大胸筋、小胸筋といった胸の筋肉の緊張が強くなると、肩が前に入った状態となり、猫背の姿勢になってしまいます。
そのため、胸の筋肉の緊張を緩めることで肩甲骨を内側に寄せやすくなり、猫背の姿勢の改善につなげることができます。
(3)肩甲骨内転方向への動きを高める動的ストレッチ
出典:byBirth
肘から手のラインを顔の前で合わせて肩甲骨を外側に開き(写真左)、肘から手のラインを離していきながら肩甲骨を内側に寄せる(写真右)という動作を10回繰り返します。肩甲骨を内側に寄せる動作を少しずつ大きくしていくことが、可動域を広げるためのポイントです。
必ず高めたい動きで終わるようにしましょう。この場合、肩甲骨を内側に寄せる動きを高めたいので、必ず肩甲骨を内側に寄せる動きで終わるようにします。
ストレッチを効果的に行う上で注意すべき点
出典:byBirth
最後に「ストレッチを行う上で注意すべき点」を1つだけお伝えしておきましょう。
それは、伸ばしたり動かしたりして痛みや違和感がある場合は、ムリをせず中止するということです。
「可動域を広げたい!」という気持ちが強すぎて、痛みや違和感を無視して伸ばしてしまいますと、筋肉を痛めてしまうからです。