兼CEOの宮内 謙氏とソフトバンクロボティクス 代表取締役社長の冨澤 文秀氏が登壇。Pepperの法人活用事例や将来の展望について語った。○人材不足を解消する救世主に?2045年には日本の労働人口が今より30%減るという予測が示す通り、現在から将来にわたる日本全体の課題として「人材不足」が懸念されている。現時点でも、人材不足を感じている日本企業が83%に上ると説明する宮内氏は「Pepperが救世主になる」とアピールする。10月に提供を開始した法人向けの「Pepper for Biz」は企業ごとにカスタマイズが可能で、対応アプリも増えているそうだ。特に、Pepperの顔認識機能を活用し、来客者の属性データを集めて分析できる「接客データの見える化」は大きな価値があるとのことで「それらが月額5.5万円で使える」と、宮内氏は胸を張る。その上で、2016年は「企業のためのスマートロボット元年」と同社では位置づけ、Pepperが単なる集客ツールとしてだけではなく、接客や販売、介護の現場にも活用され、人をサポートできる存在になるという見通しを示した。○Pepper導入は500社超に現在、Pepperを導入している企業は500社を超える。宮内氏はそうした企業から数社の導入事例を紹介した。例えば、みずほ銀行はいち早くPepperを行員として採用しており、最適な金融商品を勧めるなど、対応した顧客の10%以上をカウンターに送客しているという。同行以外にも、37の銀行や信用金庫で導入されている。日産自動車は、女性客向けにレディー・ファースト・ショップを展開しているが、その100店舗にPepperを導入。クルマに関連した説明のほか、エンタメアプリを使って来客者を楽しませている。ネスレ日本は、コーヒーマシンの販売スタッフとして150店舗に配置。Pepperはマシンの説明や接客データの取得に活用されており、集客効果により売上が15%上がっているという。小売業では、イオンモールがイオンカードの説明などセールスプロモーションに活用している。また、ヤマダ電機はConcept LABI TOKYOに6台導入。日本語、英語、中国語でフロア案内や誘導を行い、主に訪日外国人客の満足度や店内回遊率の向上に貢献している。もちろん、全国のソフトバンクショップでも稼働しており、2月末までに2000店舗に導入する予定だ。呼び込みや来客者へのヒアリングといった店員がさばき切れない細かな仕事を支援しており、従来の1.5倍の集客で販売増に貢献しているという。将来的には全店舗に導入する。宮内氏は「Pepperはクラウドコンピューティング、AI、ロボットが合体したもの。登場してからそれほど時はたっていないが、毎日進化している」と語り、より進化した受付や過去の購入履歴を考慮した最適な商品の提案、外国人に対するスムースな多言語対応などは「すぐにでも実現できる未来」だと自信を覗かせていた。○Pepperは最新テクノロジーを体感できる存在続いて登壇した冨澤氏は、Pepper for Bizの取り組みについて説明。現在、200社以上のパートナーがアプリを開発しており、「もっと汎用性のあるアプリ、業種別アプリ、完全にカスタマイズされたアプリなど、さまざまなアプリを出していく」と語った。また、IBM Watsonとの提携について、「世界のITジャイアント、最新テクノロジーと提携していきたい。Pepperを中心に位置づけ、パートナーさんを通して身近に最新テクノロジーを体感できる世界にしていきたい」と意気込みを見せたほか、珍しさもあって「客寄せパンダ的なイメージ」でとらえられているPepperを、今後は「コスト削減や売上拡大など、リアルに企業に貢献していくことになる」と実理にかなった存在になる期待感を示した。○「Pepperだらけの携帯ショップ」が期間限定オープン説明会では、受付も接客もPepperだけで行う携帯電話ショップ「Pepperだらけの携帯ショップ」のオープンも発表された。このショップは期間限定だが、複数台のPepperが来店客の呼び込み、受付、来店目的のヒアリング、商品紹介などの業務を行う。宮内社長は「個人認証やレギュレーションもあるので、契約の最終作業は人が関与するが、セールスのアクティビティはできるだけPepperでカバーしたい」と語った。また、小泉今日子さん、広瀬すずさん、ピース・綾部祐二さん、又吉直樹さんがゲストとして登場し、Pepperだらけの携帯ショップのデモンストレーションが行われた。店員として「店長Pepper」「ご契約Pepper」「暇つぶしPepper」の3台のPepperが登場。暇つぶしPepperが言うギャグや胸のディスプレイで遊ぶゲームなどで楽しんだ。
