心や記憶と深い関わりのある香り。色っぽく効果的に使いこなすためのテクニックをご紹介します。
「香りは記憶との結びつきが強いため、どんな香りを纏うかによって自分のイメージをセルフプロデュースすることができます」と言うのは、香水コーディネーターの牧野和世さん。
もし誠実な好意を抱いてほしいなら清楚で優しい香りを、気になるあの人と距離を狭めたいならフェロモンを感じる香りを、色っぽい自分にしっとりと浸りたいならローズの香りをオン。目的に応じて香りを纏うことで、相手の脳へダイレクトにアプローチできる。
「香りだけでももちろん有効ですが、女性らしい所作や柔らかい笑顔を合わせることで色気は倍増させられます」
気分や印象を変えることのできる香りだが、体温や湿度が高いと想定以上に強く香ったり、香り方が変化してしまうため、正しいつけ方や場所を守る必要がある。そこで今回は、基本の香りの纏い方をご紹介。
“さりげなさ”が重要。
外出の30分前にオン。
男女の嗅覚には大きな違いがあり、日本人女性は「生乾きの香り」に嫌悪感を、日本人男性は「強い香水」を臭いと感じる傾向に。強すぎる香水は“香害”といわれることもあるため、甘さやスパイシーさの強い香水は出かける30分前につけるのが適切。