紫外線吸収剤は紫外線のなかでも波長の短いUV-Bを吸収するタイプが多く、波長の長いUV-Aを吸収できない成分も。この場合、紫外線反射剤と合わせて配合されることが多いです。
UV-AとUV-Bの違いUV-A
波長が長く肌の奥まで届く紫外線。シミの原因となるだけではなく、コラーゲンにダメージを与え、シワやたるみを招くことが分かっています。
また、ガラスや雲をすり抜ける性質を持っているため、曇りの日や室内でも影響が。UV-Aを防ぐ機能は+~++++で表されています。
UV-B
波長が短く、表面の細胞を傷つけて炎症を起こす紫外線。肌表面が赤くヒリヒリするような日焼けの原因に。
量としては紫外線全体の1割程度であるため、直射日光に当たらないようにすることで防ぐことも可能。
UV-Bを防ぐ機能はSPFで表され、最大値は50です。
紫外線吸収剤のメリット
- 滑らかで伸びがいい
- 無色透明で白っぽくならない
- 汗に強い
紫外線吸収剤のデメリット
- 有機化合物がアレルギー反応や刺激となる場合も
- 化学変化が敏感肌に刺激となる場合も
- 熱が発生する際に水分が蒸発するため肌が乾燥することも
- 単独ではUV-Aを防げない成分も
- 落とすときにクレンジングが必要
代表的な紫外線吸収剤
- メトキシケイヒ酸オクチル
- オキシベンゾン-3(2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン)