2017年4月7日 14:30
ブルガリ新フレグランス「スプレンディダ」をレポート、イリス・ローズ・ジャスミンを主役に名作が蘇る
は、ダマスクローズをたっぷりと使用し、さらにフローラル感を増した「ローズ ローズ」として登場。調香師・ソフィー・ラベが改めてバラについて考え、思考を重ねた結果たどり着いたのは、ダマスクローズの香りを限りなく正確に再現させるために、エッセンスとアブソリュートをメインに使うことだった。
グリーン味が加わり、官能的でスパイシーな印象のローズ アブソリュート。そして、芳醇でローズのつぼみの爽やかな香りをもたらすダマスクローズ エッセンスの2種類を惜しげもなくたっぷりと組み合わせることで、つぼみから満開を迎え、朽ちていく、ローズの一生を縁取るように香り立つ。
ジューシーでフルーティーな「ローズ ローズ」の始まりは、みずみずしいシトラス調のノートから。マンダリンには、ムスキーな印象のホワイトマルベリーを添えた。イキイキとしたトップノートに対し、主役が現れるミドルノートは官能的な印象。ダマスクローズ エッセンスが生み出す女性らしさと、ダマスクローズ アブソリュートのセンシュアリティが組み合わさり、大きく花を開く。
ラストは、サンダルウッドが生み出す貴重なウッディ調の香りと、ムスクが溶け合って、ソフトで穏やかな終わりを迎える。