米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 2024』(略称:SSFF&ASIA)が、6月4日から17日にかけ都内複数会場およびオンライン会場で開催されることが決定した。オンライン会場は4月25日より一部プログラムの配信を先行スタートする。114の国と地域から4936点の応募があり、AIを使用したショートフィルムの応募数は112点におよぶ。続く紛争や災害のニュースで始まった今年、 映画祭は、『Illuminate Your Life〜いのち照らせ セカイ照らせ』をテーマに、「いのち」や「人生」、「生活」と、それを取り巻「セカイ」を照らし出す各作品を発信し、作品を通じて観る人自身の生活や人生にもライトをあて、共感や発見、感動が生まれる場、そして世界へと目を向けるきっかけを作たいとしている。映画祭史上初となる、全編をAIが制作したショートフィルムや、パレスチナの難民キャンプを舞台にした物語、ミサイル攻撃を生き残った人々のスマートフォンフッテージから制作されたドキュメンタリー、宗教や文化の違いを背景に描かれるダイバーシティを訴えかける作品など、「いのち」や「LIFE(人生) (生活)」を描く作品が多く集まった。翌年のアカデミー賞ノミネートに通じる5部門(インターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパンのライブアクション部門、ノンフィクション部門、アニメーション部門)はじめ、映画祭入選作品の上映・配信ラインナップは4月25日に発表される。『SSFF&ASIA』は昨年、クリエイターのアセットマネジメントを行うプラットフォーム「LIFELOGBOX」を立ち上げ、2024年の映画祭に向けてはこのプラットフォームを通じて作品公募を行うなど、進化を続ける映画祭として新しい試みを開始。今年は、これまで映画祭に参加してきたクリエイターたちの作品と、配給会社やオンラインプラットフォーム、放送局、映画祭を結び付け、双方にとってのビジネスチャンスを創出するべく、オンラインマーケットを映画祭として初開催する。さらに、映画祭とLIFELOGBOXの連動によるSSFF&ASIA2024プロモーション動画のコンテスト『Iluminate SSFF&ASIA2024 Movie Contest』を開催。NFT投票により優秀賞を決定し、6月4日に開催する映画祭オープニングセレモ二ーで発表する予定。動画コンテストURL
2024年03月28日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)が、今年も開催決定。6月4日(火)より都内複数会場およびオンライン会場で行われる。今年の映画祭は、“Illuminate Your Life ~いのち 照らせ セカイ照らせ”をテーマに、いのちや人生、生活と、それを取り巻く「セカイ」を照らし出す各作品を発信。作品を通じて、観る人自身の生活や人生にもライトをあて、共感や発見、感動が生まれる場、そして世界へと目を向けるきっかけを作る。映画祭史上初となる、全編全てをAIが製作したショートフィルムや、パレスチナの難民キャンプを舞台にした物語、ミサイル攻撃を生き残った人々のスマートフォンフッテージから製作されたドキュメンタリー、宗教や文化の違いを背景に描かれるダイバーシティを訴えかける作品などが集まった今年。翌年のアカデミー賞ノミネートに通じる5部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパンのライブアクション部門、ノンフィクション部門、アニメーション部門)はじめ、映画祭入選作品の上映・配信ラインアップは4月25日(木)に発表だ。なお、オンライン会場は4月25日(木)より、一部プログラムの配信が先行スタート。会場は、表参道ヒルズ スペースオー、ユーロライブ、赤坂インターシティコンファレンス、二子玉川ライズ スタジオ & ホール、 ミカン下北にて予定している(※開催期間は各会場によって異なる)。チケットは、4月25日(木)14時より販売が開始となる。また昨年、クリエイターのアセットマネジメントを行うプラットフォーム「LIFE LOG BOX」を立ち上げ、今年の映画祭に向けてはこのプラットフォームを通じて作品公募を行う新しい試みを開始。今年は、オンラインマーケットを映画祭として初開催する。さらに、映画祭と「LIFE LOG BOX」の連動によるSSFF & ASIA 2024プロモーション動画のコンテスト「Illuminate SSFF & ASIA 2024 Movie Contest」を開催。NFT投票で優秀賞を決定し、映画祭オープニングセレモ二ーで発表される。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024」は6月4日(火)オープニングセレモニー、6月17日(月)アワードセレモニー、オンライン会場は4月25日(木)~6月30日(日)開催。(シネマカフェ編集部)
2024年03月28日国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)」と連動したオンライン映画館、ブリリアショートショートシアターオンライン(BSSTO)が2月で6周年を迎え、また、SSFF & ASIAで展開中の短編小説公募プロジェクト「BOOK SHORTS」が10周年を迎えることから「短編映画と短編小説」をテーマにコラボレーションしたアニバーサリーパーティーが行われた。この日、MCをSSFF & ASIAおよびBSSTO代表の別所哲也がつとめ、第2回ブックショートアワードの大賞受賞者で、2023年には『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』が長編映画化され大きな話題となった小説家・大前粟生と、短編小説やエッセーも書くお笑いコンビ「Aマッソ」の加納愛子をゲストに迎え、作家活動についてや原作の映像化など、多岐にわたるトークが繰り広げられるとともに、小説が原作となったショートフィルムの上映も行われた。まず小説を書き始めたきっかけについて、大前さんは「漫画はたくさん読んでましたが、小説を読むようになったのは大学からです。書き始めたのもたまたまで、就職活動のストレスで頭がいっぱいになって『会社員は絶対無理!』と思ったとき、とりあえず何か作ろうと考えたんですけど、小説なら紙とペンさえあれば1人でタダでできると思って書き始めてみました」と明かす。一方の加納さんは、以前からエッセイなどは執筆していたが「『次は小説にチャレンジしませんか?』というお話をいただいたので」と説明。加納さんは「見よう見まね」で書いていると言い、「又吉(直樹)さんや劇団ひとりさんといった先輩たちが、芸人が文学界に関わるという道筋は作っていただいたので」とコメントした。魂を救う小説そして、自身の創作の“核”についてに話が及ぶと、加納さんが「私は、女性同士の会話や人と人のミニマムな会話やコミュニケーションに関心があって、自分のオリジナリティが出せるのはそこなのかなと思っています」と説明すると、大前さんは「いまの世の中がメチャクチャだなということを昔から思っていて、ちょっとでも若い人が楽になれるものを書きたいと思っています」と語る。また、加納さんは「大前さんの小説は“こういう感情になる人を救う”という作品が多い」と評し、「(映画化された)『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』もそうですよね。ぬいぐるみにだけ本音をしゃべれる人たちを描いていますけど、そういう人の魂を救うのは大前さんしかできない」と大前さんの小説がもたらす“救い”を称賛。さらに、これまで影響を受けた作家について、大前さんはフランス人の作家で、女優・映画監督にミュージシャンなど多彩な活動をしているミランダ・ジュライの名を挙げ「奇妙キテレツな話というか、BOOK SHORTSのように民話やおとぎ話をアレンジした話が多いんですけど、そういう作品に影響を受けました」と語る。加納さんもミランダ・ジュライは「大好きです」と明かし、彼女の本の邦訳を担当している翻訳家でエッセイストの岸本佐知子についても言及。「エッセイに関しては、岸本さんとさくらももこさんに色濃く影響を受けています」と話しました。映画になって初めて「こういう人だったんだな」とわかる大前さんはすでにBOOK SHORTSで『ユキの異常な体質/または僕はどれほどお金がほしいか』が短編映画化され、さらに小説「ぬいぐるみとしゃべるひとはやさしい」も映画化されているが、「特に監督さん、俳優さんは、僕以上に登場人物のことを考えてくれていると思うので、映画になって初めて 『こういう人だったんだな』とわかる部分もあります」とポジティブに受け止めているという。「スタッフさんたちが造形してくれる方が、自分ひとりで考えるよりも、たくさんの人が登場人物のことを考えてくれているので、親心というか、キャラクターに対して『よかったね』と思いますね」と心情を告白。加納さんも昨年、NHKのドラマの脚本を担当した経験をふり返り「明らかにボケゼリフで、ここは面白く言ってほしいと思ってた部分で、こちらが思っていたのと全然違う言い方で言われた時に、『この言い方が面白いと思ってるんだ!』とかわいく感じました」と解釈の違いを楽しんだという。2人の話を聞いた別所さんは、BOOK SHORTSの企画趣旨を踏まえ「原作の良さと二次創作の良さ、どちらもあり、作品化することの意味を両方楽しめればいいなと思います」とコメント。イベント後半は、大前さん原作によるショートフィルム『ユキの異常な体質/または僕はどれほどお金がほしいか』と、先述のミランダ・ジュライの短編小説「The Swim Team/Le Grand Bain」にインスパイアされて制作された『Home Swim Home』の2本のショートフィルムの上映が行われた。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい 2023年4⽉14⽇より全国にて公開©映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」
2024年03月10日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)と、外務省が日本文化発信拠点として、また日米交流による人材育成のプラットフォームとして展開するジャパン・ハウス ロサンゼルスは、米国ロサンゼルスのTLC チャイニーズシアターにて、ショートフィルムの映画祭「UNLOCK CINEMA | Short Films, Infinite Possibilities」を開催することを発表した。同映画祭では、SSFF & ASIA 2023グランプリ=ジョージ・ルーカスアワード受賞作『希望のかけ橋』(監督:吉田和泉)、役所広司主演の『ありがとう』(監督:永山瑛太)、アカデミー賞受賞により世界が注目する濱口竜介監督による『天国はまだ遠い』、2018年にアカデミー賞短編部門にノミネートした『ネガティブ・スペース』(監督:桑畑かほる/マックス・ポーター)ほか、日本人若手監督の世界へ向けた無限の可能性が体現されるショートフィルムを上映。さらに特別作品として、ヴィム・ヴェンダース監督が日本で撮影した最新ショートフィルム『Some Body Comes into the Light』も上映が決定。ほかにも、SSFF & ASIA代表の別所哲也と、ヴィム・ヴェンダース監督作『PERFECT DAYS』の共同脚本・プロデュースを務めた高崎卓馬、南カリフォルニア大学の映画配給およびタレント開発部門シニアディレクターのSandrine Cassidyによるトークイベントも行われる。開催にあたって別所さんは、「動画と情報があふれる今だからこそ、映像、とりわけシネマの持つチカラを信じて、ショートフィルムが映像文化と映像産業の歴史と未来をつなぐ結節点となると信じています。今回、エンターテイメントの世界の都であるハリウッドで再びSSFF & ASIAを開催できる光栄を胸に、映画祭とクリエイターたちの飛躍を目指します」とコメントを寄せている。「UNLOCK CINEMA | Short Films, Infinite Possibilities」は2024年1月11日(木)TCL 6 Chinese Theaterにて開催(※現地時間)。(シネマカフェ編集部)
