2018年8月24日 06:00
日本は規制が緩い?欧米で議論呼ぶ除草剤メーカー側の言い分
日本での発売元である日産化学に聞いてみた。
「弊社は『ラウンドアップ』の有効成分であるグリホサートには、発がん性がないと判断しており、今回の判決が農薬規制当局の従来の判断に影響を与えるものではないと考えております。商品のラベルに記載されているように、使用時に農薬用マスクや手袋を着用するなど使用方法を順守いただければ、安全にご使用できると考えております」(広報室)
最後に山田さんが語る。
「サンフランシスコでの判決が、日本においても大きな転機になることを期待します。海外では使用できない国もあります。日本でも個人使用の禁止だけでなく、小さい子どもへの影響を考えて、公園や道路など公共施設での使用をやめるべきです。除草剤の安易な使用は控えるべきでしょう」
320億円という巨額判決が世界に与えたインパクトは、金額以上に大きかった。
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