箱根登山鉄道は、2015年10月10日より、「デジタル列車無線システム」の運用を開始したことを発表した。同システムには、NECのデジタル無線システムが採用されている。列車無線システムは、列車に搭載された無線装置を、基地局経由で指令所と接続することにより、情報伝達などを行うシステム。同システムは、デジタル無線を採用することで、伝送路上で音声にノイズが発生しても受信側で修正が可能になっている。これにより、ノイズに強く通話品質の変動が少ない安定した音声通話を実現する。さらに、無線伝送の音声信号にデジタル暗号処理をかけることにより、通信の秘匿性も向上するという。また、複信方式を採用することにより、音声の送信・受信が同時に行えるため円滑な情報伝達が可能となる。そのほか、中央制御装置・基地局間や各基地局間をつなぎ、信号を伝送する「アプローチ回線」に関して、既設の通信メタルケーブル設備を活用することにより、列車無線専用の光ケーブルなどの新設が不要となるとしている。
2016年02月03日SCSKとSCSKサービスウェアは、ナビタイムジャパンのWebサイト、スマートフォン向けサイトおよびスマートフォンアプリ「NAVITIME」「NAVITIMEドライブサポーター」「カーナビタイム」にキャラクター(NAVITIMEコンシェルジュ)が顧客の質問に自然文で回答するサービスを1月22日から提供開始したと発表した。このサービスは、顧客がNAVITIMEコンシェルジュに質問すると、適切な回答やWebページを案内するサービス。サービスは、SCSKが提供する、独自の日本語解析によりあいまいな言葉や質問を理解し、適切な回答を選択する自然会話型QA検索システム「Desse」を使用している。これにより、コンタクトセンター事業で培った品質管理や応対のノウハウを取り入れた対話感のある回答を制作し、親しみやすいNAVITIMEコンシェルジュが、場所や時間を問わず、いつでも質問に回答する。回答となる知識データベースは、ナビタイムジャパンのFAQや問い合わせ履歴などを基に、SCSKサービスウェアがコンタクトセンター事業で培ったノウハウを活かし、顧客にとって分かりやすい対話感のある内容に編集し、構築しているという。ナビタイムジャパンは、IDの確認方法やアカウントの統合方法など、問い合わせを顧客自身で探せる手段の提供を進めてきたが、今回は、自己解決できる環境の一つとして、独自の日本語解析によって、あいまいな言葉や質問でも、適切な回答ができる対話型Web回答サービスを採用した。
2016年01月22日縦書きWeb普及委員会は、優れた縦書きWebデザインを選考する「縦書きWebデザインアワード」の応募受付を開始した。自由部門および課題部門の最優秀賞にはそれぞれ賞金10万円が贈呈される。応募締め切りは2月8日。同アワードは、文字方向の縦横を指定するCSSモジュールである「CSS Writing Modes Level 3」を利用し、表現的に優れた実用性の高い縦書きの作品、Webの新たな可能性を見せてくれるような縦書きの作品を募集し、優れた作品を選出するコンテスト。Webブラウザにおける縦書き利用のさらなる普及・促進を図り、インターネット上のデザインや表現を多彩にすることを目指して行われるものだ。募集部門は、CSS Writing Modes を使用した自由な縦書きWebコンテンツを募る「自由部門」と、アワードサイトの応募要項に公開されている"日本文化"をテーマとした課題部門素材(テキスト・画像)に対してCSS Writing Modesを用いて縦書き化を行う「課題部門」の2部門。加えて、自由部門と課題部門で応募した高校生以下を特別枠で審査する「高校生以下の部」が設定されている。募集対象は一般、Webクリエイター、学生(特に高校生)などで、性別、年齢、国籍を問わず、個人またはチームでの参加が可能となっている(法人単位での応募は対象外)。応募方法は、同アワードのWebサイトにある応募フォームから、部門ごとに作品URLやタイトル、ターゲットプラットフォームなどを送信し応募する。締め切りは2月8日。また、応募作品は事前選考後、候補者が表彰式当日に作品のアピールポイントなどを3分程度でプレゼンし、審査により受賞作品が決定する。優秀作品には、自由部門と課題部門のそれぞれに最優秀賞(賞金10万円)、優秀賞(賞金または副賞あり)などが贈呈されるほか、高校生以下の部の作品については、最優秀賞(賞金5万円)および優秀賞(賞金または副賞あり)も用意される。結果は、東京都・秋葉原の「秋葉原UDX」で3月12日 14:00~17:30に開催される表彰式およびWebサイトにて発表される。審査委員はW3C/慶應義塾大学の中村修氏、Mozilla Japan代表理事・瀧田佐登子氏、グラフィックデザイナー/多摩美術大学・永原康史氏、スイッチ・鷹野雅弘氏、グラフィックデザイナー/musubime代表・カワセタケヒロ氏、マイナビニュースで「フォントから考える」を連載中のコンセント・佐々木未来也氏が務める。また、連動企画として、1月20日にインターネット・アカデミー受講生・卒業生を対象とした「縦書きレイアウト実践セミナー」が開催される。セミナー前半では縦書きレイアウトの標準化の取り組みの紹介や、縦書きWebデザインアワードの説明、後半では課題部門の素材を使用して参加者がWebコンテンツの一部を縦書きにするという実践的な内容となっている。セミナー後は参加者との懇親会が予定されている。会場は東京都・渋谷のインターネット・アカデミー渋谷校。時間はセミナーが17:00~19:00、懇親会が19:00~20:30。定員28名(懇親会は32名)。セミナーの詳細および参加申し込みは、同セミナーWebページを参照のこと。参加費はセミナー無料、懇親会が3,000円。さらに、1月21日にはCPI×CSS Nite×優クリエイト「After Dark」の協力によるパネルディスカッションが実施される。内容は、前半がCSS Writing Modesの標準化の取り組みおよび技術解説、後半はアワード審査員を交えてのパネルディスカッションを行い、縦書きデザインの可能性についてWebを超えた広い観点から意見を交わすということだ。時間は19:30~21:00。会場は東京都・麹町のKDDIウェブコミュニケーションズ セミナールーム。定員62名。イベントの詳細および参加申し込みは、同イベントのWebページを参照のこと。参加費は1,000円(要・参加登録、事前決済)。なお、縦書きWeb普及委員会のWebサイトには、縦書きWebデザインに役立つ、日本語レイアウトの技術解説や事例紹介、縦書きデザイン作成のノウハウが公開されている。
2016年01月06日日立公共システムは、自治体における人事評価業務の効率化を支援する「ADWORLD 人事評価システム」を開発し、12月10日から販売開始することを発表した。提供開始は2016年6月の予定。同システムは、自治体特有の運用ルールに対応できる機能を豊富に備え、人事担当者の作業負荷軽減だけでなく、評価の有効活用から施策の策定までをトータルで支援するものとされている。各職員が自身のパソコンから目標や評価結果を入力できるため、評価票の配布・回収は不要となる。入力したデータはシステムに集約されるので、集計作業をスムーズに行うことが可能となっている。また、評価結果の集計および履歴管理機能の活用により、適切な人材配置や昇給・昇格への反映、能力に応じた研修計画の策定など、職員のモチベーションアップにつながる人事施策の策定も可能としている。そのほか、複数の職種・役職に応じた評価票、評価項目メンテナンス機能、現業職向けのExcel台帳一括取込機能など、自治体独自の運用ルールに対応した機能が実装されているという。なお、同システムは日立グループ各社の自治体向け製品およびサービス群を統合・体系化して提供するソリューションである「日立 自治体ソリューション ADWORLD」のラインアップとして販売される。
