「加 齢 臭」について知りたいことや今話題の「加 齢 臭」についての記事をチェック! (2/5)
長引く新型コロナの影響で、巣ごもり生活が続くと、加齢とともに心身の活力が低下する“フレイル”に陥りやすくなる。「趣味のサークル活動や友人との集まりも控えるようになり、家にいてもやることがないという人も多いと思います。外出自粛などの感染予防はもちろん不可欠ですが、その一方で日常生活の極端な変化はフレイルだけでなく、認知症リスクまでも高めてしまうので注意が必要です」そう語るのは、認知症予防が専門の医師で東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授。瀧教授はコロナの感染予防をしながらも、フレイルを防ぎ、認知症リスクを下げる「セルフトレーニング」を提唱している。記憶力の衰えを「もう年だから忘れやすいのは仕方がない」と諦めてしまう人も少なくないが、それは大きな間違いだ。「記憶をつかさどる海馬が活性化すれば、記憶力は高まってきます。脳の活性化に役立つのは神経細胞の栄養となるBDNF(脳由来神経栄養因子)で、これは加齢とともに減少し、脳の萎縮が進んでいる人ほど少ない傾向にありますが、年齢にかかわらず有酸素運動を行えばBDNFを増やすことができます。さらに、少し前までの“大人の脳は成長しない”という常識は、’11年に発表されたアメリカピッツバーグ大学の研究で覆されています。55〜80歳の男女120人を対象に行った調査では、1年間にわたって有酸素運動を継続したグループは、海馬の体積が約2%増えていたのに対し、行わなかったグループは約1.4%減少していました。このことから『有酸素運動は記憶力を高める特効薬であること』が明らかになったのです」(瀧先生・以下同)日ごろ何を食べているかも、脳のコンディションを健康に保つには重要な要素だ。次の食習慣を日常的に心がけよう。・オリーブオイルをよく使う・主食は玄米や雑穀・野菜から食べ始める・肉より魚を好んで食べる・よくかんで食べ「食事に関する研究で、世界的に認められている『地中海食』は、認知症、特に脳血管性認知症の予防に役立つといわれています。ポリフェノールが豊富なオリーブオイルをふんだんに使い、肉や乳製品よりも、脳を活性化するEPAやDHAが豊富な魚、抗酸化作用のある果物や野菜を多く取り入れる食生活のことです。バランスのよい食事に加えて、地中海食を意識することをおすすめします」また、高い知的好奇心が認知機能の低下を防ぐ。「中でもピアノは抜群の脳トレ効果があります。指先から、ふだん使わない筋肉や関節を動かします。献立や段取りを考え、いくつもの手順をこなす料理もいいですね。昔やりたかったことにチャレンジしてみるのもいいですし、友人や家族と一緒にカラオケや囲碁、健康マージャンに参加するのもいいでしょう」ひとりでできる折り紙や水彩画などでもOK。続けられる趣味を見つけてみよう。「女性自身」2021年2月9日号 掲載
2021年02月03日「『記憶力は加齢とともに低下する』と思われていますが、大きな誤解です。脳を育てる要素はじつはふだんの生活のなかにたくさんあり、ほんのちょっと行動を変えるだけで、脳は活性化します」そう語るのは、認知症予防が専門の医師で東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授。瀧教授は、認知症リスクを下げる「セルフトレーニング」を提唱している。「認知症とは記憶力をつかさどる海馬の萎縮が始まり、脳全体に広がることで日常に支障をきたす状態を言いますが、近年の研究で大人になっても海馬で神経細胞が増えることがわかりました。さらに、神経細胞同士のつながりを強くすることで情報処理能力が高まるといわれています。これを“脳の可塑性”と呼び、最近注目されています」(瀧先生・以下同)脳の健康を保つキーワードは大きく3つあるという。1つ目はいくつになっても「知的好奇心を持つ」こと。2つ目は「運動」。そして3つ目は「人とコミュニケーションを交わす」ことだ。「ふだんの生活のシーンにも、脳を鍛えるチャンスはたくさんあります。たとえば、コロナ禍で友達とおしゃべりする機会が少なくなった人も多いと思いますが、そんなときこそお勧めなのが“1分間音読”です。声を出すことはコミュニケーションに必須で、ふだんから声を出していないと、いざというときにうまく声が出なくなり、さらにしゃべれなくなるという悪循環に陥ってしまいます。また、読解力や文章の切れ目を理解する能力を鍛えることで、脳にいい刺激が与えられます」会話をする機会が少なくなったという人は、新聞のコラムや好きな小説、音読用のテキストなど、自分が読みやすいと思うものを使って声を出す練習をしよう。さらに、ニュースを聞きながら“脳内メモ”を取ることが脳トレになるという。「テレビでニュースを1件見たら、その内容を100字ぐらいにまとめる練習をしてみましょう。最初はメモを取りながらでも、続けるうちに、頭の中でまとめられるようになってきます。さらに、まとめたことを家族や友人にわかりやすく伝えるようにすると、能力のアップにつながります」会話の最中に、人の名前などが出てこず、「あれ、なんだっけ?」ということが増えてきても悲観することはない。度忘れしているだけで、インプットした情報がうまく取り出せないだけなので、周辺情報から思い出すと思い出しやすくなる。さらに、記憶力をアップさせるためには、“2日前の食事のメニューを思い出す”トレーニングも有効だという。「2日前の食事内容を思い出すことは脳の活性化につながります。記憶があいまいというときは、前日、当日食べたものを思い出すのでもかまいません。余裕ができたら『食事日記』をつけてみましょう。日記のいいところは、1週間の食事内容を振り返って、栄養が足りていないかどうか栄養バランスをチェックできることです」チェックしながら食生活を改善すると、よりいっそうの効果が得られるそうだ。「女性自身」2021年2月9日号 掲載
2021年02月03日長引く新型コロナの影響で、巣ごもり生活が続くと、加齢とともに心身の活力が低下する“フレイル”に陥りやすくなる。「趣味のサークル活動や友人との集まりも控えるようになり、家にいてもやることがないという人も多いと思います。外出自粛などの感染予防はもちろん不可欠ですが、その一方で日常生活の極端な変化はフレイルだけでなく、認知症リスクまでも高めてしまうので注意が必要です」そう語るのは、認知症予防が専門の医師で東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授。瀧教授はコロナの感染予防をしながらも、フレイルを防ぎ、認知症リスクを下げる「セルフトレーニング」を提唱している。記憶力の衰えを「もう年だから忘れやすいのは仕方がない」と諦めてしまう人も少なくないが、それは大きな間違いだ。「記憶をつかさどる海馬が活性化すれば、記憶力は高まってきます。脳の活性化に役立つのは神経細胞の栄養となるBDNF(脳由来神経栄養因子)で、これは加齢とともに減少し、脳の萎縮が進んでいる人ほど少ない傾向にありますが、年齢にかかわらず有酸素運動を行えばBDNFを増やすことができます。さらに、少し前までの“大人の脳は成長しない”という常識は、’11年に発表されたアメリカピッツバーグ大学の研究で覆されています。55〜80歳の男女120人を対象に行った調査では、1年間にわたって有酸素運動を継続したグループは、海馬の体積が約2%増えていたのに対し、行わなかったグループは約1.4%減少していました。このことから『有酸素運動は記憶力を高める特効薬であること』が明らかになったのです」(瀧先生・以下同)緊急事態宣言の発出ということもあり、外出を避けたいという場合でも自宅でできる次のトレーニングを取り入れてみよう。【階段上り下り】(1)最初は歩くスピードで、階段を10秒ぐらいかけて上がる。(2)10秒かけてゆっくりと階段を下りる。上り10秒→下り10秒を3セット繰り返す。【イスもも上げ】(1)イスに座って座面を持ち、背筋を伸ばす。(2)片足を床と水平になるように上げる。(3)反対の足も同様に行う。【スクワット】(1)両足を肩幅より少し広めに開いて、背筋を伸ばして立ち、つま先はやや外側に向ける。(2)ひざをつま先より前に出さないで、ゆっくりとひざを曲げて腰を下ろす。背中が曲がらないように気をつける。【目をつぶって片足立ち】(1)目を開けて片足で立つ。(2)そのまま目を閉じて60秒間片足で立つ。【後ろ歩き】(1)腰に手を当てて背筋を伸ばす。(2)後ろにゆっくり歩く。(3)慣れてきたらつま先立ちで歩く。「もっとも手軽に効果が得られるのは、階段を使った運動です。『階段上り下り』では、10秒階段を上がり、下りてまた上がる……ことを3回繰り返します。また、歩かなくなると認知機能は極端に低下してしまうので、下半身の筋肉を鍛える『スクワット』は転倒予防にも効果的です。スクワットがきつくてしんどい、という人は、イスに座ってできる『イスもも上げ』から始めましょう。テレビを見ながらでもできます」有酸素運動ではないが、「後ろ歩き」も、ふだん使わない動きをすることで脳に刺激を与えるという。転ばないように、床に物が置いていないことを確認し、段差がないところで歩いてみよう。「女性自身」2021年2月9日号 掲載
