インプラント治療後4割がトラブルに 歯科医師の間でも多い賛否の声

2016年11月9日 17:30
 


2016年11月8日(火)日本歯周病学会が行った初めての調査によって、3年以上前に歯のインプラント治療を受けた人のうち、40%が炎症を起こしたり、さらに感染によって顎の骨が溶けるトラブルが発生していることが明らかになりました。

比較的新しい技術と言えるインプラント治療ですが、その実態はどのようになっているのでしょうか。

今回は「歯のインプラント治療」について、医師に解説をしていただきました

歯のインプラント治療とは


何らかの原因で歯を失った方が、入れ歯よりもより自分の歯に近い感覚、自然な見た目を手に入れるために行われることが多い治療で、顎の骨に金属を埋め込んで人工歯を固定するものです。

治療費用
人工歯一本当たり30万から40万と高額になっています。

インプラント周囲炎とは


インプラントの部分に発生する炎症のことです。歯周病と同じような状態ですが、インプラントではより防御機能が低く病気が進行しやすいといわれています。

症状
・歯肉が赤くなる
・歯がぐらぐらする
・歯茎がやせてしまう
・膿が出る
・歯茎がはれる

治療
インプラント周囲炎は、有効な治療法が確立されていません。状況によって感染に対する抗生剤の使用や、痛みや炎症を抑えるといった対症療法などが行われるものと思われます。

歯のインプラント治療後に行うべきメンテナンス

内容
インプラントの状態やかみ合わせなどを確認したり、歯やインプラントの清掃状態の確認を行います。

費用
1本の歯につき、5,000円から1万円程度に設定されていることが多いと考えられます。

歯のインプラント治療のメリットとデメリット


メリット
見た目が自然で、自分の歯のように噛める

デメリット
外科的な処置を必要とする上、患者さんの条件(持病や歯の状態など)によっては行えない場合があり、高額になることが多い。

インプラント治療に対する歯科医師の意見

インプラント推奨派歯科医師の意見
・安全である
・自然に噛める
・見た目がナチュラルである
・ブリッジを作るために健康な歯を削りたくない
・歯が抜けてしまった場合にほかの治療の選択肢が限られる

インプラント否定派歯科医師の意見
・異物である
・傷の治癒がしっかり行われておらず不安定である
・インプラント周囲炎の危険性がある
・インプラントからの感染が顎の骨などを溶かす可能性がある

総括
歯を失っても自然にものが噛めるということはすごいことだと思いますが、4割もの方が術後のトラブルを抱えているということは深刻な結果ではないでしょうか。

今後、どのようにインプラントを扱っていくか、今一度検討が必要な内容ではないかと考えられます。

医師からのアドバイス

インプラント治療を行う予定や希望のある方は、今一度メンテナンスや処置の内容に関して確認し、納得したうえでおこないましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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