髪色を長持ちさせるためには何が必要?チェックしたいポイント
カラーはなぜ染まるの?
ヘアカラーは、アルカリの力で髪の表面のキューティクルを開いて、カラー剤の入る隙間をつくります。
髪の中にある色素(メラニン)を分解し、代わりにカラー剤の持っている色味を入れて、酸化させ定着させていきます。
髪の毛の色素を抜く<脱色>と髪に色味を入れる<発色>の2つの作用のコントロールでヘアカラーの仕上がりが決まります。
<CMC>
ここで大事になるのが、髪の中にある『CMC』というタンパク質の成分です。
この『CMC』は、前処理剤として補うことができます。
キューティクルの隙間から髪の中に入ったカラー剤は、髪の中の『CMC』とくっつき、シャンプーなどをしても色が抜けないシステムになっています。
傷んでいる髪の毛などはこの『CMC』等の成分が少なく、髪の中に留まらずに色がすぐに抜けてしまうので、傷んでいて『CMC』が少ないと判断した時は、前もって補ってもらいましょう。
髪の表面のキューティクルも大きく関係します!
健康な髪はキューティクルが数枚重なり、閉じている状態です。染める時には、一度そのキューティクルを開きます。
その一度開いたキューティクルの隙間から色がシャンプーなどの度に抜けてしまうのです。