森本萌乃「キャリアチェンジの際にはいつも以上に心身のケアを」 中元日芽香と語る女性の不調
ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、キャリアチェンジと女性の不調。転職など仕事における環境の変化と心身の不調の関係を、20代で転職と起業を経験した森本萌乃さんと中元日芽香さんで考えます。
キャリアチェンジの際は、いつも以上にケアを。
――森本さんは10年ほど前に大手広告代理店に入社したそうですが、当時はどのような生活でしたか。
森本萌乃(以下、森本):働きづめが当たり前で…「生理痛で休みたい」なんて口が裂けても言えない雰囲気でした。忙しさやストレスからか、同僚には生理不順になっている女性も多く、「私3か月生理きてないから、2か月こないなんて、まだまだ平気だよ!」とか、いま思うとありえない会話をしていましたね。
中元日芽香(以下、中元):そのような環境にいると、それが当たり前になっていくのはわかります。
代理店を退職後、転職し、並行して起業したそうですが、体調面で変化はありましたか。
森本:事業を軌道に乗せるためにがむしゃらになりすぎて、つらい生理痛や自律神経の乱れも重なり、貧血で倒れたことがありました。
中元:その後どうしたんですか?
森本:さすがにこれはただごとではないと思って、病院へ。