2021年02月03日「『記憶力は加齢とともに低下する』と思われていますが、大きな誤解です。脳を育てる要素はじつはふだんの生活のなかにたくさんあり、ほんのちょっと行動を変えるだけで、脳は活性化します」そう語るのは、認知症予防が専門の医師で東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授。瀧教授は、認知症リスクを下げる「セルフトレーニング」を提唱している。「認知症とは記憶力をつかさどる海馬の萎縮が始まり、脳全体に広がることで日常に支障をきたす状態を言いますが、近年の研究で大人になっても海馬で神経細胞が増えることがわかりました。さらに、神経細胞同士のつながりを強くすることで情報処理能力が高まるといわれています。これを“脳の可塑性”と呼び、最近注目されています」(瀧先生・以下同)脳の健康を保つキーワードは大きく3つあるという。1つ目はいくつになっても「知的好奇心を持つ」こと。「東北大学加齢医学研究所では、約400人の脳がどのように変化するのかを追跡調査しました。知的好奇心のレベルが高い人ほど、加齢によって進む脳の萎縮が少ないことがわかったのです。知的好奇心を刺激する簡単な方法は興味を持つこと。昔やってみたいと思っていたことやあこがれていたことに、時間ができた今だからこそチャレンジしてみましょう」2つ目は「運動」。有酸素運動は神経細胞の栄養となるBDNF(脳由来神経栄養因子)が体内で生成されるのを促し、そのBDNFが海馬に送られると神経細胞が新しく作られるという。「ハードな運動をする必要はありません。軽く息が上がる程度で十分です。30分ぐらいのウオーキングがベストですが、家の中にいてもできることはあります。主婦の方であれば床掃除や窓拭きといった『家事』も有酸素運動のうちに入ります」そして3つ目は「人とコミュニケーションを交わす」こと。今はコロナ禍で、人と会う機会が少なくなり、マスク越しで会話をするのも気がひけるという人も多いだろう。そんなときこそ、電話やメール、SNS、Zoomなどオンラインの通信手段を上手に使いこなして孤立を防ぐようにしよう。「特に、ひとり暮らしでひきこもっていると、コミュニケーションを取る機会がほとんどなくなります。社会との関りを持ち、人と交流して、相手のことを思いやりながら考えて話をすることで、脳はたくさんの刺激を受けます。最近は、離れて暮らす子どもや孫たちとZoomで話をする高齢者も増えています。『難しいことはできない』と決めつけないで、トライしてみること。それが脳に刺激を与えることになります」無理は禁物だが、がんばったぶんだけ必ず脳は活性化するという。「女性自身」2021年2月9日号 掲載
2021年02月03日長引く新型コロナの影響で、巣ごもり生活が続くと、加齢とともに心身の活力が低下する“フレイル”に陥りやすくなる。「趣味のサークル活動や友人との集まりも控えるようになり、家にいてもやることがないという人も多いと思います。外出自粛などの感染予防はもちろん不可欠ですが、その一方で日常生活の極端な変化はフレイルだけでなく、認知症リスクまでも高めてしまうので注意が必要です」そう語るのは、認知症予防が専門の医師で東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授。瀧教授はコロナの感染予防をしながらも、フレイルを防ぎ、認知症リスクを下げる「セルフトレーニング」を提唱している。「『記憶力は加齢とともに低下する』と思われていますが、大きな誤解です。脳を育てる要素はじつはふだんの生活のなかにたくさんあり、ほんのちょっと行動を変えるだけで、脳は活性化します。認知症とは記憶力をつかさどる海馬の萎縮が始まり、脳全体に広がることで日常に支障をきたす状態を言いますが、近年の研究で大人になっても海馬で神経細胞が増えることがわかりました。さらに、神経細胞同士のつながりを強くすることで情報処理能力が高まるといわれています。これを“脳の可塑性”と呼び、最近注目されています」認知症の患者数は年々増加傾向にあり、2040年には高齢者の4人に1人が発症するとも予測されている。それでも、脳の機能が回復するレベルには個人差があるが、たとえ80歳で認知症の症状が出始めていたとしても遅すぎることはないと瀧教授は話す。「『もう年だから』とあきらめて何もしなければ、脳はどんどん衰えていきます。大事なのは最初の一歩を踏み出して、家の中で巣ごもりをしながらでも、手足、指、口、頭を効果的に動かすことです」(瀧先生)「女性自身」2021年2月9日号 掲載
2021年02月03日友人から「なんだか声が低くなったんじゃない?」と言われた、最近カラオケで高音が出なくなった……、そんな“声の異変”にご用心。ただの加齢現象だと放置せずに、きちんと対処することが健康寿命を延ばすことにつながりますーー。「今の時期、コロナ禍で外出を自粛している人も多いでしょう。しかし、巣ごもりであまりしゃべらない生活が長引くと、声帯の機能が衰えてきて、声がだんだんかすれてきてしまいます。1人で過ごす時間が増えてきたなと思ったら、生活のなかで意識的に声を出すように心がけましょう」そうアドバイスするのは、東京ボイスクリニック品川耳鼻いんこう科院長の楠山敏行先生。楠山先生によれば、特に閉経前後の女性は注意が必要なのだという。「年齢を重ねると声の張りがなくなり、『聞き取りづらい』と言われることが増えてきます。体の老化が始まる30代から声帯を取り巻く筋肉は衰え始め、更年期以降でそれが加速します。女性は閉経前後に女性ホルモンが減少することで、めまい、動悸、息切れ、のぼせといった更年期障害の症状が出てきますが、同時に声にも異変が起こります。血流が悪くなることで声帯がむくみ、声が低くなるのです。“大人の声変わり”がみられるのはこのためです」(楠山先生・以下同)のどは、空気を肺に送り、肺から空気を出す「気管」と、食べ物や飲み物を飲み込む「食道」につながっていて、とても複雑な動きをする。「女性ホルモンは、血流をよくして声帯のむくみを抑えていると同時に声帯の粘液分泌を良好にしています。加齢とともに声のツヤがなくなってくるのは、女性の場合、女性ホルモンの減少が声帯のむくみを起こす以外に、声帯の潤いが不足していることが原因です。声帯は乾燥すると軟らかさが低下するので、規則的で滑らかな振動に影響し、雑音が混ざった、かすれたような声になってしまうのです」のどはもう一つ、「飲食物を飲み込むとき」の動きがある。「声帯がピタリと閉じていれば問題ありませんが、閉じ方が不十分だと、食べ物や飲み物がときどき気管に入ってむせることが増えてきます。これを『誤嚥』といい、誤嚥が重なると『誤嚥性肺炎』を招いてしまいます」「誤嚥」のほかにも、「運動したわけでもないのに息切れがする」というのも、声帯の閉じ方が悪くなったことで起こる変化かもしれない。また、意外かもしれないが、腕の力と声帯は関連していて、「重いものを持つとき、力が入らず踏ん張れない」といったときも、声帯が衰えているサインだという。「上腕に力を入れるときは、胸郭の筋肉も使います。そのため、重い荷物を持ち上げようとするとき、胸郭が安定していないとしっかり持ち上げることができません。声帯をしっかり閉めて胸郭を安定させられることで、踏ん張ることができ、腕にも力が入るのです。また、加齢とともに全身の筋肉が衰える“フレイル”が進むと、声に関連する筋肉もやせて、声帯が閉まらなくなります。このように、声帯は全身と関連しています。そのため、“声変わり”を放置していると、誤嚥性肺炎だけでなく、転倒や骨折など、健康寿命を脅かすリスク要因にもつながってしまいかねないのです」生活習慣の面でも、ふだんから「たばこを吸う」「お酒が大好き」という人は、声帯にダメージを与えやすいので改めたいところ。“老け声”になったからといって、あきらめるのはまだ早い。ダイエットやフレイル予防のために行う筋トレと同じように、声帯もトレーニングによって鍛えることが可能だ。そこで今回、楠山先生におうち時間に簡単に取り組める4つのトレーニングを教えてもらった。“老け声”を若返らせるだけでなく、加齢に伴う「誤嚥」のリスクを防ぎ、嚥下機能を高める効果もあるそう。【の↑の↓発声法】(1)背筋を伸ばして立ち、口をすぼめて「のー」と伸ばして、低音から高音へ上げながら発生する。(2)そのまま息継ぎをしないで「のー」と伸ばして、今度は高音から低音まで発声する。20秒を1セットで3セット行う。「声帯を鍛えるのに有効なのは歌うことです。日ごろからカラオケで歌う習慣がある人は声帯が衰えにくいのです。ふだんからあまり歌う機会がない人は、さけぶようなキーで歌うと逆にのどを傷めてしまうので、医療現場でも取り入れられている『の↑の↓発声法』をやってみましょう。『のー』と声を出すとき、低い音から少しずつ音階を上げていき、高い音まで出しきります。その後、息継ぎをせずに、反対に高い音から低い音まで出します」「の」は“鼻音”で、のどを閉めないで空気を鼻へと抜いて音を共鳴させる。声帯の筋肉だけでなく、呼吸、声帯の振動など総合的に鍛えられるという。背すじを伸ばして行うようにしよう。【ストロー発声法】(1)背筋を伸ばしてストローを口にくわえる。指と口先で支えて噛まないようにする。はじめのうちは太めのストローだと行いやすい。(2)おなかに力を入れて「うー」と声を吹き込みながら低音から高音に伸ばす。(3)息継ぎをしないで、そのまま今度は高音から低音に声を伸ばす。10秒を1セットで3セット行う。腹筋を鍛えて体幹を強くするのが「ストロー発声法」。口よりも直径の細いストローを使うと、一度に多くの息を吐くことができないため、自然と腹筋に力が入る。〈応用編〉細いストローの先端を水を入れたペットボトルにつけて「う〜」と発声し、泡がブクブク出るようにする。慣れてきたらストローを底のほうに近づけて行う。10秒×3セット。【10分朗読】新聞でもお気に入りの詩でもいいので、毎日10分間声を出して読む。アナウンサーになりきって発声すると、ふだん使わない声帯の筋肉を鍛えるトレーニングに。10分×1セット。「最近出た論文では、高齢者に10分間朗読をしてもらったところ、発声機能が改善したという結果が出ました。雑誌や新聞などの記事を、アナウンサーになりきって毎日10分朗読してみましょう。ふだんの会話とは異なる発声をすることで、声帯の筋肉を鍛えることができます」【おふろでカラオケ】カラオケによく行く人は声が老けないという。頻繁に行くことができなくても、おふろで代用できる。浴室内は湿気があるのでのどを痛めないというメリットも。湯船につかりながらゆったり1曲トライ。「浴室は加湿されているので声帯にもやさしい。ぼそぼそと話しても声帯のトレーニングにはならないので、周囲に気兼ねなく歌える『おふろでカラオケ』もおすすめしています」声帯の筋トレを毎日続けると、早ければ2週間程度で効果が現れてくるそうだ。けっして無理はせず、コツコツ続けてみよう。「女性自身」2020年12月29日号 掲載