2023年12月20日米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)」は、10月19日(木)~22日(日)に東京都写真美術館にて、また9月28日(木)~10月27日(金)にはオンライン会場にて「秋の国際短編映画祭」を開催する。25年目を迎えたSSFF&ASIAには今年も世界120の国と地域から5215点が集まり、約200作品が上映。秋の国際短編映画祭では、6月に発表された世界で唯一のジョージ・ルーカスの名を冠したグランプリ受賞作品『希望のかけ橋』(ポーランド/日本)、ライブアクション部門(ジャパン)優秀賞を獲得した永山瑛太主演作品『半透明なふたり』を含む、来年のアカデミー賞候補となる可能性を秘めた各部門受賞作品を上映。『半透明なふたり』そのほか、観客の支持をもっとも集めたオーディエンスアワード受賞作品として、野村萬斎が初監督した窪田正孝主演『虎の洞窟』など、今年のベスト・オブ・ベストのショートフィルムと、映画祭プログラマーがセレクトした作品を「Kids are Alright」「さまよえる魂」「あの人の足跡」「敵は誰だ!?」「チガウを巡る物語」「うつろいゆくものたち」といった6つのテーマでキュレーションし上映・配信する。『虎の洞窟』また、特別企画として、韓国のショートフィルムを特集するプログラムでは、ソ・イングクによる監督作品『TRAP by Seo In Guk』含む、映画祭プログラミングチームがセレクトした韓国ショートフィルムを紹介。『TRAP by Seo In Guk』さらに、東京都写真美術館の会場では、約2,000点の応募作品から選ばれた「ニコンフォトコンテスト2022-2023」動画部門の上位入賞作品も特別上映される。「SSFF & ASIA 2023秋の国際短編映画祭」期日および会場<オンライン会場>オンライン・グランドシアター9月28日(木)~10月27日(金)オンラインサテライト会場1「DOOR」 シアター 期間同上2ブリリア ショートショートシアター オンライン 10月4日(水)~4週に渡りハロウィン特集<リアル会場>赤坂インターシティ コンファレンス 10月17日(火)東京都写真美術館ホール 10月19日(木)~22日(日)サテライト会場1東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場(HIBIYA CINEMA FESTIVAL 2023内上映)10月13日(金)~22日(日)2シアターギルド代官山 10月16日(月)~18日(水)※プログラムにより上映開始時間が異なります。ウェブサイトにてご確認ください。(シネマカフェ編集部)
2023年09月23日「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023 in 阿智 -日本一の星空映画祭-」(SSFF & ASIA 2023 in ACHI-日本一の星空映画祭-)の上映作品が発表された。天空の楽園 ナイトツアー会場の富士見台高原ロープウェイ ヘブンスそのはらにて、日本一の星空とショートフィルムが楽しめる今回のイベント。上映作品には、ジョージ・ルーカスアワード(グランプリ)を受賞した、ポーランドと日本の絆を深めた1920年の出来事を、アニメーション映画化する『希望のかけ橋』をはじめ、スペインのドキュメンタリー『テルエルの彼方へ』、人間の姿をした天然鮭のドラマチックな生涯を追った自然史ファンタジーアニメーション『ワイルドサモン』など、今年6月に東京で開催された「SSFF & ASIA 2023」受賞作品に加え、星・宇宙関連、自然・地球環境、アニメーションなどをテーマにセレクトされた作品等、期間中全25作品を上映する。『ワイルドサモン』米国アカデミー賞公認 国際短編映画祭「SSFF & ASIA」は、日本博2.0事業(委託型)として、ショートフィルム文化及び本映画祭の海外認知度向上を目的とした事業を実施。7月21日(金)・22日(土)の2日間に日本博プログラムが上映される。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023 in 阿智 -日本一の星空映画祭-」は7月15日(土)~23日(日)富士見台高原ロープウェイヘブンスそのはらにて開催。(シネマカフェ編集部)
2023年07月16日インターナショナル部門が25年目、アジア部門が20年目という節目を迎えた米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」のアワードセレモニーが6月26日に行われ、8つのアワードの受賞発表・授与が行われた。今年の「SSFF & ASIA」では、既存概念からの解放「UNLOCK」をテーマに、これまで培ってきたフィルムメイカーやサポーターとのネットワーク、コミュニティ、映画祭としての歴史と知見を重んじながら、アフターコロナの新時代の世界を描くプログラム「UNLOCK -飛び込め 新しい世界へ‐」の上映・配信、参加者がNFTで投票できる映像コンテスト、VR映像におけるストーリーテリングを研究するセミナーのほか、世界のクリエイターのアイディアや作品をアセットマネジメントしサポーターやオーディエンスとつなぐプラットフォームのローンチを行った。国内外から集まった5,000本以上の中から選ばれた、世界で唯一のジョージ・ルーカスの名を冠したグランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」受賞は、ポーランド在住の日本人女性監督・吉田和泉によるアニメーション作品『希望のかけ橋/The Bridge』が獲得。『希望のかけ橋』吉田和泉監督さらに、翌年のアカデミー賞短編部門ノミネート候補となる、ライブアクション部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパン)およびノンフィクション部門、アニメーション部門の各優秀賞、およびスマートフォン映画作品部門supported by Sony’s Xperia、Hoppy Happy Awardも発表された。審査員の内田也哉子は「極めて短い映像の中で、これほどまで色とりどりな世界を展開できるクリエイターたちに圧倒された」、山戸結希監督は「今生きているこの空気を愛したくなるような、今を映し出す魅力と意欲に溢れていた」とそれぞれコメント。萩原聖人は「子どもが印象的に描かれた作品が多く、その子どもたちはどれも逞しく、次世代が明るいことを期待させるものだった。その反面、現実社会の問題を痛切に感じさせられる」と評価した今年のライブアクション部門ほか、各部門優秀賞およびベストアクターアワードの受賞結果は以下の通り。グランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」『希望のかけ橋/The Bridge』ポーランドと日本の絆を深めた1920年の出来事を映画化。家族を失い、人生を生き抜くために自立を迫られる孤児の歴史を、10歳の少年の視点から語っている。【受賞理由】オリジナルのアニメーションスタイルで繊細に丁寧に紡がれた物語には観る者を引き込む力があり、また未来を憂いがちな今、特に多くの人々に届けたい作品であった。ライブアクション部門インターナショナル 優秀賞『テルエルの彼方へ』村を出たい羊飼いと過去の足跡を追う若い写真家が、古めかしいワゴン車に乗って共に忘れられた地方の隅々を旅する物語。【受賞理由】大きなテーマが転がっている中で平坦なところにテーマがあり、ふとした出会いで物語が始まるシンプルな設定に良さがある。淡々と積み重ねられていく時間の中からきちんと物語が立ち上がってきて、決して多くは語られないが登場人物たちの過去や内面はしっかりと感じることができ、ショートフィルムとしての面白さに長けていた。(ライブアクション部門 インターナショナル 審査員:坂井真紀、萩原聖人、横浜聡子)ライブアクション部門アジア インターナショナル 優秀賞/東京都知事賞『スカベンジャー』【第96回アカデミー賞短編部門ノミネート候補】老人は少しばかりの食べ物を手に入れるため、やむを得ず成功しそうにない方法をとる。飢えは満たされるが、すぐに罪悪感に追われジレンマが生じる。【受賞理由】美しいビジュアル、その国ならではの映像とユニバーサルなメッセージ性、あらゆる面においてバランスの取れた作品。決して明るいテーマではないが説得力のある演技とコメディ要素を含んだ演出で世界の人の心を動かす作品に仕上がっている。(ライブアクション部門 アジア インターナショナル 審査員:アダム・トレル、松永大司、MEGUMI)ライブアクション部門ジャパン 優秀賞/東京都知事賞『半透明なふたり』【第96回アカデミー賞短編部門ノミネート候補】芥川龍之介の短編小説「鼻」をモチーフにしたラブストーリー。生まれつき鼻が大きくコンプレックスを抱えて生きている男・龍也(永山瑛太)は、眼帯のひきこもり女・文(川栄李奈)と出会う。傷を背負った2人はお互い惹かれ合っていく。【受賞理由】役者2人の繊細な演技がリアルでありながらファンタジーさを表現していて、切なさとユーモアの匙加減が絶妙であった。現代の日本を丁寧に表現しており、世界に向けて発信したい作品。(ライブアクション部門 ジャパン審査員:内田也哉子、ダグラス・モントゴメリー、山戸結希)ノンフィクション部門 優秀賞『宇宙飛行士の心』【第96回アカデミー賞短編部門ノミネート候補】Jennifer Rainsfordによる短編ドキュメンタリー。ある宇宙飛行士の心臓の、地球から宇宙への道のり。その鼓動、その危機、その強さが宇宙飛行士の主治医である航空医官ブリジット・ゴダールによって語られる。心臓血管系の、宇宙へのロマンチックな旅。【受賞理由】わすが15分の間に触れたことのない現実と誰もが憧れる夢を体験することが出来るノンフィクションならではの作品力がある。あまり目にすることのない貴重な記録映像としてだけでなくポジティブなエネルギーと人間の可能性を感じることのできる本作はこの時代に多くの人に届けられるべきショートフィルム。(ノンフィクション部門 審査員:アダム・トレル、松永大司、MEGUMI)アニメーション部門 優秀賞『希望のかけ橋』【第96回アカデミー賞短編部門ノミネート候補】※グランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」受賞作【受賞理由】台詞に頼らず人形の表情だけでお互いを理解しあっていく様を描く技術は秀逸であった。史実して知られている内容ではあるが、純粋な作風で描かれているので感情移入がしやすく、ダイレクトに心に響く作品。戦争が起こっている今だからこそ一人でも多くの人に見て欲しい。(アニメーション部門 審査員:稲葉友、渡邉こと乃、杉山知之)スマートフォン映画作品部門supported by Sony‘s Xperia優秀賞『たゆたい』アーティスティックスイミング、元日本代表。さらに世界最高峰のエンターテイメント集団に7年間所属。半生を華々しい舞台で過ごした杉山美紗は、肩書きを手放し、いま、人生の間(あわい)を泳いでいる。【受賞理由】水中撮影が素晴らしく、小さなスマホ画面で撮られた画を、大きなスクリーンで観たいと大いに感じさせてくれた作品であった。ドキュメンタリーでありながらも、作りこまれたフィクションのような完成度があり、彼女の人生観にも共感できた。(スマートフォン映画作品部門 supported by Sony’s Xperia審査員:内田也哉子、ダグラス・モントゴメリー、山戸結希)HOPPY HAPPY AWARD『私たちは他人です』ある日父から「実はお前の母は生きている」と告白された詠は、母を求め新宿へと向かった。だが再会は果たせたものの強引に追い返され、途方に暮れてしまう。街を彷徨う中で一人の少女と出会った詠は、やがて母の秘密を知ることになる。ベストアクターアワード(インターナショナル):『カミーユとコンティさん』コラリー・ルシエベストアクターアワード(アジア インターナショナル):『スカベンジャー』サンジャイ・ミシュラーベストアクターアワード(ジャパン):『スイート』愛実(Ami)なお、各受賞作品含むオフィシャルコンペティションノミネート作品は、7月10日(月)まで、映画祭オンライン会場グランドシアターにて特別延長配信を行う。(シネマカフェ編集部)