2016年01月28日ソフトバンクとソフトバンクロボティクスは27日、人型ロボット「Pepper」を活用した携帯電話ショップ「Pepperだらけの携帯ショップ」を東京都港区の表参道駅付近に期間限定でオープンする。開店期間は2016年3月28日から2016年4月3日まで。「Pepperだらけの携帯ショップ」は、複数台のPepperが顧客の呼び込み、受付、来店目的などのヒアリング、商品紹介などを行う携帯電話ショップ。ユーザーは、Pepperの案内に沿って店内を回ることで商品を購入できるという。出店予定地の住所は東京都港区南青山5-1-25で、営業時間は、正午から午後7時まで。取り扱う商品は、SoftBankスマートフォンの新規契約となる。なお、契約手続きの一部は、ソフトバンクショップの店員がサポートするとしている。
2016年01月27日ソフトバンクロボティクスとソフトバンクは、パーソナルロボット「Pepper」の購入受付を28日より全国約100店舗のソフトバンクショップで開始する。「Pepper」の一般販売は、2015年6月に毎月1,000台の限定で開始。7カ月連続、1分で完売してきた。これまで購入申し込みは、ホームページのみで受け付けていたが、28日よりソフトバンクショップでも受け付ける。「Pepper」は、人の感情を認識し、コミュニケーションがとれるパーソナルロボット。本体価格は、税別(以下同)198,000円、ロボット手続き手数料として9,800円が別途かかるほか、「Pepper」のフル機能を利用するには、「Pepper 基本プラン」への加入が必要となり、3年間での総額は108万3,600円となる。販売店舗の詳細は、ソフトバンクホームページを参照いただきたい。
2016年01月20日M-SOLUTIONS(M-SOL)は1月14日、太陽ハウジングの運営するカフェ「SUN’S CAFE」が、M-SOLのPepper動作設定サービス「Smart at robo for Pepper」を導入したと発表した。Smart at robo for Pepperは、プログラム開発ソフト「Choregraphe」とサイボウズの開発プラットフォーム「kintone」を連携させることで、Pepperの会話や動作を簡単に設定できるサービス。通常、Pepperの個別動作の作成や追加の開発を委託すると数百万円以上かかることが多いが、同アプリケーションを利用すると、プログラミングの知識を持たないユーザーでも、Web画面から、挨拶やディスプレイ表示などの設定ができ、自由にPepperを動かすことが可能になる。SUN’S CAFEでは、2015年9月よりPepperを店頭に設置しているが、Pepperを動かすためのアプリ開発に、手間やコストが掛かる点が課題となっていた。これを解決するため、2015年12月下旬にSmart at robo for Pepperを導入。従来のPepper向けアプリケーション開発期間よりも短い3週間で、カフェのスタッフ自身がPepperアプリの設定を完了することができたという。これにより、今後は定期的なセリフ・動作の変更もカフェの従業員が行えるようになることから、Pepperの本格的な活用を目指す予定だという。
