ビューティ情報『又吉直樹が「18歳の頃にSNSがなくて良かった」と言った理由』

2020年9月30日 17:10

又吉直樹が「18歳の頃にSNSがなくて良かった」と言った理由

表現欲求が満たされてきて、しんどさが軽減されたことで、視界が開けてきたのかもしれない。

そしてそんな20代の終わり頃、29歳の時、初めて文章を連載する仕事が舞い込んできた。

又吉直樹


■自分が「どういうものになりたいか」の先にあるもの

20代の間に表現と葛藤し続けてきた彼は、雑誌でコラムを書いたり、共著を出したりと、徐々に文章を発表する場を与えられるようになってきた。そして29歳の時、編集者から「連載を始めてみないか」と声を掛けられた。それが『東京百景』のもととなった自伝的エッセイの始まりであり、上京から10年が過ぎた頃だった。

『東京百景』という作品は、太宰治の『東京八景』に擬えたものだ。作中に太宰はこう書いていた。

“私は、ことし三十二歳である。日本の倫理に於ても、この年齢は、既に中年の域にはいりかけたことを意味している。また私が、自分の肉体、情熱に尋ねてみても、悲しい哉それを否定できない。覚えて置くがよい。おまえは、もう青春を失ったのだ。もっともらしい顔の三十男である。東京八景。私はそれを、青春への訣別の辞として、誰にも媚びずに書きたかった。”

30代に差し掛かった折の、連載の打診。

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