2019年1月31日 16:00
代謝をあげて「脂質異常症」を防ぐ、キーは「タンパク質と快眠」
・150mg/dl以上→高トリグリセライド血症
いずれかひとつでも該当すれば、脂質異常症に当てはまる。大事なのは、悪玉コレステロールと善玉コレステロールのバランスなのだ。
悪玉コレステロールや中性脂肪が増えやすいのはどんなタイプの人なのか?それは「代謝が低下しているタイプです」と池谷先生は指摘する。代謝が低下していると、食べすぎなくても太ることもあるという。
「特に女性は、40代以降、女性ホルモンが減少することから悪玉コレステロールが増加しやすくなる。さらに、代謝の力が著しく低下すれば、中性脂肪が増加し、超悪玉コレステロールも増えるのです。代謝が悪くならないように意識して、超悪玉や中性脂肪を体の中に増やさないようにしましょう」
脂質異常症を抱えている人、そしてそのおそれがある人は、「食事と睡眠」を変えていく必要があると池谷先生は話す。
「まず食事。
代謝を上げるには、体の“燃費”の良し悪しを決める筋肉の原料、タンパク質をしっかりとることが必要です。サバ缶やイワシ缶には、豊富なタンパク質とともに、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれており、食欲を抑制して、中性脂肪を減らしてくれるだけでなく、善玉コレステロールを増やす効果が期待できます。