最近出版された作品に加え、過去作にも名恋愛小説は多数。何か読みたいけれど、何を手に取っていいかわからない~。そんな迷える子羊たちに、2つのブックレビューサイトが今読むべき作品を推薦します。まずはここから読んでみて!人気のブックレビューサイトに聞きました。今読んでほしい恋愛小説、教えてください!好書好日朝日新聞出版が運営するサイト。今回は、サイトで書評を執筆しているライターの清繭子さんが選書を担当。心の奥にある本当の気持ちに気づかせてくれる作品たち。読み終わったときに恋する良さを改めて実感したり、辛い結末でも、悲恋だからこそ感じられる切なさがきちんと詰まっている。そんな恋愛哲学を持った5冊。1、『恋の幽霊』町屋良平朝日新聞出版1980円「自分を罵倒する年下上司とセフレ関係にある京は、大晦日、恋の限りを尽くした高校時代の3人の仲間に“みんなどうしてる?”とメールを送る。あの頃の〈触れたい〉〈わかりたい〉と思う切実な気持ち。思うままにならない世間と自分。友情も恋愛も混濁したまま、拙く寄り添い合った日々。私にもそんなときがあったと、自身の恋の幽霊を見つけるはず。そして大人になった今も、心のどこかであのややこしい恋に飛び込みたい自分に気づくだろう」2、『プリズム』著・ソン・ウォンピョン訳・矢島暁子祥伝社1760円「失恋後の空白に我慢できず、すぐ次を探してしまうイェジン。悲しい過去があり人と一定の距離を保つドウォン。元夫と不毛な関係を続けるジェイン。愛のない家庭で育ち、恋愛に興味がないホゲ。年齢も職業も恋愛観も違う男女4人が交錯する恋物語。韓国ドラマ的展開に興奮しながらも、恋愛とは己を映し出す鏡でもあるのだと気づかされる。恋をし、自身の脆さや危うさを知った彼らが出すそれぞれの答えは、どれもプリズムのようにきらきら輝いている」3、『僕の女を探しているんだ』井上荒野新潮社1870円『愛の不時着』の主人公のリ・ジョンヒョクがなぜか日本の恋に悩む者の前に現れ、キューピッドになる物語。転校する秋斗への気持ちに戸惑う小学4年生の〈あたし〉。目の前で夫が死に、立ち直れない〈私〉。ゲイバーの常連客に弄ばれていることを知りながら待ってしまう〈僕〉。好きの気持ちに自信を持てない人におすすめ。原作の地続きにあるジョンヒョクの紳士な振る舞いと、リアル世界で展開される恋の揺らめき。幾重にもきゅんとする幻想恋愛短編集」4、『かんむり』彩瀬まる幻冬舎1650円「中学3年生で出会った光と虎治が結婚し、子を育て、共に老いるまでを描く物語。二人は〈夫が稼ぎ、妻は家事・育児を担当〉〈女は性の主導権を握らない〉といったジェンダー的価値観に蝕まれ、そしてすれ違っていく。やがて光は、虎治もまた“男であること”に追い立てられていることに気がついて…。パートナーとのやり取りやセックスの不平等にモヤモヤを抱えた人におすすめ。夫の裸を“かわいい”と妻が愛でる、朗らかで温かな性描写にも注目」カドブンKADOKAWAが運営。本を選んでくれたのは、「カドブン」編集部に異動しもうすぐ3年になる編集Kさん。読み終わったあと、登場人物の幸せを祈りたくなる作品群。登場人物と恋愛相談をしている気分。読んでいると、現実の悩みに対して思いがけない答えももらえたり…。そんな恋愛小説の醍醐味が味わえる5冊をご紹介。1、『汝、星のごとく』凪良ゆう講談社1760円「浮気する父に苦しむ暁海と、男に依存する母を持つ櫂。瀬戸内の島で出会った高校生の二人は、やがて恋人になる。しかし、成長した二人の選択には少しずつズレが生じてしまい…。どんなに相手のことを愛していても、人生の最後、結末がどうなるかは誰にもわからない。どのような〈選択〉をして生きていくのか、果たして結ばれることが愛なのか、人生観が変わる物語。最後まで読み終わったあとに必ずプロローグをもう一度読みたくなるはず」2、『きらきらひかる』江國香織新潮文庫572円「好きな人から〈その人の好きな人〉の話を聞くとき、どんな気持ちで耳を傾けるのか。まして自分から話を促すなら…。アルコール依存症の妻・笑子と、同性愛者で恋人のいる夫・睦月。キスもなく、互いの愛情だけで成り立つ不確かな二人の日々に、睦月の恋人・紺もいつの間にか馴染んでいる。そんな3人の関係を描いた物語。誰かを好きになる気持ちがわからなくなった人に、とびきり切実な〈好き〉がここにたくさんあるのだと、この本を差し出したい」3、『ナラタージュ』島本理生角川文庫660円「大学生の泉に、高校時代片思いし続けていた先生から電話が。泉は再会にときめくが先生には暗い秘密があった。この後の人生を一人で生きるくらいならいっそ壊してほしい。失恋経験者なら一度は感じたことのある感情かもしれない。こんなにも想っているのに私を捨てる人なんて嫌いになれればいいのに、それができない。秘密を知っても、ほかの人を思い続けているとわかっても、振り回されぼろぼろになってもなぜ愛することをやめられないのか…」4、『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』尾形真理子幻冬舎文庫638円「舞台は渋谷の路地裏にあるセレクトショップ。ここを訪れる5人の女性たちは、それぞれ恋の悩みを抱えている。迷い、不安、もどかしさ。ままならない感情でいっぱいになった心が、新しい服との出合いをきっかけに変化していって…。前を向いて歩き出した彼女たちの〈その後〉はわからないけれど、物語の余韻が心地よくて愛おしい。大切な人のことを想いながら、とっておきの一着を探しに出かけたくなる、ほろ苦いけれどすがすがしい読後感の短編集」どちらも推薦『愛がなんだ』角田光代角川文庫572円「仕事もプライドもかなぐり捨て、電話一本でマモちゃんの元に駆けつけるテルコ。そんな彼女を都合よく使うマモちゃん。ダサくひ弱で器も小さい男になぜそんなに執着を?片思いの謎に迫るある意味ホラーな恋愛小説。テルコの情けなさに心をえぐられつつ、不思議と恋の活力が湧いてくる。片思い小説の金字塔」(好書好日・清さん)「待ち焦がれる苦しさや、想いが届かない辛さも恋だと突き付ける、究極の片思い小説。テルコはマモルに生活のすべてを捧げた結果、同僚からは嫌われ会社はクビ寸前。その暴走っぷりは、痛々しいが目が離せない」(カドブン・編集Kさん)※『anan』2024年2月21日号より。写真・内山めぐみ(by anan編集部)
2024年02月18日昨年12月に第3回の受賞作が発表された、文芸誌『オール讀物』が主催する恋愛に特化した文学賞。現代を反映した恋物語の最前線は、ここにあります。恋愛小説の最先端を読みたいなら、「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」受賞作がおすすめ。かつてほど恋愛が重要視されない現代社会。実際文芸の世界でも、随分前から“恋愛小説は売れない”と言われているそう。「もはや人は生きていく上で恋愛を必要としなくなったのか。でもそれは、古典的な恋愛観が更新されていないからなのかもしれない…。今も人が他者を求めるという切実な思いはあるわけで、それこそが新たな恋愛の形で、その思いを描く小説を待っている読者は多いのではないか…。そういった疑問を、読者の一番近くにいる書店員さんと考えてみたい、と思ったことが、賞設立のきっかけです」と言うのは、文芸誌『オール讀物』編集部で、賞を担当している編集者。従来の価値観的な恋愛にこだわらず、“人と人との関係性に主軸をおいた小説全般”の中で、なおかつ大人が楽しめるもの、というように、候補作の間口を広くしているところもこの賞の特徴。受賞&候補作もバリエーションが豊かです。「何を恋愛として捉えるかは、時代の変化や社会の動きと連動し、広がっています。同性同士の関係に加え、人と動物、人と無機物など…。大きな感情の揺れが発生する間柄はすべて“恋愛”になりうる。それが最近の恋愛小説を取り巻く状況だと思います」大賞を受賞した田中兆子さんの『今日の花を摘む』は、選考委員たちに“ついにきた、大人の恋愛小説!”と言わしめた作品。「主人公が自らの体と向き合い、老いや衰えを抱えながらも、前向きに、主体的に爽やかに生きる姿は、大変高く評価されました。20~30代の女性たちにもぜひ読んでいただきたいですし、その世代の方々がどんな感想を抱くのか、とても気になるところです。人の心が揺さぶられる理由や答えは、どれだけ人生経験を経てもわからないもの。文章は、わからないことを描くのに向いている。恋愛小説の名手と呼ばれる作家も、ただただ“わからない”思いを物語に託している、そんな気がします」「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」とは?大人がじっくり読める質の高い恋愛小説を選ぶことを目的として、2021年に創設された文学賞。昨年12月に発表された第3回受賞作は、2022年10月1日から2023年9月30日の間に刊行された単行本の中から、瀧井朝世、吉田大助、吉田伸子の3氏の推薦のもと候補作5作を選出し、5人の書店員が選考委員を務め、決定した。【大賞】日々を謳歌するように“花摘み”を。一見地味な51歳女性の性愛物語。『今日の花を摘む』田中兆子双葉社2090円主人公は出版社の社員で茶道を嗜む51歳の独身女性・愉里子。趣味は男性としがらみのないセックスをすることで、彼女はそれを“花摘み”と呼ぶ。「主人公の性愛の楽しみ方は独特で、選考会でも“全く感情移入できない”という意見もあり、また“愉里子が友達で、花摘みの趣味を告白されたら、昔なら『自分を大事に』と言ったと思うけれど、今は『やるじゃん』と答える”という意見もあった。恋愛の概念も多様に変化する今の時代に求められるのは、こういう作品なのでは」(編集部)【候補作】戦争へと加速する中国で、惹かれ合う2人の女性。『楊花(ヤンファ)の歌』青波 杏集英社1760円舞台は1941年、日本占領下の中国・福建省廈門。カフェで女給として働きながら諜報活動をしていたリリーは、暗殺の実行者としてヤンファという女性を紹介される。ある夜をきっかけに二人は惹かれ合い…。「スリルとサスペンス、そして純愛!?」(有隣堂・加藤ルカさん)。「息をつかせない展開と、主人公女性2人の存在感が素晴らしい」(大盛堂書店・山本 亮さん)記憶と手紙、不在と今…。著者初のリアリズム小説。『最愛の』上田岳弘集英社2310円外資系通信機器メーカーで働く30代の久島は、情報も欲望もそつなく処理する“血も涙もない的確な現代人”。しかし彼の心には、学生時代に文通を始めいつしか関係が途絶えた最愛の人・望未の存在が…。「端正な文章に恋愛が絡んでいく、その描写が読ませます」(山本さん)。「男性に読んでもらいたい恋愛小説です」(加藤さん)1000年という長い恋路、現代で決着は着くの?!『愛されてんだと自覚しな』河野 裕文藝春秋1870円1000年前に神からの求婚を袖にし、愛する男とともに輪廻転生の呪いをかけられた女。その生まれ変わりである二人は、1000年分の記憶を持ちながら出会いと別れを繰り返し、現代でまた出会った!「個性的な神々と人間が、時空を超えて戦ったり、追いかけ合ったり、求め合ったりすれ違ったり。楽しくてときめく一冊」(丸善丸の内本店・高頭佐和子さん)離れていても一緒にいる。その気持ちを書ききった作品。『光のとこにいてね』一穂ミチ文藝春秋1980円裕福な家に育つも肉親の愛情を感じたことがない結珠、子供に関心のないシングルマザーに育てられた果遠。古びた団地で出会った少女2人の四半世紀の物語。「特別な二人の関係性の美しさが魅力の物語」(蟹ブックス・花田菜々子さん)。「二人の気持ちを恋愛と呼ぶならば、これは最高レベルに純度の高い恋愛小説だと思います」(高頭さん)選考委員を務める書店員が語る「選考の感想」歳を重ねたから心に残る、それが大人の恋愛小説。「選考をするにあたり、“大人の”というところを意識して読みました。私自身も、さまざまな経験をしたからこそ味わい深く思える、そんな小説に出合いたいし、それこそが大人の恋愛小説なのでは。自分の恋愛観や倫理観、価値観にとらわれることなく物語に没頭すると、恋愛小説はもっと面白く読めると思います」――高頭佐和子さん(丸善丸の内本店)恋愛がマストではない、その時代に響く作品たち。「私が思う大人の恋愛小説は、主人公がヒロイズムに溺れることなく主体的に人生を決めていく、そんな作品。大賞の『今日の花を摘む』にはその頼もしさがありました。心の美醜が最もあらわになるのが恋愛だと思うので、だからこそ恋愛小説は読み応えがある。知らない世界を覗く気持ちで、ぜひ読んでみてください」――花田菜々子さん(蟹ブックス)その恋を自ら経験している、そんな錯覚を楽しんで。「現実世界では絶対ありえない恋も、読み進めるうちに自分ごとになってくる感覚が、恋愛小説を読む醍醐味。大賞の『今日の花を摘む』は、本の中の出来事が自分の周りで起こっているようなリアル感と、描かれる駆け引きが“大人”な一冊です。先入観を持たずに表紙を開くことが、恋愛小説をより楽しむコツなのでは」――加藤ルカさん(有隣堂)大人になればなるほど、純粋な物語を欲するのでは。「他の選考委員の方々の感想から、本に対して新たな気づきを得られるのが本当に楽しいです。登場人物の気持ちや行動に対し、共感に似た感情を抱くことこそ、恋愛小説を読む面白さ。以前作家の紗倉まなさんが“大人になるほど純粋な物語を求めるのでは”と言っていたのですが、まさにその通りだと思います」――山本 亮さん(大盛堂書店)※『anan』2024年2月21日号より。写真・内山めぐみ(by anan編集部)
2024年02月18日通称・“国民的地元のツレ”ことヒコロヒーさんが、初めての、恋愛小説の短編集『黙って喋って』を上梓。ページをめくるたび、「あぁこの感情、知っている」と“心当たり”に胸がチクリ。切なく、魅力的な作品です。リアルな描写に、心当たりが…。ヒコロヒーさんが恋愛小説を書いた。朝日新聞のウェブマガジンにて、4年にわたって短編の恋愛小説を書いてきたヒコロヒーさん。今回その短編が1冊の書籍になりました。「小説執筆は、20代の女の子たち向けのウェブマガジンの編集の方から、“読者に向けた恋愛のお話を書いてみませんか?”と声をかけてもらったことがきっかけでした。それまでエッセイのようなものは書いていたんですが、小説は初めてで。でも“小説のような大げさなものではなく、8000文字前後のちょっとした物語を”というお話だったので、それなら気楽にできるかな、と。ほんの軽い気持ちで引き受けたんです」もともと、コントの台本は自ら書いているヒコロヒーさん。ゼロから人物を作りセリフを言わせ展開を考える…という行為は、小説における〈物語の構築〉と似ている部分もあり、その部分での苦労はなかったそう。そしてテーマが決まっていたことも、自身にとっては功を奏した、とも。「テーマがあることによって書くことに枠ができますが、私はむしろ、“何を主題にしてもいいですよ”と言われたら、自由すぎて書けなかったかもしれません」与えられたテーマは“恋愛”。ヒコロヒーさんは恋愛を、「普遍的なものであり、だからこそモチーフとして面白い」と言います。「いわゆる恋愛の〈惚れた腫れた〉は、なんだかんだとほとんどの人が通るもの。普遍性があるものはやっぱり面白いと思いますし、だからこそ恋愛は、落語や漫才、コントなど、お笑いの世界のあらゆるところで話のモチーフになっているんだと思います」この一冊に収録されているのは、出てくる人たちも、シチュエーションもすべて異なる18の恋物語。テンポの良い会話と絶妙な角度からの描写で展開するストーリーは、恋を知る人の心の琴線を密かに震わせ、気がつけば、かつて胸のどこかに染み込んだ“あの感情”が浮かび上がり、“この恋、私にも心当たりが…”と思わされる。そんな魅力的な一冊です。「モデルがいる、ということはないですが、友達の恋愛話からちょこちょこいろんな要素はもらったかもしれません。恋愛話を聞くときって、“で、どうなったん?”って、次の展開を考えながら聞くんですが、私が想像しなかった展開になることが多いんですよ。“え、なんでそこで付き合わんの?!”みたいな(笑)。だからもしかしたらここに収録された物語は、私が思う、〈叶わなかったもうひとつの恋の展開たち〉みたいな感じなのかも」ヒコロヒーさんにとって恋とは、ままならないからこそ面白く、そんなわかりやすいものなら誰も恋愛にここまで熱狂しないだろう、とも言います。「お互い別の人間だから、そもそもなにもかもがままならない。コミュニケーションにおいて言葉は重要で、特に恋愛ではより言葉への依存度が高くなる。会話って、腹の中の探り合いみたいなところがあるじゃないですか。それによって相手との距離を測ることもできるし、本心で言っている場合もあるから、真に受けていいときもある。つまり、わかり合えないからこそ、互いに喋らなあかんし、同じように黙らなあかん、ということなんです」他愛のない物語、だからこそ胸にくる。『黙って喋って』ヒコロヒー朝日新聞出版1760円女たらしのバンドマン、かつても今もその一歩が踏み出せない彼、「あと十分一緒にいたい」と言い出せない彼女、別れた彼の結婚に心をかき乱される女性…。初の小説とは思えない、完成度の高い恋愛小説が楽しめる。ヒコロヒーさんピン芸人。1989年生まれ、愛媛県出身。著書にエッセイ集『きれはし』(Pヴァイン)が。好きな恋愛小説は、O・ヘンリーの『魔が差したパン』、坂口安吾の『二十七歳』。※『anan』2024年2月21日号より。写真・内山めぐみ(by anan編集部)