2023年06月27日現在開催中の「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」では、25周年の祝祭クロージングイベントとして、『イカロス 片羽の街』の特別上映および、オンラインLIVEでのトークイベントの開催が決定。『イカロス 片羽の街』は、秦 基博の楽曲「イカロス」から生まれた3本のショートフィルムからなるオムニバス作品。イベントには、秦さんと監督の児山隆、キャストの小川未祐をゲストに迎え、秦さんが「この時代を生きる中で湧き上がるように生まれてきた」という楽曲からどのようにショートフィルムを製作したのか、音楽と映画の視点で製作背景やショートフィルムの魅力をトークする。また、LIVE中には視聴者からのコメントもチャットで受け付け、リアルタイムで質問に答えていくという。▼イベント開催概要秦 基博、豪華監督キャスト陣とリアルタイムでチャットも!SSFF & ASIA 2023 クロージング・オンラインイベント『イカロス 片羽の街』上映&LIVEトークイベント■日時:7月6日(木)20:00~■ゲスト:秦 基博、児山隆監督、小川未祐■内容:ショートフィルムの上映およびトークセッション■料金: 3000円(税別)「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」は6月6日(火)~26日(月)TORQUE SPICE&HERB,TABLE&COURT(渋谷)、二子玉川ライズ スタジオ&ホール、ユーロライブ、表参道ヒルズ スペースオー、赤坂インターシティコンファレンスにて開催予定(※開催期間は各会場によって異なる)。※オンライン会場は4月27日(木)~7月10日(月)(シネマカフェ編集部)
2023年06月21日アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2023」(SSFF & ASIA)のオープニングセレモニーが6月6日(火)、都内にて行われ、高良健吾、玉木宏、中川大志、野村萬斎ら豪華ゲストが登場した。「SSFF & ASIA」はアメリカのアカデミー賞公認の映画祭。インターナショナルカテゴリーが25周年、アジア・ジャパンカテゴリーが20周年を迎える本年のテーマは「UNLOCK(アンロック)」。「解き放て!」UNLOCK CINEMA / UNLOCK YOURSELF /UNLOCK THE WORLDをキーワードに、既存概念から「UNLOCK(解放)」する映画祭体験を目指す。世界120の国と地域から集まった5,215本の中から、選りすぐりの約200作品がオンライン会場と都内5か所の会場で楽しめる。5人の人気俳優が短編映画の監督に挑戦する「WOWOW アクターズ・ショート・フィルム3」のトークセッションに参加したのは、監督を務めた高良さんら5名(土屋太鳳はオンライン参加)。『CRANK-クランク-』の高良監督は、「面白かったところも苦労したところも脚本でした。自分で書くのが楽しかったし、本当に一番苦労しました」と話す。脚本に費やした時間は「実は『1』から、いつか自分も撮りたいと思って書いてはいたんですが、この話自体は半年くらいでした」と温めていたという。高良健吾『COUNT 100』の玉木監督が練り上げたストーリーは、クローン人間が出てきてのっとられたら…というもの。「役者の仕事で変わってほしいと思うことはあった?」とLiLiCo(フェスティバルアンバサダー)に質問された玉木監督は「変わってもらえたら楽だなと思うことはあったけど、変わってほしいと思うことはなかったです。万が一、何かあって誰かにのっとられたら怖いという不安が大きくて。それをストーリーにできたら面白いかなと思いました」と着想のきっかけを話していた。玉木宏『いつまで』の中川監督は、「本当に楽しかったです!子どものときから役者をしていて現場でスタッフの皆さんの仕事を見るのがすごく好きで。学生のときも遊びで友達とやって(撮って)いて。今回はプロジェクトの贅沢すぎるバックアップを受けて、思う存分楽しんでやりました」と笑顔を見せる。チームにもこだわった様子の中川監督は「これまで3回アクターズ・ショート・フィルムをやっていて、自分が最年少で参加と聞きました。俳優部も含め、若い自分と同じ世代のチームでものを作れたらと。言葉遣いも今の若者っぽさ、生々しくやりたいと話していました」とこだわりを語っていた。中川大志『虎の洞窟』を撮った野村萬斎監督は、時間との闘いに苦労したと話す。「盛り込みすぎちゃいました。外でのシーンも多くて、交差点を選んで大変でした。車が通るたびに“ちょっと待ったあ!!”と言って(笑)。最後に自分が舞うシーンがあるんですが、みんながスタジオで片づけている最中、爆音の中舞って。それも楽しかったです」と貴重な体験だったという。野村萬斎『Prelude~プレリュード~』の土屋監督は、出演者として有村架純にオファーしたという。「(有村さんの役は)すごく難しい役なんです。やわらかくもやさしくも見えるし、人の心に寄り添うけど、なぜそうできるかは凄惨な過去を持っているから。一瞬で過去を全部表現してもらわないといけないので、全身で役をやるには架純ちゃんの力をお借りするしかないと思いました。“ぜひ演じてほしい役がある、力を貸してほしいです”とオファーしました」と経緯を語り、さらには「本番もほぼ1回で、あまりテイクを重ねずにいい緊張感をもって撮影できました」と出来に自信をのぞかせていた。オープニングセレモニーには、そのほか、千原徹也、南琴奈、安達祐実、さらに別所哲也(SSFF & ASIA代表)が登壇した。(cinamacafe.net)
2023年06月06日女優の土屋太鳳が6日、東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で行われた「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」(SSFF & ASIA)のオープニングセレモニーにオンラインで出席した。米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭であるSSFF & ASIA。オープニングセレモニーにて、WOWOW『アクターズ・ショート・フィルム3』のトークセッションが行われ、同プロジェクトで監督を務めた高良健吾、玉木宏、中川大志、野村萬斎が登壇、土屋はオンラインで参加した。『アクターズ・ショート・フィルム』は、予算・撮影日数など同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作し、SSFF & ASIAでグランプリ:ジョージ・ルーカス アワードを目指すプロジェクト。土屋は「すごく幸せな時間でした。すごく心強いスタッフさんがそろっていらっしゃって、撮影にも不安がなかったですし、俳優部として踏み込めないキャスティングやロケハンにも参加さえていただいて、非常に勉強になりましたし、スタッフさんへの尊敬の気持ちがより大きくなりました」と語った。土屋が監督を務めた『Prelude~プレリュード~』には、土屋自身と有村架純が出演している。有村の役について土屋は「すごく難しい役。人の心に寄り添う子なんだけれど、なんでそれができるかというと、凄惨な過去を持っているから人に寄り添えることができる子なんです」と説明。「ある一瞬で過去を全部表現してもらわないといけないから、全身で役を成り立たせるには、架純ちゃんの力をお借りするしかないと思って、『力を貸してほしい』と言ってオファーさせていただきました」と明かした。
2023年06月06日「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」の<GLOBAL SPOTLIGHT AWARD 2023>ファイナリスト5作品が発表。世界のスターたちが参画するショートフィルムがノミネートされた。25回目の開催を迎える今年、「UNLOCK」をテーマに展開している同映画祭。<Global Spotlight Award>は、時代の変遷とともに変わり続ける映像表現にアンテナをはり、世界のいまを発信する作品、新たな可能性を一映画人として切り開き、世界とつながるショートフィルムを製作しているクリエイターを応援する。今年で第3回目となる同アワード。ジョセフ・ゴードン=レヴィットが脚本・声優を務めた、木こりが森を脅かそうとする中、自分たちのホームを守るため、小さなおばけが仲間とともに立ち上がる物語『A Forest Haunt』。マット・デイモン&ベン・アフレックがプロデュース、アレックス・ロウザーが監督した、パブで出会ってすぐに恋に落ちる2人の物語『崩壊しつつある世界で』。『A Forest Haunt』また、ヴィム・ヴェンダースのナレーションで贈る、シモーネ・マッシ監督作アニメーション『あの世への口笛』。クリス・ロック&ハビエル・バルデムが主演、数々の国際的な賞を受賞しているサリー・ポッター(『オルランド』)が監督した『LOOK AT ME』、新・韓流四天王の一人とされるソ・イングクが監督&主演した『TRAP by SEO IN GUK』がファイナリストとして選出された。『あの世への口笛』この5作品のうち、『崩壊しつつある世界で』、『あの世への口笛』、『LOOK AT ME』、『TRAP by SEO IN GUK』は、映画祭特別上映作品としてオンライン会場で観られる。なお、最終のアワード受賞作品は、明日6月6日(火)に開催の映画祭オープニングセレモニーで発表される。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」は6月6日(火)~26日(月)TORQUE SPICE&HERB, TABLE&COURT(渋谷)、二子玉川ライズ スタジオ&ホール、ユーロライブ、表参道ヒルズ スペースオー、赤坂インターシティコンファレンスにて開催予定(※開催期間は各会場によって異なる)。※オンライン会場は4月27日(木)~7月10日(月)(cinemacafe.net)