2015年12月09日ネオジャパンは12月3日、オンプレミス型のビジネス向けWebチャットシステム「ChatLuck(チャットラック)」を提供開始した。同システムは、PCやスマートフォンを用いて、メンバー間でリアルタイムのチャットが行えるほか、ファイルの共有、タスク・スケジュールの管理、アンケートの収集・集計などの機能が搭載されている。また、メンバーの在席状況の確認や、無料の音声・ビデオ通話、PC画面の共有といった標準機能のほかに、システム管理面では、ユーザーや組織の一括管理から、社内外ユーザーのアクセス権限管理、ファイルのダウンロード制限、ログのエクスポート、削除データの保全などの機能も備えている。買い切り型の2種類のライセンスが用意されており、利用するユーザー数に応じた「ユーザーライセンス」(作成できるルーム数:上限なし、登録できるユーザー数:購入したユーザー数)は、100ユーザー36万円~(税別)、1,000ユーザーは360万円~(税別)利用できる。最大10ルームまで作成できる「ルームライセンス」(作成できるルーム数:10ルーム、登録できるユーザー数:上限なし)は、15万円(税別)となっている。
2015年12月03日ブラザー販売は1日、Web会議システム「OmniJoin」の新サービスとして、Android端末からWeb会議に参加できる無料アプリの提供を発表した。「OmniJoin」は、2012年9月からサービス開始されているWeb会議システム。インターネット環境があれば、初期費用不要で使用できる。かつてはPCのみ対応だったが、2013年11月にはiOS端末をサポートしており、今回の発表によってAndroid端末でも利用できるようになった。Android用の専用アプリを用い、Google Playを通じて無料で提供される。Android用アプリがサポートする通信回線はWi-Fi / 3G / 4G / LTEで、対応OSはAndroid 4.4~5.1.1だ。なお、Android端末からWeb会議に参加する場合は、一部の機能は使用できないとしている。
2015年12月01日●防犯に不安はある、でも何すればいい?パナソニックは11月30日、「スマ@ホーム システム」のセミナーを実施した。スマ@ホーム システムとは、設置が簡単で手軽に使えるホームセーフティー製品として、また、子どもやペットなどの見守りニーズに応える製品として、8月に発表、10月に発売されたもの。ラインナップは全部で5機種ある。今回のセミナーでは、「防犯」「ペットの見守り/しつけ」をテーマに、セキュアプランナー 京師美佳氏、ドッグトレーナー 遠藤和博氏を招いて、具体的な活用法を紹介した。○7割以上の人がセキュリティに不安パナソニックの調べによると、一般家庭では7割以上の人がセキュリティに関して何らかの不安を感じているが、ホームセキュリティおよび防犯機器の設置状況をみると、約7割が防犯機器などを何も設置していないという。その理由として「設置費用が高そうだから」「ランニングコストが高そうだから」「集合住宅には導入できなさそうだから」といった回答が多く、コストや設置の難しさが大きなハードルになっていることがうかがえる。その反面、留守宅の子どもがどうしているか気がかりな親は多く、ペットや高齢者の見守りといった需要も年々高まっているとのことだ。そこでパナソニックは、自宅に無線LAN環境があれば手軽に導入できるスマ@ホーム システムを開発。警備会社が提供するサービスのように月額料金はかからず、導入のハードルを下げた。スマ@ホーム システムでホームセキュリティ市場を拡大するねらいだ。10月に発売されたスマ@ホーム システムの各製品は、屋内・屋外の様子をスマートフォンで確認して侵入者から自宅を守る「セーフティー」と、子どもやペットなどとコミュニケーションを取れる「見守り」を目的としたシステム。システムの要となるホームユニットのほか、屋外カメラ、屋内カメラ、開閉センサー、人感センサーというラインナップ(各製品の詳細については「パナソニック、自宅の様子をスマホで確認できる「スマ@ホーム システム」を参照のこと)。ホームユニットと屋外カメラがセットになった「屋外カメラキット」、ホームユニットと屋内カメラがセットになった「屋内カメラキット」も用意されている。スマートフォンに専用アプリ「ホームネットワーク」をインストールすることで、屋内・屋外カメラに映った映像をスマートフォンから確認できる。また、映像を見るだけではなく、スマートフォンから映像の向こう側へ話しかけることも可能だ。開閉センサーと人感センサーは、窓・ドアが開いたことや人の動きをスマートフォンに通知するとともにアラームが鳴る。ホームユニットには、屋外・屋内カメラ合わせて最大4台、開閉・人感センサーは合わせて最大50台まで接続可能だ。●空き巣や侵入ストーカー対策に○スマートフォン、SNS、GPS……犯罪手口は巧妙化セキュアプランナー 京師美佳氏は、防犯対策についてレクチャーした。「ライフスタイルが変化し、スマートフォンやSNSなどで便利になった反面、犯罪手口も進化している。手料理の写真に付された位置情報から自宅を特定され、侵入された例も。犯罪がより身近になっているため、本来であれば、何らかの対策を講じる必要があるが、半数以上はしていない」と近年の傾向を紹介した。また、ストーカーによる被害も深刻で、従来のように家の外で待ち構えたり、後をつけたりするだけでなく、室内に侵入して盗聴器を設置するなど、手口がエスカレートした侵入型ストーカーも増えているという。京師氏は、特に女性は防犯意識を高め、自衛しなければならない時代になったとしている。スマ@ホーム システムの具体的な活用例として、もっとも警戒すべきリビングや玄関に屋内カメラを設置したうえで、ベランダやガレージにも屋外カメラを設置、窓の開閉を検知して警報で威嚇できる開閉センサーも設置しておくとさらに安心だという。特に侵入型ストーカー対策には、玄関への設置が効果的だと説明した。今回、セミナールームとは別の部屋に侵入者が入ったという設定のデモが行われたが、手もとのスマートフォンに不審者の姿がハッキリと映っていた。スマートフォンから「通報するぞ!」と威嚇したところ、カメラのスピーカーから伝わり、不審者はその声にビックリして逃げて行った。カメラの視野角は広く、不審者の全身がハッキリ見えている。夜間など、暗い場所では白黒映像で確認できるという。最大64GBまでのmicroSD/microSDHCカード(別売)をホームユニットに挿入することで、動画と音声を保存することも可能だ。○お家のペットとコミュニケーション次にドッグトレーナー 遠藤和博氏が、飼い主が外出している間のペットを見守り、体調管理、コミュニケーションをすることの重要性について語った。留守中にペットを頻繁に観察し、様子がいつもとちがったら注意が必要とのこと。特に室温を管理することが重要で、子犬や老犬がいる場合は室温を25℃前後にしなければならない。