アールエスコンポーネンツ(RSコンポーネンツ)は11月10日、米Adaptevaが開発・生産する名刺サイズのスーパーコンピュータ(スパコン)ボード「Parallella board」の販売を開始すると発表した。同製品は、16個の演算コアで並列処理プログラミングが行える小型スパコンボードである。制御用SoCとしてデュアルコアARMとFPGAを内蔵したXilinxの「Zynq Z7000」、演算用アクセラレータとして「Epiphany III 16 core」を名刺サイズの基板に搭載する他、UbuntuなどのLinux OSを通じてプログラミングが行える。そして、物理シミュレーション、ビッグデータの解析、教育用プラットフォーム、組み込み機器の高速演算エンジンなど、幅広い用途で活用できるのに加え、複数のボードを連結拡張して、より高速な並列処理アプリケーションを実現することも可能となっている。また、同製品はクラウドファンディングサービスのKickstarterで、開発資金調達に成功したオープンソースプロジェクトである。かつて、気象予測や分子構造シミュレーションなど、潤沢な予算のもとでのみ使用されていたスパコンを、幅広い一般ユーザーに普及させるべくプロジェクトがスタート。世界中から高い注目を集め、現在では最も活発なプログラミングコミュニティの1つとして、数千人の技術者が開発に参加するまでに拡大しているという。なお、価格はサーバ版が1万3500円(税抜き)、デスクトップコンピュータ版が1万6600円(税抜き)、組み込み版が2万6700円(税抜き)。すでに販売を開始している。
2014年11月10日ドイツのアウディ社は、「RS 7 自動運転コンセプト」で無人での限界走行を実施したと発表した。ホッケンハイムのグランプリコースを数センチの誤差もない正確な走りで2分を少し超えるタイムを記録した。この走行テストはドイツツーリングカー選手権最終戦の前に実施された。同社は自動運転を最も重要な開発領域のひとつと位置づけ、今回のテストはエンジニアに危険走行時の自動回避機能開発への洞察を与えるものだったとしている。自動運転のシステムはGPSと3Dカメラを組み合わせたもので、3Dカメラは事前にプログラムされたデータと撮影した映像との間に違いがないかを比較するという。アウディAG研究開発担当取締役のウルリッヒ・ハッケンベルク氏は、「今回の最高のパフォーマンスは、我々アウディの自動運転おける開発力の高さを実証するものです」と述べている。アウディのドライバーアシスタントシステムは今後発売をされる上級モデルに、アウディサイドアシスト、アウディアクティブレーンアシスト、ストップ&ゴー機能付ACCといった形で搭載され、ユーザーが体験することができるという。
2014年10月24日八十二銀行は7日、個人向けインターネットバンキングのセキュリティ対策強化の一環として、専用のウィルス対策ソフトを導入し、顧客に無料で提供を開始した。また、1日あたりの振込・払込限度額の変更もあわせて実施するという。○ウィルス対策ソフトの概要ソフト名Rapport(ラポート)ソフト提供元Trusteer(トラスティア)。同社は、海外の多数の金融機関をはじめとして数百の企業や組織に対しウィルス対策に関する様々なサービスを提供しているIBMグループのセキュリティ企業機能の特徴インターネットバンキングを狙ったウィルスを検知、駆除するインターネットバンキングでの通信情報の改ざんを防止する一度パソコンにインストールすると、インターネットバンキングへ接続の都度、自動的に機能する対象パソコン(OSはWindows、MacOS)○1日あたり振込・払込限度額の変更等振込・払込限度額の引下げ変更日:6月1日(日)不正送金による被害を未然に防止するため、振込・払込限度額が現在100万円超でワンタイムパスワードの申込みがない顧客の限度額を100万円に引下げる。引続き100万円超の取引を希望の顧客は、変更日までにワンタイムパスワードの申込み、または、変更日以降に書面による引上げ手続が必要インターネットバンキングによる振込・払込限度額の引上げ操作機能の追加変更日:5月25日(日)ワンタイムパスワードを申込みのうえ、トークンの利用登録が完了した顧客は、インターネットバンキングにより振込・払込限度額の引上げ操作が可能となる