2021年01月06日友人から「なんだか声が低くなったんじゃない?」と言われた、最近カラオケで高音が出なくなった……、そんな“声の異変”にご用心。ただの加齢現象だと放置せずに、きちんと対処することが健康寿命を延ばすことにつながりますーー。コロナ禍で人と会うことも少なくなり、1日のうちで会話をするのも家族ぐらい。そもそも夫ともそんなに会話をしないので、“声”を出す機会が減った、と感じる人も少なくない。「今の時期、コロナ禍で外出を自粛している人も多いでしょう。しかし、巣ごもりであまりしゃべらない生活が長引くと、声帯の機能が衰えてきて、声がだんだんかすれてきてしまいます。1人で過ごす時間が増えてきたなと思ったら、生活のなかで意識的に声を出すように心がけましょう」そうアドバイスするのは、東京ボイスクリニック品川耳鼻いんこう科院長の楠山敏行先生。楠山先生によれば、特に閉経前後の女性は注意が必要なのだという。「年齢を重ねると声の張りがなくなり、『聞き取りづらい』と言われることが増えてきます。体の老化が始まる30代から声帯を取り巻く筋肉は衰え始め、更年期以降でそれが加速します。女性は閉経前後に女性ホルモンが減少することで、めまい、動悸、息切れ、のぼせといった更年期障害の症状が出てきますが、同時に声にも異変が起こります。血流が悪くなることで声帯がむくみ、声が低くなるのです。“大人の声変わり”がみられるのはこのためです」(楠山先生・以下同)のどは、空気を肺に送り、肺から空気を出す「気管」と、食べ物や飲み物を飲み込む「食道」につながっていて、とても複雑な動きをする。「女性ホルモンは、血流をよくして声帯のむくみを抑えていると同時に声帯の粘液分泌を良好にしています。加齢とともに声のツヤがなくなってくるのは、女性の場合、女性ホルモンの減少が声帯のむくみを起こす以外に、声帯の潤いが不足していることが原因です。声帯は乾燥すると軟らかさが低下するので、規則的で滑らかな振動に影響し、雑音が混ざった、かすれたような声になってしまうのです」のどはもう一つ、「飲食物を飲み込むとき」の動きがある。「声帯がピタリと閉じていれば問題ありませんが、閉じ方が不十分だと、食べ物や飲み物がときどき気管に入ってむせることが増えてきます。これを『誤嚥』といい、誤嚥が重なると『誤嚥性肺炎』を招いてしまいます」「誤嚥」のほかにも、「運動したわけでもないのに息切れがする」というのも、声帯の閉じ方が悪くなったことで起こる変化かもしれない。また、意外かもしれないが、腕の力と声帯は関連していて、「重いものを持つとき、力が入らず踏ん張れない」といったときも、声帯が衰えているサインだという。「上腕に力を入れるときは、胸郭の筋肉も使います。そのため、重い荷物を持ち上げようとするとき、胸郭が安定していないとしっかり持ち上げることができません。声帯をしっかり閉めて胸郭を安定させられることで、踏ん張ることができ、腕にも力が入るのです。また、加齢とともに全身の筋肉が衰える“フレイル”が進むと、声に関連する筋肉もやせて、声帯が閉まらなくなります。このように、声帯は全身と関連しています。そのため、“声変わり”を放置していると、誤嚥性肺炎だけでなく、転倒や骨折など、健康寿命を脅かすリスク要因にもつながってしまいかねないのです」生活習慣の面でも、ふだんから「たばこを吸う」「お酒が大好き」という人は、声帯にダメージを与えやすいので改めたいところ。“老け声”になったからといって、あきらめるのはまだ早い。「女性ホルモン分泌のコントロールは難しいかもしれませんが、声帯とそのまわりの筋肉を鍛えるトレーニングを継続して生活習慣を改善させることで、声は若返らせることが可能です。中高年が20代のころの声を取り戻すのには時間がかかるかもしれませんが、トレーニングを継続すれば健康な声帯を維持できるようになります」「女性自身」2020年12月29日号 掲載
2021年01月06日ラベンダーやミントに代表される植物の香りには、心身の不調を改善する力がありました。「臭活(しゅうかつ)」とは、嗅覚をきたえ、香りでセルフケアすること。体、心、そして脳まで元気で長生きするために、今日からぜひーー!認知症の改善や痛みの緩和、介護する側の心のケアなど、香りを活用した「アロマセラピー」の必要性と効果が今、介護の現場で注目を集めている。実際、香りにはどんな効果があるのだろう。予防医学にも詳しい、セラピストの有藤文香さんに話を聞いた。「アロマセラピーは、エッセンシャルオイルを使った、古くからある自然療法です。エッセンシャルオイルとは、精油やアロマオイルとも呼ばれますが、植物の香り成分を抽出したエッセンスのこと。心身をリラックスさせるだけでなく、ホルモンの分泌を促す、自律神経を整える、脳細胞を活性化させるなど、体と心のあらゆるところに作用して不調を整え、自然治癒力を高める力があります」(有藤さん・以下同)香りはどのようなメカニズムで、私たちの体に作用するのだろう。「1つ目に、香りを吸い込むことで鼻から大脳に作用。五感の中でダイレクトに脳に届くのは嗅覚だけなんです。2つ目に、のど、気管、肺の粘膜を経由して血液へ。3つ目に、皮膚から浸透し、血液やリンパ液へ。この3つのルートで、全身に信号が送られます。ゆるやかだけれど効果が高いのが、皮膚からの作用なので、なかでもアロマオイルを使ったマッサージはおすすめです」セルフマッサージでもいいが、マッサージはコミュニケーションツールにもなるという。「体にさわると、疲れているとか、冷えているとか、相手の状態がよくわかります。コロナ禍で家にいる時間が長くなり、マッサージを覚えたいという人が増えたのですが、『夫の体なんてここ数十年もさわったことがなかったけれど、気持ちよさそうにしている様子を見ると、離れた心も近づいて会話が増えました』という報告も。受ける側だけでなく、ほどこす側にも香りの効果はあるので、ぜひ、家族にも試してみてください」【マッサージオイルの作り方】エッセンシャルオイルを直接塗ると刺激が強すぎるため、キャリアオイル(100%天然ホホバオイルがおすすめ)で薄める。保存容器にキャリアオイルを入れ、好みのエッセンシャルオイルを加えて振り混ぜる。割合はキャリア10ml:エッセンシャル4滴(フェース用は2滴、敏感肌は1滴)。これを少量塗り広げて優しくさする。保存は冷暗所で2週間。多くの人が気にする認知症についても、香りが効果を表すようだ。特定の香りが効くというより、嗅ぐことで得る刺激が大切だという。さまざまな香りをバランスよく嗅ぐことで、嗅覚がきたえられて脳も活性化。さらに、香りには記憶を呼び起こす作用もあるので、認知症予防にプラスに働く。「オイルを選ぶ際、化学的なものは逆効果。天然100%で無農薬のものがベストです。そのぶん値段は高くなりますが、使うのは少量で十分ですし、毎日を笑顔で過ごすためにも、食べ物以上にいいものを選んでくださいね」「女性自身」2020年12月29日号 掲載
2020年12月17日■毎日鏡を見ていたはずなのにおかしいなあ……幼いころから自分の顔面に関してはズボラというか諦め半分というか、目・鼻・口が所定の位置にあればそれで充分、みたいな考え方をしており(極端!)、美を追求することにあまり興味がなかったのだが、アラフォーになってから急にメイクをがんばりだした。きっかけは非常にベタだが「お肌の衰え」である。「こんなところにこんなのあったっけ!?」というシミとシワがあちこちに……毎日鏡を見ていたはずなのにおかしいなあ(ちゃんと見てなかったんでしょうね)。20代の頃は、日焼け止めを塗ってお粉の一発もはたいておけばなんとなく「整えた」感じになっていたが、あの適当さはわたしが若かったから許されていただけらしい。40代となった今、そんな手ぬるいことではお肌のアラを隠せなくなっている。シミやシワもそうだけれど、全体的に血色が悪いし、顔の形も重力に負けつつあるのか以前より縦に伸びたような……。■時代遅れなメイクでは、顔面のマイナス成長を止められないとにかく、顔面のマイナス成長が止まらない。いくら自分の顔面に興味がないとは言え、着実に老けていくのをただ黙って見ていられるほど豪胆な人間ではなかったようだ。このマイナスをどうにかしたい。そんなことを思いながら久しぶりにしっかりメイクをしてみたところ、悲しいことに、メイクの知識が「大学デビューしたくて一瞬メイクにハマった90年代末」で止まっていた。わたしは中高生の頃に空前のコギャルブームが来た世代。当時のメイクと言えば、とにかくアイメイク。みんな眼力の強調に命をかけており、目の周りが黒かったりバサバサしたりしていたものだ。しかし、それを現代のアラフォーがやると、当たり前だがなんかおかしい。顔が古い、とでも言えばいいのか。とにかくコレジャナイ感がすごい。■わたしの場合、きっかけはメイクレッスン眼力を強調するにしても、今はもっと違うやり方があるのではないか?というか、ベースメイクからして時代遅れな可能性があるぞ?そう思ったわたしは、美容雑誌を読み込むのでも、デパコスのカウンターを訪れるのでもなく、メイクレッスンに行くことを選んだ。メイクに関するアップデートができていなさすぎて、自分ひとりでどうにかするのは無理だと思ったのだ。多少お金がかかっても、プロに頼りたかった。あとはその当時ちょうど『40歳までにオシャレになりたい!』という本を作っていて、コンサバファッションを猛勉強しているところだったので、そこにメイクのことをプラスできたらうれしいと思ったことも、メイクレッスンへの意欲を高めた。服だけカッコよくても、顔が古いままじゃあどうしようもない。「善は急げ」とばかりにわたしはメイクレッスンへ駆け込んだ。結論から言うと、行ってよかった。なぜならば、わたしの顔&わたしの都合に合わせたアドバイスがもらえたから。「基本ズボラです!」と言えば「じゃあ最低限これだけはやってください」となるし、「ココがコンプレックスです!」