2022年6月27日 18:10
ショックで突然月経が来る場合も! 災害時用に備えておきたい“フェムケアアイテム”
有事だからといって“布ナプキンにしなきゃ”などと生活を変えるのではなく、いつもの日常を続けていくことがストレス軽減にも繋がります。そのためには、物流が止まっても日頃と同じ下着や生理用品が使えるように、きちんと確保しておくことが必要に」
自分の日常の軸となるものを見つめ直すことも災害対策のひとつ、と冨川さん。
「お化粧もそう。被災後肌が荒れて落ち込んでいたけれど、メイクをした日から生き生きできた、という声もよく耳にします。それぞれの方が普段大事にしているものを継続していくことで、前向きになっていけるのでは」
最後に、災害対策の課題や今後期待する点を語ってもらった。
「東日本大震災の頃にはなかった“女性視点のケア”が、最近ようやく重要視されるようになってきました。ただ、多様化するジェンダーを含めていろんなニーズを伝えるには、一人一人が自ら声を上げていくことが重要に。まずは隣の人に『困っていることはありますか?』と聞くことからでもいいので、誰もが声を発しやすい環境を作っていくことが大切だと思います」
自分を守るために、災害時に知っておきたい3 つのポイント。
1、避難所ではなく、自宅で快適に過ごすための準備に焦点を。