2024年02月17日皆さんは、恋人の夢を聞いたことはありますか?今回は、無職の彼氏と付き合っていた女性のエピソードとその感想を紹介します。イラスト:まのもなお彼の夢は小説家小説家を目指している彼と交際中の主人公。作品作りのために必要な備品は、無職の彼の代わりに主人公が購入していました。ある日、友人と彼との結婚の話になると…。もうすぐ28歳だから…出典:愛カツ主人公は、両親に彼が無職だということを伝えていませんでした。彼が大きな賞を受賞したら結婚をしようと考える主人公。その反面、彼は「小説の参考になるんだ!」と主人公のクレジットカードでゲームを購入していました。小説を書かずに、ゲームに明け暮れる彼…。我慢の限界に達した主人公は「ヒモを飼うつもりはない」と彼を追い出しお別れします。その後、別の男性と出会い結婚し、幸せをつかんだ主人公なのでした。読者の感想結婚相手が無職だと、両親の反応が怖いと思ってしまいます。夢を追いかけているにしろ、バイトくらいしてほしいと思いました。(30代/女性)夢を追っているのであれば、努力する姿くらい見せてほしいですね。主人公に甘えて、ゲームばかりになってしまった彼にはがっかりしました。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年01月06日穏やかな恋愛へ!「大人の愛」のための3つの秘訣長い人生の途中で、恋愛につまづくこともあるでしょう。長期的な視点から見ると、大人の恋愛を合理的に進めるには、3つの基本的な要素が求められます。[nextpage title=""]居心地のよさを優先特別な人と過ごす時間には、充実感を得られるように、笑顔を絶やさないことが肝心です。笑顔とリラックスするには密接な関連性があるため、そうした雰囲気を醸し出すことは、お互いに対する信頼を育成する意味でも重要。もし、今付き合っている交際相手と過ごしている間に、あなたが自然な笑顔を失っているとなれば、関係を見直すべきかもしれません。適切な距離感を保つ公の場所での過度のスキンシップや、甘える行動は、たとえどれほど愛していても控えるべきです。もし、女性がしつこく、男性に甘える行動をすると、男性側は相当な疲労感を感じます。大人の愛は言わぬが花、無言で伝えるスキルが重要なのです。パートナーがあなたのために行動するよう、自然に行いたくなるように努力しましょう。[nextpage title=""]心地よさを追求する若い頃は「ただ一緒にいられるだけでなにより嬉しい!おそらく彼も同じ気持ち」と思うでしょう。しかし、大人になると、リラックスと心地よさをパートナーに求めます。一方で、心地よさを追求するだけでなく、相手が快適さをどのように評価するかを理解することも重要です。重要なポイントとしては、例えば彼が忙しいときには、無理に会話を進めずに時間置くことも意識しましょう。一日中連絡を取り合うのは子どもっぽい行動と同じで、相手の気持ちを配慮することが大切です。リラックスする大人の愛情表現に大事なのは、お互いが負担を感じずに、愛情を交換することです。それを実現するためには、まず、心の余裕が必要。愛情について悩みすぎずに、恋愛を楽しむことが大切です。(愛カツ編集部)
2023年11月24日年下彼氏との恋愛、大人の女性ならではの魅力で彼を惹きつけたいですよね。二人の関係を長続きさせるためにも、彼女であるあなたの年齢や経験をアピールすることが大切です。さて、年下彼氏をもっと興奮させるための3つの恋愛テクニックを見てみましょう。彼のソウルメイトになる男性は自分の悩みを他人にオープンにすることが少ないですが、年上彼女なら問題を打ち明けやすいでしょう。彼の悩みに親身に耳を傾け、的確なアドバイスで相談に乗ることで、あなたの存在が彼にとって必要不可欠なものになるでしょう。けれども、アドバイスをするときには注意が必要。説教くさい、または上から語る態度は避け、「彼が問題を解決するためのサポート役」という立場を忘れないようにしましょう。彼の良くない振る舞いを指摘する彼が年下でも、「自分を成長させてくれる人」として彼女を見ている男性は多いです。そのため、彼の社交的なマナーや行動に問題があれば、正直に彼に伝え、彼が成長できるよう手助けすることが大切です。彼が最初は不満を感じるかもしれませんが、結果としてあなたをより尊敬し、あなたを大切に思うようになるはずです。程よく甘える年上女性と年下男性の間には、男性が女性に甘えるパターンが多く見られます。しかし、あなたも時々彼に甘えることで、彼の男性としての自尊心を満たすことが可能です。彼に甘えることで彼も安心感を得て、あなたへの気持ちをより強く感じるはずです。ふたりの関係性がより密になり、長続きする可能性も高まります。年下彼氏を魅了する女性に男性が年下でも常に子供扱いされたいと思っているわけではありません。彼らが深く尊敬し、大切に思うためにも、大人の女性として自身をアピールしましょう。彼を引き立て、同時に彼に導かれる存在となることで、あなたは彼にとって最も大切な人になることでしょう。(Grapps編集部)
2023年09月06日恋愛小説のロングセラー「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」が、本日8月30日(水)よりAudibleにて配信開始。気軽に音声でコンテンツを楽しむことができるオーディオエンターテインメントサービスであるAudible。ナレーターや俳優、声優が読み上げる豊富なオーディオブックや、ニュースからお笑いまでバラエティあふれるプレミアムなポッドキャストを配信中だ。本日配信が始まった「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」は、コピーライター/クリエイティブディレクターの尾形真理子のデビュー作。「実らなかった恋にもちゃんと実ができている。」「好きは、片思い。似合うは、両思い。」といった、ルミネ広告のキャッチコピーから生まれた本作。「Closet」という路地裏のセレクトショップを訪れる、恋愛下手な5人の女性たちが服を選びながら、なりたい自分と向き合っていくストーリー。朗読するのは、『恋のいばら』「リエゾン -こどものこころ診療所-」などに出演した俳優の松本穂香。「本の世界観や、登場人物ひとりひとりの性格や抱えている葛藤を声だけで演じ分ける難しさも感じつつ、同時に新鮮な気持ちで楽しみながら朗読できました」と収録をふり返り、「風景の描写やさりげない一言に、登場人物の心情とリンクさせている場面があったりして、普段なら気付かずスルーしていたなぁと、今までの読み方を反省しつつ、改めて本の奥深さを感じる経験になりました」と語っている。▼「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」ストーリー年下に片想いする文系女子、不倫に悩む美容マニア、元彼の披露宴スピーチを頼まれる化粧品会社勤務のOL。恋愛下手な彼女たちが訪れるのは、路地裏のセレクトショップ。不思議な魅力のオーナーと一緒に自分を変える運命の一着を探すうちに、誰もが強がりや諦めを捨て素直な気持ちと向き合っていく。「あなたといたい」と「ひとりで平気」をいったりきたりする女心を優しく励ましてくれる物語。「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」はAudibleにて配信中。(シネマカフェ編集部)
2023年08月30日6人組メインボーカル&ダンスグループ・Lienelが7月26日にファーストシングル「Love Me Madly」をリリースした。大人っぽい情熱的な恋愛ソングとなっている。2023年4月29日にデビューして3カ月強。リリースイベントに加え、EBiDANの先輩たちのオープニングアクトにも多く登場しているLienel。凄まじいスピード感で成長していく彼らの「今」と深まっていく絆について聞いた。新曲へのそれぞれのこだわりは?――まずはそれぞれの楽曲についておひとりずつ解説していただけますか。武田創世(以下、武田)「Love Me Madly」は情熱的な恋愛で、歌詞にもある通り愛にさまようような感情を表現した楽曲になっています。森田璃空(以下、森田)「Summer Boy!Summer Girl!」はファンのみなさんと一緒に盛り上がる曲になっています。タオルや、ペンライトだったり拳だったりを振ったりタオル持ってくれたり、一緒に声を出して楽しめます。Lienelは大人っぽい曲が多いんですけど、また違うLienelが見える曲となっています。近藤駿太(以下、近藤)「Don’t look back!」は今のLienelを表したような曲ですね。夢に向かって6人で頑張ってする姿が曲になっています。高岡ミロ(以下、高岡)最後、「Neo ROMANTIC」は、ユーロビートであったり、サビでパラパラを彷彿させるようなダンスであったり、かわいいものを表現したり、そういったものを融合した1曲となっています。――前回が初めてのレコ―ディングだったという方もいらっしゃったと思うんですが、前回と比べて意識が変わったり、ここが良くなったな、という点がありましたら教えてください。高桑真之(以下、高桑)僕は前のレコーディングではミスもあったんですけど、今回のレコーディングはお客さんに届ける気持ちで歌えるようにがんばってます。今ももちろんミスがないわけじゃないんですけど。――どの曲が一番お気に入りですか?高桑僕は「Neo ROMANTIC」です。テンポが速いところがすごく好きですね。武田「LOVE Communication」のときはどの程度に仕上げていけばいいのかわからなかったので、本番でミスをしていろいろ注意されたんですけど、今は自分ができる限り、どう歌うかなど、その曲を理解して、レコ―ディングをしています。――一番手応えがあった曲は?武田「Love Me Madly」です。最初の入り、「もっと僕を好きになれ」と間奏終わりのラスサビを聴いてほしいですね。森田「LOVE Communication」のときはレコーディングが初めてで慣れてないということもあって、どうしたらいいのか分からなかったんですけど、今回は一つ一つの歌詞に意味を込めて歌ったり、歌詞を理解して歌うことを意識しました。「Neo ROMANTIC」で僕が一番聞いてほしいところは、「Touch me, Please!!」っていうセリフがあるんですけど、そこは自分が出せるいい声……イケボっていうんですかね(笑)。みんなが「キャーッ」ってなってくれるような声を意識して頑張りました。――やっぱり「キャーッ」ってなってほしい?森田そうですね、リリイベとかで披露したときに、キャーって言ってくれるので、楽曲的に笑顔は見せられないので、心の中で「ありがとうございます」って思ってます。高岡謙虚だね~。森田笑えないんですけど嬉しいですね。高岡最初のレコーディングに比べて、音が高い中でも強く歌うのか、弱く歌うのかとか、そういう表現の仕方が最初のレコーディングよりも学べたのでそこを生かしつつ、自分はレコーディングに挑みましたね。ということで表現の仕方が変わってたり、より伝わりやすくなったり、自分の中で納得したものとなったので嬉しいです。近藤4曲新曲がある中で、レコーディングの調子がいい日と良くない日がちょっとあって。本当にダメな日が1日あったんですけど、調子の波をなくしていけたらいいなと思います。逆に調子良かったのが「Don’t look back!」です。自分が出した声じゃないんじゃないかっていうぐらいのものが出たので。その中でも、セリフを言うところは何回も録り直しました。声をもう少し低くするのが難しかったですね。芳賀どういう歌い方がいいのかっていうのはすごく悩みました。そこはやっぱ創世が歌うのを聴いて、参考にすることはよくありました。芳賀柊斗――そして、今回の衣装についてもお聞きしたいな、と。高岡時の経過を意味してまして、若い順から夕方から夜になっていく、というのをイメージしています。先輩の超特急さんのカイさんがプロデュースしてくださって。本当におしゃれな衣装になりました。――衣装合わせのときにカイさんいらっしゃったんですか?森田いらっしゃいました。武田服もちゃんと目の前で見てくださって。ボトムスも元々は違うものだったんですけど、「ちょっと違うから変えようか」みたいな感じで全部カイくんがやってくれました。丈の長さも見てくれて。高岡1人1人に時間を割いて、きちんと合ったものを真剣に考えていただいたので、すごく嬉しかったです。――みなさんにとってカイさんはどんな先輩ですか。高岡憧れですね。本当に素敵な、理想の先輩なので僕たちも付いていけるように頑張りたいですね。Lienelらしい地方でのエピソード近藤駿太――超特急さんでもそうですけど、オープニングアクトやリリイベなどでいろんなところに行かれているかと思うんですけど、印象的だったエピソードはありますか。武田飛行機に乗ったことです。――初めてだったんですか?武田2回目だったんですけど……あ、3回目だ!赤ちゃんのときに1回乗ってて。記憶にある中では小2~3、1年か年長が初めて……。高岡どんどん下がってるなあ!(笑)――どうでしたか、3回目。武田怖くて行きはミロにスマホで連絡して。高岡「助けて、助けて!」って(笑)。武田機内アナウンスで流れるじゃないですか。もしものときのための避難方法が。そうなったらどうしよう、って思っていました。高岡ちゃんと聞いた方がいいよって言いました。――着陸のときもちょっと怖いですよね。武田怖かったので、もう寝ようと思って。着陸の20分前ぐらいに寝たんですけど、着陸のときの衝撃がすごいじゃないですか。あれでびっくりして起きました。森田かわいい(笑)。――これから飛行機に乗る機会もきっと増えますもんね。武田……。――嫌そう(笑)。武田ははは。あれでもう結構十分です(笑)。芳賀僕は、地元の仙台でリリイベをやったのが印象的でしたね。みんな仙台に来たことがないって言っていたので「俺、知ってるぜ」みたいな。遊びには行けなかったんですけど、自信満々に建物とかの説明を解説できて満足でした(笑)。高桑僕は新幹線に乗ったときに隣に駿にぃとミロがいたんですけど、何か来るじゃないですか。ご飯屋さんみたいなのが。