日本人の体型に合う国産の月経カップが発売 - 最大で12時間使用可能

イマリはこのほど、デザイン・製造とも国内で行った月経カップ「ROSE CUP」を発売した。

月経カップは膣内にシリコン製のカップを挿入して経血を溜め、一定時間をおいて経血を捨てるという使い方で、繰り返し使用可能な生理用品。海外ではナプキンやタンポンに次ぐ第3の生理用品として広まっているという。

ナプキンやタンポンと比べて長時間使用でき、漏れにくいのが特徴。経血が肌に触れないのでかぶれにくく、においや漏れも起きにくい設計になっているという。生理中の運動の制約から解放されるというメリットもあるとのこと。

月経カップを使用する場合、これまでは海外製品を輸入することしか選択肢がなかったが、同社はサイズ感やデザイン面など、日本人が抵抗なく手にとってもらえるよう、国内での月経カップ開発に取り組んだ。世界中のカップを研究し、日本人の体型に合うように海外製よりひとまわり小さく成形したという。

素材はアメリカの品質基準をクリアしたFDA登録のシリコンと着色料を使用した。また、経血の量を知ることで体調管理できるよう、カップの中にはメモリを打刻している。装着して最大12時間まで使用が可能としている。