ビューティ情報『【医師に聞く】私の口臭は虫歯が放つ腐敗臭が原因?!その関係と治療法』

【医師に聞く】私の口臭は虫歯が放つ腐敗臭が原因?!その関係と治療法

2018年4月6日 10:00
 

口臭の正しい原因を知って治す!岩城瑠美先生


その口臭は虫歯が放つ腐敗臭が原因かも?!

【医師に聞く】私の口臭は虫歯が放つ腐敗臭が原因?!その関係と治療法


念入りに歯磨きをしても、口臭が気になるという方が少なくないと聞きました。こういった場合、どのような原因が考えられるのですか。

「口臭の原因といっても、実は、その可能性となる要因は、種類がとても多いんです。例えば、ニンニクなど『食べ物』に由来するケース、鼻に膿が溜まる『蓄膿症』などの病気、『内服薬』が関連しているケースもあります。また、『虫歯』が原因になっているケースも多いんですよ」(岩城先生)

虫歯が口臭に、どのように関係しているのですか。

「虫歯でなくても、歯みがきで取れなかった食べかすが腐敗することで口臭の原因になることがありますが、虫歯ができると、そこに食べかすなどが詰まりやすくなります。

そういった食べかすなどが歯みがきをしても完全に取れないと、歯垢などで繁殖した菌によって発酵・腐敗し『悪臭のガスが発生』します。これが虫歯で口が臭くなる仕組みです」(岩城先生)

虫歯の進行と口臭の関係

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口臭の面からも、虫歯には注意が必要なのですね。

「虫歯が進行して、虫歯の穴が大きくなると、食べ物がより詰まりやすくなります。そういった状況で、さらに『虫歯が進行』すると、歯の神経が死んで腐敗してしまいます。腐敗した神経からは強い悪臭が発生するため、口臭が気になる状況に至ります」(岩城先生)

歯の神経が腐敗して臭うとは、聞いただけでも恐ろしい気がします。

「神経が死んでしまった歯は痛みを感じることができないため、虫歯が進行しているのに気づけない恐れがあります。痛みがなくても、定期的に歯医者さんで診てもらうことをお勧めします」(岩城先生)

やはり、定期的な歯科健診が大切なのですね。

「虫歯の初期についても症状がなく自分で気づくのは難しいですが、歯医者さんなら早めに見つけることができ、磨き方のチェックもしてもえます。特に、しっかり磨いたつもりでも口臭が気になるような場合は、早めにクリニックを受診しましょう」(岩城先生)

その他の歯のトラブルと口臭との関係

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この他にも、歯のトラブルと関係する口臭というものはありますか。

「美BEAUTEの読者世代に考えられる原因をいくつか挙げてみましょう。

*治療した詰め物や被せ物の適合が悪い
治療した詰め物や被せ物の適合が悪く隙間がある場合、それらの部位に歯垢や汚れがたまり、口臭が起きるケースがあります。

*歯根の化膿
歯の根の治療がうまくいっていないと、歯の根の先に膿がたまり、それが口臭の原因となります。痛みなどの症状がない場合もあるのですが、歯科医に相談すれば、膿が溜まっているかをレントゲンなどで検査することができます。

*歯根破折
神経がない歯は破折(はせつ:歯が割れたり欠けたりすること)しやすくなります。破折している歯は歯茎の中で膿がたまるため口臭の原因となるのです。破折していても初期の場合は痛みなどの症状がない場合もあるため注意が必要です。

*親知らず
親知らずは虫歯や歯周病になりやすい歯です。また、虫歯になっていなくても、斜めに生えてくることが多いので、食べかすが溜まりやすく、歯みがきでも取れにくいため、口臭が発生する可能性が高くなります。

親知らずが生えてきたら、放置せずに早めに歯医者さんで診てもらいましょう。お口の環境を良くするために抜歯が必要かどうか、診察してもらえます」(岩城先生)

虫歯による口臭を治したい!先端の虫歯治療法

【医師に聞く】私の口臭は虫歯が放つ腐敗臭が原因?!その関係と治療法


虫歯や歯のトラブルと口臭との関係が良く分かりました。そこで早速、歯医者さんに行ってみたいと思うのですが、最近の虫歯治療は、昔ながらの治療法や考え方とは少し違ってきていると聞きました。最近の虫歯治療とはどういったものですか。

「初期虫歯に関しては、『再石灰化』で治ることがあります。

虫歯は、『虫歯菌で歯が溶けた状態』です。ですから『唾液の力』で歯の溶けた部分を元に戻す『再石灰化』を促すべく、しっかり歯みがきをして予防すれば、初期虫歯は自然治癒できることもあるんです。
初期虫歯の治療には、歯医者さんで『フッ素を歯に塗ってもらう』ことが効果的です」(岩城先生)

初期虫歯であれば、削らずに治る可能性もあるのですね!

「虫歯になっていても症状がない場合が多く、症状が出る頃には神経を取らないといけなかったり、歯を抜かなくてはいけない場合もあります。ですから、症状がなくても定期健診は必要で、早期発見早期治療が大切と思います」(岩城先生)

すでに進行してしまっている虫歯には、どういった治療法があるのですか。

「当クリニックでは、単に虫歯を取るだけでなく、『二次虫歯になりにくい治療』をすることを大切にしています」(岩城先生)

二次虫歯とはどういったものですか。

「虫歯治療で一般的に使われている保険適応の『詰め物や被せ物(プラスチック・樹脂や銀歯など)』は、適合があまり良くなく隙間ができやすかったり、ばい菌や汚れが付着しやすいといったことなどから、『再び虫歯になりやすい(=二次虫歯)』『口臭が出やすい』といった欠点があります。

ですから、適合が良い詰め物や被せ物、歯垢(プラーク)がつきにくい素材を選ぶことが大切になるのだと思います」(岩城先生)

どういった素材がお勧めなのですか。

「これは自費診療となりますが、『セラミック』は、保険適応のものに比べて、適合も良く、歯垢も付着しにくいので、虫歯や口臭が起こりにくい状態を維持することができます。虫歯を治療する際には、そういった選択肢も考慮に入れて、歯医者さんと相談すると良いでしょう」(岩城先生)

歯医者さんは怖い、痛いというイメージがあって、つい嫌煙しがちですが、定期的な歯科健診が、とても大切であると改めて知りました。早速、歯医者さんへ行って、口臭や虫歯のない清潔な口元を手に入れましょう。

■監修
岩城瑠美 先生
吉樹デンタルクリニック 副院長/歯科医
  • ドクタープロフィール

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