リンパ節とは下水処理場にあたるもので、リンパ液をろ過して不要なものを取り除くフィルターのような役割を果たしています。
膝窩リンパ節への流れが阻害されてしまうと、老廃物を運んだリンパ液は行き場を失い、ふくらはぎに滞留してしまうことになります。膝窩リンパ節は膝の裏側にあり、膝を曲げると圧迫されて流れが悪くなります。そのため、血液やリンパの流れを促進させるには、「膝を伸ばした状態でのふくらはぎへのストレッチ」が有効と言えます。
膝を伸ばした状態での「ふくらはぎの筋肉へのストレッチ」
出典:byBirth
上の写真のように脚を前後に開き、後ろ足のかかとが床から離れないように気をつけながら、前脚の膝に両手を乗せて重心を前に預けることで、後ろ脚のふくらはぎの筋肉である「腓腹筋」がストレッチされます。
左右それぞれ、ふくらはぎの筋肉が心地よく伸ばされていることが感じられる強度で、20~30秒間伸ばし続けるようにしましょう。
ポイント
重心を前脚に預けるようにします。そうすることで、膝関節をまたがってかかとの骨に付着している「腓腹筋」というふくらはぎの筋肉がしっかりとストレッチされるようになります。