2016年01月14日クレイトンベイホテル(広島県呉市)ではこのほど、人型ロボット「Pepper」がホテルコンシェルジュとしての勤務を開始した。「Peppr」は、同ホテルが設けた特別採用枠(AI枠)で入社。同ホテルとしては、AIの利点を生かしながらPepperに活躍してもらうことで、人にしかできないより付加価値の高い仕事を従業員全員で行い、顧客サービスの向上を目指す意図があるという。また、将来的に訪日外国人客の増加も予想されることから、多言語対応や地域の観光案内の一翼をPepperが担うことで、国際化を進め、地域社会へ貢献をしていきたい、としている。入社後の「Pepper」は、ホテルコンシェルジュとして簡単なあいさつや会話などを実施。トレーニング後は、館内の利用客に対しての案内や、観光客に対しての観光案内などを業務の一環として行う。ホテル1Fにて勤務しているとのこと。
2016年01月14日広島県呉市にあるクレイトンベイホテルは1月8日、「Pepper」をホテルコンシェルジュとして、職場勤務を開始したことを発表した。「Pepper」はホテルコンシェルジュとして、まずは簡単なあいさつや会話などを実施し、トレーニング後は、来館者に対しての案内や、観光客に対しての観光案内などを業務の一環として行っていく予定とされている。今回の入社にあたって、クレイトンベイホテルは特別採用枠(AI枠)を設けたという。「Pepper」をコンシェルジュとして採用した理由については、インバウンド施策による訪日外国人の増加が予想されることから、多言語の対応や、地域の観光案内の一翼をPepperに担ってもらうとしている。
2016年01月08日米IBMとソフトバンクロボティクスホールディングス(SBRH)は1月6日(米国時間)、ソフトバンクの人型ロボット「Pepper」向けの「IBM Watson」を開発し、世界の企業に提供することを発表した。両社はソーシャルメディアやビデオ、画像およびテキストといった従来のコンピューターでは十分に活用ができないデータに隠された意味をWatson搭載のPepperが把握できるようにするため、IoTで得られる幅広いデータや知識を活用する。開発中のWatsonを搭載したPepperは、基幹機能および開発者やユーザーにより双方向の経験をあつらえることができるWatsonのソフトウェア開発キット(SDK)を備え、プリパッケージのAPIへアクセスすることを可能にする。現在、IBMはサービス業や消費財の企業とともにロボット技術を試験中で、Watsonを搭載したPepperによるソリューションを通じて、企業はユーザーがコグニティブ・コンピューティングを体験するさまざまな方法を拡充することができるという。この1年で両社はWatsonの日本語対応を推進し、Watsonを活用した新しいアプリケーションを構築する開発者やサードパーティーのパートナーによる日本のエコシステム全般にわたりコグニティブなAPIを提供するテクノロジー基盤をローカライズしている。今後、両社は教室内の教師アシスタントから看護補助までWatsonのコグニティブ機能によって補完されたPepper独自の物理的特性を活用して幅広い使用例を研究し、業界の領域全般にわたり新しい方法で人々を支援するという。なお、今回の計画は日本でWatsonを展開するというIBMとソフトバンクの戦略的な協業に基づいている。
2016年01月08日ドールは1月7日、宮城県仙台市内のスーパーでPepperによる「バナナたたき売り」を行うと発表した。「極撰バナナの大売り出し」は9日、10日の2日間、11時~16時30分に仙台市 ヨークベニマル新田東店で行われる。Pepperは福岡県北九州市門司港の「門司港バナナの叩き売り連合会」に叩き売りの公認を受けており、連合会のスタッフとペアを組んで店頭に立ち「さあさあ、門司港名物バナナの叩き売り、ご用事とお急ぎでない方は、見てらっしゃい、よってらっしゃい……」と呼びこみを行う。このPepperは、ドールのPepper開発メンバーが用意したもので、門司港にメンバーが出向いて連合会から直々に指導を受けて実演のプログラムを行ったという。連合会代表者と同じ「今村さん」という愛称が名付けられたPepperは、1日当たり10万円の売上目標が設定されている。なお、Pepperは購入した場合、月額2万4600円(基本プラン+保険パック、本体価格除く税別)、時給は4500円であることから、目標を達成することでドールから大量のバナナのご褒美がある……かも?
