2019年3月2日 18:00
花粉で肌荒れ何とかしたい!肌の専門家直伝「肌荒れを防ぐ」ヒント
花粉シーズン真っただ中、気になるのが肌への影響です。なせ肌荒れが起きるの? 肌への影響を防ぐには? 資生堂の研究員の方に聞いてみました!
文・椎原茜
花粉シーズン本格化!
毎年この時期になると、肌の調子が気になるという方は、花粉による肌への影響や原因、そして防御策については、ぜひ知っておきたいところ。そこで今回は、株式会社資生堂 グローバルイノベーションセンターの研究員・細井純一さんに、花粉による肌への影響や原因、肌を守る方法を教えていただきました。
どうして花粉で肌荒れするの?
――花粉が飛び始めると、なぜか肌荒れが気になるなら、もしかしたら花粉が影響しているのかも。そもそも、花粉で肌荒れはするのでしょうか?
細井さん 花粉症患者は、花粉の時期である花粉症発症期に、肌からの水分蒸発量が増え、肌の水分が低下すること、さらに刺激感覚が高い度合いまで進むことを、資生堂は2001年に発表しています(2001年接触皮膚炎学会)。
そのメカニズムのひとつとして、花粉が、花粉に含まれるたんぱく分解酵素を介して、皮膚の細胞のカルシウム濃度を必要以上に上げることにより、肌のバリア機能が低下することが考えられます(資生堂リサーチセンターが実証)。