生涯未婚率が過去最高に…結婚離れの要因と懸念される孤独死対策とは?

2017年4月20日 19:00
 


2017年4月5日(水)、厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が行った調査で、50歳までで結婚の経験がない人を示す「生涯未婚率」の割合が2016年度が過去最高を更新したことが判明しました。(参考)

現代において結婚しない人が増えた原因、そして未婚によってどのような問題が懸念されるのでしょうか。

今回は未婚の要因、未婚に関連して懸念される問題や、対策などをまとめてみました。

生涯未婚率、結婚離れが増加している背景

生涯未婚率が過去最高の割合
出典:「平成27年版厚生労働白書 」

厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所の調査によって、2016年の生涯未婚率が男性23.37%、女性14.06%だったことが判明し、2011年の前回調査と比べ、男女ともに3ポイント超増加し、過去最高となりました。

結婚離れが顕著に表れており、日本の生涯未婚は男性のほぼ4人に1人、女性のほぼ7人に1人となりました。

結婚しない人が増えている背景
2016年に厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が18~34歳の未婚者を対象に行った別の調査では、「いずれは結婚したい」と考えている男性は86%、女性89%と、結婚願望がある人は高い水準でありました。

しかし、結婚に踏み切れない理由として「結婚資金」を挙げる人が男女ともに40%を超え、雇用の不安定化によって、結婚を金銭的な理由でためらう人が増えていると考えられます。

《参照》
・産経ニュース

結婚しない「ソロ充男」が増えている?


最近では、結婚できないわけではなく、結婚をあえて選択しない「ソロ充男」が増えていると言われており、特に20代男性に増加しているそうです。

ソロ充男と呼ばれる男性が、結婚をしない理由としては以下のような事柄が考えられます。

ソロ充男増加の理由
■ 自分一人の時間を大切にしたい
■ お金を自由に使いたい
■ 配偶者の親などの人間関係が煩わしい
■ 子どもをほしいと思わない
■ 現在の収入では結婚は考えられない
■ 親からの結婚に対するプレッシャーが減ってきている
自分に合った幸せを考える中で、結婚という概念が選択肢に現われない「ソロ充男」の存在が、生涯未婚率の増加の理由の1つとも考えられます。

女性に見られる婚活うつ


生涯未婚率の増加の中、理想の結婚相手を探すための婚活を行う人々もいますが、婚活中にストレスや疲労によって精神に悪影響を受けたり、体調を崩してしまう「婚活うつ」が問題視されています。

なかなか思うようなご縁が結べないにも関わらず、パーティーに出席する肉体的負担や、相手から断られるなどの精神的負担が、婚活を非常に辛くさせてしまうケースもあります。

婚活うつの症状
■ 自信喪失
■ 人に会うのが嫌になる
■ 既婚者の知り合いに会うのが苦痛になる
■ 結婚といった2文字に敏感に反応してしまう

婚活うつ対策
婚活に疲れてしまったら、婚活を休んでみるのも一つの手ですし、結婚とは関係のない人付き合いも大切な事柄となります。

また、婚活が上手くいかないのは、自分や相手に原因があるわけではなく、縁がなかった、といった考え方も大切です。

適齢期や結婚の身にとらわれず、気楽な友達を作るつもりでフラットな気持ちで参加してみるのも良いかもしれません。

■ 婚活疲労外来
一部の医療機関には、婚活うつを対象にした専門外来を設けている場合があるようです。

婚活のストレスが自身の体調に悪影響を与えている場合などは、思い切って専門外来を受診してみてはいかがでしょうか。

未婚によって懸念される独身男性の孤独死


日本人男性の生涯未婚率増加によって懸念されるのが孤独死であり、近年では40代独身男性の孤独死が年々増えつつあり、問題視されております。

40代男性の孤独死増加の理由
家庭を持っていれば、体調の異変や、検診で指摘項目があった場合に責任感から病気を治そうとするものですが、未婚だと動機づけが起きにくいと考えられます。

また、雇用の不安定化によって、医療費をかけないようにするようにしてしまいがちです。

上記のような理由によって、病気の早期発見や治療ができなくなり、孤独死につながるケースが考えられます。

孤独死の要因となる疾患
■ 脳梗塞
■ 心筋梗塞
■ くも膜下出血
■ 糖尿病
■ 精神疾患など

孤独死防止するアプリ
近年では孤独死を防止するために、スマートフォンを一定時間充電し続けたままにしておくと、自動的に助けを求めるメールが事前に登録されている家族や友人に発信されるアプリも開発されております。

老後の孤独死を避けるために行われている対策


40代独身男性に限らず、未婚で老後を迎えた場合にも、孤独死のリスクが高くなると考えられます。

老後の孤独死防止対策としては、近所に頼れる知り合いを持つことが一番有効と言えるでしょう。

しかし、社交的な性格ではなく、人見知りをしてしまうといった方もいるため、1人暮らしの高齢者に対する見守りサービスが全国各地で展開されるようになっています。

水道メーターを定期的に点検
兵庫県のある団地では、水道メーターを定期的に点検するようにし、メーターが動かなかった場合などにはご家族と連絡をとり、様子を見に来てもらう、という取り組みを自治体が行っているようです。

緊急時安否確認事業
2014年の夏より、大阪府の寝屋川市社会福祉協議会がスタートさせた事業で、65歳以上1人暮らしの方の中で希望者から合鍵を預かり、緊急時に安否を確認するといったサービスを行っています。

合鍵を用いた立ち入りの目安は「新聞や郵便物がポストに溜まっている」「洗濯物が何日も放置されている」などといった状況より判断されます。

定期巡回
定期巡回として、新聞配達員や、宅配ドライバーによる安否確認も様々な地域で展開されています。

軽費老人ホーム
1人で暮らすのではなく、施設に入ってしまうということも孤独死を防ぐ一つの手であります。

老後を1人では不安、といった方が入居できる軽費老人ホームといった施設があり、福祉法人や地方自治体の運営している福祉施設なので、費用が安く済みます。

しかし、軽費老人ホームには入居基準があり、資産や収入が低い人は入居に有利になりますが、要介護の場合などには対応していないので注意が必要です。

最後に編集部から一言


年々増加する生涯未婚率よって、様々な問題が懸念されてきています。今後結婚したい、という人々が前向きになれるような社会になることが望まれます。

(監修:Doctors Me 医師)

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