2023年06月05日米国アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」において、各部門の公式審査員が決定した。今回発表されたのは、各部門の優秀賞が翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補となるライブアクション部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパン)およびノンフィクション部門、および今年3年目を迎えるスマートフォン映画作品部門supported by Sony’s Xperiaの公式審査員たち。国際的な視点をより多岐にとりいれるべく、ライブアクション部門/アジア インターナショナルの審査員が、ノンフィクション部門を。ライブアクション部門/ジャパンの審査員が、スマートフォン映画作品部門supported by Sony’s Xperiaをあわせて審査していく。ライブアクション部門インターナショナルカテゴリー審査員は、坂井真紀(俳優)、萩原聖人(俳優)、横浜聡子(映画監督・脚本家)。ライブアクション部門アジア インターナショナルカテゴリーおよびノンフィクションカテゴリー審査員は、アダム・トレル(プロデューサー/配給)、松永大司(映画監督)、MEGUMI(俳優/プロデューサー)。ライブアクション部門ジャパンカテゴリーおよびスマートフォン映画作品部門supported by Sony’s Xperia審査員は、内田也哉子(エッセイスト)、ダグラス・モントゴメリー(グローバルメディアの専門家)、山戸結希(映画監督)が務める。なお各受賞作品の発表は、6月26日(月)に開催のアワードセレモニーにて発表。ライブアクション部門の3カテゴリーおよびノンフィクション部門、アニメーション部門の各優秀賞受賞作品は翌年のアカデミー賞短編部門ノミネート候補として推薦されるとともに、その中からSSFF & ASIA 2023グランプリ=ジョージ・ルーカスアワードを決定する。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」は6月6日(火)~26日(月)TORQUE SPICE&HERB, TABLE&COURT(渋谷)、二子玉川ライズ スタジオ&ホール、 ユーロライブ、表参道ヒルズ スペースオー 、赤坂インターシティコンファレンスにて開催予定(※開催期間は各会場によって異なる)。※オンライン会場は4月27日(木)~7月10日(月)(cinemacafe.net)
2023年05月27日「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」の「BRANDED SHORTS 2023」ノミネート作品が、「ABEMA」および映画祭オンライン会場にて無料配信がスタートした。「BRANDED SHORTS 2023」は、企業や広告会社が制作したブランディングを目的としたショートフィルム(ブランデッドムービー)の祭典。ノミネート作品は6月13日(火)に赤坂インターシティにて上映が行われ、6月14日(水)に行われるBRANDED SHORTSセレモニーで国内、海外の各Branded Shorts of the Year、「デジタルと人間らしさの融合」をテーマに授与するDeloitte Digital Award、観光映像大賞 観光庁長官賞、HR部門 supported by Indeed HR Best Short Awardの各賞の発表が行われる。今年のラインアップは、森田剛主演『僕は、ずっと君の隣にはいられない。』や、佐久間由衣と小関裕太が出演した『恋するチャミスル2』、自閉症の少女の実体験を基に製作した『Me, My Autism & I』など、見応えのある作品が数多くノミネート。応募作品の傾向としては、ナショナル部門においては長尺の作品をウェブ配信するために分割・シリーズ化し、見せ方を模索している作品が多く見受けられた。インターナショナル部門においては、家族との絆など分かりやすいトピックで力強いメッセージを伝える作品が多い印象。観光映像大賞からは、ファイナリストとなる5作品も発表。ケンドーコバヤシがデジタル撲滅を掲げる長崎県南島原市で「みそ五郎どん」に転生するコメディ作品や、マーク・パンサーがおんせん県おおいたの旅をナビゲートするMVなど、バラエティに富んだラインアップ。『転生みそ五郎どん~ここは異世界?南島原~』なお、たちばなやすひと(Nemeton代表 ドラマプロデューサー)が審査員長、安藤桃子(映画監督)、太田光代(株式会社タイタン代表取締役社長)、木村健太郎(博報堂 執行役員インターナショナルチーフクリエイティブオフィサー 博報堂ケトル 取締役エグゼクティブクリエイティブディレクター)、高崎卓馬(株式会社電通グループ グロースオフィサー/エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター)、藤吉雅春(Forbes JAPAN 編集長 兼 リンクタイズ取締役)、チュック・ベッシャー(Plan Be株式会社 代表取締役・エグゼクティブプロデューサー)が審査員に就任した。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」は6月6日(火)~26日(月)TORQUE SPICE&HERB,TABLE&COURT(渋谷)、二子玉川ライズ スタジオ&ホール、ユーロライブ、表参道ヒルズ スペースオー、赤坂インターシティコンファレンスにて開催予定(※開催期間は各会場によって異なる)。※オンライン会場は4月27日(木)~7月10日(月)(cinemacafe.net)
2023年05月16日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA 2023)」が6月6日(火)のオープニングセレモニーに先駆け、4月27日からオンライン会場がオープン。そのオープニング招待作品として、映画『オオカミ狩り』も話題の韓国の人気スターソ・イングクが監督、主演を務めるショートフィルム『TRAP by SEO IN GUK』が世界配信されている。本作では、主人公が内向的なプレッシャーと自分自身から逃げ出そうと想像力を駆使する。芸術家は自身が創り出す世界の住人であるが、ときとして恐怖は己をも破壊してしまうのだ――。アーティスト、俳優として活躍する傍ら、これまでも短編映画の監督をしてきたソ・イングクによる本作は、韓国と日本で撮影され、自身が監督。内向的なプレッシャーと自分自身から逃げ出そうと、想像力を駆使する主人公もソ・イングクが演じてる。「SSFF & ASIA」では、今年の映画祭のテーマ“「UNLOCK」(自分からの解放)”にふさわしいショートフィルムとして、本作をグローバルスポットライトアワードのショートリストとするとともに、映画祭オンライン会場のオープニング・招待作品として世界に発信していく。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」は6月6日(火)~6月26日(月)下記にて開催、オンライン会場は7月10日(月)まで開催。■上映会場:TORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURT(渋谷)、二子玉川ライズ スタジオ & ホール、ユーロライブ、表参道ヒルズ スペースオー、赤坂インターシティコンファレンス(text:cinemacafe.net)
2023年05月02日「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)本年度の映画祭特設サイトがオープンし、各部門ノミネート作品および特別上映作品が発表された。6月6日(火)のオープニングセレモニーを皮切りに、東京の複数会場で開催する同映画祭。4月27日からはオンライン会場もスタートし、7月10日(月)までの期間、ショートフィルム約270作品(コンペ以外の特別上映作品を含む)が楽しめる。今回、アカデミー賞につながるオフィシャルコンペティションのジャパン部門には、林遣都主演×玉木宏監督『COUNT 100』、土屋太鳳と有村架純が共演し、土屋さんは監督にも挑戦した『Prelude~プレリュード~』、永山瑛太が主演した『半透明な二人』などがノミネート。『COUNT 100』また、インターナショナルプログラム特別上映作品として、クリス・ロック×ハビエル・バルデム主演の『LOOK AT ME』。ベン・アフレック&マット・デイモンがプロデュースした『崩壊しつつある世界で』なども上映。『LOOK AT ME』アフターコロナの世界を、フィルムメイカーたちの視点で描くプログラム「Unlock-飛び込め 新しい世界へ-」が用意され、パンデミックの最中、オンラインを通して友情を育む『瞬間移動』、アートプロジェクト『ヒステリシス』などを配信。ショートフィルムならではの世界中の“いま”が集結する。ほかにも、様々な上映プログラム、イベントなどが行われる予定だ。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」は6月6日(火)~26日(月)TORQUE SPICE&HERB, TABLE&COURT(渋谷)、二子玉川ライズ スタジオ&ホール、 ユーロライブ、表参道ヒルズ スペースオー 、赤坂インターシティコンファレンスにて開催予定(※開催期間は各会場によって異なる)。※オンライン会場は4月27日(木)~7月10日(月)(cinemacafe.net)
2023年04月30日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」(「SSFF & ASIA 2023」)が、6月6日(火)から都内複数会場およびオンライン会場で開催することが決定した(※オンライン会場では4月27日(木)より一部プログラムの配信をスタート)。今年、インターナショナル部門が25周年、アジア・ジャパン部門が20周年を迎える「SSFF & ASIA」。これまにで培ってきたフィルムメイカーやサポーターとのネットワーク、コミュニティ、映画祭としての歴史と知見を重んじながらも、「解き放て!」UNLOCK CINEMA/UNLOCK YOURSELF/UNLOCK THE WORLDをキーワードに、既存概念から「UNLOCK」(解放)する映画祭体験として、アフターコロナの新時代の世界を描くプログラム「UNLOCK -飛び込め 新しい世界へ‐」や、参加者がNFTで投票できる映像コンテスト、VR映像におけるストーリーテリングを研究するセミナーのほか、世界のクリエイターのアイディアや作品をアセットマネジメントしサポーターやオーディエンスと繋ぐプラットフォームのローンチなどを発信していく。【1999年】アメリカ大使館にて_別所哲也×ジョージ・ルーカスまた今年は、3年ぶりの海外フィルムメイカーの来日も予定。映画祭に応募されたのは、世界120の国と地域から、全5,196作品。戦禍のウクライナを背景にした作品や、AIが生み出したアニメーション作品など、世界のいまを映すショートフィルムの数々が集まり、技術や手法は時代と共に変遷しながらも、「映画」というカルチャーが変わらず人々の心・感情を解放するものであること、力を持つことを強く感じる作品潮流が見られる。なお、翌年のアカデミー賞ノミネートに通じる5部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパンのライブアクション部門、ノンフィクション部門、アニメーション部門)はじめ、映画祭入選作品の上映・配信ラインアップは4月27日(木)に発表される。また2月24日、アニバーサリーイヤーとなる映画祭の周年キックオフパーティーが開催され、歴代の審査員やプレゼンター、監督、協賛企業が集まった。加藤雅也(2016年オフィシャルコンペティション審査員)は「こんなにも色々な表現があって、こんなにも楽しいものなのか、ショートフィルムの魅力に気づいてからは自分でも監督してみたくなりました!ショートフィルムの面白さを映画祭を通じてもっともっと多くの方々に味わってもらいたいです」とコメント。斎藤工(2012年初監督作上映)は「一クリエイターとして、一俳優として映画祭を応援しています。映画祭を通じて出会えた方々、作品を見てくれた方々の存在は本当に宝物です。そして、他の監督がどんな作品を作っているのか、世界のショートフィルムが一堂に集まるこの貴重な機会から大いにクリエイタースピリットを鼓舞されてきました。これからもぜひ素敵なショートフィルムをたくさん発信してください」とメッセージを寄せた。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」は6月6日(火)~26日(月)TORQUE SPICE&HERB,TABLE&COURT(渋谷)、二子玉川ライズ スタジオ&ホール、ユーロライブ、表参道ヒルズ スペースオー、赤坂インターシティコンファレンスにて開催予定(※開催期間は各会場によって異なる)。※オンライン会場は4月27日(木)~7月10日(月)(cinemacafe.net)
