ビューティ情報『小説家・藤原緋沙子が告白、乳がん治療「コータック」の効果』

2019年2月23日 11:00

小説家・藤原緋沙子が告白、乳がん治療「コータック」の効果

そこに私は望みを託したんです」

小川さんのいた高知大での検査時点で、さらに大きくなったがんは、5センチ大にもなっていたという。

「すでにリンパ節への転移も2カ所あり、ステージ3Bの状態でしたので、小川先生の所見では『余命3年』でした。’07年1月に検査を始め、3月から新治療にチャレンジしたんです」

その新治療「コータック(KORTUC)」を開始すると、がんは瞬く間に小さくなった。

「3月中旬の3回目の注射で、5センチ大からわずか19ミリにまで縮小したんです。さらに1カ月後の4月には、腫瘍マーカーは健康な人と同じ数値に。そして5月30日の検査ではとうとう、リンパ節のものもすべて『消失しています』と。骨や肺に転移する前に、がんをゼロにできたことに、感謝以外ありませんでした」

その後、10年以上たったいまも、藤原さんは「再発なし」で、精力的に執筆に励む毎日。転移がんをこれほど劇的に退治した新療法とは、どんな仕組みなのだろうか。
小川さんが解説してくれた。「手術でがんを切除するのに比べて、放射線治療の効き目は『イマイチ』と思われていることに、40年前から疑問を持っていました。

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