屋内カメラに搭載された温度センサーで感知した室温の異常を、すぐにスマートフォンへ通知。自宅にいる家族へ連絡したり、遠隔でエアコンを操作したり、といった対策をすぐに取れる。デモでは、外出先から自宅で留守番中の犬とコミュニケーションを取るという設定で、別室で待機しているビーグル犬に、遠藤氏がスマ@ホームを通じて「おすわり」を指示。すると、最初は戸惑っているようだったが、2~3回声をかけたところ、きちんと遠藤氏の声だと理解して従っていた。犬が飼い主の声を判別でき、コミュニケーションを取れるスピーカーの音質にも注目したい。ペットにとって飼い主は数少ないコミュニケーション相手であり、飼い主と会えない留守番の時間、ペットは不安やストレスを抱えてしまう。外出先で留守中のペットの様子を確認し、たまに声をかけることで寂しさをやわらげる効果も期待できるとのことだ。○子ども、高齢になった両親の見守りにも我が家にも小学校低学年と高学年の子どもがいるが、ランドセルに付ける防犯ブザーなどは利用しているものの、家のセキュリティはまだ何も対策していない。導入時の高額な初期投資と毎月かかる定額料金といった価格面でのハードルが高く、踏み切ることができなかった。スマ@ホーム システムの屋内カメラキットであれば26,000円前後で導入可能であり、人感センサーや屋外カメラなどを単品で追加しても、それぞれ4,000円~18,000円と"手が届く"価格設定となっている。定額料金もかかることなく、簡単に自分で設置、設定できる点も評価できる。必要に応じてカスタマイズできるのも強みといえそうだ。留守中に子どもの様子を確認できたり、簡単な会話をしたり、そういったことが手持ちのスマートフォンで簡単にできるのはうれしい。離れて暮らす親についても気がかりだったが、スマ@ホーム システムを導入すれば、大切な家族をいつでもスマートフォンで見守れるため、さまざまなシーンで活用できそうだ。
2015年12月01日レッドハットとグレープシステムは11月17日、スマートハウスのIoT対応として、データ収集・解析を容易にするECHONET Lite-MQTT変換システム「Clotho For ECHONET Lite」を発表した。同変換システムは、グレープシステムが開発したシステムで、スマートハウスで使用されるスマートメーターや各種家電機器の状態監視や制御をするするためのプロトコルであるECHONET Liteを、IoTプロトコルとして注目されているMQTTに変換し、ECHONET Lite対応のスマートメーター、太陽光発電などの省エネ機器、各種家電機器の情報を広域に集め、リアルタイムで横断的に解析して、電力供給制御などの各種用途へのフィードバックを容易にするもの。OSはRed Hat Enterprise Linuxを、ミドルウェアとしてRed Hat JBoss Middlewareを活用し、特にMQTTプロトコルを中継するMQTTブローカーは、軽量でハイパフォーマンスなメッセージ通信機能を提供するオープンソースのRed Hat JBoss A-MQを用いている。国内のHEMS(Home Electronics Management System)プロバイダー、家電メーカー、スマートメーターを提供する電力会社、クラウドサービスを提供している事業者などへの提供を想定しているという。
2015年11月17日筆まめは12日、ブラウザ上ではがきの住所録やデザイン面などを編集できるWebアプリケーション「Web筆まめ」を発表した。同日から提供開始。料金は1ライセンスあたり年額3,000円。利用には「筆まめクラウド」のユーザー登録が必要となる。住所録や宛名、デザインの作成・編集をすべてブラウザ上で行えるWebアプリケーション。クラウドサービス「筆まめクラウド」と連携し、専用ソフトをインストールせずとも、デバイスを問わず、年賀状やはがき、住所録を作成・編集できる。宛名面とデザイン面がそれぞれ一つの画面で操作でき、ボタンはスマートフォンやタブレットで直感的操作できるよう大きめなデザインとした。デザインは年賀状を中心に548点、イラストや写真、背景を3,337点用意。書体は流麗行書体や楷書体、マーカー体など17書体、2,523点の定型文などを利用できる。素材は適時アップデートするという。PCやスマートフォンからの写真追加も可能。「筆まめクラウド」内の住所録サービス「筆まめクラウド住所録」と連携し、住所録データを「筆まめクラウド住所録」と同期させ、宛名印刷などが行える。「筆まめクラウド住所録」には、「筆まめ」シリーズの住所録や、CSV形式のExcel住所録などがインポートできる。なお、作成したデザインは、デバイスのストレージもしくは「筆まめクラウド」に保存可能。「筆まめクラウド」に保存する場合は最大5デザインまで保存できる。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X、iOS 7.0以降、Android 4.4以降。対応ブラウザはGoogle Chrome最新版、Safari最新版、Internet Explorer 11、Mobile Safari(iOS 7.0以降)、Android標準ブラウザ(Android 4.4以降)。PC向けのはがき作成ソフトウェア「筆まめVer.26」、「筆まめSelect2016」購入しているユーザーは「Web 筆まめ」を90日間無料で利用できる。
2015年11月12日シンメトリックは11月9日、Webシステムの開発と監視ツール「サイトクローン」の正式版(バージョン1.0)の提供を開始したと発表した。正式版はβ版と比べ、セッションを利用した複雑なフォームの自動巡回や画面キャプチャーの自動取得などの機能が強化された。また、自動巡回のタイマー機能や、クローン間の画面イメージや使用リソースの比較など、監視・検証の機能追加も図られている。さらに、正式版では、これまでリダイレクトなどで途切れしまう自動テストをプログラミングレスで実現できるようになった。さまざまなパラメータの動きをシミュレーションして人が行ったものと同様のリクエストを再現することができるため、複雑な回帰テストの自動化を容易に行うことが可能となった。加えて、自動テストの結果として、クローンおよびフル画面キャプチャーを自動保存できるほか、前回の実行結果と使用リソースの相違や、キャプチャー画像の差異画像をレポートし、その結果をクラウド上で共有することも可能となっている。価格は、スタンダード版が月額1万円(1ユーザー、500ページ)で、監視タイマーやコンテンツ比較レポートを除く全機能が利用可能。プロ版が月額2万円(1カ月、1000ページ)で、すべての機能が利用できる。購入は法人限定で5ユーザーから。無償トライアル版は、当初1カ月は機能制限なしで利用でき、その後も制限付きでトライアル利用が可能。
