その白血球が細菌を中に取り込んで殺菌するときに酸素を消費し、活性酸素をつくりだして、その毒性で破壊するのです。
このように活性酸素は適量であれば、健康維持のために必要な物質です。しかし、過剰に発生すると正常な細胞までも破壊するおそれがあるので、気を付けなければなりません。
活性酸素が与える肌への影響は?
人は呼吸をして酸素を取り入れますが、そのうち2%は活性酸素と言われています。その活性酸素はとても不安定な物質なので、何かにくっついて安定した形を取ろうとします。しかし、くっつかれた物質は酸化されてしまうため、それが肌トラブルの原因となります。
活性酸素が肌へ与える影響についてお伝えします。
炎症
通常、活性酸素が放出されるのは細菌が体内に侵入し、その細菌を破壊するときです。
しかし、細菌など体内に害となる物質がないときに活性酸素が放出されるのが、炎症を起こしているときです。
例えばアトピー性皮膚炎や、ニキビなどがあげられます。
シミ
活性酸素による細胞の酸化は、メラニン色素を誘発させます。メラニンの生成が過剰になるとシミになり、定着してしまうとターンオーバーでも取れにくくなってしまいます。