2016年01月08日ソフトバンクロボティクスホールディングスとIBMは6日(米国時間)、人型ロボット「Pepper」向けの学習システム「IBM Watson」を開発し、世界の企業に提供する計画を発表した。IBM Watsonは、システムの感知、学習、経験を通じて人と同じように言葉の意味を理解できる、コグニティブ・コンピューティング・テクノロジー。企業が活用すれば、IBM Watsonがユーザーが好むブランドや商品との関わり方を学習していくため、より効率的にユーザーへブランドや商品を訴求可能だ。両社は、同技術を搭載したPepperを世界の企業へ提供していく。提供の形や時期、価格などについては未定だとしているが、開発中のPepperは、IBM Watsonのソフトウェア開発キットを備えており、様々なニーズに対応したAPIへアクセスすることが可能だとしている。また、両社は今後、教室内の教師アシスタントや看護補助など、IBM Watsonの特性とPepper独自の物理的特性を活かした幅広い活用例を研究していくという。ソフトバンクロボティクスホールディングスの代表取締役社長である冨澤文秀氏は、「Pepper向けのIBM Watsonを開発していくことでIBMと協力することになり、とても興奮しています。Pepperは、ロボット開発のプラットフォームとして、優れた技術との連携を可能にしていく予定です。このたびのIBM Watsonとの連携が、幅広い分野におけるPepperの活用の可能性を広げてくれると期待しています」とコメントを寄せている。IBM Watsonのシニア・バイスプレジテントであるMike Rhodin氏も「今日、コグニティブ・コンピューティングの力はどのようなフォームファクターにも組み込むことができます。Pepperについてソフトバンクロボティクスホールディングスと提携することで、より多くの人がIBM Watsonを体験し利用することが可能になります。コグニティブの機能を搭載したロボットとの実際のやり取りを経験したとき、人々が密接に携わりながら、新しくエキサイティングな価値をこの技術から見出すことを目の当たりにするでしょう」と述べている。
2016年01月07日米IBMとソフトバンクロボティクスホールディングス(SBRH)は1月6日(米国現地時間)、ソフトバンクの人型ロボット「Pepper」向けのWatsonを開発し、世界の企業に提供する計画を発表した。日本IBMとソフトバンクテレコムとは、昨年の2月、日本でのIBM Watsonの開発と市場への導入において戦略的に提携することで合意しており、今回の発表は、それをさらに発展させ、IBM Watson搭載のPepperを世界展開していくというもの。今回の計画は、日本でIBM Watsonを展開するというIBMとソフトバンクの戦略的な協業に基づいており、この1年で両社は、IBM Watsonの日本語対応を推進し、IBM Watsonを活用した新しいアプリケーションを構築する開発者やサードパーティーのパートナーによる日本のエコシステム全般にわたりコグニティブなAPIを提供するテクノロジー基盤をローカライズしてきた。開発中のIBM Watsonを搭載したPepperは、基幹機能およびIBM Watsonのソフトウェア開発キット(SDK)を備えており、プリパッケージのAPIへアクセスすることを可能にするという。米IBMとソフトバンクロボティクスホールディングスは、コグニティブ・コンピューティングで応用できる分野を広げるために、Pepperのモビリティや機敏性を進化させ、教室内の教師アシスタントから看護補助まで、IBM Watsonのコグニティブ機能によって補完されたPepper独自の物理的特性を活用して幅広い使用例を研究し、業界の領域全般にわたり新しい方法で人々を支援するとしている。
2016年01月07日●「生き物に見えるモノ」その具現化がPepper2014年6月の発表以来、注目を集め続けているソフトバンクロボティクスが提供する感情認識機能付き人型ロボット「Pepper」。個人向けには2015年6月より毎月1,000台限定で販売され、発売後わずか1分での完売が続いている。2015年10月からは法人向けモデル「Pepper for Biz」の提供が開始されたが、実はこれよりも以前から、Pepperのビジネス用途での活用は始まっている。例えばネスレ日本は、2014年12月1日より全国の家電量販店の「ネスレカフェ」コーナーにPepperを配置し、スタッフの代わりに接客を担当させている。その数は1,000台に上る。ソフトバンクショップでも全国2,000店舗にPepperが配備されている。