2015年11月09日仮想環境で動作しているオペレーティングシステムは、一般的にホストのオペレーティングシステムにセキュリティの面で影響を与えることはないと考えられているだろう。しかし、これは実装に問題がなければという条件が付く。バグの存在しないソフトウェアを開発することがきわめて困難であるように、仮想化ソフトウェアにもバグは存在する。「XSA-148 - Xen Security Advisories」の説明によれば、Xen 3.4およびこれ以降のバージョンのXenにはページテーブルエントリのチェック機能にバグがあり、特定の条件がそろうと仮想環境側からスーパーページ機能を使った読み書き可能なマッピングが作成できてしまう問題があるという。このバグを悪用されると、ゲストオペレーティングシステムからホストオペレーティングシステムを含むシステム全体の制御権を乗っ取られる危険性がある。この問題を回避するには提供されているパッチを適用するか、または準仮想化で動作している場合には完全仮想化のみに切り替えるという方法をとることが可能だ。完全仮想化に切り替えることで準仮想化よりも性能が低下する可能性があるが、完全仮想化にはこのバグが存在しないとされており、一時的な問題回避には有効とされている。
2015年11月07日シーティーシー・エスピー(CTCSP)は日本トイザらスの店舗拠点の無線LANシステム構築を受注し、全国の既存店舗の無線LANシステムを順次新システムに置き換える予定だと発表した。CTCSPは製品の提供とシステム構築を主に行い、運用での技術支援はネ日本テレマティークが行う。日本トイザらスは、全国160店舗以上の「トイザらス」「ベビーザらス」および「トイザらス・ベビーザらス オンラインストア」を運営。店舗では店舗スタッフの在庫管理用のハンディターミナルで無線LANを利用しており、店舗内の在庫検索や棚札の作成・出力、近隣店舗の在庫検索などに利用している。2014年7月からは店内に設置されたタブレットやパソコンを使用して、一部カテゴリーを対象に店舗で取り扱いがない商品や欠品商品を店舗にいながらオンラインストアで注文できる「ストア・オーダー・システム」でも無線LANを利用している。従来は、店舗ごとに無線LANの設定作業が必要であり、障害時の対応にも時間がかかる場合があったが、新システムでは、クラウドサービスを使用してネットワーク全体を管理する統合無線LANシステムとなる。また、日本トイザらスでは、無線APのエリア内のWi-Fiデバイスの位置を特定し、店舗内の導線情報を可視化するCisco CMX(Connected Mobile Experiences)を利用し、売り場の変更にも柔軟に対応できる無線LANシステムの構築を目指している。また、店舗内のWi-Fiデバイスの情報を分析することで、クラウド上に来店者のヒートマップを表示することで売り場の利用状況の把握や業務の効率化を支援し、顧客満足度の向上につながる施策の実施も視野に入れているという。
2015年11月04日富士通は10月21日、ソニー銀行向けに、勘定系システムとパブリッククラウド型カスタマーサービス支援システム「Salesforce Service Cloud」とのリアルタイム連携を実現したコンタクトセンター・システムを構築したことを発表した。新システムでは、個人向けPC「FMVシリーズ」の大規模コンタクトセンターのシステムをリファレンスとした。「Salesforce Service Cloud」に情報を集約して、富士通データセンターにあるオンプレミスの勘定系システムとリアルタイムに連携させることで、従来は分散していた顧客管理データやコンタクトセンターでの電話情報、メールでの問い合わせ情報などの一元化を実現した。これにより、問い合わせ時に、契約しているサービス内容や利用状況などの情報をポータル画面で確認できるようになったという。情報を取り扱うコンタクトセンター業務でパブリッククラウドを活用するにあたり、情報や通信経路の暗号化、厳密なアクセスコントロールなどのセキュリティ面の考慮に加え、顧客対応に必要なレスポンスを確保し、安全性とシステムの性能要件の両立を図っている。
2015年10月22日グレープシティは20日、Web標準技術でAR(拡張現実)アプリを開発できる「Wikitude SDK」、Webブラウザ上でARコンテンツを作成できるクラウドサービス「Wikitude Studio」、大規模AR開発ソリューション「Wikitude Cloud Recognition」、「Wikitude Targets API」を発売した。HTML/JavaScript/CSSなどのWeb標準技術でARアプリを開発できる「Wikitude SDK」は、場所を認識してARコンテンツを重ねる「ロケーションベース型」と、任意の画像を認識してARコンテンツを重ねる「画像認識型」の両方をサポートしている。iOS、Android、スマートグラスに対応したネイティブアプリの開発が可能で、XamarinやCordova、Titanium、Unityなどの開発環境向けプラグインも無償で提供している。ライセンス価格は、iOS/Androidのいずれか1アプリを開発/配布できる「SDK Lite」が税込12万960円。「Wikitude Studio」は、プログラミング経験が浅くてもWebブラウザ上でARコンテンツを作成できるサービス。ドラッグ&ドロップの直感的な操作により、ノンコーディングでARコンテンツの制作が行える。制作したコンテンツは、Wikitude社が提供している無償のAR認識アプリ「Wikitude App」で表示可能。ターゲット画像が25枚までの月額サブスクリプション価格は税込8640円。「Wikitude Cloud Recognition」は、ターゲット画像をクラウド上に保存できるサービス。Wikitude SDKは1つのアプリケーションで1000枚を超えるターゲット画像を使用する場合、「Cloud Recognition」上でターゲット画像を認識できる。ターゲット画像をアプリ内に保存する必要がないため、アプリのファイルサイズを抑えられる。ターゲット画像が1000枚までの月間サブスクリプション価格は税込3万9960円。「Wikitude Targets API」は、Webサイト制作や管理を行うシステム(CMS)に保存されている画像を使用し、ARアプリを開発したい企業向けのWeb APIサービス。CMSにある大量の画像を、Wikitude SDKが認識できるターゲット画像に変換する処理を自動で行う。100枚までの画像を変換する月間サブスクリプションで税込1万9440円。
2015年10月21日Windows 10無償アップグレード開始前、Microsoftは「システムの圧縮機能によって、OS(=システムファイル)の使用領域を大幅に節約する」とアナウンスしていた。弊誌Windows 10大百科の執筆時は具体的な動作を確認できなかったが、調べてみるとコマンドラインからNTFS圧縮を実行する「Compact.exe」に気になるオプションが加わっていた。このコマンドを使ったシステム全体の圧縮手順を紹介しよう。○生まれ変わった「Compact.exe」Microsoftの開発陣は2015年3月の時点で、圧縮済みシステムファイルから直接Windowsを起動する「WIMBOOT」の肥大化を避ける仕組みを加えると、公式ブログで表明している。これらは展開時に組み込む仕組みのため、一般的なスペックを備えるPCでは恩恵を受けることはできないと思われていた。だが、システムファイルの圧縮に対しては後から適用する方法を用意している。それが「Compact.exe」だ。以前から存在するCompact.exeはNTFS上のファイルをコマンドラインから圧縮するものだが、Windows 10では新たなオプションが加わった。例えば「/EXE」は変更頻度が低い実行形式ファイルに対して、XPRESSやLZXといった圧縮アルゴリズムも適用する。