呼吸には、体内に酸素を取り入れるだけでなく、心身を調整する大切な働きが…。夏の間、気づかぬうちに溜まったストレスを解消し、自律神経を整える超簡単メソッドをご紹介します!
横隔膜を緩めて、浅い呼吸癖を改善。
「夏バテの原因のひとつは、異常気象による気圧の変化など、周囲の変化にカラダが追いついていないことだと考えられています。さらに過労、人間関係など、さまざまなストレスが重なり、脳の働きを鈍らせて体調不良を生むのです」(ボディワーカー・藤本靖さん)
猛暑が収まる頃に体調を崩し、回復できないまま鬱々とした冬に突入…。そんな心身の負の連鎖を起こさないためにも、早めに自律神経の乱れを整え、ストレスに負けないカラダを取り戻したい。
「自律神経が乱れている人は呼吸が浅く、息を吐ききる力がありません。理想の深い呼吸は、横隔膜の芯を緩めて息を吐ききること」
そこで着目したのがあくび。
「あくびをすると横隔膜が自然と緩み、息を吐ききる力が蘇ります。
こわばっていたカラダ全体がほぐれますが、同時に脳が覚醒するのも感じます。普段あくびをかみ殺している人ほど、本当のあくびの気持ち良さを体感してください」
あくび呼吸
あくびをしながら体側伸ばし。