2019年9月22日 12:00
筋肉は増やせば良いわけではない!?「筋質」を上げる方法
筋肉の質が良い状態とは?
出典:byBirth
- 筋線維が密になっている
- 筋繊維の周りの組織(水分・脂肪・結合組織)が少ない
この状態は、筋肉の質が高いといわれています。
これまでは、加齢とともに「筋肉の量」が減ることがよく指摘されていました。近年は、それだけでなく、筋線維以外の組織が増えてしまうといった「筋肉の質」の変化が重要視されています。
では、筋肉の質が下がると、どのようなことが起こるのでしょうか?
筋肉の質が下がると、どうなる?
出典:byBirth
見た目では、筋肉の太さは変わりませんが、押してみると筋肉にハリがなくなっていることが多いようです。筋肉の質が下がると、加齢とともに転倒するリスクが高くなることが報告されています。
筋肉の質を高めるためには、日々の運動が欠かせません。その効果を、筋肉の質を点数化して調査した研究では、
- 20代男性では筋肉量・筋肉の質が高くなった
- 30代女性では筋肉量は変わらないが、筋肉の質が改善した
とのこと。(タニタ体重科学研究所のデータ)
また、運動の強度については、「少し背伸びをしているくらいの強度」がおすすめです。例えば、ウォーキングを1時間しても特にしんどさ等を感じない場合は、ウォーキングでは筋肉の質を高めることは難しいというわけです。