2023年03月29日「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)がセレクトした世界のショートフィルムを、毎週配信している「Brillia SHORTSHORTS THEATER OINLINE」(BSSTO)では、現在開催中のSSFF & ASIA 2022秋の国際短編映画祭と連動し、ホラーサテライト会場をスタートさせた。本日より期間限定で配信されるのは、ハロウィンシーズンにぴったりの「ホラー・ショートフィルム特集」。注目は、ティモシー・シャラメが8歳のときに出演した衝撃の日本初公開作品『ブッチャーズヒル:甘い罠』。お腹を空かせた兄妹は、ブッチャーズヒルの森の中の家に忍び込むが、その家には黒い影が潜んでおり…というメルヘン・ホラー。『ブッチャーズヒル:甘い罠』また、「SSFF & ASIA 2022」ノミネート作品の中でも、「Filmarks」ユーザーから最も人気の高かった韓国発のゾッとする都市伝説ホラー『自分の部屋で迷子になるには』および、完成度の高さから長編化が噂されるスリラー&ホラー『ナイトブレーカーズ』。『ナイトブレーカーズ』2021年の映画祭でオーディエンスアワードを受賞、サンダンス映画祭でも審査員賞を受賞するなど高い評価を得ている台湾の『夜行バス』がラインアップされている。『夜行バス』ブリリア ショートショートシアター オンラインホラー・ショート特集は10月31日(月)までホラーサテライト会場 ブリリアショートショートシアターオンライン(BSSTO)にて開催中。(cinemacafe.net)
2022年10月05日ショートショート フィルムフェスティバル& アジア(SSFF & ASIA)は、10月21日(金)より東京都写真美術館、9月29日(木)よりオンライン会場にて、東京国際映画祭提携企画となる「秋の国際短編映画祭」を開催する。映画祭では、6月開催の「第24回SSFF & ASIA」に集まった5,720点の中から、来年のオスカー候補となる可能性を秘めた、世界で唯一のジョージ・ルーカスの名を冠したグランプリ受賞作品『天空の孤高』(レバノン/フランス)を含む、各賞を受賞したベスト・オブ・ベストのショートフィルムを上映・配信。特に、映画祭期間中最も視聴者数の多かった作品として、Most Viewed Awardを受賞、フランスの名優ドニ・ラヴァンが主演の『演説』や、千葉雄大監督×伊藤沙莉のタッグが光るベストアクターアワード受賞作品『あんた』、ホラー特別招待作品としてアマンダ・サイフリッド主演『スキン・アンド・ボーン』、ティモシー・シャラメが8歳の時に出演した『ブッチャーヒル:甘い罠』の日本初公開作品などは必見。ほかにも、GAZEBO監督の『AIM』、『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-カナリア』、『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-On The Way』も上映される。『AIM』また、国内の映画祭では初の取り組みとして、映画祭オンライン会場登録者およびリアル会場来場者、各限定先着1万人にSSFF & ASIA 25周年を記念した特別NFTをプレゼント配布。NFTは、来年25周年を迎える映画祭の特別イベントへの参加パスポートとなる。なお、リアル会場およびオンラインイベント、ホラーサテライト会場ブリリア―ショートショートシアターオンラインは無料。オンライン会場の作品が20作品以上見放題となる鑑賞パスポート(1,000円 税込)が本日より発売。東京都写真美術館での上映の席予約も公式サイトにて受付スタートした。「SSFF & ASIA 2022秋の国際短編映画祭」は9月29日(木)~10月23日(日)オンライン会場、10月21日(金)~23日(日)東京都写真美術館にて開催。(cinemacafe.net)
2022年09月29日米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」は、8月1日(月)より25回目となる2023年度の開催に向けた作品募集を開始した。2004年よりアカデミー賞公認の映画祭となり、映画祭グランプリ作品を翌年のアカデミー賞ノミネート候補として推薦してきたSSFF & ASIAは、2019年にはインターナショナル部門、アジア インターナショナル部門、ジャパン部門からなるライブアクション部門およびノンフィクション部門の4部門、そして2021年には新たにアニメーション部門の推薦枠が認められ、サンダンス映画祭やパームスプリングス映画祭と並ぶ合計5つの部門優秀賞に翌年のアカデミー賞へのパスポートを授与できる映画祭として展開してきた。映画祭では、東京をテーマにした作品を募集する「Cinematic Tokyo部門」、クリエイターの表現の幅とチャレンジの機会をさらに広げ、スマートフォンならではの新しい映像クリエイティブの創出を目的にソニーがサポートする「スマートフォン 映画作品部門 supported by Sony's Xperia TM」、国内の25歳までの監督が制作した作品を対象に5分以下のショートフィルムを募集する「U-25プロジェクト」、企業・行政によるブランデッドムービーを特集する「BRANDED SHORTS」といった多岐にわたる作品公募も同時スタート。なお、映画祭全上映作品の中から、「Be HAPPY with HOPPY」を掲げるホッピーの思いを体現する作品に「HOPPY HAPPY AWARD」を授与。さらに、本年より、出版社「講談社」と映画祭による「シネマクリエイターズ・ラボ」プロジェクトも始動。映像作品の企画を国内外から募集する。(text:cinemacafe.net)
2022年08月01日米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)のオンラインクロージングセミナーが行われ、Web3.0時代の新しい映画製作方法、NFTで変わる映画製作の姿、クリエイターがどのようにNFTを活用していけるのかについて、ディスカッションが行われた。“Meta Cinema”をテーマに開始した今年の映画祭アワードセレモニーで、NFT×映画を体現しようとするプロジェクトとして、暗号資産を題材にクリプト業界の欲と闇、そして希望を描く100分の実写映画『The Rhetoric Star』について紹介。6月には映画祭と連動する株式会社ビジュアルボイスとNFTグローバルシネママーケットの構想を発表した。今回のセミナーには、映画祭代表の別所哲也をはじめ、『The Rhetoric Star』製作チームより、映画監督・太一、仮想通貨に関する国内外のニュースを投資家向けに配信するオンラインメディア「CoinPost」を運営する株式会社CoinPostの代表取締役・各務貴仁が登壇。映画製作の現況について、太一監督は「映画誕生から(たった)127年ですが、それにしては老けすぎている。業界のサイズだけ大きくなっているイメージ。視聴方法は進化しているが、では製作方法は?事業としての映画制作のプロセスの進化は止まってしまっているのではないか。そこを再稼働させようとしている」と述べる。別所さんは「アメリカでは、こういうレンズがない、となればでは作ってしまおうというフットワークの軽さ、ダイナミズムが映画界にある」とした上で、「日本は製作委員会方式という、20世紀型映画ビジネスを組み立ててきた。では21世紀初頭の今、どう変革できるのか」とNFTをどう変革に活用できるのかという次なるトピックに話を繋げた。各務さんが挙げたNFTの特徴は、「固有性:他のデジタルデータと判別可能になること」、「取引可能性:所有者が明確になり暗号資産でグローバルな取引が可能になること」、「相互運用性:様々なサービスを跨ぐdコンテンツ利用を可能にすること」、「プログラマビリティ:スマコン活用で自動ルール設定可能にすること」の4つ。太一監督は「これまでは映画のプロセスを言語化する慣習がなく、日本は明確に言葉で語らない文化、察する文化の中で、皆が察し合いながら映画を作っていく市場であった」と述べ、「(各務さんのような)こういう世代が出てきて、NFTを活用するようになっていくと、架空の話をせずに検証を重ねて最適化するという一つの答えに達することができる」と説明。また、現在の世界でのNFT活用状況について各務さんは「映画の世界でいうと、資金調達がやはり大きい。株主と株式の仕組みのように、将来儲かったら利益を還元する、となると証券に該当して難しい。NFTの場合は、継続接点を作れることから、初期から参画してくれている人たちがわかるので、結果的に興行で大きく儲かった際に、その初期投資家に対して大きくメリットを還元していくという設定が可能になる」と話す。太一監督は「カンヌ国際映画祭はじめ、皆NFTに関心を持っており、何ができるかを探している。そしてみなつまずいているようでもある。今はまさに、最初にPCを買った時に近い感覚。なんでもできるからこそ何もできない、という状態」と言い、「映画は人間が作るもの。NFT技術とテクニックを駆使すると、アーティスト一人一人を価値化できる。たとえば、映画監督がスポンサーをつけて映画を撮ったって良い。お金を集める、制作する、売る、というプロセスを崩すことができる」と説明した。また、各務さんは「NFTはグローバルなリーチが取れるというのが一番大きなポイント」とし、日本で作る映画に、国境を越えて世界の人が参加できる点、また、ファンがいる前提で進めていく映画製作プロセス、そして、作品制作者と支援者がダイレクトにつながることができる(中間手数料をとられることなく)ポイントについても話した。太一監督は『The Rhetoric Star』プロデューサー中辻さんの言葉を借り、「Web2.0時代は、映画は見るものだったが、Web3.0時代では、映画は参加するものになる」と述べ、「音楽が聴くものからからカラオケで歌う時代になったように、新聞で情報を読む時代からSNSで情報発信する時代になったように、映画を消費してきた個人が映画を作る側に立ってみることができる時代」と変化を表現した。また、『The Rhetoric Star』が挑むものとして、各務さんは「映画作品を作っていく資金調達の段階からコミュニティを作っていくこと。マーケティング含め、ビジネス収益の多角化も視野に、新しい映像制作の形として世の中に示したい。映像製作の新しい仕組みとして作りたい」と語っている。では、ショートフィルムとNFT、映画祭とNFTでは何ができるのか?各務さんは「一般人が世の中に出ていない作品を評価して高め合っていく、新しい映像評価の枠組みができるのではないか。多言語化発展していきている中で、一つ土台を落として(プロでなくとも映像甲子園的に個人が参加できる場で)評価し合う仕組みを作ったら、コミュニティ化していくことができるのでは」と述べ、太一監督は「ショートフィルムならではのポジションが重要。映画の長編はプロが作っている。ショートフィルムは作りたい側の作品。TikTokやYouTubeで動画をアップしている人々は既にドラマを作りたくなっており、向かっている先はショートフィルムであることは明確である」「一般人が映画を作るようになる。その入り口が必ずショートフィルムである」とコメントした。(cinemacafe.net)