この圧縮を一括実行するオプションが、「CompactOs」だ。サブオプションとしては、圧縮状態を確認する「query」、すべてのシステムファイルを圧縮する「always」、すべてのシステムファイルを圧縮解除する「never」がある。これらはWindows 10インストール後でも実行できるため、ストレージの空き容量に悩んでいる多くユーザーにとって有益だろう。ただし、圧縮は伸長(解凍)とペアの存在だ。システムファイルを圧縮するということは、伸長処理もすべてのバイナリファイルに対して加わるため、必然的にパフォーマンスが落ちる。特にCPUパワーが乏しい場合は、体感的な速度低下は小さくないだろう。この点を鑑みて本Tipsを試してほしい。○システムファイルを圧縮する操作自体は簡単だ。管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、コマンドラインから「compact /CompactOS:always」と実行するだけでよい。ただし、進捗状況を示すプログレスバーなどは現れず、作業中はI/Oの負荷が大きいため、PCをそのまま放置できるタイミングで実行することをおすすめする。圧縮が完了すると、圧縮対象となったファイル数や全体の圧縮量と圧縮率を示すメッセージが現れる。今回試した環境では圧縮率「1.7対1」で、約3.5Gバイトのストレージ容量を空けることに成功した。前述のとおり、「compact /CompactOS:query」と実行すれば、現在の圧縮状態を確認できる。圧縮はしたものの、全体のパフォーマンスが低下する場合は、「compact /CompactOS:never」で圧縮を解除すればよい。圧縮時と同等の時間を要するが、筆者の環境では問題なく元の状態になることを確認した。阿久津良和(Cactus)
2015年10月18日システムサポートは10月14日、ナチュラル・オーガニックコスメ製品の輸入・製造・販売を行うネイチャーズウェイのERPを含む基幹システムを、アマゾン ウェブ サービス(AWS)上に移行・構築したことを発表した。今回、ネイチャーズウェイは基幹システムのハードウェア保守契約が切れ 、利用中のデータセンターの移転とそれに伴う費用負担の可能性が生じたことに伴い、AWSへの移行を検討したという。移行対象のシステムは、ERP/基幹業務システム「スーパーカクテルシリーズ」用のアプリサーバ、スーパーカクテル用データベース・サーバ、データ連携ソフト「DateSpider」用サーバ、BI/情報活用ツール「Dr.Sum」用サーバ。稼働は12月初旬を予定している。AWSへの移行により、既存システムで課題だった「バックアップ環境のクラウド化(既存環境ではオンプレミスのNASを利用)」「システム監視(既存環境では未実装)」を解決し、管理運用の工数削減にもつながったという。今後、サーバの管理運用工数を削減するため、オンプレミス環境(ファイルサーバ、レガシーシステム)、ホスティング環境(EDIサーバ)のクラウドへの移行も検討する予定。
2015年10月14日日立ソリューションズは10月13日、企業内に存在する複数のWebシステムや業務システムへのログインを1回の認証で実現するシングルサインオン・ソフトウェア「Single Sign-On Manager」を10月14日から販売開始すると発表した。同製品は、同社がこれまで提供してきたシングルサインオン・ソフトウェア「SRGateCA」の後継製品として、グローバルでも利用しやすい英語OSに対応したものとなる。新製品は、クライアントPCにソフトウェアを導入するクライアントエージェント(代行入力)方式で、Webシステムに加えて、独自のログイン画面を利用するようなクライアント/サーバ・システムにも対応する。Active DirectoryやOpen LDAPなどのユーザー管理サーバと連携するだけでなく、サーバを構築せずにスタンドアロンでも利用できるため、既存システムやアプリケーションへの影響が少なく、低価格かつ短期間での導入が可能となっている。仮想環境にも対応しており、仮想アプリケーション環境(Citrix XenApp)や仮想デスクトップ環境(Citrix XenDesktop)で利用可能。そのほか、指1本でシステムにログインできる指静脈認証システム「静紋」や ICカード認証との連携もサポートしており、容易にセキュリティを強化できる。価格(税別)は、1ユーザー・ライセンスが1万円、100ユーザー・ライセンスが70万円となっている。
2015年10月14日カゴヤジャパンは10月15日、東京・渋谷で「初心者大歓迎!webノウハウ一挙公開セミナー」と題したセミナーを開催する。このセミナーでは、「webを自社でもっと活用したい!」という人向けに、webの概要、サイクル、Googleに好まれるSEO対策、リスティング広告・ディスプレイ広告、webサイトから売上をあげる黄金式、クラウドサービスを活用したコンバージョンアップ施策などを紹介する。参加料は無料。○セミナー概要■日時 :2015年10月15日(木)13時00分~15時00分 ※受付開始時間:12時50分■会場 :渋谷クロスタワー32Fカンファレンスルーム(渋谷区渋谷2-15-1)■参加料:無料■定員 :50名■詳細・申込 : こちら
2015年10月08日住信SBIネット銀行は2日、ヤマトシステム開発が提供する「証明書類Web取得サービス」を目的ローンおよびカードローンの必要書類提出方法として導入した。○ほとんどの手続きをWEB上で完結できるようになる「証明書類Web取得サービス」の導入によって、目的ローンおよびカードローンの必要書類を手持ちのデジタルカメラ・スマートフォン・携帯電話などで撮影し、画像データにてスマートフォン・PCなどから提出可能になる。郵送やコピーなどの手間なく、ほとんどの手続きをWEB上で完結できるようになり、よりスピーディーかつ手軽に手続きできるようになるという。○スマートフォン・PCなどによる書類の提出方法についてURL・・「証明書類Web取得サービスは一般的な環境において、スマートフォン(iPhone_iOS5.0以降、Android_バージョン2.2以降)・PC(MicrosoftInternetExplorer8/9/10、Chome40.0以上、Safari5.0(Mac OS))を使用し、動作確認を行っている。一部端末またはブラウザについては、表示や動作に制約がある場合がある。住信SBIネット銀行は、顧客に常に利用してもらえる「あなたのレギュラーバンク」を目指して、更なる利便性の向上と社会の発展に寄与する新しい価値の創造につとめていくとしている。