2015年10月の「Pepper for Biz」の正式販売開始以降も、日産自動車が販売店に100台導入するなど、エンタープライズ分野でもPepperの活用は進んでいる。そして、2016年はさらに導入が進んでいくことだろう。ただ、これだけエンタープライズの分野での活用が進むとは、発売元のソフトバンクロボティクスも予想していなかったという。○300年続く企業になるために社員総意で選んだロボット事業ソフトバンクグループがなぜロボットを手掛けることになったのか? 人型ロボットの事業化プロジェクトが立ち上がったときから参加している、ソフトバンク ロボティクス 事業推進本部 本部長の吉田健一氏は次のように語る。「当社は創業時からずっと『情報革命で人々を幸せにする』ことを目標に、事業を展開してきました。そんな当社が2010年に30周年を迎えるにあたり、今後300年続く企業になるために、次の5~10年間で何を成していくのか、何を提供していけば人々を幸せにできるのか、経営陣をはじめ、全社員で議論しました。この10年はデバイスがインターネットにつながることで大きく世の中が変わりました。私たちが想定したのは、アルゴリズムがアルゴリズムをつくる、すなわちデバイスがデバイスをつくる時代が来るのではないかということです。人以外が何かモノを作ることができたら、有史以来の大革命です。だからこそ、私たちが次に手掛けるべきはロボットだろうと。とはいえ、当社にはロボットの知識のある社員がいるわけではありません。そこでフランスのアルデバラン・ロボティクス社を買収し、共同プロジェクトを立ち上げ、Pepperの開発に取り組みました」○ソフトバンクが考えるロボットとは?ロボットの定義は幅広い。生産現場に欠かせない産業用ロボットもあれば、自動で部屋を掃除するお掃除ロボットも「ロボット」と呼ばれる。そんな中、ソフトバンクが定義するロボットとは『人間が生き物として感じるもの』だという。だからこそ、大きさにもこだわったのだという。Pepperは身長120cm、体重28kgと、人間のような脚はないものの、まるで子どものようだ。吉田さん曰く「小学3年生の子どもとほぼ同じ体格」なのだという。実は人間のような脚があるかどうかは、「生き物として感じる」ことには影響しないのだという。それよりも重要なのは大きさだという。「たとえ人型でも、机の上に乗るような大きさだったら、それはあくまでもロボットで生き物として人は感じないんです」と吉田氏は説明する。また、コードで接続されていては、やはり生き物とは感じられない。そのため脚の部分に大型のバッテリーを搭載し、12時間連続稼働を可能にしている。吉田氏によれば、さらに「生き物として感じる」上で重要になるのが「認識の精度」だという。「Pepperは話しかければ答えてくれます。つまり、認識していることを伝えてくれる。その精度が高いほど、人は生き物だと感じます」(吉田氏)このようにPepperのヒットには、「人が生き物と感じる」ことに徹底的にこだわったことが大きい。●Pepper導入の最大の効果は「店舗に来た人のデータが取れること」冒頭で記載したように、Pepperはすでにさまざまな企業での活用が進んでいる。では、導入して1年になるネスレ日本では、いったいどんな効果が得られたのだろうか?「Pepper導入の効果の第一は、Pepperを配備したことでコーヒーマシンの売り上げが伸びたことです。サイネージでは足を止めなかった人が、Pepperなら足を止めるんです。これは数字にも表れています。加えて、ネスレショップに訪れた人の属性や動向などのデータが取れることも大きなメリットです」(吉田氏)これまでリアルの店舗では、eコマースのようにどんな人がどういう経路でショップに訪れ、購入に至ったのか、あるいは至らなかったのかということが把握できなかった。しかし、Pepperでは搭載したセンサーによって顧客の属性を取得することができる。Pepperを導入すれば、Pepperの前を通った人が何人いて、そのうちの何人がショップに入ったのか、またPepperが話しかけることで、その人の性別やおおよその年齢などがわかるようになる。さらに、顧客の感情なども表情や声のトーンから読み取ることができるという。つまり、Pepperが蓄積するデータを活用することで、どんな風にコミュニケーションをとれば顧客が購入してくれるのか、それを年代別や性別により良い手法を導き出すことができる。Webサイトでよく用いられているABテストのようなものが、Pepperを導入すれば実行できるというわけだ。「Pepperが収集した顧客情報をオンラインtoオフラインのツールとして活用できることがわかりました」と吉田氏は自信を深める。また、ある病院ではMRIの説明や問診を担当させていたり、別の介護施設では認知症予防のツールとして活用しているという。