と言えば「でしたらこのテクニックだけは覚えて帰ってください」となる(顔が平らなのがコンプレックスなのだが、眉尻を濃いめに描いて、眉頭に向かって薄くグラデーションを作るようにすると立体感を演出できるというテクには本当に感動した)。個別具体的なアドバイスにより、顔面がみるみる変わる体験には、停滞していた人生に新しい風が吹き込んでくるような爽快さがあった。■頼ってみてはじめてわかる、自分の“伸びしろ”プロに頼るって、いいな……。そう感じたわたしは、その後パーソナルカラー診断を受けたり、美容のプロがやっているYouTubeやSNSアカウントを見るようになった。元がズボラなので、仕事の合間にちょっと情報収集をするとかその程度だけれど、効果は確実にある。やはり頼るべきはプロだ、というより、プロの「理論」だ。きれいになれるかどうかは「センス」の問題だと思いがちだが、実は「理論」による部分が大きい。たとえセンスがなくても、理論を押さえるだけで見た目の印象は変えられるし、そういう小さな成功体験を積み重ねていくことで、メイクの楽しみも増えていく。最初はただただ加齢に抗いたくてメイクしていたわたしも、今ではメイクを楽しむ気持ちを持てている。自分の顔面を使っていろいろと実験するのが楽しいのだ。実験と言えば、どんなに忙しくても眉カットはお店でやってもらう、という実験を続けている。どういう風にカットするかはあえて「おまかせ」だ。そうするとスタッフさんによって、提案してくるものが微妙に違う。でも、違っていいのだ。わたしの美しさにも幅があるらしいこと、正解がひとつじゃないことがわかるから。ひとつしかない自分の顔にいくつもの可能性があることを示されるのは、なんというか、単純に「アガる」のでオススメだ。このごろ「自己肯定感」という言葉をよく目にするようになったが、実際のところ、自分の力だけで自己肯定感を高くキープするのは難しい。ひとりでがんばりすぎると疲れてしまいかねない。そこでプロの出番だ。プロに頼らせてもらうことで、「わたしにはまだ“伸びしろ”がある」と思える。今の自分もいい感じだけど、少し先の未来で、今よりもっといい感じの自分が待っている。そう思いながら生活するのも、悪くないものだ。トミヤマユキコさんのイチ推しコスメ「MOTE MASCARA CLEAR(モテ マスカラ クリア)」塗るたびにまつ毛をケアするクリアマスカラ加齢とともに真っ黒のマスカラで盛り盛りに塗るのが似合わなくなり、茶色のマスカラ、透明マスカラ、はたまたボリュームタイプからロングカールタイプへの宗旨替えを経て、“今”のところはこれが最適解、だそう。
2020年03月18日不快なニオイから解放されて快適に生活2020年1月下旬、資生堂は、同社が展開するデオドラントブランドライン『エージーデオ24』から、医薬部外品「エージーデオ24 プレミアム デオドラントスプレーDX」を始めとする4品目9種類の新製品を発売する。他に発売となる製品は、「パウダースプレー」「デオドラントロールオンDX」、「デオドラントスティックDX」だ。同社の調査によると、近年毎日、緊張やストレスを感じる中で生活している人が多く、ストレス由来のニオイ「ストレス臭」をケアしたいというニーズが増えていることが分かった。そこで、そのニーズに応えてこれらの汗臭・ストレス臭・加齢臭ケアができる製品が発売された。高密着処方でニオイをしっかり抑えるニオイ菌を殺菌する有効成分IPMP(イソプロピルメチルフェノール)が新製品共通で、配合されている。さらに、ストレス臭を包み込んでニオイを目立たなくする「ST ハーモナージュ香料」も配合。そして、高密着処方のため、動いてもおちにくく、いやなニオイを抑え続けてくれる。汗臭・ストレス臭ケアに加えて、加齢臭ケアもできるのが、プレミアム デオドラントスプレーDXだ。配合されている「AD ハーモナージュ香料」が加齢臭を包み込んでケアしてくれる。(画像はプレスリリースより)【参考】※資生堂のニュースリリース
2020年01月24日内臓脂肪が落ちる! Dr.白澤の食事術1月14日、長年にわたり体重が変わらないという白澤卓二医学博士の太らない理由について解説されている新刊『内臓脂肪が落ちる! 「30年間、体重が変わらない」Dr.白澤の食事術』が発売された。白澤氏は白澤抗加齢医学研究所所長であり、お茶の水健康長寿クリニック院長でもある。同氏はこの新刊の監修を務め、価格は900円(税別)、A4判、「TJ MOOK」として宝島社から発売中である。白澤卓二院長の太らない裏技千葉大学医学部卒業の白澤卓二氏は1958年生まれ。ドイツ・ケルン大学への留学経験があり、2007年には順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座の教授となり、現在は東京・御茶ノ水駅前のお茶の水健康長寿クリニック院長を務めている。一般的にいわれる「年をとったらやせにくい」は嘘だと白澤氏は語る。61歳の現在でも、腹囲83.5cmがキープされており、身長は173cm、体重68kg、体脂肪率14%だという。新刊では食生活を見直せば落としやすいという内臓脂肪の落とし方について解説。脂肪燃焼体質にするにはオリーブオイルよりココナッツオイル、体のサビを止めて体脂肪を減らすパプリカ、やせホルモンを分泌する大豆、血糖値上昇を防ぐ玄米など、著者の太らない裏技が紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※内臓脂肪が落ちる! 「30年間、体重が変わらない」Dr.白澤の食事術 - 宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル
2020年01月22日おやつを食べてやせ体質に!1月14日、賢く間食することにより、やせる体質になろうという新刊『おやつを食べてやせ体質に! 間食ダイエット』が発売された。著者は管理栄養士で日本抗加齢医学会指導士の森由香子氏で、1,300円(税別)の価格にて、文藝春秋より発売中である。無理な我慢なく健康的にやせるコツ東京農業大学農学部栄養学科を卒業した森由香子氏は、大妻女子大学大学院修士課程を修了。クリニックで栄養指導や分析、食事管理業務に従事。食事からのアンチエイジングを提唱しており、これまでに『あなたの寿命は食事が決める!』や『太らない人の賢い食べ方』などの著作を発表している。ダイエットで我慢することになるおやつ。おやつを含め、食事は人類にとって生まれながらの欲求であり、そこを我慢することでストレス過多や、摂るべき栄養素が足りない「新型栄養失調」により健康を損ねることになってしまっては本末転倒である。おやつは足りない栄養を補給することもできる。森氏はこれまでに3000人以上の食事指導を行い、「間食ダイエット」を提唱。同氏は3つのルールさえ守れば、スイーツを食べることができ、やせたい人こそ3度の食事と「間食」が必要だとしている。同書は「おやつを食べると太る」と思っている人こそ手に取るべき書籍となっている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※『おやつを食べてやせ体質に! 間食ダイエット』森 由香子 - 単行本 - 文藝春秋BOOKS
2020年01月21日加齢とともに悩まされる、目の不調や病気あれこれ……。でもこれらは、目のまわりの骨を正しい位置に戻すことで改善されるという。自分で行うことができ、しかも驚くほど簡単。そんな“セルフ矯正”を毎日の習慣にしよう!まぶたの垂れ下がりや目の下のクマ、視力の低下、さらには緑内障など、目にまつわる不調や病気に悩む人は多い。そして、それは年齢を重ねるごとに実感を深めるので、目の使いすぎや老化による衰えだと思われがちだ。しかし、美容矯正サロン「フォルム」院長であり、人体の構造を知り尽くしたゴッドハンド・清水ろっかん先生は、「目のまわりの骨が大きく関係しているんです」と言う。「そのことに気づいたのは、目をぱっちりさせるための美容矯正がきっかけでした。施術をした人から、『視界までクリアになった』という声を聞いたのです。目の状態と目のまわりの骨には何か関係があるぞと予測し、研究した結果、多くの不調の原因は骨のゆがみにあることを確信しました」年をとると、目のまわりがくぼんだり、まぶたが垂れ下がって“目が小さくなった”という人が増える。「これは、加齢によって目のまわりの筋肉がゆるみ、それと一緒に頭がい骨の一部である眼窩骨が下がることで、眼窩(眼球のまわりの穴)がせまくなるのが原因のひとつ。眼球が収まるのに十分なスペースがなくなってしまうわけですから、結果、眼球に圧力がかかって、血流が悪くなります。当然、目の動きも悪くなるし、視神経も圧迫される。これが一連の不調のメカニズムだと、私は考えています」因果関係をさぐるため、日本眼科学会認定専門医である回生眼科院長・山口康三先生にも話をうかがってみた。目の状態は、血流と深い関係があるという。「血液には体じゅうに栄養や酸素を運ぶ大切な役割があります。その流れが滞れば、生活習慣病のリスクが高まることは知られていますが、当然、目にも影響があるわけです。ましてや目には毛細血管が多く、目の中を流れる血液の量は、脳の23倍もあるといわれるほど。視力低下。老眼、ドライアイ、緑内障、白内障、黄斑変性症、網膜症……挙げたらきりがありませんが、さまざまな目の障害が起こる可能性があります」(山口先生)では、どうしたら改善できるのだろうか。ろっかん先生は次のように語る。「眼窩骨を動かしてもとの位置に戻し、眼窩を広げればいいんです。ただ、眼窩に直接手を入れることはできないので、おでこなどまわりの骨を動かすことで広げていきます。実際、この矯正を行った患者さんからは、『視野が広がった』『ものがはっきり見えるようになった』『視力が上がった』『眼圧が下がってきた』など、具体的な報告が届いています。もちろん『目がぱっちりした』『まぶたが上がった』『クマが消えた』など、美容的な喜びの声もたくさんいただいていますよ」それほど多くの効果が伴う施術と聞けば、複雑に違いないと思うわけだが、なんとセルフで簡単に行えるという。