2015年10月06日女優の杏がイメージキャラクターを務める宝酒造のスパークリング清酒「澪」。そのWEBサイト上で限定公開され、映画監督の行定勲が演出を手がけている杏さん主演のWEBムービーから、このほど、第4弾となる“My First Mio”『「澪」と過ごすハロウィン』篇が公開。なんと杏さんが、ヴァンパイアに変身していることが分かった。“My First Mio”は、杏さんが主演、数々のヒット作を手掛けた行定監督が演出を務め、CMとはまた違った魅力を放つストーリー性豊かなWEB限定ムービー。「澪」公式サイトにて公開され、これまで、「母の日」「七夕」「お盆」と季節ごとのイベントに「澪」を絡めた本ムービーは、第3弾までの累計再生回数が100万回を突破する人気シリーズとなっている。今回の第4弾は、街全体が仮装姿の人々で賑わう「ハロウィン」の幻想的な夜が舞台。古書店の店主・かすみ(杏さん)と、お店へふらりと入ってきた狼のマスクを被った男性・滝田との微笑ましいやり取りを、妄想と現実が入り混じった不思議な世界観とともに描いている。“狼男”とのコミカルなやりとりと、意外なその正体、その後の驚きのストーリー展開は最後まで目が離せない。ハロウィンの夜に古書店を訪れ、「滝田優人」という名刺を差し出す“狼男”には、お笑いコンビ「キングオブコメディ」のボケ役として活躍中の今野浩喜。差し出された名刺を見て「…タキタさん?」と尋ねると、「あ…タキダ、です…」。さらに、「実は人見知りで、社交性がなくて」「今日みたいな日なら仮装すれば、自由に街に溶け込める」「なんでもいいから3つ買い物すると決めて…でも、負けてしまった」などと、おもむろに打ち明け話を始める狼男。そんな狼男を励ますべく、店主のかすみが、とある本の一節を読んで聞かせると、心に響く言葉に興味を奪われ、その本を買うことに。そして、狼男のマスクを外した滝田の前に現れたのは…。行定監督が今回の作品で描くのは、賑やかなハロウィンの輪から少し離れた場所で、仮装を楽しむ人々を羨ましそうに眺めている男女の物語。古書店の主に扮したミステリアスな雰囲気の杏さんと、打たれ弱い狼男を演じる今野さんの組み合わせは、何か不思議なことが怒りそうなハロウィンの夜というシチュエーションにぴったりで、映像の中の杏さんと今野さんのように、見ているほうもハロウィンという特別な夜に「澪」を飲んで“祝杯”をあげたくなってしまう。「妖怪だ、幽霊だって、いろいろやってきて、今度はそこに吸血鬼がまた新たに加わっちゃいました(笑)」と杏さん。狼男のマスクを取った今野さんの前で、ヴァンパイアへと変身するシーンでは、両手を振り上げ、大きく目を見開いたその存在感たるや、誰もが画面に釘付けになるほどインパクト抜群。美しきヴァンパイアに、今野さんもスタッフも視線が釘付けとなっていたという。一方、バラエティ番組などで活躍しながら、役者としてのキャリアも豊富な今野さんは、初共演となる杏さんとのお芝居でも絶妙な掛け合いを披露。ほとんどの場面で、狼男のマスクを被っているにもかかわらず、なんとも優しく、どこか気弱な空気感を全身から放っていて、見た目と台詞、仕草、声のトーンなどとのギャップには、さすがの行定監督も笑いをこらえるのにひと苦労。カットの瞬間、周りのスタッフに笑いの輪が広がると、狼男のマスクを取った今野さんも嬉しそうにはにかんでいた。撮影を終えた杏さんは、「ハロウィンということで、ちょっぴりファンタジーで、不思議な空気が漂うような撮影でした」とふり返ってコメント。また、行定監督は「杏さんは瞬発的な表情がかわいらしかったり、美しかったりするので、ヴァンパイアに変身したら、どういう顔をするんだろうと思って。期待通り、いや期待以上のヴァンパイアを演じてくれましたね」と、その“変身”を絶賛した。杏さんも「仕上がりをすごく楽しみにしています」というヴァンパイアぶり、ぜひこちらでチェックしてみて。WEBムービー“My First Mio”『「澪」と過ごすハロウィン』篇は10月1日(木)より「澪」公式サイトにて公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年10月01日ESETは9月29日(現地時間)、「Vulnerable medical equipment details disclosed online」において、医療システムの多くが攻撃者によってデータ窃取などを引き起こされる可能性がある脆弱性を抱えていると伝えた。主にScott Erven氏およびMark Collao氏の発表を引用した内容になっており、データ漏洩と患者のプライバシーに関する懸念が示されている。具体的に問題を抱えている医療関連企業や組織は情報の重要度の高さから明らかにされていないほか、脆弱性の詳細も明らかにされていない。ただし、問題の多くはそうした医療システムがすでにサポートの終了した古いオペレーティングシステムを使用していることに原因があると指摘しており、その一例としてWindows XPが引き合いに出されている。医療システムのみならず、Windows XPなどセキュリティサポートの終了したオペレーティングシステムを搭載したシステムは相当数に上ると見られる。特に、ITに精通していないユーザが使用しているシステムにはこうした懸念が残る。今後、セキュリティファームや当局の発表に注目するとともに、アドバイザリに従った対処が期待される。
2015年10月01日キヤノンITソリューションズは10月1日、Webアプリケーション100%自動生成ツール「Web Performer V1.5.0」を発売開始したと発表した。「Web Performer」はプログラミングレスで業務用Webアプリケーションを自動生成できるマルチブラウザ対応の開発ツールで、最新版となるV1.5.0では、HTML5とCSSの技術を新たに採用した。これにより、ドラッグ&ドロップ操作による添付ファイルの指定や、システムメニューの階層表示など、操作性や表現力に優れた画面開発が可能となる。また、自動生成できるWeb画面デザインのスタイルも刷新され、新たなスタイル(フォント・文字色・背景色)が20パターン追加された。そのほか、アシストのビジネスルール管理システム(BRMS)「Progress Corticon」との連携が強化されたことにより、Progress Corticonで設定した語彙やビジネスルールをJavaのコーディングなしで取り込み、呼び出しすることが可能となった。価格は、実行環境がWindows/IBM i/RedHat環境に限定される「Web Performer SE版」が300万円から、実行環境に制限がない「Web Performer EE版」が500万円からとなっている(いずれも税別)。
2015年10月01日ウィルゲートは9月30日、Web関連の仕事に従事する145名を対象に、Webマーケティング系の資格に関する調査を実施し、その結果を発表した。これによると、今後取得したい資格として「ウェブ解析士」が最も多い結果となった。同資格は、アクセス解析だけではなく、Webマーケティングに必要な知識を網羅的にカバーしており、一定レベル以上の知識があることを示せるため、人気が集まったと推測される。また、実際に取得している人が少なく、取りたいと回答した人数が多かったのが「マーケティング・ビジネス実務検定」。これは、アクセス解析やリスティング運用に関する個別スキルというより、幅広くマーケティングやビジネス実務について学べる検定となっており、幅広い業種で人気があったようだ。なお、同調査では「保有資格なし」との回答が圧倒的に多数派となった。これに対し同社は、実際に資格をとるためは時間もお金もかかるため、興味があっても取得できないのではと予想する。また、実際に持っている人が多かった資格は「IT パスポート」で、経営戦略からコンピューターシステムの基礎まで幅広く学べる資格として、「とりあえずとってみた」という人も多いのかもしれないとしている。
