ひとり親家庭の児童のために支援される「児童扶養手当」とは

2017年5月19日 08:10
 



父親だけ、母親だけの「ひとり親家庭」が子供を育てるには経済的に大変なこともあります。条件を満たしていれば「児童扶養手当」が支給されますので、どのような場合に受け取ることができるのか、また、申請方法などもご紹介します。

ひとり親家庭を助ける「児童扶養手当」って、どんな制度?

いろいろな理由でひとり親家庭になった場合に支給されるのが「児童扶養手当」です。「児童」とは、18歳未満の児童、または中度以上の障害のある20歳未満の児童のことです。「児童扶養手当」は、経済的負担が大きいひとり親家庭において、子供を育てるために支援してくれる制度であり、お住まいの市区町村の窓口に申請して受給することができます。平成22年からは父子家庭も対象になり、平成24年からは配偶者からのDVで裁判所から保護命令が出た場合にも支給されるようになりました。

「児童扶養手当」を受け取れる条件とは?

「児童扶養手当」を受け取るためには、次のような条件があります。

・両親が離婚後に父、または母と生計をともにしていない

・父、母のどちらかが死亡した

・父、または母に障害がある

・父、または母が生死不明である

・父、または母の申し立てで保護命令を受けている

・父、または母から1年以上遺棄されている

・父、または母が1年以上拘禁されている

・婚姻以外で生まれた

・遺棄等で両親が不明である

「児童扶養手当」を受給するための手続きについて

住んでいる市区町村の窓口で手続きをしましょう。必要な書類を揃えて担当の課で相談、提出します。家庭の状況などにより、書類の数や種類が違うことがありますので、確認しましょう。

申請に必要な書類
・児童扶養手当認定請求書

・申請する人と児童の戸籍謄本、または抄本

・世帯全員分の住民票

・外国籍の人は在留カードなどが必要です。

・その他、書類が必要な場合があります。市区町村で設けている窓口で確認してください。

・平成28年1月からは、手続きにマイナンバーが必要な場合があります。

戸籍謄本や住民票は、申請する日から3か月以内に取得したものが必要になります。印鑑や金融機関の通帳、本人確認ができる免許証かパスポートなども持っていきましょう。

「児童扶養手当」を受給するにあたって注意することは

「児童扶養手当」の対象にならない場合
次の条件に当てはまる場合は「児童扶養手当」が支給されません。誤魔化して受給すると、後で返還を求められます。

・児童、または請求する人が日本国内に住んでいない

・児童が里親に育てられている、または福祉施設などに入っている

・児童が父、または母と生計をともにしている(親に障害がある場合を除く)

・児童が父、または母の配偶者に養育されている(事実婚を含む)

申請者の所得制限と支給額について
申請者の所得によっては、受給できない場合があります。全額支給と一部支給の場合では限度額が異なり、子供の人数によっても変わってきます。たとえば子供が一人で全額支給対象の場合は、57万円未満です。詳しくはお住まいの市区町村のホームページを見るか、町役場や市役所などに問い合わせて確認するとよいでしょう。また、養育費や各種控除がある場合は、所得金額の算定対象になります。

児童扶養手当が全額支給される場合、一人目は月額42,330円になります。二人目は10,000円が加算され、三人目からは6,000円が加算されます。認定されると翌月から年に3回に分けて、4か月分ずつ指定した口座に振り込まれます。

認定後に必要なこと
児童扶養手当が認定され、支給されるようになった後になんらかの変更があった場合には届け出が必要になります。

・住所が変わった

・公的年金が支給されるようになった(年金額により受給できる場合があります)

・婚姻した

その他、各種変更で届け出をしなかった場合には、変更後に支給された分を後で返還しなければいけませんので注意しましょう。また、受給中は毎年8月に「児童扶養手当現況届」を出さなくてはいけません。この提出がないと8月以降の受給ができなくなります。必ず届け出をしましょう。

「児童扶養手当」支給停止について
児童扶養手当の受給が5年続いた場合、また支給開始の理由が発生してから7年たった場合は、手当の一部が支給されなくなるので注意が必要です。ただし、就職活動中である、訳があって仕事ができない場合は適用されない場合もあります。詳しいことは役所で問い合わせてみましょう。

「児童扶養手当」の問い合わせ先や相談先は?

児童扶養手当の相談および申請窓口は、現在居住している市区町村を所管する役場となります。

記事監修:森裕司

新着ビューティまとめ
もっと見る
子どもの教育アンケート
もっと見る
ピックアップ
現在の賛同数:
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
ピックアップ
上へ戻る

Copyright © 1997-2017 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.