2022年07月27日米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF&ASIA)2022』のアワードセレモニーが、6月20日に明治神宮会館で開催された。本映画祭の最高賞である「ジョージ・ルーカス アワード」はダニア・ブデール監督の『天空の孤高(Warsha)』が受賞。グランプリとなった「オフィシャルコンペティション supported by Sony」の優秀賞の他2作品とノンフィクション部門及びアニメーション部門優秀賞が、次年度の米国アカデミー賞短編部門にノミネート選考対象作品となる。グランプリ発表を経て、本映画祭代表の別所哲也は、「ストーリーテリング、映像、演技のすべてにおいて素晴らしい作品。1つ1つの瞬間および感情がとても細やかに描かれており、観客を作品の世界へ引き込む圧倒的な美しさと力強さを持った作品であった」とブデール監督へ賞賛をたたえた。別所によるオープニング挨拶からセレモニーはスタート。本年は、フェスティバルアンバサダーのLiLiCoは、レッドカーペット前に設置したオンラインスペシャルトークスタジオから中継で登場。MCとして青木源太、望月理恵が登場し、会が進行された。セレモニー中の壇上には、『MIRRORLIAR FILMS Season4』から山田孝之と水川あさみ、オフィシャルコンペティション supported by Sonyの審査員として奥田瑛二、渡辺真起子、玄理。東京都と映画祭がコラボレーションして制作したショートフィルム『サムライソードフィッシュ』には作品に出演している飯島宏騎、マーティ・フリードマン、パラアスリートの川原渓青。ホッピーハッピーアワードのプレゼンターには、第1回受賞監督による制作作品『犬島犬子』に出演した小川紗良が登壇。他にも、日本博主催・共催型プロジェクトとして映画祭が制作したショートフィルム『おかあの羽衣』に出演した服部樹咲、川島鈴遥、池田航、映画監督の河瀬直美監督。Cinematic Tokyo(シネマティックトーキョー)部門では主催者の小池百合子東京都知事らがゲストとして登場した。小池都知事は「受賞した監督の皆さんおめでとうございます。 先日都庁で優秀賞について発表しましたが、このフェスティバルが、数多くの才能ある映像クリエイターを世界に送り出す“きっかけ”になれば良いなと思っています。そして、 映画は人々の心の繋がりを深める力がございます。相手の個性や考え方を尊重しながら繋がることができる社会を目指して、アジアの豊かな伝統や文化、芸術に期待していきたいです」とコメント。次年度の米国アカデミー賞短編部門にノミネート選考対象作品となる「オフィシャルコンペティション supported by Sony部門」の3部門(インターナショナル/アジアインターナショナル/ジャパン)と、ノンフィクション部門、アニメーション部門の受賞発表ののち、ジャパン部門を受賞した吉田真也監督を壇上に招き、公式審査員を務めた奥田、渡辺、杉野希妃、玄理、奈良橋陽子、樋口真嗣監督ら7名が登壇。同じく審査員を務めたパスカル・フォール、ハッサン・ファジリ、ユン・ジェホ監督はオンライン中継で登場した。審査をした感想を聞かれた渡辺は「審査は割とスムーズに進み、受賞した『迷惑なクマ』は静かだけど熱い思いが伝わってくるのを感じました。その地域の問題だけではなく、多くの人へ語りかける美しい作品になっていたと思います。審査員全員一致でこの作品を選出しました」とコメント。ソニーグループ株式会社の小堀弘貴も登壇し、「家族や友人との様子だけでなく、移民や難民からの視点を含めたり、社会的に不安定な中で現実に起きている悲しい出来事から希望を見出す力強さを感じられる作品が多くありました。また、スマートフォンの作品では15歳の方の作品もあり、これからのさらなる活躍を楽しみにしています」とクリエイターにエールを送った。「スマートフォン映画作品部門 supported by Sony’s Xperiaでは、世界72の国と地域から応募のあった602作品のうち、15のノミネート作品から選ばれた受賞者を発表。審査員の奥田は、審査した感想を問われると、「スマートフォンでの撮影だということを微塵も感じさせない作品が数多くありました。例えスポンサーが見つからなくても、スマートフォンを駆使して撮れば、全く遜色ない作品が作れるのだと思えたくらいでした。映画制作者として徹底してリハーサルを行い、スマートフォンで全方位から囲んだような撮影をすれば、通常1億円かかるシーンもスマートフォンだけで完結できるのだと強く感じました」と答えた。東京の多彩な魅力をショートフィルムにして発信する「Cinema Sports Project(シネマスポーツプロジェクト)」として、東京都と映画祭がコラボレーションし制作したショートフィルムが『サムライソードフィッシュ』。作品に出演した飯島、川原、フリードマン、作品を手がけた洞内監督が登壇。MCから、映画の後半に100mをワンテイクで全力で泳ぎきったことに関して触れられると、飯島は「作品に入る前にパラアスリートの様子を見に行き、“速さ”のみでなく“力強さ”、また“泳ぎ切る”という己との戦いを感じました。実際の撮影では、75m超えたあたりから体が痺れてきて、『やばいな』と思ったのですが『死んでもいいや』と思いながら泳ぎ切りました。今回、そんな“力強い”梶木エイスケ役を演じることができ、多くの皆さまに観てもらえることが大変嬉しく思います」と、主演にかけた想いを熱く語った。初めて映画に出演したパラアスリートの川原は、「今回初めて映画に出演させていただいてすごく緊張していましたが、障害と葛藤する役柄は自分と重なる部分が多く、自分にしかこの役はできないんじゃないかと思って演じました。短編映画だからこそのフレーズや1つ1つの想いが脚本から感じられ、こんな熱い映画でこの役を演じられて良かったと思っています」とコメント。フリードマンは、本作品が東京の魅力を発信する映画ということで、「東京は未来的な部分がありつつ、昔の魂を味わえる街だと思っています。そして、常に飽きさせない街であり、昔に対してのリスペクトを含めて全体的に絶妙なバランスが取れた街だと思います」と東京の街について語った。また、最後には藤岡真威人からビデオメッセージで「この作品が世界中の目に触れて、東京都やパラアスリートの素晴らしさが伝わればいいなと思います」とコメントが寄せられた。本作品は、映画祭YouTubeにて多言語で配信中となっている。「HOPPY HAPPY AWARD」では、プレゼンターとしてホッピービバレッジ代表取締役社長の石渡美奈とともに、ホッピー ハッピー アワード第1回受賞監督による制作作品『犬島犬子』に出演した小川が登壇。「わたし自身がおじいちゃん・おばあちゃん子で、温かい気持ちで作品に携わることが出来ました。また、撮影をした岡山県の犬島は、建築や豊かな自然含めてとても素晴らしい場所でした」と、笑顔で語った。また、石渡は「当社2代目の社長が伝えていたのは、家庭があってこそいい仕事が出来るということでした。しかし今、社会では家庭を大切にするということが疎かにされているかと思います。そんな中、今回受賞作品を拝見して、家族の繋がりを瑞々しく描写した、今の社会に伝えるべきメッセージを持っている作品だと思いました」とコメントを寄せた。『犬島犬子』はショートフィルム専門のオンラインシアター「ホッピーハッピーシアター」で公開を予定している。アニメーション部門からは、審査員を務めた筧昌也監督、真瀬樹里が登壇。真瀬は「長編映画と違う難しさは、限られた短い時間の中できちんと伝えたいことを凝縮して伝えられているか、またどこを引き算して作品にするかが、ショートムービーの楽しさだと考えています。今回の作品は、1つのエンターテイメントとして、最初からお客さんを惹きつけるテンポ感や最後まで世界観にひきつける吸引力を感じました」と審査の際に注目したポイントを話す。また、審査員でアワード主催者のデジタルハリウッド大学学長の杉山知之は、ビデオメッセージで「今回は表現技術とアートディレクションが素晴らしく例年にも増して、甲乙つけがたかったです。コロナ禍が3年目になり全世界が不安定のなかウクライナでの戦争がおこったことで、社会問題をとらえた作品に大きく共感を覚えました。グランプリになり得る作品が10作品以上あり、様々な見方ができて考えさせられるものが多かったです」と総評を述べた。日本博主催・共催型プロジェクトとして映画祭が制作したショートフィルム『おかあの羽衣』に出演した服部、川島、池田が、平一紘監督と共に登壇。本作が初主演の服部は作品に臨んだ意気込みとして、「私が演じたのは、世の中に嫌いなものが多くて不満だらけという役ではありましたが、反抗しながらも家族に対する暖かい感情があるので、そこを感じて頂けたらいいなと思いながら演じました。初主演ではありましたが、スタッフの方も温かく、あまり気負わずに肩の力を抜いて出来たので、みんなで作品を作り上げた感覚があります」と語った。『おかあの羽衣』は、映画祭YouTubeで配信中だ。『MIRRORLIAR FILMS Season4』からは、山田、水川、GAZEBO監督、伊藤主税プロデューサーが登壇。山田は、シーズン4に関して「ほとんどの作品はもう撮り終えていますが、9作品をどう並べていくかをこれから考えていく予定です。今までと変わらず、個性豊かな作品が沢山揃うことになると思います!」とコメント。普段は演じる側の水川が初監督を務めたことに触れられると、「凄く貴重な経験でした。1番身近で知っていると思っていた“監督”という職業のはずなのに、こんなにも知らない部分があったのかという発見が多くありながらも、楽しんで務めることが出来ました」と話し、自身の作品に関して「ある男性の日常をテーマにし、“日常に転がる喜びや悲しみは自分の受け取り次第で感じる世界が一変する”というストーリーです。ある男性というのを、1番気を遣わずに演出できると思った自分の夫・窪田正孝に出演してもらいたく、オファーしたところ快く受けて頂きました(笑)」と説明しました。最後に山田が「シーズン1から1年かけてひと段落しましたが、様々な人が参加してくれてショートフィルムの可能性を表現できましたし、僕らも改めて実感できました。新しいものに挑戦するということが、さらに広まれば良いなと思うし、“映画人“の輪をもっと広めていきたいです」と意気込みをアピールした。さらに、株式会社Coin Post代表取締役CEO各務貴仁、映画監督の太一から、暗号通貨を題材にした社会派サスペンス映画『THE RHETORIC STAR』について発表。NFTを活用した映画制作にも取り組んでいる本プロジェクトについて別所は、「Web3.0時代の映画制作の形として注目している」とコメント。続いて、「今後も引き続き、SSFFとしてThe Rhetoric Starの皆さんと一緒にNFTを映画にどう活用していけるか、セミナーという形で皆様にご提案できればと思います」と紹介した。