年末は忙しい上にクリスマスや忘年会などが続き、食生活が乱れやすく、健康管理やウエイトコントロールが難しくなります。忙しかったり外食の機会が増えると、加工食品や洋食、肉料理の摂取量が増え、飽和脂肪酸の摂取が増えやすくなります。
油の成分である脂肪酸には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。乳脂肪、牛脂やラードなどの飽和脂肪酸(長鎖脂肪酸)は、摂り過ぎると体脂肪になり体内に溜まり動脈硬化の原因になります。また、カップ麺や冷凍食品、パンやお菓子などに使用されているパーム油やショートニングなどにも同様の働きをする脂肪酸が含まれているので、注意が必要です。
油(脂質)はエネルギー源であり、ホルモンや細胞膜生成など生命活動に関わりの深い大事なものです。脳の機能とも関連していて、脂質が不足するとイライラしたり、ストレスに弱くなり免疫を低下させます。アンチエイジング効果や美肌効果もあり、特に冬は美容にも欠かせない食材です。
上手に油を取り入れて、心身ともに潤いを与えていきましょう。
油(脂質)を減らすには
・肉の摂取が多いときは、魚やひれ肉、ささ身、胸肉など脂肪の少ない部位を意識的に選びましょう。