2014年04月09日スズキは5日、小型乗用車「スイフト」の特別仕様車である「スイフト RS」の一部仕様を変更して発売した。価格は、2WD車(5MT / CVT)が139万1,250円、4WD車(CVT)が156万9,750円。スイフト RSは、欧州仕様のチューニングを施した足廻りと、エアロスタイルを採用した特別仕様車。今回の一部仕様変更では、高速走行時や長距離ドライブをサポートするクルーズコントロールシステム、手もとでシフト操作ができる7速マニュアルモード付パドルシフト(CVT車)、リヤディスクブレーキ(2WD車)を新たに採用している。さらに、オートライト付ディスチャージヘッドランプ(メーカーオプション設定)、リヤコンビネーションランプ、シート表皮(専用ファブリックシート表皮)のデザインを変更し、スポーティーな雰囲気を高めたとのこと。エンジンは1.2L DOHC吸排気VVT、変速機は2WD車が5MTもしくはCVT、4WD車がCTVを採用。乗車定員は5名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月05日アウディ ジャパンはこのほど、2ドアクーペ「RS5」をマイナーチェンジして発売した。「RS5」はアウディのスポーツモデル開発部門であるクワトロ ゲーエムベーハーが開発、生産を担当するプレミアムスポーツクーペ。エクステリアはヘッドライトとリヤライトのデザインを見直し、よりシャープで筋肉質なイメージを表現。ヘッドライト内部の構造も変更し、LEDポジショニングライトを装備したキセノンプラステクノロジーを採用した。フロントグリルやリアバンパーのデザインも変更している。また、前後重量配分の適正化を狙ってフロントヘビーを解消するため、アルミ製のフロントフェンダーが新たに採用された。インテリアは黒を基調としたデザインで、カーボンのデコラティブパネルを採用するなど、高級感を高めている。新デザインのボトムフラットタイプの3スポークスポーツステアリングを採用したほか、マルチファンクションのコントロールスイッチなど、ほぼすべてのスイッチ類を改良して操作性を向上した。また、14スピーカーのバング&オルフセンサウンドシステムを標準装備した。エンジンには変更はなく、最高出力450PSを発揮する4.2リットルのV8DOHCエンジンを引き続き搭載する。トランスミッションは7速Sトロニックで最新のクワトロシステムも装備する。価格は1,222万6,000円で、ハンドルは左右どちらでも選ぶことができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月09日日興アセットマネジメント(以下、「日興アセット」)は25日、豪ドル建て公社債を主な投資対象とする、追加型投信『RS 豪ドル債券ファンド(愛称:為替リスク配慮型豪ドル債券ファンド)』を7月11日に設定し、運用を開始する予定であると発表した。同ファンドは、日興アセットが独自に算出するリスク指標を活用し、金融市場の変動リスクが大きくなると判断される局面で為替ヘッジを行なう、リスクセンサー機能を搭載した「リスクセンサー(RS)型ファンド」の第1弾。日興アセットによると、豪ドル建て公社債は、先進国でありながら相対的に金利水準が高い魅力的な投資対象。一方、豪ドルは資源の需給や価格変動などの影響を受け、米ドルやユーロなどの先進国通貨に比べて為替変動が大きくなる傾向にあり、「豪ドル債投資を検討している投資家を悩ませてきた」(日興アセット)。そこで日興アセットでは、金融市場の変動が大きくなると判断される局面で為替ヘッジを行なう、豪ドル債券ファンドを開発した。リスクセンサー機能とは、日興アセットが独自に算出するリスク指標から市場変動を読み取り、金融市場の変動が大きくなると判断される局面で、基準価額への影響を抑えることをめざすもの。リスク指標は、金融市場の価格変動や信用リスク、流動性、為替の変動性などの、市場リスクが高まる際に見られるシグナルをもとに、金融市場の変動が高まる局面を感知する。「RS 豪ドル債券ファンド」では、リスク指標がある一定水準を超えるなど、いくつかの条件を満たし、かつ市況動向や定性判断などを踏まえ金融市場の変動が大きくなると判断される場合に、為替ヘッジを行なう。同ファンドの債券部分の実質的な運用は、日興アセットマネジメントグループの一員である、オーストラリアに拠点を置くティンダル・インベストメント・マネジメント・リミテッド(以下、ティンダル)が担当する。ティンダルは、オーストラリアで25年近い運用実績を持ち、「数々の賞を受賞しているオーストラリア債券運用のスペシャリスト」(日興アセット)という。日興アセットでは、「日本の投資家の声に耳を傾け、そのニーズに応える新しい商品カテゴリーの創出、ならびに優れた運用パフォーマンスの提供に、引き続き努めていく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月25日