2016年6月15日 15:34
生理中や排卵日前後はダブルパンチも? 「気圧低下」が引き起こす頭痛とは
と國本さん。
頭痛治療の第一人者である清水俊彦医師は、気圧低下に伴う頭痛のメカニズムについて次のように解説する。
気圧が下がると、人間の身体はおさえが弱くなるため微妙にむくむという。脳の血管もむくみ、血管の周囲に張り巡らされた三叉(さんさ)神経を刺激して、頭痛を起こすことが多くなるとのこと。
特に女性が気をつけるべき時期は、「月経期間と排卵日前後」と清水医師。女性ホルモンが変動し始め、脳の血管が拡張し片頭痛が起こりやすくなるという。「気圧の変化が激しく、かつ月経もしくは排卵日の2・3日前などは片頭痛を持つ方は警戒が必要です」とアドバイスしている。
清水医師は「気圧の変化自体は避けられない事象ですが、そこにさらに変化を加えないことが重要です」と、対処法についても解説。
危険因子が重なると片頭痛発作が起きる確率が高くなる。気圧や月経周期の他にも、脳の興奮性を高めるような要因を避けるなど、暮らし方を工夫し、予防や改善を心がけることが大切だという。
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