2015年10月01日ケースレーインスツルメンツは9月28日、同社のパラメトリック・テスト・システム「S530シリーズ」のシステム・ソフトウェアの最新版「KTE(Keithley Test Environment) version 5.6」を発表した。S530シリーズは半導体製造分野で使われており、標準のCMOS、バイポーラ、MEMS、その他関連する低電圧半導体プロセスで一般に使用される200Vシステム構成に加え、GaN、SiC、Si LDMOSパワー・デバイスの要求による、テストが難しいブレークダウン、リーク・テストのために最適化された、独自の1kVバージョンも提供されている。今回のソフトウェアアップデートにより、測定時間が最大25%短縮されるため、ウェハレベルのテスト・スループットが向上することとなる。また、低電流測定のセトリング時間を短縮するシステムSMUの強化も含まれており、最新のケースレー・デジタル・マルチメータ(DMM)が統合されることにより、短時間での低電圧、低抵抗測定が行えるようになったという。
2015年09月28日竹中工務店は9月25日、電力システム改革後に想定される多様な料金メニューに対応して電力デマンドを最適に制御可能という新しいエネルギー・マネジメント・システムである「I.SEM(アイセム)」を開発し、同社の関連会社であるTAKイーヴァックの新砂本社ビル(東京都江東区)に初導入したと発表した。新システムは、建物の負荷予測を行い、熱源や空調機器などの運転を最適に計画し、計画通りの電力デマンドを達成する。マネジメント機能を、同社が開発したクラウド利用の情報プラットフォーム上に構築することで高速処理が可能になったことや、パーソナル対応のデマンド・レスポンスを負荷予測に初めて加えたことで、最先端のリアルタイム制御を実現しているとしている。これにより、予測から運転までを一貫して高精度・高効率で可能になり、計画通りの電力デマンドを達成することで多様な料金メニューに対応するという。同社によれば従来も個別の予測システムや制御システムはあったが、各種の個別システムをクラウド上に構築してトータルに制御するマネジメント・システムの実用化は初めてだという。同システムは、パーソナル対応デマンド・レスポンスを加味した「負荷予測システム」、複雑な熱源やEVを考慮して電力調達を計画する「最適運転計画システム」、太陽光発電や発電機など多様な電源を最適にコントロールして空調や照明と統合して電力デマンドを制御する「リアルタイム制御システム」といった特長を持つ。負荷予測システムでは、電力負荷と熱負荷を±5%で予測するエンジンに、居住者の意向を反映させるパーソナル対応デマンド・レスポンスを加えてシステム化したことで、居住者に不満の無い環境での高精度な負荷予測を実現しているという。最適運転計画システムでは、電気熱源やガス熱源、蓄熱などの複雑な熱源機器とEV充電のスケジュールを、コストや省CO2などの目的に合わせて最適化し、電力調達の計画値を決定する。必要な分析機能を、同社が開発した情報プラットフォームである「ビルコミ」に構築することで、高速かつセキュアなシステムを提供しているとのこと。30分単位の計画値に対して電力デマンドを±3%に制御しているが、更に短い周期でのデマンド対応力へのポテンシャル、を持つとしている。なおビルコミのネットワークおよびクラウド・インフラには、NTTコミュニケーションズの「Arcstar Universal One」および「Cloudn」を利用しているとのことだ。リアルタイム制御システムでは、新開発のMSEG(multi-source energy gateway:エムセグ)が中核になるという。MSEGは、パワー・コンディショナー機能(PCS)とバッテリー機能を一体化したコンポーネント(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による助成を受けて開発)を制御するシステム。太陽光発電・発電機・電気自動車など最近のビルが採用する多様な分散型電源を統合して、効率良くビルの電力デマンドをリアルタイムに調整するとしている。MSEGはさらに、分散型電源を利用して停電時の自立運転が可能としている。これらの機能をパッケージ化したことでイニシャルコストを低減し、施工性を向上させるなど提案時の商品性を高めたという。同社は今後、I.SEMを導入したTAK新砂ビルで実証データを蓄積し、システムの充実をさらに図ると共に、オフィスビルを始め、集合住宅や学校、大型ショッピングセンター、駅ビルなどのエネルギー・マネジメントとBCPニーズの高い建物に提案していくという。
2015年09月28日インフォコムは9月18日、グループ会社であるGRANDITが開発・販売を推進するERP「GRANDIT」が、ウイングアーク1stの基幹システムに採用されたと発表した。ウイングアーク1stは新基幹システムの構築にあたりERPパッケージを検討した結果、費用・機能・内部統制の3つの選定基準により、GRANDITの採用を決定。特に既存で稼働している見積もりシステムや商品マスタシステム、SFA(Sales Force Automation)などのクラウドサービスや同社製品を用いた「情活基盤」との連携対応のしやすさを評価したという。一方、導入支援は、GRANDITでの導入経験数、同社製品との連携実績がある候補の中から、技術力とプロジェクト推進力、導入目的に対する提案内容が評価されたベニックソリューションが採用された。新基幹システムの稼働により情報活用のレベルは上がり、顧客情報は販売履歴や保守契約といった基幹データと統合され、顧客軸の可視性が高まったほか、外部の企業データと組み合わせることで、企業とそのグループ内でウイングアーク1stの製品を導入している企業、そうでない企業が一目で分かるようになり、新規開拓の顧客へのアプローチが容易になったという。
2015年09月18日住友電工情報システムは9月14日、文書管理・情報共有システムの最新版である「楽々Document Plus(らくらくドキュメント プラス) Ver.3.8」を開発し、販売を開始した。パッケージライセンス価格は150万円(税別)~。楽々Document Plusは、企業内に分散している文書やデータを登録・保存・管理し、必要な時に必要な情報を検索する文書管理・情報共有システム。オフィス文書の管理や契約書管理、ISO文書管理、複合機連携による紙文書活用など様々な機能を備えている。楽々Document Plus Ver.3.8では改訂時期を迎えた契約書の管理者に対して定期的に督促メールを送信し、その改訂状況を一覧で表示するなど契約書管理に必要な機能を追加。一覧では「期限日超過」「督促中」「通知済み」「改訂作業中」「WF(ワークフロー)回付中」「改訂完了」の6段階で表示されるため、全体の進捗状況の確認を容易にした。これらの機能強化により、契約書の改訂漏れや期限超過が防止できる。また、文書の改訂時に更新された添付ファイルと旧版文書の添付ファイルの内容を比較し、変更箇所を色分けして表示。契約書や約款、マニュアルなどページ数の多いファイルも変更したところをピンポイントに漏れなく確認することを可能とした。さらに、文書を登録するために複数のフォルダにツリー構造を定義したCSVファイルを登録し、一括で作成できる一方、指定した配下のフォルダを一括で削除することも可能。フォームや経路が同一のフォルダは一括で登録できるため、データ移行時におけるフォルダ作成の手間を削減するという。動作環境はサーバOSがWindows Server、アプリケーションサーバがTomcat、データベースがPostgreSQL/Oracle/SQL Server、クライアントがInternet Explorer/Firefox/Android (Firefox)/iPad(Safari)。