「誰にでもできますよ。それに、目のまわりはデリケートなので、事故が起こらないためにも、じつはセルフケアはおすすめなんです」ろっかん先生がセルフ矯正施術を教えてくれた。【基本の矯正】アプローチすべき「眼窩骨」は目の奥にあっていじれないので、前に出て垂れ下がったおでこを持ち上げることで、せばまった眼窩を広げる。じんわり力を入れていくと、骨が動くのがわかる。眼球を押さないように注意して。(1)側頭部をギューッと押す両手のひらのつけ根を耳の上にあて、側頭部を手で包み込む。両側からギューッと挟み上げて20〜30秒、膨張した頭がい骨をしめる。血流があがり、骨を動かす準備ができる。(2)おでこを押し上げる両ひじをテーブルにつき、両手を眉の上にあてておでこを包み込む。ひじを固定した状態で、おでこと手のひらを密着させ、ぐっとおでこを押し上げ20〜30秒キープ。前に出た骨を正しい位置に戻す。(3)右手で眉間を押し上げる右手の親指のつけ根を眉間の右横(目頭のくぼみ)にあて、指先は頭頂に向ける。右ひじをついて固定し、手のひらをおでこに押しつけ、ぐっと持ち上げて20〜30秒キープ。垂れ下がった骨をもとに戻す。(4)左手で眉間を押し上げる左側も同様に行う。手のひらと骨がフィットするよう密着させ、(眼球にはいっさい力を加えることなく)骨にしっかりと圧をかけて、また、首が反って力が逃げてしまわないよう注意しよう。【目のまわりのシワ改善矯正】両手のひらのつけ根を頬骨にあて、上後方に引き上げると目尻のシワ改善に、下後方に引き下げるとほうれい線の改善につながる。どちらも10秒キープして3セット。視界をすっきりさせつつ、悩みに合わせたケアを。【目ヂカラアップ矯正】右手の親指の腹を右の目頭のくぼみにあて、左上方向に押して10秒キープする。これを3セット。左の目頭も同様に行う(左手の親指で右上方向に押す)。疲れ目に効くばかりか、目頭が開くことで目がぱっちり大きくなる。「骨は日々ゆがんでいきますから、毎日続けることが大切。目のケアになるだけでなく、美顔効果も期待できます。自分のタイミングでOKですが、一日のうちでいちばん状態が悪くなっている夜に行い、回復させて翌日を迎えるのがベストでしょう」(ろっかん先生)
2019年12月04日うねり、薄毛、パサパサ髪……加齢とともに深くなる髪の悩みが、梅雨どきはさらに爆発!でも、あきらめないで。まずは頭皮を整えることで、髪質も改善できるのです。そこで注目すべきは「美容液シャンプー」。栄養たっぷり、40代以降のマストアイテムです。「加齢とともに毛髪の悩みが多くなるのは、女性ホルモンの減少がおもな原因。髪の成長力が落ちるので細くなってスカスカし、さらには相対的に男性ホルモンの割合が高くなるので、特に頭頂部が薄くなってくるのです」そう話すのは、毛髪診断士の余慶尚美さん。ヘアケア商品の開発・プロデュースにも携わる立場から、年齢髪への対策とおすすめのアイテムを教えてもらった。「紫外線やカラーリングなど、外的刺激によって髪そのものが傷んでいることもありますが、じつは、頭皮の衰えが大きな原因といえます。加齢によって代謝が下がり、血流が悪くなると、頭皮はやせてたるみます。髪悩みの上位にくる“うねり”も、毛穴のたるみ=ゆがみによって生まれるのです」つまり、髪の状態を整えるには、まず頭皮ケアが必要なのだ。「そこで『美容液シャンプー』が有効です。頭皮に栄養を与えてよく耕し、土壌を改善すれば、ハリとコシのある新しい毛髪を育むことができます。髪は補修しかできませんが、頭皮は筋肉同様、きたえれば必ず応えてくれますから。そして、必ず夜に洗うこと。頭皮や髪は睡眠中に修復されるので、栄養の満たされた状態で眠ることが大切です。逆にNGなのは、朝シャンプーし、生乾きのまま外出すること。キューティクルが開いたままなので、紫外線ダメージが倍増してしまいます」■美容シャンプー【コーセー】スティーブンノルクレンジングコンディショナー自宅の浴室が地肌スパに。地肌クレンジング、地肌マッサージ、シャンプー、トリートメントを1ステップでかなえてくれる。ニューヨークのトップヘアスタイリスト、スティーブン・ノルとの共同開発。500ml/1,944円(編集部調べ)【レオノールグレユ】ユイルドGBパリ発。オイリーだったり、元気を失った頭皮用のオールインワントリートメントシャンプー。頭皮に直接つけ、よく乳化させながら皮脂を洗浄。細くなった髪にボリュームを与えてツヤを取り戻し、抜け毛を防止する。200ml/4,860円【アンファー】スカルプDボーテ薬用スカルプシャンプー(ボリューム)女性にうれしい豆乳発酵液など、健やかな頭皮環境とハリ・コシのある髪を実現する「トリプルホールド成分」を配合。日々のホームケアで頭皮を整えて保ち、根元からふんわりボリューム感のある髪へ導く。350ml/3,900円【ステラシード】エイトザタラソクレンジングリペア&モイスト美容液シャンプー(7月26日先行発売)独自開発の「タラソ幹細胞処方」により、細胞レベルで頭皮と髪のダメージを同時に補修し、保水・美髪成分を補給する。汚れを落としつつ、水分に満ちたぷるんとした髪へ。“美容液で洗う”新発想シャンプー。475ml/1,512円【アヴェダ】インヴァティアドバンスエクスフォリエイティングシャンプーアーユルヴェーダの知恵と先進の植物科学を融合させたヘア&スカルプケアシステム「インヴァティ」をパワーアップ。98%自然界由来成分で、クリーンな頭皮から太く輝く髪を育む。薄毛で悩む人にも。200ml/3,564円老化を止めることはできないが、選ぶアイテムと方法によって、進行をゆるやかにすることはできる、というのが余慶さんの持論だ。「もちろん、バランスのいい食事をとり、内側から頭皮に栄養を与えることは大前提ですが、40代からは、髪に少しだけ時間とお金をかけてほしいと思います」
2019年07月03日アンチエイジングフェア2019 in 横浜みなとみらい日本抗加齢協会、フジテレビジョン主催の「アンチエイジングフェア2019 in 横浜みなとみらい」に、ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社であるヒューマンアカデミー株式会社が協賛。ヒューマンアカデミーブースで出展する。「アンチエイジングフェア2019 in 横浜みなとみらい」の開催日時は2019年6月14日(金)~16日(日)の10:00~17:30(最終日のみ17:00まで)。場所はパシフィコ横浜、入場無料。ヒューマンアカデミーブース出展内容グッドエイジングヨガでは人気講師の藤田真弓氏を招きヨガを体験する。年齢による女性の体に起こる変化に対応し、健康と美を維持することが目的だ。1回15分参加費は無料。ハンドトリートメントではラベンダー、ゼラニウム、マンダリンの3種類の香りから好みの物を選び、手のひらからひじ下にかけてアロマオイルトリートメントを行う。1回15分で参加有料。中島史恵さんトークショー&ヨガ体験では、女優でタレントの中島史恵さんが登場し、今秋開講予定の中島さんが監修したヨガ講座の体験が行われ、コンセプトやカリキュラムも合わせて紹介。参加は無料。要予約で先着順。トランポリンフィットネスでは、トランポリン第一人者の長崎峻侑氏を講師に招き、トランポリンによるエクササイズプログラムを行う。トランポリンは脂肪燃焼効果が高く、短時間でトレーニングの成果が期待できることから、注目を受けているエクササイズだ。各イベントの詳細日時については、「アンチエイジングフェア2019 in 横浜みなとみらい」公式ホームページよりご確認を。(画像はプレスリリースより)【参考】※ヒューマンホールディングス株式会社のニュースリリースアンチエイジングフェア2019 in 横浜みなとみらい
2019年06月08日KAMIKAより消臭ミスト発売大人の女性のためのヘアケアブランド「KAMIKA(カミカ)」より、気になる汗や頭皮のニオイを手軽にケアできる消臭ミスト「KAMIKAクリアスカルプミスト」(税抜3,980円)が、2019年5月21日(火)より発売された。オンラインストア限定販売だ。夏にぴったりのアイテム気温が上がり汗のニオイが気になるこれからの季節。「KAMIKAクリアスカルプミスト」は、そんな時期にぴったりの全身用消臭ミストだ。デオドラント成分として、イソプロピルメチルフェノール(薬用有効成分)、カキタンニン、セージエキス等を採用。さらにラベンダーやローズマリーをはじめとした8種のボタニカルエキスを配合し、抗菌、保湿効果も高い。薬用有効成分配合でニオイをブロック汗をかいた時にニオイが気になるのは、汗により繁殖した雑菌が原因。同アイテムに配合された有効成分イソプロピルメチルフェノールは、強力なニオイの元に直にアプローチしてくれる。加齢臭にも効果的だ。レモンのようなハーブ”ヴァーヴェナ”の爽やかな香りで、気持ちもリフレッシュ。汗の気になる部分にさっとスプレーして馴染ませるだけで、簡単にニオイケアができる。60ml入りのコンパクトサイズで、持ち運びしやすいのも嬉しいポイントだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ECホールディングスのプレスリリース※「KAMIKA」公式サイト
2019年05月24日ダイエット専門クリニックによる実態調査ダイエット専門院「渋谷DSクリニック」が、アラサー&アラフォー女性を対象としたダイエットの実態調査を実地。ダイエットに対する意識や、加齢による体型の変化等について、調査結果と同院の考察を発表した。同調査は2019年3月13日から3月16日までの4日間、25歳から45歳まででダイエットの経験がある全国の女性を対象に、インターネットで行われた。回答件数は553名にのぼる。多くの女性が加齢による体型変化を実感調査結果によると、約9割の女性が「加齢とともに痩せにくくなった」と感じていることが分かった。痩せにくいと感じ始めた年齢の平均は32.5歳。30歳を過ぎた頃から、徐々に体型変化を感じる傾向にあるようだ。また「実感したことのある加齢による体型変化」について質問したところ、「お腹が出てきた」「体重が増えた」がほぼ同じ割合で1位。さらに「腰回りが太くなった」「ヒップが下がった」「太ももが太くなった」と続いている。「渋谷DSクリニック」のダイエット専門ドクターによると、30代、40代の女性は、体型に様々な変化を感じるタイミングだという。主な原因は「基礎代謝の低下」「女性ホルモン(エストロゲン)分泌量の減少」「ライフスタイルの変化」などが挙げられる。年齢を重ねた女性は、意識的な運動や食生活の見直しなど、生活習慣の改善が求められる。(画像はプレスリリースより)【参考】※渋谷DSクリニックのプレスリリース※渋谷DSクリニック