高岡ご飯屋さん(笑)。芳賀車内販売ね(笑)。高桑そう!(笑)それが来てアイスクリームを買って3人で食べたのがめちゃくちゃ幸せでした。――すごい固いアイス?高桑めちゃめちゃ固かったです。高岡頑張ってね、食べたよね。森田僕は地元の大阪でリリイベしたときに、多分初めて大阪に来る人が多かったかな?エスカレーターで左側に乗っていたので、右側だよと教えたらみんな驚いてました。高岡確かに、驚いた。武田知ってても、左側に乗っちゃって。森田あと、みんなで大阪なのでたこ焼き食べたりしました。高岡ミロ――ほかにも各地のごはんでおいしかったものあります?高岡北海道で食べた海鮮丼!森田めっちゃおいしかった!高岡お寿司とか好きで好きで、どうしても食べたくて。少し時間をもらって。駿太は実家の方に行っていたので5人で海鮮丼を食べに行って、マジで感動しました。近藤でも、LINEでおすすめのラーメン屋どこ?って来ていたんですよ。みそだったらこれかな、っていろいろと考えて送っていたのに、途中から既読もつかなくなったな、と思ってたんですけど、ブログ見たらみんなで海鮮丼食べてて。武田ははは!高岡最初は璃空とふたりで海鮮食べに行きたいねって言っていて、ほかはラーメンみたいな感じだったから、じゃあ別で行こう、って話していたんですけど、なんだかんだみんな海鮮に来てくれて。近藤せっかく真剣に考えたのに!高岡電話までしたのに(笑)。近藤ラーメンですらなかったです(笑)。高岡僕は地方に行って人間を見るのが好きなんですよ。なのでやっぱ地方に行って、いろんな方言があったり、自分の日常とは違うところをみるのが楽しいです。あと電車が違うっていうのが驚いて。武田座席とかね。高岡大阪に行ったときに、ホームの安全ドアが上から降りてくるのを初めて見て感動しました。これだったら駆け込み乗車も安全なんだろうな、って頭いいなと思いました。すごいエジソンになった気分でした(笑)。――エジソン!高岡……あんまり面白くなかったです、すみません。武田芳賀ちゃんはすごいウケてる。高岡気遣っていただいてほんとすみません(笑)。近藤僕はやっぱり札幌。超特急さんのオープニングアクトで札幌に行ったことです。海鮮の話はもう言われちゃったけど(笑)。高岡でもみんなで電車に乗りながら、駿太が野球の……。近藤エスコンフィールド!北広島駅という駅があって、そこにファイターズの新しい本拠地があるんです。電車の中から新球場を見るためにずっとカメラで構えていて「来た!」ってみんなで写真撮ってたんですけど……あ、みんなじゃないか、僕だけか。武田僕も撮ったよ!近藤ほんと?よかった。高岡彼は打率で選手がわかるぐらい野球が大好きなんで。近藤ファイターズが大好きなんです。――打率で選手が分かるってどういうこと?数字でわかる?近藤打ってる数字で、3割1分だったらどの選手か、とか。――えっ、すごい!近藤ファイターズの選手だったら打率で分かります。――いつもリアルタイムでずっとチェックしてるってことですよね。近藤なんならもう今も観たいぐらい……今日の試合はもう始まってるんで(笑)。いつもチェックしてますね。――ご家族の影響でファンになったんですか?近藤お父さんが昔野球をやっていて、4歳のときに今のビッグボス、新庄監督のユニフォームを着て応援していました。記憶はないんですけど、着ているTシャツがぶっかぶかなぐらい小さいときから応援してるんですよ。森田かわいい。近藤それぐらい好きです。みんな身長が伸びた?この3カ月で大人になったこと森田璃空――今回も大人っぽい楽曲なんですけど、ご自身がデビューしてから「ここはちょっと大人になったな」と思うところを教えてください。武田身長が大人になりました。最近よく伸びたねって言われるんですよ。――でも、確かに前回のインタビューのときより伸びたかな、と思いました。武田思いました!?高岡よかったじゃん!嬉しそう!一同(拍手)。武田久々に会った人の身長を越えてたり。160cmぐらいあります。前回から5センチぐらい伸びました。――そんなに!?武田ウソです(笑)。高岡ウソなんかーい(笑)。――目標は180センチでしたっけ。武田はい。ONE N’ ONLYのKENSHINくんが目標です。高岡パフォーマンスを揃えていくことであったり、もっとこうした方がいいんじゃないか、ああした方がいいんじゃないかって、それぞれ考えることもあると思うんですけど、やっぱりこの6人でやってくっていうことで、お互いが譲り合ったりとか、一緒に生活していく上でだんだんと大人になっていったな、と思います。最初はいろんな方向を向いていたみんなですけど、今は同じ方向を向いて一つの目標へと歩んでいるので、そこはやっぱりグループとしても個人としても大人になったなと思います。芳賀僕はあんまり大きく変わったことはないんですけど……デビュー前、すごく小さかったんです。創世の年齢のとき、今の創世より小さかったので。近藤そのイメージあるわ。芳賀そこから伸びたから、大人になってLienelに入ったみたいな感覚なのかな、って思います。――確かなんか大人っぽいイメージが。芳賀ありがとうございます!(ニコーッ!)近藤ちょっと!台無し!(笑)森田大人になった……やっぱり1人で行動できるようになったことですね。僕、大阪から東京に来るんですけど、小さいころは電車にも1人で乗れなかったし、道もスマホ持ってなかったときは「ここの店を曲がってこの信号左で」みたいな地図を自分で頑張って書いてたんですけど、今は1人で行動できる範囲は大きくなったかなって。高桑僕は一番Lienelになって変わったことは、食べるものとか飲み物とかをメンバーの1人に言ってもらって……。高岡誰だ、誰だ?高桑体にいいものを食べようという意識になりました。高岡やっぱりね、体調管理できてのプロですからね。ちなみにメンバーで言ってくれた人って誰だ?高桑天パの……高岡天パ?誰だ?高桑いつもおもしろい人。高岡プレッシャーえぐ!手挙げにくいな!(笑)――何かアドバイスしたんですか?高岡野菜を食べたり、体にいいものを摂取することによってパフォーマンスも変わってきますし、見た目も全て変わるので。そういうところでやっぱりいろんな意味で成長しましたよね。もともと汗あんまりかかない人だったんですけど。高桑食べ物を変えたら健康的に。高岡代謝もよくなってね。高桑身長も伸びました。近藤僕はキャッシュレスを使うようになりました。子どものときは500円玉を持って駄菓子屋に行って。武田どこの子どもだよ(笑)。近藤紐あめとか買っておつりも握りしめて帰っていたんですけど、最近、「PayPayで」と言い始め……。一同ははは!近藤これは大人になったと思いましたね。こないだ初めてカードを使ってこんなに簡単なんだ、って。本当にカードを差すだけでおつりもないのでお店で感動しました。難しい質問?「恋愛とは……」武田創世――今回、情熱的なラブソングとっていうことなんですが、みなさんは情熱的な恋愛ってどんなものだと思いますか。高岡難しい、これ!高桑むずかしい……。芳賀じゃあ、さねが思う恋愛ってなに?高岡13歳が思う恋愛。武田恥ずかしくない?これ。高岡僕もめっちゃ照れてた。武田情熱的な恋愛って何か、ですよね。高岡行ける?武田いい方向に転んだら、すごくいいけど、悪い方に転んだらすごく悲しくてすごく切ない。高岡あー、すごい!すごい!一同(拍手)。――素敵な回答!武田いい方向に転んだらすごく幸せで、悪い方向に転んだら悲しくて切ない。高岡味しめたぞ、こいつ!言ったら褒められると思ってる!森田えー……。恋愛とは、でもいいですか?愛情表現をすること。高岡あら!森田好きとか。ですかね。あとは2人で協力して何かを成し遂げるとか、ですかね。高桑恋愛とは人生を一緒に過ごすもの。森田かっこいい!高桑じゃあ次、おもしろいミロくん。高岡おお、すごい雑な振り!えぇ……そうだね、めっちゃ真面目になっちゃうかもしれないんですけど、二人三脚みたいな感じなんじゃないんですかね。お互い支え合って、やっぱり生きていかなきゃいけないし?この世界で巡り合った?何十億いるの中の?たった1人に巡り合ったわけですから。そんなの愛するしかないじゃないですか。それは大切。大切だ!二人三脚で、愛をたくさん注いで、ね?幸せになるものです!大切にしましょう。近藤お互い好き、という感じだと思うけど、やっぱり片思いでも恋愛ですよね。「Love Me Madly」も片想いの曲のイメージなので、好きだと思ったら恋愛だと思います。相手側がそうじゃなくても自分がそうだと思えば、恋愛。芳賀大人な恋愛という考えだったら、好きだと思ったら告白してお付き合いするんじゃなくて大人の恋愛だったら、まず、ご飯に誘ってから、みたいな。僕が思うには、ですよ。ちょっと工夫を加えるのが大人の恋愛なのかな。ただ告白して付き合えば恋愛ってわけじゃなくて、ごはん誘ってから……。近藤ごはん行きたいだけじゃないの?それ芳賀ひと手間加えるから、恋愛に発展していくんじゃないかな、って僕は思います。――どういうお店に行ってみたいとか、理想はありますか?芳賀僕の中ではオシャレなところに行けばいいというわけでもなく、お互いが楽しくできればそこから恋愛に発展したり、お互いを知ることができるんじゃないかな、と思います。高岡店じゃないんですよ。この人がいればいいと。さすがっす、兄貴!ハガシューの話を聞いて大人の恋愛がちょっとわかったような気がするんですけど、難しいのが大人の恋愛じゃないですか。苦労していっぱい頑張って工夫して工夫して、やっと得られるものだ。これですね、これを載せてください!武田僕が最初に言ったやつも載せてくださいね。――もちろんです!(笑)グループ○○No.1を決定!――続いてはもう少しみなさんのことを深堀りしたいな、と。これなら他のメンバーに負けない、という、グループの何のナンバーワンか教えてください。高岡サネはギャップナンバーワンじゃない?この大人っぽい見た目に中身はかわいいですから。芳賀13歳って言われたら驚く。武田でも話したら分かるかも。近藤確かに、話してたら13歳。武田かわいい(笑)。あ、字は?高岡あー、確かに!武田店舗周りしたときに、ポスターとかに何々店様、って書くじゃないですか。あれを担当してたんです。高岡すごく綺麗なんだよね。習字習ってたから。美しい字ナンバーワン。一同(拍手)。高岡創世はかわいさですね。あと、何事にも挑戦していこうという気持ちナンバーワンかな。武田ありがとうございます!じゃあ次、璃空!高岡優しさナンバーワン。武田常に優しいんです。怒ることもないです。芳賀あ、でも合宿の話ってした?高岡いや、してないんじゃないかな。なに?芳賀「LOVE Communication」の合宿でランニングしたんですね。そのときの、ランニングが終わったあとはちょっと眉間にしわ寄ってましたね(笑)。高岡優しい璃空がキレてた?(笑)芳賀キレてはいないけど、眉間にしわ寄ってた。森田しんどかったです(笑)。高岡僕は?武田ん?高岡「ん?」で返されるの、俺?ない?武田(笑)。明るい系かな。近藤ポジティブだし、盛り上げるし。――いっぱい出てきましたね!武田明るいナンバーワン。森田常に元気!近藤ムードメーカー。高岡ありがとう。高桑真之――続いて近藤さん。高桑ビジュがいい。森田小顔!近藤イケメン?一同(笑)。高岡誘導してる!(笑)近藤なかなか言ってくれないから(笑)。武田うん、イケメンナンバーワンじゃない?近藤がんばります!高岡ハガシューは?武田大人ナンバーワン。近藤落ち着きナンバーワン!高岡ああ、いいね!森田冷静ナンバーワン!――あまり焦ることとかもなさそうですよね。高岡いや、めっちゃ焦ってます。森田裏で(笑)。近藤AirPodsない!とかね。高岡忘れ物大臣なんですよ、彼。――でも最年長が落ち着いてるのは安心感がありそうですよね。高岡グループのパパです。武田確かに!注意するとこ注意してくれるしね。芳賀じゃあそれで(笑)。Lienelで初めての夏の過ごし方――最後に。この夏メンバーでしたいことを教えてください。高岡やっぱりLienelでどこかに出かけたいですよね。Lienelになって初めての夏ですし、思いっきり楽しんで最高の思い出を作れたらなって思います。それこそ地方を回らせてもらう機会もあるので、そこでの名物を食べたり、そこの夏でしか見れない景色であったり、っていうのをね、みんなで巡って楽しみたいなと思います。6人の絆がさらに深まっていけたらな。――皆さん遊びに行ったことあるんですか?プライベートで。武田みんなではないです。高岡確かに遊びっていう感じではなかなかちょっと機会もないです。ちょっとね、もし機会があれば行きたいなと思います。近藤なんか大阪行ったときさ、3人で遊びに行かなかった?高岡あーっ!行った!近藤散歩みたいな感じで。大阪探検しに行って。高岡商店街を見に行くみたいな感じで。近藤そうそう、ちょうどお祭りやってたから。――6人で行きたいところはありますか?高桑僕はマジで、本当に、みんなでマジでプールに行きたいです。武田マジで、本当にマジで……(笑)。――ものすごく行きたいんですね(笑)。高桑ガチめの話でプールに行きたいです。泳ぎたいです!取材・文:ふくだりょうこ撮影:友野雄ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼントメンバーのサイン入りポラを2名様に!【応募方法】1. 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2023年08月29日子どもから大人まで幅広い世代を魅了するファンタジー小説として、熱狂的なファンを持つ『精霊の守り人』(上橋菜穂子作)。TVドラマや漫画にもなった本作がついに舞台化され、日生劇場開場60周年記念公演として上演される。主人公のバルサは、ひょんなことから新ヨゴ皇国の皇子チャグムの用心棒を務めることになる女用心棒。ダブルキャストでバルサを演じる明日海りおに意気込みを聞いた。花組トップスターを務めた宝塚歌劇団を2019年に退団。その後出演したミュージカルでは華やかな設定と衣裳のミュージカルが続いたが、今回は泥にまみれて戦う役どころだ。「宝塚って下級生は兵士や警官役ということが多いので、実は懐かしさも感じていて(笑)。久しぶりなので不安もありますが、殺陣の基礎は学んでいるので、その頃お世話になった先生に恥ずかしくないように。これから稽古を詰めていけば、動きにキレも出てくると信じて頑張ります」と、早くもやる気充分の明日海。今回の演出を担当する一色隆司氏(ドラマ版『精霊の守り人』や大河ドラマ『麒麟がくる』などを演出)からは、直接オファーが届いたという。「自分で言うのは恥ずかしいのですが…。『バルサの繊細で深い部分を表現できる人にやっていただきたいので』というお手紙でした。その温かい言葉が本当に嬉しく、これはやらなければと思ったんです」と明日海は話す。すでにデモテープも1曲聴いたそうで、「樹々や大地のざわめきが伝わってくるような、壮大で神秘的な曲。温かい感じと少し寂しい感じが、原作から伝わる“ピュアさ”とピッタリはまっていて、聴きながらどんどん世界観に入り込んでいます」と語る。初舞台からちょうど20年。明日海は「今でも毎回、自信がないところから始まる」と笑うが、穏やかな佇まいとは裏腹に、舞台では圧倒的なエネルギーを放出して観客を引き込むのは誰もが知るところ。「初日の幕が開いてスポットライトがフワーッと当たり、“演者や制作陣と作ってきた役/自分”が動き出す時間がすごく好きです。お客様に観ていただいて作品が育ちはじめ、身体や心に起こる反応のようなものが日々少しずつ変化していく。その感触があるから、もっといいものを目指したいと思うのかもしれません。稽古場で苦しんだ分だけ本番で身になっていく感覚がたまらないんです(笑)」と明かす。そんな彼女が演じるバルサはどんな表情を見せてくれるのか。本番を楽しみに待ちたい。取材・文:藤野さくらヘアメイク:山下景子(コール)スタイリスト:大沼こずえ(eleven.)
