長引くマスク生活や加速する大気汚染の影響で、これまで以上に肌の揺らぎやトラブルに悩む人が急増中。外的刺激に負けない肌を育てるために、健康的な肌の基本であるバリア機能を見直して。
トラブルを回避するには保湿が肝!バリア機能アップ大作戦。
急増中の「マスク皮膚炎」。その原因とは?
昨年から肌悩みのトップに君臨する「マスク皮膚炎」。原因は、マスクの下のイレギュラーな環境にあるそう。
「マスクをしていると、熱がこもって皮膚温が上昇。その結果皮脂や汗の分泌が増え、蒸れやかぶれなどのトラブルが起こりやすくなります」(美容皮膚科医・慶田朋子先生)
「みんなそれぞれにマスク荒れへの対処法も身についてきた印象ですが、気温が上昇するこれからの季節は、マスク内の湿度が上がり、赤みやひりつき、毛穴の開きなど、肌が揺らぎやすく」(トータルビューティアドバイザー・水井真理子さん)
肌の潤いを守るバリア機能とは。
なぜ肌が揺らぐのか?その理由は肌の角質層のバリア機能が大きく関係している。
「バリア機能とは、角質層に存在する天然保湿因子と細胞間脂質、さらに肌表面を覆う皮脂膜の3つの要素から成る、肌が本来備えている機能。