また、講談社は「1000万円差し上げますから映画(ショートフィルム)を作りませんか?」というキャッチフレーズのもと、世界中から企画を募集し、映像製作を行うプロジェクトを発表。本気で世界を目指すというコンセプトのもと、本映画祭がプロジェクトの運営をサポートする。登壇した講談社 代表取締役社長 野間省伸は「創業以来、小説家、漫画家をはじめとしたクリエーターを発掘し、支援し、育成し、一緒に作品作りをしてきました。近年テクノロジーの進化やSNSの利用発展と共に作品が作りのハードルが下がり、誰でも作品作りがしやすい世の中になってきたと思っていますので、昨年始めたゲームクリエイターズラボと同じように、新しい才能を世の中に出すことを支援できるのは、大変喜ばしいことだと感じています」とプロジェクトにかける思いを語った。最後に、グランプリ=ジョージ・ルーカスアワードとしてオフィシャルコンペティションsupported by Sonyインターナショナル部門優秀賞受賞『天空の孤高(Warsha)』(ダニア・ブデール監督)の受賞が発表され、セレモニーのフィナーレには、公式審査員、MIRROR LIAR FILMSや各プロジェクトのメンバー、フェスティバルアンバサダーのLiLiCoが壇上に集合。別所は、「5000以上の作品と120の国と地域からこの映画祭に作品が集まったこと、改めてフィルムメーカーに御礼を伝えたいです。今日から25周年に向けて、動き出します!来年に向けて応援をよろしくお願いいたします!」と感謝の言葉を述べ、LiLiCoは、「哲也さんに誘われて約15年前から関わるこの映画祭、どんどん大きくなっていますね。25周年を迎える来年は、大きなパーティーが出来る世の中になっていると良いなと願っています!」とコメントし、アワードセレモニーを締めくくった。なお、ベストアクターアワード(ジャパン部門)は千葉雄大監督『あんた』の伊藤沙莉に決定。「内に秘めた感情が徐々に染み出るような繊細な演技から複雑な気持ちを一言で爆発させる力強い演技までキャラクターの感情をよりリアルに表現していた」ことが受賞理由になった。今回の受賞に伊藤は「千葉さんの作品でこの賞を頂けたことが本当に心の底から嬉しいです。 あんたとあんたの関係性はとても素敵ですしそれを描いた千葉さんも素敵です。 有難く頂きつつ、 この賞はシェアハピです。 「あんた」を生んでくれてありがとう」とコメントを寄せた。SSFF&ASIA 2022 アワードセレモニー日時:2022年6月20日(月)16:30~19:30場所:明治神宮会館(東京都渋谷区代々木神園町1-1)ゲスト(敬称略):【登壇】全体進行:青木源太、望月理恵、別所哲也(SSFF&ASIA代表)【登壇】小池百合子東京都知事(Cinematic Tokyo部門)【登壇/中継※】樋口真嗣監督、渡辺真起子、奥田瑛二、杉野希妃、奈良橋陽子、玄理、パスカル・フォール(※)、ハッサン・ファジリ(※)、ユン・ジェホ監督(※)、ソニーグループ株式会社クリエイティブセンターブランドインキュベーショングループ統括課長・小堀弘貴(ノンフィクション部門&オフィシャルコンペティションsupported by Sony発表、授与)【登壇/中継※】奥田瑛二、杉野希妃、ハッサン・ファジリ(※)、ソニーグループ株式会社小堀弘貴(スマートフォン映画作品部門supported by Sony’s Xperia発表、授与)【登壇】飯島寛騎、川原渓青、マーティ・フリードマン、洞内広樹監督(シネマスポーツプロジェクト『サムライソードフィッシュ』)【登壇】小川紗良、ホッピービバレッジ株式会石渡美奈代表取締役社長(ホッピーハッピーアワード発表、授与)【登壇】真瀬樹里、筧昌也監督(アニメーション部門)【登壇】服部樹咲、川島鈴遥、池田航、平一紘監督(日本博主催・共催型プロジェクト{『おかあの羽衣』)【登壇】河瀬直美監督(東京2020オリンピック)【登壇】山田孝之、水川あさみ、GAZEBO監督、伊藤主税プロデューサー(ミラーライアーフィルムズ)【登壇】株式会社Coin Post 代表取締役CEO各務貴仁、太一監督、別所哲也(新プロジェクト『ザ・レトリックスター』発表)【登壇】講談社代表取締役社長野間省伸、別所哲也(講談社シネマクリエイターズラボ supported by ShortShorts発表)
2022年06月21日女優の黒木瞳が7日、都内で行われた「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」(SSFF & ASIA)のオープニングセレモニーに出席した。黒木は「U-25 プロジェクト」のプレゼンターとして登場。黒のジャケットにミニスカートというファッションで、すらりとした美脚を披露した。また、自身が監督を務めたショートフィルム作品『線香花火』がジャパン部門にノミネートされており、「数年前、審査員をさせていただき、100本近い短編映画を拝見させていただいたときにどれも素晴らしくて、短編映画の魅力、奥深さをひしひしと感じました。今回コンペティションに応募したいという思いを胸に作品を撮ったんですけど、ノミネートしていただいて、こんなにうれしいことはありません。感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。同映画祭は、米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭。24回目を迎える今年は、「Meta Cinema(メタ シネマ)~超える・見つける・始まる」をテーマに、バラエティに富んだショートフォイルムを全国どこでも楽しめるオンライン会場を4月28日よりスタート。6月7日のオープニングセレモニーを皮切りに、6月20日まで開催される6カ所のリアル会場とあわせ、世界約126の国と地域から集まった5,720本以上の中から、選りすぐりの約200作品を上映する。なお、オープニングセレモニーのMCは、お笑い芸人のこがけん、フリーアナウンサーの久代萌美が務めた。
2022年06月07日俳優の千葉雄大が7日、都内で行われた「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」(SSFF & ASIA)のオープニングセレモニーに登壇した。同セレモニーにて、WOWOWオンデマンドで配信中の『アクターズ・ショート・フィルム2』のトークセッションが行われ、同プロジェクトで初めて監督を務めた5人、青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子がそろって出席した。『アクターズ・ショート・フィルム』は、予算・撮影日数など同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作し、SSFF & ASIAでグランプリ:ジョージ・ルーカス アワードを目指すプロジェクトで今回が第2弾。5人の監督が手がけた5作品とも、SSFF & ASIAのジャパン部門にノミネートされた。千葉が監督・脚本を務めた『あんた』は、キャンプを楽しむ女(伊藤沙莉)と男(千葉雄大)の物語。恋人でもなく、友人というには軽すぎ、でも家族にはなれない。近くにいるのに遠く感じる。ひとりでも平気だと思っていたはずなのに込み上げる寂しさ。一生続くはずだった関係は、男の一言によって徐々に歪が生まれていき――。伊藤沙莉とのダブル主演で自ら出演した千葉は、「現場がすごく楽しかった。脚本も自分で書いて出演もしたんですけど、そのはずなのに誰が書いたんだろうって思うぐらいセリフを覚えるのが大変でした。それも含めて楽しかったです」と笑顔で振り返った。また、「大変だったのは、面白さもありつつですけど、編集と音楽付け。選択肢も多かったので、そこから自分が何を本当に伝えたいのか見極めていくのが、楽しくもありつつ、難しかったです」と語った。
2022年06月07日俳優の永山瑛太が7日、都内で行われた「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」(SSFF & ASIA)のオープニングセレモニーに登壇した。同セレモニーにて、WOWOWオンデマンドで配信中の『アクターズ・ショート・フィルム2』のトークセッションが行われ、同プロジェクトで初めて監督を務めた5人、青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子がそろって出席した。『アクターズ・ショート・フィルム』は、予算・撮影日数など同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作し、SSFF & ASIAでグランプリ:ジョージ・ルーカス アワードを目指すプロジェクトで今回が第2弾。5人の監督が手がけた5作品とも、SSFF & ASIAのジャパン部門にノミネートされた。永山が監督・脚本を務めた作品のタイトルは『ありがとう』。役所広司が主演し、家族と離れ、死に場所を求めてひとり彷徨う男を演じた。永山は「全部楽しかったですね。脚本を書く段階、キャスティング、ロケハン、打ち合わせ、撮影、編集、すべて。普段は俳優として仕事をさせていただいているんですけど、監督・脚本という仕事は初めてだからだと思いますが、すべてが楽しくて有意義な時間でした」と振り返った。また、主演の役所とのエピソードを聞かれると、「僕は脚本を書いたつもりだったんですけど、役所広司さんからは『このメモのようなもの』と言われまして(笑)」と明かし、「つたない脚本だったんですけど、それでも出演を承諾してくださって、打ち合わせでもいろいろお話をさせていただいて納得した上で出ていただきました」と語った。
2022年06月07日モデルで女優の玉城ティナが7日、都内で行われた「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」(SSFF & ASIA)のオープニングセレモニーに登壇した。同セレモニーにて、WOWOWオンデマンドで配信中の『アクターズ・ショート・フィルム2』のトークセッションが行われ、同プロジェクトで初めて監督を務めた5人、青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子がそろって出席した。『アクターズ・ショート・フィルム』は、予算・撮影日数など同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作し、SSFF & ASIAでグランプリ:ジョージ・ルーカス アワードを目指すプロジェクトで、今回が第2弾となる。玉城は、ウエストのぞくドレス姿で登場。レーススカートから美脚も披露し、インパクトのある衣装で美貌を放った。そして、「楽しかったことは編集です。初めての経験ですし、撮影は自分の中ではスムーズに進めたかなと思っているので、編集が難しさとやりがいと面白さがすごく込められていたなと思います。大変だったのは、その前の準備の衣装合わせや美術打ち合わせが難しかったです」と監督初挑戦を振り返った。