2023年07月07日川村元気の恋愛小説『四月になれば彼女は』が実写映画化。2024年3月22日(金)に公開される。佐藤健、長澤まさみ、森七菜が共演。川村元気の恋愛小説『四月になれば彼女は』実写映画化映画『君の名は。』や『すずめの戸締まり』など数々の映画を企画・プロデュースしてきた川村元気。2012年に上梓した初の小説『世界から猫が消えたなら』は、世界25ヶ国で出版され累計200万部を超えるベストセラーとなり、その後も『億男』『百花』『神曲』など数々の話題作を生み出してきた。そんな川村元気の恋愛小説『四月になれば彼女は』が映画化される。切なくも壮大な愛の物語『四月になれば彼女は』は、10年の歳月を経て初恋の相手から届いた手紙と、突然失踪した婚約者をめぐる切なくも壮大な愛の物語。東京、ボリビア、チェコ、アイスランドなど世界各国を舞台に、結婚を間近に控えた一人の男性が、愛する人の姿を探し求める姿を描いた“至極の純愛映画”だ。佐藤健×長澤まさみ×森七菜そんな壮大なスケールで描かれるラブストーリーを紡ぐのは豪華キャスト陣。佐藤健、長澤まさみ、森七菜が初共演し、愛する人を探し求める愛の物語を届ける。主人公・藤代俊(ふじしろしゅん)…佐藤健都内の大学病院に勤める精神科医。ある日、突然婚約者の弥生が姿を消す。初恋に痛い思い出を抱えている。学生時代は写真部だった。坂本弥生(さかもとやよい)…長澤まさみ動物園で多くの動物を診ている獣医。「愛を終わらせない方法、それは何でしょう」と謎掛けだけを残して失踪する。その理由とは……?伊予田春(いよだはる)…森七菜藤代の初恋の相手で元恋人。写真を撮りながら、世界中を旅している。とある事情を抱え、10年ぶりにボリビア・ウユニ塩湖から藤代に手紙を送る。このウユニ塩湖の壮大な絶景も映画の見所の1つ。その後も、ウユニ、プラハ、アイスランドと世界各地から手紙を届ける。なお、映画の藤代のビジュアルは森七菜本人がカメラで撮影した写真を使用している。タスク…仲野太賀藤代が通うバーの店長。藤代の親友でもある。夜な夜な藤代と恋愛について語り合うも、自身も恋愛に悩みを抱える。繊細でどこか物憂げな雰囲気を纏っている。ペンタックス…中島歩藤代と春の大学時代の写真仲間で元写真部部長。藤代と春の過去をよく知る人物。いつもPENTAXのTシャツを着ている。坂本純…河合優実弥生の妹。パチンコ屋の従業員。弥生の独特な恋愛観を知る唯一の存在。小泉奈々…ともさかりえ藤代の務める大学病院の同僚。働きながら子供を育てるシングルマザー。失踪した弥生の事情を知る人物。伊与田衛…竹野内豊春の父親。妻を亡くし、シングルファザーとして春に深い愛情を注ぎながらも、拭いきれない深い孤独を抱える。山田智和が長編映画で初監督メガホンを取るのは、米津玄師の「Lemon」のMVを手掛けた新進気鋭の映像作家・山田智和。抜群の映像美と人間の様を生々しく描き出すセンスで注目されている山田智和が、長編映画で初めて監督を務める。撮影監督は、『余命10年』などのヒット作で監督・藤井道人とタッグを組んできた今村圭佑が担当。音楽は、サザンオールスターズ、Mr.Childrenをはじめ数々のプロデュース・作詞・作曲で名曲を送り出してきた小林武史が務める。映画『四月になれば彼女は』あらすじ四月のある日、結婚を間近に控えた藤代俊の元に、10年前に交際していた初恋の女性・伊予田春から手紙が届く。時を同じくして、藤代の婚約者である坂本弥生が突然姿を消してしまう。初恋の人はなぜ手紙を送ってきたのか?婚約者はどこに消えたのか?現在と過去、日本とウユニ、プラハ、アイスランドが交錯しながら、愛する人の真実の姿を探し求める“四月”が始まる。【作品詳細】映画『四月になれば彼女は』公開日:2024年3月22日(金)原作:川村元気「四月なれば彼女は」(文春文庫)監督:山田智和脚本:木戸雄一郎山田智和川村元気撮影:今村圭佑音楽:小林武史出演:佐藤健、長澤まさみ、森七菜、仲野太賀、中島歩、河合優実、ともさかりえ、竹野内豊制作プロダクション:AOI Pro.配給:東宝©2024「四月になれば彼女は」製作委員会
2023年05月04日『百花』や『億男』などの原作者・川村元気による恋愛小説「四月になれば彼女は」(文春文庫)が2024年春に映画化決定。監督を米津玄師、あいみょん、藤井風などのミュージックビデオを手がけてきた山田智和、撮影監督を『余命10年』の今村圭佑、音楽を『ラストレター』などの小林武史が務める。現在大ヒット中『すずめの戸締まり』や『おおかみこどもの雨と雪』『君の名は。』、『告白』『悪人』などの数々の映画を企画・プロデュース、2011年には<藤本賞>を受賞した川村元気。昨年、自らメガホンを取った『百花』では第70回サン・セバスティアン国際映画祭にて日本人初となる最優秀監督賞を受賞。2012年に上梓した初小説「世界から猫が消えたなら」は世界25か国で出版され累計200万部を超えるベストセラーに。その後も「億男」「神曲」など数々の話題作を生み出してきた川村さんの30万部突破の恋愛小説を映画化。4月のある日、結婚を間近に控えた<藤代俊>の元に“とある人物”から手紙が届く。それは藤代が10年前に交際していた初恋の女性<伊予田春>。時を同じくして、藤代の婚約者である<坂本弥生>が突然姿を消してしまう…。なぜ春は手紙を書いてきたのか?なぜ弥生は姿を消したのか?ふたつの謎はやがて繋がっていく――。過去と現在、東京そしてボリビアのウユニ、チェコのプラハ、アイスランドなど世界各国を舞台に、愛する人の姿を探し求める切なくも壮大な愛の物語となっていく。米津玄師「Lemon」のMVを手掛けた新進気鋭の才能・山田智和が長編映画初監督本作の監督を務めるのは、35歳の俊英・山田智和。これまで、米津玄師「Lemon」、あいみょん「マリーゴールド」、藤井風「青春病」など、名立たるアーティストたちのMVで監督を務め、その抜群の映像美と人間の様を生々しく描き出すセンスで最も注目されている映像作家。川村氏も「音楽と共に、現代の都市と人間の姿をこれほどまでに感性豊かに描く映像作家は世界でも稀有だと思っています」と称賛。以前より制作を共にすることを熱望しており、本作で念願のタッグが実現。そんな山田監督は本作で初めて長編映画作品のメガホンを取り、その卓越した感性で唯一無二の映画世界を紡ぎ出す。撮影監督は『新聞記者』『余命10年』などを手掛けた今村圭佑これまで『新聞記者』『余命10年』などのヒット作で藤井道人監督とタッグを組み、神秘的な映像センスで、若手屈指の実力を誇るカメラマン・今村圭佑。山田監督と同じく35歳で、米津玄師「カムパネルラ」やあいみょん「桜が降る夜は」のMVでもコンビを組んだ。学生時代からの盟友である2人が本作でどんな科学反応を起こすのか。音楽は、サザン、ミスチルのプロデュースをしてきた小林武史が担当今作の音楽を手掛けるのは、「サザンオールスターズ」「Mr.Children」など国民的アーティストたちのプロデュースや作詞・作曲を務めてきた小林武史。『スワロウテイル』『ラストレター』など岩井俊二監督作品の映画音楽も担当し、儚く繊細な楽曲で映画を彩ってきた。山田監督が描き出す圧倒的な映像を美しく切ないメロディで飾る。今回、日本のみならず、ウユニ・プラハ・アイスランドと世界各地で撮影をおこなった本作から、“ウユニビジュアル”と“東京ビジュアル”の2点が解禁。美しい情景を求め、地球1周分を越える4万5千キロの総移動距離を経て撮影を敢行し、壮観な映像美を追及した。「天空の鏡」と呼ばれるボリビア・ウユニ塩湖の澄み切った景色が印象的な“ウユニビジュアル”と、東京の街中に咲き誇る美しい夜桜の“東京ビジュアル”。このシーンが一体なにを示しているのか、引き続き注目だ。さらに、山田監督自らがディレクションをおこない、原作のセリフを散りばめたマンスリートレーラーの第1弾≪April≫も解禁。ウユニ塩湖でカメラを構えながら歩く女性の姿を映し出した映像に仕上がっている。この縦型の特別映像は、原作小説が4月から始まり、各月を追う形で描かれることになぞらえて、本作公開まで毎月公式SNSにて配信予定。映画と原作の世界を追体験できるスペシャルな動画となっている。【川村元気コメント】山田智和監督のミュージックビデオのファンで、いつか一緒に仕事をしたいと思っていました。音楽と共に、現代の都市と人間の姿をこれほどまでに感性豊かに描く映像作家は世界でも稀有だと思っています。「四月になれば彼女は」は私にとって、とても大切な作品です。山田智和初監督作品として選んでもらえて、嬉しく思います。35歳の若い感性で紡がれた、まるで美しい音楽のような映画になるでしょう。若手随一のカメラマンの今村圭佑さんと、天才的な音楽家の小林武史さんとの組み合わせで、いったいどういう映画ができるのか、今からの楽しみでなりません。キャストについては・・・まだ言ってはダメとのことで、お伝えできないのですが、早くみなさんにお知らせできる日を心待ちにしています。【山田智和コメント】初めて「四月になれば彼女は」を読んだとき、愛を探すこと、そして生きることに溢れた素晴らしい小説であると思いました。 この原作を映画化することによって、現代で私たちが抱えている痛みのようなものに寄り添うことができると確信を持ったのです。同時に、恐ろしいほどリアルで、目を背けたくなるような現実ともこの映画はしっかりと向き合わなければならないと覚悟しました。素晴らしいキャスト・スタッフに支えられて、一つ一つの光と向き合った撮影はとても刺激的な時間で、今も頭から離れない景色たちばかりです。来年の公開を楽しみに待っていていただけると幸いです。【今村圭佑コメント】大学時代からの仲間である山田智和の初長編監督作ということで参加させてもらいました。素晴らしいキャストスタッフのみなさんに助けてもらいながら、作品の小さな機微も逃さないように映像に映し出せていることを願っています。徐ろで美しい物語をどうかお楽しみください。【小林武史コメント】最初に監督から、海外撮影のために台本を読んだ段階で何曲か作曲してほしいというお題があり、僕の感覚で投げた複数曲から、数回のキャッチボールを経て、お互いに全容が把握できたように感じています。最後は、重なり合った気持ちの方向を音楽で描いていくというような作業でしたが、今までにないビビッドな感覚の映画音楽になったような気がしています。『四月になれば彼女は』は2024年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2023年04月29日ディストピア小説やアンソロジー作品、詩人の書く小説について、ライターの三浦天紗子さんと吉田大助さんに語っていただきました。本読みライターの対談で見えてくる、小説界の新潮流とは?ディストピアの世界から新しい価値観や勇気を得る。吉田大助(以下、吉田):世界的には9.11、日本では3.11以降とくに、終末的な世界や監視社会を描くディストピア小説が盛り上がってきました。そのなかで、今すぐ海外出版されてほしいと思わずにいられない衝撃作が夕木春央さんの『方舟』です。簡単に言うと「誰か一人を犠牲にすれば全員が助かるけどどうする?」という、いわゆるトロッコ問題の話ですが、『方舟』は「それは…アリなの!?」と頭を抱えたくなるくらい究極の結論を出したんです。三浦天紗子(以下、三浦):読みました。面白かったけどモヤモヤしたところも多かったかな(笑)。吉田:この作品は人間の醜さや暗黒的な心理描写が特徴の「イヤミス」的な話でもある。つまり、人として越えちゃいけない一線を踏み越えることをOKとすることで可能となった物語。現実では体験しえない感情に小説を通して触れるという意味では、小説らしい小説ともいえる。三浦:それはたしかにそうですね。登場人物と同じ状況に陥ったときに自分ならどうするかと考えたり、思いがけない価値観と出合うのも小説を読む醍醐味のひとつですからね。吉田:ディストピア小説って、いま三浦さんがおっしゃったように「自分ならどうする?」ということや倫理観を突き付けられる思考実験の要素が強いですよね。その意味で、安野貴博さんの『サーキット・スイッチャー』もおすすめです。誰かの犠牲が避けられない状況で、自動運転を担うAIは命の重さをどう判断するかという、これまたトロッコ問題がテーマですが、ハリウッドばりのアクション・スリラーで、何より素晴らしいのは最後に希望を見出していること。ディストピア的想像力をキックする、「ホープパンク」「ソーラーパンク」といった海外SFの潮流とのリンクを感じました。三浦:私はディストピアでは、川野芽生(めぐみ)さんの『無垢なる花たちのためのユートピア』を推したいです。気鋭の歌人である川野さんの初の小説集ということで話題になっていますが、歌人というフックなしに単純にすごい才能の作家が現れたなと。とくに印象的だった一編「卒業の終わり」は、ある秘密を抱えた女学園を舞台に、主人公がどう生きていくかや女性性を問う物語。ハッピーエンドではないけれど、過酷な現実のなかで思いを巡らせて立ち向かうこと自体が美しいのだと気づかせてくれました。若い世代も勇気をもらえる一作だと思います。テーマ切りのアンソロジーは読書の幅を広げるツール。三浦:複数の作家の短編を集めたアンソロジーはこの5年くらいブームです。読書の入り口としても、いろんな作家を知る入り口としても価値があると思います。吉田:アンソロジーでは、昨年末に日韓同時発売された『絶縁』があらゆる意味で感動的でした。村田沙耶香さんを含むアジア9都市9人の作家による“絶縁”をテーマにした作品を編んだもので、冒頭に置かれた村田さんの短編「無」から大傑作。これだけで十分元をとれる素晴らしさです。三浦:韓国実力派作家、チョン・セランさんの発案らしいですね。日韓中、タイやシンガポールなどの気鋭作家が集まり、すべて書き下ろし。「奇跡のアンソロジー」といわれているのも納得です。吉田:出版文化遺産になってもいいくらい前代未聞の本だと思います。制作に約3年かけたみたいですし、本当によくぞやってくれましたと編集者に大拍手です。それぞれの国の今の息吹が反映されていてどれも良作。『絶縁』がアジアの作家を知る入り口になってくれるはずです。三浦:アンソロジーってなかなか売り上げにつながりにくいなかで、想像以上に売れたのが百合小説の『彼女。』です。相沢沙呼さん、織守きょうやさん、斜線堂有紀さんら豪華なラインナップも魅力ですし、ガールズラブという側面だけでなく、女性同士の関係性からジェンダーの問題にまで肉薄し、読みごたえ十分。吉田:百合というポップな看板を入り口にして、女性性の議論にまでたどり着くのは、すごくいい届け方ですね。三浦:最近、詩や短歌の世界から小説への流入が目立っています。それも詩や短歌界のスターが満を持して小説デビューしたというより、小説の完成度でまず注目されて実は詩や短歌の有望株だったというケースが多い印象です。吉田:川野芽生さんも歌人でしたよね。僕はあまりこのジャンルは詳しくないんです。ほかにはどんな方がいますか?三浦:すごいと思ったのは、山﨑修平さん。彼は詩人と文芸評論家の二足のわらじを履きながら小説の世界に来た人。初小説の『テーゲベックのきれいな香り』は、詩人である主人公が「書くとは何か」という問いに向き合う連作集で、わかりやすいストーリーがあるわけじゃないけど、読み進めた先に私自身が見知ったような懐かしい風景や感情がふと現れたりする。そういう面白さが魅力です。吉田:ある意味、新しい小説と位置づけられそうな作品ですね。気になるな~。三浦:中原中也賞を獲った期待の詩人・水沢なおさんも最近、初小説『うみみたい』を出しました。彼女の書く詩は、生と性を連想させるSF散文詩というか、もともと小説っぽかった。そこに物語の仕組みを加えた感じですね。きっと編集者は彼女に小説を書かせるだろうと思っていたから、やっぱりそうだよねと。吉田:この間『この世の喜びよ』で芥川賞を受賞した井戸川射子さんも、出発点は詩でした。詩や短歌と小説の垣根が、薄くなりつつあるのかもしれません。三浦:それはあるかも。若い世代は文学を自由に捉えて表現していますね。トロッコ問題に通じる!?ディストピア小説。最悪の状況のなかで、死んでもいいのは“誰”?『方舟』夕木春央大学時代の6人の友人と従兄と共に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った3人家族と共に一夜を過ごすことになった。ところが、明け方に地震が起き、扉が塞がれ、さらに浸水してきていることがわかる。そんな状況下で殺人が起こり…。1760円(講談社)AIのトロッコ問題解決法とは!?『サーキット・スイッチャー』安野貴博完全自動運転車が普及した2029年の東京。自動運転のアルゴリズムを開発する企業の社長が車内で襲われ拘束された。襲撃犯は車に爆弾を仕掛けて首都高の封鎖を要求するが…。現役SEが専門知識を駆使して描く疾走感あふれるサスペンス。1870円(早川書房)美しく残酷な幻想世界を凝縮。『無垢なる花たちのためのユートピア』川野芽生第一歌集『Lilith』で現代歌人協会賞を受賞した著者の初の小説集。花の名前を持つ77人の少年たちと7人の指導者を乗せて伝説の楽園を目指す船で起きた悲劇を描く表題作ほか5編を収録。1870円(東京創元社)トロッコ問題とは、「ある人を助けるために誰かを犠牲にするのは許されるか」という倫理的葛藤を問うもの。世界中で議論が交わされている。「リスクとリスクを天秤にかける、選択と決断の問題でもある。極端に言えばすべての物語がトロッコ問題をテーマとして孕んでいるんです」(吉田さん)ホープパンクの台頭について吉田さんは、「とてつもない絶望のなかに一縷の希望を描くうまさは、伊坂幸太郎さんが天才的。伊坂さんの作品が今続々と新装版で刊行し直されているのは、“絶望だけでなく希望も読みたい”というトレンドに合致している気がします」。編集のセンスが光る!アンソロジー。発想の違いにも注目したいスカート発のとりどりの世界。『朝倉かすみリクエスト!スカートのアンソロジー』朝倉かすみ北大路公子佐藤亜紀佐原ひかり高山羽根子津原泰水中島京子藤野可織吉川トリコひとりの作家が好きな作家たちにお題に沿った短編をリクエストするシリーズ作。元事務員の友人が遺した9号から15号の制服スカート、痴漢の手をかみちぎるスカートの歯、制服の自由化でスカートをはく彼氏…。スカートにまつわる9編を。748円(光文社文庫)コアファンにもビギナーにも。百合の多様性を味わう短編集。『彼女。百合小説アンソロジー』相沢沙呼青崎有吾乾くるみ織守きょうや斜線堂有紀武田綾乃円居 挽新作の百合小説7編と7人のイラストレーターによる扉絵がコラボレーション。女性同士の切実な関係性とルッキズムを描いた斜線堂有紀「百合である値打ちもない」、ミステリー要素を含んだ乾くるみ「九百十七円は高すぎる」などを収録。1925円(実業之日本社)どんなお題で誰に書いてもらうか、テーマ選定と作家のラインナップがアンソロジーのキモと、三浦さんは話す。「ふつうの小説以上に企画力や編集者の腕がものをいう本だと思います。『彼女。』がヒットしたのは、キャッチーな装丁込みで“読みたい”と思わせるバランスが素晴らしかったから。それぞれの作品の扉イラストも小説の世界観を際立ててグッときます。また、作家の朝倉かすみさんが選んだ9人の好きな作家たちに“スカート”というお題で書いてもらった『スカートのアンソロジー』もおすすめ。これも裏テーマとしてフェミニズムがあり、スカートから広がる多彩な物語は示唆に富んでいます」詩人の書く小説に注目。“超小説”で未知の読書体験を。『テーゲベックのきれいな香り』山﨑修平物語は2028年の東京を舞台にスタート。詩人の「わたし」が住む街が災厄に見舞われ、暮らしが混乱をきたすなか、「書くとは何か」「詩とは何か」という問いを追いかける記憶の旅が始まる。装画を手がけたのは浅野忠信さん。1980円(河出書房新社)「生まれる」「産む」生殖行為を考える物語。『うみみたい』水沢なお卵生生物を孵化させるアルバイトをしながら、性行為に対して後ろ向きなうみ。そして、「生まれたくなかった」と思い続けているみみ。美大の同級生だったふたりは同居しながら制作を続けているが…。表題作ほか、3編収録。1760円(河出書房新社)「東直子さんや加藤千恵さん、雪舟えまさん、最近だと、小佐野彈さん、くどうれいんさんなど、歌人で小説を書く人はわりと多いのですが、ここのところ若手詩人の小説デビューが増えていて面白い」と三浦さん。山﨑修平さんと水沢なおさんはその注目株。歌人や詩人の書く小説は、言葉の美しさやリズム感、独特な物語構成や連想的な場面転換など、歌や詩のフィールドで培った巧みな表現力が魅力と三浦さんは言う。「ストーリーや文章の意味をなかなかつかめなくても、磨かれた言葉の美しさや遊びを味わい、書き手の思考の片鱗に触れるのも小説体験として意義が。構えずに手に取ってほしいです」三浦天紗子さんライター、ブックカウンセラー。女性誌や文芸誌、Webメディアで書評やインタビュー、メディカル記事を担当。著書に『そろそろ産まなきゃ』(CCCメディアハウス)など。吉田大助さんライター。雑誌を中心に、書評や作家インタビューなどを手がける。編者を務めたアンソロジー『僕たちの月曜日』(角川文庫)が発売中。ツイッターは@readabookreview※『anan』2023年4月19日号より。写真・中島慶子取材、文・熊坂麻美(by anan編集部)
