2019年5月15日 06:00
“血管年齢”若返りに効果か、医師語る「焼きバナナ」のメリット
■オリゴ糖
腸内の善玉菌のエサとなるため腸内環境を整え、免疫力アップにつながる。
■ビタミンB群
脂質・糖質代謝を促すほか、脳に神経伝達物質セロトニンの分泌も促す働きもあり、うつなど気分の落ち込みの予防・改善にも。
■ポリフェノール
抗酸化作用が有名。血管を丈夫にし、動脈硬化の予防も。
「さらに、バナナのいいところは、エネルギー量が多く、腹持ちがいいこと。よくスポーツ選手が試合前にバナナを食べていますが、この理由からです。エネルギー補給になるうえ体の機能も高めてくれる。ふだんの生活では、朝食べるのが、もっとも効率よく体に吸収されます。
量は1日1本で十分です」
工藤先生の患者さんでダイエットに成功した人には、朝にバナナを食べている人が多かったという。
「毎日食べ続けている人は1カ月で2~3キロは落ちていました」
そんなバナナについて、栄養士でフードコーディネーターの若宮寿子さんは次のように語る。
「バナナは一年を通して、比較的安い価格で求められますから、懐ろにもうれしい食品です。さらに、バナナは加熱すると甘さが増すので、砂糖を使う必要がありません。パンやごはんの代わりにバナナを加えることで炭水化物を控えることができますから、ダイエット食としても理想的。