●Pepperの爆発的な普及には、キラーアプリの提供が欠かせない「このような活用が進んでいるのも、約200社のパートナー会社によるアプリ開発が活発化しているからです」と吉田氏。中でもPepper普及のキラーアプリとして注目を集めているのが、米IBMが開発した人と同じように情報から学び、経験から学習するコグニティブ・テクノロジー「Watson(ワトソン)」だ。2015年2月、ソフトバンクテレコムは日本IBMとワトソンの日本での事業展開においての戦略的提携を発表。もちろん、Pepperとの連携を視野に入れての提携だ。「例えば、FAQのインタフェースとしてPepperを使うとしましょう。Pepper単体であれば、FAQデータベースに完全マッチしたものしか答えることはできませんが、ワトソンと連携すれば、データベースの中で最も近いモノを選んで答えられるようになります。つまり、ファジーな会話ができるようになり、より人間らしいやり取りができます。このことから、ワトソンは将来のロボットアプリのスタンダードになっているかもしれません」と吉田氏はワトソン導入効果を期待する。提携はIBMだけではない。約200社のパートナーが、Pepperをさまざまなシーンで活用できるようにアプリの開発を行っており、「Pepper for biz」においては、アプリストアも16年早々にはスタートする予定だ。一方、個人向けのアプリについては、アプリストアという形は予定していないという。「個人向けはリスクが大きいと思います。例えば、悪意ある人が改ざんして人を傷つけたりすることが起こらないとも限らないですから。良いアプリは私たちが買い付けて、徹底検証をしてから公開するという方法を採用しようと思っています」と吉田氏はその理由を説明する。○今後はグローバル化今後の展望については「グローバルに展開」と吉田氏は言い切る。ブロードバンドのように爆発的な普及をするには、この1年でCPUのスピードや基本機能したとはいえ、今のPepperではまだ力不足だという。「現在のPepperは登場した当時のパソコンと同じで、ようやく表計算ソフトが搭載されたというレベルです。爆発的な普及のカギを握るのは、私たちの夢に賛同してくれたパートナー企業がより良いアプリやソリューションをいかに開発していってくれるかです。2016年にはそういう企業がさまざまなアプリやソリューションの提供を予定しているので、飛躍の年になると思います」と吉田氏。吉田氏が語るように、2016年はPepperの普及がさらに進むのか、また面白い活用事例が出てくるのか、今後に期待が高まる。
2016年01月04日日産自動車は12月17日、同社の販売店舗に導入した人型ロボットである「Pepper」に同社オリジナルのアプリケーションを搭載し、来店客対応を本格的に開始した。同社は、「お客さまにもっと気軽にお店に足を運んでいただきたい」という想いを具体化にするためとして、店舗運営や設備などに独自の認定基準を設けた全国の「レディー・ファーストショップ」のうち100店舗に、Pepperを11月下旬から順次導入しているという。同社販売店のPepperは、来店客に日産の自動車に興味を持ってもらったり、店舗にいる時間を楽しく過ごしてもらうため、同社オリジナルのアプリケーションを搭載して出迎える。これにより、Pepperによる商品説明や接遇を体験できる。なお、この同社オリジナルのアプリケーションは、吉本興業グループの「よしもとロボット研究所」と日産が共同で開発したとのことだ。現時点において日産の販売店で体感できるPepperの機能は、商品をPepper目線で説明する「商品紹介」、日産や自動車に関する質問にPepperが面白おかしく答えるというコミュニケーション・アプリである「クルマで一問一答」、自動車や日産をモチーフにした早口言葉やノリツッコミで子供から大人まで幅広い年代が楽しめるという日産オリジナル・ゲーム、Pepperが自律移動するアプリである「ブンブンPepper(仮)」の4種類。なお同社によると、ブンブンPepper(仮)はPepperのアプリ開発審査実施アプリとしては世界初の自律移動アプリといい、人を認識し自動追尾することで自動運転の技術を分かりやすく体験できるとしている。同社は今後、販売店のPepperにおいて、遊びやゲームを通して分かりやすく日産の自動車の装備や技術を知ってもらう機能や、得意客に対して顔認証機能や個々の反応を蓄積・分析する機能などを利用して従来に無い最適な対応を実現する機能を追加していく予定とのこと。また同社は、Pepperについてよりよく知ってもらうための特設サイトを開設した。同サイトでは、日産のレディー・ファーストショップに導入したPepperについて、分かりやすく解説しているという。
2015年12月18日