2023年04月15日汐見夏衛の恋愛小説『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』が映画化。2023年9月1日(金)に公開される。白岩瑠姫(JO1)と久間田琳加がW主演。汐見夏衛の恋愛小説を映画化『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』は、多くのヒット小説を生み出してきた小説サイト「野いちご」で連載され、第1回野いちご大賞を受賞した、汐見夏衛の恋愛小説。丁寧に描かれた登場人物の心情と、表現豊かな風景描写で多くの人々を魅了し、累計発行部数は30万部を突破。「10代女子が選ぶ文芸小説No1」にも選ばれた。JO1白岩瑠姫&久間田琳加W主演そんなベストセラー恋愛小説『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』を映画化。グローバルボーイズグループ・JO1メンバーの白岩瑠姫と、女優やモデルとして活躍する久間田琳加をW主演に迎え、純度100%の“色鮮やか”なラブストーリーを届ける。深川青磁…白岩瑠姫自由奔放で、絵を描くことが好きな銀髪の高校生。自分の感情や、絵を描くということにまっすぐに向き合う。クラスの人気者ではっきりとした性格ながら、謎めいた一面もある。演じるのは、アジア最大級の音楽授賞式「2022 MAMA AWARDS」で“Favorite Asian Artist”を日本人アーティストで唯一受賞するなど、国内外から注目を集めるグローバルボーイズグループ・JO1のメンバー 白岩瑠姫。白岩はJO1のメンバーとして、映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』で映画初主演に挑む。丹羽茜…久間田琳加過去の「ある出来事」が原因で、優等生を演じている女子高生。学校では「マスク」が手放せず、本当の自分と周囲からのイメージのギャップに思い悩む。深川青磁から「嫌い」だと正面から告げられてしまうが、青磁と触れ合うにつれて心を開き、カラフルな世界の「美しさ」に気付いていく。丹羽茜役は、ドラマ「マリーミー!」「青春シンデレラ」「ブラザー・トラップ」、映画『おとななじみ』など映画・ドラマの主演作が相次ぎ、女優として華々しい活躍を見せる傍ら、non-no専属モデルも務めている久間田琳加が担当。映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』では、現代の若者の姿とも重なる難役をエモーショナルに表現する。沙耶香…箭内夢菜:茜の友人。恵子…鶴田真由:茜の母。隆…吉田ウーロン太:茜の継父。岡崎…上杉柊平:青磁を常に気にかける美術教師。担任教諭…今井隆文監督は『劇場版 美しい彼~eternal~』の酒井麻衣監督は、「映像作家100人2020」に選出され、『劇場版 美しい彼~eternal~』も公開される第59回ギャラクシー賞 マイベストTV賞グランプリ受賞作「美しい彼」などを手掛けている気鋭のクリエイター酒井麻衣。脚本は、酒井麻衣が演出を担当したドラマ「明日、私は誰かのカノジョ」や「雪女と蟹を食う」などに参加しているイ・ナウォンが手掛ける。主題歌はJO1書き下ろし主題歌「Gradation」主題歌は、主演・白岩瑠姫所属のグローバルボーイズグループ・JO1による楽曲「Gradation」。JO1が劇映画の主題歌を担当するのは初となる。映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』のために書き下ろされた「Gradation」では、徐々に惹かれ合い、やがてひとつの「色」を織り成していく青磁と茜の関係が、みずみずしいボーカルとサウンドでエモーショナルに表現されている。映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』あらすじマスクが手放せず、周囲の空気ばかり読んでしまう「優等生」の茜。自由奔放で絵を描くことを愛する、銀髪のクラスメイト・青磁。何もかもが自分とは正反対の青磁のことが苦手な茜だったが、彼が描く絵とまっすぐな性格に惹かれ、茜の世界はカラフルに色づきはじめる。次第に距離を縮めていくふたり。しかし彼らには、互いに誰にも打ち明けられない“秘密”があった――。【作品詳細】映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』公開日:2023年9月1日(金)出演:白岩瑠姫、久間田琳加、箭内夢菜、吉田ウーロン太、今井隆文、上杉柊平、鶴田真由原作:汐見夏衛「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」(スターツ出版 刊)監督:酒井麻衣脚本:イ・ナウォン、酒井麻衣製作:『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』製作委員会制作プロダクション:C&Iエンタテインメント、アスミック・エース製作幹事・配給・宣伝:アスミック・エース■入場者プレゼント第1弾映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』特別紙製トレーディングカード配布期間:9月1日(金)~9月7日(木)※鑑賞1人につき、2枚プレゼント。※全国上映劇場で配布予定。上映劇場は映画公式ホームページを参照。※劇場により数に限りあり。なくなり次第終了。
2023年03月16日櫻いいよによる青春小説『交換ウソ日記』が実写映画化。2023年7月7日(金)より公開される。主演は高橋文哉、ヒロインは桜田ひより。櫻いいよの青春小説『交換ウソ日記』実写映画化『交換ウソ日記』は、胸キュン× 感動の“すれ違い”ラブストーリーを描いた、櫻いいよによる青春小説だ。携帯小説サイト「野いちご」で配信が始まり、2017年に文庫化。また、2020年にTikTokで話題を集め、シリーズ化、ジュニア文庫化、コミカライズ化もされ、シリーズ累計発行部数50万部突破した。そんな人気青春小説『交換ウソ日記』が、主演に高橋文哉、共演に桜田ひよりを迎え、初の映像化が実現する。学校イチのモテ男子に高橋文哉&ヒロインに桜田ひより物語は、高校二年生の希美が、移動教室の机の中で「好きだ。」とただひと言書かれた手紙を見つけるところからスタート。送り主は、学校イチのモテ男子・瀬戸山。しかしそれは、希美の親友宛てのものだった。勘違いから始まった交換日記だったが、本当のことを言い出せないまま、ついやり取りを続けてしまう…。瀬戸山潤…高橋文哉思ったことをはっきりと口にするド直球な性格。希美の親友に恋心を寄せ、机の中に「好きだ。」とただひと言書いた手紙を入れる。演じるのは、2019年に『仮面ライダーゼロワン』で主人公に抜擢され、ドラマ「最愛」や「君の花になる」での好演も話題を呼んだ高橋文哉。作品ごとに新たな一面を見せる高橋は、映画『交換ウソ日記』で恋愛映画初主演を務める。黒田希美…桜田ひよりつい空気を読みすぎてしまう不器用なヒロイン。一見、話し下手で大人しく見られるが、実はヘヴィロック好きなど意外なギャップを持つ。瀬戸山からの手紙に、イタズラかなと戸惑いつつも、返事を靴箱に入れたところからヒミツの交換日記が始まる。黒田希美役は、Seventeenの専属モデルとしても活躍した桜田ひよりが担当。子役からキャリアを重ね、映画『おそ松さん』、ドラマ「彼女、お借りします」「silent」など、話題作への出演が途切れない、注目の若手女優・桜田が不器用なヒロインを演じる。松本江里乃…茅島みずき希美の親友で、瀬戸山が手紙を送った本当の相手。みんなに憧れられ、完璧な人だと思われているが、心の中では葛藤がある。米田晴人…曽田陵介瀬戸山の親友でムードメーカー。瀬戸山の恋を応援するが、その行動が逆に優子を勘違いさせてしまう。林優子…齊藤なぎさ米田に片想い中で、希美と江里乃の親友。矢野大翔…板垣瑞生希美の放送部の先輩で元カレ。原作以上に希美や瀬戸山に絡んでくる重要な存在であり、映画オリジナルの展開を見せるキーパーソン。監督に竹村謙太郎監督は、ドラマ「インビジブル」の演出のほか、「中学聖日記」や「アンナチュラル」などのセカンドディレクターも務めた竹村謙太郎が担当。脚本は、心情に細やかに寄り添ったキャラクター設定にも定評がある映画『PとJK』『ハニーレモンソーダ』を手掛けてきた吉川菜美が務める。劇中の挿入歌にマキシマム ザ ホルモンの楽曲劇中に登場する、登場人物の気持ちに寄り添った音楽にも注目だ。特にインパクトを放つのは、不器用で一見大人しそうに見えるが実はヘヴィロック好きというギャップを持つ希美が瀬戸山と初めて共通点を見出し、一気に距離を縮めるきっかけになる マキシマム ザ ホルモンの楽曲 。希美が校内放送で流した「KAMIGAMI‐ 神噛 ‐(TV edit)」をはじめ、「刃渡り2億センチ (TV edit)」、「maximum the hormone Ⅱ 〜 これからの麺カタコッテリの話をしよう 〜」といった楽曲の数々が物語を彩る。映画『交換ウソ日記』あらすじ高校二年生の希美は、ある日移動教室の机の中で、「好きだ。」ただひと言、そう書かれた手紙を見つける。送り主は、学校イチのモテ男子・瀬戸山。イタズラかなと戸惑いつつも、返事を靴箱に入れたところから、ふたりのヒミツの交換日記が始まる。瀬戸山について知って惹かれていく一方で、打ち明けるきっかけをどんどん失っていき、事態は思わぬ方向へ…。ウソから始まった、切ない片想いの行方は!?【作品詳細】映画『交換ウソ日記』公開日:2023年7月7日(金)原作:櫻いいよ「交換ウソ日記」(スターツ出版文庫)出演:高橋文哉、桜田ひより、茅島みずき、曽田陵介、齊藤なぎさ、板垣瑞生監督:竹村謙太郎脚本:吉川菜美製作:「交換ウソ日記」製作委員会配給:松竹株式会社
2023年02月27日映画『アナログ』が、2023年10月6日(金)に公開される。主演は二宮和也、ヒロインは波瑠。原作はビートたけしの恋愛小説。監督はタカハタ秀太が務める。ビートたけし初の書き下ろし恋愛小説が原作映画『アナログ』は、お笑い界・映画界で今なお第一線で活躍するビートたけしによる初の書き下ろし恋愛小説が原作。全てがデジタル化されている世界だからこそ、当たり前の「誰かを大切にする」という気持ちを書きたくなったという恋愛小説『アナログ』が映画化される。刊行から約1か月で10万部を突破した話題作だ。携帯電話でいつでもどこでも、誰とでも気軽に連絡が取れる現代。『アナログ』は、そんな時代に連絡先を交換せず、「毎週木曜日に、この場所で会いましょう」という週に一度の約束を交わし、ゆっくりと関係を紡いでいく2人の物語だ。「会うこと」を大切にする“アナログ”な価値観を持つ“木曜限定”の2人の恋愛を通じて、いつの時代も変わらない愛の原点“好きな人にただ会える喜び”を、純粋に描き出す。主演は二宮和也、ヒロインは波瑠主人公のデザイナー・水島悟を演じるのは、二宮和也。映画『母と暮せば』、『検察側の罪人』、『ラーゲリより愛をこめて』など、数々の話題作に出演し、30代にして日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、優秀主演男優賞を複数回受賞という快挙を成し遂げた実力派俳優が、実年齢に近い水島の役柄を丁寧に、伸びやかに演じる。主人公・水島悟(みずしま さとる)…二宮和也手作りや手描きにこだわるアナログ人間でありながら、思いをこめた時間を相手に届けたいという信念を持つデザイナー。漬物を自作で漬けるなど、丁寧で豊かな暮らしを送る。自ら内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で、謎めいた女性・みゆきと出会い、心惹かれる。意を決して連絡先を聞くが、なぜか彼女は携帯を持っていなかった。美春みゆき…波瑠喫茶店「ピアノ」で水島に出会う謎めいた女性。なぜか今の時代には珍しく携帯を持たず、水島とは毎週木曜日、同じ場所で会う約束をする。しかしある日、突然「ピアノ」に現れなくなる。演じるのは、連続テレビ小説「あさが来た」で主演を務めた波瑠。その後も『オズランド笑顔の魔法おしえます。』、『弥生、三月 -君を愛した30年-』といった映画に出演している。島田紘也…藤原丈一郎(なにわ男子)悟を慕う大阪支社の後輩。関西弁で話す、明るく陽気なムードメーカー的存在。岩本修三…鈴木浩介悟が務める東京本社の直属の上司。カタカナビジネス用語を多用し、悟や部下たちを困惑させる。浅井陽子…坂井真紀悟の母・玲子の担当医。椎名順子…筒井真理子悟がデザインを担当するイタリアンレストランのオーナー。高橋俊和…宮川大輔島田の上司。香織…佐津川愛美悟の友人、山下の妻。田宮…リリー・フランキー喫茶店「ピアノ」のマスター。静かにカウンターに佇み、週に一度、木曜日にピアノで会う約束を交わす悟とみゆきの関係を誰よりも近くで見守っている。高木…桐谷健太山下…浜野謙太悟の幼馴染で親友。前向きに悟の恋を応援する。玲子…高橋惠子入院している悟の母。監督はタカハタ秀太、脚本は港岳彦監督を務めるのは、二宮とは二度目のタッグを組むこととなったタカハタ秀太。『ホテルビーナス』でモスクワ国際映画祭コンペティション・パースペクティブ最優秀作品賞を受賞し、『鳩の撃退法』など、上質なドラマを丁寧に紡ぐことに定評がある。脚本を担当するのは、『あゝ、荒野』や『宮本から君へ』、『MOTHER マザー』など、もがきながら生きる人間の機微を繊細に、時に骨太に描き出す港岳彦。インスパイアソングに幾田りらの書き下ろし楽曲「With」映画『アナログ』のインスパイアソングは、YOASOBIのボーカルikuraとしても活動する幾田りらの書き下ろし楽曲「With」。映画本編を鑑賞し、号泣したという幾田はその勢いでインスピレーションのまま書き上げ、さらに自身の経験とも照らし合わせながら歌詞を紡いだという。また、劇伴及びインスパイアソングのプロデュースは、4人組バンドandropのVocal&Guitar、内澤崇仁が担当。内澤崇仁名義で劇伴全編を担当するのは今回が初となる内澤が、登場人物の感情の機微を繊細に掬い取り、観客の心に優しく寄り添う劇伴曲を作り上げた。尚、劇伴の数々を収録したオリジナル・サウンドトラックが、映画『アナログ』公開直前の10月4日(水)に発売される。映画『アナログ』あらすじ水島悟は、喫茶店「ピアノ」で謎めいた女性・みゆきと出会う。自分と似た価値観を持つみゆきに惹かれた悟は、意を決して連絡先を聞くが、なぜか彼女は携帯を持っていなかった。「お互いに、会いたい気持ちがあれば、会えますよ」と言うみゆきの言葉をきっかけに、ふたりは毎週木曜日に「ピアノ」で合う約束を交わす。次第に距離を縮め、ゆっくりと関係を深めていく。やがて想いを募らせた悟は、彼女にプロポーズを決意。しかしその当日、みゆきは突然「ピアノ」に現れなくなり―。【作品詳細】映画『アナログ』公開日:2023年10月6日(金)監督:タカハタ秀太出演:二宮和也、波瑠、桐谷健太、浜野謙太、藤原丈一郎、坂井真紀、筒井真理子、宮川大輔、佐津川愛美、鈴木浩介、板谷由夏、高橋惠子、リリー・フランキー原作:ビートたけし『アナログ』(集英社文庫刊行予定)脚本:港岳彦音楽:内澤崇仁インスパイアソング:幾田りら「With」(ソニー・ミュージックエンタテインメント)製作:「アナログ」製作委員会制作プロダクション:アスミック・エース AOI Pro.配給:東宝 アスミック・エース■『アナログ』 オリジナル・サウンドトラック発売日:2023年10月4日(水)作曲:内澤崇仁価格:3,300円
