涙は生きる上で大切なものです。心を動かされた時や刺激から目を守る反応などいろいろな働きをします。今回は涙について理解を深めてみましょう。
涙は人生の始まり
生まれてすぐ私たちは泣きました。それは「ここにいます。助けてください。」と周りの人に必要伝えるサインです。大人になっても涙は、助けを求めるサインの役割もしています。
泣くと元気になる
「泣くと気持ちが楽になる」とよく言います。実際に泣いた後は心が軽くなり、少しリラックスをします。実験で60人に悲しい映画を観せたところ、28人が涙を流しました。その後検査をすると、涙を流した人の方がその後すっきりとしているという結果になりました。泣いた後は体や気持ちのバランスを取りやすくなるのです。
目の乾きや痛みを知らせる
パソコンの前、冷暖房の前に長時間いると、目が乾燥したり、痛みを感じたりします。目を使い過ぎている時などは涙で守ろうとするため、目薬で潤いを補うようにして、早く対策をしましょう。
涙は全部同じではない
目に潤いを与えるために身体が反応した涙と、喜び・悲しみを感じた時の涙は成分が違います。実際に、感情の涙はタンパク質、マグネシウム(血中に含まれているもの)