2019年3月1日 06:00
岩橋玄樹、松島聡も告白…「パニック障害」が持つ3つの特徴
そもそもパニック障害には、大きく3つの特徴があるという。
「1つ目は『パニック発作』。代表的な症状は激しい動悸や息切れ、発汗などです。場合によっては『このまま死んでしまうのではないか』という恐怖感にも襲われ、救急車を呼ぶことも。しかし、多くは30分ほどで治まるほか、血液検査や心電図検査でも異常が見つからないので、『気のせい』『詐病』と言われてしまうこともあるのです」(宮沢先生・以下同)
2つ目の特徴が「予期不安」。
「こうした発作を繰り返すと、『また発作が起きたらどうしよう』と強い恐怖感を抱くようになります。これが『予期不安』です」
予期不安が続くと、エレベーターや電車など、閉鎖空間に身をおくことが難しくなり、人が集まる場所にも行きたくなくなってしまうという。
「これが3つ目の『広場恐怖症』です。
これらが悪化するとひきこもりがちになるため、日常生活に支障をきたし、やがてうつを併発しかねません」
さて、パニック障害は女性に多いというが、その発症と女性ホルモンは関係しているのだろうか。「いいえ。詳しくははっきりしていないことも多いのですが、発症には脳内神経伝達物質が関わっているといわれています。