2023年02月20日ビートたけしが70歳にして初めて書き上げた恋愛小説『アナログ』(集英社文庫刊行予定)の映画化が決定。主演に二宮和也、ヒロイン役に波瑠を迎え2023年秋に公開されることが発表された。全てがデジタル化されている世界だからこそ、たけしが当たり前の「誰かを大切にする」という気持ちを書きたくなったという本作。携帯電話で気軽に連絡が取れる現代に「会うこと」を大切にする“アナログ”な価値観を持つふたりの恋愛を通じて、いつの時代も変わらない愛の原点=〈好きな人にただ会える喜び〉を純粋に描き出す。二宮と波瑠が共演するのは本作が初。二宮が演じる主人公・水島悟は、手作りや手書きにこだわるアナログ人間でありつつも、思いをこめた時間を相手に届けたいという信念を持つデザイナー。そして波瑠は、今の時代には珍しく携帯電話を持っていない、謎めいた女性・美春みゆき役を務める。監督は、長編映画デビュー作『ホテルビーナス』でモスクワ国際映画祭コンペティション・パースペクティブ最優秀作品賞を受賞し、テレビ東京開局55周年特別企画ドラマ『二つの祖国』、『鳩の撃退法』などで知られるタカハタ秀太。二宮とたけしが主演を務め、2015年に放送されたドラマ『赤めだか』の演出も手がけており、たけしからの信頼も厚く、二宮とタッグを組むのは2度目となる。脚本は、『あゝ、荒野 前編・後編』『宮本から君へ』『MOTHER マザー』などを手がけた脚本家・港岳彦が担当する。併せて、二宮、波瑠、タカハタからコメントが到着した。■水島悟役:二宮和也 コメント現場の撮影はクリエイティブな日々で、毎日現場に向かうのが楽しい日々でした。目まぐるしく変化する世の中ですが、いつの時代も“誰かを大切にする気持ち”の本質はとてもシンプルで変わらないのだと改めて気付かされる作品です。コロナ禍を経たからこそ感じることができる人と会うことの温かさと喜びを、ぜひ劇場で感じていただけると幸いです。■美春みゆき役:波瑠 コメント脚本を読ませていただき、とても美しい物語に感動しました。今は会えなくても色々なことを共有できる世の中でとても便利なことですが、一緒にいることでこそ分かち合える喜びに鈍感になってしまったのかもと不安になります。誰かと愛を育めることは奇跡そのものなのだと、この作品を通して実感しました。是非、大切な人と観ていただけたら嬉しいです。■タカハタ秀太監督 コメント『アナログ』が出版されてすぐ、これを二宮和也さんで映画にしたい!と切に思いました。映画化をご承諾いただけたことは幸甚の至りです。二宮さんと波瑠さん、初共演のふたりの撮影初日を見て、まさに〈悟とみゆき〉を感じました。原作本の帯に「愛するって、こういうことじゃないか?」とあります。誰かを大切にする、とは何か……。珠玉のラブストーリーを全ての世代にお届け出来ればと思います。<作品情報>『アナログ』2023年秋 全国公開原作:ビートたけし『アナログ』(集英社文庫刊行予定) ※2023年6月20日予定監督:タカハタ秀太脚本:港岳彦出演:二宮和也波瑠公式Twitter:
2023年02月17日第75回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した、国際的ベストセラー小説の映画化『帰れない山』(原題:Le Otto Montagne)の日本公開が決定。ティザービジュアルも公開された。都会育ちで繊細な少年ピエトロは、山を愛する両親と休暇を過ごしていた山麓の小さな村で、同い年で牛飼いをする、野性味たっぷりのブルーノに出会う。まるで対照的な2人だったが、大自然の中を駆け回り、濃密な時間を過ごし、たちまち親交を深めていく。やがて思春期のピエトロは父親に反抗し、家族や山からも距離を置いてしまう。時は流れ、父の悲報を受け、村に戻ったピエトロは、ブルーノと再会を果たし…。世界39言語に翻訳され、イタリア文学の最高峰・ストレーガ賞やフランス最高の文学賞・メディシス賞(外国小説部門)など、数々の文学賞に輝いた国際的ベストセラー小説「帰れない山」。今回これを、『ビューティフル・ボーイ』のフェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督が、『オーバー・ザ・ブルースカイ』の脚本家シャルロッテ・ファンデルメールシュを共同監督に迎え映画化。本作は、北イタリアの雄大なるモンテ・ローザ山麓を舞台に、同い年の彼らの友情と成熟を描く、美しくもほろ苦い大人の青春映画。全てを教えてくれた山と対峙し、それぞれが己と向き合い、葛藤しながら「自分の物語」と「ありのままの自分でいられる場所」を発見し成長していく。パルムドール受賞作『TITANE/チタン』の撮影監督ルーベン・インペンスによる圧倒的な映像美とカメラワークで豊かな自然と友情を映し出す、揺さぶられるほど懐かしく切ない一大抒情詩。主人公のピエトロは、『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞助演男優賞に輝き、『マーティン・エデン』では第76回ヴェネチア国際映画祭で見事男優賞に輝いたルカ・マリネッリ。親友のブルーノは、同じくダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で主演男優賞の受賞歴を持つアレッサンドロ・ボルギ。ほかにも、フィリッポ・ティーミやエレナ・リエッティといったイタリアの実力派名優が出演している。『帰れない山』は5月5日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:帰れない山 2023年5月5日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開
2023年01月23日YOASOBI(ヨアソビ)が新曲「セブンティーン」を発表。直木賞作家・宮部みゆきの書き下ろし小説が原作。宮部みゆきの書き下ろし小説を音楽に“小説を音楽にするユニット”YOASOBIの「セブンティーン」は、直木賞作家とのコラボレーションプロジェクト第4弾となる楽曲。宮部みゆきが“はじめて〇〇したときに読む物語”をテーマに書き下ろした小説「『色違いのトランプ』――はじめて容疑者になったときに読む物語」を楽曲化した。物語のあらすじは、「並行世界で起きたテロへの関与を疑われて捕らわれた愛娘の夏穂を救うため、父親の宗一が単身、もう一つの〝鏡界〞へと向かう」というものだ。スリーブから新曲が聴ける!?ローソンとのコラボラテなお全国のローソン店舗では、2023年1月17日(火)より、YOASOBIとコラボレーションした新作ドリンク「YOASOBI ハニーカフェラテ」を発売。ラテのスリーブに記載されている二次元コードを読み込むことで、新曲「セブンティーン」をいち早く試聴することができる。「YOASOBI ハニーカフェラテ」は、ミルクのコクとエスプレッソの苦みに、ハチミツの甘い香りがマッチした、冬にぴったりの1杯。ラテには、YOASOBIのアートワークを数多く手掛ける藍にいなによるイラストを配したスリーブ&シロップが付属する。【詳細】YOASOBI 新曲「セブンティーン」※配信日・CD発売日等リリース情報未定。作詞・作曲・編曲:Ayase歌唱:ikura原作:「『色違いのトランプ』――はじめて容疑者になったときに読む物語」 (宮部みゆき 著 / [『はじめての』(水鈴社 刊)より])<あらすじ>並行世界で起きたテロへの関与を疑われ、捕らわれた愛娘の夏穂。宗一は夏穂を救いに、単身、もう一つの〝鏡界〞へと向かう。■ローソン×YOASOBI新作ドリンク「YOASOBI ハニーカフェラテ」発売日:2023年1月17日(火)取扱店舗:全国のローソン店舗価格:280円キャンペーン内容:スリーブに記載の二次元コードを読み込むことで、未発表の新曲「セブンティーン」を試聴可能。
2023年01月16日彼の気持ちや自分のこと、恋愛そのものがわからない…。そんな、anan読者から寄せられたリアルな恋の悩みに、凪良ゆうさん、早見和真さん、人生経験豊富な小説家のお二人に答えていただきました。生き方の指針にも!必読です。お悩み1:彼の本心を確認すべき…?幼いころから仲良しな男友だちと、最近毎日のように電話で話していて、「お互い35歳になっても相手がいなかったら結婚しよう!」みたいな話になりました(いまは二人ともフリーです)。でもこれって、ノリなのか本気なのか?この友だちは、どういう気持ちでこの話をしたのかよくわからないのですが、それから少し彼を意識するようになってしまいました。気持ちを確認したらいまのいい関係も終わってしまいそうで、聞かない方がいいのでしょうか?男の気持ちってよくわからないです。(29歳・保険)Nagira’s advice「あなたが結婚したいなら、いまから恋愛の道筋を整えて」相談者さんのことを、彼は友人としてとても信用してはいるし、憎からず思っているのは確かだと思います。ただ、おそらく彼にとってはそのときのノリでしかなく、真面目に悩むほどの言葉ではないというか。もし彼が本気なら35歳などという猶予を持たせないはずで、いまプロポーズするでしょうね。それが一般的な男性心理です。それを踏まえて、私が気になるのは、彼の気持ちより相談者さん自身の気持ちなんですね。「自分は彼と結婚したいのか」について、相談者さんが真剣に考えるのが先だと思うんです。もし本気で彼と結婚したいのだとしたら、35歳に向けて、いまから友達というポジションから異性として見てもらうようポジションチェンジをしていく努力が必要なのかな、と思います。Hayami’s advice「いちばん大切なのは、後悔しない決断をすること」僕の周りにもこの手の話は結構ありましたね。基本的に男側から持ちかけていると思うのだけれど、実際にそれが成就したカップルを僕は見たことがないです。正直、男が覚悟を持って言ったわけでもないであろう言葉を、ここまで真剣に捉えて悩む必要はないと思います。独身のまま35歳になって「あのとき責任取るって言ってくれたじゃない」と確認しても、たぶん男は忘れていますよ。これは恋愛の悩みすべてに通じる話だと思うのですが、いちばん大事なのは「あのときあなたがこう言った」と、誰かのせいにしないことじゃないかと。後悔しないためにね。振り回されずに、「自分の幸せを第一に、自分の人生を自分の足で生きるのが正しいよ」と、そう背中を押したいですね。お悩み2:好きだけど、家族とは…。彼のことは好きでも、家族ぐるみのつきあいは、めんどくさそうと感じてしまいます。でも、彼は家族思いで私にも家族ぐるみのつきあいをしてほしいと思っています。そんな彼に、本心は言えません。価値観が違うと言ってしまえばそうなんでしょうが、自分の中で、好きという気持ちとうまく折り合いをつけられません。(30歳・マスコミ)Nagira’s advice「女性だけが我慢する必要なし。価値観のすり合わせが大事です」家族をめぐる気持ちの温度差は、おつきあいしているだけならそう問題になりませんが、もし結婚を視野に入れているのであれば、十分に話し合わないと、のちのち絶対にケンカの種になります。個人的に気になったのは〈好きという気持ちと折り合いをつける〉という表現です。女性が譲歩するのが前提になっている気がして、「なぜいつも女性側が我慢するのだろう、彼にも譲歩してもらえばいいのに」と思ってしまったからです。いずれにしても、大人同士ですから、率直に話し合いをして、価値観をすり合わせていくしかないでしょう。もしかすると彼が相談者さんの気持ちを理解して、寄り添ってくれるかもしれませんよね。Hayami’s advice「もし価値観のズレがあるなら、曖昧なままではダメな重要課題」結婚における家族ぐるみのつきあいって、セックスレス問題と近いと思う。片方が望むのにもう片方が乗り気でないのが不幸なわけで、どっちも同じ気持ちならそもそも問題になりません。結婚とは相手の家族とするものとはよくいわれるし、ある意味本当です。だからこそ、「夫婦優先」という価値観を二人で共有しておく必要があるというか、結婚しようという相手との間では、絶対に譲ってはいけないラインを決めておくことが重要です。でも、軽い気持ちで相談しても、案外男は「気にしなくていいよ」と答えることが多いと思う。だけど、相手の家族を本気で大事にするのって思っているよりも大変なことだぞと、ちゃんと認識させておくことが大事です。お悩み3:失恋して心が空っぽです…。最近彼氏にフラれてから、心が空っぽになって人の幸せを心から祝福できません。大好きだったカップルYouTuberの動画も見るのが辛くなりました。どうしたらまた人のことを好きになったり、人の幸せを祝福できるようになれるでしょうか?(23歳・事務)Nagira’s advice「誰でも失恋直後は虚無を味わう。いちばん効くのは、“ときぐすり”」相談者さんの「フラれて虚無感に囚われていて、人の幸せを喜べない。また恋愛できる気がしない」という気持ちに、とても共感します。私も、離婚した後5年くらい立ち直れなかった時期がありました。それでもいまは好きな人もいるし、とても幸せです。相談者さんはそれだけ一生懸命その彼のことを愛してたのですよね。そういう恋愛をした人なら、またすばらしい恋ができると思います。昔から言われているけれど、失恋を癒すには“ときぐすり(時薬)”しかありません。いつかはその恋愛も相談者さんの血肉になり、いい思い出に変わるはず。いまは自分の傷を癒すため、自分が心地いいと思うことを最優先に、時間もエネルギーも使ってください。Hayami’s advice「いまは人を祝福できなくても自分を責めないで。自然な反応です」大学生のころ、本当に貧乏で住む家がなくて、失恋した友だちの家を転々と渡り歩いていたことがありました。「そんなに落ち込むほど好きになれてよかったね」と友だちを慰めていたけれど、実は、手の中にあったものが突然なくなって心がぼうっとしてるだけで、そう傷は深くないケースが多かったです。その経験を踏まえて言うと、ボロボロに思えても、早晩立ち直って、また誰かを好きになれます。これはもう絶対に。他の人の幸せを祝福できないと言うけれど、それならそれでいいですよ。いまはただ、自分の心が求めてるものに対して素直になればいい。小説家として言わせてもらうなら、そういうときこそ物語の力を信じて、本に救いを求めてほしいなと思います。お悩み4:夫のことは失いたくない…。でも、まだモテたい。10歳年上の男性と結婚して3年経ちます。夫のことは世界でいちばん愛しているし、彼もまた私に対して同じ気持ちという信頼関係は確かなのですが、正直まだモテたいという気持ちが拭えず、夫に内緒で男性と二人で会ったり、関係を持ったりしてしまうこともあります。最近では、10代のころに好きだったけれど音信不通になってしまった人が週1で夢に出てきたり、出会ったばかりの20歳の男性が気になって連絡を取ってしまったり…。いままで好きになるのは、かなり年上ばかりで、初めて年下に対して、可愛いとか好きという感情を覚えて、それも自分の中では新鮮で楽しいのかもと思っています。でも、夫のことは失いたくないので、このままでいいとは思えないのですが、自分の好奇心や欲求に逆らえません。どうしたらよいでしょうか。(27歳・広告)Nagira’s advice「夫を死ぬほど傷つけてまで、よそ見を続ける覚悟はあるか」結婚していても心が動くことも人間にはあると思うんです。だから、夫以外の人に惹かれて揺れたりすること自体は、まったく不思議なことでもダメなことでもないと思っています。しかも相談者さんは、「まだモテたい」とか「好奇心を抑えられない」とか、これまで登場した相談者さんよりずっと自分をわかっていて正直です。それはすごいと思いました。この悩みで真正面から考えなくてはいけないのは、自分の欲望と、大好きな旦那さんとの暮らしを天秤にかけて、どちらが重いのかを決めることなのです。旦那さんにバレたときには、世界でいちばん大事な旦那さんを死ぬほど傷つけることになりますし、離婚されるかもしれない。その覚悟はあるのでしょうか。それを踏まえてなお、うまくゆらゆらとバランスをとったままでいられるのであれば、旦那さんにバレないようにがんばってください。Hayami’s advice「許してもらえるかもという期待はしないでください」いつかすべてが露呈すると思っていてください。そのときに、話せばわかってもらえるとか、いまだけの火遊びだからといった言い訳は受け入れてもらえないと思っておきましょう。これがもし結婚前に「私はあなたのことは大好きだけれど、違う男の人と関係を持つことで自分を満たしてしまうときが来るかもしれない」と、夫さんにちゃんと話していたのならフェアかもしれないですが、まさかそんな話はしていませんよね?その上で、なお浮気を続けるなら、これはもう答えは明白。夫さんがすべてを知ったら、間違いなく愛想を尽かされると思うけれど、その覚悟を持った上でご自由に、です。ただ、自分の心が簡単に満たされる年下の彼と会っているときも、これは忘れてほしくないです。「いま世界でいちばん愛してる夫さんのことを世界でいちばん傷つけてるのは、ほかならぬ自分なんだ」ということを。お悩み5:恋愛って何のためにするの。恋愛はしていますが、結婚に対しては意欲的になれません。もともと結婚願望もそれほどないのですが、将来、結婚できる気もしません。周りは恋愛の先に結婚を意識している人が多いですが、自分はそうじゃないし、でも、じゃあ何のために恋愛しているの?って友人に聞かれて答えに困ってしまいました。恋愛って、何のためにするのでしょう?教えてください。(26歳・広告)Nagira’s advice「結婚や恋愛の前に、まず自立を目指しては」いくつか気になったことがあるんです。〈何のために恋愛しているの?〉とありますが、何のためにもなにも、好きになってしまったら終わり。何のためにもならなくてもしてしまうのが恋愛です。『anan』の読者アンケートで、若い世代、20代とかに「結婚を意識してつきあっている」人の割合がすごく多いことは知りましたが、恋愛の先に結婚があるかないかは、また別の話だと思うんです。同様に、結婚するために恋愛をするというのは本末転倒というか。それでいて、相談者さん自身は結婚願望もないんですよね。答えになっていないかもしれませんが、まず自分の足で立つ、つまり仕事をして自分で自分を食べさせていける人間になることが大事です。小説でも私はそういう女性を書きます。周囲から結婚の圧力を受けているのかもしれませんが、自立できれば、焦って結婚しなくちゃとか考えない気がするんですよね。Hayami’s advice「結婚より独身が幸せだった人生もあったかも」恋愛や結婚をしなければいけないと考えること自体、社会通念に翻弄されてるだけではないのかな、と僕は感じます。恋愛の先に結婚を意識するのも固定観念だし、そんな世間のものさしに縛られる必要なんてないですよね。僕はまったく相談者さんと同じで、ずっと結婚願望ゼロで、周りからもずっと独身だろうと思われていました。なのに、結果的には周りよりちょっと早いぐらいに結婚したんです。家庭を持っている自分の人生を想像したことがなかったからこそ、逆に「ひょっとしたら楽しいかもしれない」と思えて踏み出した。とはいえ、じゃあ、結婚したいまが最高に幸せかといえば、独り身でいた自分の方がひょっとしたら幸せだったかもな、とイフ(if)の人生を想像する気持ちは消えないです。だって正解はわからないから。