2015年9月30日 19:45
生理前の強いイライラ…PMSを超える「PMDD」とは?
生理前の強いイライラ…PMSを超える「PMDD」とは?
胸のハリや腹痛・腰痛、イライラなど、女性の多くが経験する生理前の不調。いわゆるPMS(月経前症候群)の状態に加え、さらに精神的な症状が強く出てしまうのが「PMDD」(月経前不快気分障害)といわれています。
PMDDは、PMSに含まれる腹痛や腰痛といった身体的な不調に加え、ウツのような気分の不安定さや、暴力的、攻撃的と思えるほどのイライラ感があるのが特徴的と考えられています。さらに、過眠や不眠、炭水化物を中心とした過食傾向など、多くの症状が出ることもあるのだとか。
こうした強い気分の揺れがあり、イライラがコントロールできずにいると、周囲を巻き込むトラブルに発展することも。家族やパートナーとの関係が崩れてしまったり、人間関係がうまく築けないと悩む女性も多いようです。
PMDDで実際に症状を感じるのは、排卵期から月経開始までの1~2週間程度。しかし、月の半分ともいえる期間で不安定な状態にあり、心療内科への相談をすすめられることがあります。
症状が出ていない時期に診察を受けてしまうと、PDMMとの関連がつかめず、原因不明とされる場合もあるため注意が必要です。