2018年8月12日 11:00
睡眠の神の手が伝授「副交感神経を活発化する背伸びのやり方」
これを本来ある位置に戻すことで、筋肉の緊張をゆるめることが大切。もっとも簡単で効果的な方法が「背伸び」だ。
「首、胸、腰、足、どれかひとつでもゆがんでいるとリラックスできません。現代人はふだん、背伸びをしないので、背伸びでふだん使わない筋肉や筋を伸ばし、日中にゆがんだ体を元に戻すことができるんです」(仲野先生・以下同)
「背伸び」のやり方は次のとおり。
1)肩幅と同じに足を広げそろえて立つ。このときのセンターの基準は両足の人さし指。
2)つま先を上げた状態で、体を左右、前後に振って、いちばん重心バランスのよい姿勢を見つける。
3)床を足の裏全体でつかむように立ち、手のひらが外を向くように組み、ゆっくり手を前正面いっぱいに伸ばす。
4)前に組んだ手を真上まで上げる。このとき、手のひらといっしょに顔も上げる。
5)そのまま、顔だけを正面に戻し、背伸びをしながら、ゆっくり息を吸う。
6)10秒後、息をゆっくり吐きながら、両手を左右に下ろしていく。
「毎晩1回、毎日続けることで、徐々に真上まで上げられるようになります。継続が第一」
背伸びといっしょに行う深呼吸も、副交感神経を活性化するのにかかせない要素。