心から結婚したいという願望や意思がある人のみ、結婚に対して意欲的になればいいのであって、結婚も面白そうと思うようになるまではそのままでいいですよ。なぎら・ゆう京都府在住。2006年にBL作品でデビュー。’19年刊行の『流浪の月』で’20年の本屋大賞を受賞。同作は映画化もされた。2年ぶりの長編となる『汝、星のごとく』は、孤独を抱えた人々が描かれ、感涙必至。はやみ・かずまさ1977年、神奈川県生まれ。2008年『ひゃくはち』でデビュー。’20年『ザ・ロイヤルファミリー』で山本周五郎賞、JRA賞馬事文化賞を受賞。最新刊『新! 店長がバカすぎて』は、前作に続き抱腹絶倒。※『anan』2022年11月2日号より。写真提供・講談社(凪良さん)新潮社(早見さん)イラスト・吉田トキオ取材、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2022年10月27日恋愛において自分の気持ちを優先しすぎるあまり、失敗した経験はありませんか?そのときの気づきを活かせたら、きっと幸せになれるはずです。今回は、「大人の恋愛」の特徴をご紹介します。■ 相手の幸せを考えられる彼からの連絡が欲しい、「好き」って言ってほしい……。若い頃の恋愛は、相手に求めることが多いものです。一方で、年齢を重ねると、求めることよりも与えることに意識が向くようになります。どうしたら彼は喜んでくれるか、悩んでいる彼の助けになれるか。そんなことを考えながら恋を進められる女性は、まさに「大人の恋愛」ができる人でしょう。■ 相手を応援できる彼のことが大好きすぎるあまり、「会いたい」「ずっと一緒にいたい」という気持ちが先走ってしまうこともあるでしょう。しかし、「彼と付き合っていて幸せ」「一緒にいて楽しい」といった状態では、大人の恋愛においてあまりいい付き合いとは言えません。彼の仕事やプライベートの時間を尊重して、応援してあげることも不可欠です。こうした心持ちがあるかないかで、彼のあなたに対する気持ちも変わるはず。次第にかけがえのない存在になるでしょう。■ 恋愛ばかりにとらわれない大人の恋愛で重要なことは、恋愛にとらわれないことです。たとけ結婚したいほど大好きな相手でも、彼と一緒にいることで自分は幸せになれるのか。相手との関係に未来が見えない場合は、別れることも選択肢にいれなければなりません。「好き」という気持ちだけでは突っ走れない大人の恋愛は、そうした冷静な決断もしなければいけません。■ 一緒にいて楽しいだけではダメ!一緒にいるだけで幸せという関係から卒業することが、大人の恋愛において重要です。お互いのことをどう思い、考えられるのか。あなたなりのペースでいいので、少しずつ意識してみてください。(柚木深つばさ/ライター)(恋愛メディア・愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2022年04月14日“悲しみをたべて育つバンド”あたらよが、小説紹介クリエイターのけんごとコラボレーションすることが発表された。あたらよは東京を中心に活動する4ピースバンドで、ひとみ(Vo / G)を中心に作詞作曲を行い、アートワークや映像もセルフプロデュース。グループ名の「あたらよ」は“明けるのが惜しいほど美しい夜”という意味の可惜夜(あたらよ)から由来している。けんごは自身の動画の総再生数1.1億回超えるインフルエンサーで、TikTokで薦めた作品が続々重版決定。4月28日には小説『ワカレ花』(双葉社)を発売し小説家デビューする。けんご今回のコラボは、けんごがあたらよの楽曲がお気に入りだったということ、そしてあたらよボーカルのひとみが小説が好きでけんごのTikTokをフォローしよく観ていたことがきっかけとなり生まれたもので、『ワカレ花』の作中にはあたらよの記述が登場するとのこと。また、けんごのTikTokアカウントでは、あたらよ初のオリジナル曲「10月無口な君を忘れる」を使用した動画がアップされる予定となっている。■あたらよ ひとみ コメント皆さんこんにちは。あたらよのVo&Gのひとみです。この度、けんごさんのデビュー作となる『ワカレ花』にあたらよを登場させて頂いたということで、本当に嬉しいです。私自身、普段から本を読むことが大好きなので、いつも目にしていた本の中の世界に自分のバンドが存在していることがとても不思議な気持ちになりました。読み終えた後に心の奥がじんわりと温くなるような、こんな素敵な作品に名前を使って頂けたことを嬉しく思います。本当にありがとうございます。■けんご コメント小説紹介クリエイター・小説家のけんごです。「小説の魅力を多くの人に届けたい」僕は、この一心で活動を続けてきました。今回、小説を執筆したのも、この想いがあってのことです。正直なところ、小説は他のエンタメに比べて、作品と出会う"きっかけ"が少ないように思えます。だからこそ、あたらよさんとのコラボは大変光栄です!素敵な音楽と掛け合わさることで、小説の可能性を大きく広げることができると思いました。『ワカレ花』をきっかけに、小説にしかない魅力と、人の心を動かすほどの力がある、あたらよさんの音楽が、たくさんの方に届くことを願っています。<リリース情報>あたらよ1stアルバム『極夜において月は語らず』発売中※初回盤は「あたらよ Acoustic Session」CDを加えた2ディスク仕様配信リンク:【収録曲】01. 交差点02. 夏霞03. 極夜04. 祥月05. 「知りたくなかった、失うのなら」06. 悲しいラブソング07. 嘘つき08. outcry09. 5210. 10月無口な君を忘れる11. 差異【初回限定盤付属Disc2】■「あたらよ Acoustic Session」01. 10月無口な君を忘れる(Piano ver.)02. 夏霞03. 晴るる04. 8.805. ピアス06. 祥月07. 嘘つき08. 優しいエイプリルフール(demo)<ライブ情報>『あたらよ 1st TOUR「極夜において月は語らず」』5月5日(木・祝) 東京・WWWX5月21日(土) 大阪・シャングリラ5月22日(日) 名古屋・SPADE BOX関連リンクオフィシャルサイト
2022年04月12日角田光代さんが5年ぶりに小説を上梓!新作『タラント』は、間違いなく胸が熱くなる長篇小説だ。与えられた命を、どう使うのか。心も魂も揺さぶる5年ぶりの長篇。「ずっと『源氏物語』の現代語訳にとりかかっていて、久々に小説を書こうとしたらプロットの立て方も資料の使い方も忘れていて大変でした」30代後半のみのりは、東京で夫と二人暮らし。故郷の香川に住む甥の陸が不登校と知り、しばらく預かることに。彼らは一通の手紙を機に、寡黙な祖父・清美の過去に思いをはせていく。戦地で片足を失い、義足をつけた祖父の秘めた思いとは――。表紙にも義足で高跳びをする人が描かれているため、未読の人でもこれがパラスポーツが関わる話だとは想像できるだろう。「最初に連載を頼まれた時、東京オリンピックについても触れてほしいという話があって。それで調べているうちに、パラリンピックはイギリスの病院で、戦争で脊髄を損傷した人たちのリハビリのために開いた競技会がおおもとだと知ったんです。平和の祭典と呼ばれているものが戦争がきっかけで始まったことに驚きました。そういうことを考えている時、ふと、“命を使うということ”について書きたいと思ったんです」本作ではみのりの過去も語られる。大学進学で上京、ボランティアのサークルに参加して国内外で活動していた様子も丁寧に描かれる。「日本って、ボランティアや寄付の文化が根付いていないと感じていました。自分がいいことをするのに対して照れと罪悪感があるし、誰かがいいことをすると“偽善だ”という声が出てくる。それこそ昨今はバッシング社会で、人の失敗を絶対に許さない風潮がある。そういう世の中で、なにか善意で行動して失敗したら、もう動けなくなってしまうことってあると思う。それをみのりという人に背負わせました」角田さん自身、NGOの活動に参加しているという。「国際NGOのプラン・インターナショナルのスポンサーになって、いろんな国を視察し、人身売買など女の子たちが虐げられている状況を見てきました。最初に誘われた時には私も、自分がボランティアをやって何になるんだろうと身構えたんです。実際に関わってみると、そういうことではないと思うと同時に、ボランティアの難しさや歯がゆさも感じるようになった気がします」みのりの周囲の人間も、ボランティアに対する姿勢はさまざまだ。きっと読者も、彼らの異なる立場からの言動に心揺れるはず。「迷いなくできる人や、使命を感じられる人もいる。でも大半の人はみのりのようにためらったり迷ったりするんじゃないかと思うんです」作中、何度か登場するのが「タラント」という言葉。〈才能〉〈賜物〉や、〈使命〉といった意味合いだ。「プロテスタントの学校に通っていたので、聖書に出てくる言葉として馴染みがありました。それとは別に大人になってから、人の才能の有る無しってなんだろうとつねづね考えるようになっていて」当初、本作では、どんな人にも与えられた使命があると書こうと考えていたという。だが、「書き終わった時、もしかして自分は、若くして亡くなった人たちにもタラントがあって、それは死んで失われるのではなく、他の人たちが受け継いで生きていくんだ、ってことが書きたかったのかな…と。私は、死んだ人たちのほうを書きたかったのかもしれないです」読み終えたら、角田さんのこの言葉が深く、深く響くはず。角田光代『タラント』東京で夫と暮らすみのりの故郷は香川県。寡黙な祖父にたびたび東京から手紙が届いていると知った彼女は、甥の陸と共に祖父の過去に興味を持つ。一方、そんなみのりには苦い過去があって…。中央公論新社1980円かくた・みつよ2005年『対岸の彼女』で直木賞、’07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、’12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、’21年『源氏物語』の完全新訳で読売文学賞など、数多くの賞を受賞。※『anan』2022年3月23日号より。写真・森山祐子(角田さん)中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2022年03月22日『TikTok』フォロワー28万人、総再生数1.1億回超!薦めた作品は続々重版!話題の小説紹介クリエイター・けんごが手がけた初の小説は、花をモチーフにした恋愛小説。知念実希人さんを始め、推薦コメントも多数いただいております。出会い、失恋、両思い、別れ――わたしのそばには、いつも花があった。四季折々の恋模様を鮮烈に描いたあまりに切ない物語〈内容紹介〉高校生の遥は通学の電車で、気の立った白猫に遭遇した。戸惑う彼女を助けたのは男子高校生。毎朝、同じ電車で見かける彼を振り向かせようと、遥が取った行動とは。(「始業式」)同じく高校生の冬紗は、入学前から長い入院生活を送っている。ある日、主治医に告げられた過酷な現実。泣いていた彼女に、かつての入院仲間だった春人は声をかける。(「散り桜」)ほか、「夕立ち」「花火」「落ち葉」「コスモス」「雪景色」「ユキヤナギ」の全8編を収録した、2つのストーリーで紡がれる恋愛小説。●早くも大絶賛!推薦コメント多数!知念実希人さん(小説家)「初めての小説と聞いて、なめていました!ごめんなさい。柔らかい筆致から生み出される瑞々しく透明感あふれる空気が、全身の細胞を満たしていく。どこまでもピュアな優しさで彩られる物語に、ぜひ心癒やされて下さい」汐見夏衛さん(小説家)「大切な人のために何かをしたいという思いが、彼らを成長させていく。恋には人を変える力があるのだと改めて感じました」カツセマサヒコさん(小説家)「好きだったから、悲しいし、怒るんだ。ページをめくるたび、やさしさと寂しさがが雪のように降りてきました」●作品特設ページ 〈書籍概要〉【タイトル】ワカレ花【著者名】けんご【発売日】2022年4月28日(木)【予価】1320円(税込)【判型】四六判並製〈著者プロフィール〉けんご小説紹介クリエイター。ショートムービープラットフォーム「TikTok」などのSNSで、わずか30秒ほどで小説の読みどころを紹介する動画を次々に投稿。作品の的確な説明と魅力的なアピールに、SNS世代の10〜20代から絶大な支持を得ている。2021年7月、30年以上前に発表された筒井康隆著『残像に口紅を』(中公文庫)を取り上げたところ、話題となり、年末までに11万部を超える大重版。他にも、小坂流加著『余命10年』(文芸社文庫)、楪一志著『レゾンデートルの祈り』(KADOKAWA)も、紹介をきっかけにヒットにつながり、出版関係者や書店員からは「日本でいちばん本を売るTikTokクリエイター」とも呼ばれている。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月15日だんだん年齢を重ねるにつれ、恋愛で失敗を繰り返すことにためらう人も多いでしょう。大人の恋愛を長続きさせるためには、3つのポイントが重要です。これらを押さえるだけで、10代の頃とは違った落ち着いた恋を楽しめるでしょう。■ 笑顔でいる最近、以前より笑わなくなったと感じている人はいませんか?だからこそ、好きな人と一緒にいるときは、笑顔で過ごしたいものですね。笑顔とリラックスにはつながりがあり、心を許した相手でないと両方できません。そのため、大人の恋愛ではお互いが笑顔で過ごせるほど心を許し合えるのがポイント。いまお付き合いしている彼と一緒にいると、自然な笑顔が作れないと感じている場合は、関係を見直した方がいいかもしれません。■ 人前では甘えない街中でくっついたり、人前で甘えたりするのはNGです。男性は、つねに甘えてくる女性に鬱陶しさを感じるものです。大人の恋愛では、甘えを口に出さずに伝えるのがポイント。難しいかもしれませんが、ストレートに何でも言うのではなく、態度や接し方を工夫してみて。相手にしてほしいことを、自然とやってもらえるように仕向けましょう。■ 居心地のよさを考える若い頃は「ただ一緒にいるだけで楽しい!相手もそう思っているはず」と考えていた人もいるでしょう。しかし、大人になると居心地の良さに質を求めるもの。楽しさだけでなく、無理しないで心地よいかどうかが問われるのです。また、自分にとっての居心地のよさだけでなく、相手がどう思っているかも考えるようにしましょう。たとえば彼が忙しいとき、無理にLINEをつづけないことも大切です。恋人という理由だけで毎日連絡を求めるのは、子どもの恋愛と同じ。相手の感情を察せるくらいの思いやりを持てるといいでしょう。■ 気持ちの余裕が大事大人の恋愛は、相手に負担をかけすぎずに、気持ちを伝えあうことでもあります。そのために必要なのは、気持ちの余裕です。思い悩みすぎず、恋愛を楽しんでくださいね。(只野あさみ/ライター)(恋愛メディア・愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2022年02月24日~幻冬舎グループが運営する「話題の本.com」で小説連載しませんか?~株式会社幻冬舎ゴールドオンライン(本社:東京都渋谷区千駄ヶ谷4-9-7、代表取締役:山下征孝)が運営する話題の本.com( にて、短編小説の連載作品の募集が開始しました。小説家を志す方、文章を書くことが好きな方など年齢性別を問わず誰でも応募が可能。編集部の審査を経てWEBに連載記事を投稿することができます。1話あたり2,000~3,000文字程度。月2~3話の更新で、計5~10話の連載をご担当いただきます。純文学、エッセイ、SF、ファンタジー、ミステリー等々ジャンルは自由。たくさんのご応募お待ちしています。小説応募はこちら : 募集概要・応募条件:年齢・経験不問(審査あり)・募集時期:随時・話題の本.comの小説ページ( )にて掲載・連載回数:1作品につき5~10話・文字数:1話につき2,000字~3,000字程度・更新頻度:月2~3話(相談可)・ジャンル:不問※公序良俗に反する内容/表現は禁止いたします。(暴力、賭博、麻薬、売春などの行為を肯定・美化するもの、醜悪、残虐、猟奇的で不快感を与える恐れがあるものなど)※金銭のやり取りは行いません小説連載までの流れ1.小説連載応募フォーム( )に必要事項を記載の上ご応募ください・お名前・メールアドレス・ペンネーム・作品タイトル(仮)・連載回数(仮)↓2.編集部担当者よりメールにてご連絡をいたします。メール宛に今までご自身が書かれた作品(なければ執筆する小説の1話)を送付※ファイル形式は問いません↓3.編集部にて連載可否を審査いたします編集部担当者よりご連絡させて頂きます↓4.連載開始話題の本 .com小説連載応募フォーム : 会社概要商号 : 株式会社幻冬舎ゴールドオンライン代表者 : 代表取締役 山下征孝所在地 : 〒151-0051東京都渋谷区千駄ヶ谷4-9-7事業内容 : WEBメディア運営事業・WEBマーケティング支援事業・WEB広告事業・WEBサイト・コンテンツ制作事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月08日大人になってから「恋愛を楽しめない」と悩む女性も多いようです。そんな女性には、いくつかの共通点があるみたい。そこで今回は、恋愛を楽しめず、「恋愛疲れ」を起こしてしまう原因と、対処法をご紹介します。■ 恋愛は必ずしもしなくても大丈夫「恋愛」が義務感になっている場合は疲れてしまう要因の一つに。そもそも「恋愛をしなければ」「楽しまなければ」という思い込みが、あなたを縛っているのかも。あなたの心の声に耳を傾けてみてください。「恋愛をしていないとダメ」だと思うから彼と一緒にいるのですか?それとも彼が好きだから一緒にいるのですか?ときどき「じつは彼のことがもう大して好きじゃない」のに無理をして一緒にいる場合があります。恋愛は楽しいかもしれませんが、「恋愛していないと不幸」ではありません。恋愛を手放したとても、あなたの価値やステータスが下がることは絶対にありません。あなたも、「恋愛をしなければ病」になっていませんか?■ 「恋愛とは」と正解を求めすぎなくてもいい恋愛を楽しめないという人は、とても真面目で常識的であることが多い気がします。彼女たちはいつも「恋愛とはこうあるもの」という常識に沿うので、一生懸命になり過ぎてしまうのです。彼氏とは、彼女とは、恋愛とは、デートとは……。あなたのなかに、答えの用意されたたくさんの恋愛方程式がインプットされているなら要注意。恋愛に限らず理想を自分で決めてしまうと、必ず「上手くいかない」と思う日がやってきます。世間一般で言われている恋愛の常識に寄せていく必要はありません。