健康運動指導士でアロマテラピーアドバイザーの
小川りょうです。スクワット、ヨガやストレッチのレッスンに香りをプラスして、良い香りを吸い込みながら行う教室も好評です。同じ香りでも、人によって、濃度によって心地良く感じたり、香りが強すぎて気分が悪くなったり、不快に感じたりと大きく印象が変わります。そこでアロマに関する興味深い研究データを紹介します。
アロマの魅力・精油の持つチカラ
1.〇〇の香りで作業効率アップ!
ラベンダーのほのかな香りが情報処理能力を高める!?精油の希釈濃度を変えて脳波の変化を比較→0.1%(50mlの水に対し精油1滴)の低濃度では、情報処理機能を高める作用が期待できることが分かりました。また、1%(5mlの水に対し精油1滴)では、さらに集中力を高める作用が期待できることが分かりました。
鎮静作用で有名なラベンダーですが、ほのかな香りで脳機能を活性化し、作業効率や集中力の向上に役立つことが分かったのだそうです。

2.片頭痛をラクにする〇〇
香りで頭痛回数が低下する!?グレープフルーツ、イランイラン、オレンジスィートから1種選択し、夜間に芳香浴器をセットする。→香りで片頭痛の発生回数が減少したことが分かりました。
成熟期の女性に多い片頭痛。拍動性の痛みが4時間~3日ほど持続し、嘔吐したり動けなくなることもあります。そのような頭痛が月に1~2回から週に2日程度起きるため、日常生活に支障をきたすこともあります。お薬に頼る前にお試しください。

3.〇〇で女性ホルモンがアップ
10種の精油の香りを嗅いでエストロゲン濃度の変化を比較。→「ゼラニウム」と「ローズオットー」精油の香り刺激で、エストロゲン濃度が増加したことが分かりました。
女性ホルモンの1種であるエストロゲン。エストロゲンの減少に伴い、心身の不調に悩まされるケースが多くの女性で見られるようになります。また、子宮内膜を厚くする生殖に関する作用だけでなく、心身の健康と美に大きく影響します。
ローズオットーは高価ですが、ゼラニウムは比較的リーズナブルでフローラル系の愛らしい香りです。さらに睡眠・脳機能・心のバランス・髪や肌の美しさにも関わりがあります。是非お試しくださいね。

小川 りょう
スクワットアドバイザー/健康運動指導士