2019年05月12日ダイエットが続かなかった人にオススメ脳科学を元にした健康習慣作りのサポートサービスを提供する株式会社マインドフルヘルスは、最新の脳科学ダイエット『マインドフル・ヘルスアカデミー ダイエットプログラム』を東京・渋谷で5月から開催する。これまでは、本社のある福岡市で提供していたが、関東での開催を求める声を受けて、東京で同プログラムを開講することとなった。月3回のレッスンで健康的にダイエット『マインドフル・ヘルスアカデミー ダイエットプログラム』では、「食欲コントロールヨガ」、「ダイエット講座」、「マインドフルイーティング」などを通じて、健康的にやせる習慣を手に入れるためのスキルを指導する。「食欲コントロールヨガ」は、体の緊張をゆるめて、簡単なポーズを数分間キープする手法を用いている。ホルモンバランスが整い、呼吸が深まる陰ヨガであり、食欲を抑制する効果がある。「ダイエット講座」では、栄養・運動・睡眠などの重要ポイントを解説する。「マインドフルイーティング」では、実際にサラダランチを食べるワークを行う。東京では、5月17日から同プログラムをスタートする。月3回の受講で無理なく健康的な習慣へと導いてくれる。5月末までの申し込みで、通常10,000円の入会金が500円となるキャンペーンを実施している。プログラムの詳細・スケジュール・料金などはウェブサイトで確認を。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社マインドフルヘルス※マインドフル・ヘルスアカデミー ダイエットプログラム
2019年05月01日日本人の平均寿命は延び続け、’17年には男性が81.09歳、女性が87.26歳となり、100歳を超える人も年々増え続けている。人生100年時代が到来したが、いつまでも自立して暮らせているわけではない。平均寿命と健康寿命の差をみると、男性は8.95歳、女性は12.47歳。健康寿命を左右するカギを握るのが“ひざ”のコンディションにあるという。「“ひざの痛み”を訴える中高年は2,800万人いると推計されています。自分の足で歩けなくなると、介護が必要になるだけでなく、積極的に外に出て人と関わろうという気力も失われて、どんどん心と体が弱っていきます。認知症のリスクも高まります。そのように自立を奪う最大の要因が“ひざ痛”です。ひざの痛みを克服して、“100歳まで歩けるひざ”を作ることが、寝たきりになることを防ぎ、健康寿命を延ばす秘訣なのです」そう話すのは、『100歳まで自分の力で歩ける「ひざ」のつくり方』(アルファポリス)の著者で戸田リウマチ科クリニック(大阪府吹田市)の戸田佳孝院長。戸田院長は、ひざ痛の原因となる「変形性ひざ関節症」が専門で、「ひざ痛」を訴えて来院する患者さんと日々接している。「年齢とともに足の筋肉がやせ衰えると、歩く速度が遅くなります。外出や、トイレなどに自力で行く生活が難しくなり、転倒による骨折、その後寝たきりになってしまうリスクも高まります。加齢による筋力の低下を『サルコペニア(筋機能低下症候群)』といい、『変形性ひざ関節症』の進行は、足の筋肉の衰えと密接に関係しています」(戸田院長・以下同)“ひざ痛”の大半を占める「変形性ひざ関節症」は次のようにして起こる。加齢とともにひざ軟骨の量が減ってくると、半月板が割れる。割れた半月板の破片が横にはみ出して、神経が通る「側副靱帯」を圧迫してしまうと、階段の上り下りがつらい、朝起きたときにひざが痛むといった“ひざ痛”が現れてくる。半月板が飛び出さないように、ひざの内側に骨の堤防ができる。これを「骨棘」といい、エックス線撮影で骨棘が確認されると、「変形性ひざ関節症」と診断される。戸田院長が警鐘を鳴らすのは、この時点で医師からすぐに手術を勧められることだという。「割れた半月板を摘出する手術を勧められることが多いのですが、実際には割れた半月板を摘出しても残っていた半月板がまた割れて骨のすり減りが早くなり、痛みが再発することが多いのです。ひざ痛の最大のリスクは“肥満”です。太りすぎに注意しながら、ストレッチや筋トレをする「ひざトレ」を行うことで、半月板が損傷しても痛みが現れない強いひざができます。半月板の異常は、加齢とともに多くの人に出てくるものです。50歳以上の人がMRI(磁気共鳴画像)を撮って『半月板が割れています』と言われたとしても、それは『顔に小じわが出てきましたね』(笑)というのと同じぐらいに捉えていいのです」
2019年04月10日「アンチエイジング」を体験体感するイベント関西テレビと日本抗加齢協会によるイベント「アンチエイジングフェア in Osaka 2019」が、5月25日(土)・26日(日)の2日間にわたり開催される。話題のワード「アンチエイジング」について学ぶとともに、体験・体感出来るイベントとなっている。トークショーや無料サンプリングも「アンチエイジングフェア in Osaka 2019」は、関西テレビ本社“カンテレ扇町スクエア”1Fのアトリウム・パークアベニューと3Fのメビック扇町で開催される。開催時間は10時(受付スタートは9時半)~18時。入場は無料で、各日程とも先着2,000名にプレゼントが用意されている。企業によるブースの出展や、ブースでの無料体験、無料サンプリングが実施される他、スペシャルゲストとして、25日(土)にはモデルの稲沢朋子が、26日(日)には、フリーアナウンサーの近藤サトが登場。さらに、両日ともアンチエイジングに関する様々なテーマで、医療・美容のスペシャリストなどによるスペシャルセミナーが開催される。各セミナーとも、申し込みは先着順で、応募期間は、4月1日(月)~5月7日(火)。公式サイトの応募フォームにて受付を行い、定員になり次第、締め切りとなる。(画像はアンチエイジングフェア in Osaka 2019公式サイトより)【参考】※アンチエイジングフェア in Osaka 2019
2019年03月25日年を重ねると体のあちこちに不調が出てくるように、目も衰える。手元の細かい文字が見えにくくなる「老眼」は、40歳ごろから多くの人に現れてくる。多くの読者世代が悩まされている、目にまつわる老化現象。放置しておくと失明にいたる症状も……。目の“異変”のサインを見落とさないで!「老眼は、目のピント調節機能が低下することによって起こる“目の老化”のひとつです。老眼は病気ではありませんが、『年を取ったのだから見えづらいのは当たり前』と思ってはいけません。物が見えづらいという状態には加齢によって起こる病気が潜んでいることがあり、そのまま放っておくと症状を悪化させてしまうことがあります」そう語るのは、東京女子医科大学医学部眼科学講座の飯田知弘教授。物が見える仕組みはこうだ。外からの光は、角膜、水晶体、硝子体という透明な組織を通り、眼底の網膜で映像を結ぶ。「老眼は水晶体が硬くなり、ピント調節機能が低下することで起こりますが、この水晶体が濁り、光が通りにくくなり、物がぼやけてかすむと『白内障』の可能性が高くなります。また、眼底にある網膜は光の映像を視神経に伝える役割があり、中心にある黄斑部に異常をきたすと、うまく映像が結ばれず物がゆがんで見えたり、中心部が暗く見えたりする『加齢黄斑変性』になります」(飯田教授・以下同)光の映像は視神経を通って脳に伝えられるが、視神経がダメージを受け、眼圧とのバランスが崩れると、視野が欠ける「緑内障」になる。一度、悪くなった目は元に戻ることはない。早期発見、早期治療がなにより大切だ。異変に早く気づくためのチェックリストは次のとおり。思い当たる症状がないかチェックしよう!□ まぶしく感じる…(1)□ 目がかすむ…(2)□ 眼鏡をかけても新聞の文字が読みづらい…(3)□ 最近、視力が落ちた気がする…(4)□ 眼鏡が合わなくなった…(5)□ 陰影のはっきりしない物が見づらい…(6)□ 突然、物が見づらくなった…(7)□ 視界に何かちらつく…(8)□ 暗い場所では物が見づらい…(9)□ 物がゆがんで見える…(10)□ 視野がぼやけて見える部分がある…(11)□ 視野の中心部が暗く見える…(12)□ 目が充血する…(13)□ 目が乾く…(14)□ 目が疲れやすい…(15)□ 物が二重に見える…(16)□ 目を開けにくい…(17)□ 遠近感がとりにくい…(18)■(2)、(5)、(15)の自覚症状がある人は「老眼」かも!水晶体が硬くなり、ピント合わせができなくなるため、手元の文字などが見えづらくなる。「新聞や本など細かい文字が遠くに離さないと見えなくなります。最近はスマホの見すぎでピントを合わせる毛様体筋が緊張しすぎて働かなくなり、近くにも遠くにもピントが合わなくなる人も増えています」老眼が気になる年齢になったら“見えづらさ”に隠れている病気がないか、1年に1度は眼科で視力検査にプラスして目の検査を受けるようにしよう。■(3)~(5)、(7)、(10)~(12)、(18)の自覚症状がある人は「加齢黄斑変性」かも!「水晶体から入ってきた光は、黄斑部で捉えて、色や形などはっきり見ることができますが、黄斑部に老廃物がたまり、それによる障害が進むと、視力が著しく低下し、中心部が暗くぼやけて見えたり、ゆがんで見えたりします」もともと欧米人に多く見られる症状だったが、ライフスタイルの変化で日本でもかかる人が増加。原因には加齢のほか、日光を多く浴びる、喫煙や偏った食生活なども影響すると考えられている。気になることがあればすぐに眼科を受診しよう!
