骨量を貯蓄!いま改めて再注目されている“かかと落とし”って?
骨の老化予防は今しておくのが正解。
肌の老化は気にしても、骨の老化には無頓着な私たち。でも、骨にとっては今がケアのしどきなのだと、介護予防の一線で活躍中の理学療法士・大渕修一先生。
「骨の強さを見る骨量は、20~30代がピーク。その後は徐々に減少してしまうので、ピーク時に骨量を上げておくことが大事です。若い時の骨量の蓄えが、老後の健康寿命に差をもたらします」
骨量を維持するために大切なのは、カルシウムをしっかり含んだ栄養バランスのいい食事、適度な日光浴、そして良質な睡眠だけど、プラスしたいのが骨に直接刺激を与えられる“かかと落とし”。
「ゆっくりと上げたかかとを、勢いよく床に落とすだけ。その刺激がかかとの骨から腰椎まで伝わり、骨を作る細胞・骨芽細胞を活性化します。ただ、筋トレと一緒で、回数を増やしたり、変化をつけないとトレーニングの効果が出にくくなります。かかと落としを1か月程度継続できたら、今度は階段の下り運動、次に縄跳び運動といったように徐々に骨への刺激を増加させるのをオススメします」
かかと落としのやり方
背筋を伸ばし足を肩幅に開いて立つ両足のかかとを上げて床にトン!と落とす
サポートアイテム
どこでも跳べる縄跳びで、かかと落としを楽しく実践。
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