2022年06月07日元AKB48で女優の前田敦子が7日、都内で行われた「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」(SSFF & ASIA)のオープニングセレモニーに登壇し、短編映画プロジェクト『アクターズ・ショート・フィルム2』で監督に初挑戦した感想を語った。同セレモニーにて、WOWOWオンデマンドで配信中の『アクターズ・ショート・フィルム2』のトークセッションが行われ、同プロジェクトで初めて監督を務めた5人、青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子がそろって出席した。『アクターズ・ショート・フィルム』は、予算・撮影日数など同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作し、SSFF & ASIAでグランプリ:ジョージ・ルーカス アワードを目指すプロジェクトで、今回が第2弾となる。前田は「すべて楽しかったんですけど、脚本の根本宗子さんとの打ち合わせはガールズトークをしているかのような感じで、それをいろいろ掘り起こしてくれてすごく面白い女子同士の会話が出来上がっていたのでもう感謝だなと。仲の良い柳英里紗ちゃんと三浦貴大くんに出ていただいたんですけど、目の前で違う立ち位置でお芝居を見るのがすごく楽しかったです」と監督初挑戦の感想を語った。前田監督作『理解される体力』は、小さな喫茶店の店中に響き渡る大声で泣くキエ(柳英里紗)と、やさしくそれを受け止めるユミ(三浦貴大)の物語。三浦が女性役に挑戦した。前田は「女性同士の友情を描きたいというところから、それが絶対女子じゃなくてもいいよねって。そのまま女子同士の会話を書いてもらったので、三浦くんが男性だけど女性をやっているとか一切なしに、それを言わずにオファーしてOKをもらって。『台本を見たときに女子なんだって思った』って言われましたけど、すごく素敵な女性を演じてくださって、三浦さんにお願いしてよかったと思いました」と感謝していた。
2022年06月07日米国アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」(SSFF & ASIA 2022)の公式審査員が決定した。今回発表されたのは、各部門の優秀賞が翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補となるオフィシャルコンペティション supported by Sonyおよびノンフィクション部門、スマートフォン映画作品部門supported by Sony’s Xperiaの公式審査員。今年は、国際的な視点をより多岐にとりいれるべく、アジア インターナショナル部門の審査員がノンフィクション部門を、ジャパン部門の審査員がスマートフォン映画作品部門supported by Sony’s Xperiaをあわせて審査する。インターナショナル部門の審査員には、俳優・玄理をはじめ、ユン・ジェホ監督(『マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白』)、奈良橋陽子(ディレクター、キャスティング・ディレクター、作詞家)。アジア インターナショナル部門およびノンフィクション部門審査員には、樋口真嗣監督(『シン・ウルトラマン』)、俳優・渡辺真起子、パスカル・フォール(短編・長編映画コンサルタント)。ジャパン部門およびスマートフォン映画作品部門 supported by Sony’s Xperia 審査員には、奥田瑛二(俳優・映画)、杉野希妃(俳優・映画監督・プロデューサー)、ハッサン・ファジリ(映画監督)が決定した。6月7日(火)には、映画祭オープニングセレモニーが開催される。アンバサダーのLiLiCoをはじめ、こがけん、黒木瞳、青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子、柚希礼音が来場。各受賞作品は、6月20日(月)開催のアワードセレモニーにて発表される。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」は6月7日(火)~20日(月)オンライン会場および都内複数会場にて開催。※オンライン会場は6月30日(木)まで開催中(cinemacafe.net)
2022年05月20日「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」(SSFF & ASIA 2022)が今年も開催する、企業や広告会社が制作したブランディングを目的としたショートフィルム(ブランデッドムービー)の祭典「BRANDED SHORTS 2022」の審査員、ノミネート作品が発表された。今年の審査員は、藤井道人監督をはじめ、長田麻衣(株式会社SHIBUYA109エンタテイメント マーケティング戦略事業部ソリューション戦略部 エキスパート SHIBUYA109 lab.所長)、高崎卓馬(クリエイティブ・ディレクター)、たちばなやすひと(ドラマプロデューサー)、ゆりやんレトリィバァ(コメディアン)、太田光代(株式会社タイタン代表取締役社長)、審査員長は木村健太郎(博報堂 執行役員/博報堂ケトル エグゼクティブ クリエイティブディレクター)が務める。今回は、企業や団体から687本の応募作品が集まり、12の国と地域から34点のノミネート作品が決定。作品の長尺化によるCMとの差別化や、YouTube以外に映画祭上映を行い、映画作品としての打ち出しを試みている作品が増え、一方で、長尺の作品をウェブ配信するために分割・シリーズ化するなど、見せ方の模索も感じられた今回の応募作品。コロナ禍を直接描くのではなく、コロナ禍でも変わらない人々の姿を描き、想像以上に長く続くコロナ禍の中で、人々に夢や希望を提供できるサービス・企業でありたいとするメッセージの発信が目立っていたという。ノミネート作品には、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のジェイソン・ライトマン監督と、その父親で『ゴーストバスターズ』シリーズを手掛けてきたアイヴァン・ライトマン親子の共同監督が実現したAppleの『Holiday: Saving Simon』や、「BiSH」のアユニ・Dが出演したNECの『C’est LA VIE』などがラインアップ。ノミネート作品(ファイナリスト)は、本日より、オフィシャルパートナーとなっている「ABEMA」、および映画祭オンライン会場で順次配信され、6月13日(月)には赤坂インターシティにて上映も行われる。『C’est LA VIE』なお、「観光映像大賞」から、ファイナリスト5作品を発表、配信も開始。5月26日(木)からは、ファイナリストに選ばれた青森県弘前市、京都府福知山市、熊本県、長崎県宇久町、兵庫県洲本市・南あわじ市の各自治体・団体と、和歌山大学観光学部教授の木川剛志を招き、映画祭代表・別所哲也をモデレーターに実施するオンライントークイベント「観光映像で見えてくる、これからの観光プロモーション」を配信。熊本県阿蘇地域 『阿蘇の不時着』(Crash landing on ASO)「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」は6月7日(火)~20日(月)オンライン会場および都内複数会場にて開催。※オンライン会場は6月30日(木)まで開催中(cinemacafe.net)
2022年05月12日米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」(SSFF & ASIA 2022)のアニメーション部門審査員が、筧昌也(ディレクター・脚本家)、真瀬樹里(女優)、杉山知之(デジタルハリウッド大学 学長・工学博士)に決定した。2011年からIT関連及びデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を運営するデジタルハリウッド株式会社と共にCGアニメーション部門を展開してきた「SSFF & ASIA」。今年、新たにアカデミー賞アニメーション部門への推薦枠を獲得した映画祭では、同部門をアニメーション部門へと拡充し、CGのみならず、ストップモーション、手描きなどあらゆるジャンルのアニメーション作品のいまをショウケースしていく。今年は世界62の国と地域から513作品の応募を数え、その中から23作品を選抜、特別上映2作品と併せて、25作品を上映・配信予定。今回決定した3名は、6月20日(月)に行われるアワードセレモニーで発表となる優秀賞を決定する本部門の審査員だ。東京会場での上映に先駆け、6月4日(土)より配信がスタートするアニメーションプログラムでは、ダーレン・アロノフスキープロデュース『ヴァンダル』、デジタルハリウッド主催のデジタルフロンティア グランプリ2022「ベストアニメーション賞」受賞の『FRANK THE PIG』(監督:今福洋志)が特別上映作品として鑑賞することができる。そしてアニメーション部門では、初期のジョン・カーペンターやスピルバーグを彷彿させる愉快なSFアドベンチャーアニメーション『クルーソー』。国内外の映画祭に入選された日本のアニメーション『Blink in the Desert』。全てが自動販売機でレンタルできる世界を描く韓国の『バケツの中のギター』などが上映される。『クルーソー』「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」は6月7日(火)~20日(月)オンライン会場および都内複数会場にて開催。※オンライン会場は6月30日(木)まで開催中(cinemacafe.net)
2022年05月10日別所哲也が代表を務める映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」(SSFF & ASIA 2022)がオンラインで開催中。昨日5月5日、沖縄特別プログラムのトークセッションが開催され、別所さんと照屋年之監督(ガレッジセール ゴリ)らが登壇した。今回、沖縄の施政権が日本に返還されてから50周年を迎えることを記念し、よみうりランドが開催する沖縄WEEK!!とコラボレーション。SSFF & ASIA 2022 よみうりランド開催として、沖縄がテーマとなっているショートフィルム10作品以上を特集上映した。フィナーレを飾るイベントとして最終日に行われた今回のトークセッション。指笛を鳴らしながら登壇した照屋監督は、映画製作のきっかけについて「沖縄って変なんです。ウミヘビやヤギ、ハリセンボンを食べたり沖縄の独特な文化も多く、映画にしやすいんです」と語り、「短い中で起承転結を作るのが難しいけれど、お客さまを感動させたり、びっくりするような結末にしたりと、始まってからずっと全力疾走しなくてはいけないと思う」と短編映画の魅力についても答えた。また幼少期をふり返り、「沖縄の自然と遊んでいました。うらやましがられるのは、川にグッピーが沢山いること。網ですくうとグッピー100匹!熱帯魚ブームの当時、アロワナなど肉食魚のエサにしていました」と沖縄ならではの思い出を明かしていた。この日は、俳優として出演した、沖縄県の組踊銘苅子がモチーフの短編小説を基にした『おかあの羽衣』が初上映された。手掛けた監督・平一紘も登壇し、「羽衣伝説を現代に置き換えた時に、解釈をアップデートさせなくてはいけないと思いました。おかんは家族との時間もフランスに行くこともどっちも選べるようにしたいし、夢がなくとも何もしなくても大丈夫、と思ってもらえるような結末にしました」と本作について説明。父親役のゴリさんは「実は、本当に骨折していました!すみません。あと、フランス語がすごく難しく、真面目なシーンの後に“シルブプレ”みたいなことをセリフとして言わなくてはいけないので苦労しました」と撮影をふり返っていた。なお、『おかあの羽衣』は、5月15日(日)よりオンライン会場で上映される。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」は6月7日(火)~20日(月)オンライン会場および都内複数会場にて開催。※オンライン会場は6月30日(木)まで開催中(cinemacafe.net)
2022年05月06日