2016年1月7日 20:00
体温1度下がると免疫力3割低下 女性を襲う恐ろしい不調とは?
体温は免疫力と深く関係している?
日本人の体温は昔に比べて下がっている。1957年に報告されている日本人の平均体温は36.89度。近年では36.14度にまで低下。約50年間で0.75度も体温は下がっていることになる。なぜなのか?「クリニック真健庵」院長の吉村尚美先生に聞いた。
日本人の体温がどんどん低くなっている主な理由は3つ。
「とくに食事。過食やビタミン・ミネラル不足、加工食品の摂りすぎなどは低体温の原因になります。
そして運動。筋肉はカラダの中の最大の発熱器官です。体内の熱の40%は筋肉によって作られるので運動はとても重要です。最後は生活環境。エアコンの設定を極端にしたり、昼夜逆転の生活をしていると、自律神経のバランスが狂ってさまざまなホルモンバランスが乱れ、冷えにつながります」
これらの3要素を踏まえてライフスタイルの見直しを。
では低体温の状態を放っておくとやがてどうなる?
「まず、免疫力の低下です。一説には体温が1度下がると免疫力が3割低くなるともいわれています。免疫に関わる腸内環境の乱れも問題です。
子宮や卵巣が冷えることから子宮筋腫や子宮内膜症といった婦人科系の病気のリスクも増えてきます。