ジャケットをはじめとする、トラッドスタイルといえば秋冬ファッションをイメージすることが多いですよね。シックなスタイルは品がありオフィスにも最適ですが、初夏や夏に着るならいつもより肩の力の抜けたトラッドが気分。ほんのり女性らしさも薫らせながら、夏にちょうどいいきちんと感を手に入れて。 美しさとタイムレスな魅力を追求、ジャパニーズブランドの『Phlannèl(フランネル)』 リラックスしたトラッドスタイルを叶える夏服を見つけたのは、ジャパニーズブランドの『Phlannèl(フランネル)』。日本の繊細な美意識と確かな技術をベースに“美しく、受け継がれる服”を提案し、そのコンセプトはトラッドスタイルと共鳴するもの。 トラッドなムードを演出するのに欠かせないチェック柄は、ハイウエストのトラウザーをセレクト。コットンとアルパカを使用した、しっとりとした柔らかな肌ざわりが素肌に気持ちいい生地は夏にぴったりの素材です。ハイウエストにあしらったボタン、フロントのタックが80年代テイストが満点。履くだけでグッドガールに変身できる一本です。 2WAYで楽しめる、カシュクールニット 王道トラッドなボトムスにはリラクシングなトップスを合わせて印象を軽やかに。Tシャツの上にレイヤードしたのは、フェミニンなカシュクールニット。スビンコットンの柔らかさや滑らかさを最大限に生かすために丁寧に甘く撚りをかけて作られているんだそう。ワイドリブが体のラインもすっきりと見せてくれ、ボリューミーなボトムスとメリハリのあるバランスでスタイルアップ効果も狙えそうです。 キャミソールの上などから一枚で着ることもでき、後ろでリボンをキュッと結ぶと女性的なシルエットに。ハンサムなトラッドスタイルとはひと味異なる着こなしが楽しめます。 カシュクールニット¥29,160、Tシャツ¥11,880、パンツ¥33,480/Phlannèl ブルーム&ブランチ青山:kimyongduckstyling:Rina Taruyamahair&make:Keita Iijima(modshair)model:Lisa Bayne(hirata office)text:Momoko Yokomizo
2019年05月13日日本が誇る繊細な美意識と、確かな技術によって作られる「美しい服・受け継がれる服」を根ざしている『Phlannèl(フランネル)』。ブランド名の「PHENOMENAL」は非凡、並外れたという意味を持ち、伝統的な織物の「FLANNEL」を掛け合わせた造語です。今の空気を纏いながら、時が経ても魅力が失われない、着る人と共に育める装いを目指しています。 マテリアルの良さを実感しながら、日常に取り入れるシェットランドウールクルーネックセーター¥21,000/Phlannel(ブルーム&ブランチ青山) 普遍的なデザインこそ、汎用性が高くて長く愛せるものが魅力だと思います。それに加えてこだわりたいのは素材の良さ。『Phlannèl(フランネル)』のシェットランドウールは、オーストラリアのジロン地方で産出されるエクストラファインラムウールを混紡したもの。ラムウールの繊細で軽く柔らかな素材感と、シェットランドウールの保温と保湿性を合わせ持った、まさにいいとこ取りの糸によって作られた、クルーネックセーター。今季は気分も真っさらに白で決めたいとこですが、カラーバリエーションは7色あるので、クローゼットと睨めっこして選ぶのもひとつの手です。 肌触りが違う、他とは別格のコーデュロイ コットンコーデュロイトラウザーズ¥28,000/Phlannel(ブルーム&ブランチ青山) 共布のベルト仕様で、ふっくらとしたシルエットがメンズライクなグルカパンツ。美しい畝をもつコーデュロイは他とは別格の仕上がりです。高密度に織り上げて畝を丸くカットすることで、見た目の良さだけでなく、なめらかな肌触りの生地に。この繊細な作業は日本の職人だからこそ出来る技ですが、継承者も希少であるため、素材自体も貴重なものになっています。程よいワイドシルエットはマニッシュに着ても良いですし、ジャケットと合わせて、少し力の抜けた大人カジュアルを演出しても。また穿くことで身体に馴染むため、デニムと同様に育てる楽しさもあります。 毎日を彩るからこそ、身に纏う洋服はデザインと品質にもこだわりたいと思う。しかし扱いにくい素材のものや、着る時に身構えてしまうものは結局、箪笥の肥しとなって活躍してくれません。本当に欲しいと思えるのは、作りが良いというのはもちろんであり、『Phlannèl(フランネル)』が提案する、着る人と共に育める洋服だと思います。 ブルーム&ブランチ青山03-6892-2014:kimyongduckstyling:Mari Nagasakatext : Shizuka Takehara
2018年11月26日