2019年02月06日「最近では『健康寿命』が注目を集めているけれど、加齢とともに人の運動量は低下するいっぽう。体幹ばかりを鍛えるのではなく、身体をひねって臓器を動かすことが大切です」デューク更家さんが考案した、縦横のひねりでふだん使わない部分を刺激する「腸ひねり」ウォーキングがお腹と内臓の脂肪がみるみる落ちると、今注目を集めている。「そこで僕が着目したのが、『腸ひねり』!腸内環境が健康の鍵ということはすでに知られていますが、腸をひねるように身体を動かすことで、加齢やストレスで鈍った腸の動きを活性化。便秘解消はもちろん、さまざまな美容健康効果が得られるんや。さらに、縦横の動きも組み合わせ、なおかつ歩きながら腸をひねることで、ふだん使わない身体の組織もフル活用!内臓や筋肉が活性化され代謝そのものがアップするほか、お腹や内臓にたまった脂肪もみるみる撃退。最高のダイエット法として、この『腸ひねり』ウォーキングを考案したんです」(デュークさん・以下同)そこで今回、この「腸ひねり」ウォーキングを初公開。正月休み明けのだらけた身体をリセットするのに、もってこいだそう。【横隔膜ひねりウォーキング】横隔膜を開き、やせ体質に1)肘を直角に曲げ、肘を肩の高さまで上げる。2)肘が下がらないよう意識しながら、水をかくように肘から下を後ろに引く。同時に右脚の膝下を、左脚を交差するように後ろに蹴り上げる。3)反対側も同様におこなう。10歩を2セット。「年齢とともに脂肪がつきがちな横隔膜を開くため、呼吸が深くなり、代謝が上がってやせ体質につながるのがこのウォーキング。自然と背中をそらすことになるため、姿勢が悪い人も腰がしっかり伸びることで腸が刺激されます!二の腕スッキリ、ヒップアップにも効果アリ。おまけにリラックス効果も抜群と、『一粒で何度もおいしい』んやで!」【腸圧縮ウォーキング】お腹をぎゅ~っと締めてねじってお腹の脂肪スッキリ1)胸を広げ、両手も大きく広げて立つ。2)脇を締めるように、両手を少しすぼませる。3)そのまま腸を圧縮するように身体をすぼませ、両手で上半身を抱え込む。同時に右脚は左脚を交差するように高く上げ、一歩踏み出す。4)着地したら、1の姿勢に戻り、反対側も同様におこなう。10歩を2セット。「全身を使ってお腹をぎゅ~っと締めつけねじることで、『ラブハンドル』の解消に。『ラブハンドルって何?』という奥さん、要は三段腹でっせ!『イチ、ニ、サン』と声に出しながら左右リズムよく、『サン』で一気に腸を圧縮する要領でおこなってや!四方八方から腸を刺激するので、便秘解消にもうってつけ。ぽっこりお腹を、外側からも内側からも解消」※身体をひねるときは息を吐きながらおこないましょう。また、各ウォーキングの歩数や回数はあくまで目安です。無理のない範囲でおこなってください。
2019年01月11日「最近では『健康寿命』が注目を集めているけれど、加齢とともに人の運動量は低下するいっぽう。体幹ばかりを鍛えるのではなく、身体をひねって臓器を動かすことが大切です」デューク更家さんが考案した、縦横のひねりでふだん使わない部分を刺激する「腸ひねり」ウォーキングがお腹と内臓の脂肪がみるみる落ちると、今注目を集めている。「そこで僕が着目したのが、『腸ひねり』!腸内環境が健康の鍵ということはすでに知られていますが、腸をひねるように身体を動かすことで、加齢やストレスで鈍った腸の動きを活性化。便秘解消はもちろん、さまざまな美容健康効果が得られるんや。さらに、縦横の動きも組み合わせ、なおかつ歩きながら腸をひねることで、ふだん使わない身体の組織もフル活用!内臓や筋肉が活性化され代謝そのものがアップするほか、お腹や内臓にたまった脂肪もみるみる撃退。最高のダイエット法として、この『腸ひねり』ウォーキングを考案したんです」(デュークさん・以下同)そこで今回、この「腸ひねり」ウォーキングを初公開。正月休み明けのだらけた身体をリセットするのに、もってこいだそう。【脊髄ウォーキング】「神気」と呼ばれる脊髄のツボを刺激1)両手を上げ、肘を曲げた状態で、頭上で手のひらを合わせる。2)手のひらを合わせたまま手首を返し、指先で首の付け根を軽くたたく。同時に腰からひねり上げるように右脚を高く上げ、左脚を交差するように一歩踏み出す。3)右脚が着地するタイミングでいったん両手を元の状態(1)に戻してから、今度は左脚を高く上げながら、再び手のひらを合わせたまま手首を返し、指先で首の付け根をたたく。着地するタイミングで両手を1の状態に戻す。2~3を繰り返す。10歩を2セット。「『神気』と呼ばれる脊髄のツボを刺激することで血流が上がり、『背中やせ』に。これは漢方でいう『気血水』が巡る場所なので、血流だけでなく全身のエネルギーをチャージすることができるんや。上体をひねりながら脚をできるだけ高く上げることで、腸を刺激。肩や背中のコリ解消、呼吸器系にも効果あり!」【腸「大ひねり」ウォーキング】大きくひねって脂肪がガンガン燃える1)左右の手のひらを掌底で合わせ、胸の前で上下に向ける(ここでは、右手が上向き、左手が下向き)。2)上半身を大きく右にひねりながら、掌底を合わせたまま手のひらも返す(左手が上に、右手が下になるように)。同時に右脚は左脚と交差するように高く上げ、一歩踏み出す。3)着地したら、反対側も同様に(手のひらは逆に、右手が上に、左手が下に)。2~3を繰り返す。10歩を2セット。「手首を起点に手のひらを返しながら腰をひねることで、遠心力がアップ!全身の筋肉を使うことで脂肪がガンガン燃え、腸もより大きくひねられます。顔は常に、ひねるほうにしっかり向け、太ももをおへそにひきつけるつもりで高く上げることでひねり効果がさらにアップし、骨や筋肉、神経の働きも活発に。全身のアンチエイジングにおすすめ!腰の悪い人は控えめに」※身体をひねるときは息を吐きながらおこないましょう。また、各ウォーキングの歩数や回数はあくまで目安です。無理のない範囲でおこなってください。
2019年01月11日「最近では『健康寿命』が注目を集めているけれど、加齢とともに人の運動量は低下するいっぽう。体幹ばかりを鍛えるのではなく、身体をひねって臓器を動かすことが大切です」デューク更家さんが考案した、縦横のひねりでふだん使わない部分を刺激する「腸ひねり」ウォーキングがお腹と内臓の脂肪がみるみる落ちると、今注目を集めている。「そこで僕が着目したのが、『腸ひねり』!腸内環境が健康の鍵ということはすでに知られていますが、腸をひねるように身体を動かすことで、加齢やストレスで鈍った腸の動きを活性化。便秘解消はもちろん、さまざまな美容健康効果が得られるんや。さらに、縦横の動きも組み合わせ、なおかつ歩きながら腸をひねることで、ふだん使わない身体の組織もフル活用!内臓や筋肉が活性化され代謝そのものがアップするほか、お腹や内臓にたまった脂肪もみるみる撃退。最高のダイエット法として、この『腸ひねり』ウォーキングを考案したんです」(デュークさん・以下同)そこで今回、この「腸ひねり」ウォーキングを初公開。正月休み明けのだらけた身体をリセットするのに、もってこいだそう。【骨盤ひねりエクササイズ】ウォーキングアップで股関節の可動域を広げる1)あぐらをかいて座り、左腕を内側から通して左脚を持ち上げる。このとき、右手で左脚のかかとをつかむ。2)1の状態のまま、右のお尻に重心を移動。左のお尻を床から離す。3)両手は左脚から離さず、一度左脚を外側(左側)に大きく開く。4)反動をつけて反対側(右側)へ大きく左脚全体をねじる。3~4を5回。5)4で右側へ振り切った左脚を、反動をつけてさらにもう少し右側へ引き寄せる。こちらも5回。反対側も同様に。「年齢とともに固くなりがちな股関節の可動域を広げることで、血流やリンパの流れがよくなり、むくみを解消。お尻や太もものシェイプアップにもつながるので、まずは座った状態で腸ひねり!大きな動きで股関節の可動域を広げたあとに、小さな動きで脚全体をストレッチ。なるべくしっかり脚を動かすことが重要やけど、無理は禁物。座骨神経痛の予防にも」【筋膜ひねりウォーキング】ふだんの生活では使わない体側を伸ばしてひねって、腸を刺激1)両手をまっすぐ高く上げ、頭上で手のひらを合わせる。2)上体を右斜め後ろにひねりながら、左手を手のひらひとつ分下げるようにスライドさせる(右手の手首に左手の指先が来るように)。同時に腰からひねり上げるように右脚を高く上げ、左脚を交差するように一歩踏み出す。3)右脚が着地したら、反対に、上体を左斜め後ろにひねりながら今度は右手を手のひらひとつ分下にスライドさせる。同時に左脚を高く上げ、右脚を交差するように一歩踏み出す。2~3を繰り返す。10歩を2セット。「ふだんの生活では使わない体側をしっかり伸ばしながらひねることで、腸への刺激が大きくなるのがこのウォーキング。同時にこの部分の筋膜も刺激するため、たるんだ脇腹も引き締められるで。肩こりにも効果があるほか、上半身のリンパの流れも促進されるため、脂肪燃焼&美肌効果もアップ。脚はできるだけ高く上げることがポイント!」※身体をひねるときは息を吐きながらおこないましょう。また、ウォーキングの歩数や回数はあくまで目安です。無理のない範囲でおこなってください。
2019年01月10日『KRD Nihombashi セミナー』開催概要2018年12月12日(水)、KRD Nihombashi 1F スタジオにおいて、『KRD Nihombashi セミナー』が開催される。栄養学スペシャリストのまごめじゅん氏が、老化に負けずに、健康の自己ベストを更新する方法を伝授。食習慣を変えることで老化を防ぎ、肉体的にも精神的にも若々しい自分になることを目指す。受け付け開始時間は14:30。開催時間は15:00から16:30まで。参加費は4,000円。Peatixにて、参加券を販売している。加齢による身体のたるみを感じている人や、アンチエイジングに興味がある人、疲労感がとれない人などにオススメだ。毎日の食事によって、細胞の炎症を抑え、老けない自分を目指してみてはいかがだろうか。栄養学スペシャリスト まごめじゅん氏まごめじゅん氏は1969年生まれ。熊本県出身。臨床分子栄養医学研究会に所属。指導認定カウンセラーの資格を保有する。栄養療法によって、アトピー、花粉症、貧血などを完治させた経験をもち、現在は、栄養学スペシャリストとして活躍。ブログ「ビタミンアカデミー」を主宰し、セミナーや料理教室を積極的に開催している。(画像はPeatixより)【参考】※Peatix※ブログ「ビタミンアカデミー」
2018年11月27日老化を防ぐ食べ方・食材の選び方10月1日、老化予防のための食べ方や食材の選び方などを解説している新刊『名医がすすめる!老けない最強の食べ方』が発売された。著者は白澤抗加齢医学研究所所長で医学博士の白澤卓二氏である。同書の価格は680円(税別)で、笠倉出版社より発売中である。『世界一受けたい授業』などでもお馴染みの白澤氏1958年、神奈川県に生まれた白澤卓二氏は千葉大学医学部を卒業し、ドイツ・ケルン大学に留学。2007年には順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座の教授となっており、現在、東京・JR御茶ノ水駅前の「お茶の水健康長寿クリニック」の院長を務めている。白澤氏は『100歳までボケない101の方法』『老いに克つ』など、多数の書籍を発表、『世界一受けたい授業』『林修の今でしょ!講座』などのテレビ出演でもお馴染みとなっている。発売された新刊では老化を防ぐ日常の食事術が掲載されており、食べ方やおすすめの食材、その選び方、調理法などを解説。ストレッチやウォーキングなど、簡単にできる老化予防の運動や生活習慣についても掲載している。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※名医がすすめる!老けない最強の食べ方(楽LIFEヘルスシリーズ)