2015年09月14日オプティムは7日、PCやAndroid、iOSなどのマルチデバイスで画面共有できるWeb会議システム「OPTiM Cafe」の提供を開始した。無料の「Free版」と月額980円の「Standard版」を用意している。「OPTiM Cafe」は、同社提供のWeb会議システム「OPTiM Meeting」をバージョンアップしたサービス。日本のほか、欧米諸国など世界154カ国で提供する。参加者は、会議主催者から発行された番号をブラウザ上で入力することで、画面共有が行える。利用登録やアプリのインストールは不要。従来のWeb会議システムの課題であった利用開始までの手順を簡略化し、手軽に画面を共有できるという。また、これまでは共有画面の閲覧しか行えなかった、iOSやAndroidなどのモバイル向けOSやMac OS Xでもホスト(画面をほかのユーザーに共有する)が可能となっている。そのほか、会議の参加者が双方向で画面に書き込みを行える「アノテーション機能」や、共有状態の画面を動画として記録する「録画機能」などの新機能も追加している。料金プランは、一部機能が制限された無料の「Free版」とフル機能が利用できる月額980円の「Standard版」を用意する。同時接続数は、Free版が5台、Standard版が10台。連続接続時間は、Free版が15分、Standard版が無制限。画面共有などの機能はどちらも利用できるが、「アノテーション機能」はStandard版しか対応していない。ホスト側の対応OSは、Windows 7/8/8.1/10、Android 5.0以降、iOS 7.0以降、Mac OS X 10.7以降。共有画面の閲覧に対応するブラウザは、Windowsの場合がInternet Explorer 10/11、Microsoft Edge、Google Chrome(最新版)、Firefox(最新版)、Macの場合がSafari 7/8、Google Chrome(最新版)、Firefox(最新版)、iOSの場合がiOS 7.0以降のSafari、Androidの場合がAndroid 4.2以降のGoogle Chrome。
2015年09月08日音声会議システムなどを提供するポリコムの日本法人、ポリコムジャパンは9月1日に、ポリコム製品で初めてWebRTC(プラグインなしでWebブラウザ間のビデオ通信、音声通信、ファイル共有ができるリアルタイムコミュニケーション用API)に対応した、コラボレーション ソフトウェア ソリューション「Polycom RealPresence Web Suite」を日本市場で販売開始することを発表した。ポリコムは設立から25年、日本での展開も20年となり、同社によると現在グローバルで顧客数は40万社にのぼるという。ポリコムジャパンの代表執行役社長 三ツ森隆司氏はポリコムのミッションを「バーチャルでさまざまな人と仕事ができるワークプレイスの提供」と紹介した。また、同社の注力エリアとして、「テクノロジーの革新」「エンタープライズ向け」「マイクロソフトとの連携」の3点が挙げられた。「新システムは、外からモバイルなどで会議に参加できるという範囲を超え、ベンダーやクライアントなど、外部の会社の人たちともバーチャルな会議を行うことができる。ポリコムでは、業界に先駆けてWebRTCをエンタープライズ向けにビデオ会議ステムで利用できるようにした。われわれはあくまでエンタープライズ向けにサービス提供しており、拡張性やセキュリティ面を重視している。拡張性については、利用ユーザーは実質無制限に拡張できるようになっており、セキュリティについては、オンプレミスやプライベートクラウドなど、それぞれの環境にあわせて、暗号化などのセキュリティ技術を提供している」(三ツ森氏)三ツ森氏によると、マイクロソフトとは戦略的パートナーシップを結んでおり、共同でソリューション開発に取り組んでいるという。ポリコムが提供する40製品以上が、マイクロソフトサービスとネイティブインテグレーションされているという。新製品の大きな特長としては、「WebRTCの採用」と「他社との会議」の2点が挙げられる。WebRTCによって、ユーザーは場所を選ばずに、どのデバイスからでも、ビデオ会議に参加することができるという。また、これまで他社とビデオ会議を行おうとすると、ファイアーウォールなどの規制により、接続が難しいケースがあったが、これに対して新製品は誰とでもコミュニケーションを行うことができるとしている。新製品には、ベーシック版と上位版となる「Polycom RealPresence Web Suite Pro」の2種類のライセンスが用意されている。ベーシック版・上位版ともに利用できる機能としては、音声会議(ビデオ会議)、グループチャット、デスクトップ共有となっている。上位版では、WebRTCに対応しているほか、複数コンテンツ(資料など)のアップロードと最大6コンテンツの切り替えが可能となっている。また、会議の参加者は、アップロードされたコンテンツをダウンロードすることができ、会議中にアノテーション(注釈付け)を行うこともできる。会議を始めるには、まず招待メールを送信する。メールにはWEBのURLが記載されており、このURLをクリックすることで、会議に参加できるようになっている。URL以外にも、VMR番号やSIPなどが記載されており、さまざまなプロトコル端末から会議に参加できる仕組みとなっている。新製品を利用するには、さまざまなプロトコルをマネージする「DMA」や端末を管理する「Resource Manager」など、必要なコンポーネントがある。日本で展開する「Polycom RealPresence Web Suite」はオンプレミス環境となるため、直近は必要なコンポーネントを保持している既存顧客に対して、アプローチをしていくという。グローバルでは、クラウドなどのサービスでの提供もされており、今後は日本での展開も予定している。新製品はポリコムの認定販売代理店を通じて提供され、オープン価格となっている。
2015年09月02日島津製作所は8月31日、異臭の原因物質を特定することを可能とする分析システム「GC/MS 異臭分析システム」を発表した。同システムは、島津製作所のガスクログラフ質量分析計に異臭分析に関するノウハウを有する大和製罐の技術を加える形で開発されたもので、過去の異臭問題の分析により把握されたすべての原因物質のMS情報と官能情報を組み合わせることで、どのような化合物が異臭の原因になるか分からない場合でも、すぐに分析を始め、異臭の原因物質を特定することができる。また、におい嗅ぎ装置が備わっている場合、データベースで同定された異臭成分のにおいを実際に嗅ぎ、「消毒」「ゴム」といったにおいの種類の情報と照らし合わせることで、異臭原因を確認することができる。さらに、候補と思われる対象成分の極性に応じて3種類のカラムの中から最適なものを選択可能なほか、異臭成分の中には、臭気しきい値が低く、ごく微量でも異臭と感じられる化合物があるため、微量濃度まで同定できる必要があることから、同システムでは、同社のGC/MSの高感度MRM、 SIM分析を生かし、数pptの臭気しきい値付近の成分も同定することが可能だという。
2015年08月31日