恋人らしくなくても、あなたと彼が幸せであれば、それで十分理想なのですから。■ 自分らしくいられる場所を彼の前だけは甘えられる、素直な自分を出せる……。このように彼の前でキャラが変わっていたとしても、それが本来の自分であれば疲れることはありません。ただ、ガラじゃないことをしてしまったり、普段ならしないようなことをしてしまったり……。こうやって彼の前で自分が自分らしくいられない場合は、自然体でいられない恋愛をしているのかもしれません。無理をしたキャラを作ると、「恋愛疲れ」の原因になってしまいます。恋愛のために、自分を押し殺さなくても大丈夫。少しずつでもかまいませんので、自分らしさを出す意識をしてみませんか?■ 恋愛は幸せになるための手段恋愛はあなたが幸せになるための手段であって、目的ではありません。恋愛をすることがゴールではなく、あなたが幸せになるのがゴールです。いまの恋愛があまりあなたを幸せにするものでないのなら、少し休憩してみるのもひとつの手。そのあいだに、自分の幸せとはなにか……ゆっくり考えてみてもいいかもしれません。(矢島 みさえ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年10月01日直木賞作家・島本理生の小説『よだかの片想い』が実写映画化。2022年9月16日(金)に新宿武蔵野館ほか全国で公開される。直木賞作家・島本理生の小説『よだかの片想い』実写映画化2018年に『ファーストラヴ』で第159回直木三十五賞を受賞し、これまでに『ナラタージュ』『Red』などの著作が映画化されてきた作家・島本理生。そんな島本の作品の中でも傑作恋愛小説と評される『よだかの片想い』が実写映画化する。主演に『ゾッキ』など出演の女優・松井玲奈主演・前田アイコ役を務めるのは、映画『今日も嫌がらせ弁当』『ゾッキ』などに出演した松井玲奈。小説家としても活動し、読書好きで知られる松井が大ファンを公言する島本作品のメインキャラクターを務める。また、アイコの思い人となる飛坂逢太役には中島歩が抜擢。第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『偶然と想像』や、第76回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出された『サタデー・フィクション』など出演作の公開が控える注目の俳優だ。前田アイコ役:松井玲奈理系女子大生の前田アイコ。顔にアザがあり、幼い頃よりからかいや畏怖の対象にされ、恋や遊びには消極的になっていた。大学院でも研究一筋の生活を送っていたが、「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本の取材を受けて話題に。本が映画化されることになり、友人の編集者の手引きで、監督の飛坂逢太と会う。飛坂逢太役:中島歩アイコの本を原作とする映画の監督。仕事第一で女性にも不自由しないタイプ。映画制作にあたりアイコと関わりを持ち、アイコの思い人となる。まりえ:織田梨沙アイコの幼馴染。アイコが登場する本の出版社で働く編集者。ミュウ先輩:藤井美菜アイコの大学院の先輩。いつも明るくアイコと自然に接し、さりげなく気にかけて恋愛相談にも乗ってくれるお姉さん的存在。原田:青木柚アイコの事を慕う後輩。安達:三宅弘城アイコを優しく見守る大学院の研究室の教授。城崎美和:手島実優アイコの本の映画化にあたり、その作品の主演を務めることになる女優。飛坂との間に“ある関係”がある。監督に新鋭・安川有果、脚本に城定秀夫また、監督としてメガホンを取るのは、第25回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞した新鋭・安川有果。脚本は『愛がなんだ』『街の上で』などを手掛けた今泉力哉監督とのコラボレーション企画映画などを展開する城定秀夫が担当した。映画プロジェクト“ノット・ヒロイン・ムービーズ”第2弾として制作なお、本作は映画プロジェクト“ノット・ヒロイン・ムービーズ”第2弾として制作。“ノット・ヒロイン・ムービーズ”は、『勝手にふるえてろ』『寝ても覚めても』『愛がなんだ』『本気のしるし』を手掛けてきたメ~テレと制作会社ダブが手を組み、新進女優と次世代監督によって「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」を映画化するプロジェクトとなっている。主題歌は音楽家・角銅真実「夜だか」主題歌は、音楽家の角銅真実による「夜だか」。その静謐なピアノ音と、濁りのない透き通った歌声が物語を彩る。作品情報映画『よだかの片想い』公開日:2022年9月16日(金)出演:松井玲奈、中島歩、藤井美菜、織田梨沙、青木柚、手島実優、池田良、中澤梓佐、三宅弘城監督:安川有果脚本:城定秀夫原作:島本理生『よだかの片想い』(集英社文庫刊)主題歌:角銅真実「夜だか」(ユニバーサル ミュージック)<映画『よだかの片想い』あらすじ>物語の主人公は、理系女子大生の前田アイコ。彼女の顔の左側にはアザがある。幼い頃から、からかいや畏怖の対象にされ、恋や遊びはあきらめていた。大学院でも研究一筋の生活を送っていたが、「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本の取材を受けて話題となってから、状況は一変。本が映画化されることになり、友人の編集者の手引きで、監督の飛坂逢太と会う。話をするうちに彼の人柄に惹かれ、作品にも感動するアイコ。飛坂への片想いを自覚してから、不器用に距離を縮めていくが、相手は仕事が第一で、女性にも不自由しないタイプ。アイコは飛坂への想いを募らせながら、自分のコンプレックスとも正面から向き合うことになる。
2021年09月24日『ファーストラヴ』『ナラタージュ』『Red』などの著作が映画化されてきた作家・島本理生の傑作恋愛小説「よだかの片想い」(集英社文庫刊)を、松井玲奈主演、中島歩共演で映画化することが決定。2022年に公開される。物語の主人公は、理系女子大生の前田アイコ。彼女の顔の左側にはアザがある。幼い頃から、からかいや畏怖の対象にされ、恋や遊びはあきらめていた。大学院でも研究一筋の生活を送っていたが、「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本の取材を受けて話題となってから、状況は一変。本が映画化されることになり、友人の編集者の手引きで監督の飛坂逢太と会う。話をするうちに彼の人柄に惹かれ、作品にも感動するアイコ。飛坂への片想いを自覚してから、不器用に距離を縮めていくが、相手は仕事が第一で、女性にも不自由しないタイプ。アイコは飛坂への想いを募らせながら、自分のコンプレックスとも正面から向き合うことになる…。主演を務めるのは、映画『はらはらなのか。』(17/酒井麻衣監督)、『今日も嫌がらせ弁当』(19/塚本連平監督)、『ゾッキ』(21/竹中直人監督)などに出演し、今年11月には主演映画『幕が下りたら会いましょう』(21/前田聖来監督)が控える松井玲奈。小説家としても活躍し、読書好きとしても知られる松井さんは、かねてより島本理生作品の大ファンを公言しており、本作の原作は松井さん自身が初めて接した島本作品でもある。もし実写化する際は是が非でもヒロインのアイコ役をやりたいと、熱望し続けていたという。また、アイコが想いを寄せる飛坂役には、2015年に公開された初主演映画『グッド・ストライプス』(岨手由貴子監督)で第7回TAMA映画賞最優秀新進男優賞を受賞し、第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『偶然と想像』(21/濱口竜介監督)や、第76回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出され、コン・リーやオダギリジョーらと共演する『サタデー・フィクション』(公開未定/ロウ・イエ監督)などの出演作の公開が控える中島歩。本作のメガホンをとるのは、長編映画監督デビュー作の『Dressing Up』(12)が第7回大阪アジアン映画祭にて上映された後、2013年の第14回TAMA NEW WAVEのグランプリを受賞、2015年に全国で劇場公開され、第25回日本映画プロフェッショナル大賞 新人監督賞を受賞した新鋭・安川有果。さらには、『性の劇薬』『アルプススタンドのはしの方』(ともに20)の2作品で第42回ヨコハマ映画祭監督賞を受賞し、今年6月には『愛がなんだ』『街の上で』などの今泉力哉監督とのコラボレーション企画として、互いに脚本を提供し合ってR15+指定のラブストーリーとなる劇場映画を監督する企画「L/R15(えるあーるじゅうご)」を発表するなど、脚本家としても精力的に活動する城定秀夫が今作の脚本を手掛けた。制作は、『勝手にふるえてろ』『寝ても覚めても』『愛がなんだ』『本気のしるし』と近年、話題作を多数手掛けてきたメ~テレと、制作会社ダブ。本作は新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト、“(not)HEROINE movies”=ノット・ヒロイン・ムービーズの映画『わたし達はおとな』に続く第2弾公開作品として制作された。松井玲奈『よだかの片想い』は私にとって特別な一冊です。描かれる恋愛模様に心奪われた日から、いつかアイコを演じたいと強く思い、そして今回その夢が叶いました。敬愛する島本理生さんの、中でも特に思い入れの強い作品。その世界を生きることができるなんて、こんなにも嬉しいことはありません。皆さんにご覧いただける日が来ることが、今から楽しみです。中島歩安川監督と松井さんとは会ったその日から率直に話し合える風通しの良い関係でした。それぞれが恋愛観を持ち寄り作品に織り込んでいった、気恥ずかしくも創造的な撮影でした。皆様にご覧いただける日が楽しみです。安川有果監督「まだ映画にできるか分からないが、感想を聞かせてください」とプロデューサーから薦めていただき、顔のアザによって生まれる不思議な関係性を描いた小説『よだかの片想い』を初めて読みました。私がこれまで読んできた島本さんの小説とは雰囲気の違うライトな読み口が新鮮で、偏った美の価値観が蔓延する社会でアザごと自分を肯定したいと願う主人公アイコの魅力に心を捕まれ、読み終える頃には「他の監督の手に渡ってほしくない」と強く感じていました。松井さんは、この役を熱望されていただけあって頼もしく、映画全体を引っ張ってくれました。シーンの相談の為に待機場所を訪ねると、びっしりと付箋のついた小説を読み込んでいた姿が今も目に焼き付いています。その覚悟と熱量で「島本作品の主人公を演じる」夢を叶えた松井さんの姿には幾度となく刺激を受けましたし、アイコに魂を吹き込んでくれた松井さんの魅力がそのままこの映画の魅力であると自信を持って言いたいです。中島さんはユニークな方で、特に印象に残っているのは、撮影が終わってしばらくしてからアフレコにお越しいただいたときに、あるシーンの自分の演技を見て「この人モテてきた人ですね」と仰ったことです。その時は「(撮影時じゃなく)今?」と思いましたが、後になって、意識すると演技に影響が出るからわざと忘れていたんだな、と気がつきました。撮影の時にも準備してきたものを忘れることを意識的にされていた印象があり、安心できないところに身を投げ出す勇敢さに、俳優の凄さを垣間見た気がしました。このお二人の間にしか生まれない素敵な瞬間を見つめることのできた撮影は、とても幸福な時間でした。粘り強く何度も脚本を書き直してくださった城定さん、まだ発表されていない素敵なキャストの皆さん、支えてくださった優秀なスタッフの皆さんにも、この場を借りてお礼を言いたいです。皆で作った映画が少しでも誰かの心に残るものになっているなら、こんなに幸せなことはありません。お届けできる日が今から待ち遠しいです。『よだかの片想い』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年09月21日燃え殻の同名小説を実写映画化する『ボクたちはみんな大人になれなかった』が、2021年11月5日(金)より公開。主演は森山未來が務める。燃え殻の人気小説を実写化映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は、2016年に初版発行された、作家・燃え殻による同名デビュー小説を実写化するもの。ある朝の満員電車の中で、昔の恋人に間違えてフェイスブックの友達申請を送ってしまった主人公「ボク」の混沌とした1日から始まるラブストーリーだ。過去と現在をSNSが繋ぐ、切ないラブストーリー過去と現在をSNSが繋ぐこの物語は、誰もが感じる切なさや懐かしさが凝縮されていると、世代を超えて話題に。10代や20代からは時代を超えて感情に訴える「エモさ」で共感を集め、30代や40代からは舞台となっている90年代を代表するミニシアター、渋谷の街、流行した音楽や映画のタイトルなどを当時のカルチャーを懐かしみながら楽しめると人気を呼んでいる。森山未來が主演そんな人気小説が、森山未來を主演に迎え、映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』として実写化。その他、伊藤沙莉、大島優子、SUMIRE、東出昌大らが出演する。<登場人物&キャスト>佐藤(森山未來)...主人公。かおり(伊藤沙莉)...佐藤が忘れられずにいる恋人。まだ出会い系アプリの無い90年代に、佐藤と文通を通じて出逢う。恵(大島優子)…2010年代、佐藤の恋人で同棲相手。スー(SUMIRE)...2000年代、失恋したばかりの佐藤の前に現れたバーテンダー。【詳細】映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』公開日:2021年11月5日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかロードショー&NETFLIX全世界配信開始出演:森山未來、伊藤沙莉、東出昌大、SUMIRE、篠原篤、平岳大、片山萌美、高嶋政伸、ラサール石井、大島優子、萩原聖人原作:燃え殻『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮文庫刊)監督:森義仁 脚本:高田亮配給:ビターズ・エンド 2021/124 分/カラー<映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』ストーリー>あの時も、あの場所も、あの人も、 すべてがいまの自分に繋がっている。1995年、ボクは彼女と出会い、生まれて初めて頑張りたいと思った。「君は大丈夫だよ。おもしろいもん」。初めて出来た彼女の言葉に支えられがむしゃらに働いた日々。1999年、ノストラダムスの大予言に反して地球は滅亡せず、唯一の心の支えだった彼女はさよならも言わずに去っていった――。 志した小説家にはなれず、ズルズルとテレビ業界の片隅で働き続けたボクにも、時間だけは等しく過ぎて行った。そして2020年。社会と折り合いをつけながら生きてきた46歳のボクは、いくつかのほろ苦い再会をきっかけに、二度と戻らない“あの頃”を思い出す……
2021年09月19日アラサーになってやっと「大人の恋愛」という言葉が似合うと感じる人も多いのではないでしょうか。でも、なかにはアラサーなのに男性から「幼稚」という理由で恋愛対象から外されてしまう人もいるよう。そこで今回は、そんなガッカリされてしまう女性の特徴をご紹介します。■ 否定の言葉が多いNOを言うことが多いアラサー女性は、男性から見ると「ガキだなー」と思われ、恋愛対象から外されることがあります。社会人として5年10年過ごすと、世のなかで個人のNOが通らないことが百万回はあるものです。それをヒシヒシと感じている男性は、否定から入る人間には拒否反応を示すことも。自分の趣味・生活・在り方のスタイルが確立されてくるのがアラサーという年代です。「○○しない主義」といった自分流を貫きたくても、たまには妥協する、相手を否定・攻撃しない形で自己主張する、などの策をとれる女性でいるようにしましょう。■ 社会人としてのマナーがなってない社会人としてのマナーが未熟な女性は、高確率で大人の恋愛の対象から外されます。誰に対しても笑顔で感じの良い挨拶をする、お店の人に愛想良くする、といったことを常に心がけましょう。アラサーで素敵な恋愛をしている人は、たとえ未だにキャピキャピしていても、そしてパリピであっても、社会人としてのマナーだけは必ず押さえています。アラサーにもなると男性側はとくに様々な人脈ができてくるもの。素敵な彼にふさわしくなれるよう、マナーとしての社交性を磨きましょう。■ 交友関係が狭く友達が少ないアラサーになって同年代以外の親しい友人知人が少ない女性は男性から幼く見えてしまい、恋愛対象になりにくくなることがあります。職場と学生時代の同級生しか付き合いのない女性は要注意です。学生気分に戻れる人間関係のなかにドップリだと、他の場面でも幼い自己表現をしがちになります。年齢不相応なぶりっ子や周りの見えない猛アタックなど、恋愛でも失敗してしまうことが。自分より大人、あるいは自分が大人にならざるを得ない……そんな幅広い年代の人とのお付き合いから「大人の作法」を学びましょう。■ 男性のことを理解していない「アラサーにもなって男という生き物を分かっていない」と思われてしまうと、その女性に大人の色気を感じず、恋愛対象になりにくくなります。男というものは、ビジュアルの良い女性に惹かれ、性欲を満たしたく、そして傷つきたくない……そんな性質を持つ生き物です。年齢が上がってもその基本的な特徴は変わりません。これらへの抵抗感が強すぎると、どんなジェントルマンであっても「この子には話が通じないな……」と感じてしまいます。愛されたければ、男という生物そのものを受け入れる姿勢を見せましょう。■ 大人の女性としての経験を積むことが大切男性から「子ども」と思われ恋愛対象から外されてしまう女性は他人、そして男性に対する理解のなさがありそうです。大人な男性の恋愛対象になる「いい女」は、年相応の人生経験を積んでいるものです。その結果、様々な立場の他人の気持ちや人の弱さなどを、思いやることができるようになったと考えられます。なにかにチャレンジし挫折し、人に助けられながら復活する。誰かと本気でぶつかり合い、相手を許す……。そんな人生経験が大人の女の色気を作るもの。歳を重ねながらより素敵な女性になるために、今すぐなにか新しいことに取り組んでみましょう。(ちりゅうすずか/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年07月26日