2018年10月09日ヘアやメイク、ファッションと共に女性が気を使っているものとして「身体のニオイ」があげられるのではないでしょうか。その中でも有名なのが、みなさんご存じ「加齢臭」。実はこれ、資生堂が初めて発見したってご存知でしたか?その資生堂が、今度は現代社会を象徴するような新たなニオイを発見!その名も「ストレス臭」です。老若男女問わず発生する可能性のあるこのニオイ、もしかしたらあなたも知らず知らずのうちにニオってしまっているかも…!?気になる「ストレス臭」の正体に迫ります!資生堂の強み!ニオイ研究の歴史サイエンスに基づく研究により、数々の化粧品を生み出している資生堂。安全性と機能性はもちろん、心地よい感触や喜び・感動といった“心”の満足にまで目を向ける感性も、研究の重要な要素と考えられているそう。香りやニオイの研究は古くから行われており、1999年には今や知らない人はいない程有名な「加齢臭」を初めて発見したのが資生堂です。この発見からおよそ20年を経た今年、新たなニオイ成分が発見されました!年齢性別関係なし!誰にでもニオう可能性がある「ストレス臭」とは?そのニオイとは、「ストレス臭」。面接や試験、プレゼンテーション、スピーチや初対面の対話など、心理的に心拍数が上がるような緊張・ストレス状況下で発生するニオイのことです。これは皮膚の表面から放出される気体「皮膚ガス」の研究過程で偶然発見されたそう。硫黄化合物系の特有なニオイで、その成分を「STチオジメタン」と名付けたそうです。私も実際に「ストレス臭」を嗅いでみたところ、鼻をツンとつくようなネギのような香りを感じました。これが身体から出るのかと思うと…ゾッとします。さらに「ストレス臭」の厄介なところは、このニオイを嗅いだ本人はもちろん、周囲の人をも不快な気持ちにさせ、心の混乱や疲労まで引き起こしてしまうということ!ニオうだけではなく、人の心にも影響してしまう困り者なんです。それによりさらなるストレスがかかり、またストレス臭を発生させてしまうという負のスパイラルに陥ることも予想されます。どうする「ストレス臭」?資生堂が対応技術を開発!そんな困った存在の「ストレス臭」に対処するため、資生堂は対応技術を開発。それが「STアンセンティッド技術」と呼ばれるものです。これはストレス臭に対応する「STハーモナージュ香料」により、強いニオイでストレス臭をごまかすのではなく、ストレス臭を包み込み、嫌なニオイを目立たなくする技術。実際に「STハーモナージュ香料」を噴きかけた「ストレス臭」を嗅いでみたところ、確かに先ほどよりも鼻をつくニオイが減少したように感じました。この技術を応用した新製品が、2019年にケア製品として発売される予定だとか。今から発売が待ち遠しいですね!普段の何気ない生活の中に様々なストレスが潜む現代社会、この「ストレス臭」に今後注目が集まりそうな予感大!まずはこのようなニオイがあるということを理解することが、ストレス臭対策の第一歩になるのかもしれませんね。ライター:森田文菜/参考:資生堂グループ
2018年10月05日1999年に資生堂が「加齢臭」を発見してから約20年。同社はこのほど、現代社会を象徴する新しいニオイ「ストレス臭」を発見した。年齢性別関係なく発生するというこのニオイ、一体どんな条件下で発生するのだろうか?このほど開催された「技術発表セミナー」での発表内容から、「ストレス臭」の正体に迫ろう。「加齢臭」から20年。資生堂の研究で新たなニオイ成分を発見資生堂の香り・ニオイ研究は古くからさかんに行われており、誰もが知る有名なものでは、1999年に資生堂が初めて発見した「加齢臭」がある。同社ではその後もニオイと生理学についての研究が続けられ、今現在様々な製品にその研究結果が応用されている。そんな資生堂が20年ぶりに新たなニオイ、「ストレス臭」を発見した。ニオイで人の第一印象が決まる!?薬剤師でコミュニケーションカウンセラーでもある仲秋素志氏によると、「人は見た目が100%と言われるが、対面におけるコミュニケーションでは見た目よりニオイの方がインパクトが強い」という。インターネットの普及により、時間や距離を無視して誰かとコミュニケーションが取れる便利な時代。コミュニケーションが電子化されることにより、自分が他人からどう見られているのかをより気にしてしまい、自分に自信を無くしている人が多くなってきているそうだ。自分のパーソナル空間に他人が入ってきたとき…すなわち自分のニオイが届いてしまう状況に置かれると非常に不安になる人が多いことから、デオドラント市場の需要が高まってきているという。嗅覚は他の感覚と違って脳に直接情報が送られるため、“好き”“嫌い”といった感情とダイレクトに結びつき、即座にその判断が下されてしまいがち。これが、ニオイが第一印象に大きな影響を与える理由だそうだ。心理的緊張によって発生する「ストレス臭」の正体「ストレス臭」は体調や加齢、情動、食べた物など、体内の状態を反映して変化する「皮膚ガス」のモニタリング中に偶然見つかったもの。人が緊張などのストレス状態にあると、特有のニオイがすることに気づいたそう。資生堂はその後、緊張やストレスを感じる場面を再現する「インタビューストレス」の検証試験を繰り返し実施。心理的緊張によって皮膚ガスとして硫黄化合物系の特有のニオイ「STチオジメタン」が発生することを突き止め、これを「ストレス臭」とした。筆者も実際に嗅いでみたところ、ネギのような鼻にツンとくるようなニオイを感じた。このニオイは年齢や性別に関係なく発生し、そのニオイを嗅いだ周囲の人も疲れたり、心の混乱を来たすということも判明している。資生堂はこの「ストレス臭」に対処するため、強いニオイでごまかすのではなく、ニオイを包み込み、嫌なニオイを目立たなくする「STハーモナージュ香料」による「STアンセンティッド技術」を対応技術として開発。2019年春からは、ケア製品などに応用する予定だという。現代はストレスと切っても切り離せない社会であり、今後この「ストレス臭」対策の重要性は高くなっていくと考えられる。資生堂の次なる新製品に大いに期待したい。【参考】※資生堂グループ
2018年10月05日「脊柱管狭窄症は、活動的なシニアが増えたことから、注目されている病気です。脊柱管とは背骨に沿ってのびるトンネルのようなもので、中には神経が通っています。加齢とともに脊柱管が狭くなり、神経が圧迫され、痛みやしびれが出るのです」そう語るのは、参宮橋脊椎外科病院の大堀靖夫先生。近ごろ、よく耳にする脊柱管狭窄症。平均寿命が延び、超高齢社会を迎えた現代。この症状に悩む人が急増している。脊柱管狭窄症は、腰痛はひどくなく、背筋を伸ばして立ったり、歩いたりすると、脚にしびれや痛みを感じるのが特徴だ。「脊柱管狭窄症は加齢にともなって増加しますが、誰でも発症するわけではありません。予防には、40〜50代からの生活習慣や運動習慣、正しい姿勢などが重要だと考えられています」(大堀先生・以下同)脊柱管は急に狭くなるわけではない。多くは長年の姿勢のクセや日ごろの腰への負担などからジワジワと狭くなっていくもの。日常生活の心がけで、発症や悪化を防ぐことが可能だという。たとえば食生活。“骨のアンチエイジング”に留意すべきだと大堀先生は話す。強い骨を保ち、神経を健康に保つ栄養素を含む主な食べ物は次のとおり。【カルシウム】乳製品、イワシの丸干し、小松菜など。【マグネシウム】のり、ワカメ、アーモンド、大豆製品など。【ビタミンD】きくらげ、サンマ、サケなど。【ビタミンB12】レバー、アサリ、シジミ、カキなど。「骨を増やす基本となる良質のタンパク質、ビタミン、ミネラルなどさまざまな栄養素を取ることが重要です。とくに日本人の摂取量が少ないカルシウムを積極的に取ったほうがいいでしょう。同時に、カルシウムをしっかり定着させるマグネシウムも不可欠です。カルシウムの吸収をよくするビタミンD、神経の修復に役立つビタミンB12なども摂取したいですね。ほかに、動物性のタンパク質は体に必要な良質なアミノ酸を豊富に含み、骨を支える筋肉をしっかりと保ってくれるのです」
2018年09月01日なんだか最近、体にちょっとした違和感を覚えたり、歩くのがつらかったり。ひょっとしたら、神経が圧迫された状態になりつつあるのかもしれない――。「『脚にしびれや痛みがある』『長く歩くとつらい』、こうした症状は脊柱管狭窄症、もしくはその前兆かもしれません。『もう年だから』と諦める前に、どんな病気なのか知っておくことが大事です」そう語るのは、参宮橋脊椎外科病院の大堀靖夫先生。近ごろ、よく耳にする脊柱管狭窄症。どんな病気なのだろうか?大堀先生が解説してくれた。■背骨の神経の通り道が狭くなることで、痛みやしびれなどのトラブルが……脊柱管を通る神経が、腰椎の変形や、靱帯が厚くなることで圧迫され、お尻から脚にかけて痛みやしびれが起きる。脊柱管狭窄症には、神経の束が圧迫される「馬尾型」、そこから腰や脚などに出ていく部分が圧迫される「神経根型」、両方が圧迫される「混合型」がある。「脊柱管とは背骨に沿ってのびるトンネルのようなもので、中には神経が通っています。加齢とともに脊柱管が狭くなり、神経が圧迫され、痛みやしびれが出るのです。活動的なシニアが増えたことから、注目されている病気です」(大堀先生・以下同)■主な原因はズバリ「加齢」最大の要因は加齢で、50代後半から増え、70代になると10人に1人の割合で症状がみられる。ほかに、重いものを持ち上げたりする機会の多い仕事をしていたなど、腰に負担がかかる生活をしているとリスクが高くなる。生まれつきの背骨の構造が影響することも。■キーワードは「間欠跛行」「腰痛はひどくなく、背筋を伸ばして立ったり、歩いたりすると、脚にしびれや痛みを感じるのが特徴です。前かがみになるとラクになり、また歩けるようになる『間欠跛行』という症状を自覚して病院を訪れる患者さんが多いです」歩いていると脚のしびれや痛みがだんだんとひどくなり、それ以上歩けなくなる。まえかがみの姿勢をとったり座ったりすると治まり、再び歩けるようになる。患者の7割にみられる。気がかりなのは脊柱管狭窄症が、運動機能が低下する「ロコモティブシンドローム」を招くことだ。「問題は歩けなくなること。体が動かしづらくなるため、ひきこもりがちになり、活動量が落ちるため筋力も低下します。運動不足やストレスから生活習慣病やがん、うつや認知症などさまざまな病気につながることも。足腰が弱くなることで、寝たきりや要介護のリスクも高くなってしまうのです」
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