2021年2月4日 16:00
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「腰痛」が起こるメカニズム
まずは腰痛がどのようにして起こるのか、そのメカニズムについてお伝えしておきましょう。
人間の背骨は本来、横から見ると緩やかなS字状の弯曲を描いています。緩やかなS字状の弯曲を描くことで、背骨にかかる荷重や衝撃を分散させることが可能となるのです。
しかし、背中を丸めた悪い姿勢をとり続けたり、ヒールの高い靴を履き続けたり、いつも同じ方の肩にバッグをかけていたりなどが原因で、この緩やかなS字状の弯曲に歪みが生じてしまいます。
特に腰の部分は重い上半身を支えることになるので、大きな負担がかかってしまいます。その負担が蓄積した結果、腰痛が生じると言われています。
出典:byBirth「腰への負担が強くなった状態」とは…
「腰に負担がかかった状態」について、具体的にお伝えしていきましょう。
先程、「人間の背骨は本来、横から見ると緩やかなS字状の弯曲を描いている」とお伝えしました。
具体的には、頚椎が前弯して胸椎が後弯、そして腰椎が前弯した状態です。このS字状の弯曲が崩れてしまうと、腰椎の前弯が過剰になるか弱くなった状態になります。
腰椎の前弯が過剰になると、それに伴い骨盤の前傾も強くなります。