2019年9月23日 12:00
管理栄養士が解説!結局、イソフラボンは1日どれくらい摂れば良いの!?
上限値については、毎日摂取する量の平均値とし、上限値を超えたからといって直ちに健康被害が起こるわけではない、とのこと。
上限値が定められた根拠とは?
イタリアの研究で、閉経後の女性に5日間イソフラボン150mgを投与したところ、子宮内膜増殖が6例あったと報告されています。
また、日本人のイソフラボン摂取量は1日70mg以下という調査があるため、
- 150mgの半量である75mg
- 国内で健康被害がみられていない
ことから、1日の上限を「70~75mg」と設定したようです。
もし摂り過ぎたらどうなるの?
出典:byBirth
結論からいうと、「上限値をこえて摂取しても、直ちに健康被害が発生するわけではない」とのこと。
日本には、昔から納豆や豆腐など、大豆製品を食べる文化があります。日本人の平均寿命も、大豆をよく摂っていることが要因であると言われているほどです。しかし、大豆製品を食べすぎたことによる健康被害は報告されていません。
もちろん、健康に良いといわれているものでも食べすぎにはリスクがありますが、イソフラボンの上限値に過剰に反応することのほうが、デメリットが大きいと考えられます。